防犯ガラスの価格はどれくらい?メリット・デメリットや後悔しない選び方も解説

2026年04月24日 2026年04月24日 カテゴリー:窓・ガラスの基礎知識
防犯ガラスの価格はどれくらい?メリット・デメリットや後悔しない選び方も解説
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空き巣や強盗対策として防犯ガラスの導入を検討していても、「費用が高そう」「実際いくらかかるのかわからない」「フィルムとの違いがよくわからない」といった不安から、なかなか踏み出せないケースは少なくありません。

結論から言うと、防犯ガラスの価格は1枚あたり2万円〜5万円程度が目安ですが、種類や施工方法によって総額は大きく変わります。そのため、相場だけでなく選び方や他のガラスとの違いまで理解しておくことが重要です。

この記事では、防犯ガラスの価格相場や厚さごとの違い、他のガラスとの比較、後悔しない選び方までをわかりやすく解説します。費用を抑えながら効果的に防犯対策をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

防犯ガラスの価格相場|厚さごとの目安とは

防犯ガラスの価格はサイズによって異なりますが、一般的な住宅でよく使われる窓(約900mm×900mm)の場合、2万円〜5万円程度がひとつの目安です。ただし、防犯ガラスは内部に挟まれている中間膜の厚さによって価格が変わります。中間膜が厚いほど破壊に強くなりますが、その分コストも高くなる傾向があります。

以下は、中間膜の厚さごとの価格目安です。

ガラスの中間膜の厚さ 価格相場(900mm×900mmの場合)
0.8mm(30ミル) 15,000円~25,000円
1.5mm(60ミル) 25,000円~35,000円
2.3mm(90ミル) 35,000円~50,000円

一般的な戸建て住宅の窓であれば、0.8mm〜1.5mm程度が採用されるケースが多く、費用も比較的抑えやすい傾向があります。一方で、防犯性をより重視する場合は、2.3mm以上の厚みを選ばれるケースも少なくありません。

なお、中間膜にポリカーボネート素材を使用した高性能タイプの場合、1枚あたり50,000円以上になることもあります。このように、防犯ガラスの価格は防犯性能によって大きく変動するので、費用のバランスを見ながら選ぶことが大切です。

主なメーカーにおける防犯ガラスの価格|リクシル・YKK

防犯ガラスは単体での交換だけでなく、窓ごとリフォームするケースも多くあります。そのため、メーカー製品の価格を参考にすると全体の費用感をイメージしやすくなるでしょう。

以下では、住宅設備で広く採用されているLIXILやYKKの主な製品の価格目安を紹介します。

メーカー 商品名 価格
LIXIL インプラス 約50,000円~
YKK かんたんマドリモ APW 330 約120,000円~

たとえば、LIXILの「インプラス」は既存の窓に内窓を追加するタイプで、防犯性に加えて断熱性や防音性も高められるのが特徴です。比較的導入しやすく、費用を抑えたい方にも選ばれています。一方、YKKの「かんたんマドリモ」は窓全体を交換するリフォーム向け製品で、防犯性はもちろん、気密性や断熱性能も向上します。ただし、その分費用は高くなりやすい傾向があります。

このように、防犯ガラスは「ガラスのみ交換するのか」「窓ごとリフォームするのか」によっても価格が大きく変わるため、目的や予算に応じて選ぶことが重要です。

防犯ガラスへの交換で利用できる補助金制度

防犯ガラスの導入を検討する際、「費用が高い」と感じる方も多いのではないでしょうか。実は、自治体によっては防犯対策を目的とした補助金制度が用意されており、費用の一部を軽減できる場合があります。たとえば、東京都大田区では「住まいの防犯対策緊急補助金」といった制度があり、防犯ガラスの設置や防犯フィルムの施工に対して最大30,000円程度の補助を受けられるケースがあります。

補助金の内容は自治体ごとに異なりますが、主に以下のような条件が設定されていることが一般的です。

  • 対象となる防犯設備(防犯ガラス・防犯フィルムなど)であること
  • 指定期間中に申請・工事が行われていること
  • 居住地域の住民であること

自治体の制度を活用すれば実質的な負担を抑えられるので、事前に自治体の公式サイトで詳細を確認しておきましょう。

そもそも防犯ガラスに意味はある?

