マンションのお風呂の排水口が臭い!原因と自分でできる対処法をご紹介!
この記事のまとめ
- マンションのお風呂の排水口が臭う原因
- 自分でできる対処法
- 業者に依頼したときの費用相場
- 臭いを予防する方法
この記事は約12分で読み終わります。
マンションの浴室排水口から漂う下水臭は、快適なバスタイムを一瞬で台無しにしてしまいます。原因を放置すると雑菌繁殖や配管劣化につながり、やがて高額な修理が必要になるリスクもあります。
本記事では、原因の特定方法から自分でできる効果的な対処法、さらには日常的な予防策や業者依頼のタイミングまで、幅広く解説します。マンションにお住まいでお風呂の排水口の臭いでお困りの方は是非とも参考にしてみてください。
目次
マンションのお風呂の排水口が臭い原因

マンションの浴室排水口から悪臭が発生するのは、住戸内の汚れ蓄積だけでなく、排水トラップや共用配管の状態が複合的に影響するためです。まずは自宅側で確認できる範囲の要因を把握し、適切な対策を選べるように6つのポイントを解説します。
排水口が汚れている
排水口周辺には皮脂や石けんカス、入浴剤の微粒子などが付着しやすく、時間が経つほど雑菌やカビが繁殖します。特にヘアキャッチャーの目合い部分や排水口の縁には汚れがたまりやすく、ヌメリが生じると悪臭の元となる硫化水素やアンモニアなどが発生します。
これらの臭いは放置するとどんどん強くなるため、週に一度はヘアキャッチャーを外してぬるま湯と中性洗剤でしっかり洗い、細かい溝や隙間も歯ブラシでこすり落とす習慣が必要です。
排水口が詰まっている
髪の毛や固まった石けんカスは配管の入口付近でかたまり、排水の流れを阻害します。その結果、汚水が排水トラップ内に滞留し、ヘドロ状の汚れが形成されます。
ヘドロは悪臭の温床となるだけでなく、さらにゴミやカビを引き寄せるため、悪化すると家庭用のパイプクリーナーやワイヤーブラシでは除去が困難になります。定期的に排水口カバーと目皿を外し、内部のつまりを確認するとともに、異物を見つけ次第ピンセットや手袋で取り除くことが重要です。
水封が蒸発している
排水トラップ内の水(封水)は下水管からの臭気を遮断するバリアの役割を果たします。しかし、熱いお湯を頻繁に流したり、長期間浴室を使用しないと封水が蒸発し、水封機能が低下します。封水が途切れると下水管内の空気が浴室側に逆流し、排水口から強い下水臭が漂います。
特に留守がちの家庭は、浴槽に軽く水を張り排水を何度か流すか、コップ一杯分の水を毎週注いで封水を維持する習慣をつけましょう。
排水トラップが破損している
排水トラップは金属部品やプラスチック製のパッキンで構成されており、経年劣化や誤った掃除方法によりひび割れや変形が起きます。ひび割れ部分から微細な隙間ができると、そもそも封水が保持できず下水臭が常時漏れ出します。
パーツの交換はホームセンターで汎用品を購入して自分で行うことも可能ですが、適合サイズや工具が必要です。交換時には接続部のシールテープを新品に巻き直し、漏れがないかしっかり確認することが大切です。
排水トラップを設置していない
築年数の古い賃貸マンションや簡易ユニットバスの中には、最初から排水トラップが設置されていない場合があります。その場合、排水口が直接下水管に繋がっているため、浴室に下水臭が入り放題の状態です。後付けの簡易トラップキットやシリコン製湿気止めキャップを購入し、排水口に装着することで封水の代わりとなる水溜りを作り、臭気の逆流を防げます。
共有部分の排水管が汚れている
マンション共用部の立て管や横引き配管には、各住戸から流れた汚れが堆積しやすく、定期的な清掃が行われていないとヘドロが発生します。この共用部の汚れは各住戸の排水口から臭いとして広がるため、自宅での清掃だけでは解決できません。管理組合や管理会社に連絡し、定期的な共用配管清掃の実施を依頼するとともに、マンション全体の排水環境を改善することが必要です。
