シールテープの正しい巻き方!水漏れを自分で防ぐ手順と失敗しないコツを解説!

シールテープの正しい巻き方!水漏れを自分で防ぐ手順と失敗しないコツを解説!

  • 公開日:2025年07月15日
  • 更新日:2025年08月29日

この記事のまとめ

  • シールテープの正しい巻き方と失敗しないポイント
  • 巻いても水漏れが止まらない原因とそれぞれの対処法
  • 蛇口やガス管などシーン別のシールテープの巻き方と注意点
  • シールテープが足りない・使えない場合の家庭でできる応急処置
  • 自分で直せないときに業者へ依頼するメリットと費用相場

この記事は約14分で読み終わります。

水道管や蛇口から水が漏れてしまったとき、修理業者を呼ぶ前に自分で直そうと考える方も多いのではないでしょうか。その際に必要になるのがシールテープです。シールテープは巻き方を間違えると、せっかく作業をしても水漏れが直らないだけでなく、配管自体にダメージを与えてしまうこともあります。

本記事では、シールテープの基礎知識から正しい巻き方、巻いても漏れる原因、シーン別の使い方や代替法まで詳しく解説。初心者でも失敗しないように、必要なポイントをすべて網羅して紹介します。

シールテープの基本と選び方

シールテープはDIYでの水道修理や配管工事で必須の道具ですが、その役割や選び方を正しく理解している人は意外と少ないものです。ここでは、シールテープの基本的な特徴や用途、種類の違い、液体シール剤との比較など、購入前に知っておきたい基礎知識を解説します。

シールテープとは?用途と役割を解説

シールテープとは、配管作業や水道工事でネジ部の隙間を埋めるために使用する白いテープ状の資材で、別名テフロンテープとも呼ばれています。主な用途は水道管や蛇口のネジ部に巻き付けることで、水漏れやガス漏れを防ぐことです。

フッ素樹脂(PTFE)で作られているため耐薬品性や耐熱性が高く、温水配管や化学配管にも使用可能です。ネジ山に巻くとテープが変形しながら隙間に入り込み、シール材としての役割を果たします。また、ネジの焼き付き防止や固着防止効果もあるため、配管工事には欠かせない資材です。

シールテープの主要メーカー

シールテープの主要メーカーは以下の通りです。選ぶときに参考にしてみてください。

シールテープの種類と適切な選び方

シールテープには用途によってさまざまな種類があり、適切に選ばないと水漏れやガス漏れの原因になります。一般家庭の水道修理で使われるのは白色の水道用シールテープです。

一方でガス管工事の場合はJIS規格適合品で、黄色やピンク色のガス管専用シールテープを使う必要があります。また、油配管には耐油性のあるシールテープを選ぶことが重要です。

テープの幅や厚みも商品ごとに異なり、細い配管には幅の狭いもの、太い配管には幅広タイプを選ぶと作業効率が上がります。購入前に必ず使用箇所と対応範囲を確認してください。

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シールテープを巻く前に準備すること

シールテープは正しい巻き方だけでなく、巻く前の準備がとても重要です。準備を怠ると、いくら丁寧に巻いても水漏れやガス漏れが発生する可能性があります。

ここでは、シールテープを巻く前に必ず行うべき清掃や乾燥、確認作業について詳しく解説します。初心者の方でも失敗しないように、ポイントをひとつずつ丁寧に実践してください。

汚れ・ゴミ・油分・水分を完全に除去する

ネジを拭き取り

シールテープを巻く前に、まずネジ部の汚れ・ゴミ・油分・水分を完全に取り除きましょう。ネジ山に砂やホコリ、油分が残っていると、テープがうまく密着せず、隙間から水やガスが漏れる原因になります。

特に古い水道管ではサビやカルキ汚れが付着していることが多く、見た目は綺麗でも微細な汚れが密着不良を引き起こすことがあります。清掃には金属ブラシや古歯ブラシ、ウエスを使い、最後に乾いた布で拭き上げると効果的です。また、作業中に触れる手袋にも油分がついていないか確認しましょう。

古いシールテープやシール剤を取り除く

以前の施工で巻かれたシールテープやシール剤が残っている場合は、必ず取り除く必要があります。古いテープの上から新しいテープを巻いても、密着不良で効果を発揮できないことが多く、さらに厚みが出すぎてネジが最後まで締まらないこともあります。

