賃貸で窓ガラスが割れたらどうする?費用負担の仕組みや正しい対処法を解説!

賃貸物件に住んでいると、ある日突然「窓ガラスが割れてしまった」というトラブルに見舞われることがあります。飛来物が当たったり、子どもが誤って物をぶつけたり、あるいは自然現象によってガラスが破損することも珍しくありません。
しかし、賃貸ならではのルールや費用負担の仕組みがあるため、自己判断で行動してしまうと後からトラブルにつながる可能性があります。また、割れたガラスは非常に危険で、放置するとケガだけでなく、防犯面や雨風の侵入といった二次的な被害も起こり得ます。
本記事では、賃貸で窓ガラスが割れたときに必要な具体的な対応方法から、費用負担の考え方、業者依頼のポイント、自然破損の知識まで、トラブルを避けるために知っておきたい情報を分かりやすく解説します。賃貸物件にお住まいの方で窓ガラスが割れてしまってお困りの方はぜひとも参考にしてみてください。
目次
賃貸の窓ガラスが割れたときはどうすれば良い?

賃貸物件で窓ガラスが割れた場合は、焦らずに「安全確保 → 応急処置 → 連絡 → 保険確認」という正しい流れで対応することが重要です。また、賃貸ならではのルールや費用負担の判断も必要なため、まずは落ち着いて状況を把握し、管理会社や大家の指示を受けながら進めるのが最も安全で確実な方法です。
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まずは破片による怪我を防ぐために安全確保を行う
窓ガラスが割れた直後は、床やサッシ周辺に大小さまざまな破片が飛び散っている可能性があります。素手や素足で近づくと簡単にケガをしてしまうため、まずは周囲に家族がいる場合は近づかないよう注意喚起し、自分自身も長袖・長ズボン・軍手などを着用して安全対策を整えます。
破片は肉眼で見える大きな破片だけでなく、細かい破片が広範囲に飛散していることが多いため、スリッパや靴を履いて作業するのが安全です。大きな破片は新聞紙で包んでからまとめ、小さなガラス片は粘着テープを使うと効率的に回収できます。掃除機をいきなりかけると内部にガラスが残って故障の原因になるため、必ず大部分を手作業で取り除いた後に軽く掃除機をかけるようにしましょう。
割れた部分をダンボールやテープで応急的に塞ぐ
窓ガラスが割れたまま放置すると、外気が入り込むことで室温が下がったり、雨風の侵入による室内の汚損につながるだけでなく、防犯面でも大きなリスクが生まれます。そのため、修理までの間は応急的に割れた部分を塞ぐ必要があります。一般的にはダンボールや厚紙、ブルーシートなどを用い、内側から割れた箇所を覆うように貼り付けます。
固定する際は養生テープを使い、ガラスの残っている部分には直接触れないよう注意が必要です。ガラスが完全に抜け落ちている場合は、外側から風を受けやすくなるため、内側からしっかり固定すると安定します。また、ガラスの破片がまだサッシに残っている状態で無理に触ると落下して危険なことがあるため、あくまでも可能な範囲で安全に行い、難しい場合は無理をせず管理会社や業者に相談しましょう。
管理会社・大家へ早めに連絡して指示を受ける
賃貸物件で窓ガラスが割れた場合、必ず管理会社または大家へ早めに連絡することが必要です。理由として、賃貸では「修理の手配を勝手に行うと契約違反になる可能性がある」点が挙げられます。また、管理会社によっては提携しているガラス修理業者が存在し、入居者が独自に業者を手配するとトラブルになることがあります。
連絡の際は、割れた状況(いつ・どこで・どのように割れたか)、破片の状態、応急処置の内容などを正確に伝えるとスムーズです。写真を送ることで状況を把握してもらいやすくなり、手続きも早く進むことが多いです。
また、費用負担についても原因によって異なるため、管理会社に原因のヒアリングをしてもらい、適切な判断を仰ぐことも重要です。連絡を後回しにすると「報告が遅れた」として責任の所在を問われることがあるため、できるだけ早い段階で連絡することが望まれます。
加入中の火災保険が使えるかチェックする
賃貸契約では、多くの入居者が火災保険(家財保険・借家人賠償責任保険)に加入しています。この保険が窓ガラスの破損に適用されるケースは意外と多く、状況によっては修理費用を自己負担せずに済むこともあります。火災保険は火事だけでなく、「不注意で物をぶつけた」「子供が遊んでいて割ってしまった」などの破損にも対応している場合があります。
さらに、借家人賠償責任保険が付帯していれば、大家への損害を補償できるケースもあります。保険証券の補償内容の欄に「破損・汚損」といった項目があれば、適用される可能性が高いです。
ただし、自然破損や経年劣化によるガラスの破損は保険適用外となる場合もあるため、契約内容を事前に確認することが大切です。管理会社や保険会社へ連絡し、写真や状況説明を添えて相談することで、どの補償が適用されるか判断してもらうことができます。
賃貸の窓ガラスの交換・修理費用は誰が負担する?

