洗濯機の水道が水漏れ!?原因と自分でできる応急処置と交換方法を解説!
この記事のまとめ
- 洗濯機水道接続部から水漏れが起こる主な原因
- 自分でできる応急処置や対処法
- 新しい給水ホースの選び方と正しい交換・取り付け手順
- 専門業者に依頼するメリットや費用相場、信頼できる業者の選び方
- 水漏れ後のメンテナンス方法
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洗濯機の使用中に水が漏れると、床や壁に被害が及ぶだけでなく、カビの発生や家計への負担も増える可能性があります。本記事では、洗濯機から水が漏れる原因から応急処置、交換手順、業者依頼のポイント、そしてメンテナンス方法までを網羅的に解説します。
この記事を読むことで、自己解決できる範囲は自分で対処し、必要であれば適切な業者に依頼できるでしょう。同じような症状でお困りでしたら是非とも参考にしてみてください。
目次
洗濯機から水が漏れる主な原因

洗濯機と水道をつなぐ給水ホース周辺には、接続金具(ニップル)、ゴムパッキン、接続ナットなど複数の部材が組み合わさっています。これらの部材は使用中の振動や経年劣化によって少しずつズレや隙間が生まれるため、水漏れが発生しやすくなります。
特に洗濯機は毎日稼働する家庭が多いため、知らず知らずのうちに接続部が緩んでしまうことも少なくありません。ここでは、具体的にどの部材がどのような状態になると漏れを引き起こすのかを解説します。
ニップル(接続金具)のずれや経年劣化
ニップルは、蛇口と給水ホースを中継する接続金具であり、種類によってはパッキン内蔵型や分解型があります。長年使い続けると樹脂部分が熱や水圧によって変形し、蛇口へのはまり具合が緩くなってしまうことがあります。
特に、洗濯機の振動でニップルがわずかにずれると、ホースと蛇口の接合部に隙間ができ、水が細かく漏れ落ちる原因になります。また、金具そのものが錆びたり、内部の金属パーツが劣化して空回りするケースもあります。
これらが進行すると、どれだけナットを締め直しても漏れが止まらないことがあるため、ニップル本体の交換が必要です。本格的な交換前に、まずはナットの増し締めやパッキン交換で改善を試みましょう。
ゴムパッキンの劣化・汚れによるシール不良
給水ホースと蛇口、あるいはホース本体の接続部に入っているゴムパッキンは、水が金属同士の隙間から漏れるのを防ぐ重要な部材です。しかし、このゴムパッキンは数年使用すると徐々に硬化し、ひび割れが生じたり、スペース内にゴミやサビが挟まりやすくなります。
ゴムが硬化すると本来の弾力性を失い、蛇口やホースとの密着が甘くなるため、通水時に水圧でわずかな隙間が開いてしまいます。また、パッキン表面にゴミや錆びが噛み込むと、そこから漏れが発生します。
パッキン交換はホームセンターで入手できる汎用品で十分ですが、必ずサイズや厚みが適合するものを選び、パッキン交換後は隙間ができないようホースをしっかり差し込み、ナットを適度な強さで締めなおします。交換した直後は目に見えない細かい隙間が残っていないか十分確認しましょう。
接続ナットの緩み
給水ホース本体と洗濯機本体、またはホースと蛇口をつなぐナットは、使用中の振動やホースにかかるねじれによって少しずつ緩むことがあります。ナットが緩むと、ホースと本体/金具の間に微妙な隙間ができ、そこからジワジワと水がにじみ出ることがあります。
この場合、工具で一気に締めすぎると樹脂製部品を傷めてしまうリスクがあるため、まずは手で締めてからモンキーレンチなどで「手が回らない程度」の強さまで締めることが理想です。締めすぎを防ぐコツとして、ナットを回す際に「カチッ」と軽い手応えを感じたら、それ以上は工具で力を加えないようにしましょう。
もし増し締めしても漏れが止まらない場合は、ナット山がつぶれて内部に緩んだパッキンや小さな異物が混入していないか確認し、必要に応じてパッキンやニップル本体を交換すると効果的です。
蛇口本体の劣化やサビ
