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パソコンの動作が急に重くなったり、起動に時間がかかったりすると、作業が思うように進まなくなり大きなストレスを感じます。しかし、パソコンが重くなる原因はひとつではなく、複数の要素が重なって発生していることが多いため、「何が悪いのか」を正しく特定することが改善への第一歩です。
本記事では、動作が重くなる代表的な原因を整理し、初心者でも実践できる調べ方と対処法を順番に解説します。原因を的確に把握できれば、無駄な作業をせず最短で改善ができます。また、自分では解決が難しいケースに気付く判断基準も紹介するため、作業の効率化やトラブル回避にも役立ちます。パソコンの重さに悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考に原因を見つけてください。
目次
パソコンが重くなる主な原因

パソコンが重くなる背景には、CPUやメモリなど負荷の増加、ストレージの容量不足や劣化、常駐ソフトの増加、Windowsの更新処理など複数の要因が関係しています。症状だけでは原因を特定しづらいため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。ここでは代表的な原因を整理し、どのようなときに動作が遅くなるのかを分かりやすく解説します。
CPU・メモリの負荷が高い
パソコンの動作が重いときに最も多い原因が、CPUやメモリにかかる負荷の増加です。CPUとは処理の司令塔であり、アプリを開く、計算を行う、画面を表示するといった基本動作すべてに関わっています。複数のアプリを同時に起動したり、処理の重いソフトを使ったりするとCPUが限界まで動き、全体の動作が遅くなります。
また、メモリの空き容量が少なくなると、アプリが十分な領域を確保できず、画面が固まる・切り替えが遅いといった症状が発生します。特にブラウザのタブを大量に開いたり、動画編集・オンライン会議といった負荷の高い作業を行う場合は、CPU・メモリの不足が表面化しやすい傾向があります。パソコンが重いと感じたら、まずこれらの負荷を疑うのが基本です。
HDD/SSDの容量不足・劣化
ストレージの空き容量が不足すると、Windowsが必要とする作業領域が確保できず、動作が極端に遅くなることがあります。特にHDDはデータの読み書き速度が遅いため、容量が逼迫していたり、断片化が進んでいたりするとパフォーマンスが低下しやすい特徴があります。また、HDDは物理的に回転する部品があるため、経年劣化で異音が出たり、読み込みエラーが頻発することもあります。
一方でSSDは高速ですが、寿命が近づくと速度低下や突然の故障が発生するケースがあります。どちらの場合も、ストレージの健康状態が悪化していると起動が遅くなる、ファイルの読み込みが長い、アプリが固まるといった症状が出るため、定期的なチェックが必要です。
常駐ソフト・バックグラウンドの多さ
パソコンには、起動時に自動で立ち上がる「常駐ソフト」や、裏で動き続ける「バックグラウンドアプリ」があります。これらが多すぎると、CPUやメモリを常に消費し続けるため、普段の操作が重く感じられる原因になります。たとえば、クラウド同期アプリ、チャットアプリ、ゲームランチャー、セキュリティソフトなどが常に動作しているケースがよく見られます。
また、ユーザーが気付かないうちにインストールされたアプリがバックグラウンドで実行され、動作を圧迫することもあります。特にスペックの低いパソコンでは、常駐ソフトが数個増えるだけでも動作に大きな影響が出ることがあります。重さを改善するには、こうした不要なアプリを減らすことが効果的です。
Windows Updateやドライバー更新の影響
Windows Updateはパソコンの安全性や機能改善には欠かせないものですが、更新プログラムのダウンロードやインストール中は動作が重く感じられます。特に大規模アップデートでは長時間にわたってCPU・ディスク使用率が上昇し、アプリの応答が遅くなることがあります。
また、ドライバー更新による互換性の問題や、一部の更新プログラムがエラーを引き起こす場合もあり、動作が不安定になるケースもあります。自動更新がバックグラウンドで実行されていると気付きにくいため、「いつもより重い」と感じた場合は更新状況を確認することが大切です。
ウイルス・マルウェア感染
