スズメバチの種類は6つ|写真と巣の形で見分けて危険度がわかる
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見かけた蜂がスズメバチなのか、スズメバチならどの種類なのかを調べている方が多いと思います。
先に結論を書きます。住宅のまわりで見るスズメバチは6種類です。 見分けるときは、大きさ、色と柄、巣の形の順に見ていきます。
危険な順では、千葉市が「オオスズメバチ>>キイロスズメバチ>コガタスズメバチ」としています(千葉市:スズメバチの種類と生態)。
ただし、猿太郎が実際に駆除した記録では違う結果が出ています。詳しくは記事の後半で解説します。
なお、1匹だけ見かけて刺激してしまったときの話はスズメバチを一匹殺すとどうなる?にまとめています。
- 住宅のまわりで見る6種類の特徴
- 危険な順と、その根拠
- 大きさと色と柄からの見分け方
- 巣の形と場所からの見分け方
- 駆除にかかった費用の実際
目次
住宅のまわりで見るスズメバチは6種類ある
日本には何種類ものスズメバチがいますが、住宅のまわりで見かけるのはおおむね6種類です。
写真とイラストを並べます。目の前の蜂と見比べてください。近づいて確かめる必要はありません。写真を撮って拡大すれば足ります。
撮るときは、蜂が止まっているところを狙ってください。飛んでいる蜂は写りません。網戸ごしやガラス越しでもかまいません。ピントが合わなくても、大きさと色の印象が分かれば絞り込めます。
6種類は、それぞれ巣を作る場所が違います。軒下や屋根裏、庭木の枝、地面の中と分かれるので、蜂を見た場所そのものが手がかりになります。どこで見たかを覚えておいてください。
このほかにチャイロスズメバチという種類もいます。ほかのスズメバチの巣を乗っ取る習性があり、住宅で見かけることはまれです。この記事では6種類を扱います。
オオスズメバチは働きバチで27ミリから40ミリある
日本で最も大きいスズメバチです。千葉市は「世界でも最大のスズメバチ」としています(千葉市:スズメバチの種類と生態)。


働きバチの体長は27ミリから40ミリ、女王バチは43ミリから45ミリです(千葉市)。ほかの種類と並べると、明らかに大きく見えます。単独で飛んでいても「大きい」と感じるなら、この種類の可能性があります。
体の色は褐色で、頭が大きく見えます。飛ぶ音も低く、羽音で気づくことがあります。
千葉市は餌について「セミ、カマキリなどの大型昆虫の他、他種のスズメバチやミツバチも襲う」としています。ほかの蜂の巣を襲うため、庭でミツバチやアシナガバチの巣が急に静かになったときに、この蜂が来ていることがあります。
巣を作るのは地中です。千葉市は営巣場所について「地中(舗装してある市街地には住めない)」と書いています。土がある場所に限られるので、住宅地の真ん中では巣を作れません。
キイロスズメバチは軒下や屋根裏に巣を作る
住宅でいちばん問題になりやすい種類です。


働きバチの体長は17ミリから24ミリです(千葉市)。オオスズメバチより小さく、全体に黄色く見えます。千葉市は形態について「黄色の長い毛が体を覆うため、飛んでいるときは黄色く見える」と説明しています。
止まっているときより、飛んでいるときのほうが黄色く見えます。毛が光を受けるためです。「黄色い蜂が飛んでいた」という覚え方をしているなら、この種類の可能性が高くなります。
営巣場所は「軒下、屋根裏など」で、巣の形は「球形」です(千葉市)。餌は「各種昆虫、クモなど」とされています。
人の住むところに巣を作るため、出会う機会がいちばん多い種類です。千葉市はこの種類の危険度を「人家に巣を造ることが多く、刺傷事故が最も多い」としています。
猿太郎が実際に駆除した記録でも、種類まで残っていた23件のうち10件がこの種類でした。
コガタスズメバチは庭木や生け垣の枝に巣を作る
名前に「コガタ」とありますが、小さい蜂ではありません。