蛇口本体や配管との接合部にもシールテープやパッキンが使われていますが、これらは見えない内部で劣化が進行する場合があります。壁面近くの蛇口根本で使われるシールテープは、年数が経つと硬化し亀裂が入りやすくなります。
その結果、ホースを差し込む部分だけでなく、蛇口本体と配管の接続部からも微量の漏れが生じるケースがあります。蛇口内部にサビが発生していると、通水時にサビがパッキンのすき間に挟まってしまい、シール不良を起こす恐れがあります。
特に築年数が経過した住宅や、水質にミネラル分が多い地域では、蛇口内部の金属が腐食しやすいので注意が必要です。定期的に蛇口本体を取り外して内部をチェックし、劣化やサビが疑われる場合は蛇口そのものの交換を検討すると安心です。
給水ホース本体の劣化・破損
給水ホース本体はゴムや樹脂製の材質で作られており、長期間使うと紫外線や洗濯機の振動、床や壁との擦れなどでヒビ割れや裂け目が生じることがあります。
特にホースが床や壁と接触して擦れる場所は当たりが弱くなり、細かなひびが生じやすくなります。水漏れは接続部だけでなく、ホース本体の穴や裂け目からも発生するため、まずホース全体を目視で確認し、亀裂や膨らみ、変色がないかチェックします。
目立った破れが見つかった場合は、応急処置として耐水テープで仮補修できますが、これは応急的な対策にすぎないため、できるだけ速やかにホース自体を新品と交換しましょう。また、10年以上使用しているホースは劣化が目に見えなくても内部で弱くなっている場合があるため、念のため数年ごとに新品交換を検討することをおすすめします。
シールテープの劣化
壁面にある蛇口と配管の接合部には、隙間を埋めて水漏れを防ぐためにシールテープ(テフロンテープ)が巻かれています。使用開始から数年経過すると、シールテープが硬化したり剥がれたりして、隙間を埋めきれなくなることがあります。
その結果、ホース接続部だけではなく、蛇口本体そのものから少量ずつ水が染み出してくるケースがあります。シールテープの巻き直しは、まず蛇口を取り外して古いテープをしっかり剥がし、新しいテープを7~10回程度しっかり巻き付けることで隙間をなくします。巻く際にはテープの方向を確認し、時計回りに巻き付けながら奥までしっかり押し込むことが重要です。
繰り返し使用されてきた蛇口であれば、シールテープだけでなく内部パッキンの交換も合わせて行うと、再漏れを防ぎやすくなります。
異なるメーカー製品により相性が悪い
給水ホースと蛇口が別のメーカー製品である場合、形状やパッキンの厚み、ネジ山のピッチが微妙に合わないことがあります。特に汎用ホースを取り付ける際に、蛇口側のニップルとパッキンの接合部が完全に密着せず、通水時にわずかな隙間が生まれてしまうケースがあります。
これにより、一見きちんと締まっているように見えても、実際には漏れが発生しやすい状況が続くことがあります。そのため、ホース購入時には必ず「対応蛇口メーカー一覧」を確認し、サイズが合うものを選びましょう。
専用設計のホースはわずかな隙間も作らない設計になっているため、異メーカーを無理に組み合わせるよりも、多少価格が高くても専用ホースを選ぶほうがトラブルが少なく安心です。
洗濯機の水漏れ箇所を特定する方法

水漏れを的確に抑えるには、漏れている箇所を正確に特定することが最初のステップです。給水ホース接続部、蛇口本体、排水ホースなど、水漏れの原因箇所は複数考えられます。
ここでは、簡単な道具や手順でどこから漏れているのか目視・触診・水滴・しみ跡などから判断する方法を紹介します。これらの手順を実行すれば、どの部分を優先して修理・交換すべきかが明確になります。
給水を止めた状態で蛇口から漏れているか確認
まずは洗濯機を停止し、蛇口と家全体の元栓、止水栓を閉めて下さい。止水栓を閉めても微量の漏れが続く場合は、蛇口本体内部の劣化や配管接合部のシール不良が疑われます。その状態で蛇口の吐水口から水がポタポタ垂れていないか目視で確認してください。