ウイルスやマルウェアに感染すると、バックグラウンドで不正な処理を行うためパソコンの動作が大幅に遅くなります。代表的な症状として、CPU使用率が常に高い、知らないアプリが勝手に起動している、通信量が異常に多い、広告が勝手に表示されるといったものがあります。
こうした不正プログラムは利用者が気付かない範囲で動作し、情報盗難や遠隔操作など深刻な被害に繋がることもあります。ウイルス対策ソフトで検出できないタイプのマルウェアも存在するため、普段と違う挙動が続く場合は感染の可能性を疑い、早めのスキャンや駆除が必要です。
熱暴走・排熱不足
パソコン内部の温度が高くなると、CPUやGPUが自動的に性能を下げて発熱を抑えようとします。この状態を「サーマルスロットリング」と呼び、処理能力が低下するため動作が重くなります。
ホコリが溜まって排気口が塞がれている、ファンが故障して回っていない、設置場所が狭く通気性が悪いなど、さまざまな原因で熱がこもりやすくなります。特に夏場や高負荷作業時には熱暴走が発生しやすく、最悪の場合は強制シャットダウンや部品の故障に繋がることもあります。温度管理はパソコンの性能維持において非常に重要です。
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パーツの老朽化・スペック不足
長年使用しているパソコンは、内部パーツの劣化によって性能が低下することがあります。HDDの読み書き速度低下、メモリの不良、電源ユニットの劣化、マザーボードの寿命などが代表的です。
また、最新のアプリやOSは年々必要スペックが高くなるため、古いパソコンでは処理能力が追いつかず、常に動作が重い状態になることがあります。購入から5年以上経過している場合は、経年劣化とスペック不足の両方が重なっているケースが多く、対処しても改善しにくいことがあります。
Windows設定の負荷
Windowsにはさまざまな機能が備わっていますが、視覚効果やバックグラウンド権限、同期機能など一部設定は負荷を増大させる要因になります。特に、OneDriveやGoogle Driveの同期機能は、大量のファイルを扱っている場合やネットワークが不安定なとき、動作に大きな影響を与えます。
また、アニメーション効果や透明処理などの視覚効果は見た目が良い反面、低スペックのパソコンでは動作を重くする原因となります。設定の見直しだけで改善するケースも多いため、軽視できないポイントです。
パソコンの動作が重い原因を調べる方法

パソコンが重くなる理由は多岐にわたるため、原因を正確に特定することが改善の近道です。ここでは、初心者でも実践できる具体的な調査方法を解説します。タスクマネージャーでの負荷状況の確認、ストレージの健康状態チェック、温度測定、ネットワーク通信の監視など、順番に調査することで効率よく原因を絞り込むことができます。
タスクマネージャーでCPU・メモリ・ディスクの使用状況を確認する
パソコンが重いと感じたとき、最初に確認すべきなのがタスクマネージャーです。タスクマネージャーでは、CPU・メモリ・ディスク・ネットワークといった主要なリソースの使用状況をリアルタイムで確認できます。特定のアプリがCPU使用率を占有している場合は、そのアプリを一時停止・終了することで動作が改善することがあります。
また、メモリの使用量が常に高い状態であれば、同時に開くアプリを減らすか、メモリの増設が必要となる場合もあります。ディスク使用率が100%付近で張り付いている場合は、Windows Updateの処理やストレージの劣化が疑われます。数値を見るだけで原因の目星がつくため、原因調査の第一ステップとして非常に有効です。
ストレージの空き容量やHDD/SSDの健康状態を確認する
ストレージの空き容量が不足していたり、HDD/SSDの健康状態が悪化していると、パソコン全体の動作が遅くなります。Windowsの「設定」や「エクスプローラー」から空き容量を確認し、十分な空きがあるかをチェックします。特に残り容量が10〜15%以下の場合は、Windowsが必要とする作業領域が確保できず、大幅な速度低下につながることがあります。
また、HDDの場合は「CrystalDiskInfo」などのツールを使うことでSMART情報を確認でき、劣化や異常がわかります。SSDも同様に専用ツールで寿命を把握できます。読み込みが極端に遅い、異音がする、エラーが頻発するといった症状がある場合は、ストレージが原因の可能性が高いです。
スタートアップや常駐アプリの負荷を確認する
