窓の隙間風はどこから入る?ふさぐ前に確かめることと直らないときの費用

窓猿は、ガラス修理・交換サービスとしてSLS株式会社が運営するサービスです。 窓やドア、家具などのガラス割れやヒビ、交換に関するご相談に幅広く対応しており、現地調査からお見積もり、施工まで一貫して承っています。 これまでの施工経験や取扱いガラスの知識をもとに、設置場所や用途、ご希望に合わせたガラスをご提案しています。 また、一般的な板ガラスだけでなく、ペアガラスや防犯ガラス、防火ガラスなどの機能性ガラスにも対応し、暮らしの快適性や安全性を高めるためのご案内も行っています。 お客様に安心してご利用いただけるサービスを目指し、分かりやすい情報発信を心がけています。
窓ぎわに立つと足元がすうすうする。暖房をつけているのに部屋が暖まらない。そういうとき、まず隙間テープを買いに行きたくなります。
ただ、貼る場所を決めないまま窓を一周ぐるりと囲んでも、風は止まりません。それどころか、窓が閉まらなくなったり、雨水の逃げ道をふさいでしまったりすることがあります。
先にやることは、どこから入っているのかを確かめることです。道具は要りません。ティッシュが1枚あれば足ります。
この記事では、入口の探し方、テープを貼ってよい場所と貼らない場所、賃貸で手を加える前に確かめること、そしてふさいでも直らなかったときの費用までを順に書きます。費用は相場の推定ではなく、当社が2020年1月から2025年12月までに実際に直した工事の金額です。
先に結論だけ書いておきます。ティッシュや煙が窓枠のそばで横に流れたなら隙間があるので、テープでふさげます。真下にすーっと落ちるなら隙間ではないので、テープを貼っても変わりません。
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窓の隙間風がどこから入っているかを確かめる
隙間風の対策で無駄が出るのは、たいてい場所を決めずに手を動かしたときです。窓のまわりは、見た目には同じように見えても、風が入る場所と入らない場所があります。
入口が分かれば、テープを貼る範囲は数十センチで済むこともあります。逆に、入口を確かめないまま全体をふさぐと、あとで開け閉めがしにくくなります。
確かめ方は、家にあるもので足ります。
ティッシュや煙を窓枠に近づけて風の入口を探す
窓をすべて閉めた状態で、ティッシュを1枚たらして、窓枠に沿ってゆっくり動かします。風が入っている場所では、ティッシュが揺れたり、外側へ吸い寄せられたりします。
このとき、先に室内の空気の流れを止めてください。換気扇とエアコンが動いていると、部屋の中の空気が動いてしまい、隙間風と区別がつかなくなります。台所の換気扇を回すと窓から風が入ってくるという状態になることがありますが、それは窓の不具合ではなく、部屋の空気が外へ出た分を窓が補っている状態です。
ティッシュの動きが分かりにくいときは、線香やお香の煙を使うと見やすくなります。煙は空気の動きに敏感なので、わずかな流れでも向きが分かります。ただし火を使うので、カーテンや紙の近くでは行わないでください。小さなお子さんがいるご家庭では、ティッシュだけで確かめるほうが安心です。
窓枠を一周させたら、揺れた場所に付箋を貼るか、写真を撮っておきます。あとでテープを貼るときの目印になります。
煙が真下に降りるときは隙間から入っていない
ティッシュや煙を近づけたとき、動き方が2通りあります。この違いで、やることが変わります。
横に流れる、あるいは窓のほうへ吸い寄せられる場合は、そこから外の空気が入っています。隙間をふさぐ対策が効きます。
いっぽう、煙が真下にすーっと降りていく場合は、隙間から風が入っているのではありません。冷えたガラスに触れて冷たくなった室内の空気が、重くなって床に向かって流れ落ちている状態です。窓に隙間がなくても起こります。この場合、隙間テープを貼っても寒さは変わりません。
窓に手を当てて、ガラスの面がひんやりしているかどうかも目安になります。ガラス自体が冷たく、風の流れが真下向きなら、ふさぐより、厚手のカーテンで窓とのあいだに空気の層をつくるほうが効きます。カーテンは床に届く長さにして、上側もカーテンレールごと覆うと、冷えた空気が部屋に回りにくくなります。
ガラスそのものの冷たさを根本から変えたい場合は、ガラスやサッシの構成を変える話になります。そちらは窓の断熱はどこから手を付ける?原因の見分け方と費用の目安にまとめています。
隙間風が起きやすいのはサッシの4か所
引き違い窓で風が入りやすい場所は、だいたい決まっています。次の4か所を重点的に確かめると、短時間で見つかります。
1つ目は、上枠と窓の間です。閉めてもわずかに開いていることがあり、ティッシュが揺れやすい場所です。
