パソコンの再起動が終わらない|電源を切っていいかはランプで見分ける

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パソコンの再起動が終わらない|電源を切っていいかはランプで見分ける

この記事は約44分で読み終わります。

再起動を押した。ぐるぐるが回っている。5分たっても、10分たっても、画面が変わらない。

このとき、多くの方の手は電源ボタンに伸びかけています。切っていいのか、切ったら壊れるのか。

そして検索すると、待つ時間の目安がばらばらに出てきます。数分と書いているところもあれば、数時間と書いているところもあります。

  1. 電源を切っていいかを、待った時間ではなく見た目で判断できます
  2. どのランプを見ればよいかが分かります
  3. 電源を切る前に確かめておくことが分かります
  4. 切ったあとに自分でできることが分かります
  5. 直らなかったときの費用の見当がつきます

この記事は、当社が公開している修理事例141件のうち、再起動・起動・更新に関わる45件を読んで書いています。2026年8月に対応したものです。

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電源を切っていいかの見分け方

先に、いちばん大事なことをお伝えします。

「何分待てばよいか」には、決まった答えがありません。

これは調べ方が足りないという話ではありません。パソコンを作っているメーカーの案内にも、Windowsを作っている側の案内にも、待ち時間の数字が書かれていないのです。書かれているのは、ダウンロードにかかる時間は回線の速さや更新の大きさによって違う、ということだけです。

実際、インターネット上の目安は数分から数時間まで大きく開きがあります。同じ記事の中で違う数字が並んでいることもあります。

数字がそろわないのは、時間が判断の基準になっていないからです。

では何を見るのか。アクセスランプです。

ここで先に確かめていただきたいことがあります。パソコンのランプは、1つではありません。

パソコン本体の手前側に、複数のランプが並んでいることを示した図。ノートパソコンなら手前のふち、デスクトップなら前面にあたる。1つ目は電源ランプで、電源が入っているかどうかを示すもの。2つ目はアクセスランプで、ディスクを読み書きしているかどうかを示すもの。円筒を横から見たような絵柄が目印になる。3つ目は充電ランプで、ノートパソコンにあり、充電しているかどうかを示すもの。図の下に、ランプの数と並び順はメーカーと機種によって違うこと、この図は並び順を示すものではないこと、判断に使うのは2つ目のアクセスランプであることを添えている ランプは1つではありません 本体の手前側(ノートは手前のふち、デスクトップは前面) 1 電源ランプ 2 アクセスランプ 3 充電ランプ 1 電源が入っているかどうかを示します。これは判断に使いません 2 ディスクを読み書きしているかどうかを示します。円筒を横から見たような絵柄が目印になっていることがあり ます。待つか切るかの判断に使うのは、このランプです 3 ノートパソコンにあります。充電しているかどうかを示すもので、判断には使いません ランプの数と並び順は、メーカーと機種によって違います。この図は並び順を示すものではありません。 3つとも付いている機種もあれば、1つしか無い機種、まったく無い機種もあります。 どれがアクセスランプか分からないときは、お手元の取扱説明書をご確認ください。分からないまま電源を切る判断をしないで ください。

電源ランプは、電源が入っているかどうかを示します。これは判断に使いません。

見るのはアクセスランプです。ディスクを読み書きしているかどうかを示すもので、円筒を横から見たような絵柄が目印になっていることがあります。絵柄が付いていない機種もあります。

場所も数も機種によって違います。ノートパソコンなら手前のふち、デスクトップなら本体の前面に付いていることがあります。3つとも付いている機種もあれば、1つしか無い機種、まったく無い機種もあります。取扱説明書に一覧があれば、そちらもあわせてご確認ください。