起動時に自動で立ち上がるスタートアップアプリや、常に裏で動き続ける常駐アプリは、知らないうちにCPUやメモリを消費し続けて動作を遅くする原因になります。Windowsの「スタートアップ」設定画面では、どのアプリが自動起動されているか一覧で確認でき、不要なものを無効化することで起動時間を短縮できます。
また、タスクマネージャーの「スタートアップ」タブでもアプリの影響度を確認できるため、負荷の高いアプリを判断しやすくなります。クラウド同期ソフト、チャットアプリ、ゲームランチャーなどは常駐しやすく、特にスペックが低いパソコンでは動作への影響が大きいです。自分が使っていないアプリが動いていないかを定期的に確認することが重要です。
ウイルス対策ソフトでスキャンし、不正な動作がないか調べる
ウイルスやマルウェアに感染すると、バックグラウンドで不正なプログラムが動作し、CPUやネットワークを占有して動作を遅くすることがあります。まずはウイルス対策ソフトでフルスキャンを行い、脅威が検出されないか確認します。検出された場合は速やかに隔離・削除することで改善が期待できます。
また、対策ソフトが古い場合は定義ファイルを更新し、最新状態でスキャンを行うことが大切です。感染による症状としては、「知らないアプリが動いている」「急にポップアップが増えた」「CPU使用率が常に高い」などが代表的です。スキャンを行っても改善しない場合は、より高度なマルウェアの可能性があるため、専門家への相談も検討する必要があります。
PC内部の温度やファンの状態をツールで確認する
パソコン内部の温度が上昇すると、CPUやGPUは自動的に性能を抑制し、熱を逃がそうとします。この状態が続くと、画面がカクつく、動作が遅い、アプリが固まるといった症状が発生します。温度を確認できるツール(HWMonitor・HWiNFOなど)を使えば、負荷時・アイドル時の温度を把握でき、異常に高い値が続いていないかを確認できます。
ファンの回転数が極端に低い、異音がする、回っていないなどの症状がある場合は、冷却性能が低下している可能性があります。ホコリの蓄積や排気口の詰まりも熱問題の原因になるため、掃除や環境の見直しが必要です。
異常な通信やネットワーク負荷をチェックする
インターネットの速度が遅い場合や、特定のアプリが大量の通信を行っている場合、パソコンの動作にも影響が出ることがあります。タスクマネージャーの「ネットワーク」項目では、どのアプリが通信しているかを確認でき、異常に通信量が多いアプリを把握できます。
ウイルスやマルウェアが外部と不正通信を行っている可能性もあるため、怪しいアプリが通信していないか注意が必要です。また、通信速度測定サイトでネットワーク環境そのものが遅くなっていないか確認することも効果的です。ネットワークの問題はパソコン本体とは別の要因で発生することも多いため、切り分けが重要になります。
パソコンの基本スペックを確認する
パソコンの動作が重いとき、根本的な原因が「スペック不足」であるケースも少なくありません。CPUの性能、搭載メモリの容量、ストレージの種類(HDDかSSDか)などは、軽快な動作に直結します。タスクマネージャーや「システム情報」からスペックを確認し、現在の用途に対して十分かどうかを判断します。
特に4GBメモリのパソコンは、ブラウジングやオンライン会議だけでも動作が重くなりがちです。また、HDD搭載機はSSD搭載機と比べて圧倒的に速度が遅く、起動やアプリの読み込みに時間がかかります。パソコンが古い場合は、スペックが現代のアプリ要求に追いついていない可能性が高いため、買い替えやパーツ交換を検討する材料になります。
パソコンの動作が重いときの対処法

パソコンが重くなったときは、原因を特定してから適切な対処を行うことが重要ですが、実は多くのケースでは簡単な操作で改善できることが少なくありません。ここでは、初心者でもすぐに実践できる対処法を順番に紹介します。軽度の動作遅延から深刻な重さまで幅広く対応できる方法をまとめたため、原因がまだ特定できていなくても、上から順番に試すことで無駄なく改善を図ることができます。
パソコンを再起動して一時的な負荷をリセットする
パソコンが重いと感じたとき、最も簡単で効果的な対処法が「再起動」です。再起動することで、メモリに溜まった不要なキャッシュや、一時的に暴走したバックグラウンド処理がリセットされ、動作が軽くなることがあります。また、Windows Updateやアプリの更新が途中で止まっていた場合、再起動によって正常に処理が完了することも少なくありません。
