蜂に刺されたらどうする?その場でする手当てと病院に行く目安
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このコラムで分かる事
蜂に刺された直後にその場ですること(離れる・針を抜く・洗って絞る・冷やす・20分見る)
すぐ救急車を呼ぶ症状と、病院に行く目安
翌日以降に受診するときに行く診療科
腫れが治るまでの日数と、2回目以降に変わること
手元のムヒやオロナインを塗ってよいか
草むしりや洗濯物の取り込みの最中に、急に強い痛みが走って蜂に刺されたと気づく。そんなとき決めることは、大きく3つのどれかです。すぐ119番に電話するか、速やかに医療機関を受診するか、冷やして様子を見て翌日も腫れていれば皮膚科などを受診するか。
分かれ目になるのは、刺されたところだけが腫れているのか、刺された場所から離れたところにも症状が出ているのかです。
この記事では、刺された直後にその場ですることを順番にまとめたうえで、病院に行く目安、腫れが何日で治るか、手元にある市販薬を塗ってよいかまでを説明します。書いているのは、公的機関や医療団体、製品メーカーが公開している案内の範囲だけです。
なお、人家のまわりに巣を作る蜂として池田模範堂が挙げているのはアシナガバチです。刺した蜂の見分けはアシナガバチの種類と見分け方でも説明しています。
目次
蜂に刺された直後にその場ですることは何か

刺された直後にすることは、次の6つです。上から順に進めてください。
- 姿勢を低くして、刺された場所から20〜30メートル以上離れる
- 皮膚に針が残っていれば、カードの端で横に払うか、ピンセットで毒針の部分をつまんで抜く
- 刺されたところの近くの指輪や腕時計を、腫れる前に外す
- 流水で洗い流しながら、傷口を指で強くつまんで毒を絞り出す
- 患部を冷やして、抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗る
- 手当てのあとは20分ほど安静にして、体の変化を見る
この6つで順番を入れ替えないでほしいのが、1と2です。豊島区は、ハチが興奮すると攻撃する仲間が増えると書いています。まず、その場から離れることが先になります。針については、春日井市民病院が、残っている場合はカードの端などで払い落としてから、冷たい流水で洗いながら絞り出すよう案内しています。
下の図は、刺された直後に自分がどちらへ進むかを2段に分けたものです。
姿勢を低くして刺された場所から20〜30メートル以上離れる
刺されたら、まずその場から離れます。春日井市民病院は、蜂が仲間を呼ぶフェロモンを出すため周囲にほかの蜂がいる可能性が高いとしたうえで、「速やかに20〜30m以上離れた安全な場所に避難してください」と案内しています。
離れ方にもこつがあります。春日井市民病院は、目の前に来ても手で払ったり大声を出したりするとハチを刺激するとしたうえで、姿勢を低くし静かにその場を離れるよう案内しています。大阪府医師会も「頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れる」と書いています。豊島区は「ハチが興奮すると攻撃する仲間が増えます」としています。
蜂が近くを飛び回っているときの動き方はスズメバチの威嚇と回避する為の対処方法にまとめています。1匹を叩いたあとに何が起きるかはスズメバチを一匹殺すとどうなる?仲間が寄ってくる危険性や正しい対処法を解説をご覧ください。
そして、離れたあとに刺された場所へ戻らないでください。近くに巣があるかもしれないと思っても、探しに近づかないでください。巣に近づかないことが、刺されないための一番の方法だと豊島区も書いています。
皮膚に残った針はカードの端で横に払うかピンセットで毒針の部分をつまんで抜く

安全な場所まで離れたら、刺されたところを見てください。針が残っていることがあるのはミツバチです。豊島区は、ミツバチは刺すと針がとれてしまうと書いています。
春日井市民病院と池田模範堂は、針を抜く道具を名指ししています。春日井市民病院は「カードの端や爪などで、皮膚をこするようにして横に払い落としてください」としています。池田模範堂は、毒嚢を圧迫しないように毒針の部分をピンセットなどで摘まんで除去するとよいとしています。カードがあれば横に払い、ピンセットがあれば毒針の部分をつまむ、と考えれば足ります。
やってはいけないのは、針を指でつまんで引き抜くことです。春日井市民病院は「指でつまむと毒を体内に押し出してしまいます」と注意しています。池田模範堂も、針をつかむと針の中の毒素がさらに注入される場合があると書いています。ピンセットを使うときも、毒嚢ではなく毒針の部分をつまんでください。