どのランプを見ればよいか分かったら、次はこの図で行き先を選んでください。

パソコンの再起動が終わらないときに、アクセスランプの見え方で次にすることを3つに切り分ける分岐図。1つ目はアクセスランプが点滅している、または点灯している場合で、処理を実行中のため、そのまま待つ。2つ目はアクセスランプが消えたままで、数時間たっても画面が変わらない場合で、処理が止まっている可能性があるため、電源を切る前にすることへ進む。3つ目はアクセスランプが見当たらない場合で、機種によってはランプが無いため、画面の表示が変わるかどうかと、本体から音がしているかどうかで見る。図の下に、ランプの場所と数はメーカーと機種によって違うこと、電源ランプとアクセスランプは別のものであること、待った時間の長さだけで電源を切るかどうかを決めないことを添えている アクセスランプの見え方で、次にすることが分かれる いまアクセスランプはどう見えていますか 点滅している、または点灯している 処理を実行中です。中で書き込みが続いている間は、電源を切ると途中で止まります → そのまま待ちます。画面に文字が出ていれば、その文字が変わるかどうかも見ます 消えたままで、数時間たっても画面が変わらない 処理が止まっている可能性があります → 電源を切る前にすることへ進みます。切る前に確かめることが2つあります アクセスランプが見当たらない 機種によっては付いていません。ランプが無いこと自体は故障ではありません → 画面の表示が変わるか、本体から音がしているかで見ます ランプの場所と数は、メーカーと機種によって違います。電源ランプとアクセスランプは別のものです。お手元の取扱説明書に一 覧があれば、そちらが確実です。待った時間の長さだけで、電源を切るかどうかを決めないでください。

いま目の前のパソコンが、どれに当てはまるかを探してください。

  1. アクセスランプが点滅している、または点灯している → 処理中です。「点滅・点灯しているとき」へ
  2. アクセスランプが消えたままで、数時間たっても画面が変わらない → 「消えたまま変わらないとき」へ
  3. アクセスランプが見当たらない → 機種によっては付いていません。画面の表示と音で見ます

待った時間の長さだけで、電源を切るかどうかを決めないでください。 ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。

アクセスランプが点滅・点灯しているとき

この状態のときは、電源を切らないでください。

メーカーの案内では、アクセスランプが点灯・点滅している場合は処理を実行中なので、しばらく待つように、とされています。

中で何かの読み書きが続いている、ということです。ここで電源を切ると、書き込みが途中で止まります。

30分たっていても、1時間たっていても、ランプが動いているなら同じです。時間ではなく、ランプが動いているかどうかで見ます。

あわせて、画面のほうも見てください。文字が出ているなら、その文字が変わるかどうかを見ます。

  1. 進み具合の数字が出ている(少しずつでも増えているか)
  2. 更新の作業中である、という意味の文字が出ている
  3. 何度も同じ文字のまま止まって見える

数字が増えているなら、進んでいます。増えていなくても、ランプが動いているなら、まだ何かをしています。

うかがっていて多いのが、進み具合の数字が同じところで長く止まって見える、というご相談です。数字は一定の速さでは進みません。ある数字のところで長く止まり、その後に一気に進むこともあります。

画面に出ている文字によっても、状況の見当がつきます。

画面に出ている文字何をしているところか
更新の作業をしている、という意味の文字Windowsの中身を書き換えています。切ると中途半端に書き換わった状態が残ります
元に戻している、という意味の文字書き換えに失敗して、前の状態へ戻しています。これも途中で切れません
再起動している、準備している、という意味の文字起動の途中です
何も出ておらず、丸い印だけが回っている表示する画面がまだ用意できていない段階です

元に戻している最中は、とくに切らないでください。 戻す作業が途中で止まると、書き換えたものも戻したものも中途半端になります。

なお、更新の作業中だと分かっている場合は、時間がかかっていても待ってください。更新に関わることはパソコンの更新が終わらないときの記事に、画面の表示ごとの見方をまとめています。

ノートパソコンの場合、もう1つ確かめていただきたいことがあります。電源につないだ状態にしておいてください。バッテリーだけで動かしていると、待っているあいだに電池が切れます。切れれば、こちらが切ったのと同じことになります。