長時間パソコンを起動しっぱなしにしていると、知らないうちに不要なプロセスが積み重なり、それが動作遅延の原因になるケースが多いため、まずは再起動を試すのが最も合理的です。特に「突然重くなった」「特定の作業中だけ異常に遅い」という場合は、一時的な不具合である可能性が高く、再起動だけで改善することがあります。
不要なアプリやバックグラウンドソフトを終了・削除する
パソコンを使っていると、意識せずに多くのアプリが自動で起動し、バックグラウンドで動作しています。クラウド同期アプリ、チャットアプリ、ゲームランチャーなどは常時CPUやメモリを消費し続けるため、使用しないアプリは終了するかアンインストールすることが効果的です。
また、タスクマネージャーで負荷の高いアプリを見つけた場合は、そのプロセスを終了することで動作が改善することがあります。特にスペックが低いパソコンでは、常駐アプリが数個増えるだけでも動作に大きな影響を与えるため、定期的な見直しが重要です。不必要なアプリを整理することで、負荷が減り、動作が大幅に軽くなる可能性があります。
不要ファイルを削除しディスクの空き容量を確保する
ストレージの空き容量が少ないと、Windowsが利用する作業領域が不足し、パソコンの動作が遅くなります。特に空き容量が10〜15%を切ると、更新プログラムの展開、アプリの動作、キャッシュの保存などが正常に行えず、著しいパフォーマンス低下につながります。
ディスクのクリーンアップ機能を使えば、一時ファイルやWindows Updateの残骸、キャッシュなど不要なデータをまとめて削除できます。さらに、ダウンロードフォルダやデスクトップなど、放置されがちなファイルを整理するだけでもかなりの空き容量を確保できます。容量不足の解消は、パフォーマンス改善に直結するため、非常に効果の高い対処法です。
HDDのデフラグやストレージ最適化を行う
HDDを使用しているパソコンでは、データが断片化することで読み書き速度が低下し、動作が重くなることがあります。Windowsに搭載されているデフラグツールを使用すれば、データを整理してアクセス速度を改善できます。
一方、SSDの場合はデフラグは不要で、むしろ寿命を縮める可能性があるため注意が必要です。SSDには「最適化」機能があり、内部の管理情報を整えることでパフォーマンスが向上します。ストレージが劣化している場合も速度が低下するため、定期的に健康状態を確認しつつ、必要な最適化を行うことで動作改善が期待できます。
スタートアップアプリを無効化し起動負荷を軽減する
パソコンの起動が遅いと感じる場合、スタートアップアプリが原因になっていることがあります。Windowsのスタートアップ設定では、自動起動されるアプリを一覧で確認でき、不要なものを無効化することで起動時間が大幅に短縮されます。特にクラウド同期ソフトやチャットアプリ、ゲーム関連のアプリは起動時に負荷をかけやすいため、使用頻度が低い場合は自動起動をオフにすることをおすすめします。
また、スタートアップに登録されていることに気付かないアプリも多いため、一度リストを見直すだけで改善されるケースがあります。起動時の負荷を減らすことは、その後の動作全体の軽さにも直結する重要な対処法です.
視覚効果や電源設定などWindowsの設定を軽量化する
Windowsにはアニメーションや透明効果など見た目を美しくするための視覚効果がありますが、これらはCPUやGPUに負荷をかけるため、スペックが低いパソコンでは動作が重くなる一因となります。視覚効果を軽量化する設定に変更すれば、描画処理の負担が減り、全体的な操作感が軽くなります。
また、電源設定が省電力モードになっているとCPU性能が抑制されることがあり、これも動作遅延につながります。「高パフォーマンス」や「バランス」に設定することで、本来の性能が発揮されやすくなります。設定の見直しだけで動作が改善するケースも多いため、簡単に実践できる対処法のひとつです。
ウイルススキャンを実行して不正プログラムを除去する
ウイルスやマルウェアに感染すると、バックグラウンドで不正な処理が行われ、CPUやメモリを大量に使用して動作が遅くなることがあります。ウイルス対策ソフトを使ってフルスキャンを行えば、感染の有無を確認でき、検出された場合はすぐに隔離・削除することで改善が期待できます。
また、対策ソフト自体が重い場合は設定の見直しや軽量な製品への変更も有効です。感染すると動作だけでなく個人情報漏洩や不正アクセスのリスクもあるため、定期的なスキャンと最新状態の維持が欠かせません。普段と異なる挙動が続く場合は、感染を疑って早めに対応することが重要です。
HDD/SSD・メモリなどパーツの改善や交換を検討する