防犯ガラスの導入を検討しているものの、「本当に効果があるのか」「費用に見合う価値があるのか」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。そこで以下では、防犯ガラスの具体的なメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

防犯ガラスのメリット

防犯ガラスの主なメリットは以下のとおりです。

  • 割れにくく侵入に時間がかかる
    防犯ガラスは中間膜によってガラス同士が強固に接着されており、ハンwマーなどで叩いても簡単には穴が開きません。侵入までに時間がかかるため、空き巣が犯行をあきらめる可能性が高まります。
  • ガラスが飛散しにくく安全性が高い
    万が一割れた場合でも、破片が飛び散りにくい構造になっています。ケガのリスクを抑えられるため、小さなお子さんや高齢者がいる家庭でも安心です。
  • 防災対策としても役立つ
    強度が高いため、防犯以外にも台風や地震などの防災観点でもメリットがあります。
  • 耐用年数が比較的長い
    一般的に防犯ガラスの耐用年数は10年〜20年程度とされており、適切に使用すれば長期間にわたって性能を維持できます。

このように、防犯ガラスは単なる「割れにくいガラス」ではなく、防犯・防災面や安全性の面で複数のメリットを兼ね備えています。

防犯ガラスのデメリット

防犯ガラスは多くのメリットがある一方で、導入前に理解しておきたい注意点もあります。

費用対効果を正しく判断するためにも、以下のデメリットを把握しておきましょう。

  • 一般的なガラスより価格が高い
    防犯ガラスは中間膜を挟む特殊構造のため、通常の透明ガラスに比べて費用が高くなります。サイズや性能によっては、1枚あたり数万円〜5万円以上になることもあります。
  • 完全に侵入を防げるわけではない
    防犯ガラスは割れにくいものの、絶対に破壊されないわけではありません。工具や時間をかければ侵入される可能性もあるため、補助錠やシャッターなどと併用することが重要です。
  • 重量があり施工に制約がある場合がある
    通常のガラスより重いため、既存のサッシでは対応できないケースがあります。その場合、窓枠ごと交換が必要になり、追加費用が発生することもあります。
  • 後付けには限界があるケースもある
    既存の窓にそのまま取り付けられない場合や、サイズ・構造の都合で施工が難しいケースもあります。そのため、事前に業者へ確認することが大切です。

これらの防犯ガラスの特徴を理解したうえで導入すれば、防犯性を高める有効な手段となるでしょう。

防犯ガラスと普通の窓ガラスの違い

防犯ガラスを検討する際、「他のガラスと何が違うのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。実際、窓ガラスにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。防犯ガラスは「割れにくさ」と「貫通しにくさ」に特化したガラスであり、他のガラスとは目的が大きく異なります。

以下では、代表的なガラスとの違いをまとめました。

ガラスの種類 特徴 防犯性
防犯ガラス ・ガラスの間に特殊な中間膜を挟んだ構造
・割れても貫通しにくく飛散しにくい
網入りガラス ・内部にワイヤーが入ったガラス
・火災時の飛散防止を目的としている
型板ガラス ・目隠し目的で用いられるすりガラス
・価格は安いが、比較的割れやすい
強化ガラス ・加熱処理により強度を高めたガラス
・衝撃には強いが、割れると一気に砕ける
ペアガラス(複層ガラス) ・ガラスを2枚重ねた構造
・断熱・結露防止に優れる

たとえば、強化ガラスは衝撃には強いものの、一度割れると全体が崩れる性質があるため、防犯目的には適していません。また、網入りガラスは火災対策用であり、防犯性が高いわけではない点にも注意が必要です。

このように、ガラスは「何のために使うか」によって選ぶべき種類が変わります。防犯性を重視する場合は、専用設計された防犯ガラスを選ぶことが重要です。

防犯ガラスと防犯フィルムの違い

防犯対策としては、防犯ガラスのほかに「防犯フィルム」を検討する方も多いのではないでしょうか。どちらも窓からの侵入対策として有効ですが、費用や性能、施工方法に違いがあります。

以下では、防犯ガラスと防犯フィルムの違いをまとめました。

項目 防犯ガラス 防犯フィルム
施工方法 ガラス自体を交換 既存のガラスに貼り付け
費用目安 2万円〜10万円以上 数千円程度
防犯性能 高い 中程度
工事の手間 大きい 小さい

防犯ガラスは、ガラスそのものに強度があるため、ハンマーなどで叩かれても簡単には貫通しません。しかし、防犯フィルムは既存のガラスを補強するものなので、強度には限界があります。そのため、「とにかく侵入を防ぎたい」「1階の掃き出し窓などリスクの高い場所」という場合は、防犯ガラスの方が安心です。