アクセスランプが消えたまま変わらないとき

アクセスランプが消えていて、しかも数時間たっても画面が変わらない。この場合は、処理が止まっている可能性があります。

メーカーの案内でも、アクセスランプが消灯していて数時間待っても改善がない場合は強制終了する、という書き方になっています。

2つの条件がそろっているかを見てください。

  1. アクセスランプが消えている(点滅も点灯もしていない)
  2. 数時間たっても画面が変わっていない

どちらか片方だけでは、まだ切らないでください。 ランプが動いているなら1つ目を満たしていませんし、消えていても十分に時間がたっていなければ2つ目を満たしていません。

ランプが見当たらない機種の場合は、代わりに次を見てください。

  1. 画面の文字や数字が、まったく変わらないままか
  2. 本体からファンの回る音や、ディスクの回る音がしているか

音がしているなら、まだ何かをしています。ただし、音の有無はランプほどはっきりしません。ランプが無い機種で判断がつかないときは、切らずにご相談ください。

上の2つ(ランプが消えている・数時間変わらない)がそろった場合は、次の章に進んでください。ただし、電源を切る前に確かめることがあります。

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電源を切る前にすること

ここからは、電源を切ると決めた方に向けた内容です。切る前にしていただきたいことがあります。

つないでいる機器は、この時点ではまだ外さないでください。パソコンはまだ通電しています。外付けのハードディスクやUSBメモリを、この状態で引き抜くと、そちらのデータを壊すことがあります。外すのは電源が切れたあとです。

BitLockerの回復キーを確かめる

切る前にしていただきたいのは、これです。

Windowsには、中のデータを暗号で守るしくみが入っていることがあります。この状態のパソコンでは、起動するときに回復キーという数字の並びを求められる画面が出ることがあります。

Windowsを作っている側の案内では、セキュリティ上の理由やハードウェアの変更によって、起動時に回復キーの入力を求められる場合がある、とされています。

問題は、その画面が出たときに手元にキーが無いと、そこから先へ進めなくなることです。

ご本人であっても進めません。パスワードを覚えていても関係ありません。回復キーそのものが必要です。

だから、電源を切る前に、自分の回復キーがどこにあるかを確かめておいてください。保存されている場所は次のとおりです。

  1. Microsoftアカウント(サインインして確認できます。別のスマートフォンやパソコンから見られます)
  2. 職場または学校のアカウント(会社や学校から渡されたパソコンの場合)
  3. プリントアウト(設定したときに印刷した紙が残っていないか)
  4. USBフラッシュドライブ(設定したときに保存した場合)

別の機器で先に確認してください。いま止まっているパソコンでは確認できません。

まず1つ目のMicrosoftアカウントから探すのが手軽です。スマートフォンや別のパソコンから、そのパソコンを設定したときに使ったアカウントでサインインすると、登録されている機器の一覧が出ます。その中から、いま止まっているパソコンを選ぶと、回復キーを見ることができます。

探すときは、そのパソコンを設定したときのアカウントでサインインしてください。別のアカウントでは出てきません。ご家族が設定されたパソコンであれば、その方のアカウントに入っていることがあります。

会社から渡されたパソコンで、自分では分からない場合は、電源を切る前に管理している部署へご連絡ください。切ってから連絡すると、その間パソコンが使えないままになります。

見つかったら、その場で書き写すか、写真に撮っておいてください。数字の並びが長いので、あとで見に行こうとすると手間になります。

見つからなかった場合は、どうするか。その場で切ることはお勧めしません。回復キーを求められる画面が必ず出るとは限りませんが、出たときに手元に無ければ、そこで止まります。

見つからないまま先へ進みたい場合は、中のデータが取り出せなくなる可能性があることを承知したうえでの判断になります。大事なデータがあるなら、その前にご相談ください。当社では、起動しないパソコンから必要なデータだけを取り出すご依頼も承っています。

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自分でできる復帰の手順

ここまでの確認を終えた方に向けて、順に書きます。分解が必要なものは1つもありません。

電源ボタンを長押しして切る

電源ボタンを押し続けると、電源が切れます。

何秒押すかは、機種によって違います。メーカーごとに案内が違い、数字を1つに決められません。画面が消えて、動いている音が止まるまで押し続けてください。それが目安です。