針が残っていなければ、この手順は飛ばして次に進んでください。
刺されたところの近くの指輪や腕時計は腫れる前に外す
針を抜いたら、刺されたところの近くに付けているものを外します。池田模範堂は、手順の2番目として「刺されたところの近くに、指輪や腕時計などを付けている場合は、腫れる前に外す」と案内しています。
池田模範堂の手順では、この作業は薬を塗って冷やすより前に置かれています。その順に、針を抜いたあとに外してください。
刺されたのが手や腕でなくても、刺されたところの近くに付けているものがあれば同じです。池田模範堂が挙げているのは指輪や腕時計で、それ以外のものについては書かれていません。
流水で洗い流しながら傷口を指で強くつまんで毒を絞り出す
次に、傷口を洗います。ここでよくある誤解が、洗うことと絞ることを別の手順だと思ってしまうことです。
豊島区は「傷口を強くしぼりながら水で良く洗う」と書いています。春日井市民病院も、傷口の周囲を指で強くつまんで血と一緒に毒を絞り出すとしたうえで、「冷たい流水で絶えず洗い流しながら絞り出すのが効果的です」としています。水を流したまま、指でつまんで押し出す。この2つを同時に行ってください。

アウトドア用の吸い取り器具が手元にあれば使ってかまいません。豊島区も、そうした器具が売られていることに触れています。春日井市民病院も、専用のポイズンリムーバーがあれば使用するようにと書いています。器具が無くても、冷たい流水で洗いながら指で強くつまんで絞り出すよう案内されています。
患部を冷やして抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗る
洗い終わったら冷やします。豊島区は、傷口を水で冷やすと毒の吸収を遅くすることができると書いています。春日井市民病院は、氷や保冷剤で冷やすとしています。
冷やしながら、あるいは冷やしたあとに、塗り薬を使います。豊島区は「抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗る」と案内しています。春日井市民病院も、抗ヒスタミン成分やステロイドが含まれる虫刺され用の軟膏を挙げています。

手元にある薬を使ってよいかどうかは、この記事の後半で製品ごとに説明します。
手当てのあとは20分ほど安静にして体の変化を見る
手当てが終わったら、すぐに動き出さず、座るか横になって体の変化を見てください。大阪府医師会は「20分程様子を見て、異常がないようなら、ひとまずは安心です」と書いています。
池田模範堂も、まず20分程度は異常が起こらないか様子をみるとしたうえで、異常がみられなくても念のため1時間程度は体調の変化に注意するよう案内しています。
そばに人がいる場合は、その人にも見ていてもらってください。春日井市民病院は、患部を冷やしながら呼吸や意識に変化がないか、しばらく目を離さずに観察するようにと書いています。刺された本人は痛みで自分の様子に気づきにくいことがあります。
この20分のあいだに全身へ症状が出たときの行き先は、このあとの章で説明します。
蜂に刺されたときにやってはいけないことは何か
手当ての流れとは別に、しないほうがよいことが2つあります。どちらも昔から言い伝えられてきたやり方で、いまも見かけます。
- 傷口の毒を口で吸い出す
- 刺されたところにアンモニアをかける
傷口の毒を口で吸い出さない
口で吸って毒を出そうとするのは、しないでください。豊島区は「口で吸うのは良くありません。口に傷があるとそこから毒が吸収されます」と書いています。春日井市民病院は、もっと強く「口で毒を吸い出すのは絶対にやめてください」としています。
理由は同じで、口の中に傷や虫歯があると、そこから毒が体に入ってしまうからです。助けようとした人が、かわりに毒を受けることになります。
指で絞り出すことと、口で吸い出すことは別のものです。公的な機関の案内は、指で絞ることはすすめており、止めているのは口で吸うことだけです。ここを混ぜないでください。
刺されたところにアンモニアをかけない
刺されたところにアンモニアをかけると治る、という言い伝えがあります。豊島区は、応急処置の案内の中で「アンモニアは効果がありません」とはっきり書いています。
豊島区が応急処置として挙げているのは、その場から身を低くして離れること、傷口を強くしぼりながら水で良く洗うこと、傷口を水で冷やすこと、抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗ることです。アンモニアは、その中に入っていません。