働きバチの体長は21ミリから27ミリで、キイロスズメバチより大きくなります(千葉市)。千葉市は形態を「黒褐色の体に黄色の縞」としています。黄色より黒が勝って見えるのが、キイロスズメバチとの違いです。
営巣場所は「庭木や生け垣の木の枝」です(千葉市)。軒下ではなく、木の枝からぶら下がる形になります。
葉に隠れて見えにくいため、気づかないまま近づいてしまうことがあります。千葉市はこの種類の危険度を「木の枝に巣を作っているため、見つけにくく、剪定中や草刈り中に誤って巣に触れて刺される場合がある」としています。
猿太郎の記録では、種類まで残っていた23件のうち13件がこの種類で、いちばん多い結果でした。
モンスズメバチはお腹の柄で見分ける
腹の模様が波打っているのが特徴です。


ほかの種類は腹の縞がまっすぐですが、この種類は境目が波を打っています。写真を拡大して、黄色と黒の境目のかたちを見てください。直線なら別の種類です。
体の大きさはキイロスズメバチとコガタスズメバチのあいだくらいで、大きさだけでは絞れません。柄が決め手になります。
巣はこの形です。閉じた空間に作られ、外側が殻で覆われます。

ヒメスズメバチはおしりが黒い
腹の先が黒いことで見分けられます。


体は大きいのですが、腹の先が黒いので、ほかの種類と並べると区別がつきます。ほかの種類は腹の先まで黄色と黒の縞が続きます。
見るのはおしりの先だけです。そこが黒く塗りつぶされたようになっていれば、この種類です。写真を撮って拡大すれば、近づかずに確かめられます。
巣はこの形です。屋根裏や床下のような閉じた場所に作られます。

クロスズメバチは地面の中に巣を作る
黒くて小さいスズメバチです。地域によっては「地蜂」と呼ばれます。


ほかのスズメバチが黄色っぽいのに対し、この種類は黒と白に見えます。大きさもほかより小さく、アシナガバチと間違えられることがあります。
地面の中に巣を作るため、草刈りや畑仕事の途中で気づくことがあります。地面の穴に蜂が出入りしていたら、この種類かオオスズメバチです。
穴は落ち葉や草に隠れていて、近づくまで見えません。草を刈る前に、同じところへ蜂が出入りしていないかを離れた場所から見てください。
地域によっては幼虫を食用にする習慣があり、その場合は「ヘボ」とも呼ばれます。
危険な順ではオオスズメバチが最も上にくる
千葉市は、3種類について危険度の順を「オオスズメバチ>>キイロスズメバチ>コガタスズメバチ」と示しています(千葉市:スズメバチの種類と生態・2022年8月3日更新)。
オオスズメバチだけが二重の記号で離されています。キイロスズメバチとコガタスズメバチのあいだは1つ、オオスズメバチとキイロスズメバチのあいだは2つです。書き方として差をつけているということです。
この順は、体の大きさとも合っています。働きバチの体長はオオスズメバチが27ミリから40ミリ、キイロスズメバチが17ミリから24ミリ、コガタスズメバチが21ミリから27ミリです(千葉市)。針の長さも毒の量も体の大きさに応じて変わります。
ただし、この順位は3種類についてのものです。モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、クロスズメバチ、チャイロスズメバチについては、公的な資料で順位を示したものが見つかりませんでした。この記事でも順位を付けません。
そして、どの種類であっても、巣がある場合は自分で取らないでください。種類を確かめようとして近づくほうが危険です。
キイロスズメバチは人家に巣を作るので刺傷事故が最も多い
危険度の順ではオオスズメバチが上ですが、実際に人が刺される件数はキイロスズメバチが最も多いとされています。
千葉市はキイロスズメバチの危険度について「人家に巣を造ることが多く、刺傷事故が最も多い」と説明しています。
順位の上下と、住宅で出会う頻度は別の話です。軒下や屋根裏に巣を作る種類のほうが、人との距離が近くなります。
オオスズメバチは舗装された市街地では見かけにくい
危険度の順で最も上にくるオオスズメバチですが、住宅地で見かけることは多くありません。
理由は巣を作る場所です。千葉市は営巣場所を「地中(舗装してある市街地には住めない)」としています。
土がある場所が必要なので、舗装された住宅地には巣を作れません。山際や畑、林のそばでは話が変わります。
コガタスズメバチについては、千葉市が「木の枝に巣を作っているため、見つけにくく、剪定中や草刈り中に誤って巣に触れて刺される場合がある」と書いています。庭木の手入れをするときは、枝の内側を先に見てください。
大きさと色と柄の3つで見分ける
種類を絞るときは、この3つを順に見ます。1つで決めようとせず、3つを重ねてください。
大きさで絞り、色で絞り、それでも決まらなければ柄を見る。この順番です。逆から見ると、柄の細かい違いに気を取られて時間がかかります。
写真を撮ってから拡大して見ると、近づかずに確かめられます。肉眼で近づいて確かめる必要はありません。
なお、どの種類だったとしても、巣がある場合の対応は変わりません。自分で取らずに離れてください。種類を特定するのは、危険の度合いと巣のある場所に見当をつけるためです。
働きバチの体長は17ミリから40ミリまで開きがある
まず大きさです。


