ペアガラスの結露はどこで起きている?表面・枠・内部の見分け方と交換費用

窓猿は、ガラス修理・交換サービスとしてSLS株式会社が運営するサービスです。 窓やドア、家具などのガラス割れやヒビ、交換に関するご相談に幅広く対応しており、現地調査からお見積もり、施工まで一貫して承っています。 これまでの施工経験や取扱いガラスの知識をもとに、設置場所や用途、ご希望に合わせたガラスをご提案しています。 また、一般的な板ガラスだけでなく、ペアガラスや防犯ガラス、防火ガラスなどの機能性ガラスにも対応し、暮らしの快適性や安全性を高めるためのご案内も行っています。 お客様に安心してご利用いただけるサービスを目指し、分かりやすい情報発信を心がけています。
ペアガラスにしたのに窓が濡れていると、不良品ではないかと思われるかもしれません。
ペアガラスの結露は、濡れている場所によって直し方がまったく違います。ガラスの表面なら拭けば取れて、部屋の使い方で減らせます。ガラスとガラスの間が曇っているなら、拭いても取れず、ガラスの交換になります。同じ「結露」という言葉でも、片方は暮らし方の話で、もう片方は窓そのものの話です。
この記事では、まず自分の窓がどれなのかを見分けるところから始めます。そのうえで、中が曇っていたときに窓の中で何が起きているのか、自分で直せる方法はあるのか、保証は使えるのか、交換するといくらかかるのかを、当社が実際に交換した記録とあわせてまとめました。
- ペアガラスの結露が起きている場所を、拭いて取れるかで見分ける方法
- ガラスの中が曇ったときに、窓の中で起きていること
- ドライヤーや水抜きでは直らない理由
- ガラス店に連絡する前に確かめておく保証
- 当社がペアガラスを交換した16件でかかった費用
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ペアガラスの結露が起きている場所を3つに分ける
ペアガラスの結露で最初に確かめるのは、原因ではなく場所です。
見分け方は1つだけです。濡れているところを、乾いた布で拭いてみてください。取れるなら表面の結露で、取れないならガラスの中の結露です。
確かめるのは、冬の朝いちばんが向いています。夜のあいだに外がいちばん冷え、部屋との温度差が大きくなっているためです。カーテンを開けてすぐの状態を見てください。日が高くなると水滴が乾いてしまい、どこが濡れていたのか分からなくなります。
なお、ガラスの屋外側の表面が朝つゆのように濡れていることがありますが、これは窓の不具合ではありません。外の空気が冷えて、ガラスの外面に水滴がついただけです。見るのは部屋側の面と、ガラスとガラスの間です。
ガラスの部屋側が濡れているとき
部屋側のガラスの面に水滴がついていて、拭くと取れる状態です。
部屋の中の湿った空気が、外の冷たさで冷えたガラスに触れて水になったものです。空気は温度が下がると、含んでいられる水蒸気の量が減ります。減った分が、いちばん冷たい場所で水になります。家の中でいちばん冷たい場所が、たいてい窓です。
ガラスが2枚あるペアガラスは、1枚のガラスより室内側の面が冷えにくくなっています。それでも、部屋の湿度が高く、窓まわりの空気が動いていなければ、ペアガラスでも水滴はつきます。ペアガラスは結露を減らすものであって、なくすものではありません。
窓そのものが壊れているわけではありません。この記事の後半にある、部屋側でできることを試してください。
サッシの枠だけが濡れているとき
ガラスは乾いているのに、窓枠だけが濡れていることがあります。窓の下のほうの枠に水がたまっていたり、枠の角が黒ずんでいたりする場合です。
サッシの枠は、外の冷たさが室内側まで伝わりやすい部分です。とくに金属の枠は、熱をよく通します。ガラスをペアガラスに替えても、枠がそのままであれば、枠だけが冷えて水滴がつきます。ガラスの性能を上げたぶん、枠との差がはっきり出ることもあります。
ここで気をつけたいのは、ガラスを交換しても、枠が濡れる状態は変わらないということです。ガラスの問題ではないためです。ここを取り違えると、ガラスを替えたのに結露が残ったという結果になります。
枠が濡れているときは、枠まわりの空気の流れを変えることが先です。それでも足りない場合に、窓そのものを見直す順番になります。
ガラスとガラスの間が曇っているとき
拭いても取れず、白くもやがかかったように見えるときは、ガラスとガラスの間で結露が起きています。内部結露と呼ばれる状態です。