賃貸で窓ガラスが割れた場合、もっとも多い悩みが「誰が修理費用を払うのか」という点です。損害責任を誤って判断すると、思わぬ請求やトラブルにつながることがあるため、まずは原因と状況を整理し、どのパターンに当てはまるのか確認することが重要です。
入居者負担になるケース
入居者の不注意や過失によって窓ガラスが割れた場合、原則として修理費用は入居者負担になります。例えば、掃除中に物をぶつけてしまった、子どもが遊んでいてガラスに衝突した、家具の移動中に誤ってガラスを割ってしまったといったケースはすべて過失扱いです。また、ペットがガラスを引っかく・飛びつくなどして割れてしまった場合も同様に入居者側の責任とされます。
さらに、ベランダに物を置きすぎて強風で倒れ、その衝撃でガラスが割れた場合も、管理会社は「管理不十分」と判断することが多く入居者負担となります。入居者負担になるケースは幅広いため、破損した場面をできる限り正確に思い出し、状況を説明できるようにしておくことが大切です。
貸主負担になるケース
入居者の過失がない場合、修理費用は貸主(大家)が負担するケースがあります。代表的なのが建物の経年劣化や自然破損です。ガラスは温度差により膨張・収縮するため、冬の冷え込みや急激な気温変化によって突然ひび割れる「熱割れ」が発生することがあります。これは入居者の行動とは関係がないため、基本的に貸主負担となります。
また、サッシの腐食や建物のゆがみによってガラスに負荷がかかり割れた場合も、建物側の問題として扱われます。さらに、台風や強風によって飛来物が窓に当たり割れたケースも、自然災害として扱われるため入居者が費用を負担する必要はありません。ただし火災保険の対象になる場合もあるため、管理会社と保険会社の両方へ確認することが重要です。
賃貸のガラスが割れたとき業者に依頼するときのポイント

賃貸物件で窓ガラスが割れた場合、応急処置と管理会社への連絡が済んだら、次はガラス修理業者への依頼が必要になります。業者に依頼する際は、作業の流れや費用相場、信頼できる業者の特徴を事前に把握しておくことで、不要なトラブルや高額請求を避けられます。特に賃貸物件では、貸主側の意向や修理方法の制限がある場合もあるため、適切なステップで業者を選ぶことが大切です。
業者に依頼するときの流れ
ガラス修理業者に依頼する際は、まず「現場の状況を正確に伝える」ことが重要です。割れ方、ガラスの種類、窓のサイズ、割れた原因などを可能な範囲で伝えると、見積もりがスムーズになります。次に、複数の業者へ問い合わせて料金・対応スピード・追加費用の有無などを比較しましょう。
業者が現場に到着したら、施工前に必ず見積書を確認し、不明点をなくしてから作業開始を依頼します。作業後は破片の処理や掃除も含め、仕上がりを確認し、保証がある場合は内容もチェックしておくと安心です。賃貸の場合、管理会社が指定業者を使うケースもあるため、必ず事前に指示を仰いだ上で依頼しましょう。
業者に依頼したときの費用相場
ガラス修理の費用相場は、ガラスの種類や大きさ、作業内容によって大きく異なります。一般的には、単板ガラスで1.5万〜3万円程度、網入りガラスで2.5万〜4万円前後、複層ガラスでは3万〜6万円ほどが目安です。さらに、出張費や夜間・早朝対応費、特殊作業が必要な場合は追加料金が発生することもあります。
見積もり時点で「出張費は含まれるのか」「作業後に追加費用が発生する可能性はあるか」「キャンセル料の有無」などを必ず確認しておくことが重要です。費用だけで選ぶと、作業精度の低さやアフターサービスの欠如につながることもあるため、料金とサービス内容のバランスを見て判断しましょう。
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信頼できる業者の選び方
信頼できるガラス修理業者を選ぶためには、まず「料金体系が明確であるか」が最も重要です。公式サイトに料金の目安が表示されているか、見積もり時に丁寧な説明があるかを確認しましょう。また、口コミや実績、施工写真の公開なども信頼性を判断する材料になります。さらに、24時間対応やアフターサービスの有無、作業保証が付いているかもチェックしておきたいポイントです。
逆に、相場より極端に安い広告を出している業者や、電話口で詳細を教えたがらない業者は注意が必要です。賃貸の場合は、管理会社との連携や貸主側の意向を汲んだ対応ができる業者のほうがトラブルを避けやすく、安心して依頼できます。
勝手にガラスが割れるって本当?

