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スズメバチの天敵は何?自然界で狙う生き物や駆除に使えない理由を解説

スズメバチの天敵は何?自然界で狙う生き物や駆除に使えない理由を解説

この記事は約19分で読み終わります。

スズメバチは攻撃性が高く、巣に近づいた人や動物を敵と判断すると集団で襲ってくることがあります。そのため「スズメバチに天敵はいるのか」「天敵を利用すれば駆除できるのではないか」と考える方もいるでしょう。自然界には、スズメバチを捕食する昆虫や鳥、巣や幼虫を狙う動物、体内に寄生して活動に影響を与える生き物など、さまざまな天敵が存在します。

ただし、天敵がいることと、自宅周辺のスズメバチ被害を安全に解決できることは別問題です。天敵は人間の都合に合わせて巣を取り除いてくれるわけではなく、巣の場所や時期によっては被害が広がることもあります。この記事では、スズメバチの天敵になる生き物を種類ごとに紹介しながら、天敵を駆除に活用するのが現実的ではない理由までわかりやすく解説します。

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目次

スズメバチの天敵になる昆虫

スズメバチは強い毒針と大きな顎を持つため、昆虫の中でも非常に強い存在として知られています。しかし、自然界にはスズメバチを捕食したり、巣に入り込んで影響を与えたりする昆虫もいます。ここでは、スズメバチの天敵として名前が挙がりやすい昆虫を紹介します。

オニヤンマ|スズメバチを捕食することがある大型のトンボ

オニヤンマは日本に生息する大型のトンボで、スズメバチの天敵としてよく知られている昆虫です。体が大きく飛行能力も高いため、空中で小さな昆虫を捕らえる力があります。スズメバチを背後から狙い、脚で捕まえて捕食することがあるため、スズメバチにとって警戒すべき相手のひとつです。

ただし、オニヤンマが常にスズメバチに勝つわけではありません。スズメバチも肉食性が強く、状況によってはオニヤンマが逆に襲われることもあります。つまり、オニヤンマとスズメバチは一方的な天敵関係ではなく、互いに捕食者にも被捕食者にもなり得る関係です。自宅周辺にオニヤンマが飛んでいるからといって、スズメバチの巣が自然になくなるとは考えない方がよいでしょう。

オオカマキリ|鎌でスズメバチを捕らえることがある昆虫

オオカマキリは大きな前脚を使って獲物を捕らえる肉食性の昆虫です。待ち伏せに優れており、草木の近くに飛んできたスズメバチを素早く捕まえることがあります。スズメバチが毒針や顎を使う前にしっかり押さえ込めれば、オオカマキリがそのまま捕食することもあります。

一方で、オオカマキリも絶対に安全な捕食者ではありません。スズメバチは飛行能力が高く、攻撃性も強いため、カマキリが逆に攻撃されることもあります。特に空中での動きではスズメバチの方が有利になる場面もあります。オオカマキリはスズメバチの天敵のひとつではありますが、庭にカマキリがいるだけで巣作りを防げるほどの効果は期待できません。あくまで自然界の中でスズメバチを捕食することがある生き物として理解しておきましょう。

ムシヒキアブ・シオヤアブ|飛んでいるスズメバチを狙う昆虫

ムシヒキアブやシオヤアブは、ほかの昆虫を捕らえて体液を吸う肉食性のアブです。見た目はハチに似ていることもありますが、分類としてはハエの仲間にあたります。飛行中の昆虫を狙う力があり、スズメバチの背後から近づいて捕らえることがあります。

これらのアブは、鋭い口のような器官を獲物に突き刺して栄養を得ます。スズメバチに対しても奇襲が成功すれば捕食できますが、体格や状況によっては反撃を受けることもあります。また、ムシヒキアブやシオヤアブは人間の都合に合わせて特定の巣を狙ってくれるわけではありません。庭や山林で見かけることがあっても、スズメバチ駆除の手段として考えるのは現実的ではないでしょう。自然界の捕食関係として存在する天敵と捉えるのが適切です。

クモ|巣にかかったスズメバチを捕食することがある生き物

クモは昆虫ではありませんが、スズメバチの天敵として扱われることがあります。クモの中には粘着力のある糸で巣を張り、飛んできた昆虫を捕らえる種類がいます。スズメバチがクモの巣にかかって動けなくなった場合、そのまま捕食されることがあります。

