二重窓にすればカーテンはいらない?不要になるケースと注意点を解説

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二重窓を設置すると、「カーテンはもう必要ないのでは?」と考える方は少なくありません。断熱や防音のために内窓を付けた、あるいは検討している中で、できればカーテンを外して部屋をすっきりさせたいと思うのは自然なことです。
確かに二重窓には、冷暖房効率を高めたり、外からの騒音を抑えたりする効果があります。そのため、「カーテンの役割もある程度カバーできるのでは?」と感じる方もいるでしょう。しかし実際には、住まいの環境や重視するポイントによって、カーテンが必要な場合とそうでない場合に分かれます。
この記事では、二重窓を設置した場合にカーテンは本当にいらないのかを整理し、必要になるケース・不要にできるケース・付ける場合の注意点までをわかりやすく解説します。読み終えるころには、ご自宅にとって最適な選択が見えてくるはずです。
目次
二重窓にカーテンはいらない?

結論から言うと、二重窓を設置したからといって、必ずしもカーテンが不要になるわけではありません。ただし、目的によってはカーテンを外しても問題ないケースもあります。
二重窓(内窓)は、既存の窓の内側にもう1枚窓を設置することで、窓と窓の間に空気層をつくり、断熱性や防音性を高める仕組みです。冬の冷気や夏の熱気の侵入を抑えやすくなり、外の騒音も軽減されます。そのため、「寒さ対策や防音目的ならカーテンは不要では?」と感じる方がいるのも無理はありません。
しかし、カーテンの役割は断熱や防音だけではありません。視線を遮る、強い日差しを防ぐ、室内の明るさを調整するなど、生活に直結する機能も担っています。二重窓はあくまで“窓の性能を高める設備”であり、目隠しや調光の役割を完全に代替できるわけではありません。
つまり、「二重窓=カーテン不要」と一律に判断するのではなく、何を重視するかによって考える必要があります。次のセクションでは、二重窓でもカーテンがあった方が良いケースについて具体的に見ていきます。
二重窓でもカーテンがあった方が良いケース

二重窓は断熱や防音に優れていますが、すべての役割をカバーできるわけではありません。住環境や目的によっては、カーテンを併用したほうが快適に暮らせる場合があります。ここでは、特にカーテンがあった方が良い代表的なケースを解説します。
外からの視線対策が必要な場合
道路に面している家や、隣家との距離が近い住宅では、視線対策は重要なポイントになります。二重窓にしても、ガラスが透明であれば外から室内が見える可能性はあります。特に夜間は室内の明かりが外に漏れやすく、昼間とは逆に室内が見えやすくなる「逆転現象」が起きます。
Low-Eガラスや型ガラスを選ぶことである程度の視線対策は可能ですが、完全に見えなくなるわけではありません。生活時間帯が夜中心の場合や、プライバシーを重視したい場合は、レースカーテンやドレープカーテンを併用した方が安心です。
強い日差しや西日を遮りたい場合
二重窓は断熱性能を高めますが、直射日光そのものを完全に遮るわけではありません。南向きや西向きの窓では、夏場に強い日差しが入り込み、室内がまぶしく感じたり、家具や床が日焼けしたりすることがあります。
特に西日は夕方に室温を一気に上昇させる原因になりやすく、二重窓だけでは対処しきれないケースもあります。遮光カーテンや遮熱カーテンを併用することで、光と熱の侵入をより効果的に抑えることができます。テレビ画面が見づらい、在宅ワーク中にまぶしいといった不満がある場合も、カーテンの役割は大きいでしょう。
冷暖房効率をさらに高めたい場合
二重窓はもともと冷暖房効率を高めるための設備ですが、カーテンを併用することでさらに効果を高めることができます。窓際はどうしても室温変化の影響を受けやすい場所です。厚手のカーテンを閉めることで、室内の暖気や冷気が逃げにくくなり、エアコンの負担を減らせる可能性があります。
特に寒冷地や、築年数が古く気密性があまり高くない住宅では、二重窓だけでは体感温度が十分に上がらないこともあります。光熱費を少しでも抑えたい、より快適な室温を保ちたいという場合は、カーテンを外さずに併用する選択肢も検討する価値があります。
二重窓でカーテンをつけるデメリット

