蜂の種類の見分け方|小さい蜂・黒い蜂・刺さない蜂まで写真で解説
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このコラムで分かる事
- 蜂の種類ごとの見た目や特徴
- スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチなどの見分け方
- 蜂の巣の形から蜂の種類を判断する方法
- 蜂の巣を見つけたときの正しい対処法
- 蜂に刺されたときの応急処置と受診の目安
庭やベランダで蜂を見かけて、これは何の蜂なのかを調べている方が多いと思います。
蜂の種類は、体の大きさ、色と模様、体型、飛び方の4つを順に見ていけば、だいたい絞り込めます。どれも離れた場所から確認できるので、巣に近づく必要はありません。
ただ、種類が分かっても、それだけで「危ないのか」「いま何をすればいいのか」が決まるわけではありません。同じスズメバチでも、巣が物置の奥にあるのか玄関の真上にあるのかで、やるべきことは変わります。
この記事では、見分け方をまとめたうえで、蜂駆除の猿太郎が2020年4月から2024年8月に受け付け、実際に作業を行った426件の内訳を公開します。種類が分かっている328件のうち、249件はアシナガバチでした。
あわせて、よく調べられている「小さい蜂」「黒い蜂」「刺さない蜂」の見方と、種類が分からないまま駆除を頼めるのかについても書いています。
この記事で分かること
- 蜂の種類を見分ける4つのポイント
- 家の周りで見かける4種類の蜂の特徴
- 実際に駆除依頼が来る蜂の実数(426件)
- 危険かどうかを決める3つの条件
- 種類が分からないときにどうすればよいか
目次
蜂の種類を見分ける4つのポイント
蜂を見分けるときには、見る順番があります。遠くからでも分かるものから順に見ていくと、近づかずに絞り込めます。
大きさ、色と模様、体型、飛び方の順です。この並びは、離れた場所から確認できる情報の順になっています。巣のそばまで行って確かめる必要はありません。
なお、蜂が体のまわりを飛んでいるときは、観察をやめて先に離れてください。見分けるのは、安全な距離を取ったあとです。
体の大きさで見分ける
いちばん分かりやすいのは大きさです。
大きさの目安は、スズメバチが1.7〜4.5センチ、アシナガバチが1〜3センチ、ミツバチが1.2センチほどです。ドロバチはミツバチと同じくらいで、1〜2センチです。
3センチを超える蜂はスズメバチの可能性が高く、1センチ前後の小さい蜂はミツバチかドロバチ、あるいは小型のアシナガバチということになります。
ただし、大きさだけで決めないでください。アシナガバチの上限(3センチ)とスズメバチの下限(1.7センチ)は重なっています。重なる範囲に見えたときは、このあとの色・体型・飛び方で確かめてください。
体の色と模様で見分ける
次に色を見ます。
スズメバチとアシナガバチは、どちらも黄色と黒の縞模様です。色だけでは分かれません。
分かれるのはミツバチです。全身が毛で覆われているので、ふさふさして見えたらミツバチです。スズメバチとアシナガバチは、つるりとした光沢があります。
黒っぽくて大きい蜂なら、まずクマバチを疑ってください。体は黒くて丸みがあり、胸の部分だけが黄色い毛で覆われています。
体型とシルエットで見分ける
大きさと色で決まらないときは、体の形を見ます。
スズメバチは胴体が太く、ずんぐりしています。アシナガバチは腰の部分が細く、全体に華奢です。
腹の先も違います。スズメバチは丸みがあり、アシナガバチは先が尖って見えます。
ミツバチは丸みのある寸胴です。クマバチはさらに丸く、黒い体に黒い羽が目立ちます。
飛び方と動き方で見分ける
最後は動きです。ここは離れていても見えます。
アシナガバチは、後ろ脚を下に垂らしたまま、ふらふらとゆっくり飛びます。名前のとおり脚が長く、飛んでいる姿だけで分かります。