ただし、スズメバチは飛行能力が高く、すべてのクモの巣に簡単に捕まるわけではありません。むしろ、弱った昆虫やクモの巣にかかった獲物をスズメバチが横取りする場合もあります。クモとスズメバチの関係は、単純にクモが強いというより、状況によって優劣が変わる関係です。家の周りにクモの巣があるからといって、スズメバチを防げるとは限りません。スズメバチ対策として考えるより、自然界の一部として理解しておくのがよいでしょう。

ギンモンシマメイガ|スズメバチの巣に入り込む寄生性の昆虫

ギンモンシマメイガは、スズメバチの巣に関係する天敵として知られる蛾の一種です。成虫がスズメバチの巣に卵を産み付け、ふ化した幼虫が巣の中に入り込むことがあります。幼虫は巣盤を食べながら成長し、巣の内部にダメージを与えることがあります。

このような寄生性の昆虫は、成虫のスズメバチと直接戦うわけではありません。巣の構造や幼虫の育つ場所に影響を与えることで、結果的に巣の勢いを弱める存在です。ただし、ギンモンシマメイガがいるからといって、すべてのスズメバチの巣が自然に崩壊するわけではありません。巣の規模やスズメバチの活動状況によっては、被害が続くこともあります。人の生活圏にある巣を安全に取り除く方法としては不確実性が高いため、駆除目的で期待しすぎないことが大切です。

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スズメバチの天敵になる鳥や動物

スズメバチの天敵は昆虫だけではありません。鳥や哺乳類の中にも、スズメバチの成虫、幼虫、さなぎ、巣を狙う生き物がいます。特に巣ごと狙う生き物は、スズメバチにとって大きな脅威になります。ここでは、代表的な鳥や動物を紹介します。

ハチクマ|スズメバチの巣や幼虫を狙う鳥

ハチクマは、スズメバチの巣や幼虫を狙うことで知られる猛禽類です。名前に「ハチ」と入っている通り、ハチの巣を見つけて中の幼虫やさなぎを食べることがあります。成虫のスズメバチを一匹ずつ捕まえるというより、巣の中にある栄養価の高い幼虫やさなぎを狙う点が特徴です。

ハチクマは鋭い爪やくちばしを使い、巣盤を持ち去ることもあります。そのため、スズメバチにとっては成虫だけでなく次世代まで失う大きな脅威になります。ただし、ハチクマは人間が自由に呼び寄せたり、駆除目的で利用したりできる生き物ではありません。住宅地の軒下や屋根裏にできた巣を、都合よく取り除いてくれるわけでもありません。スズメバチの天敵としては強い存在ですが、家庭でのスズメバチ対策として利用するものではないと考えましょう。

モズ|スズメバチを捕食することがある身近な鳥

モズは小型の鳥ですが、昆虫や小動物を捕らえる肉食性の強い鳥です。スズメバチを捕まえることもあり、捕らえた獲物を枝やとげのような場所に刺しておく習性でも知られています。この行動は「はやにえ」と呼ばれ、秋頃に見かけることがあります。

モズは身近な環境でも見られる鳥ですが、スズメバチの巣そのものを安全に取り除いてくれるわけではありません。あくまで飛んでいる個体や捕まえやすい個体を狙うことがある程度です。巣の中には多数の働き蜂や幼虫がいるため、モズが数匹のスズメバチを捕食しても、巣全体の被害を止めることは難しいでしょう。モズはスズメバチの天敵のひとつではありますが、駆除効果を期待するのではなく、自然界の食物連鎖の一部として捉えるのが適切です。

ニワトリ|野生に近い環境では昆虫を食べることがある鳥

ニワトリは雑食性で、昆虫を食べることがあります。野生に近い環境で生活している個体であれば、地面にいる虫や小さな生き物をついばむ中で、スズメバチを食べる可能性もあります。そのため、スズメバチの天敵として名前が挙がることがあります。

ただし、一般的に飼育されているニワトリは、与えられた餌で十分に栄養を取っています。わざわざ危険なスズメバチを積極的に狙うとは限りません。また、ニワトリを飼えばスズメバチが来なくなる、巣を駆除してくれるという考え方は危険です。スズメバチの巣が近くにあれば、人だけでなく飼育している動物も刺されるおそれがあります。ニワトリはスズメバチを食べることがある鳥ではありますが、スズメバチ対策として飼う方法は現実的ではありません。

