二重窓の防音効果はどのくらい?騒音レベル別の目安とおすすめの選び方

窓猿は、ガラス修理・交換サービスとしてSLS株式会社が運営するサービスです。 窓やドア、家具などのガラス割れやヒビ、交換に関するご相談に幅広く対応しており、現地調査からお見積もり、施工まで一貫して承っています。 これまでの施工経験や取扱いガラスの知識をもとに、設置場所や用途、ご希望に合わせたガラスをご提案しています。 また、一般的な板ガラスだけでなく、ペアガラスや防犯ガラス、防火ガラスなどの機能性ガラスにも対応し、暮らしの快適性や安全性を高めるためのご案内も行っています。 お客様に安心してご利用いただけるサービスを目指し、分かりやすい情報発信を心がけています。
二重窓を検討するとき、最も気になるのは「実際にどのくらい静かになるのか」という点ではないでしょうか。カタログには等級やdBの数字が並んでいるものの、並んでいる数値が自宅の騒音にどこまで有効なのかは判断しにくいものです。
この記事では、内窓を後付けすればサッシの遮音等級をT-1からT-4まで引き上げられ、窓の遮音量を40dB前後まで高められるという点を軸に、騒音レベル別の目安や二重サッシの仕組み、ガラスとサッシの選び方まで見ていきましょう。専門用語もできるだけ平易な言葉に置き換えています。
① 二重窓の防音効果の目安
内窓を後付けするとサッシの等級がT-1からT-4まで上がり、窓の遮音量が40dB前後に届く目安がわかります。
② 騒音レベル別の必要性
車・電車・話し声といった騒音源ごとに、目標とすべき遮音量の考え方がわかります。
③ 失敗しない選び方
ガラスの種類・施工方法・サッシ性能を踏まえて、自宅に合う二重サッシを選ぶ手順がわかります。

二重窓の防音効果は遮音等級で決まる
二重窓(内窓)の防音効果は、ガラスやサッシの仕様、施工状態によって幅が出ます。まずは基準となる遮音性能の見方と音が減る仕組み、そして見落としがちな音漏れまで押さえておきましょう。
遮音性能の見方とdB表記の読み方
窓の遮音性能はJIS規格のT等級で比べられ、等級が1つ上がるごとに遮音量が5dBずつ高くなります。T等級が、カタログの数字を読むための共通のものさしになります。
JIS A 4706(サッシ)が定めるT等級は、T-1が約25dB、T-4が約40dBの遮音量に対応します。一般的なアルミサッシの単板ガラスはT-1相当で、内窓を組み合わせればT-4等級の製品も選べます。dBは対数表記のため、10dB下がると体感の音の大きさはおよそ半分になります。等級を1つ上げる効果は、数字の見た目以上に大きいといえます。
| 等級 | 遮音量の目安 | 体感イメージ |
|---|---|---|
| T-1 | 約25dB | 一般的な単板ガラス窓 |
| T-2 | 約30dB | 会話の内容が分かりにくくなる |
| T-3 | 約35dB | 大きな声がやっと聞こえる程度 |
| T-4 | 約40dB | 図書館並みの静けさに近づく |
二重窓が音を減らす仕組みは空気層とガラスの違い
二重窓が音を減らすのは、空気層で音のエネルギーを弱め、2枚のガラスが別々の周波数を受け持つためです。ガラスを1枚厚くする対策とは仕組みが異なります。
外窓と内窓の間にできた空気層が、音波を反射・干渉させてエネルギーを減衰させます。さらに外窓と内窓で厚さの違うガラスを使うと、共鳴して音を通しやすい周波数がずれるため、広い周波数帯をカバーできます。空気層は広いほど低い音にも有効なので、既存の窓枠に奥行きがあるほど有利になります。
窓以外の音漏れが防音効果を左右するポイント
高性能な内窓を入れても、換気口やドアの隙間が残っていれば静けさは中途半端なままです。音は隙間を回り込んで入ってくるためです。
窓を強化しても、換気口が開いたままでは音の通り道が残り、内窓の性能を活かしきれません。換気口・サッシの隙間・室内ドアの下までまとめて手を入れることが、本来の遮音性能を引き出す前提になります。
| 音漏れ箇所 | 主な対策例 |
|---|---|
| 換気口 | 防音フィルターや防音換気扇の導入 |
| サッシの隙間 | 気密パッキンや隙間テープでの補強 |
| 室内ドア下部 | ドア下シールで隙間を埋める |