二重窓にカーテンを併用することで快適性が高まる場合もありますが、設置後に「思っていたより使いにくい」と感じるケースもあります。ここでは、実際に起こりやすいデメリットについて整理します。
カーテンレールや内窓と干渉する可能性がある
二重窓を設置すると、窓枠の奥行きが増えます。その結果、既存のカーテンレールやカーテンボックスと内窓が物理的に干渉することがあります。特に「ふかし枠」を使用して内窓を取り付ける場合は、窓の出幅が大きくなり、レールの位置を変更しなければならないこともあります。
レールの移設には壁や天井の下地の確認が必要になり、場合によっては追加工事や費用が発生します。「内窓を付けたらそのままカーテンも使える」と思っていると、予想外の出費や手間につながる可能性があります。
厚手カーテンで結露が発生しやすくなる場合がある
断熱効果を高めようとして厚手のカーテンを窓に密着させると、窓まわりの空気がこもりやすくなります。その結果、温度差が大きくなり、ガラス面に結露が発生しやすくなるケースがあります。
二重窓は結露対策として有効ですが、カーテンの使い方によっては空気の流れが妨げられ、逆に湿気がたまりやすくなることもあります。特に冬場は注意が必要です。カビやダニの原因になることもあるため、断熱を重視するあまり通気性を犠牲にしない工夫が求められます。
窓の開閉が手間になることがある
二重窓は外窓と内窓の2枚を開閉する構造です。そこにカーテンが加わると、「カーテンを開ける → 内窓を開ける → 外窓を開ける」という動作が必要になります。
掃き出し窓やベランダに出入りする窓では、このひと手間が毎日の小さなストレスになることもあります。頻繁に開け閉めする窓では、カーテンの有無が使い勝手に大きく影響します。
既存のカーテンサイズが合わなくなる場合がある
内窓を設置すると、窓の位置や見え方が変わるため、既存のカーテンの丈や幅が合わなくなることがあります。特に窓枠の内側にすっきり収めたい場合、カーテンが長すぎたり、逆に短く見えたりすることがあります。
その結果、カーテンを買い替える必要が出てくる場合もあります。二重窓の設置費用に加え、カーテンの新調費用までかかると、想定より出費が増える可能性があります。
障子や内装デザインに影響することがある
和室の場合、もともと障子がある窓に二重窓を設置すると、障子を外す必要が出てくることがあります。そこにさらにカーテンを取り付けると、和室らしい雰囲気が大きく変わってしまうこともあります。
内装のテイストを重視する方にとっては、見た目の変化も大きなデメリットです。機能面だけでなく、インテリア全体とのバランスも考慮して判断することが大切です。
二重窓でカーテンをつけるときの注意点

二重窓とカーテンを併用する場合は、事前にいくつか確認しておきたいポイントがあります。後から「付けにくい」「思った通りに使えない」とならないために、施工前にチェックしておくことが重要です。
内開きタイプの内窓はカーテンが取り付けにくい場合がある
二重窓には引き違いタイプだけでなく、室内側に開く「内開きタイプ」もあります。このタイプは断熱性や気密性に優れている反面、窓を開けるときに室内側へ大きく開くため、カーテンが干渉しやすいという特徴があります。
カーテンを付けたままでは窓が開けにくくなったり、毎回カーテンを大きくよける必要があったりすることもあります。頻繁に換気をする部屋やベランダへの出入りがある窓では、内開きタイプとカーテンの相性を事前に確認しておくことが大切です。
ふかし枠の設置でカーテンレール位置が変わることがある
内窓を取り付ける際、窓枠の奥行きが足りない場合には「ふかし枠」を設置します。ふかし枠を使うと窓が室内側にせり出す形になるため、既存のカーテンレールの位置と合わなくなることがあります。
場合によってはレールの移設や新設が必要になり、追加の工事費用が発生する可能性もあります。内窓の見積もりを取る段階で、カーテンレールの位置との関係も確認しておくと安心です。
和室では障子が使えなくなる場合がある
和室の窓に二重窓を設置すると、既存の障子を取り外すケースがあります。そこにカーテンを設置すると、和室特有の落ち着いた雰囲気が大きく変わってしまうことがあります。
和室の雰囲気を残したい場合は、和紙調のガラスや格子入りの内窓を選ぶなどの工夫も検討できます。見た目と機能のバランスを考えながら、カーテンを付けるかどうかを判断することが大切です。
カーテンを付けなくても二重窓を快適にする方法