刺されたところにかけるのは水です。そして塗るのは、抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏です。
蜂に刺されたあと病院に行くべきなのはどんなときか

いま全身に症状が出ているなら、この先を読まずに119番に電話してください。春日井市民病院が挙げている全身の症状は、次のとおりです。
- 全身のじんましん、赤み、激しい痒み、唇や目の腫れ
- 息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴、喉の締め付け感
- 激しい腹痛、吐き気、嘔吐
- 強いめまい、意識が朦朧とする、血圧低下
これらは、刺されてから数分から30分以内に出ることがあります。1つでも当てはまれば、すぐに救急車を呼ぶか、直ちに医療機関を受診してください。
刺された場所から離れたところにも症状が出ているかどうかが、いちばん大きな分かれ目です。出ていなければ、次に見るのは刺された数と場所になります。
全身の症状が出ていない場合は、下の図の順に見てください。行き先は3つに分かれます。
刺されたところだけが赤く腫れて痛むときは冷やして様子を見る
刺されたところだけが赤くなり、腫れて痛む。これが局所の症状です。日本皮膚科学会は、ハチに刺されるとまず激しい痛みが出て赤く腫れると書いています。
刺された場所から離れたところに症状が出ておらず、次に挙げる条件にも当てはまらないなら、前の章の手当てをして様子を見てください。豊島区が書いているとおり、冷やすことには毒の吸収を遅くする働きがあります。
ただし、様子を見るというのは放っておくことではありません。20分は安静にして、そのあとも1時間ほどは体調の変化に気をつけてください。
この20分のあいだに様子がおかしいと思ったら、待たずに医療機関を受診してください。大阪府医師会も、20分の様子見についてそう書いています。

全身にじんましんや息苦しさが出たときはすぐ119番に電話する
刺された場所から離れたところにも症状が出たら、話が変わります。春日井市民病院は、アナフィラキシーの症状が1つでもある場合は即座に救急車を呼ぶよう案内しています。
見る場所は4つです。皮膚と粘膜、呼吸、おなか、そして全身の状態です。全身にじんましんが広がる、唇や目が腫れる、息が苦しくゼーゼーする、喉が締め付けられる、激しい腹痛や嘔吐がある、強いめまいがして意識が朦朧とする。このどれかが出たときです。
過去に蜂に刺されて強いアレルギーが出たことがある人も、同じく即座に救急車の側だと春日井市民病院は書いています。今回の症状が軽く見えても待たないでください。
救急車を待つあいだは、刺された人から目を離さないでください。呼吸と意識に変化がないかを、そばにいる人が見ます。

複数箇所や目や口の中を刺されたときは速やかに医療機関を受診する
全身の症状が出ていなくても、すぐに受診したほうがよい場合があります。春日井市民病院は「速やかに医療機関を受診:複数箇所を同時に刺された場合や、目や口の中などを刺された場合。」と案内しています。
たくさん刺された場合について、豊島区は、首・頭・顔・心臓に近いところは特に注意するようにと書いています。
目を刺された場合について、豊島区は緊急を要するとしています。刺された数が1か所でも、この場所なら待たずに受診してください。
翌日になっても腫れや痛みが引かないときは皮膚科などを受診する
その日のうちは全身の症状も出ず、腫れも手当てで落ち着いた。それでも翌日にまだ腫れているときは、どうすればよいのか。この問いには、春日井市民病院が受診の目安の3段目として答えています。
春日井市民病院は、受診の目安の3段目として「翌日以降でも受診を推奨(皮膚科など):局所の強い腫れや痛みが翌日になっても引かない、あるいは悪化する場合。」と書いています。何科に行けばよいか迷ったら、皮膚科などが目安になります。
見るのは、翌日の腫れが前の日より小さくなっているか、大きくなっているかです。引いてきているなら、そのまま冷やして様子を見てかまいません。広がっている、痛みが強くなっている、熱をもっているなら、受診の側です。
以前に刺されて発疹や吐き気が出た人は症状が無くても診察を受ける
過去に蜂に刺されて発疹や吐き気などの症状が出たことがある人は、扱いが変わります。豊島区は「すぐに症状がでなくても以前に刺された経験のあるかたは医師の診察を受けましょう。」と書いています。
今回の刺され方が軽く、腫れも小さかったとしても、受診の側だということです。前に反応が出たという事実そのものが、見ておく理由になります。