千葉市の資料では、働きバチの体長がこうなっています。
| 種類 | 働きバチの体長 | 女王バチの体長 |
|---|---|---|
| キイロスズメバチ | 17〜24mm | 25〜28mm |
| コガタスズメバチ | 21〜27mm | 25〜29mm |
| オオスズメバチ | 27〜40mm | 43〜45mm |
27ミリを超えていればオオスズメバチに絞れます。それより小さい場合は、キイロスズメバチとコガタスズメバチの範囲が重なるため、大きさだけでは決まりません。次の色と柄を見てください。
数字で言われても実感がわかないと思います。百円玉の直径が22.6ミリ、単三電池の長さがおよそ50ミリです。指の第一関節くらいならキイロスズメバチかコガタスズメバチ、親指の長さに近ければオオスズメバチという見当になります。
なお、この表は働きバチの数字です。春先に1匹で飛んでいるものは女王バチのことがあり、その場合はもう一回り大きくなります。オオスズメバチの女王バチは43ミリから45ミリです(千葉市)。
体の色は黄色が強いか黒が強いかで分かれる
次に色です。

飛んでいるときに黄色く見えるならキイロスズメバチです。千葉市は「黄色の長い毛が体を覆うため、飛んでいるときは黄色く見える」と説明しています。
黒褐色に黄色の縞が入って見えるならコガタスズメバチです(千葉市)。
全体が黒くて白っぽい細い縞なら、クロスズメバチです。ほかの種類とは色の印象がはっきり違います。
褐色で頭が大きく見えるなら、オオスズメバチです。黄色というより茶色に近い色です。
色は光の当たり方で変わって見えます。日なたで見た印象と、日陰で見た印象は違います。写真を撮って、明るいところで見直してください。それでも迷うときは、次の柄で決めます。
柄はお腹と背中とおしりの3か所に出る
最後に柄です。見る場所は3か所あります。
お腹の柄を見ます。境目が波を打っているならモンスズメバチです。

背中を見ます。柄が無いならコガタスズメバチです。

おしりを見ます。先が黒いならヒメスズメバチです。

3か所のどれか1つで決めず、大きさと色とあわせて見てください。柄は個体によって濃さが変わります。1匹だけを見て決めきらないほうが確かです。
3か所とも当てはまらない場合は、キイロスズメバチかオオスズメバチです。この2つは腹の縞がまっすぐで、背中にも柄があり、おしりの先まで縞が続きます。大きさで分けてください。
巣の形と作る場所からも種類が分かる
蜂そのものを見られなくても、巣があれば種類の見当がつきます。飛んでいる蜂を写真に撮るより、動かない巣を撮るほうが簡単です。
見るのは形と場所の2つです。千葉市は3種類について、巣の形と営巣場所を並べて示しています。形だけ、場所だけでは決まらないので、両方を見てください。
巣の種類そのものについては蜂の巣の種類と見分け方にまとめています。ここではスズメバチの巣だけを扱います。
なお、巣を見つけても近づかないでください。巣のまわりには蜂が守る範囲があり、そこに入ると反応されます。写真は離れた場所から撮って、あとで拡大してください。
とっくりを逆さにした形はコガタスズメバチが作りはじめた巣
上が細長い管のようになっていて、とっくりを逆さにしたような形の巣があります。