取り除く際はカッターで古いテープを切り取り、ブラシや布で細かな破片も残らないようにしましょう。液体シール剤が固着している場合は、スクレーパーや金属ブラシで削り落とす必要があります。ここで手を抜くと施工不良に直結するため、丁寧に作業してください。

巻く部分を乾燥させること

ネジ部を清掃した後は、必ず乾燥させることが重要です。水道管や蛇口のネジ部は作業中に水滴がつきやすく、濡れたままだとテープが滑って巻きにくくなり、巻き終わった後もズレやすくなります。

さらに、水分が残っているとテープとネジの間に隙間ができやすく、水漏れの原因になります。乾燥にはウエスやペーパータオルでしっかり拭き取り、その後数分置いて自然乾燥させると確実です。水道を閉栓して作業する場合でも、念のため乾燥状態を確認してから巻き始めましょう。

巻く位置と方向を事前に確認する

巻く位置を確認する

シールテープを巻く位置は、ネジの先端から二つ目のネジ山が望ましいです。先端から膜と水漏れや詰まりの原因になってしまいます。

シールテープを巻く際は、必ずネジを締める方向と同じ向きに巻く必要があります。巻き方向を間違えると、締め付けたときにテープが緩んでめくれ上がり、隙間ができて水漏れやガス漏れの原因になります。

一般的な水道管や蛇口のネジは右回り(時計回り)に締めるため、シールテープも時計回りに巻きます。作業前にネジ部を軽く回して締め方向を確認しておくと安心です。この事前確認を怠ると、巻き直しや最悪の場合配管破損につながる恐れがあるため注意しましょう。

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シールテープの正しい巻き方

HOW TO

シールテープはただ巻くだけではなく、正しい方向・位置・回数・力加減で巻かないと意味がありません。間違った巻き方をしてしまうと、水漏れやガス漏れが止まらないどころか、配管や蛇口自体を破損させてしまう恐れもあります。

ここでは、初心者でも失敗しないために、シールテープの巻き方の基本を5つのポイントに分けて詳しく解説します。正しい手順を理解して実践すれば、DIY作業でも安心して水道修理や配管作業に取り組めるようになるでしょう。

ネジを締める方向と同じ方向に巻く

ネジを締める方向と同じ方向に巻く

シールテープを巻く際に最も重要なのは、ネジを締める方向と同じ方向に巻くことです。通常、水道管や蛇口のネジは右回り(時計回り)に締めるため、シールテープも時計回りに巻き付けます。

逆方向に巻いてしまうと、締め付けたときにテープがめくれ上がり、隙間ができてしまいます。その結果、水漏れやガス漏れの原因となり、何度巻き直しても解決しなくなることがあります。

巻き始める前に、必ずネジの締め方向を確認してから作業を進めるようにしてください。

引っ張りながら隙間なく巻き付ける

シールテープを巻くときは、テープを軽く引っ張りながら隙間なく巻き付けることが重要です。引っ張らずに緩く巻いてしまうと、ネジ山とテープの間に空気が入り込み、密着不良を起こします。その状態でネジを締めると、隙間から水やガスが漏れる原因になります。

ただし、強く引っ張りすぎるとテープがちぎれてしまうため注意してください。目安としては、テープを引っ張った際にネジ山の形が薄っすら見える程度のテンションで巻き付けると良いでしょう。

巻き回数は3~10回程度

シールテープの巻き回数は使用する配管や用途によって異なりますが、一般的な水道管や蛇口であれば3~5回、ガス管など高い気密性が求められる場合は10回程度が目安です。

巻き回数が少なすぎると隙間が埋まらず水漏れやガス漏れが発生しやすくなります。逆に巻き過ぎると、ネジが最後まで入らず隙間ができてしまい、結果的に漏れる原因になります。

用途に合わせて適切な回数を守り、ネジを締めたときにテープが均等に潰れて密着する状態を目指してください。

巻き終わりは指で押さえて密着させる

ネジ山に沿って指でシールテープを馴染ませる

巻き終わり部分は特に外れやすいため、必ず指で押さえてネジ山に密着させるようにしてください。巻き終わりが浮いていると、ネジを締めた際にテープがズレてしまい、巻き直さなければならなくなることもあります。

巻き終わった後は、指でテープをしっかりと押さえ込み、ネジ山に馴染ませましょう。これにより、テープとネジ山が一体化し、漏れ防止効果が最大限に発揮されます。施工後の安心感を高めるためにも、最後のひと手間を忘れないようにしてください。