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窓だけでなく換気口やドアの隙間まで一緒に見ると、二重窓の力をぐっと引き出せます。遮音性能や施工の疑問は、無料の電話相談で具体的に確認いただけます。 |
騒音レベル別の二重窓の必要性
同じ「うるさい」でも、騒音源によって必要な遮音量は変わります。自宅に届いている音のレベルを把握すると、二重窓の必要度が見えてきます。
日常の騒音源とデシベルの目安(車、電車、飛行機、会話)
対策の必要度は、いま自宅に届いている音が何dBなのかで決まります。感覚ではなく数値で押さえることで、選ぶ等級の判断を誤らずに済みます。
静かな室内は約30dB、通常の会話は約60dB、交通量の多い道路沿いは70〜80dB程度です。電車の通過音や飛行機の離着陸音は80〜100dBに達し、窓を閉めても会話が聞き取りづらくなります。自宅の騒音源を把握するところが、二重サッシ選びの第一歩になります。
| 音源 | 目安dB | 体感 |
|---|---|---|
| 静かな室内 | 約30dB | ささやき声程度 |
| 通常の会話 | 約60dB | 日常生活レベル |
| 幹線道路沿い | 約70〜80dB | うるさいと感じる |
| 電車・飛行機 | 約80〜100dB | 会話が聞き取りづらい |
騒音レベルが体感や健康に与える影響の目安
環境省は住居地域の騒音を昼間55dB以下、夜間45dB以下としており、この水準が快適さの分かれ目になります。昼と夜で求められる静けさが違う点に注意が必要です。
基準を超える環境では、寝つきの悪さや夜中の目覚め、日中の集中しづらさにつながります。とくに夜間に45dBを下回れるかどうかが、睡眠を守るうえでの目標値になります。昼間は気にならないのに夜だけ気になるという状況は、昼夜の基準差によるものです。
騒音レベル別に目標とする窓の遮音量はどれくらいか
必要な遮音量は「外の騒音レベル−目標の室内騒音」の引き算で求められます。先に計算しておくと、製品を比べる基準が定まります。
室内を50dB以下にしたい場合、外が70dBならT-3〜T-4等級、80dBならT-4等級が目安です。悩みが話し声中心ならT-2でも十分静かになるため、過剰な等級まで求める必要はありません。まず引き算で必要量を出し、その値をもとに候補を絞り込みましょう。
✓ 住宅街・隣家の話し声中心:T-2相当(約30dB低減)
✓ 幹線道路沿い・車の騒音:T-3〜T-4相当(35〜40dB低減)
✓ 線路沿い・電車騒音や飛行機:T-4相当+換気口対策
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電車の騒音と車の騒音は周波数が違うため、必要な対策も変わります。まずは現状の音をスマホアプリで測ってみるのもおすすめです。現地に合わせた等級選びは無料見積もりでご案内できます。 |
二重窓のおすすめの選び方
二重窓はガラスの種類・施工方法・サッシ性能という3つの軸で検討するのが基本です。自宅の悩みに合うバランスを見極めていきましょう。
①ガラスの種類で選ぶポイント(防音ガラス、複層、合わせガラス)
防音を最優先するなら合わせガラス、断熱と結露対策も兼ねたいなら複層ガラスが第一候補になります。目的をひとつに決めておくと、候補は自然に絞られます。
防音ガラスは中間膜で振動を吸収する合わせガラスが代表格で、複層ガラスは断熱性と一定の遮音性を両立します。車や電車のような低い音が気になるなら、2枚の厚みを変えた異厚複層ガラスが向いています。窓枠の奥行きが足りず空気層を取れない場合は、薄くて高性能な真空ガラスという選択肢もあります。
| ガラス種類 | 特徴 | 向くケース |
|---|---|---|
| 合わせガラス(防音) | 中間膜で振動を吸収 | 交通騒音・話し声 |
| 複層ガラス | 断熱と一定の遮音 | 結露対策も重視 |
| 異厚複層ガラス | 広い周波数帯に対応 | 低周波(車・電車) |
| 真空ガラス | 薄くて高性能だが高価 | 空気層が取れない窓 |
②内窓の後付けと外窓交換のメリット・デメリット
防音と断熱を両方狙うなら、空気層を新しく作れる内窓の後付けが有利です。遮音の主役が空気層であるためです。