千葉市はコガタスズメバチの巣の形を「最初は逆トックリ型 発達すると球形」としています(千葉市:スズメバチの種類と生態)。
育つと管の部分が取れて、球形になります。

作られる場所は庭木や生け垣の枝です(千葉市)。軒下ではなく、枝からぶら下がります。
とっくり型に見えるのは作りはじめの時期だけです。この形が見えているなら、まだ蜂の数は多くありません。ただし、小さいから安全ということではありません。
葉に隠れると見つけにくくなります。庭木を刈る前に、枝の内側を離れた場所から見てください。作り始めの巣を見つけたときの判断は作り始めの蜂の巣は取っていい?にまとめています。
軒下や屋根裏の球形の巣はキイロスズメバチ
軒下や屋根裏に球形の巣があるなら、キイロスズメバチです。

千葉市はキイロスズメバチの営巣場所を「軒下、屋根裏など」、巣の形を「球形」としています。
表面が茶色と灰色の混ざった模様になります。木の皮を噛んで作るため、貼り重ねたような見た目になります。大きくなると直径が数十センチになることもあります。
屋根裏や壁の内側に作られると、外からは見えません。手がかりは、屋根の隙間や換気口の一点に蜂が出入りしていることと、天井の同じ場所から羽音が続くことです。
その場合、点検口を自分で開けて確かめないでください。開けたとたんに出てくることがあり、どのくらいの大きさかも開けるまで分かりません。
地面の中から出入りしているならオオスズメバチ
地面の穴に蜂が出入りしているなら、オオスズメバチかクロスズメバチです。

千葉市はオオスズメバチの営巣場所を「地中(舗装してある市街地には住めない)」としています。巣の形は「球形」です。
土がある場所でしか作れないので、山際や畑、林のそばで見かけます。地面の穴は近づくまで気づきにくく、草刈りの途中で踏んでしまうことがあります。
クロスズメバチも地面に巣を作ります。出入りしている蜂の大きさと色で分けてください。黒くて小さければクロスズメバチ、褐色で大きければオオスズメバチです。
穴を見つけたら、その場から離れてください。ふさごうとしたり、水を入れたりしないでください。逃げ場を失った蜂が出てきます。
舗装された住宅地では、この2種類の地中の巣は見かけにくくなります。土の露出した場所があるかどうかが目安です。家庭菜園や植え込み、庭の隅など、土が出ている場所があるなら、そこは対象になります。
一匹だけ見たときは近くに巣があると考える
蜂を1匹だけ見かけたとき、巣が近くにあるかどうかが気になると思います。
働きバチは巣から出て餌を探し、また巣へ戻ります。同じ場所で何度も見かけるなら、その範囲に巣がある可能性があります。
確かめ方は、飛んでいく方向を見ることです。窓や玄関から離れた場所に立って、同じところへ向かって飛んでいくか、同じところから出てくるかを見ます。朝と夕方は出入りが多くなります。
軒下、ベランダの天井、庭木の内側、物置の裏、エアコンの室外機の裏。どれも巣ができやすい場所です。
見つけても近づかないでください。写真を撮って拡大すれば、形も大きさも分かります。
小さい巣を見つけたときに自分で取ってよいかは作り始めの蜂の巣は取っていい?にまとめています。
なお、1匹だけを見て、その場で叩いたり潰したりするのは避けてください。理由はスズメバチを一匹殺すとどうなる?に書いています。
スズメバチでなければアシナガバチかクマバチかアブ
スズメバチだと思ったものが、別の蜂や虫であることもあります。
見分ける順は、まず体の形です。腰がくびれていて細長ければ蜂、ずんぐりして腰のくびれが無ければアブです。次に飛び方を見ます。脚を垂らして飛ぶならアシナガバチです。
猿太郎の記録では、駆除した426件のうち249件がアシナガバチで、スズメバチの61件より多い結果でした。「スズメバチだと思った」という相談で、実際にはアシナガバチだったという場合があります。
ミツバチは体が丸く、毛が多く、集団で行動します。1匹だけで飛んでいることは少なく、花のまわりに何匹もいます。巣は板を垂らしたような形になります。


