賃貸の窓ガラスが割れた・ひび|熱割れの見分け方と伝え方

2025年11月21日 2026年09月02日 カテゴリー:窓・ガラスの基礎知識
賃貸の窓ガラスが割れた・ひび|熱割れの見分け方と伝え方
この記事の監修者

窓猿は、ガラス修理・交換サービスとしてSLS株式会社が運営するサービスです。 窓やドア、家具などのガラス割れやヒビ、交換に関するご相談に幅広く対応しており、現地調査からお見積もり、施工まで一貫して承っています。 これまでの施工経験や取扱いガラスの知識をもとに、設置場所や用途、ご希望に合わせたガラスをご提案しています。 また、一般的な板ガラスだけでなく、ペアガラスや防犯ガラス、防火ガラスなどの機能性ガラスにも対応し、暮らしの快適性や安全性を高めるためのご案内も行っています。 お客様に安心してご利用いただけるサービスを目指し、分かりやすい情報発信を心がけています。

この記事で分かること
  • 賃貸の窓ガラスが割れたときに最初にするべき対応
  • 窓ガラスの修理費用を誰が負担するのか
  • 窓ガラスの種類別に見る交換費用の相場
  • 火災保険や借家人賠償責任保険が使えるケース
  • 賃貸で窓ガラスを割らないための予防策

ぶつけた覚えがないのに、賃貸の窓ガラスにヒビが入っていることがあります。

このとき多くの方が最初に思うのは、修理の方法よりも「自分のせいにされないだろうか」ということではないでしょうか。管理会社や大家さんに連絡するのをためらってしまう方もいます。

ぶつけていないのに割れるヒビには、熱割れと呼ばれるものがあります。そして熱割れかどうかは、ヒビのどこが始まりで、どんな形をしているかで見当がつきます。

この記事では、ガラスメーカーが公開している資料をもとに、写真で確かめられるところと、連絡するまでにしておくことをまとめました。

この記事で分かること
  1. ぶつけていない窓のヒビを、写真で確かめる3つのところ
  2. 何もしていない窓が、なぜ割れるのか
  3. 網入りガラスの窓が、ふつうの窓と違うところ
  4. 管理会社や大家さんに連絡する前にしておくこと
  5. 熱割れの書面や、費用の負担についてよくある質問

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ぶつけていない窓のヒビを、写真で確かめる3つのところ

ヒビを見つけたら、まず割れ口の形を見てください。熱割れとぶつけた割れは、始まる場所と広がり方が違います。

賃貸で原因が問題になるのは、何が起きたかによって話の進み方が変わるためです。ぶつけて割った場合と、誰も触っていないのに割れた場合とでは、管理会社や大家さんに伝える内容が変わります。だからこそ、連絡する前に自分の目で確かめておく意味があります。

ここで見るのは3つです。どれも、窓の写真を撮って見るだけで確かめられます。工具も、ガラスに触れることも要りません。

3つとも当てはまるなら、熱割れの特徴に近いと言えます。1つでも外れるようなら、別の原因も考えられます。

ノートパソコンのキーボードの上に置かれた虫めがねの中に、CHECKという文字が見えている写真
ガラス2枚を並べた図。左は端から辺に直角に始まってうねるヒビ、右は当たった1点から放射状に広がるヒビ。2通り ヒビの始まり方で、原因の見当がつきます 直角 始まりは端 端から、辺に直角に始まる ガラスの端が始まりで、そこから辺に直角に立ち上が り、そのあとうねって進みます 当たったところが始まり 1つの点から放射状に広がる 当たったところが始まりで、そこから外へ枝分かれし ます。端からは始まりません 熱割れの割れ口については AGC株式会社「21. ガラスが割れる時 -3 熱割れ」の説明によります

ヒビの始まりが、ガラスの真ん中ではなく端にあるか

ヒビを目でたどって、どこから始まっているかを探します。

熱割れは、ガラスの端から始まります。AGC株式会社は「板ガラスの熱割れは、主にエッジにある傷など応力が集中する部分から始まり、必ず辺に直角に始まることが特徴です」と説明しています(AGC株式会社「21. ガラスが割れる時 -3 熱割れ」)。

エッジというのは、ガラスの切り口にあたる部分です。窓に取り付けられた状態では、サッシの中に差し込まれていて見えません。

そのため、ヒビの始まりは「サッシのきわに消えていく」ように見えます。サッシに近づくにつれてヒビが細くなり、そのままサッシの中へ入っていくのであれば、始まりは端にあると考えられます。