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シールテープを巻くときの注意点を種類別に解説

シールテープの基本的な巻き方を理解したら、次は実際の作業シーンごとのポイントを押さえましょう。蛇口や水道管、ガス管など、使用する配管の種類や用途によって巻き方のコツや注意点が変わります。

ここでは、一般家庭でよく使われる蛇口や水道管、そしてガス管への巻き方と注意点を具体的に解説します。これを読めば、状況に合わせた最適な巻き方を選べるようになり、DIY作業での失敗を防ぐことができます。

蛇口や水道管へシールテープを巻くときの注意点

蛇口や水道管へシールテープを巻く際は、基本の巻き方を忠実に守ることが重要です。

巻き回数は4~5回が目安ですが、古い配管やネジ部の精度が低い場合は回数を増やすことで漏れ防止効果が高まります。ただし、巻きすぎるとネジが最後まで入らず、逆に隙間ができて水漏れの原因になるため注意が必要です。

蛇口交換やパッキン交換時も同様に巻き付け、テープがネジ山からはみ出さないように丁寧に仕上げると見た目も美しく、漏れ防止効果も高まります。

ガス管へシールテープを巻く方法と注意点

ガス管にシールテープを巻く際は、特に注意が必要です。ガス管には必ずJIS規格適合のガス管用シールテープを使用してください。一般的な水道用シールテープはガス配管には適していません。

ガス管の場合は気密性がより重要になるため、巻き回数は10回程度を目安にしてください。

また、巻き終わりは指で押さえて密着させるだけでなく、施工後はガス漏れ検知スプレーなどで必ず漏れチェックを行いましょう。さらに、都市ガスやプロパンガスの配管工事は法律で有資格者の作業が義務付けられているため、自己判断で施工せず、必ずガス事業者や有資格業者に依頼することが安全です。

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シールテープを巻いても漏れる原因と対処法

シールテープを正しい巻き方で巻いたはずなのに水漏れやガス漏れが止まらないと悩む方は少なくありません。その原因は、巻き方のミスだけでなく、使用方法や配管の状態、テープの種類選びなど、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることがあります。

ここでは、シールテープを巻いても漏れてしまう具体的な原因と、それぞれに対する適切な対処法を詳しく解説します。これを読めば、今抱えている漏れトラブルを確実に解決できるでしょう。

巻き方向が逆で締めた時にテープが緩む

シールテープをネジを締める方向と逆に巻いてしまうと、締め付けた際にテープがめくれ上がってしまいます。これにより、ネジ山との密着が失われて隙間ができ、水やガスが漏れる原因になります。

テープは必ずネジを締める方向と同じ向きに巻く必要があります。例えば水道管や蛇口は通常右回り(時計回り)に締めるため、テープも時計回りに巻き付けるのが基本です。巻く前に必ず締め方向を確認し、逆方向に巻かないよう意識してください。

巻き回数が少なすぎる・多すぎる

巻き回数が適切でない場合も水漏れやガス漏れの大きな原因になります。まず、巻き回数が少なすぎるとテープの厚みが足りず、ネジ部の隙間を埋めきれなくなります。これにより微細な隙間から水やガスが漏れ出してしまいます。

一般的に水道管や蛇口であれば3~5回、ガス管の場合は10回程度が目安です。ただし、ネジ山の摩耗状態や配管の古さによって必要回数は変わるため、漏れが止まらない場合は1~2回増やして調整すると良いでしょう。

一方で巻き回数が多すぎると、テープの厚みが過剰になりネジ部が太くなりすぎて、ネジが最後まで締まらなくなってしまいます。その結果、接合部に隙間ができて水漏れやガス漏れが発生します。

特に古い配管でネジ山が浅くなっている場合は、巻きすぎるとネジが噛まなくなるリスクが高まります。適切な巻き回数を守り、締め込んだ際にネジが最後までしっかり入るかを必ず確認してください。

テープを引っ張らず緩く巻いている

テープを巻くときにしっかり引っ張らず緩い状態で巻いてしまうと、ネジ山との密着が弱くなり、締め付け時にテープがズレたり寄ったりして隙間ができてしまいます。これも水漏れやガス漏れの原因の一つです。

テープは軽く引っ張りながら、ネジ山に沿わせて隙間なく密着させるように巻くことが重要です。ただし強く引っ張りすぎるとテープがちぎれることがあるため、力加減には注意してください。

ネジ山に汚れ・油分・古いテープが残っている

ネジ山に汚れや油分、古いシールテープが残っていると、新しく巻いたテープがしっかり密着せず、漏れの原因になります。特に古いテープが部分的に残っている場合、その上に新しいテープを巻いても厚みが不均一になるため隙間ができやすくなります。