アシナガバチは細くて脚を垂らして飛ぶ
体が細長く、飛ぶときに後ろ脚を垂らしています。

スズメバチは脚をたたんで飛びます。脚がぶら下がって見えたらアシナガバチです。飛ぶ速さもゆるやかで、追いかけてくることはあまりありません。
巣は六角形の部屋がむき出しに並び、お椀を逆さにしたような形になります。外側が殻で覆われません。スズメバチの巣は外側が殻で包まれるので、中の部屋が見えていればアシナガバチです。

種類の違いはアシナガバチの種類は?にまとめています。
クマバチは丸くて黒く胸だけが黄色い
体が丸くて黒く、胸の部分だけが黄色い蜂です。

体はスズメバチより丸く、毛に覆われています。羽音が大きいので驚きますが、飛び方は真っ直ぐで、ホバリングするように空中で止まります。
木に穴をあけて巣にします。木の柱や物干し竿に、直径1センチほどのきれいな丸い穴があいていたら、この蜂です。木くずが下に落ちていることもあります。
猿太郎が駆除した426件のうち、クマバチは0件でした。巣を作る場所が木の内部で、住宅の駆除依頼になりにくいためだと考えられます。

詳しくはクマバチは刺す?にまとめています。
アカウシアブはキイロスズメバチとよく似ている
蜂ではなくアブですが、色と大きさが似ています。

並べると違いが分かります。

アブは目が大きく、体に対して顔の占める割合が違います。腰のくびれもありません。蜂は腹と胸のあいだが細くくびれますが、アブはずんどうです。
はねの枚数も違います。蜂は4枚、アブは2枚です。ただし飛んでいるときには数えられないので、腰のくびれで見るほうが早いです。
アブは刺すのではなく噛みます。血を吸うため、刺されたときの痛みの出方も違います。牛や馬のいる場所、水辺に多く、住宅の軒下に巣を作ることはありません。
巣がどこにも見つからないのに大きな黄色い虫が飛んでいるなら、アブの可能性があります。
なお、スズメバチでなかったとしても、アシナガバチは刺します。種類が分かっても、巣があるときは近づかないでください。
駆除にかかった費用は種類で2倍違う
種類が分かると、駆除にかかる費用の見当もつきます。
猿太郎が2020年4月から2024年8月に受け付け、実際に作業を行った426件のうち、蜂の種類が記録されていたのは328件でした。そのうちスズメバチは61件です。
先に、この数字の前提を書きます。
- 金額は作業を行ったものだけを数えています。調査だけで終わった案件やキャンセルは含みません
- 金額は税込みで、中央値です。平均ではありません。数件の高額な案件に引きずられないためです
- スズメバチ61件のうち、種類まで分かっているのは23件です。残り38件は「スズメバチ」としか記録されていません
- 期間は2020年4月から2024年8月で、426件のうち385件が2020年に集中しています
このあと出てくる「オオスズメバチ0件」は、3の23件のなかでの結果です。依頼が無かったという意味ではありません。
スズメバチ61件の中央値は44,000円だった
作業料金の中央値を種類ごとに並べます。
| 種類 | 件数 | 中央値 | 中心となる価格帯 |
|---|---|---|---|
| アシナガバチ | 249件 | 22,000円 | 15,400〜31,350円 |
| スズメバチ | 61件 | 44,000円 | 30,800〜57,200円 |
| ドロバチ | 12件 | 17,600円 | 8,800〜24,200円 |
猿太郎が実際に作業を行った426件のうち、種類が記録されていた328件の集計です。
「中心となる価格帯」は、極端に高い案件と安い案件を除いた、真ん中の半数がおさまる範囲です。
スズメバチの中央値44,000円は、アシナガバチ22,000円のちょうど2倍でした。10万円を超えた8件のうち4件もスズメバチです。逆に1万円未満で済んだ44件のうち、スズメバチは1件だけでした。
ここで、この記事の前半と食い違う結果が出ています。61件のうち、種類まで記録が残っていたのは23件でした。内訳はコガタスズメバチ13件、キイロスズメバチ10件で、オオスズメバチは0件です。