反対に、ガラスの真ん中あたりに始まりがあり、そこから外へ広がっているなら、何かが当たった可能性があります。

なお、ヒビが1本のこともあれば、同じ端から数本出ていることもあります。本数は決め手になりません。見るのは始まりの場所です。

その始まりが、窓のふちに対して直角になっているか

始まりの場所が分かったら、次はその角度を見ます。

先ほどのAGCの説明にあるとおり、熱割れは辺に直角に始まります。ガラスの端の線と、ヒビの立ち上がりが、直角に交わっているかどうかです。

サッシのきわに定規を当てるつもりで見ると分かりやすくなります。ヒビがサッシの線に対してまっすぐ立ち上がっていれば、直角です。斜めに寝ているなら、直角ではありません。

直角に立ち上がったあと、ヒビはまっすぐには進みません。少し進んだところで向きを変え、うねりながらガラスの中を伸びていきます。始まりだけが直角で、その先は曲がっている、という形になります。

ぶつけた割れは、当たった点から外へ広がるため、ガラスの端と直角に交わる形になりにくくなります。端まで届いた線があっても、その線は途中から来ているので、端で立ち上がっているようには見えません。

角度が分かりにくいときは、サッシの線が画面の縦か横と平行になる位置から写真を撮ってみてください。まっすぐな線が一緒に写っていると、ヒビの傾きが見比べやすくなります。

ヒビの入ったガラスに、定規などの硬いものを当てないでください。わずかな力でも、ヒビが伸びることがあります。基準にするのはサッシの線で十分です。

それでも判断が付かないことはあります。ヒビの始まりがサッシの奥に入り込んでいて、立ち上がりの部分がほとんど見えない場合です。そのときは無理に決めず、「始まりがサッシの中で見えない」という事実のまま伝えるほうが確かです。

ガラスのどこにも、欠けや放射状のヒビがないか

最後に、ガラス全体を見て、当たった跡がないかを確かめます。

見るのは、小さく欠けているところがないか、1つの点から線が枝分かれしていないか、の2つです。

物が当たったガラスには、当たった場所に小さなえぐれや欠けが残ります。そこを中心にして、線が外へ放射状に伸びます。この形があるなら、熱割れではなく衝撃による割れです。

窓の外側についていることもあるので、可能であれば外からも見てください。ただし、ベランダのない窓や高いところの窓で、無理な姿勢になるようなら見なくてかまいません。

ここまでの3つがそろっていても、熱割れだと言い切れるわけではありません。ガラスの端にもともと傷があった場合など、外からは分からない事情もあります。ここで分かるのは「熱割れの特徴に当てはまるかどうか」までです。

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何もしていない窓が、なぜ割れるのか

熱割れは、誰も触っていない窓に起きます。締め切った部屋でも、留守にしていた日でも起きます。

前の章で見た「始まりは端」「辺に直角」という形は、覚えるものではなく、仕組みから出てくるものです。なぜ端なのかが分かると、自分の窓を見るときにも迷いにくくなります。

ここでは、日が当たってから割れるまでの流れと、起きやすい条件を見ていきます。

熱割れが起こる仕組みを4つの図で示した資料。太陽光の直射、温度上昇と膨張、温度差の発生、ひび割れの順に並んでいる

日の当たるところと、サッシに隠れたところで温度が変わる

同じ1枚のガラスでも、場所によって温度が変わります。

日本板硝子株式会社は「日光の照射された部分は暖まり膨張します。一方、周辺のサッシに飲み込まれた部分や日陰になった部分はあまり暖まらず低温のままとなります」と説明しています(日本板硝子株式会社「ガラス選定シミュレーションとは」)。

窓の真ん中は日を受けて温まります。ガラスの端はサッシに差し込まれているため、日が届かず、冷えたままです。

ガラスは温まるとわずかにふくらみます。目で見て分かるほどではありませんが、確かにふくらみます。

つまり、1枚のガラスの中に、ふくらんでいる部分と、ふくらんでいない部分が同時にできます。

同じ窓でも、日陰になっている部分があれば、そこも冷えたまま残ります。ベランダの手すりの影、隣の建物の影、室内に置いた家具の影などです。日の当たり方が場所によって違うほど、1枚の中の温度の差は大きくなります。