スズメバチは直線的に速く飛びます。空中で止まることもありますが、アシナガバチのような脚の垂れ方はしません。
ミツバチは花のあいだを細かく移動します。クマバチは大きな羽音を立てて空中で止まっていることが多く、これはオスが縄張りを見張っている動きです。
家の周りで見かける蜂は4種類にほぼ絞れる
蜂の種類は日本だけでも非常に多いのですが、住宅の敷地で見かけて困る蜂は、ほぼ4種類に絞れます。
住宅地で相談が来る蜂は、実際にはそれほど多くありません。よく見つかるのはキイロスズメバチ、コガタスズメバチ、アシナガバチあたりです。
ここではスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチ、クマバチの4つを見ていきます。それ以外で見かけることのある蜂は、次の表にまとめました。
| 蜂 | 特徴 | 人への攻撃性 |
|---|---|---|
| ドロバチ | 体長1〜2cm。腹に黄色い帯。泥で巣を作る | 危害を加えなければ攻撃してこない |
| クロスズメバチ | 小型で白黒。土の中に巣を作る | 巣を刺激すると刺す |
| マルハナバチ | 丸くて毛が多い。ミツバチより大きい | おとなしい |
| アナバチ | 細長い。土の中や竹筒に巣を作る | 単独で生活し、攻撃性は低い |
スズメバチ

いちばん注意が必要な蜂です。攻撃性が強く、巣に不用意に近づくのは危険です。
体長は1.7〜4.5センチと幅があり、種類によって違います。住宅で見つかるのは、さきほど挙げたキイロスズメバチとコガタスズメバチが中心です。
このうちコガタスズメバチは、働きバチで21〜27ミリと小ぶりで、スズメバチの仲間ではおとなしいほうに入ります。ただし、おとなしいというのはスズメバチの中での話です。巣に近づけば攻撃されます。
種類ごとの見分け方は、スズメバチの種類と見分け方にまとめています。
アシナガバチ

住宅でいちばん多く見つかる蜂です。
住宅でよく見つかるのは、セグロアシナガバチ(21〜26ミリ)、フタモンアシナガバチ(14〜18ミリ)、コアシナガバチ(11〜17ミリ)の3種です。スズメバチほど攻撃的ではありません。
ただし、おとなしいのはこちらが何もしない場合の話です。洗濯物に紛れていたり、ベランダの手すりの裏に巣があったりして、気づかないまま触れてしまう事故が起きます。
意外に思われるかもしれませんが、墨田区は「アシナガバチの仲間は肉食で、樹木や庭木にとっての害虫を駆除する益虫です」としています。人の通り道から離れた場所にある巣なら、そのままにしておくという選択もあります。
種類ごとの違いは、アシナガバチの種類と見分け方で解説しています。
ミツバチ

体長1.2センチほどで、全身が毛で覆われています。ニホンミツバチの働きバチなら13ミリくらいです。
こちらから刺激しなければ、刺してくることはほとんどありません。ただし、巣に触れたり、群れの中に入ったりすれば刺されます。
注意が必要なのは分蜂のときです。巣別れの時期には何百、何千という群れで移動し、木や壁に蜂玉を作って、数日のうちに新しい巣の場所へ移っていきます。
数千匹の塊が壁や木に付くので驚きますが、移動の途中であることが多く、数日で自然にいなくなります。
クマバチ

黒くて大きく、羽音も大きいので怖がられる蜂です。ただし、つかんだり巣を壊したりしなければ、人を刺しに来ることはありません。
自治体の資料でも、こちらから危害を加えない限り人を攻撃してくることはない蜂とされています。ただし攻撃してこないというだけで、針が無いわけではありません。
空中で止まってこちらを見ているように見えるのはオスで、オスには針がありません。刺せるのはメスだけです。
木材に丸い穴をあけて巣を作るため、ウッドデッキや軒下の木部で見つかることがあります。穴を見つけたときの判断は、クマバチは刺す?オスとメスの見分け方と木の穴の対処法にまとめています。