パソコンの動作が継続的に重い場合、内部パーツのスペック不足や劣化が原因となっているケースがあります。特にHDD搭載PCは、SSDに交換するだけで起動時間やアプリの動作が劇的に改善します。また、メモリ容量が少ない場合は増設することで複数アプリを同時に使えるようになり、動作の安定性も向上します。
ストレージやメモリの交換は比較的簡単で、費用対効果も高いため、古いパソコンを延命させる方法として有効です。ただし、マザーボードや電源などより重要なパーツに劣化がある場合は交換が難しいこともあるため、症状の重さに応じて対処法を判断する必要があります。
OSの初期化や再インストールを最終手段として検討する
さまざまな対処法を試しても改善しない場合、OSの初期化や再インストールが効果的な場合があります。長年使っているパソコンでは、不必要な設定やレジストリの蓄積、破損したシステムファイルなどが原因で動作が遅くなることがあり、初期化することで環境をリセットできます。
ただし、初期化にはデータのバックアップが必須であり、アプリの再設定にも時間がかかるため、実行には慎重さが必要です。また、初期化しても改善しない場合はハードウェア的な問題が疑われるため、専門家の診断を検討することになります。最後の手段として覚えておきたい対処法です。
業者に依頼した方が良いケース

パソコンの動作が重い原因は、自分で改善できるものから専門的な知識や工具が必要なものまで幅広く存在します。簡単な設定変更や不要ファイルの削除では解決しない場合、内部パーツの劣化や故障が隠れている可能性があり、無理に自分で分解すると状態を悪化させたりデータを失うリスクもあります。ここでは、専門業者に依頼した方が安全で確実なケースを紹介します。
HDDやSSDの劣化・故障が疑われる場合
ストレージはパソコンの中でも特に故障しやすいパーツで、劣化が進むとデータの読み書きが極端に遅くなり、フリーズや起動不能といった深刻な症状を引き起こします。SMART情報で異常が表示される、カリカリという異音がする、急にパソコンが重くなるといった症状はストレージ劣化の典型例です。
HDDは物理的に動く部品が多いため寿命が短く、突然故障するリスクがあります。SSDも劣化が蓄積すると書き込み速度が極端に低下し、パフォーマンスに影響を与えます。ストレージ故障の修理やデータ復旧は高度な技術が必要なため、自分で分解せず専門業者に依頼する方が安全です。誤った操作でデータを失う可能性もあるため、早期相談が重要です。
内部の温度異常や冷却ファンの不具合がある場合
パソコンの動作が重い理由が温度異常である場合、ファンの不調や内部のホコリ詰まりが原因となっていることがあります。放置するとCPUやGPUが高温になり、保護機能が働いて処理速度を大幅に落としてしまいます。ファンが異常な音を立てる、回転が不安定、ファンエラーの警告が出るといった症状も注意が必要です。
内部の清掃は自分で行うことも可能ですが、ノートPCは分解構造が複雑で破損しやすいため、慣れていない場合は無理に開けない方が安全です。業者は専用工具と適切な手順で冷却システムを点検・清掃できるため、熱暴走による故障を防ぐためにも依頼する価値があります。
頻繁なフリーズ・再起動・ブルースクリーンが発生する場合
パソコンが頻繁にフリーズしたり、突然再起動したり、ブルースクリーン(BSOD)が表示される場合は、ハードウェアトラブルの可能性が高いです。メモリの不良、電源ユニットの劣化、マザーボードの故障など、一般ユーザーが特定しづらい原因が隠れていることが多く、誤った対処はさらなる故障を招く危険があります。
特にブルースクリーンにはエラーコードが表示されますが、その内容の判断や修理方法には専門知識が必要です。何度も同じ症状が起きる、特定の作業で高確率でフリーズするなど再現性がある場合は、早期に業者へ診断を依頼することで損傷の拡大を防ぎ、修理費用を抑えられる可能性があります。
メモリ・電源ユニット・マザーボードなど内部パーツに不調がある場合
内部パーツの故障は、一般ユーザーが見分けることが難しい領域です。メモリの不良はランダムなフリーズやアプリの強制終了を引き起こし、電源ユニットの劣化は突然のシャットダウンの原因になります。マザーボードに不調があると、起動すらできないほど深刻な問題に発展することもあります。
これらのパーツは専門的な診断機器が必要となることが多く、自分で交換しようとすると相性問題や取り付け不良が発生する危険があります。適切に診断すれば交換だけで改善できるケースも多いため、症状が出始めた段階で業者に相談することがパソコンの寿命を延ばす上でも有効です。