クマ|スズメバチの巣ごと壊して食べることがある動物

クマはスズメバチの巣を壊し、中にいる幼虫やさなぎを食べることがある動物です。成虫のスズメバチよりも、巣の中にある栄養価の高い幼虫やさなぎを目的にすることが多いと考えられます。厚い毛や皮膚に守られているため、スズメバチに攻撃されても巣を荒らすことがあります。

スズメバチにとってクマは非常に強力な天敵ですが、人の生活圏でクマに巣を駆除してもらうという発想は危険です。クマは人間にとっても大きな危険を伴う野生動物であり、巣を壊す過程で建物や周辺環境に被害が出る可能性もあります。特に山間部や林に近い場所では、スズメバチの巣とクマの被害が重なることも考えられます。クマは強い天敵ですが、スズメバチ対策として期待する対象ではありません。巣を見つけた場合は、人が近づかず安全な方法で対応することが大切です。

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スズメバチに寄生する天敵

スズメバチの天敵には、成虫を食べる生き物だけでなく、体内に寄生して活動や繁殖に影響を与える生き物もいます。寄生する天敵は目に見えにくいため一般的には知られていませんが、巣の維持や女王蜂の繁殖に関わる重要な存在です。ここでは代表的な寄生性の天敵を紹介します。

スズメバチネジレバネ|働き蜂や女王蜂に影響を与える寄生虫

スズメバチネジレバネは、スズメバチの体に寄生する生き物です。寄生されたスズメバチは、通常の働き蜂のように巣の維持や餌集めを行いにくくなることがあります。働き蜂が十分に働けなくなれば、巣全体の成長や維持にも影響が出ます。

スズメバチネジレバネは、成虫のスズメバチを外から攻撃して食べるタイプの天敵ではありません。宿主となるスズメバチの体内で生活し、行動や繁殖に影響を与える点が特徴です。そのため、スズメバチの数を一気に減らす存在というより、巣の活動にじわじわ影響する天敵と考えるとわかりやすいでしょう。ただし、一般の人がスズメバチネジレバネを利用して巣を駆除することはできません。寄生の有無を外から判断するのも難しいため、家庭での対策として考えるものではありません。

スズメバチタマセンチュウ|女王蜂の産卵や巣作りに関わる寄生虫

スズメバチタマセンチュウは、スズメバチに寄生する線虫の一種です。特に女王蜂に寄生した場合、産卵や巣作りに影響を与えることがあります。スズメバチの巣は女王蜂が卵を産み、働き蜂を増やすことで大きくなっていきます。そのため、女王蜂の繁殖能力に影響が出ると、巣が十分に発達しない可能性があります。

スズメバチタマセンチュウは、スズメバチの数を抑える可能性がある生き物として注目されることもあります。しかし、一般家庭で意図的に利用できるものではありません。目に見える形で巣を壊したり、飛んでいるスズメバチを追い払ったりする存在でもないため、今ある巣への即効性は期待できません。スズメバチの生態を知るうえでは興味深い天敵ですが、自宅の巣を安全に取り除く方法とは分けて考える必要があります。

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スズメバチ同士やミツバチも天敵になることがある

スズメバチの天敵というと、鳥や昆虫など別の生き物を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、スズメバチ同士が敵対したり、ミツバチが集団でスズメバチを撃退したりすることもあります。ここでは、ハチ同士の関係に注目して解説します。

オオスズメバチが他のスズメバチの巣を襲うことがある

オオスズメバチは、スズメバチの中でも大型で攻撃力が高い種類です。ほかのスズメバチの巣を襲い、働き蜂を攻撃したり、幼虫やさなぎを餌として持ち帰ったりすることがあります。特に秋頃は巣の中に多くの幼虫やさなぎが育っているため、オオスズメバチにとって効率よく栄養を得られる対象になります。

このように、同じスズメバチの仲間であっても、種類が違えば敵対関係になることがあります。ただし、オオスズメバチが他の巣を襲うからといって、人間にとって安全になるわけではありません。むしろ、より攻撃性の高いスズメバチが周辺に現れることで危険が増す可能性もあります。スズメバチ同士の争いは自然界では起こり得る現象ですが、住宅周辺の巣を放置してよい理由にはなりません。