蛇口を締め切っているにもかかわらず水滴が落ちる場合は、蛇口内部のカートリッジやバルブの劣化、配管接合部のシールテープの不良が原因です。さらに、蛇口の根本部分をタオルで包んで様子を見て、タオルに水染みができるようであれば、ホース接続部ではなく蛇口本体や配管接合部から漏れている可能性が高いと判断できます。
蛇口のタイプを確認して給水部を目視点検
蛇口には「横型単水栓」「緊急止水弁付き水栓」「レバー式混合栓」などさまざまなタイプがあります。種類によってはニップル(接続金具)の取り外し方法やパッキンの形状が異なるため、まずは自宅の蛇口タイプを確認しましょう。
例えば緊急止水弁付き水栓では、ホース継手部分にストッパーが内蔵されており、差し込みが甘いとストッパーが引っかかり水漏れが発生します。単純な横型単水栓の場合は、ニップルとパイプ継手間のパッキン劣化が原因であることが多いため、根本的な確認ポイントが変わります。
蛇口の形状と仕組みを理解したうえで、給水部、バルブ根本、パッキン部分を目視でチェックし、赤錆や水滴の跡、緩みがないかを確認しましょう。
給水ホース接続部を指で触って濡れていないか確認
洗濯機を再度運転モードにし、水が通水する瞬間に給水ホースと蛇口の接続ナット、ニップル部分を軽く指で触ってみてください。水が流れている最中に水滴が指に付くようであれば、ゴムパッキンの劣化やナットの緩みが疑われます。
また、ホースと蛇口の接合部分をタオルで包んでみて、水分がタオルにしみ込むかどうかも確認しましょう。しみ込む量が多い場合は、大きな隙間ができている可能性が高く、ナットを増し締めしたりパッキンを交換することで改善が期待できます。
小さい水滴がポタポタ落ちる場合は、シール不良が進行しているサインですので、その場で応急処置を行う必要があります。
ホースやナット周辺を重点的にチェック
給水ホースを接続するナットやニップルは、使用中の振動やホースのねじれによって緩みやすく、気づかないうちにわずかな隙間ができます。洗濯機を運転しながら、ナットの根本やニップル部を目視で観察し、水滴が飛び散っていないか確認しましょう。蛍光灯など明るい光源を背中にしてホース周りを照らすと、わずかな水滴でも見つけやすくなります。
ナットやニップル部だけでなく、ホース本体の継ぎ目や曲がり角も要チェックです。ホースが屈曲している箇所は内部のゴムが押されて薄くなりやすいため、そこを中心に点検しましょう。また、ナット部を手で軽く締めてみて、締めた直後に止まる水漏れがあればナット緩みが原因であると判断できます。
排水ホースや延長ホースの接続部も確認
給水側だけではなく、排水時に排水ホースや洗濯機と排水口をつなぐ延長ホースの接続が甘いと、排水時に水が床にこぼれることがあります。排水ホースが排水口に差し込み切れていない、またはクランプが緩んでいると、排水圧によって水が漏れ出します。
洗濯機の排水動作中にホースと排水口の接合部を手で触り、しっかりと差し込まれているか、クランプがしっかり締まっているかを確認しましょう。接続が不十分な場合は、ホースの差し込みを奥まで押し込み、クランプを確実に締め直すことで漏れを防げます。
洗濯機から水が漏れているときに自分でできる対処法

洗濯機の水漏れトラブルが発生した場合、まずは被害を最小限に抑えるための応急処置を行いましょう。適切な手順と簡易工具、ホームセンターで手に入る消耗部品を使えば、専門業者を呼ぶ前に自分で応急的に修繕が可能です。ここでは、誰でもすぐに実践できる手順を具体的に詳しく解説します。
水道の元栓・止水栓を閉める
水漏れが起きたら、まず最初に行うべきは給水を完全にストップすることです。住宅内にある「元栓」を閉めたあと、「止水栓」をしっかりと締めます。元栓を閉めるときは無理に力を加えず、ゆっくりと時計回りに回して完全に止水してください。
止水栓は水道メーター近くに設置されていることが多く、蛇口を閉めても少量の漏れが続く場合は止水栓を締めて給水を断つことが重要です。