切れたら、そのまま少し置いてください。すぐに入れ直さず、間をあけます。

うまくいかなくても、電源を切る・入れるを繰り返さないでください。

なお、画面が固まって動かないときの切り方は、パソコンを強制終了する方法をまとめた記事にも書いています。再起動が終わらない場合は、いまお読みのこのページの順番どおりに進めてください。 アクセスランプを確かめて、回復キーを確かめてから切る、という順番です。

電源が切れてからつないでいた機器を外す

機器を外すのは、電源が切れたあとです。 通電しているあいだに外付けのハードディスクやUSBメモリを引き抜くと、そちらのデータを壊すことがあります。

電源が落ちたことを確かめてから、次のものを外してください。

  1. USBメモリ、外付けのハードディスク、SDカード
  2. プリンターやスキャナーのケーブル
  3. 無線のマウスやキーボードの受信機(本体に挿さっている小さな部品)
  4. 外部のモニターにつないでいる映像のケーブル

電源のケーブルとACアダプターは外さないでください。 外すのは、あとから足した機器だけです。

デスクトップの場合、キーボードとマウス、モニターのケーブルは戻してください。 起動したあとに回復キーを打ったり、画面の選択肢を選んだりすることがあります。無線のキーボードやマウスをお使いなら、受信機も戻します。外したままだと、画面が出ても操作できません。

外し終えたら、電源ボタンを押して起動します。あとから足した機器をつないでいない状態で、起動するかを見ます。

普通に起動したら、そこで終わりです。外した機器を1つずつ戻して、どれをつないだときに止まるかを見ると、原因が分かることがあります。

自動修復の画面が出たときの進め方

電源を入れ直すと、いつもの画面ではなく、修復に関する画面が出ることがあります。

これは、うまく起動できなかったことをパソコンが自分で気づいて、直そうとしている画面です。異常ではありません。

ただし、ここから先はご自身での判断が必要になります。

  1. 診断や修復が進んでいるあいだは、待ってください。ここで電源を切ると、また同じところに戻ります
  2. 画面に選択肢が出たら、まずいつもどおりに起動する選択肢を選んでください
  3. 初期化にあたる選択肢は、この時点では選ばないでください

初期化を選ぶと、中のデータが消えます。しかも、先ほどの回復キーを求められることがあります。回復キーが手元に無い状態で初期化を進めると、途中で止まって、どちらにも進めなくなります。

この画面から進める操作のうち、初期化以外に選べるのは次の2つです。

  1. いつもどおりに起動する(画面によっては、終了して通常どおり続行する、といった書かれ方をしています)
  2. 前の状態に戻す(システムの復元。日付を選んで、その時点の設定に戻します)

2つ目は、写真や書類などのご自身のデータには手を付けずに、設定だけを戻すものです。ただし、その時点以降に入れたソフトは消えます。また、戻す作業そのものに時間がかかります。当社でお預かりしたケースでも、この処理に時間がかかって、その日のうちには終わらなかったことがあります。

この画面が何度も繰り返し出る場合は、ご自身での復旧は難しい段階です。当社にご相談いただいたケースでも、この状態からは中のディスクの交換になったり、一度で終わらず継続してお預かりすることになったりしています。

繰り返し出るということは、起動できない原因が残っているということです。何度も同じ操作を試すより、そこで手を止めていただくほうが、あとの選択肢が残ります。

セーフモードで起動する

必要最小限の状態でWindowsを起動する方法があります。セーフモードといいます。

修復に関する画面から、詳しい設定に進むと選べます。画面の案内に沿って進んでください。

セーフモードで起動できた場合、パソコンそのものは動いています。あとから入れたソフトや、機器を動かすためのプログラムが原因である可能性が高くなります。

この状態でできることは限られますが、次の2つは意味があります。

  1. 大事なデータを、外付けのハードディスクやUSBメモリに移す
  2. 直前に入れたソフトを削除する

1つ目を先にしてください。原因を探すより、データを守るほうが先です。

移すものには順番をつけてください。全部を一度に移そうとすると時間がかかり、そのあいだにパソコンが落ちることもあります。

  1. 期限のある仕事や手続きに関わるもの
  2. 写真や動画など、撮り直しのきかないもの
  3. デスクトップ・ドキュメント・ピクチャなど、ご自身で作ったファイル