マンションのお風呂の排水口が臭いときに自分でできる対処法

浴室の排水口からの悪臭は、多くの場合ヘアキャッチャーや排水口内部に溜まった汚れが原因です。ここでは、誰でも手軽にできる対処法を8つのステップに分けて解説します。
ヘアキャッチャーに溜まった髪や石けんカスを取り除く
入浴後は必ずヘアキャッチャー(目皿)の中に溜まった髪の毛や石けんカスを取り除きましょう。手袋を装着し、目皿を外してトラップの上部に溜まったゴミをティッシュやビニール袋で掬い取ります。
髪の毛は絡まりやすいため、細かい隙間までコームやピンセットでかき出し、汚れを徹底的に除去することがポイントです。この作業を怠ると、ヌメリやヘドロが形成され悪臭の温床となるため、週に一度は必ず実施してください 。
歯ブラシでこすり洗いする
ヘアキャッチャーを外したら、中性洗剤をスポンジに含ませ、歯ブラシなどの小さなブラシで排水口の縁や溝をこすり洗いします。中性洗剤は排水管やパッキンを傷めず、皮脂や石けん残りをしっかり落とす効果があります。
ブラシで擦る際は、指の届きにくい奥の部分も意識して磨き、汚れが浮き上がってきたらぬるま湯で洗い流しましょう。仕上げに乾いたタオルで水分を拭き取ると、雑菌の繁殖を抑えられます 。
重曹とクエン酸を使う
自然派クリーニングの代表格である重曹とクエン酸を併用すると、発泡作用で汚れを浮かせながら除去できます。まず排水口に重曹を約100g振りかけ、その上からクエン酸を約50g注ぎます。
しばらくすると勢いよく泡立つので、泡が落ち着いた後にぬるま湯(40〜50℃程度)を流して汚れを一気に洗い流しましょう。重曹は研磨作用、クエン酸は雑菌除去やカルシウム汚れへの効果があり、環境にも優しい点が魅力です 。
お湯を流す
重曹・クエン酸処理後、または何も施していない通常時でも、熱湯(80℃前後)を排水口に注ぐことで汚れを軟化・溶解させられます。ケトルやバケツで用意したお湯を勢いよく流し込むことで、ヘドロ状に固まった汚れも剥がれやすくなり、かつ雑菌の死滅効果も期待できます。ただし、配管の材質やジョイント部の耐熱性を事前に確認し、部品を傷めないように注意してください 。
パイプクリーナーを使う
頑固なヌメリやヘドロには、市販のパイプクリーナー(塩素系・酸性系)を活用しましょう。使用前にパッケージの取り扱い説明書をよく読み、適量を排水口に投入した後、記載された時間だけ放置します。
時間経過後に大量の水で十分に洗い流すことで、内部のぬめりやカビも効果的に除去できます。ただし、塩素系は金属部品を腐食させる恐れがあるため、使用後はすぐに水で中和・洗浄してください 。
ワイヤーブラシやパイプブラシを使う
排水口内部の奥深くに詰まった汚れや細かいヘドロは、ワイヤーブラシや専用パイプブラシでしっかりかき出します。ブラシのサイズや形状は排水口径に合わせて選び、水平に差し込んだ後、前後に動かしてこすり出してください。手の届かない奥の部分も磨くことで、見た目には分かりにくい内部汚れを一掃し、悪臭再発を大幅に抑制できます 。
排水トラップを交換する
経年劣化やひび割れが見られる場合は、自力で交換できる汎用トラップキットをホームセンターで購入し、交換しましょう。古いトラップを取り外し、新しいものをはめ込む際は、シールテープを巻き直し、パーツ同士がしっかりかみ合うように締め付けます。交換後は少量の水を流して水漏れがないか確認し、封水機能を確実に復活させることが重要です 。
管理会社に相談する