温度の差が、ガラスの端に力を集める

ふくらむ部分とふくらまない部分が隣り合うと、たがいに引っぱり合う形になります。

前に挙げた日本板硝子の資料では「この低温部は暖まった高温部の膨張を拘束し、結果としてガラスエッジ周辺部に引張応力が発生します」と説明されています。

冷たいままの端が、ふくらもうとする真ん中を押さえこみます。その押さえこみの力が、ガラスの端に集まります。

力が集まる場所が端であり、ガラスが最初に耐えられなくなるのも端です。だからヒビは端から始まります。

もう1つ、端が弱い理由があります。ガラスは切って作られるため、切り口にあたる端には、細かい傷が残ります。AGCの説明にも「主にエッジにある傷など応力が集中する部分から始まり」とあります。力が集まる場所と、傷がある場所が、同じ端で重なっていることになります。

そして、力は端の線に対してまっすぐ引く向きにかかります。だから最初のヒビも、端の線に対して直角に立ち上がります。前の章で見た形は、この仕組みから出てきています。

冬の朝と、東南を向いた窓で起きやすい

熱割れには、起きやすい季節と時間帯があります。

AGCは「熱割れは厳冬期の午前中に、東南向きの窓に多いのです。低温環境で冷えたガラスに直射日光が当たり…」と説明しています(AGC株式会社「21. ガラスが割れる時 -3 熱割れ」)。

夜のあいだに冷え切った窓へ、朝の日ざしが当たると、温度の差が短い時間で大きくなります。東南を向いた窓は、朝の日を正面から受けます。

ただし、冬の朝だけに起きるわけではありません。夏でも、日差しがガラスの一部だけに強く当たっていれば、同じように温度の差ができます。冷房の風が窓の片側にだけ当たっている場合も同じです。

自分の窓がどちらを向いているか、ヒビに気づいたのがいつだったかを思い出してみてください。「朝、カーテンを開けたときには入っていた」「前の日の夜には無かった」といった覚えがあれば、それも材料になります。

思い出せないなら、無理に当てはめないでください。覚えていないことを、覚えているように伝えると、あとで食い違います。

賃貸ではない住まいでの熱割れについては、窓ガラスの熱割れが起きる原因は?対策や衝撃割れとの見分け方でも扱っています。

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網入りガラスの窓は、ふつうの窓と条件が違う

賃貸の住まいでは、ガラスの中に細い線が入った網入りガラスが使われていることがあります。この種類のガラスには、熱割れに関して知っておきたい事情があります。

同じ日差しを受けていても、ふつうのガラスの窓と網入りガラスの窓とでは、条件が違います。自分の部屋の窓がどちらなのかは、伝えるときにも関わってきます。

ここでは、見分け方と、条件が違う理由を3つに分けて説明します。

黄色いふせんの上に置かれた2つの虫めがねの中に、原因という文字が見えている写真
引き違い窓の図。ガラスの真ん中とガラスの端の2か所に番号がついている。2か所 網入りガラスの窓で、見ておく2か所 1 2 1 ガラスの中の線 格子状か縦方向に細い線が入っていれば網入 りガラスです。表面をなでても凹凸はありま せん 2 サッシのきわのガラスの端 線が茶色く変色していないか、線に沿って短 いヒビが出ていないかを見ます AGC株式会社は、網入・線入板ガラスのエッジ部に雨水が滞留すると線材が錆び、その体積膨張でガラスエッジ付近に微小なク ラックが生じ、熱割れの原因になると説明しています。

自分の窓が網入りかどうかを見分ける

網入りガラスは、見ればすぐに分かります。

ガラスの中に、細い金属の線が格子状、または縦方向に入っています。表面をなでても線の凹凸はありません。ガラスの内部に埋まっているためです。

線が縦方向にだけ入っているものは、線入りガラスと呼ばれます。網入りガラスと線入りガラスは、熱割れに関しては同じように扱われます。

見た目が似ているもので、すりガラスや型板ガラスがあります。こちらは表面がざらついていたり、模様の凹凸があったりします。指でなでたときに手ざわりがあるなら、網入りガラスではありません。

使われている場所には傾向があります。ベランダや共用廊下に面した窓、道路に面した窓、隣の建物と近い窓などです。火災のときに炎が燃え広がるのを抑える目的で入っているため、建物の位置や地域の決まりによって使われます。

自分の部屋のどの窓が網入りかは、部屋ごとに違うことがあります。ヒビが入った窓を見て確かめてください。

網入りガラスは、端の強さがふつうの半分しかない

網入りガラスは、熱割れが起きやすいガラスです。

YKK AP株式会社は「特に網入りは熱割れが生じやすくなります。金網が封入されたガラスは切断した際に切り口にキズが生じやすく、また、均一な切断面になりにくいので、一般的な板ガラスに比べてガラス周辺部の強度がおよそ半分しかないためです」と説明しています(YKK AP株式会社「ガラスの『熱割れ』現象について教えてください。」)。