実際に駆除の依頼が来るのはほとんどアシナガバチとスズメバチ
ここからは、蜂駆除の猿太郎に実際に届いた依頼の内訳です。
集計したのは、2020年4月16日から2024年8月28日に受け付け、実際に作業を行った426件です。大阪府を中心とした対応エリアの依頼で、調査だけで終わった案件やキャンセルは含めていません。
このうち、作業記録に蜂の種類が書かれていたのは328件でした。残りの98件には種類の記録がありません。
| 蜂の種類 | 件数 | 種類が分かる328件での割合 | 作業料金の中央値 |
|---|---|---|---|
| アシナガバチ | 249 | 75.9% | 22,000円 |
| スズメバチ | 61 | 18.6% | 44,000円 |
| ドロバチ | 12 | 3.7% | 17,600円 |
| ミツバチ | 6 | 1.8% | 44,000円 |
| 種類の記録なし | 98 | — | 22,000円 |
| 合計 | 426 | — | 22,600円 |
種類が分かっている328件のうち、およそ76%がアシナガバチです。名前がよく挙がるスズメバチは61件で、アシナガバチの4分の1ほどしかありません。
これは危険度の差ではありません。アシナガバチのほうが住宅の身近な場所に巣を作りやすく、目につきやすいためだと考えられます。ベランダの手すりの裏、物干し竿、換気口のふた、エアコンの室外機の裏。どれも人が毎日通る場所です。
一方でスズメバチは、屋根裏や壁の中、生け垣の奥といった見つけにくい場所に作ることが多く、気づいたときには巣が大きくなっています。
費用にも差が出ます。同じ426件で、アシナガバチ249件の作業料金は中央値22,000円、スズメバチ61件は44,000円でした。金額の内訳はその蜂の巣駆除の料金は妥当?にまとめています。
この数字について、断っておくことが3つあります。
ひとつめは、これは対応エリアに届いた依頼の内訳であって、日本にどの蜂が多いかを示すものではありません。 地域が変われば比率も変わります。
ふたつめは、426件のうち98件に種類の記録がないことです。全体の23%が分類できていないので、この98件が特定の種類に偏っていた場合、割合は動きます。
みっつめは、依頼が来ないことと、その蜂がいないことは別だということです。おとなしくて放置される蜂は、そもそも駆除の依頼として上がってきません。
危険かどうかは種類だけでは決まらない
「一番やばい蜂は」「刺されるとやばい蜂は」という問いに、順位を付けて答えることはできません。
刺されたときの被害が重くなりやすいのはスズメバチです。ただし、同じスズメバチでも、巣がどこにあるか、いまが何月か、蜂が威嚇のサインを出しているかで、いま自分にとって危険かどうかは変わります。
ここでは、種類より先に確認してほしい3つを挙げます。
巣がどこにあるか
同じ種類でも、巣の位置で危険度が変わります。
危ないのは、人が毎日通る場所の近くにある巣です。玄関、駐車場、物干し場、勝手口。気づかずに近づいてしまうため、蜂が巣を守る動きに入ります。
もうひとつは、逃げにくい場所です。屋根裏、床下、生け垣の内側、脚立が必要な高さ。刺されたときにすぐ離れられません。
巣の大きさも見てください。コガタスズメバチの巣は7月以降にほぼ球形になり、直径25〜30センチまで大きくなります。巣が大きいほど、中にいる蜂の数も多くなります。
位置も大きさも、離れた場所から確認してください。確かめるために近づく必要はありません。
いまが何月か
同じ巣でも、月によって蜂の攻撃性が変わります。
夏から秋にかけては巣が大きくなって蜂の数が増え、攻撃性も強くなります。
秋は新しい女王蜂が育つ時期で、働き蜂がそれを守ろうとします。夏を過ぎたから安全、とはなりません。