上記の対策をすべて試しても改善しない場合や、排水管の共用部から臭いが伝わってくる場合は、速やかに管理会社へ連絡しましょう。マンション全体の排水管清掃や老朽化対策は住戸単位では対応できないため、管理会社を通じて定期的な共用部メンテナンスを実施してもらう必要があります。早めの相談が、長期的な快適性維持につながります 。
業者に依頼した方が良いケース

自宅でできる掃除や簡易的な対処を試しても悪臭が続く場合や、排水口や配管に構造的な問題が疑われる場合は、専門的な技術や設備を持つ水道業者や配管工へ依頼するのが安心です。ここでは、特にプロの手を借りるべき3つのケースを詳しく解説します。
自力で解消できない場合
市販のワイヤーブラシやパイプクリーナーを用いても、内部の深刻なヘドロつまりや配管の狭窄が解消されない場合は、無理に作業を続けると配管を傷めたり、器具が排水口にひっかかったままになる恐れがあります。
専門業者は高圧洗浄機や内視鏡カメラを駆使して奥深くの詰まりを根本的に除去でき、さらに古いヘドロやスケールも一度に洗浄するため、再発を防ぐ効果が高いです。自分で行う限界を感じたら、早めにプロへ相談しましょう 。
共用配管の劣化や逆流トラブルが疑われる場合
マンションでは各住戸をつなぐ共用立て管や横引き管の劣化によって、下水管内に堆積したヘドロや錆が原因で逆流や臭気が住戸側に流れ込むことがあります。個人で対処できるのはせいぜい自宅側のトラップまでですが、立管内部の問題は集合住宅全体でしか対応できません。
管理組合と連携のうえ、配管診断機器による内部検査や、必要に応じて共用配管の高圧洗浄を業者に依頼し、建物全体の排水環境を改善してもらうことが重要です 。
害虫が排水管から侵入してくる場合
コバエやゴキブリなどの害虫は、排水トラップの隙間や劣化したパッキンの隙間を通じて浴室内に侵入します。嫌がらせのように頻繁に虫が上がってくる場合は、封水だけでは防ぎきれないケースです。
プロの業者はトラップ部品の交換だけでなく、配管内に発生した着生コケや微量な亀裂も修復し、防虫シールの取り付けや薬剤による駆除まで総合的に対策してくれます。衛生面と安全面の両立を図るため、害虫トラブルが深刻化する前に専門家へ相談しましょう 。
自分で対処できない場合は業者に依頼しよう

自宅での掃除や簡易的な対策を行っても悪臭が続く場合や、排水管内部の深刻な詰まり・劣化が疑われるときは、速やかに専門業者へ依頼しましょう。ここでは、業者依頼のメリット、信頼できる業者の選び方、依頼時の費用相場を解説します。
業者に依頼するメリット
専門業者は高圧洗浄機や内視鏡カメラを用いて、住戸内では手の届かない配管内部の汚れやヘドロを根本から除去できます。また、配管の劣化部位や破損箇所を正確に特定し、適切な部品交換や補修施工を行うため、DIYでは再発しやすいトラブルを未然に防ぐ効果が高いです。さらに、施工後には作業報告書や保証が付く場合が多く、万が一再発した際にも無償で再対応を受けられる安心感があります 。
信頼できる水道業者の選び方
業者選びでは、まず「建築配管工事業」の許可や「給水装置工事主任技術者」の資格を保有しているかを確認しましょう。ウェブサイトやチラシに具体的な資格情報を明示している業者は信頼性が高いです。
口コミサイトや自治体の「優良業者一覧」を参考に、実際の施工事例や顧客レビューをチェックしましょう。また、電話相談時に修理方法や費用内訳を丁寧に説明してくれるかどうかを見極めることで、不透明な追加費用を避けられます。見積もりは複数社で比較し、工事保証があるかも確認しましょう 。
業者に依頼したときの費用相場