内窓の後付けは工期が短く費用も抑えやすい半面、窓の開閉が2回になります。外窓交換は見た目がすっきりする一方、費用と工期は大きくなります。空気層をゼロから作れる工法は内窓の後付けだけなので、遮音を目的にするなら基本形といえます。省エネリフォームの補助金の対象になることもあるため、自治体の制度も確認しておきましょう(適用条件は年度や公募内容により異なります)。
内窓の設置費用は建物や窓の仕様で差が出やすいため、部材費・作業費・出張費まで含めた総額を事前に示してくれる業者かどうかを見ておくと安心です。ガラス修理を専門とする窓猿でも、後から理由のない追加費用が発生しないコミコミ価格の考え方を採用しています(2026年6月時点)。なお内窓・二重窓の設置費用は仕様により個別のお見積りとなるため、下記は一般的な費用相場の目安としてご確認ください。
| 窓の種類 | 後付け内窓の費用相場の目安 |
|---|---|
| 小窓(トイレ・浴室など) | 約5万円〜 |
| 腰窓(一般的な居室) | 約8万円〜 |
| 掃き出し窓(リビング) | 約12万円〜 |
③サッシや気密性で見るべき性能と施工の注意点
同じガラスを選んでも、サッシの気密性と採寸の精度で仕上がりの静けさは変わります。製品選びと同じくらい施工が結果を左右します。
樹脂サッシは気密性と断熱性が高く、防音でも有利です。枠との間にわずかな隙間が残るだけで遮音性能は落ちるため、採寸の丁寧さがそのまま結果に出ます。引き渡し前に、戸車やクレセント錠(鍵)の調整まで確認してもらいましょう。
✓ 既存窓枠の奥行きが内窓設置に足りるか
✓ 換気口や室内ドアの隙間対策も検討したか
✓ 補助金や火災保険の対象になるか確認したか
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弊社の対応事例でも、単板ガラスを複層ガラスへ交換して断熱性を高めたり、真空ガラスのスペーシアへ入れ替えて結露対策をしたりしたケースがあります。ガラスとサッシの組み合わせに迷ったら、現地調査でぴったりの仕様をご提案します。 |
葛飾区|割れてしまった窓の透明ガラスを複層ガラスへ交換した施工事例
投稿日:2026年04月06日
ご依頼の内容
葛飾区のお客様より、窓ガラスが割れてしまったため交換してほしいとのご依頼をいただきました。窓ガラスが破損すると、見た目が悪くなるだけでなく、破片によるケガの危険や、外気の入り込み、防犯面での不安にもつながります。特に窓まわりは日常生活の中で目に入りやすい場所でもあるため、できるだけ早くきれいな状態へ戻したいとのことで、ご相談をいただきました。現地にて状況を確認し、既存ガラスの状態や納まりを見たうえで交換作業を進めることになりました。
施工の内容
現場を確認したところ、もともとは透明ガラスが使用されていましたが、今回は複層ガラスへ交換しました。まずは破損した既存のガラスを慎重に取り外し、サッシ内や周辺に残った細かな破片がないかを確認しながら、丁寧に処理を行いました。ガラス交換では、新しいガラスを入れるだけでなく、既存のサッシにきちんと収まるよう調整しながら施工することが大切です。今回も開口寸法に合わせて複層ガラスを納め、ガタつきやズレが出ないよう注意しながら取り付けを進めました。施工後は見た目の仕上がりだけでなく、窓の開閉に問題がないか、固定状態に不具合がないかも確認し、安心してお使いいただける状態に整えて作業完了となりました。透明ガラスから複層ガラスへ交換したことで、破損箇所の復旧だけでなく、今後の使い勝手の面でも安心感のある仕上がりとなっています。
お客様からの感想
割れたままの状態が気になっていたので、きれいに交換してもらえて安心しました。窓まわりもすっきりして、これで気にせず過ごせそうです。対応も丁寧で、作業後の仕上がりにも満足しています。
- 女性・40代
- サービスの評価:★★★★★(5/5点)
スタッフのコメント
窓ガラスの破損は、思っている以上に生活への影響が大きく、放置すると安全面や防犯面の不安が続いてしまいます。特に透明ガラスの窓は、割れた際に見た目の変化も大きいため、早めの交換が安心につながります。今回のように、既存のガラスから別の種類のガラスへ交換することも可能ですので、使用場所やご希望に合わせてご提案できます。窓ガラスの割れやヒビでお困りの際は、無理に触らず、お早めにご相談ください。
東京都北区|結露対策のため1階の窓ガラス14枚をスペーシアへ交換した施工事例
投稿日:2026年04月07日
ご依頼の内容