前の章で見たとおり、熱割れの力はガラスの端に集まります。網入りガラスは、その力が集まる端の強さが、ふつうのガラスの半分ほどしかないことになります。

AGCも「網入板ガラスや線入板ガラスは切断面に欠けが残ることが避けられず、熱割れのリスクが増してしまう」と説明しています(AGC株式会社「21. ガラスが割れる時 -3 熱割れ」)。

同じ日差しを受けても、網入りガラスのほうが先に耐えられなくなる、という関係です。

中の線が錆びると、ヒビの元になる

網入りガラスには、時間が経つにつれて進む変化があります。

AGCは、網入・線入板ガラスのエッジ部に雨水が滞留すると「線材を錆びさせ、その体積膨張によってガラスエッジ付近に微小なクラック(ひび割れ)を生じさせることがあります。このクラックは、熱割れの原因になります」と説明しています(AGC株式会社「ガラスを安全に末永くお使いいただくために」)。

雨水がガラスの端にたまると、中の金属の線が錆びます。錆びた線はふくらみ、まわりのガラスに小さなヒビを作ります。そのヒビが、熱割れの始まりになることがある、ということです。

外から見て分かることもあります。ガラスの端の線が茶色く変色していたり、線に沿って短いヒビが出ていたりする場合です。ヒビの写真を撮るときは、端の部分も一緒に写しておいてください。

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管理会社や大家さんに連絡する前にしておくこと

「熱割れだと証明したい」と思われるかもしれません。ただ、証明という言葉が意味する書類のようなものを、その場ですぐに用意できるわけではありません。

できるのは、後から確かめられなくなる前に記録を残し、気づいたことを整理して伝えることです。

ヒビは時間とともに伸びます。伸びてしまうと、どこが始まりで、どんな角度だったかが分からなくなります。いま撮れる写真は、明日には撮れません。

順番にも意味があります。写真を撮る前に窓を動かしてしまうと、動かしたあとの状態しか残りません。ここでは3つに分けて説明します。

3つの手順を上から順に並べた図。写真を撮る、動かさない、そろえて伝える。3手順 管理会社や大家さんに連絡する前の3つ 1 ヒビの始まりの部分を写真に撮る 2 窓を開け閉めせず、物を密着させない 3 撮った写真と気づいた点をそろえて伝える

ヒビが伸びる前に、始まりの部分を写真に撮る

ヒビは、そのままにしていても伸びることがあります。伸びてしまうと、どこが始まりだったかが分からなくなります。

撮っておきたいのは次の4枚です。

  • 窓の全体が入った1枚(どの窓かが分かるもの)
  • ヒビの始まりがサッシに入っていくところに寄った1枚
  • 始まりの角度が分かるように、サッシの線とヒビを一緒に入れた1枚
  • 網入りガラスであれば、ガラスの端の線が写った1枚

日付が記録される設定にしておくと、あとで順番を説明しやすくなります。窓の向きが分かる場所から撮った写真が1枚あると、日当たりの話をするときに使えます。

寄って撮るときは、ガラスに手をつかないでください。カメラを構えたときに窓に体重をかけてしまうと、ヒビが動くことがあります。

ヒビが細くて写りにくいときは、ガラスの向こう側が明るくなる位置から撮ると線が出やすくなります。日中に、室内側から外の明るさを背景にして撮る形です。

暗い時間に、外へ出てまで撮る必要はありません。足元の見えない場所やベランダの手すり際での撮影は避けてください。高いところを撮るために、脚立や踏み台を使わないでください。

破片が落ちている場合や、ガラスが今にも外れそうな場合は、写真より先に安全の確保をしてください。素手で触らず、割れた部分に近づかないようにしてください。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、その部屋に入れないようにしてください。

床に落ちた破片は、素手で拾わないでください。家庭用の掃除機で吸うと、細かい破片がホースや本体を傷めます。片づけ方は管理会社や大家さんの指示に従ってください。

窓の開け閉めと、ガラスに物を密着させることを控える

連絡が付くまでのあいだ、その窓は動かさないでください。

開け閉めのときにガラスにかかる力で、ヒビが伸びたり、割れが進んだりすることがあります。網戸やカーテンレールを触るときも、窓ガラスに手をつかないようにしてください。

あわせて、ガラスに物をぴったり付けないでください。前に挙げたAGCの資料「ガラスを安全に末永くお使いいただくために」では、熱割れの原因となる行為として、フィルムを貼ること、ガラス面に密着して物を置いたり立て掛けたり衣類やクッション類を干したりすること、カーテンやブラインドをガラスの全面もしくは一部に密着させること、冷暖房の吹き出し空気や熱を直接ガラス面に当てること、紙を貼ったりペンキを塗ったりすることが挙げられています。