2つ目は、窓が2枚重なる中央の合わせ目です。ここには気密材と呼ばれるゴムやブラシ状の部材が入っていますが、年数が経つと硬くなったり、へたったりします。
3つ目は、下枠のレール沿いです。窓が乗っている溝の部分で、ここは構造上ぴったり閉じるようにはできていません。
4つ目は、鍵(クレセント)のまわりです。鍵は窓を留めるだけでなく、2枚の窓を引き寄せて密着させる役目もあります。かかりが浅いと、中央の合わせ目に隙間が残ります。
なお、玄関のドアや換気口、エアコンの配管まわりからも風は入りますが、この記事では窓とサッシに絞ります。
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隙間テープの貼り方
入口が分かったら、隙間テープでふさぎます。ホームセンターや百円均一の店で手に入り、費用も千円ほどで収まります。
ただ、貼り方でうまくいくかどうかが分かれます。よくある失敗は、範囲を広げすぎることと、厚みを間違えることの2つです。
テープを貼るのは風が来た場所だけにする
窓をぐるりと一周させたくなりますが、動いた場所だけに貼るほうが結果は良くなります。
理由は2つあります。1つは、貼った分だけ窓と枠のあいだに厚みが増え、開け閉めが重くなるからです。もう1つは、必要のない場所に貼ると、あとで風が止まらなかったときに、どこが原因だったのか分からなくなるからです。
貼る前に、貼る面の汚れを落としてください。サッシのレールまわりは砂やほこりが溜まりやすく、そのまま貼ると数日で剥がれます。乾いた布で拭き、湿っていれば乾かしてから貼ります。
貼ったあとは、窓を閉めてもう一度ティッシュを当てます。まだ動くようなら、テープの厚みが足りないか、貼る場所がずれています。
サッシ下枠の水抜き穴はテープでふさがない
下枠に貼るときに、1つ気をつけていただきたいことがあります。
サッシの下枠には、吹き込んだ雨水を外へ逃がすための穴が開いています。窓の外側の下のほう、レールの端に近い位置にあり、指の先が入るくらいの小さな穴です。強い雨のときにサッシの中に入った水は、この穴から外へ落ちます。
ここをテープでふさぐと、水の逃げ道がなくなります。溜まった水は行き場を失い、室内側へ回ってくることがあります。窓の下が濡れる、木枠が黒ずむ、といった形で出てきます。戸車が水に浸かったままになると、動きも悪くなります。
下枠に貼るときは、レールに沿って一直線に囲まず、穴の位置を避けてください。穴がどこにあるか分からない場合は、下枠には貼らずに、上枠と中央の合わせ目だけで様子を見るほうが安全です。
穴が砂やほこりで詰まっているだけのこともあります。掃除の仕方はサッシの水抜き穴が詰まった?原因と自分でできる掃除方法に書いています。
厚すぎるテープを貼ると窓が閉まらなくなる
隙間テープには厚みの違うものがあります。隙間が大きいほど厚いものが要りますが、厚すぎると別の問題が出ます。
まず、窓が閉まりきらなくなります。見た目には閉まっていても、テープに押し返されて数ミリ浮いた状態になり、かえって隙間が広がることがあります。
次に、鍵がかかりにくくなります。鍵は2枚の窓を引き寄せて留める部品なので、あいだに厚いものが挟まると、無理に回すことになります。回しにくい状態を続けると、鍵の受け側が緩んだり、部品が曲がったりします。鍵が浅くしかかからない窓は、外から力を加えられたときにも弱くなります。
最後に、戸車に負担がかかります。テープに擦れながら動く状態が続くと、開け閉めのたびに余計な力がかかります。
厚みを選ぶときは、いきなり厚いものを買わず、薄いものから試すほうが失敗しにくくなります。貼る前に、台紙を剥がさない状態のテープを隙間へ差し込んでみて、窓が問題なく閉まるかを確かめてください。
貼ったあとの確認は3つです。窓が最後まで自然に閉まるか。鍵が普段どおりの力で回るか。閉めた状態でティッシュが動かないか。どれか1つでも引っかかるようなら、そのテープは合っていません。無理に使い続けず、いったん剥がして薄いものに替えてください。
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隙間風対策でやってはいけない3つのこと
隙間風を止めたい一心で、かえって窓を傷めてしまうことがあります。当社が修理でうかがったときに見かける、代表的なものを3つ挙げます。
| やってはいけないこと | 何が起きるか |
|---|---|
| サッシの隙間をパテで埋める | 動く部分に入り込み、窓が開かなくなる。鍵がかからなくなる |
| レールや戸車に潤滑油スプレーをかける | ほこりが油に付いて固まり、かえって動きが重くなる |