東京都北区のお客様より、1階の窓まわりの結露がひどく、毎日のように水滴の拭き取りが必要になっているため、窓ガラスを交換したいとのご依頼をいただきました。特に寒い時期は窓全体に結露が発生しやすく、見た目が気になるだけでなく、窓枠まわりの湿気やお手入れの手間にも悩まされていたとのことです。今回は部分的な交換ではなく、結露が起こりやすい1階すべての窓を見直したいというご希望があり、合計14枚の窓ガラスを交換することになりました。毎日使う空間だからこそ、できるだけ快適に過ごせるようにしたいという思いから、性能面も考慮したガラスへの交換をご希望されていました。
施工の内容
現場を確認したところ、既存の窓には透明ガラスが使用されていました。今回は結露対策を重視したいとのご要望を踏まえ、交換後は真空ガラスのスペーシアへ入れ替えています。施工では、1階の各所にある窓を順に確認しながら、既存ガラスの取り外しから新しいガラスの設置まで丁寧に進めました。交換枚数が14枚と多いため、1枚ごとの納まりはもちろん、全体として違和感のない仕上がりになるよう注意しながら施工しています。窓ガラスの交換では、単にガラスを入れ替えるだけでなく、サッシとの相性や固定状態、開閉への影響などもきちんと確認することが大切です。今回も各窓の状態に合わせて作業を進め、新しいスペーシアをしっかり納めたうえで、見た目や使い勝手に問題がないことを確認しました。施工後は、1階全体の窓性能をまとめて見直したことで、今後の結露軽減にもつながる住環境へと整えることができました。
お客様からの感想
冬場の結露が本当にひどくて毎回拭き取るのが大変だったので、思い切ってまとめて交換してよかったです。1階の窓を一度に対応してもらえたので、見た目もそろってすっきりしました。これからの時期にどれくらい違いが出るか楽しみです。
- 女性・50代
- サービスの評価:★★★★★(5/5点)
スタッフのコメント
結露のお悩みは、窓ガラスの仕様を見直すことで改善が期待できるケースがあります。特に1階は外気の影響を受けやすく、部屋数が多いと結露の拭き取りだけでも大きな負担になりがちです。今回のように、気になる窓を1枚ずつ対応するのではなく、フロア単位でまとめて交換することで、見た目の統一感だけでなく快適性の向上も目指しやすくなります。結露が気になっているものの、どの窓から見直すべきか迷っている場合も、使用状況に合わせてご提案できますので、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q二重窓にすればどんな騒音もカットできますか?
A二重窓が効果を発揮しやすいのは、話し声や交通音などの空気伝搬音です。床や壁を伝わる固体伝搬音には効果が限定的になるため、騒音の種類を確かめたうえで対策を選ぶことが大切です。
Q賃貸住宅でも二重サッシは取り付けられますか?
A原状回復しやすいタイプの内窓もありますが、事前に管理会社や大家さんから書面で許可を得る必要があります。契約内容や約款によって対応が異なるため、着工前の確認をおすすめします。
Q防音と一緒に断熱や結露対策もできますか?
Aはい。空気層は熱の伝わりも抑えるため、断熱と結露の軽減にもつながります。室内側のガラスが冷えにくくなるぶん、冬場の結露は出にくくなります。冷暖房の効率が上がることで、光熱費の負担も軽くなります。
Q補助金は二重窓の設置に使えますか?
A省エネ目的のリフォーム補助制度の対象となる場合がありますが、公募時期や条件は年度・自治体により異なります。工事前に最新の制度内容を確認してください。
まとめ
二重窓の防音効果は仕様や施工で幅が出ますが、内窓を後付けしてT-1からT-4等級まで上げれば、窓の遮音量は40dB前後に届きます。話し声や交通音といった空気伝搬音には有効な一方、床や壁を伝わる固体伝搬音や換気口からの音漏れには別の対策が必要です。
まず自宅の騒音レベルを測り、必要な遮音量を引き算で出してからガラスとサッシを選び、気密性まで配慮しましょう。騒音レベルやお住まいの窓の状況に合わせた提案は、無料の現地調査でご案内できます。
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窓まわりのお悩みは、騒音も断熱もまとめて解決できることが多いんです。困ったときは窓猿に気軽に相談してくださいね。 |