「できればカーテンは付けたくない」「窓まわりをすっきりさせたい」という方でも、工夫次第で快適性を確保することは可能です。二重窓の性能を活かしつつ、視線・日差し・室温といった要素をコントロールする方法を具体的に見ていきましょう。
ブラインドやロールスクリーンで視線と光を調整する
カーテンの代替として代表的なのが、ブラインドやロールスクリーンです。これらは必要なときだけ使える点が大きなメリットです。ブラインドであれば羽根の角度を調整することで、外からの視線を遮りながらも自然光を取り込むことができます。ロールスクリーンは使用しないときにコンパクトに収納できるため、窓まわりをすっきり見せたい方に向いています。
また、厚みが少ないため二重窓との干渉が起きにくく、開閉の邪魔になりにくいという利点もあります。色や素材の選択肢も豊富で、インテリアに合わせやすい点も魅力です。常に窓を覆うカーテンとは違い、必要な場面だけ視線や光を調整できるため、生活スタイルに合わせた柔軟な使い方が可能になります。
窓フィルムで目隠しやUV対策を行う
視線対策を重視する場合は、目隠し機能付きの窓フィルムを活用する方法があります。すりガラス調やミラータイプのフィルムを貼ることで、日中は外から室内が見えにくくなります。カーテンを閉めなくてもプライバシーを確保できるため、部屋を明るく保ちたい方には特に効果的です。
さらに、UVカット機能付きのフィルムであれば、紫外線による家具や床の日焼けを防ぐ効果も期待できます。遮熱タイプを選べば、夏場の室温上昇を抑えるサポートにもなります。施工も比較的簡単なものが多く、内窓設置後でも追加しやすい点もメリットです。カーテンを使わずに視線と日差しをコントロールしたい方にとって、現実的な選択肢のひとつといえます。
遮熱・断熱性能の高いガラスを選ぶ
二重窓を設置する段階で、遮熱タイプや断熱性能の高いLow-Eガラスを選ぶことで、カーテンに頼らずに快適性を高めることができます。遮熱タイプは太陽光の熱を反射しやすく、夏の室温上昇を抑える効果が期待できます。一方、断熱タイプは冬場に室内の暖かさを外へ逃がしにくくする特徴があります。
ガラスの性能を目的に合わせて選ぶことで、カーテンの役割の一部を窓そのものが担う形になります。もちろん完全に日差しを遮るわけではありませんが、体感温度の改善や光熱費の削減につながる可能性があります。カーテンを付けるかどうかを迷っている場合は、まずガラス性能の選択肢を確認することも重要です。
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まとめ

二重窓を設置すればカーテンは不要になる、と一概に言い切ることはできません。二重窓は断熱性や防音性を高める優れた設備ですが、視線対策や強い日差しの遮断、細かな明るさの調整といった役割まで完全に代替できるわけではありません。
外からの視線が気になる環境や、西日が強く差し込む部屋では、カーテンを併用したほうが快適に感じるケースがあります。一方で、ブラインドや窓フィルム、性能の高いガラスを選ぶことで、カーテンを付けずにすっきりとした空間を保つことも可能です。
大切なのは、「二重窓にしたからカーテンはいらない」と決めつけることではなく、自宅の立地・方角・生活スタイルを踏まえて判断することです。視線を重視するのか、デザインを優先するのか、冷暖房効率を最大限高めたいのか。目的を明確にすれば、自分にとって最適な選択が見えてきます。
二重窓とカーテンは、どちらか一方を選ぶものではなく、状況に応じて組み合わせや代替手段を検討するものです。この記事を参考に、ご自宅にとって無理のない、納得できる窓まわりの形を見つけてください。
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