見た目は、水滴がはっきり見えることもあれば、すりガラスのように白く濁って見えることもあります。ガラスの下のほうだけが曇り、上は透けている、という出方もします。窓の外の景色が、その部分だけぼやけて見えます。
この部分は密閉されているため、外からも部屋側からも直接触れることはできません。
ここが濡れているときは、部屋の使い方をどう変えても直りません。換気をしても、除湿機を回しても、曇りは残ります。次の章で、窓の中で何が起きているのかを見てください。
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ガラスの中が曇ったとき窓の中で起きていること
ペアガラスは、2枚のガラスの間に乾いた空気を閉じ込めて作られています。機種によっては、空気の代わりにアルゴンなどのガスが入っています。この層があるおかげで、外の冷たさが室内側のガラスに伝わりにくくなっています。
乾いている、というところが大事です。もし湿った空気が入っていれば、その中の水蒸気が冷えて、初めから曇ってしまいます。だから作るときに湿気を抜き、外から入らないように閉じてあります。
つまり、中が曇っているということは、閉じ込めてあったはずの場所に湿気が入っているということです。
まわりを固めている部分が劣化して外の湿気が入る
2枚のガラスの間は、ふちのまわりを固めることで密閉されています。ガラスの縁を1周、途切れずに囲んでいる部分です。
この部分が、年数とともに硬くなったり、縮んだり、ひび割れたりします。夏と冬でガラスが伸び縮みし、日射しを受け、雨や風にさらされる場所です。動きと温度差を毎日受け続ければ、どんな材料も少しずつ変わります。
隙間ができると、外の空気が中へ入ります。空気と一緒に湿気も入ります。
日当たりのよい南向きの窓や、雨がかかりやすい位置の窓で、先に出ることがあります。同じ家でも、窓によって出る時期が違うのはこのためです。
中に入れてある乾燥剤が湿気を吸えなくなる
ペアガラスには、少しくらい湿気が入っても曇らないように、乾燥剤が入っています。ガラスとガラスの間をふさいでいる部分の中に、細かい粒として入っています。
作った直後から、この乾燥剤は働いています。ふちの部分からわずかに入る湿気を吸い取り、中の空気を乾いた状態に保っています。買ったときから曇らずにいられるのは、この粒が湿気を吸い続けているからです。
ただし吸える量には限りがあります。乾燥剤は湿気を吸うと重くなり、やがて吸いきってしまうと、それ以上は吸えません。ふちの傷みが進んで入ってくる湿気が増えれば、そのぶん早く限界が来ます。
入った湿気が冷えたガラスの内側で水になる
乾燥剤が吸えなくなると、中に湿気が残るようになります。
冬の朝のように外が冷えると、屋外側のガラスは中の空気より冷たくなります。その冷たい面に湿気が触れて、水滴になります。これが、拭いても取れない曇りの正体です。
水滴がつくのは、2枚のうち冷えているほうのガラスの、はさまれた側の面です。冬は屋外側のガラスが冷えるため、そちらに出ます。夏に冷房を強く効かせている部屋では、室内側のガラスのほうが冷たくなり、そちらに出ることもあります。冬に気づいた場合は、曇りが窓の奥のほうにあるように見えます。
夏に、部屋側の面がうっすら濡れることもあります。そちらは拭けば取れる表面の結露で、中の曇りとは別のものです。混同しないよう、拭いて取れるかで分けてください。
季節や時間で見え方が変わります。外が暖かい昼間は水滴が水蒸気に戻り、曇りが消えて見えることがあります。治ったと思っても、次に冷え込めばまた出ます。中の湿気が減ったわけではないためです。夏のあいだは出ず、冬になって初めて気づく、という順番もあります。
一度こうなると、元の状態には戻りません。 ふちを固めている部分が劣化し、乾燥剤も吸いきっているためです。中の湿気を抜く方法があったとしても、抜いたそばからまた入ります。
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ペアガラスの内部結露でやってはいけない3つのこと
中が曇ったペアガラスを、自分で直そうとする方法がいくつか出回っています。どれも直りません。それだけでなく、状態を悪くすることがあります。理由とあわせて挙げます。
ドライヤーで温めて乾かそうとする
洗濯物を乾かすのと同じ要領で、窓を温めれば水が飛ぶと考えるのは自然なことです。
しかし、ガラスを温めても、中の湿気は出ていく先がありません。閉じた空間の中で水滴が水蒸気に戻るだけで、冷えればまた水滴になります。曇りが一時的に消えるので直ったように見えますが、翌朝には戻ります。