千葉市が危険度の順で最も上に置いたオオスズメバチが、実際の作業記録には出てきませんでした。営巣場所が「地中(舗装してある市街地には住めない)」であることと、住宅からの依頼が中心であることが理由だと考えられます。
この0件は、種類まで分かっている23件のなかでの結果です。残り38件のなかに含まれていた可能性はあります。
数字は2020年からのものであって、いまの相場を示したものではありません。
スズメバチの種類に関するよくある質問
スズメバチのやばいランキングは
千葉市は3種類について「オオスズメバチ>>キイロスズメバチ>コガタスズメバチ」という順を示しています(千葉市:スズメバチの種類と生態)。
モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、クロスズメバチ、チャイロスズメバチについては、同じページに順位の記載がありません。ほかの公的な資料でも順位を示したものが見つからなかったため、この記事では順位を付けていません。
なお、順位が下でも刺されれば危険です。どの種類であっても、巣がある場合は自分で取らないでください。
日本のスズメバチの種類は
住宅のまわりで見かけるのは、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、クロスズメバチの6種類です。
このほかにチャイロスズメバチもいますが、ほかのスズメバチの巣を乗っ取る習性があり、住宅で見かけることはまれです。
なお、これは住宅のまわりで見かける種類です。山野を含めた国内全体には、さらに多くの種類が生息しています。この記事は、家のまわりで出会う可能性のあるものに絞っています。
オオスズメバチとキイロスズメバチはどちらが危険か
千葉市の順位では、オオスズメバチのほうが上です。
ただし刺される件数では話が変わります。千葉市はキイロスズメバチについて「人家に巣を造ることが多く、刺傷事故が最も多い」としています。
オオスズメバチは地中に巣を作るため、舗装された市街地では巣を作れません。住宅で出会う可能性はキイロスズメバチのほうが高くなります。
スズメバチが一匹いたら巣があるか
働きバチは巣と餌場を往復するので、同じ場所で何度も見かけるなら、その範囲に巣がある可能性があります。
飛んでいく方向を離れた場所から見てください。同じところへ向かうか、同じところから出てくるなら、その先に巣があります。朝と夕方は出入りが多くなります。
1回見ただけでは決まりません。数日にわけて見たほうが確かです。
まとめ|見た蜂の大きさと巣の形から順に絞る
住宅のまわりで見るスズメバチは6種類です。オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、クロスズメバチです。
見分けるときは、大きさ、色、柄の順に見ます。働きバチの体長は17ミリから40ミリまで開きがあり、27ミリを超えていればオオスズメバチに絞れます。ただし春先に1匹で飛んでいるものは女王バチのことがあり、この目安から外れます。
蜂そのものを見られなくても、巣があれば見当がつきます。とっくりを逆さにした形はコガタスズメバチ、軒下や屋根裏の球形はキイロスズメバチ、地面の穴に出入りしているならオオスズメバチです。
危険な順では、千葉市が「オオスズメバチ>>キイロスズメバチ>コガタスズメバチ」としています。ただし刺傷事故が最も多いのはキイロスズメバチで、人家に巣を作るためです。
猿太郎が実際に作業を行った426件のうち、スズメバチは61件で、中央値は44,000円でした。アシナガバチの2倍です。種類まで記録が残っていた23件では、コガタスズメバチ13件、キイロスズメバチ10件で、オオスズメバチは0件でした。
種類が分からないときや、巣が見つかったときは、無理に近づかないでください。場所と大きさを電話で伝えていただければ、その場でお答えします。