アプリそのものや、Windowsの入っているフォルダーは移しても動きません。迷うものは後回しにして、まず今日必要なものから移してください。

セーフモードでも起動しない場合は、ここから先は開けて見るまで分かりません。Windowsの側が深く傷んでいることもあれば、本体の部品に原因があることもあり、外からは区別できません。

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やってはいけないこと

再起動が終わらないときに、状態を悪くしてしまう行動があります。3つ書きます。

更新中と分かっているのに電源を切る

画面に更新の作業中であることが出ているときは、電源を切らないでください。

更新は、Windowsの中身を書き換える作業です。書き換えている途中で電源が落ちると、中途半端に書き換わった状態が残ります。

この状態になると、次に起動したときに元に戻す作業が始まります。うまく戻ればいいのですが、戻りきらないこともあります。

更新に時間がかかること自体は、珍しくありません。更新の中身や、パソコンの性能、空き容量によって、かかる時間は変わります。

電源を切る・入れるを何度も繰り返す

うまくいかないからといって、繰り返さないでください。

繰り返すと、次の2つが起きます。

1つ目は、そのたびに書き込みが途中で止まることです。傷んでいるところがあれば、そのぶん進みます。

2つ目は、修復の画面から抜けられなくなることです。うまく起動できない回数が重なると、パソコンは自分で直そうとし続けます。当社にご相談いただいたケースでも、この状態から抜けられなくなったものがありました。

同じ操作を繰り返しても、変わりません。一度試して駄目なら、そこで止めてください。 中のデータを取り出したい場合は、通電を続けるほど取り出しにくくなることがあります。

回復キーが分からないまま初期化を進める

これがいちばん取り返しがつきません。

初期化を選ぶと、中のデータは消えます。それは承知のうえだとしても、途中で回復キーを求められて止まることがあります。

そうなると、初期化も終わらず、元にも戻れません。データを諦めることすらできない状態になります。

回復キーが見つかっていない段階で、初期化を選ばないでください。

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直らないときは修理に出す

ここまで試して変わらない場合は、内部に原因があると考えられます。

修理に出す前に確かめること

ご相談いただく前に、次の3つを控えておいていただけると、やりとりが早く済みます。

  1. いつから、何をしたあとに起きたか(更新のあと、ソフトを入れたあと、何もしていない、など)
  2. アクセスランプがどう見えているか(点滅している、消えている、ランプが見当たらない)
  3. 画面に出ている文字(写真を撮っていただけると助かります)

回復キーの有無も、あわせてお知らせください。ある場合と無い場合とで、できることが変わります。

もう1つ、先に決めておいていただきたいことがあります。中のデータと、いまのパソコンを使い続けることの、どちらを優先されるかです。

  1. データを優先する場合は、起動を戻すより先に取り出す作業になります。通電を続けるほど取り出しにくくなることがあるため、早めのご相談が効きます
  2. 使い続けることを優先する場合は、ディスクの交換とWindowsの入れ直しになることがあります。この場合、中のデータは元のディスクに残っていても、そのままでは戻りません

写真や書類のように代わりのないものがあるかどうかで、選ぶ道は変わります。どちらを先にするかを決めてからご連絡いただけると、作業の順番を間違えずに済みます。

どちらも、と思われるのが自然です。ただ、状態によっては両立しないことがあります。その場合は、確認したうえでご相談させていただきます。

どこに頼むかで迷われている場合は、パソコン修理はどこに頼むかをまとめた記事もご覧ください。

くまさんが実際に対応した事例

この記事は、公開している修理事例141件のうち、再起動・起動・更新に関わる45件を読んで書いています。そのうち、行き着く先が5つとも違う5件を載せます。

5件の期間は2026年8月です。

141件のうちの5件であって、再起動が終わらなくなった方のうち何割がこうなる、という数字ではありません。当社に相談があり、事例として公開できたものだけが載っています。