さらに気をつけたいのが、ガラスの割れです。ガラスの一部だけを強く温めると、温まった部分は膨らみ、冷えたままの部分は膨らみません。この差がガラスの中で引っ張り合いになり、ヒビが入ることがあります。熱で割れる現象は、日射しが当たる窓でも起きます。
ヒビが入れば、曇りの問題では済まなくなります。 交換までのあいだ、風雨も防げません。
ガラスに穴を開けて水を抜く
ふちに小さな穴を開けて中の水を抜き、乾かしてからふさぐ、という方法が紹介されていることがあります。
たまった水は一時的に減ります。ただし、穴があいたままなので外の湿気は入り続けます。乾燥剤はすでに吸えない状態なので、湿気を受け止めるものがありません。しばらくすればまた曇ります。
しかも、この作業ではふちを固めている部分を自分で壊すことになります。もともと密閉のために作られた部分に穴を開けるため、傷みは進みます。ガラスに穴を開ける作業そのものにも、割れる危険があります。
保証が残っていた場合、自分で手を入れたことで対象外になることもあります。触る前に、次の章の保証を確かめてください。
シートを貼って曇りを隠す
結露防止シートを部屋側に貼っても、曇っているのはガラスとガラスの間なので、隠れません。シートの向こうに曇りが見えたままになります。
シートが効くのは、部屋側のガラスの表面に水滴がつくときです。場所が違います。
窓全体に目隠しのフィルムを貼ってしまえば見えなくはなりますが、中の状態は進みます。ふちの傷みが進めば、入る湿気は増えていきます。見えなくすることと、直すことは別です。
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内部結露が出たときは最初に保証内容を確かめよう
ガラス店に連絡する前に、確かめておくとよいものがあります。順番を間違えると、払わなくてよい費用を払うことになります。
窓を作ったメーカーが保証の年数を決めている
複層ガラスの内部結露は、メーカーが保証の対象として年数を定めていることがあります。年数も、対象になる条件も、メーカーによって違います。数年のものもあれば、10年ほどのものもあります。
まず、窓のメーカーと品番を調べてください。サッシの縦枠や、開けたときに見える部分に、小さなシールが貼られていることがあります。ガラスの隅に、製造した年や記号が入っていることもあります。
シールが見当たらないときは、書類を探してください。住宅を建てたとき、あるいは窓をリフォームしたときの引き渡し書類に、窓のメーカー名と品番が書かれていることがあります。保証書が別につづられていることもあります。年数が分かるだけでも、保証が残っているかの見当がつきます。
分譲マンションなら、管理会社が書類を保管していることがあります。賃貸にお住まいであれば、この確認はご自身では進められません。窓の所有者は貸主なので、まず管理会社か大家さんに連絡してください。
年数が残っていれば、ガラス代の負担が変わります。先に確かめてください。
保証で交換できても施工費は自己負担になることがある
保証の対象になった場合でも、ガラスそのものは無償でも、取り替える工事の費用は自己負担という形があります。
保証書に「ガラスの供給まで」と書かれているか、工事まで含むかを見てください。ここを確かめずに進めると、想定していた金額と違うことになります。保証が効くから無料だと思っていた、という行き違いは、この一文の読み方で起きます。
また、保証の対象になるのは、通常の使い方で起きた内部結露であることが一般的です。ガラスに手を加えていた場合や、取り付け方に原因がある場合は、扱いが変わることがあります。
なお、経年の劣化による内部結露は、火災保険の対象にならないのが一般的です。保険が関わるのは、飛来物などで割れた場合です。窓ガラスと火災保険の関係は窓ガラス修理に火災保険は使える?にまとめています。
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当社がペアガラスを交換したときにかかった費用
金額の目安をお伝えします。当社が実際にペアガラス(複層ガラス)を交換した記録から出したものです。
16件でかかった費用
2020年6月から2025年12月までに受けた工事の、税込の総額です。1回の工事で複数の窓を替えた場合も、まとめて1件として数えています。
2つ、読み方の注意があります。1つ目は、この16件は結露に限らず、割れて交換した分も含めたペアガラス交換の全体だということです。2つ目は、費用の書き方には「ガラス1枚あたり」「窓1か所あたり」「工事1件の合計」があり、この表は工事1件の合計だということです。他で見た金額と並べるときは、何を数えたものかを見比べてください。