あわせて、豊島区は周りの人にそのことを話しておくようすすめています。自分が動けなくなったときに、そばにいる人が状況を伝えられるからです。家族や、一緒に外にいる人に、前に症状が出たことを伝えておいてください。
蜂に刺された腫れは何日で治るのか
手当てをして受診の判断もついたあと、次に気になるのが日数です。初めて刺された場合は通常1日以内に治まりますが、2回目以降は刺されて1〜2日で強い発赤や腫れが出ることがあります。ここは、初めて刺されたときと2回目以降とで、書かれていることが違います。
初めて刺されたときの痛みと腫れは通常1日以内に治まる
日本皮膚科学会は「初めて刺された場合、通常は1日以内に症状は治まります」と書いています。刺された直後の激しい痛みと赤い腫れは、蜂の毒そのものの刺激によるもので、1日のうちに引いていくということです。
大事なのは、この文が「初めて刺された場合」「通常は」という条件つきで書かれていることです。だれでも必ず1日で治るという意味ではありません。
ですから、翌日を一つの目安にしてください。翌日に腫れが小さくなっていれば、そのまま冷やして様子を見る。翌日になっても引かない、あるいは悪化しているなら、前の章のとおり皮膚科などを受診する。この分け方で判断できます。
2回目以降は刺されて1〜2日で強い発赤や腫れが出ることがある
2回目以降は、出方が変わります。日本皮膚科学会は、2回目以降は蜂の毒に対するアレルギー反応が加わるため、刺された直後からジンマシンを生じたり、刺されて1〜2日で強い発赤や腫れを生じたりすると書いています。
なぜ変わるのかについて、大阪府医師会は、ハチに刺されると体内にハチ毒に対する抗体ができ、次に同じ種類のハチに刺された時には、人によってはアレルギー反応を起こすと説明しています。ここで見落としやすいのが「次に同じ種類の」という条件と、「人によっては」という書き方です。2回目なら必ず反応が出るわけではありません。
それでも、2回目以降の腫れが翌日になって強くなることは起こり得ます。1日たって引くどころか広がってきたと感じたら、様子を見続けずに受診してください。前に刺されて症状が出たことがある人の扱いは、前の章のとおりです。
蜂に刺されたところに手元の市販薬を塗ってよいのか
刺されたあと、家にある薬を塗ってよいのかで手が止まることがあります。ここでは、製品のメーカーが公式に表示している内容だけを写します。効き目そのものについては書けません。
塗るなら抗ヒスタミン成分かステロイドの入った虫さされ用の薬を選ぶ
公的な機関の案内が名前を挙げているのは、成分です。豊島区は「抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗る」と書いています。春日井市民病院も、抗ヒスタミン成分やステロイドが含まれる軟膏を虫刺され用の薬として挙げています。
ですから、家にある塗り薬を使うときは、箱や説明書きで成分を見てください。抗ヒスタミン成分かステロイドが入っていて、虫さされに使える薬かどうかが手がかりになります。
どの薬にも、使ってよい年齢や部位、回数の決まりがあります。買ったときの説明書きを読んでから使ってください。
ムヒSは効能・効果に虫さされが入っている
虫さされの薬として売られているものにムヒSがあります。池田模範堂が公式に表示しているムヒSの効能・効果は「かゆみ、虫さされ、かぶれ、しっしん、じんましん、あせも、しもやけ、皮ふ炎、ただれ」です。
この中に「虫さされ」が入っています。つまり、虫さされに使う薬としてメーカーが表示している製品だということです。
ただし、メーカーが表示しているのは「虫さされ」までで、蜂を名指ししているわけではありません。この記事でも、蜂に刺されたときに効くとは書きません。書けるのは、効能・効果に虫さされが入っているという事実までです。
オロナインH軟膏はメーカーが虫さされには使用しないと表示している
同じように家庭で使われている軟膏に、オロナインH軟膏があります。こちらは、ムヒSとは逆の扱いになります。
大塚製薬は、使用上の注意の【してはいけないこと】として「次の部位には使用しないでください。」と書き、そこに「虫さされ」を挙げています。効能・効果の12項目にも、虫さされは入っていません。
ステロイドについても、大塚製薬は公式のよくある質問で「副腎皮質ホルモン(ステロイド)は含有しておりません。」と答えています。
メーカーがこう表示している以上、刺されたところに塗る薬としては選ばないでください。手元にオロナインH軟膏しか無いときは、塗らずに冷やして、薬局で虫さされ用の薬を求めるほうが、表示に沿った使い方になります。
蜂に刺されたときのよくある質問
刺された場所の近くに蜂の巣があるかもしれないときはどうすればよいですか?