巻く前には必ずカッターやブラシ、ウエスなどで古いテープや汚れを完全に除去し、乾いた状態にしてから巻くようにしましょう。

巻き始めや巻き終わりがズレている

シールテープを巻き始める位置や巻き終わりの処理がずれていると、テープがネジ山全体に均一に密着せず、隙間が生じて漏れやすくなります。巻き始めはネジ山の根本から、巻き終わりは先端でカットし、必ず指で押さえて密着させてください。ズレが大きい場合は一度剥がして巻き直した方が無難です。

用途に適さないテープを使用している

用途に合わないシールテープを使用することも漏れの原因になります。例えばガス管に水道用シールテープを使用すると、気密性が不足してガス漏れを引き起こす恐れがあります。

ガス管には必ずJIS規格適合のガス管用シールテープを、水道管には水道用シールテープを使用するようにしましょう。用途に応じた正しいテープ選びも漏れ防止には欠かせないポイントです。

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シールテープが足りない・使えない時の代替法はある?

応急処置として家庭にあるもので代用できるかを考えると、ビニールテープやガムテープを巻いて一時的に水漏れを抑える方法はあります。ただし、これらはあくまで応急処置であり、水漏れを完全に防ぐ効果はないため、早急にシールテープを入手して正しい方法で修理することが必要です。

また、接着剤や瞬間接着剤で隙間を埋めようとする人もいますが、硬化後に配管を外せなくなったり、水圧や温度変化で剥がれることがあるためおすすめできません。応急処置後は、必ず早めにシールテープを用意して正規の修理を行いましょう。

自分で対処できなければ業者に依頼しよう

水漏れや配管修理はシールテープを正しく巻けば直せるケースが多いですが、何度やり直しても漏れが止まらない場合や、作業中に配管を傷つけてしまった場合は、無理をせず専門業者に依頼することをおすすめします。

ここでは、業者に依頼するメリットと費用相場について詳しく解説します。適切な判断をして、安全かつ確実に水漏れトラブルを解決しましょう。

業者に依頼するメリット

水漏れ修理を業者に依頼する最大のメリットは、短時間で確実に直してもらえることです。自分で何度も巻き直して時間をかけるよりも、プロが原因を特定して適切な処置をしてくれるため、結果的にトラブルを長引かせずに済みます。

また、配管の経年劣化やパッキンの破損など、シールテープだけでは解決できない根本的な原因も見つけてもらえるので安心です。さらに、水漏れが原因で階下漏水や壁内部のカビ発生など二次被害が広がる前に修理できるため、賃貸住宅の場合でも大家さんや管理会社への負担を最小限にできます。

DIYで対応できる範囲を超えていると感じたら、早めに業者へ相談するのが賢明です。

業者に依頼したときの費用相場

水漏れ修理を業者に依頼する場合の費用相場は、軽微なパッキン交換やシールテープ巻き直しであれば5,000円~10,000円程度が目安です。ただし、配管交換や蛇口本体交換が必要になると、部品代込みで15,000円~30,000円程度かかることもあります。

出張費が別途2,000円~5,000円程度かかる業者も多いため、依頼前に料金体系を確認しておきましょう。また、夜間や早朝、休日対応の場合は割増料金が発生する場合があるため注意が必要です。複数業者で見積もりを比較し、費用だけでなく対応の丁寧さや口コミ評判も合わせて検討することをおすすめします。

まとめ|シールテープの巻き方をマスターして水漏れを防ごう

シールテープは水道修理や配管作業で欠かせない重要な資材ですが、正しい巻き方や適切な使用方法を知らないと、水漏れやガス漏れの原因になってしまいます。今回の記事では、シールテープの基本や選び方から、巻く前の準備、正しい巻き方、シーン別の応用法、そして巻いても漏れる原因と代替法まで詳しく解説しました。

重要なのは、ネジを締める方向と同じ向きに巻き、適切な回数で隙間なく密着させることです。また、作業前のネジ部清掃や乾燥、テープ選びも成功の鍵となります。もし、自分で対処できない場合は業者に依頼するのがおすすめです。

その際は是非とも水猿までご連絡ください。水猿でしたら、様々な水のトラブルに対応いたします。水漏れはもちろん、排水管の詰まりなどにも対応いたしますので、水のトラブルでお困りでしたら水猿までお問い合わせください。

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