チャイロスズメバチが他のスズメバチの巣を乗っ取ることがある

チャイロスズメバチは、ほかのスズメバチの巣に入り込み、巣を乗っ取ることがある種類として知られています。自分だけで最初から巣を作るのではなく、別のスズメバチの巣を利用して繁殖することがあります。もともといた女王蜂がいなくなると、残された働き蜂が新しい女王蜂のもとで働く形になることもあります。

このような乗っ取りは、スズメバチ同士の関係が単純な仲間同士ではないことを示しています。ただし、巣を乗っ取られたからといって、人間にとって危険がなくなるわけではありません。巣の中で活動するスズメバチの種類が変わっても、刺されるリスクは残ります。場合によっては、気づかないうちに別の種類のスズメバチが増えていることもあります。巣がある時点で危険性はあるため、種類に関係なく慎重に対応する必要があります。

ニホンミツバチが熱殺蜂球でスズメバチを撃退することがある

ニホンミツバチは、スズメバチに襲われた際に集団で対抗することがあります。代表的なのが、スズメバチを多数のミツバチで取り囲み、熱を発生させて撃退する行動です。小さなミツバチが単独でスズメバチに勝つのは難しいですが、集団で連携することで巣を守ろうとします。

この行動はミツバチの巣を守るための防衛行動であり、人間の家の周りにいるスズメバチを駆除するためのものではありません。ミツバチの巣がなければこの防衛行動は起こりませんし、ミツバチを増やせばスズメバチ対策になるという考え方も危険です。ミツバチ自体にも刺されるリスクがあり、養蜂には管理が必要です。ニホンミツバチはスズメバチに対抗できることがありますが、一般家庭のスズメバチ対策として利用するものではないと考えましょう。

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スズメバチの天敵として有名なオニヤンマは本当に効果がある?

スズメバチの天敵として特に話題になりやすいのがオニヤンマです。近年は、オニヤンマの姿を模した虫よけグッズを見かけることもあります。ただし、オニヤンマが天敵であることと、グッズを付ければスズメバチを確実に防げることは同じではありません。ここでは効果の考え方を整理します。

オニヤンマがスズメバチの天敵といわれる理由

オニヤンマがスズメバチの天敵といわれる理由は、大型で飛行能力が高く、ほかの昆虫を捕食する力があるためです。スズメバチより大きな体を持つこともあり、空中で近づいてきた昆虫を捕らえることがあります。見た目の迫力も強いため、スズメバチが嫌がる存在として認識されやすいのでしょう。

しかし、自然界では必ずオニヤンマがスズメバチに勝つわけではありません。スズメバチも肉食性の強い昆虫で、相手や状況によってはオニヤンマを襲うことがあります。また、オニヤンマが常に人の近くを飛んでいるわけでもありません。オニヤンマはスズメバチの天敵として名前が挙がる代表的な昆虫ですが、スズメバチ全体を一方的に抑え込む存在ではないと理解しておくことが大切です。

オニヤンマの模型やオニヤンマ君で蜂よけできるのか

オニヤンマの模型やオニヤンマ型の虫よけグッズは、スズメバチやアブなどが天敵の姿を嫌がって近づきにくくなることを期待して使われます。帽子やリュック、ベランダ、玄関まわりなどに取り付けることで、虫よけ対策のひとつとして使う方もいます。薬剤を使わずに試せる点はメリットといえるでしょう。

ただし、模型を付けたからといって、スズメバチを確実に遠ざけられるわけではありません。スズメバチが餌を探しているのか、巣を守っているのか、近くに巣があるのかによって行動は変わります。巣の近くで防衛行動に入っているスズメバチには、模型だけでは十分な対策にならない可能性があります。オニヤンマ型グッズは補助的な虫よけとして考え、スズメバチの巣を見つけた場合の対処法とは分けて判断しましょう。

オニヤンマグッズを使う場合の注意点

オニヤンマグッズを使う場合は、過信しないことが最も重要です。身に付けたり吊るしたりすることで虫が近づきにくくなる可能性はありますが、効果の出方は場所や時期、スズメバチの状況によって変わります。特に巣が近くにある場合、スズメバチは天敵を避けるよりも巣を守る行動を優先することがあります。