これにより、応急処置中に床や壁に漏れて被害が広がるのを防ぐだけでなく、自分の安全を確保できます。元栓と止水栓は逆順に開け閉めすると部品を傷めにくいため、閉めたら開けるときも同様にゆっくりと回して少しずつ給水を再開してください。
接続ナットやニップルの増し締め
給水ホースと蛇口、あるいはホースと洗濯機本体をつなぐ「ナット」や「ニップル」は使用中の振動でわずかに緩むことがあります。緩みが原因で水が漏れている場合は、モンキーレンチやウォーターポンププライヤーで増し締めを行いましょう。
ただし、勢いよく締めすぎるとナットのネジ山が潰れたり、樹脂製部品を割ってしまうおそれがあります。まずは手でナットを締め、回らなくなった時点で工具を使って軽く増し締めするのがコツです。増し締めした後は再度ホース周辺を触り、水がにじんでいないか確認してください。
もし増し締めだけで水漏れが止まらない場合は、本来ボルト締め用のネジ山が傷ついているか、ニップル自体の劣化が進行している可能性があるため、次の手順に進みましょう。
ゴムパッキン/Oリングを交換
蛇口やニップル内に入っているゴムパッキンやOリングは、水を密閉して漏れを防ぐ役割がありますが、熱や水圧で劣化しやすく、ひび割れや硬化が進むと密閉性が低下します。応急処置として、まずは付近のナットをゆるめてホースを外し、接続部にあるゴムパッキンを確認してください。
ひび割れや変形が見つかればホームセンターで適合サイズのパッキン(直径や厚みをしっかり測った上で)を購入し、古いパッキンを取り外して交換します。交換後は、パッキンをはめ込んだままホースを差し込み、ナットを締め直します。
新しいパッキンは固くてはまりにくい場合があるため、手で押し込んでから工具で軽く締める手順がおすすめです。パッキンだけで水漏れが止まらない場合は、Oリング部分に異物が混入していないかを確認し、必要であればOリングも併せて交換してください。
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シールテープを巻き直す
蛇口と配管の接合部には、テフロンテープ(シールテープ)を巻いて水漏れを防止しています。長年放置するとテープが硬化して本来のシール性を失うため、水漏れが起きる場合があります。
応急処置として、ホース取り付け前に蛇口本体をいったん取り外し、古いシールテープをきれいに剥がします。剥がしたあと、吐水口のネジ山に沿って新しいシールテープを7~10回程度、時計回りにしっかり巻きつけましょう。
このとき、テープの端がはみ出さないように注意し、巻きながら奥までしっかり押し込みます。テープを巻き終わったら蛇口を元どおりに取り付け、ナットを締めてテープをかませることで配管と蛇口の隙間を完全に埋められます。最後に元栓を開けて水漏れがないかをチェックし、異常がなければ洗濯機を運転して状況を確認しましょう。
補修テープで一時的にしのぐ
ホース本体やニップル金具に小さなひびや穴が空いている場合、すぐに部品交換ができないときは防水補修テープで応急処置が可能です。まずは漏れ箇所周辺をきれいに拭き取り、しっかり乾燥させてください。
その後、補修テープを適切な長さにカットし、ひび割れや穴を覆うように巻き付けます。テープを巻き付けるときは、ひび部を包み込むように斜め45度で重ねながら巻くことで、より高い密着性が得られます。
テープを巻き終えたら、上からさらに耐久性のあるビニールテープを巻くと、補強効果が高まり、より長期間応急的に漏れを防止できます。ただし、この方法は一時的な対策であり、本格的に漏れを止めるには必ずホースや金具を新品に交換する必要があります。
給水ホースを交換
ホース本体に大きな亀裂や裂けがある場合は、応急補修では根本的に止められないため、速やかに給水ホースを新品と交換する必要があります。ホームセンターや家電量販店で販売されている「洗濯機用給水ホース」は汎用品から各メーカー専用設計まで種類が豊富です。
