スズメバチの威嚇と回避する為の対処方法
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このコラムで分かる事
- スズメバチの威嚇行動の段階と音
- 威嚇されたら巣の近くか餌場かを確かめずに離れる理由
- 威嚇されたときの安全な離れ方とNG行動
- 離れたあとに近づかない期間と業者に相談するとき
- スズメバチに刺されたときの処置
運悪くスズメバチに遭遇してしまったり、意図せず巣に近づき蜂を怒らせてしまった。そういう場面に直面したら、どう対処したらいいのでしょうか。
パニックになって起こしてしまう行動はとても命取りです。正しい対処法の知識を身に付けることで、蜂を無傷で回避できる確率はグッとあげることができます。
この記事ではスズメバチの威嚇行動から、攻撃を回避し安全にその場から離れる方法を紹介していきます。ピクニックなどハチに出くわしやすい場所へ行く予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
目次
威嚇行動を知る
スズメバチは気性が荒く攻撃的ではありますが、むやみやたらに襲い掛かっているわけではありません。また、すぐには攻撃してこず、これ以上近寄るなという威嚇行動をとることがわかっています。
この威嚇行動を知ることにより、目の前にいるハチが単独行動でたまたまそこにいるだけなのか、巣が近くにあると警告しているのかを判断することができます。
スズメバチは相手を敵と認識すると、まずこちらに気付かせるように周囲を飛び回り、それでも敵がいなくならないと、羽を振動させたりアゴをカチカチと鳴らすなどの音による威嚇行動をとります。
威嚇しながら同じ場所で羽ばたいているときは、すでにあなたにねらいを定めている可能性がありますので、こうなる前の段階で威嚇されていることを自覚し、刺激しないようゆっくりと元来た道に引き返すことが必要です。

威嚇行動を受けたら巣の近くか餌場かを確かめずに離れる
威嚇されたら、巣の近くか餌場かをその場で確かめようとせず、近くに巣があるものとして離れてください。
スズメバチの警戒や威嚇は、巣に近づいた人に向ける行動として説明されています。巣が近くになければ、スズメバチがいきなり人を刺すことはまずありません。生垣や庭木の周りを飛んでいるだけで、こちらに関心を示していないスズメバチなら、手で追い払ったり近づきすぎたりせず、そっとしておけば危険はありません。
ただし、オオスズメバチは、たくさんの仲間が同時に集まる良い餌場では、人を威嚇したり、まれに攻撃してきたりすることがあります。威嚇されたからといって、そこに必ず巣があるとは限りません。
それでも、威嚇されているあいだに、巣の近くなのか餌場なのかを見分けようとしないでください。立ち止まって周りを見回したり、蜂が出入りしている場所を探したりすると、そのぶん長くスズメバチのそばにいることになります。どちらの場合でも、近くに巣があるものとして、刺激しないように静かにその場を離れてください。
威嚇行動のカチカチ音は羽音にまぎれて聞き落とすことがある
カチカチという音が聞こえなくても、高い羽音を立てて周りを飛び回られたら、威嚇されていると考えて離れてください。
威嚇の段階に入ると、警戒していたスズメバチは高い羽音を立てて飛び回ります。オオスズメバチは、大顎をかみ合わせて、空中でカチカチという音を出します。
ただ、このカチカチという音は、すぐそばで鳴っている大きな羽音のほうに気を取られて、聞き落とすことがあります。オオスズメバチが鳴らすカチカチという音に比べて、種類によっては音が小さく、注意していないと分からないこともあります。
カチカチという音が聞こえたかどうかで、威嚇されているかを決めないでください。高い羽音を立てて周りを飛び回られた時点で、刺激しないようにゆっくりと離れ始めてください。
威嚇してくるスズメバチは種類で攻撃性が違っても同じように離れる
種類によって攻撃性は違いますが、見分けられないときは種類で判断せず、どの種類でも同じように離れてください。
神戸市は、オオスズメバチを蜂のなかで攻撃性がいちばん高い種類、キイロスズメバチを被害がいちばん多い種類、コガタスズメバチを住宅街からの相談がいちばん多い種類として紹介しています。ヒメスズメバチは、スズメバチの中ではおとなしい一方で、体の大きな種類です(神戸市「スズメバチと上手につき合おう」)。
おとなしい種類でも、近づいてよいわけではありません。威嚇してくるスズメバチが目の前にいるときに、体の色や大きさを確かめようとして見続けるのはやめて、ヒメスズメバチであっても同じように離れてください。
種類ごとの見た目の違いは、スズメバチの種類と見分け方にまとめています。
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スズメバチに遭遇、威嚇をされている状況に直面しても、まずは慌てないことが重要です。パニックになって大きな声を出したり、走って逃げるなどの行為はかえってスズメバチに刺激を与えてしまいます。
スズメバチには動く物を追う習性がありますが、左右の動きには敏感で前後の動きには鈍いところがあるため、なるべく刺激を与えないよう意識して、ゆっくり後ずさりしながら距離をとりましょう。