月ごとの動きと、猿太郎への依頼が何月に集中していたかは、スズメバチの活動時期と駆除依頼が集中する月にまとめています。
威嚇のサインが出ているか
蜂は、刺す前に警告を出すことがあります。
スズメバチは、左右の顎を噛み合わせてカチカチと音を鳴らします。これが威嚇のサインです。この音が聞こえたときは、すでに巣に近づきすぎています。
聞こえたら、頭や目などの黒い部分を隠し、低い姿勢のまま少しずつ後ろへ下がってください。20メートルを目安に、巣から離れてください。
蜂が目の前に来ても、急に向きを変えたり手で払ったりしないでください。その動きは、蜂から見ると攻撃です。じっとしているほうが安全です。
手で払うのは、いちばんやってはいけない動きです。
小さい蜂・黒い蜂・刺さない蜂の見方
「小さい蜂」「黒い蜂」「刺さない蜂」は、実際によく調べられている探し方です。名前が分からないので、見た目の特徴からたどりたい、というものです。
ただ、これらは種類の名前ではないため、図鑑を引いても答えが出ません。ここでは、その特徴から何の蜂かをたどれるようにします。
小さい蜂は何の蜂か
体長1〜2センチの蜂は、次のどれかです。
| 蜂 | 体長 | 見分けるところ |
|---|---|---|
| コアシナガバチ | 11〜17ミリ | 後ろ脚を垂らして飛ぶ |
| フタモンアシナガバチ | 14〜18ミリ | 同上。腹に黄色い斑点が2つ |
| ニホンミツバチ(働き蜂) | 13ミリくらい | 全身が毛で覆われている |
| ミツバチ | 約1.2センチ | 同上。花のあいだを細かく移動する |
| ドロバチ | 1〜2センチ | 腹に黄色い帯。近くに泥の巣がある |
小さいからといって、刺さないわけではありません。コアシナガバチもフタモンアシナガバチもアシナガバチの仲間で、巣を刺激すれば刺します。
スズメバチにも小型の種類がいます。土の中に巣を作るクロスズメバチは小さく、大きさだけでは判断できません。地面から蜂が出入りしているのを見かけたときは、大きさにかかわらず近づかないでください。
黒い蜂は何の蜂か
黒くて大きければ、多くはクマバチです。胸に黄色い毛があるのが目印になります。
ただし、黒い蜂はクマバチだけではありません。全身が黒に近い蜂もいますし、蜂に似ているだけの別の虫もいます。
候補の絞り込みは、黒い蜂の正体は?8種類の見分け方・危険性と遭遇したときの対処法にまとめています。この記事では入口までを扱い、8種類の細かい違いはそちらに預けています。
刺さない蜂と蜂に似た虫

刺さない蜂として名前が挙がるのは、クマバチとドロバチです。
川口市は、この2つについて同じ表現で「危害を加えない限り人を攻撃してくることはありません」と書いています。
ここで気をつけてほしいのは、公的な資料が書いているのは「攻撃してこない」であって、「刺さない」ではないということです。 毒針は持っています。つかんだり、巣を壊したりすれば刺されます。
もうひとつ、オスの蜂には産卵管がないので刺せません。クマバチが空中で止まってこちらを見ているときは、たいていオスです。ただし、飛んでいる蜂のオスとメスを見た目で判断するのは難しいので、これを理由に近づかないでください。
蜂に似ていて蜂ではない虫もいます。黄色と黒の縞模様で花に来るハナアブがそれです。ハエの仲間なので針を持たず、刺しません。
見分けるところは腰です。蜂は胸と腰のあいだがはっきりくびれていますが、アブにはそのくびれがほとんどありません。くびれが見えなければ、蜂ではない可能性があります。
巣の形から蜂の種類を見分ける
蜂そのものを近くで見なくても、巣の形が分かれば種類はかなり絞れます。巣は動かないので、蜂本体より確認しやすいという利点もあります。
ここでは代表的な3つの形を挙げます。もっと細かい分類は、蜂の巣の種類と特徴にまとめています。
丸いボール状・マーブル模様の巣