交換手順は後述しますが、応急段階でホースを交換する場合も、まずは元栓を閉め、ホース両端のナットを外して旧ホースを取り外します。その後、新しいホースを蛇口側と洗濯機本体側に取り付け、ナットをしっかり締めることで漏れを防げます。
ホース交換後は、再度元栓を開けて水漏れがないか目視・触診で確かめ、問題がなければ洗濯機を運転して最終確認を行ってください。
洗濯機の給水ホースを自分で交換・取り付けする手順

給水ホースは、洗濯機と水道をつなぐ重要な部材であり、定期的な交換が推奨されます。ここでは、ホームセンター等で購入できる汎用ホースを前提に、新しい給水ホースを選ぶポイントから、実際の取り付け手順までを詳しく解説します。手順を順番どおりに行えば、初めてでも安全かつ確実に交換できます。
新しい給水ホースを準備する
給水ホースを購入する際は、まず自宅の蛇口形状と接続規格を確認しましょう。一般的に洗濯機用給水ホースは「平型ニップル用」か「緊急止水弁付き水栓用」に大別されます。
平型ニップル用は多くの横型単水栓に対応しており、蛇口に直接差し込むタイプです。一方、緊急止水弁付き水栓用は、水栓に負荷がかかった際に自動で止水できる安全装置が付属しています。
購入前に蛇口の先に突起があるか、ストッパーリングの有無を確認し、対応するホースを選びましょう。ホースの長さは、洗濯機と蛇口の距離を測定し、余裕を持った長さ(たとえば30~50cm程度の余裕)を選ぶと、ホースに無理な引っ張りがかからず安心です。
また、ホースの材質は耐久性の高いPVC製や編み込みタイプのものがおすすめで、劣化しにくく長持ちします。
水道の元栓を閉める
給水ホースの交換作業に入る前に、必ず住宅の水道元栓と止水栓を完全に閉めます。水道元栓は建物に入ってくるメインのバルブであり、止水栓は各蛇口に至る途中のバルブです。元栓を閉めると水道全体への給水がストップしますが、止水栓だけを閉めても蛇口からの給水は止まります。
ただし、止水栓が確実に作動しないケースもあるため、万一に備えて元栓から確実に止水しておくと安心です。元栓と止水栓を閉めた状態で蛇口をひねると水が出てこないことを確認し、水が完全に止まった状態で作業に取りかかりましょう。
古いホースを取り外す
元栓を閉めた状態でホース交換作業を行います。まずは洗濯機本体側のナットを手で緩め、その後モンキーレンチで軽く増し締めされたナットを外します。洗濯機本体の給水口は樹脂製のものが多いため、ナットを無理に力を入れて回すと本体側パーツを傷める恐れがあるので、手で回らない場合はモンキーレンチで隙間なく噛ませ、優しく回して取り外しましょう。
次に蛇口側のホースを取り外します。平型ニップルの場合は、ニップル先端の突起を軽く押し込みながらホースを引き抜くことで外れます。緊急止水弁付き水栓用ホースの場合は、ストッパーを外してからホースを引き抜きます。いずれの場合も、蛇口根元の金具やパッキンを傷めないよう慎重に取り外してください。
蛇口側への取り付ける
新しいホースを取り付ける前に、蛇口側のニップルやパッキン部分をチェックし、問題がなければシールテープを巻き直します(シールテープが不要な一体型ニップルの場合はパッキン交換のみ可能です)。そのうえで、新しいホースの継手部分を蛇口に差し込みます。
平型ニップルの場合は、ホースのレバー(グリップ部分)を押し込んで奥までしっかり差し込みます。差し込んだ後、ホースに付属しているナットまたは金属リングを手でしっかり締め、その後モンキーレンチで軽く増し締めして固定します。
緊急止水弁付き水栓では、ホース継手を蛇口の吐水口に差し込み、ストッパー部分をリングに引っかけて噛み合わせる手順となります。この際、ストッパーが確実にリング部に引っかかっているかを目視で確認し、抜けやすい状態でないことをチェックしてください。
洗濯機本体側への取り付ける
蛇口側への取り付けが完了したら、次は洗濯機本体側にホースの反対側を取り付けます。洗濯機の給水口は通常、背面に配置されており、メーカーによって形状が異なります。ホースを給水口に差し込み、ホースに付いているナットを手で回してねじ込みます。