料金は事例には記載していません。公開している事例に金額の記録が無いためです。費用の考え方は次の章をご覧ください。

CASE 01 一度では終わらなかった 更新の翌日から修復の画面を繰り返し、続けての対応が必要と判断
症状
更新の翌日から修復の画面が繰り返し出て、再起動してもいつもの画面へ進めない
原因
Windows側の不具合
対応時期
2026年8月

修復の画面が繰り返し出る状態を確認し、Windows側の不具合を中心に切り分けました。以前の状態に戻す処理を進めましたが、処理そのものに時間がかかる状態だったため、この日のうちには終わらず、続けての対応が必要と判断しています。現状と今後の進め方をご説明しました。

施工のポイント

修復の画面まで進んだものが、その日のうちに全部片づくとは限りません。時間がかかる処理は、途中で止めるとまた最初からになります。

CASE 02 中身を入れ替えて直った 修復の画面から進まずディスクを交換してWindowsを入れ直し
症状
修復やデータの修復に関する画面から先へ進まず、何度再起動しても立ち上がらない
原因
内部のディスクの不具合
対応時期
2026年8月

何度再起動してもWindowsが立ち上がらない状態を確認し、内部のディスクの不具合が原因と判断しました。故障していたディスクを新しいものへ交換し、Windowsを入れ直しています。入れ直したあと、正常に起動することを確認しました。

施工のポイント

繰り返し起動できない場合、原因がソフトではなくディスクの側にあることがあります。この場合、電源を入れ直す回数を重ねても直りません。

CASE 03 データを残して直った 回復キーを入力しても起動しない状態から、データを残して復旧
症状
暗号のしくみに関する画面が出て、回復キーを入力しても起動しない
原因
追加のディスクの使用時間が長く、不要なソフトも多数
対応時期
2026年8月

データを残したまま復旧できるかというご依頼でした。内蔵のディスクと追加のディスクの状態を診断したところ、内蔵のほうは正常で、追加のディスクの使用時間が長くなっていました。あわせて不要なソフトが多数入っていたため、最小限の状態で起動して削除し、整理と点検を行って正常に起動することを確認しています。

施工のポイント

回復キーの画面が出ても、キーが手元にあれば打つ手は残ります。この方は入力できたため、中を見て切り分けることができました。

CASE 04 データが全部は戻らなかった 修復の画面から抜けられずディスクを交換、データは読み出せる範囲を確認
症状
修復の画面から抜けられず、アカウントの認証も通らない
原因
ディスク側の不具合
対応時期
2026年8月

起動できる状態に戻したいとのご依頼でした。状態を切り分けたところ、ディスク側の不具合が大きいと判断し、交換してWindowsを使える状態に戻しています。データについては、元のディスクから読み出せる範囲を確認し、その範囲を現状としてご説明しました。

施工のポイント

起動が戻ることと、データが全部戻ることは別です。ディスクの側が傷んでいる場合、読み出せる範囲までになります。

CASE 05 直さずに乗り換えた 更新後に起動しないパソコンから、新しいパソコンへデータを移行
症状
更新のあとに起動しない
原因
修理ではなく買い替えをご希望
対応時期
2026年8月

修理だけでなく新しいパソコンへ移りたいとのご依頼でした。新しいノートパソコンを開梱し、初期設定から表計算などのソフトの認証、セキュリティ、プリンターまで順に設定しています。元のパソコンからは、デスクトップや書類、写真、動画など必要なデータを取り出して移しました。

施工のポイント

直すか、移るか。使っていた年数やご予算によって、移るほうを選ばれることがあります。その場合も、元のパソコンからデータを取り出す作業は必要です。

出張と宅配のどちらを選ぶか

当社には店舗がありません。出張と宅配の2つです。

出張宅配
向いている場合その場で見てほしい/複数台まとめて見てほしい急いでいない/対応エリアの外にお住まい
かかる日数訪問した日のうちに終わることがある送る日数がかかる
費用の違い出張料金がかかる送る費用がかかる