中央値は78,100円です。ただし最小と最大で約8倍の開きがあります。真ん中の半分が68,200〜113,300円に入っているので、この幅を目安にしてください。
金額の幅が大きいのは、窓の条件が家ごとに違うためです。同じペアガラスの交換でも、小さな窓を1か所替える工事と、大きな窓を数か所替える工事では、内容がまったく違います。この表は、そういう工事をまとめて並べたものだとご理解ください。
ご自宅の金額を知るには、実際に窓を見せていただくのが早道です。問い合わせのときに、次の3つをお伝えいただけると話が進みます。
- 窓の全体が写った写真。曇っている部分が分かるように、少し離れて撮ったもの
- 窓のおおよその大きさ(幅と高さ)
- 分かればメーカー名と品番。前の章で書いたシールや書類で確かめたもの
3つ目まで分かると、いま入っているものと同じ種類のガラスを特定しやすくなります。シールの写真をそのまま送っていただいても構いません。
窓の大きさとガラスの種類で金額が変わる
金額が動く理由は、主に3つです。
1つ目は、窓の大きさです。腰の高さの窓と、人が出入りできる掃き出し窓では、ガラスの面積が2倍以上変わることがあります。大きなガラスは重く、運ぶのにも取り付けるのにも人手がかかります。2階以上で、階段から搬入できない場合は、さらに手間がかかります。
2つ目は、ガラスの種類です。同じペアガラスでも、片方のガラスに熱を反射する加工がしてあるものは、加工のないものより高くなります。防犯用の中間膜が入ったもの、網が入ったもの、模様のついたものでも変わります。いま入っているものと同じ種類に替えるのが基本です。見た目が似ていても中身が違うことがあるため、現物を確かめます。
3つ目は、ガラスだけ替えられるかどうかです。サッシに傷みがなければ、ガラスだけを外して入れ替えられます。サッシのゴムが硬くなっていたり、枠がゆがんでいたりすると、そのままでは新しいガラスが収まりません。この違いはペアガラス交換の費用はいくら?で詳しく書いています。
内部結露は年数が経って起きるものです。同じ家の窓が同じ時期に入っていれば、1か所で起きたあと、ほかの窓でも起きることがあります。1枚ずつ替えると、そのたびに出張の手間がかかります。ほかの窓の状態も一緒に見ておくと、まとめて判断できます。ペアガラスの年数の目安はペアガラスの寿命は何年?にまとめました。
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ガラスの表面と枠の結露を減らす方法
拭いて取れる結露と、枠だけが濡れる結露は、部屋側でできることがあります。
ただし、完全になくすことはできません。外が冷え、部屋に湿気があり、窓まわりの空気が止まっていれば、どんな窓でも水滴はつきます。減らす、という考え方で読んでください。
カーテンを窓から離す
見落とされやすいのがカーテンです。
カーテンを窓に密着させると、カーテンと窓の間の空気が動かなくなります。動かない空気は冷え、その中の水蒸気が窓の面で水になります。部屋全体の湿度がそれほど高くなくても、この狭い空間の中では条件がそろってしまいます。
厚手のカーテンほど、この状態になりやすくなります。断熱のために足したカーテンやシートが、かえって窓の面を冷やしていることがあります。
やることは3つです。カーテンの裾を窓から少し離す。レールの位置を窓から離す。朝は早めに開ける。どれも、窓まわりの空気が動くようにするためのものです。
寝室は寝る前に窓まわりの空気を動かす
寝室の窓だけが濡れる、ということがあります。ほかの部屋は乾いているのに、朝起きると寝室の窓だけびっしり濡れている、という出方です。
人は寝ている間に、呼吸と汗で湿気を出し続けます。寝室は扉を閉め、カーテンを引いた状態で、何時間も過ごす部屋です。湿気が出るのに、空気が動かない条件がそろいます。使っていない部屋が乾いていて、寝室だけが濡れるのは、このためです。
寝る前に少しだけ窓を開けて空気を入れ替える。カーテンを閉め切らずに隙間をつくる。扉を少し開けておく。どれも、朝の水滴の量が変わります。
寝室に洗濯物を干している場合は、置き場所を変えてください。乾くときに出た水蒸気は、部屋の中に残ります。
部屋に湿気を出すものを減らす
湿気を出しているものが、部屋の中にあることがあります。