スズメバチの巣です。
コガタスズメバチは、5月中旬から6月ごろにトックリを逆さにしたような形の巣を作り、7月以降はほぼ球形になって縞模様が出ます。大きさは直径25〜30センチまで育ちます。
5月から6月に見つかる細長いとっくり型と、7月以降のボール型は、同じ蜂の巣の別の段階だということです。
とっくり型は巣ができ始めた段階です。縞模様のボールになっていれば、そこから2か月ほど育ったあとで、中にいる蜂の数も増えています。見つけたのがどちらの形かで、急ぎ方が変わります。
六角形が見える板状・お椀型の巣

アシナガバチの巣です。
下から見上げると、六角形の穴がむき出しに見えます。スズメバチのように外側を殻で覆わないので、巣にとまっている蜂の姿も見えます。
セグロアシナガバチの巣なら円盤状で、大きくなっても直径15センチ前後です。
ベランダの手すりの裏、軒下、エアコンの配管カバーの中など、雨の当たらない場所に作られます。
泥でできた巣・土の中の巣

泥をこねて作った巣は、ドロバチです。木の枝や壁、竹筒などに、泥で小さな塊を作ります。
土の中や地面の穴から蜂が出入りしている場合は、クロスズメバチやアナバチの可能性があります。地面の巣は外から見える部分が小さいため、草刈りや庭作業の最中に気づかず刺激してしまう事故が起きます。
蜂が地面に出入りしているのを見つけたら、その場所には近づかず、庭作業も一度止めてください。
種類が分からないときはどうするか
ここまで見ても、種類が分からないことはあります。高い場所にある、遠くて見えない、すぐ飛んでいってしまう。
そのままで問題ありません。種類の特定は、駆除を頼むための条件ではないからです。
種類を確かめるために巣へ近づかない
いちばん危ないのは、種類を確かめようとして巣に近づくことです。
写真を撮ろうとしてスマートフォンを構え、そのまま巣に寄っていく。この動きは、蜂から見れば巣に接近してくる相手です。
巣に不用意に近づくのは、種類にかかわらず危険です。カチカチという威嚇音が聞こえたら、そこはすでに近すぎる距離です。
種類が分かったところで、やることは変わりません。近づかない、刺激しない、そのうえで判断する。この順番は種類によらず同じです。
種類が分からなくても駆除は頼める
猿太郎には、「蜂の種類は分からないが来てほしい」という依頼が実際に届きます。種類を調べてから電話する必要はありません。
そのうえで、次のことが分かっていると当日の準備が早くなります。
- 巣がある場所(軒下、屋根裏、生け垣、地面など)
- 高さ(手が届くか、脚立が必要か、2階以上か)
- 巣の大きさ(ゴルフボール、握りこぶし、サッカーボールなど身近なもので)
- いつ頃から見かけるようになったか
大きさは正確な数字でなくてかまいません。身近なものにたとえて伝われば十分です。
どれも離れた場所から確認できる情報です。確かめるために近づく必要はありません。
巣を見つけたあとにやること
巣を見つけたときにやることは、2つだけです。近づかないことと、自分でやるか頼むかを決めることです。
すでに刺されている場合は、この順番ではありません。手当てが先になります。症状と応急処置は、蜂に刺されたときの症状と応急処置にまとめています。
巣に近づかない・刺激しない
まず、巣の周りを通らないようにしてください。
窓を閉める、洗濯物を別の場所に干す、子どもとペットを近づけない。生活の動線を巣から離すのが最初にやることです。
やってはいけないのは、棒でつつく、水をかける、市販のスプレーを遠くから吹きかけて途中でやめる、の3つです。どれも蜂を刺激したまま終わるので、かえって危険な状態になります。
蜂が目の前に来ても、手で払わないでください。ゆっくり後退して離れます。
自分で駆除するか業者に頼むかを決める
自分でやってよいのは、次の3つがすべてそろったときだけです。
- アシナガバチだと分かっている