排水詰まり解消の基本工事費用は軽度の場合で約10,000円~20,000円、配管高圧洗浄は1マス(1メートル相当)あたり5,000円~10,000円程度が相場です。排水トラップの部品交換は部品代と技術料を含めて10,000円前後、複数箇所の工事やマンション共用部の高圧洗浄を含めると30,000円~50,000円程度になることもあります。
緊急対応や深夜・早朝の作業は割増料金が発生する場合があるため、見積もり時に「基本料金」「出張料」「作業料金」「材料費」などの内訳を細かく確認し、合計金額の上限を明示してもらうと安心です 。
マンションのお風呂の排水口が臭くならないようにする方法

浴室の排水口は日々の利用で気づかないうちに汚れや雑菌が蓄積し、悪臭の引き金になります。悪臭をゼロに近づけるには、一度きりの清掃では不十分です。定期的なメンテナンスによって汚れをこまめに取り除き、封水機能を維持し、パーツの劣化を早期に発見することが大切です。
本章では、日常的にできる4つの習慣を紹介します。これらを実践すれば、排水口の臭いトラブルを未然に防ぎ、マンションの限られたスペースでも快適なバスルーム環境を長期間保てます。
定期的に排水口を掃除する
排水口の目皿やヘアキャッチャーに付着した皮脂、石けんカス、入浴剤の微粒子は、雑菌やカビの栄養源となります。週に一度を目安に、目皿を外して内部のゴミを取り除き、中性洗剤を含ませたスポンジや歯ブラシでしっかりこすり洗いしましょう。
特に凹凸や隙間に汚れが溜まりやすいため、歯ブラシで丁寧に擦ることがポイントです。汚れ除去後はぬるま湯で洗い流し、乾いたタオルで水分を拭き取ることで、雑菌繁殖のリスクを大幅に低減できます 。
毎日シャワー後にお湯を注ぐ
封水は下水臭をブロックするバリアです。封水が蒸発すると下水管の臭気が逆流するため、毎日の入浴後にケトルやバケツでお湯(約40〜50℃)をコップ一杯分注いで封水を補充しましょう。熱湯を使うと封水補充と同時に汚れの軟化・除菌効果も期待でき、排水管内部のヘドロ形成を抑制します。
特に一人暮らしや長時間不在がちな家庭では、習慣化することで封水切れによる悪臭発生を防ぎます 。
ヘアキャッチャーを取り付ける
市販の目皿フィルターやヘアキャッチャーを設置することで、髪の毛や大きなゴミの流入を事前に防げます。シリコン製やステンレス製など素材の違いで耐久性や掃除のしやすさが変わるため、自宅の排水口径に合ったものを選びましょう。入浴後にフィルターに残った髪の毛を取り除くことを毎日のルーチンに組み込むだけで、排水口内でのヌメリやヘドロ発生を大幅に抑え、清掃負担を軽減します 。
定期的に排水トラップを外してこすり洗いする
月に一度程度、排水トラップを分解して中性洗剤+ブラシでこすり洗いすることをおすすめします。トラップ内部は見た目以上にヌメリや汚れが蓄積しやすく、ここを放置すると悪臭の温床になるためです。
分解後はパッキン部分にヒビや変形がないかを必ずチェックし、必要であれば早めに交換してください。清掃後は元通りに組み立て、封水が保持できるかどうかを確認して完了です 。
まとめ
マンションの浴室排水口の悪臭は、放置すると住環境全体の快適性を損なうだけでなく、雑菌繁殖や配管劣化による大規模修繕のリスクにもつながります。本記事で解説したように、まずは排水口やトラップ周辺の汚れを特定し、ヘアキャッチャーのゴミ取りや中性洗剤でのこすり洗い、重曹+クエン酸や熱湯を用いた発泡・除菌、ワイヤーブラシでの深部清掃など、自分でできる対処法を順に試してみましょう。
それでも改善しない場合は、専門業者へ依頼して高圧洗浄や配管内視調査を行い、根本的な詰まりや劣化を解消してもらうことが大切です。その際は水猿も選択肢に入れてください。水猿でしたらさまざまな水回りのトラブルを解決いたします。水回りのトラブルで何かお困りのことがあれば、水猿までお気軽にお問い合わせください。