| 窓を段ボールでふさぐ | 結露で濡れてカビが出る。湿った紙が枠に貼り付く |
サッシの隙間をパテで埋める
隙間が目に見えていると、粘土状のパテやコーキング材で埋めたくなります。ただ、窓は動く建具です。
パテは硬くなると剥がしにくく、レールや戸車の溝に入り込むと取り除くのが難しくなります。窓が動かなくなったり、鍵の受け側に入って施錠できなくなったりします。
固定されているガラスまわりの隙間ならともかく、開け閉めする部分には使わないでください。
レールや戸車に潤滑油スプレーをかける
窓の動きが悪いとき、レールに潤滑油をかけると一時的に軽くなります。ただ、しばらくすると前より重くなることがあります。
油はほこりを集めます。集まったほこりは油と混ざって固まり、レールの溝に貼り付きます。そうなると、乾いた掃除では落ちません。戸車の車輪も、回らずに滑るだけの状態になり、レールが削れていきます。
動きが悪いときは、まずレールの掃除から試してください。それでも重い場合の原因はサッシが重い原因を4つに分けて確かめる方法と修理費用の目安にまとめています。
窓を段ボールでふさぐ
窓の下側に段ボールを立てて冷気をさえぎる方法は、費用がかからず、その日のうちにできます。冬のあいだだけの応急処置としては悪くありません。
ただ、段ボールは紙なので水に弱いという性質があります。冬の窓まわりは結露で濡れます。濡れた段ボールは反り、カビが出ます。枠に貼り付いて、剥がすときに塗装ごと持っていくこともあります。
使うなら、窓に直接触れさせず、少し離して立てるほうが傷みにくくなります。春になったら片付けてください。
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賃貸の窓に隙間風対策をするとき
賃貸にお住まいの場合、隙間風は寒いという問題だけでは終わりません。退去のときの精算に関わってきます。
順番としては、手を動かす前に確かめることが2つ、それから対策を選ぶ、という流れになります。
窓に手を加える前に管理会社へ確認する
分譲マンションでも賃貸でも、窓やサッシは共用部分として扱われることがあります。部屋の中にあるように見えても、建物全体の一部として管理されている、という考え方です。
そのため、テープを貼る程度でも、事前に伝えておくと行き違いになりません。部材の交換や工事が必要になる段階では、入居者の判断だけでは進められません。
連絡の手間を惜しんで先に工事を頼んでしまうと、あとで費用を誰が持つかでもめることがあります。
のりの跡が残りにくいテープを選ぶ
隙間テープは、貼るときより剥がすときに気を使います。
強い粘着のものは、剥がすときにサッシの塗装を持っていくことがあります。とくにアルミサッシに焼き付けてある色や、木枠の塗装は傷みやすい部分です。
弱い粘着のものや、貼って剥がせると書かれているものを選び、貼る面を先に拭いておくと、跡が残りにくくなります。ただ、どのテープでも年数が経てばのりは変質します。冬のあいだ貼ったものは、春に剥がしておくほうが跡になりません。
剥がしにくくなってしまったときは、爪や金属でこすらず、ドライヤーの温風で温めてから、ゆっくり引くと剥がれやすくなります。
修理費がどちらの負担になるかを確かめる
テープでは止まらず、部材の交換が必要になった場合、費用の負担はどちらかに分かれます。
年数が経ってゴムがへたった、戸車がすり減った、といった経年による劣化は、貸主側が負担する取り決めになっていることがあります。いっぽう、使い方が原因で壊れた場合は入居者の負担になります。
判断は契約の内容によりますので、まず管理会社に状態を伝えてください。自分で業者を手配して払ってしまうと、あとから貸主に請求するのが難しくなります。
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テープでふさいでも直らない隙間風
ここまでの対策をしても、風が止まらないことがあります。
はじめにお伝えしておくと、窓のサッシは、もともと風をまったく通さない造りにはなっていません。開け閉めする建具である以上、動くための余裕が要るからです。サッシメーカーの案内にも「アルミサッシの気密性能はA3~A4等級で、A4等級とは、風速4m/Sに相当する風が正面から当たっているときに1㎡あたり1時間に空気の漏れる量が最大2立方メートルの性能です。全く風がはいってこないというものではありません。」と書かれています(出典:LIXIL Q&A「窓(サッシ)の引違い窓から隙間風が入ってくる」)。
ですから、隙間風がわずかに残ること自体は、故障を意味しません。どこまでやれば終わりかの線を、先に引いておいてください。