- 巣が5センチ以下(ゴルフボールくらいまで)
- 手が届く高さにある
1つでも欠けていれば、業者に依頼してください。 特に、種類が分からない場合はこの条件に入りません。アシナガバチだと思って近づいたらスズメバチだった、という取り違えが起きると、危険の大きさそのものが変わります。
スズメバチだと分かっている場合は、巣の大きさや高さにかかわらず、自分で作業しないでください。 攻撃性が非常に強く、防護服なしで近づくと集団で攻撃されます。
条件を満たしていて自分で行う場合の手順は、自分で安全に蜂の巣を駆除する方法にまとめています。
蜂の種類に関するよくある質問
一番やばい蜂は何ですか
刺されたときの被害が重くなりやすいのはスズメバチです。 ただし順位を付けて答えることはできません。同じスズメバチでも、巣が人の通り道の近くにあるか、いまが何月か、カチカチという威嚇音が出ているかで、いま自分にとって危険かどうかは変わります。
日本でよく見かける蜂は何ですか
住宅地でよく見つかるのは、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、アシナガバチあたりです。 猿太郎が対応エリアで実際に作業を行った426件では、種類が分かっている328件のうち249件がアシナガバチでした。ただしこの426件は大阪府を中心とした地域の内訳で、全国の分布を示すものではありません。地域が変われば順番も変わります。
ハチのやばいランキングはありますか
順位は付けられません。 種類による差よりも、巣がどこにあるか、いまが何月か、自分がどう動くかのほうが、刺されるかどうかを大きく左右するためです。どの種類にも共通するのは、巣に近づかないことと、目の前に来ても手で払わないことの2つです。
刺されるとやばい蜂はどれですか
スズメバチです。 ただし、アシナガバチやミツバチでも、アレルギーがある方は重い症状が出ることがあります。特に、過去に刺されたことがある場合は2回目以降に注意が必要です。症状と応急処置は蜂に刺されたときの症状と応急処置にまとめています。
まとめ|種類より先に見るのは危険かどうかといま何をするか
蜂の種類は、体の大きさ、色と模様、体型、飛び方の4つを順に見ていけば絞り込めます。どれも離れた場所から確認できるので、巣に近づく必要はありません。
家の周りで見かけて困る蜂は、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチ、クマバチのほぼ4種類です。自治体の資料でも、住宅地でよく見られる蜂は3種ほどに絞られています。
蜂駆除の猿太郎が2020年4月から2024年8月に実際に作業を行った426件では、種類が分かっている328件のうち249件がアシナガバチ、61件がスズメバチでした。名前がよく挙がるのはスズメバチですが、実際に住宅で見つかって依頼になるのはアシナガバチのほうが多いということです。ただしこれは対応エリアに届いた依頼の内訳で、日本全体の分布を示すものではありません。
危険かどうかは、種類だけでは決まりません。巣が人の通り道の近くにあるか、いまが何月か、カチカチという威嚇音が出ているか。この3つを先に見てください。
そして、種類が分からなくても駆除は頼めます。猿太郎にも「蜂の種類は分からないが来てほしい」という依頼が届きます。巣の場所、高さ、大きさ、見かけ始めた時期。この4つが分かれば準備は進みます。種類を確かめるために巣へ近づくことだけは、しないでください。
自社データ:蜂駆除の猿太郎が2020年4月16日〜2024年8月28日に受け付け、実際に作業を行った426件を全数集計したものです。調査だけで終わった案件とキャンセルは含みません。蜂の種類は作業記録の記載にもとづき、記載のない98件は「種類の記録なし」としています。作業料金は税込で、中央値を記載しています。