また、グッズを付けているからといって、スズメバチに近づいたり、巣をのぞき込んだりするのは危険です。庭仕事やアウトドアで使う場合でも、スズメバチを見かけたら静かに距離を取ることが基本です。香りの強いものを避ける、黒っぽい服装を控える、食べ物や飲み物を放置しないといった基本的な対策とあわせて使うとよいでしょう。オニヤンマグッズは安全を保証する道具ではなく、あくまで補助的な対策として取り入れるものです。

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スズメバチの天敵を使って駆除するのは現実的ではない

スズメバチには多くの天敵がいますが、それらを使って自宅の巣を駆除するのは現実的ではありません。自然界の天敵は、人間の都合に合わせて動いてくれるわけではないからです。ここでは、天敵に頼った駆除が難しい理由を具体的に解説します。

天敵は都合よくスズメバチの巣だけを駆除してくれない

スズメバチの天敵は、餌を探す中でスズメバチを捕食したり、巣に入り込んだりするだけです。人間が困っている巣を見つけて、そこだけを安全に取り除いてくれるわけではありません。クマやハチクマのように巣を狙う生き物もいますが、住宅の軒下や屋根裏、ベランダにできた巣を都合よく駆除してくれる可能性は低いでしょう。

また、天敵が巣を壊したとしても、周辺に興奮したスズメバチが飛び回るおそれがあります。巣が中途半端に刺激されると、近くにいる人が刺される危険も高まります。スズメバチ駆除で重要なのは、巣の場所や大きさ、働き蜂の数を確認し、安全な方法で処理することです。天敵の行動は予測しにくく、被害を抑える管理もできないため、駆除方法としては不安定です。

鳥や昆虫を捕まえて利用するのは難しく危険もある

スズメバチの天敵になる鳥や昆虫を捕まえて、家の周りに放せばよいと考える方もいるかもしれません。しかし、野生の生き物を捕まえて利用するのは簡単ではなく、種類によっては法律や地域のルールに関わる場合もあります。何より、捕まえた生き物が狙った場所でスズメバチを捕食するとは限りません。

さらに、天敵となる生き物そのものが人やペットにとって危険になることもあります。クマはもちろん、野生の鳥や昆虫も無理に扱えばけがやトラブルにつながります。カマキリやオニヤンマのような昆虫であっても、放した場所に定着する保証はありません。スズメバチの巣がある状態で天敵を探したり近づいたりする行動自体も危険です。天敵を人為的に利用しようとするより、スズメバチを刺激しないことを優先しましょう。

天敵がいても巣が大きくなると被害を防ぎきれない

スズメバチの巣は、女王蜂が産卵し、働き蜂が増えることで大きくなっていきます。初期の小さな巣であれば活動している個体数も少なめですが、時期が進むと働き蜂が増え、巣を守る力も強くなります。天敵が数匹のスズメバチを捕食したとしても、巣全体の成長を止められるとは限りません。

巣が大きくなると、近づいただけで警戒される範囲も広がります。庭木の剪定、洗濯物の出し入れ、玄関の出入りなど、日常の動作で刺される危険が出てくることもあります。天敵がいるかどうかよりも、巣が人の生活動線に近いか、働き蜂が頻繁に出入りしているかを重視するべきです。天敵に任せて様子を見るうちに巣が大きくなると、対応がさらに難しくなる可能性があります。

スズメバチの巣を見つけたら天敵に頼らず早めに対処する

スズメバチの巣を見つけた場合は、天敵が来るのを待つのではなく、安全を優先して早めに対処することが大切です。特に、玄関、ベランダ、軒下、屋根裏、庭木、物置など、人が近づく場所に巣がある場合は注意が必要です。巣が小さく見えても、中には女王蜂や働き蜂がいる可能性があります。

自分で近づいて確認しようとすると、振動や気配でスズメバチを刺激してしまうことがあります。巣の位置や大きさを遠くから確認する程度にとどめ、むやみに棒でつついたり、水をかけたり、殺虫剤を近距離から噴射したりしないようにしましょう。スズメバチは危険性の高いハチなので、無理に自力で何とかしようとしない判断も重要です。天敵の存在を知ることは役立ちますが、実際の駆除では安全性を最優先に考える必要があります。

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スズメバチの天敵に関するよくある質問

スズメバチの天敵について調べている方の中には、「一番強い天敵は何か」「オニヤンマは本当に食べるのか」「天敵を使って駆除できるのか」といった疑問を持つ方が多いでしょう。ここでは、特に検索されやすい疑問に絞って回答します。

スズメバチに一番強い天敵は何ですか?