まず、探しに行かないでください。豊島区も、刺されないための一番よい方法は巣に近づかないことだと書いています。手当てが終わって落ち着いてから、離れた場所に立って、蜂が同じところへ何度も出入りしていないかを目で追ってください。出入りが集まる先に巣があります。見つけても近づかず、その場所を覚えておくだけにしてください。自分で取ってよい巣の条件は蜂の巣は自分で駆除できる?大きさと高さで決まる条件と安全な手順に、業者に頼んだときの費用は蜂の巣駆除の料金相場にまとめています。
刺した蜂の種類は刺されたあとでも分かりますか?
手がかりの1つが針です。豊島区は、ミツバチは刺すと針がとれてしまい、興奮物質が周りに広がると書いています。池田模範堂も、ミツバチの毒針には逆刺状のかえしがあり、刺されると毒の袋が付いた針が皮膚に残ると説明しています。皮膚に針が残っていればミツバチの可能性があり、残っていなければ別の蜂だった可能性があります。見た目からの見分けは蜂の種類の見分け方|小さい蜂・黒い蜂・刺さない蜂まで写真で解説、黒っぽい蜂だった場合は黒い蜂の見分け方と危険性をご覧ください。
蜂に刺されないようにするにはどうすればよいですか?
服の色は手がかりの1つです。大阪府医師会は、ハチは黒いものを狙う習性があるので白っぽい服や帽子を着用するよう書いています。屋外で作業するときは、帽子をかぶって頭を隠し、蜂が近づいても手で払わずに姿勢を低くして離れてください。家のまわりで蜂を減らす方法や、巣を作らせないための手当ては蜂を寄せ付けない対策にまとめています。
まとめ
蜂に刺されたら、まず姿勢を低くして刺された場所から20〜30メートル以上離れてください。針が残っていればカードの端で横に払うかピンセットで毒針の部分をつまんで抜き、指でつまんで引き抜かないようにします。刺されたところの近くの指輪や腕時計は、腫れる前に外してください。
そのあと、流水で洗い流しながら傷口を指で強くつまんで毒を絞り出し、冷やして抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗ります。口で吸い出すこと、アンモニアをかけることは、どちらもしないでください。
手当てが終わったら20分ほど安静にして、体の変化を見ます。全身にじんましんや息苦しさ、激しい腹痛、強いめまいが出たら、すぐ119番に電話してください。複数箇所を刺されたときや、目や口の中を刺されたときは、速やかに医療機関を受診します。翌日になっても腫れや痛みが引かない、あるいは悪化しているときは、皮膚科などを受診してください。以前に刺されて発疹や吐き気が出たことがある人は、今回症状が無くても診察を受けてください。
腫れが治るまでの日数は、初めて刺された場合は通常1日以内です。2回目以降は、刺されて1〜2日で強い発赤や腫れが出ることがあります。手元の薬を使うなら、抗ヒスタミン成分かステロイドが入った虫さされ用のものを選んでください。オロナインH軟膏は、メーカーが虫さされには使用しないと表示しています。
そして、刺された場所の近くに巣があるかもしれないと思っても、探しに近づかないでください。巣が見つかったときは、無理に取らずご相談ください。