賃貸の窓ガラスは、必ずしも「物をぶつけた」「外から衝撃があった」などの明確な原因だけで割れるわけではありません。実は、ガラスは気温差や経年劣化など、外部からの大きな衝撃がなくても自然に割れてしまう場合があります。ここでは、代表的な自然破損の種類と原因、そして自然破損が起きたときの注意点について詳しく解説します。
熱割れ
熱割れとは、ガラスの一部が急激に温められたり、逆に冷やされたりすることで、ガラス内部に大きな温度差が生じて発生する自然破損の一種です。とくに冬場の室内暖房や、夏の強烈な直射日光によって、ガラスの内側と外側に大きな温度差が生まれると発生しやすくなります。ガラスは見た目こそ均一に見えますが、実際には内部にわずかな歪みや応力が残っており、温度差による膨張や収縮が一定の限界を超えると割れてしまいます。
また、網入りガラスや複層ガラスなど、構造が複雑なガラスほど熱割れのリスクが高いことも知られています。熱割れは外部からの衝撃がなくても起こるため、入居者が知らないうちに突然「バンッ」と音を立てて割れてしまうケースもあります。自然破損として扱われることが多いですが、管理会社や業者に原因を確認してもらうことが重要です。
サビ割れ
サビ割れは、ガラス自体が錆びるわけではなく、ガラス周囲の金属フレームやサッシが腐食し、その膨張や変形によってガラスが圧迫され、結果として割れてしまう現象です。とくに古い賃貸物件や、湿気が多い場所・結露が発生しやすい窓では、サッシや金属部品が徐々に劣化し、サビが進行しやすくなります。金属部分が腐食すると体積が膨張し、ガラスと接触する部分に過剰な力が加わるため、ガラスが限界に達したタイミングで突然破損することがあります。
入居者が気づくことは難しく、外から見てもサッシ内部の腐食までは確認できません。物をぶつけた覚えがないのにガラスが割れた場合、このサビ割れが原因である可能性も考えられます。自然破損の一種と扱われることが多いため、費用負担の判断にも関わる重要ポイントです。破損状況を写真に撮り、管理会社や業者と原因を慎重に確認することが重要です。
勝手にガラスが割れたときの注意点
自分に心当たりがないのにガラスが割れた場合は、まず「自然破損の可能性がある」と考えることが重要です。そのため、慌てて「自分が悪い」と判断したり、自己負担で修理を依頼したりする必要はありません。自然破損は入居者の過失ではないため、原則として費用は貸主や建物側の負担となるケースがほとんどです。
ただし、自然破損であることを証明するためには、割れた状況の写真撮影、サッシや周囲の劣化状況、物をぶつけた形跡の有無などを記録しておくことが重要です。また管理会社に連絡する際は、「心当たりがない」「外部衝撃は確認できない」「自然破損かもしれない」など、主観的な決めつけではない形で伝えるとスムーズです。勝手に修理を依頼すると自己負担になる可能性があるため、必ず管理会社や大家を通して状況確認を進めるようにしましょう。
賃貸で窓ガラスが割れたら正しい手順で安全に対応しよう

賃貸で窓ガラスが割れたときは、焦らずに「安全確保→管理会社連絡→原因確認→修理依頼」という基本の流れを踏まえることが大切です。まずは破片による怪我を防ぐため、安全な状態を確保し、応急的に割れた部分を塞ぎましょう。そのうえで、必ず管理会社や大家へ連絡し、独断で修理を進めないよう注意が必要です。
費用負担は原因によって大きく変わり、入居者負担になるケースと貸主負担になるケースがあります。さらに、熱割れなどの自然破損の可能性もあるため、状況を詳しく伝えることが後々のトラブル防止になります。業者に依頼する際は、信頼できる業者を選び、費用相場や作業内容を事前に確認することで、余計な出費を避けることができます。
もし、賃貸の窓ガラスが割れてしまってお困りでしたら窓猿までご相談ください。窓猿でしたら年中無休で最短20分で現場に駆け付けます。窓ガラスの修理や交換でお困りのことがあれば窓猿までご相談ください。