自分で調べても原因が特定できず改善しない場合
タスクマネージャーを確認しても異常が見つからない、対処法を一通り試しても動作が改善しない場合、根本原因が深い部分に潜んでいる可能性があります。特に、症状が断続的に出る、原因が明確でないまま動作が悪化していくといったケースでは、判断を誤ると故障を悪化させるリスクがあります。
専門業者は経験と診断ツールを用いて原因を迅速に特定できるため、時間と労力を無駄にせず最短で改善につなげることができます。パソコンは複雑な機器であり、深刻な故障ほど早い対応が重要となるため、迷った場合はプロに相談することをおすすめします。
パソコンの動作が重いときは業者に依頼するのも一つ

自分で原因を調べたり、一般的な対処法を試しても改善しない場合は、専門業者に依頼するという選択肢も検討すべきです。パソコンの内部には精密な部品が多く、劣化や故障が進んでいる場合は、素人判断で分解してしまうと故障を悪化させたりデータを失うリスクがあります。業者に依頼すれば短時間で原因を特定してもらえるため、ムダな時間を費やさず確実な改善につながるメリットがあります。
業者に依頼するメリット
パソコン修理業者に依頼する最大のメリットは、「原因特定の精度とスピード」です。専門業者は膨大な修理実績と専用ツールを持っているため、ユーザーが数時間〜数日かけてもわからない原因を短時間で判断できます。また、HDDやSSDのデータを保持したまま修理できる可能性が高く、データ損失のリスクを最小限に抑えられる点も大きな利点です。
さらに、ファンの清掃やパーツ交換など、分解作業が必要な修理も安全に行うことができます。自作PCや古いノートPCなど、特殊な構造の機種でも対応できるのはプロならではです。自分で作業するよりも危険が少なく、結果的に費用対効果が高くなるケースも珍しくありません。
業者に依頼したときの費用相場
パソコン修理の費用相場は、故障箇所や必要な作業内容によって大きく変わります。一般的な診断費用は0円〜5,000円程度で、店舗によっては無料診断を実施しているところもあります。具体的な修理内容としては、内部清掃が5,000〜10,000円前後、HDD→SSD交換は部品代込みで15,000〜30,000円ほどが相場です。
メモリ交換は8,000〜20,000円程度、電源ユニット交換は20,000〜40,000円と、パーツの種類によって費用は上下します。基板修理や重度のデータ復旧が必要な場合は高額になり、50,000〜100,000円を超えることもあります。依頼する前には、必ず見積もりを取り、料金体系が明確な業者を選ぶことが重要です。
信頼できる業者の選び方
パソコン修理業者を選ぶ際は、「料金の明確さ」「実績」「サポート体制」の3つが重要です。料金が不透明な業者は追加請求が発生するリスクがあるため、作業前に見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。また、修理実績が多い業者はトラブル事例の知識が豊富で、原因特定から修理までの対応がスムーズです。
口コミ・評判を確認することも有効です。さらに、データ保護に配慮しているか、アフターサポートが充実しているかも重要なポイントです。出張修理を行っている業者・全国対応の大手・メーカー認定業者など、用途や状況に合わせて選ぶと失敗を避けられます。信頼できる業者を選ぶことで、安全かつスムーズに問題解決を進めることができます。
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まとめ

パソコンの動作が重くなる原因は、CPUやメモリの負荷、ストレージの容量不足や劣化、常駐アプリの多さ、熱暴走、ウイルス感染など多岐にわたります。しかし、タスクマネージャーで負荷状況を確認したり、ストレージの空き容量や健康状態をチェックするだけでも、多くの原因を自分で特定することができます。
また、不要なアプリの削除やスタートアップの整理、視覚効果の軽量化、ウイルススキャンの実行など、簡単な対処で改善するケースも少なくありません。それでも改善しない場合は内部パーツの故障の可能性が高く、専門業者への相談が安全で確実です。正しい手順で原因を調べれば、無駄な作業を減らし最短で改善につなげることができます。
もし、パソコンの動作が重いなどでお困りでしたらパソコン修理屋くまさんまでご相談ください。当社ではパソコンのさまざまなトラブルに出張修理いたします。パソコン修理ならパソコン修理屋くまさんまでお気軽にお問い合わせください。