問題になるのは、テープを貼っても同じ場所から風が来る、窓の動きがおかしい、といった状態です。この場合は部材そのものが傷んでいるため、貼り方を工夫しても戻りません。
次の3つの症状が出ていたら、部材の交換や調整の段階に入っています。
| 症状 | 疑われる部分 |
|---|---|
| テープを貼った場所からまた風が来る | 中央の合わせ目に入っている気密材やゴムのへたり |
| 窓を閉めてもガタガタと動く | 窓の下についている戸車のすり減り |
| 窓が閉めきれず鍵がかかりにくい | 建て付けのずれ、鍵の受け側の位置 |
テープを貼った場所からまた風が来る
厚みを変えても、貼り直しても、同じ場所から風が入ってくる場合は、テープでふさげる大きさを超えていることがあります。
窓が2枚重なる中央の合わせ目には、ゴムやブラシ状の気密材が入っています。新しいうちは窓を閉めると押しつぶされて隙間を埋めますが、年数が経つと硬くなり、押しつぶされても元の形に戻らなくなります。硬くなった気密材は、上からテープを重ねても密着しません。
この部分の部材は交換ができます。ゴムの交換については窓のパッキン交換は自分でできる?手順・費用相場・交換時期に手順をまとめています。
窓を閉めてもガタガタと動く
窓を閉めた状態で軽く押したときに、かたかたと前後に動くようであれば、窓が枠に対して浮いています。
原因として挙がりやすいのは、窓の下についている戸車という小さな車輪のすり減りです。左右で減り方が違うと窓が傾き、上枠や合わせ目に三角形の隙間ができます。テープでこの形の隙間を埋めるのは難しく、埋めたとしても窓の傾きは残ります。
戸車は高さを調整できる造りのものがあり、ネジを回すだけで直ることもあります。症状の見分け方は窓がガタガタする原因とは?自分でできる対策や修理費用に詳しく書いています。
窓が閉めきれず鍵がかかりにくい
窓を最後まで引いても、あと数ミリのところで止まる。鍵を回すのに力が要る。こうした状態は、建て付けがずれているか、鍵の受け側の位置が合っていないかのどちらかです。
鍵は2枚の窓を引き寄せる役目を持っているので、かかりが浅いと合わせ目が密着しません。無理に回し続けると部品が曲がり、そのうち施錠そのものができなくなります。
鍵の受け側は、ネジを緩めて上下に動かせる造りになっていることがあります。ただ、緩めた状態で窓を動かすと落ちてくることがありますので、ネジは完全に外さず、少しずつ試してください。手袋をして、指を挟まない位置で作業してください。
動かしても改善しない場合は、窓自体の傾きを直す必要があります。ネジを回すことに不安がある場合は、無理に続けず、状態を見せていただくと安心です。
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サッシの隙間風を業者が直したときにかかった費用
部材の交換や調整を頼むと、いくらかかるのか。当社が実際に対応した433件では、交換の中央値は37,290円、調整の中央値は19,800円でした。内訳を順に載せます。
以下はいずれも、2020年1月3日から2025年12月29日までに受け付け、作業を行って金額が確定した工事の実績です。税込、工事1件ごとの請求額です。
件数の少ないものが含まれますので、相場ではなく、実際にかかった金額の散らばりとしてご覧ください。
直した場所ごとにかかった費用
隙間風の原因になりやすい部分を直した工事を、場所ごとに分けたものです。
| 直した場所 | 件数 | 中央値 | 真ん中の半分 |
|---|---|---|---|
| パッキン・ゴム | 5件 | 33,770円 | 30,800〜36,960円 |
| サッシ・窓枠 | 10件 | 33,770円 | 22,000〜49,500円 |
| 戸車・レール | 5件 | 19,800円 | 14,300〜38,500円 |
真ん中の半分というのは、金額の高い順に並べたときに、上下の端を4分の1ずつ除いた範囲です。この幅に入っていれば、極端に高い金額でも安い金額でもない、という目安になります。
戸車やレールは、部品そのものが小さいぶん、他より低い金額に収まっています。いっぽうサッシや窓枠は、直す範囲によって幅が出ています。
なお、ガラスそのものを交換する場合は、また別の金額になります。そちらは窓ガラス交換の費用はいくら?種類別の目安と安く抑える3つのことにまとめています。
交換ではなく調整で収まることがある
窓の不具合というと交換を思い浮かべるかもしれませんが、実際には調整だけで収まる回もあります。
同じ期間の433件を、作業の種類で分けると次のようになりました。
| 作業の種類 | 件数 | 中央値 |
|---|---|---|