間違っても手で追い払うなど攻撃的な行動はとらないでください。またスズメバチが死んでいるように見えても、絶対に手で触れてはいけません。たとえ頭や胸がなくなっていても反射的に毒針で刺すことがあるためです。
ハチを興奮させてしまうNG行動
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パニック
まずは慌てないこと。ハチにとってのNG行動を起こしやすくなってしまいます。
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大きい声
ハチは音や振動に敏感です。ハチを驚かせてしまい非常に危険です。
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素早い動き
左右の動きに敏感なのでむやみに振り払わず、逃げるときは後ろに退避しましょう。
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甘い香り
香水や柔軟剤、化粧品、飲食物の香りはハチを呼び寄せてしまいます。
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薄着
肌の露出した部分は非常に無防備です。ピクニックなどでは長袖長ズボンが安心です。
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黒や濃い色
ハチは濃い色に寄って来ます。ハチを避けるには白や淡い色が効果的です。
威嚇された場所の回避は冬になって蜂が出入りしなくなるまで続ける
威嚇された場所は近くに巣があるものとして、できるだけ近づかず、冬になって蜂が出入りしなくなるまで注意してください。
神戸市の案内は、巣ができたときには、まずできるだけ近づかず、騒がず、巣を刺激しないようにし、冬になって蜂が出入りしなくなるまで十分に注意するよう呼びかけています。威嚇された場所では、巣を見ていなくても、この案内と同じように考えてください。
離れたあとに、巣がどこにあるかを確かめに戻ったり、石や棒を投げて追い払おうとしたりしないでください。巣を刺激すると、巣の中から多くの蜂が飛び出してくることがあります。毎日通る道で威嚇されたなら、しばらくは別の道を使うと、その場所に近づかずに済みます。
夏の後半から晩秋にかけては、新しい女王蜂が巣立つ大事な時期で、巣に近づく相手を働き蜂が集団で襲ってくることがあります。スズメバチが活動する時期と、いなくなる時期はスズメバチの活動時期の解説で確かめられます。
家の周りで威嚇されたときは巣を探さずに駆除業者へ相談して処置を決める
家の周りで威嚇されたら、自分で巣を探さず、威嚇された場所を伝えて、駆除が要るかを駆除業者に相談してください。
玄関先や庭、通路のように毎日使う場所で威嚇されたときは、近くに巣があると、使い続けるうちに巣を刺激してしまうことがあります。神戸市の案内も、巣の場所によっては、生活に支障があれば駆除するという選択肢があるとしています。ボール型に大きくなった巣の駆除はとても危険なので、専門の駆除業者に頼むよう呼びかけています。
巣の場所が分からないままでも、駆除の相談はできます。猿太郎も、巣の場所が分からないままのご相談を受けています。巣を探して軒下や植え込みをのぞき込んだりせず、威嚇された場所を伝えてご相談ください。
離れた場所から巣の見当をつける方法と、巣を取るかどうかの決め方はスズメバチの巣ができやすい場所と、取るかどうかの決め方に、駆除にかかる料金は蜂の巣駆除の料金にまとめています。
もし刺されてしまったら…

万が一ハチに刺されてしまった場合はすぐにその場から離れ、毒を絞り出しながら水で洗うなどの処置を施してください。口で吸い出してしまうと誤って飲み込んでしまったり、口内の傷口や歯茎から毒がまわってしまうため必ず指を使って絞り出すようにしましょう。
尿をかけると良いという話もあるようですが、それは迷信です。逆に、傷口に雑菌が入り悪化してしまう恐れがあるため止めておきましょう。
その後は痛みとハレの症状がありますが、殆どの場合は数日で治ります。
ですが、全身の蕁麻疹や吐き気など刺された箇所以外に症状があった場合や、以前ハチに刺されたことがあったりアレルギーなどでアナフィラキシーショックを起こしたことがある方は念のためなるべく早く病院に行き、医師に処置してもらってください。
特に刺されてから15分~30分以内に症状があった場合はとても危険です。命に係わるため救急車を呼ぶなど、なるべく早く病院へ向かってください。移動中に症状が悪化したり意識を失う危険性もあるため、ご自身で車を運転することは避けてください。
まとめ|スズメバチに威嚇されたら巣があるものとして静かに離れる
スズメバチに威嚇されたら、巣の近くか餌場かをその場で確かめようとせず、近くに巣があるものとして静かに離れてください。カチカチという音が聞こえなくても、高い羽音を立てて周りを飛び回られた時点で離れ始めます。種類によって攻撃性は違いますが、どの種類でも同じように離れてください。
威嚇された場所には、冬になって蜂が出入りしなくなるまで、できるだけ近づかないでください。離れたあとに巣を確かめに戻ったり、石や棒を投げたりするのもやめてください。
家の周りで威嚇されたときは、自分で巣を探さず、威嚇された場所を伝えて駆除業者に相談してください。巣の場所が分からないままでも、駆除の相談はできます。