スズメバチにとって特に大きな脅威になりやすいのは、巣ごと狙える生き物です。たとえば、クマやハチクマは成虫だけでなく、巣の中にいる幼虫やさなぎを狙うことがあります。巣の次世代まで失われるため、スズメバチにとっては大きな被害になります。

ただし、「一番強い天敵」をひとつに決めるのは難しいです。成虫を捕食するならオニヤンマやカマキリ、巣や幼虫を狙うならハチクマやクマ、繁殖に影響を与えるなら寄生虫のように、天敵の働き方がそれぞれ違うからです。また、人間の生活圏で問題になるスズメバチの巣を安全に取り除くという意味では、自然の天敵よりも人が管理した駆除の方が現実的です。天敵の強さは自然界の関係として理解し、実際の対策とは分けて考えましょう。

オニヤンマはスズメバチを本当に食べますか?

オニヤンマはスズメバチを捕食することがあります。大型で飛行能力が高く、空中で獲物を捕らえる力があるため、スズメバチを狙うこともあります。そのため、スズメバチの天敵として名前が挙がる代表的な昆虫です。

ただし、オニヤンマがスズメバチを必ず食べるわけではありません。自然界では、スズメバチがオニヤンマを襲うこともあり、状況によって関係は変わります。また、オニヤンマが近くにいるだけで、スズメバチの巣がなくなることは期待できません。オニヤンマ型のグッズを使う場合も、補助的な虫よけとして考えるのが現実的です。巣が近くにある場合は、オニヤンマの存在やグッズに頼らず、スズメバチを刺激しない行動を優先しましょう。

スズメバチの天敵を使って駆除できますか?

スズメバチの天敵を使って駆除するのは、一般家庭では現実的ではありません。天敵は自然界の中でスズメバチを捕食したり、巣に影響を与えたりすることがありますが、人間の都合に合わせて特定の巣を安全に取り除いてくれるわけではありません。むしろ、巣が刺激されてスズメバチが攻撃的になる可能性もあります。

また、鳥や昆虫、寄生虫などを人為的に利用するには、管理の難しさや安全面の問題があります。スズメバチの巣が住宅の近くにある場合は、天敵が来るのを待つよりも、巣の位置や大きさを遠くから確認し、無理に近づかないことが大切です。特に活動が活発な時期や、人がよく通る場所に巣がある場合は、早めに専門的な対応を検討した方が安全です。

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まとめ|スズメバチの天敵はいるが、駆除や安全対策は別で考える

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スズメバチには、オニヤンマ、オオカマキリ、ムシヒキアブ、クモ、ギンモンシマメイガなどの昆虫や、ハチクマ、モズ、ニワトリ、クマなどの鳥・動物、さらにスズメバチネジレバネやスズメバチタマセンチュウのような寄生性の天敵がいます。また、オオスズメバチが別のスズメバチの巣を襲ったり、ニホンミツバチが集団でスズメバチに対抗したりすることもあります。

このように、スズメバチは自然界で無敵の存在ではありません。しかし、天敵がいるからといって、自宅周辺のスズメバチ被害が自然に解決するとは限りません。天敵は人間の都合に合わせて巣を駆除してくれるわけではなく、効果も安定しません。オニヤンマ型グッズも補助的な対策としては使えますが、巣がある場合の安全対策として過信するのは危険です。

スズメバチの巣を見つけたときは、天敵に頼るのではなく、まず刺激しないことを優先しましょう。巣に近づかない、棒でつつかない、急に殺虫剤をかけないなど、危険な行動を避けることが大切です。生活圏に巣がある場合や、働き蜂の出入りが多い場合は、早めに安全な方法で対処することをおすすめします。

ハチ駆除サービスの猿太郎では、スズメバチをはじめとしたハチの巣駆除に対応しています。家の軒下や庭木、ベランダ、室内への侵入などでお困りの場合は、被害が広がる前にお気軽にご相談ください。

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