手である程度締まったら、モンキーレンチなどを使って「手が回らない程度」、具体的には布巾程度の硬さでホースナットを固定します。洗濯機本体側は樹脂製パーツが多いため、工具を使う際はナットを傷めないようタオルを挟むなどの工夫をすると安全です。
ナットの締め付けすぎは樹脂パーツ破損の原因になるため、適度な力加減を心がけてください。
水漏れが起きていないか確認する
ホースの両端を取り付け終えたら、元栓と止水栓をゆっくり開けて給水を再開します。このとき、ホース接続部や蛇口本体、さらに洗濯機本体側のナット周辺に水滴がないかを指で触って確認してください。
少しでも水滴を感じた場合は、ナットが緩んでいるか、パッキンの位置がずれている可能性があるため、一度止水し、ナット増し締めやパッキンの再確認を行います。水漏れが完全に止まったら、今度は洗濯機を通常運転し、給水と排水のサイクルで再度漏れがないか確認します。ホースを触って水分が全く付かないこと、ナット周辺が完全に乾いていることを目視で確かめれば作業完了です。
プロの修理業者に依頼する際のポイント

自分でできる応急処置や部品交換で解消できない場合や、高所での水漏れ、複雑な配管作業が必要なケースでは専門の修理業者に依頼するほうが安心です。ここでは、プロに頼むメリットや費用相場、信頼できる業者の選び方、保証や保険活用のポイントまでを紹介します。
業者に依頼するメリット
専門業者に依頼する最大のメリットは、知識と経験を持つ技術者が確実に問題箇所を特定し、最適な修理方法を選択してくれる点です。自分で応急処置を行っても根本原因を取り除けなかった場合、同じトラブルを繰り返す可能性がありますが、業者なら配管内部や隠れた箇所まで点検し、必要であれば配管の取り換えや蛇口本体の交換まで対応してもらえます。
また、工具や交換部品を自分で揃える必要がなく、見えない配管内部の劣化具合を点検したうえで適切な部材を使用するため、再漏れのリスクが低減します。さらに、施工後に不具合が見つかった場合でも保証が付く業者が多く、アフターフォローが受けられる点も安心です。
修理費用の相場と内訳の目安
水漏れ修理の費用は、原因箇所や作業内容によって大きく変動しますが、おおむね以下のような内訳で構成されます。まず、診断料(8,000~12,000円前後)が初期費用としてかかり、その後の修理工賃(1時間あたり5,000~8,000円程度)と部品代(ゴムパッキン200円~2,000円、ホース交換5,000~8,000円、蛇口本体交換15,000~30,000円程度)が加わります。
例えば、ホース交換だけであれば合計10,000~20,000円程度、蛇口本体まで交換する場合は25,000~50,000円前後が相場です。また、深夜・休日の出張費用や長距離移動の場合の交通費が別途加算されるケースもあるため、事前見積もりの段階で総額を確認しましょう。見積もりは複数社から取り寄せ、相場と比較したうえで信頼できる業者を選ぶと安心です。
信頼できる業者の選び方
業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。まず、国家資格や民間認定の給水装置工事主任者、有資格者が在籍しているかを確認します。資格保持者が対応している業者は、一定の技術水準を満たしている証です。
次に、ホームページや口コミサイトで施工実績やお客様の声を確認し、実際にどのようなトラブルにどのように対応したのかを把握しましょう。施工事例や写真付きのレポートがあれば、具体的な作業内容をイメージしやすくなります。
さらに、見積もり時に料金内訳を明示してくれるか、アフターフォローや保証期間(最低1年保証など)が明記されているかも重要です。最後に、連絡先が固定電話と携帯電話の両方あるか、問い合わせ対応が迅速かどうかも確認しましょう。依頼前に電話やメールでやり取りし、対応の丁寧さや回答の正確さを判断基準にすると失敗が少なくなります。
保証や保険の活用方法—どこまでカバーされる?