| 交換 | 397件 | 37,290円 |
| 調整 | 14件 | 19,800円 |
| 修理 | 12件 | 16,500円 |
| 記載なし | 10件 | 33,000円 |
| 合計 | 433件 | — |
調整で収まった14件の中央値は19,800円で、交換の37,290円のおよそ半分でした。件数としては433件のうち14件ですので、割合としては小さいものです。それでも、戸車の高さや鍵の受け側の位置がずれているだけであれば、部品を替えずに直せることがあります。
見に来てもらう段階で、交換ありきの話になっていないかを確かめると、費用が変わることがあります。窓の年数や部品の状態によっては交換のほうが結果的に安く済む場合もありますので、両方の見積もりを聞いておくと判断しやすくなります。
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窓の隙間風についてよくある質問
本文で触れていない細かい点を、4つの質問にまとめました。
プチプチを貼りっぱなしにして大丈夫ですか
窓ガラスに気泡緩衝材を貼ると、ガラスとのあいだに空気の層ができて、冷たさが伝わりにくくなります。ただ、長く貼りっぱなしにすると困ることが出てきます。
1つは、結露です。ガラス面の温度が下がりにくくなる反面、貼ったものとガラスのあいだに水が溜まりやすくなります。剥がしたときにカビが出ていることがあります。もう1つは、のりの跡です。夏の日差しで温まると粘着剤が変質し、剥がしにくくなります。
貼るのは室内側だけにしてください。外側に貼ると雨で剥がれ、のりが残ります。
冬のあいだだけ使い、春になったら剥がすことをおすすめします。網入りガラスや複層ガラスに貼る場合は、熱がこもってガラスが割れることがありますので、貼る前にガラスの種類をお確かめください。日当たりの強い面ほど、この心配は大きくなります。
窓の隙間にテープを貼るとどうなりますか
風が入っている場所に、隙間に合った厚みのテープを貼れば、風は弱まります。
うまくいかないのは、次のような場合です。風が入っていない場所に貼ると、当然ながら変化がありません。厚すぎるテープを貼ると、窓が閉まりきらなくなり、かえって隙間が広がります。下枠の水抜き穴をふさいでしまうと、雨水が室内側へ回ることがあります。
貼ったあとに、窓が最後まで閉まるか、鍵が普段どおりかかるかを確かめてください。どちらかがおかしければ、そのテープは厚すぎます。
窓がガタガタ鳴るのも隙間風ですか
音の出方によります。
風が吹いたときだけ窓全体がかたかた鳴る場合は、窓が枠に対して浮いている状態で、隙間風と原因が重なることがあります。戸車のすり減りや建て付けのずれが考えられます。
いっぽう、開け閉めのときにガタつく、レールの上で引っかかる、といった場合は、レールの汚れや戸車の不具合が中心です。原因の分け方は窓がガタガタする原因とは?自分でできる対策や修理費用にまとめています。
隙間風の音がうるさいときはどうすればよいですか
ひゅーひゅーという音が出るのは、狭いところを空気が速く通っているためです。隙間が小さいほど音は高くなります。
音が出ている場所は、ティッシュを当てれば見つかります。見つかったら、その部分にテープを貼ってください。音は隙間の大きさに応じて変わるので、風の量が減ると音も小さくなります。
テープを貼っても音が変わらない場合は、窓のガラスと押さえ材のあいだなど、テープでは届かない場所から出ていることがあります。その場合は状態を見せていただくのが早道です。
まとめ
窓の隙間風は、テープを買う前に入口を確かめるところから始めると、手間も費用も少なく済みます。
窓を閉めて換気扇を止め、ティッシュを窓枠に沿って動かします。横に流れれば隙間から入っています。真下に降りていくなら、隙間ではなく冷えたガラスが原因なので、テープではなくカーテンで受けるほうが効きます。
テープを貼るのは、動いた場所だけにしてください。下枠の水抜き穴はふさがないこと、厚すぎるテープは使わないことの2つを守れば、大きな失敗にはなりません。パテで埋める、潤滑油をかける、段ボールを貼り付ける、の3つは避けてください。
賃貸の場合は、手を動かす前に管理会社へ一報を入れておくと、退去のときの話が簡単になります。
テープを貼っても同じ場所から風が来る、窓がガタガタする、鍵がかかりにくい。この3つが出ているときは、部材が傷んでいます。当社が実際に直した工事では、戸車やレールで19,800円、パッキンやサッシまわりで33,770円が中央値でした。交換ではなく調整で収まった回も433件のうち14件あり、そちらも中央値は19,800円でした。
窓の状態を見てから判断したいという場合は、お気軽にご相談ください。