一方で、「費用を抑えたい」「まずは手軽に対策したい」という場合は、防犯フィルムから始めるのも選択肢のひとつでしょう。このように、防犯性能とコストのバランスを見ながら、設置場所ごとに使い分けるのがおすすめです。

後悔しない防犯ガラスの選び方

防犯ガラスは種類や性能の違いがわかりにくく、価格だけで選んでしまうと十分な防犯効果が得られないケースもあります。そこで以下では、防犯ガラス選びで特に重要なポイントを3つに分けて解説します。性能と費用のバランスを見ながら、自分に合った選び方を押さえていきましょう。

中間膜の厚さに注目する

防犯ガラスを選ぶうえで、特に重要なのが「中間膜の厚さ」です。中間膜とは、2枚のガラスの間に挟まれている樹脂素材のことで、防犯性能を大きく左右するポイントとなります。一般的に、中間膜の厚さは「ミル(mil)」という単位で表され、数値が大きいほど破壊されにくくなります。

厚さごとの性能の目安は、以下のとおりです。

  • 30ミル(約0.8mm):最低限の防犯対策向け
  • 60ミル(約1.5mm):一般住宅向け
  • 90ミル(約2.3mm)以上:高い防犯性能が求められる場所向け

たとえば、侵入リスクの高い1階の掃き出し窓には、60ミル以上の厚みを選ぶことで、より安心感を得られるでしょう。一方で、2階の小窓など比較的リスクが低い場所では、30ミル程度でも十分なケースがあります。

このように、中間膜の厚さは「どこに設置するか」を基準に選ぶことが大切です。単に価格だけで判断するのではなく、防犯性とのバランスを意識して選びましょう。

CPマークがついている製品を選ぶ

防犯ガラスを選ぶ際は、「CPマーク」が付いているかどうかも重要なチェックポイントです。CPマークとは、警察庁や関連団体が定めた基準を満たした防犯建物部品に付与される認証で、防犯性能の高さを示す目印となります。

具体的には、「工具を使った破壊行為に対して一定時間以上耐えられるか」といった試験をクリアした製品にのみ付与されており、侵入をあきらめさせる効果が期待できるとされています。見た目が似ている防犯ガラスでも、CPマークの有無によって実際の防犯性能に差がある場合も少なくありません。

大切な家や家族を守るためにも、CPマークが付いているかどうかを必ず確認するようにしましょう。

【参考】
CPマーク|警視庁
CPについて|5団体防犯建物部品普及促進協議会

必要に応じて防火性や防音性をチェックする

防犯ガラスを選ぶ際は、防犯性能だけでなく防火性や防音性といった付加機能にも注目しましょう。たとえば、住宅が防火地域や準防火地域にある場合、防火設備として認定されたガラスでなければ設置できないケースがあります。そのため、該当エリアにお住まいの方は、防犯性能に加えて防火認定の有無も確認が必要です。

防犯ガラスは防犯専用と考えるのではなく、住環境に合わせて必要な性能を組み合わせることが大切です。用途を明確にすることで、無駄なコストを抑えつつ最適な製品を選べるでしょう。

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「防犯ガラスとフィルムで迷っている」「一部の窓だけ交換したい」といったご相談も大歓迎です。防犯対策をしっかり行いたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ

防犯ガラスの価格は、サイズや中間膜の厚さによって異なりますが、一般的には1枚あたり2万円〜5万円程度が目安です。防犯ガラスは、一般的なガラスに比べて割れにくく、侵入に時間がかかる構造になっているため、空き巣対策として有効です。

一方で、価格が高いことや、完全に侵入を防げるわけではないといったデメリットもあります。そのため、導入を検討する際は、以下のポイントを意識することが大切です。

  • 中間膜の厚さ(ミル)を確認する
  • CPマーク付きの製品を選ぶ
  • 設置場所に応じて性能を選ぶ
  • 必要に応じて防火性・防音性もチェックする

また、費用面が気になる場合は、防犯フィルムとの併用や、自治体の補助金制度を活用することでコストを抑えられる可能性もあります。防犯ガラスは決して安い設備ではありませんが、住まいの安全性を高める重要な投資のひとつです。目的や予算に合わせて適切な製品を選び、安心できる住環境づくりに役立てていきましょう。

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