修理業者によっては、施工後に同じ箇所で再漏れが発生した場合に無償で再訪して修理してくれる保証が付帯するケースがあります。保証内容は業者によって異なりますが、一般的に部品保証が6カ月、工事保証が1年などが多いです。
見積もり段階で保証期間や保証範囲を確認し、保証書を発行してくれるかどうかをチェックしてください。また、火災保険や水災補償特約が適用できる場合もあります。たとえば、設備・配管の老朽化による水漏れが原因で家財に被害が出た場合、保険が適用されるケースがあるため、保険証券や特約内容を事前に確認しておきましょう。
保険を使って修理費用や家財の復旧費を賄える可能性があることを知っておくだけでも、実際にトラブルが起きた際に手続きをスムーズに進められます。
水漏れトラブル後の掃除・メンテナンス方法

水漏れが起きた後は、ただ修理を行うだけでなく、再発を防ぎながらカビや雑菌の繁殖を抑えるための適切な掃除・乾燥を行う必要があります。ここでは、漏れた水分を速やかに拭き取る手順から、カビ予防の掃除方法、換気のポイントまでを詳しく解説します。
漏れた水を速やかに拭き取り、しっかり乾燥させる
水漏れが発生したら、まずバスタオルやマイクロファイバークロスなど、水分をよく吸収する素材の布で漏れた水をできるだけ速やかに拭き取りましょう。特に床材がフローリングの場合は、木材に水が染み込むと反りや腐食の原因になるため、できる限り早めに拭き取ることが重要です。
漏れ跡を拭き取った後は、扇風機やサーキュレーターで風を当て、床の下や洗濯機背面の隙間にも風を循環させて乾燥させます。さらに、除湿機を近くに設置し、湿度を常に50%以下に保つことでカビや雑菌の繁殖を防ぎやすくなります。
水がしみ込んだ壁や床下も、可能であれば防水パンを外して風を通し、見えない内部までしっかり乾かしましょう。湿度が高いまま放置すると、カビが発生し臭気やアレルギー症状の原因になるため、2~3日かけて十分に乾燥させることを心がけてください。
防カビ剤や漂白剤希釈液でカビ発生を予防する
床や壁に残った水滴を拭き取った後、漏れた箇所やその周辺にはカビが発生しやすくなっています。専用の防カビ剤(市販のカビ取りスプレーなど)を用意し、パッケージの指示に従って噴霧または塗布してください。
その後、ブラシやスポンジで汚れをこすり落とし、十分に水拭きして薬剤を除去します。頑固なカビが付着している場合は、塩素系漂白剤を10倍程度に薄めた希釈液を布に染み込ませて拭き取り、再度水拭きしてから乾燥させると効果的です。
ただし、漂白剤は床材や壁材を変色させる恐れがあるため、目立たない場所で試してから使用してください。すべての作業が終わったら、再度扇風機や除湿機を使用して湿気を除去し、カビの再発を防ぎましょう。
排水フィルターや給水ホース周辺の掃除も忘れずに行う
水漏れによる湿気だけでなく、排水フィルターや給水ホース周辺にも汚れやホコリが付着しやすくなっています。排水フィルターは糸くずやゴミが詰まりやすいため、取り外して中性洗剤で丁寧に洗い流し、ブラシで細かな汚れを落としてください。
給水ホースの外側は、乾いた布でホコリを拭き取り、次にぬるま湯と中性洗剤を含ませた布で汚れを拭き取ります。ホースの根元にたまったホコリやサビを歯ブラシなどでこすり落としたら、水拭きと乾拭きを行い、しっかり乾燥させましょう。
汚れやサビが残ったままだと、次回の接続時にパッキンへの負担が増え、水漏れトラブルを招きやすくなります。掃除後はホースやフィルターを元の位置に戻し、動作確認を行ってください。
換気を良くして湿気を残さない
水漏れ後の部屋は非常に湿度が高いため、窓を開けて換気扇やサーキュレーターを回し、1~2時間程度は換気を徹底しましょう。湿度が上がったままだと、目に見えない壁内部や床下に湿気がこもり、数日後にカビが発生する場合があります。
特に梅雨時や雨天が続く時期は、室内干しになりやすく湿度が下がりにくいので、換気だけでなく除湿機を活用するのが効果的です。除湿機を稼働させる際は、ドアや窓を閉め切り、洗濯機周辺の空間を囲うように置くと湿気を集中的に取り除けます。湿度計を設置し、湿度が50%以下まで下がるのを目安に運転を続けてください。
まとめ
本記事では、洗濯機の水漏れに悩む方に向けて、原因の把握から応急処置、給水ホースの交換手順、プロ業者に依頼する際のポイント、水漏れ後の掃除・メンテナンス方法までを詳しく解説しました。
まずは水漏れ箇所を正確に特定し、緊急時には元栓を閉めて被害を最小限に留めたうえで、接続ナットの増し締めやゴムパッキン交換、シールテープの巻き直しといった簡単な応急処置を試してみましょう。
それでも解決しない場合は、新しい給水ホースへの交換や信頼できる修理業者への相談を検討してください。その際は是非とも水猿までご相談ください。水猿でしたらさまざまな水回りのトラブルに対応しております。水回りのトラブルでお困りのことがございましたら水猿までお気軽にお問い合わせください。