この症状では、電話やリモートでの対応ができません。パソコンが操作できる状態にないためです。

対応している地域は対応エリアのページをご覧ください。

かかる費用

料金の考え方は次のとおりです。

項目金額
基本料金11,000円(3つの安心診断込み・各3台まで)
作業料金3,300円〜(作業内容により異なる・部品代は別途)
出張料金5,500円(離島など一部地域は別途)
宅配の返送コレクト返送手数料 2,200円(発送費はお客さま負担)
4台目以降診断料金 3,300円/1台

出張の場合、基本料金と出張料金は必ずかかります。そのうえで作業の内容によって作業料金が決まります。

この症状では、開けて見るまで総額が決まりません。ディスクの交換が必要になれば部品代が加わりますし、データの取り出しだけで済むこともあります。現地で状況を確認したうえで、合計金額をお見積りしてからの作業になります。

詳しい内訳は料金のページに載せています。

パソコンの再起動のよくある質問

再起動が終わらないときはどのくらい待てばいいですか

時間では決まりません。メーカーの案内にも、Windowsを作っている側の案内にも、待ち時間の数字は書かれていません。

見るのはアクセスランプです。点滅または点灯しているあいだは処理を実行中なので、待ちます。消えていて、しかも数時間たっても画面が変わらない場合に、電源を切ることを考えます。

インターネット上の目安が数分から数時間までばらばらなのは、時間が基準になっていないためです。

再起動が長すぎるときの対処法はありますか

まず、電源は切らずにアクセスランプの状態を確かめてください。点滅・点灯しているあいだは処理を実行中なので、待ちます。

消えていて、数時間たっても画面が変わらなければ、電源ボタンを長押しして切ります。切る前に、暗号のしくみに使う回復キーが手元にあるかを確かめてください。

つないでいる機器を外すのは、電源が切れたあとです。 通電しているあいだに外付けのハードディスクやUSBメモリを引き抜くと、そちらのデータを壊すことがあります。外し終えてから、何もつないでいない状態で起動するかを見ます。

再起動するまで30分以上かかるのはなぜですか

時間がかかること自体には、いくつか理由があります。

  1. 更新の中身が大きい(大きな更新のあとは時間がかかります)
  2. パソコンの性能や、使っているディスクの種類
  3. 空き容量が少ない
  4. 長く使っていて、中に不要なものが増えている

時間がかかっていること自体は、故障とは限りません。アクセスランプが動いているなら、進んでいます。

とくに、大きな更新のあとの1回目は長くかかります。更新のあとに設定を整える作業が続くためで、2回目からは元に戻ることがあります。

ただし、毎回のように長くかかるようになった場合は、ディスクの状態が下がっている可能性があります。当社でも、修復の画面から進まなくなったパソコンで、ディスクの不具合が原因だったことがあります。以前は数分で立ち上がっていたのに、最近は毎回待つようになった、という変化があるようでしたら、一度ご相談ください。

まとめ

再起動が終わらないとき、電源を切っていいかは、待った時間では決まりません。

  1. 見るのはアクセスランプです。電源ランプとは別のもので、円筒を横から見たような絵柄が目印になっていることがあります
  2. 点滅・点灯しているあいだは処理中なので、待ちます
  3. 消えていて、数時間たっても画面が変わらない場合に、切ることを考えます
  4. 切る前に確かめるのは、暗号のしくみに使う回復キーが手元にあるかどうかです。つないでいる機器を外すのは、電源が切れたあとです
  5. 回復キーが分からないまま初期化を進めないでください。初期化も終わらず、元にも戻れなくなります

修復の画面から進まなくなった段階からは、ご自身での復旧は難しくなります。当社にご相談いただいたケースでも、ディスクの交換になったもの、一度で終わらなかったもの、新しいパソコンへ移ることになったものと、結末は分かれています。

中のデータが大事な場合ほど、早めにご相談ください。通電を続けるほど、取り出しにくくなることがあります。

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