洗濯物の部屋干し、加湿器、水槽、そして灯油やガスを燃やすタイプの暖房器具です。灯油やガスは、燃えるときに水蒸気が出ます。部屋を暖めながら、同時に湿らせています。
ただし、燃やすタイプでも、煙突や壁の穴から燃えたあとの空気を外へ出す機種であれば、水蒸気は部屋に残りません。当てはまるのは、部屋の中に排気が出るタイプです。石油ストーブやガスファンヒーターのように、煙突のない機種が該当します。
窓の結露がひどい部屋にこれらがあるなら、置く場所を変えるか、使う時間を短くしてください。エアコンのように水蒸気を出さない暖房に替えると、結露の量は変わります。
換気も効きます。ただし、寒い日に長く開けておく必要はありません。短い時間、空気を入れ替えるだけで、部屋の中の水蒸気は減ります。台所や浴室の換気扇を回しておくのも同じ働きをします。
結露防止シートを使うときに気をつけること
市販の結露防止シートや吸水テープは、水滴を受け止めて広がるのを防ぐものです。窓枠や壁が濡れるのを抑える働きがあります。
気をつけたいのは、貼りっぱなしにしないことです。シートの裏側に水がたまり、そこにカビが出ることがあります。窓枠の木部が黒ずむ原因にもなります。
貼ったあとは定期的にはがして乾かし、季節が終わったら取ってください。テープ状のものは、長く貼ったままだとのりが残り、はがすときに窓枠を傷めることがあります。
シートは結露を止めるものではなく、水滴の行き先を変えるものです。効き目がないと感じたら、貼る場所ではなく、部屋の湿気と空気の流れを見直してください。
なお、内窓を入れて空気の層を増やすと、窓の表面が冷えにくくなります。ただし内窓を入れても、条件がそろえば結露します。この違いは二重窓でも結露するのはなぜ?に書きました。集合住宅で結露しやすい場所についてはマンションの窓が結露する原因は?、窓の断熱そのものを見直したい場合は窓の断熱はどこから手を付ける?をご覧ください。
そもそもペアガラスとはどういうガラスかを先に知りたい場合は、複層ガラス(ペアガラス)とは?にまとめています。
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ペアガラスの結露についてよくある質問
ペアガラスの結露は修理できますか
濡れている場所によります。ガラスの表面や枠が濡れているだけなら、窓は壊れていないので、部屋の使い方で減らせます。ガラスとガラスの間が曇っている場合は、ふちを固めている部分と乾燥剤が原因のため、部分的な修理では直りません。ガラスの交換になります。サッシに傷みがなければ、サッシはそのままでガラスだけを入れ替えられます。
ペアガラスの内部結露は火災保険で補償されますか
年数が経って起きた内部結露は、対象にならないのが一般的です。火災保険が関わるのは、飛来物や事故などで壊れた場合です。ただし契約の内容によって扱いが違うため、加入している保険会社にご確認ください。メーカーの保証のほうが先に使えることがあります。
ペアガラスの内部結露はドライヤーで取れますか
取れません。温めても中の湿気は外に出ていかず、冷えればまた水滴になります。ガラスの一部だけを強く温めると、温まった部分と冷えたままの部分の差で、ヒビが入ることもあります。曇りが一時的に消えても、直ってはいません。穴を開けて水を抜く方法も同じで、そのあとも湿気は入り続けます。
ペアガラスの結露で交換するといくらかかりますか
当社がペアガラスを交換した16件では、工事1件の合計の中央値が78,100円でした。ガラス1枚あたりの金額ではありません。真ん中の半分は68,200〜113,300円です。窓の大きさ、ガラスの種類、交換する枚数で変わるため、実際の金額は窓を見せていただいてからお出しします。
まとめ
ペアガラスの結露は、拭いて取れるかどうかでやることが分かれます。冬の朝、カーテンを開けてすぐの状態を見てください。
拭いて取れるなら、窓は壊れていません。カーテンを窓から離し、部屋の湿気を減らすことで量が変わります。枠だけが濡れているときも、部屋側でできることがあります。どちらも、なくすのではなく減らすものだとお考えください。
拭いても取れない曇りは、ガラスの中に湿気が入った状態です。ふちを固めている部分が劣化し、乾燥剤が吸いきった結果で、元には戻りません。ドライヤーで温めても、穴を開けて水を抜いても、また曇ります。この場合はガラスの交換になります。
交換の前に、窓のメーカーの保証が残っていないかを確かめてください。年数が残っていれば、負担が変わります。ご相談いただければ、いま入っているガラスの種類と窓の大きさを確かめたうえで、お見積りをお出しします。