すでにヒビが入っている窓では、こうした使い方が割れを進めることにつながります。カーテンは少し離し、暖房の風の向きも変えてください。

熱割れを防ぐための施工と環境の良い例と悪い例を並べた資料。フィルムの貼り方と、カーテンや家具との隙間について示されている

「熱割れだと思います」に、何を添えて伝えるか

連絡するときは、判断を言い切るのではなく、見たことをそのまま伝えるほうが話が進みます。

伝える中身は、次のように分けると整理しやすくなります。

伝えること
いつ気づいたか「今朝、カーテンを開けたときに気づきました」
見たままの形「ヒビの始まりがサッシのきわで、そこからまっすぐ立ち上がっています」
当たった跡があるか「ガラスに欠けや、1点から広がったところは見当たりません」
窓の条件「東南を向いた窓で、網入りガラスです」
手元にあるもの「写真を撮ってあります。必要でしたらお送りします」

「熱割れだと思います」と伝えたうえで、そう思った理由を上の形で添えます。理由が付いていると、相手も確かめる手順に進みやすくなります。

その場で費用の負担が決まらないこともあります。決まらないまま自分でガラス業者を手配すると、あとで話がこじれることがあります。連絡の順番については窓ガラスが割れたらどこに連絡する?今夜しのぐ応急処置と伝えることにまとめています。

管理会社の指示で応急処置をすることになった場合の貼り方は、窓ガラスのひび割れを自分で補修する方法と交換の見極め方を参考にしてください。

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賃貸の窓ガラスのひびについてよくある質問

FAQと書かれた青い立方体が並び、まわりにクエスチョンマークが描かれている写真

熱割れだと証明する書類はもらえますか

ガラス業者に見てもらえば必ず書面が出る、というものではありません。原因を書いた報告書を出すかどうかは会社によって違い、見積書に原因が書かれるとも限りません。当社についても、原因を書いた書面をお出しできると、ここでお約束することはできません。

現物を見ないまま、写真だけで原因を断定できるとも限りません。ガラスの端はサッシの中に入っているため、外して見ないと分からない部分があります。「写真を送れば判定してもらえる」と考えて動くと、行き違いになります。

書面が必要な事情がある場合は、まず管理会社や大家さんに「原因の調査を誰に頼むか」から相談してください。調査を誰が手配し、その費用を誰が持つかは、そこで決まります。

ヒビが入ったまま放置するとどうなりますか

ヒビは伸びることがあります。伸びると、窓を開け閉めしたときや、風が当たったときに割れやすくなります。

割れたときに破片が落ちる場所も問題になります。ベランダ側や共用廊下側の窓であれば、ほかの方に当たるおそれがあります。ヒビに気づいた時点で連絡してください。

連絡が遅れると、伝えるときにも不利になります。いつからあったヒビなのかがはっきりしないと、原因の話がしにくくなるためです。

修理の費用は誰が払うことになりますか

大きく分けると、入居者がぶつけたなど過失で割れた場合は入居者、建物側の事情で割れた場合は貸主、という分け方が基本になります。熱割れや、網入りガラスの中の線が錆びて起きたヒビは、後者に該当する場合があります。

ただし、契約書に特約が書かれていることもあります。最終的には契約の内容と、確認された原因によって決まります。この記事だけで決まるものではありません。

管理会社や大家さんの了解を得ないまま、自分でガラス業者を手配しないでください。あとから費用の話がこじれることがあります。急いで直したい事情がある場合も、まず連絡を入れてから動いてください。

金額の目安は窓ガラス交換の費用はいくら?種類別の目安と安く抑える3つのことに、保険が使えるかどうかは窓ガラス修理に火災保険は使える?適用されるケースや申請の流れにまとめています。

まとめ

ぶつけた覚えのないヒビは、割れ口の形で見当がつきます。ガラスの端が始まりで、そこから辺に直角に立ち上がり、そのあとうねって進んでいるなら、熱割れの特徴に当てはまります。

熱割れは、日の当たる部分とサッシに隠れた部分の温度差で、ガラスの端に力が集まって起きます。網入りガラスは端の強さがふつうの半分ほどで、中の線が錆びるとヒビの元にもなります。

連絡する前に、始まりの部分を写真に撮り、窓を動かさないようにしてください。そのうえで、見たままの形と窓の条件を添えて伝えると、話が進みやすくなります。

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