エコキュートの設定温度は何度が最適?50〜60℃が目安の理由と電気代への影響を解説
エコキュートを使っていると、「設定温度は何度にすればいいのか」「給湯温度を低くすれば電気代は安くなるのか」「高めに設定すると危なくないのか」と迷うことがあります。エコキュートの設定温度は、毎日の使いやすさだけでなく、お湯のぬるさ、お湯切れ、電気代、やけどのリスクにも関係します。
ただし、設定温度といっても、蛇口やシャワーに関係する給湯温度、浴槽にためるお湯のふろ温度、タンク内のお湯を沸かす沸き上げ温度があり、それぞれ役割が異なります。この記事では、エコキュートの設定温度の目安や、低くしすぎた場合・高くしすぎた場合の注意点、季節ごとの考え方を分かりやすく解説します。
このコラムで分かる事
- エコキュートの給湯温度・ふろ温度・沸き上げ温度の違い
- エコキュートの設定温度は何度を目安にすればよいか
- 設定温度を低くしすぎた場合に起こる不具合や注意点
- 設定温度を高くしすぎた場合のやけどや電気代への影響
- 季節ごとの設定温度の考え方と電気代を抑えるポイント
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目次
エコキュートの設定温度は何度が最適?

エコキュートの設定温度は、給湯温度とお風呂の温度を分けて考えることが大切です。蛇口やシャワーで使うお湯は、水栓側で水と混ぜて調整することが多いため、実際に使いたい温度よりも高めに設定するのが基本です。一方で、浴槽にためるお湯は体に直接触れるため、入浴しやすい温度を基準にします。
給湯温度は50〜60℃を目安にする
エコキュートの給湯温度は、50〜60℃を目安に設定すると使いやすくなります。給湯温度とは、台所・洗面所・浴室の蛇口やシャワーへ送るお湯の温度です。実際には、水栓側で水と混ぜて使うことが多いため、リモコンに表示されている温度のお湯をそのまま浴びるわけではありません。
給湯温度を40℃前後にしていると、少し熱めのお湯を使いたいときに温度が足りないことがあります。特に冬場は水道水が冷たく、配管を通る間にもお湯が冷めやすいため、シャワーや洗い物でぬるく感じる原因になります。
50〜60℃に設定しておくと、水と混ぜて調整できる幅が広がり、浴室やキッチンでも使いやすくなります。ただし、高めの温度にする場合は、蛇口やシャワーから熱いお湯が出る可能性があります。子どもや高齢者がいる家庭では、使用前に手で温度を確認する、水栓側の温度を上げすぎないなど、安全面にも注意しましょう。
夏場は50℃前後、冬場は60℃前後を目安にする
エコキュートの設定温度は、季節によって調整すると使いやすくなります。夏場は水道水の温度が高く、シャワーや洗い物でも高温のお湯を必要としにくいため、給湯温度は50℃前後でも十分に感じることがあります。暑い時期に必要以上に高い温度にしていると、水栓側で水を多く混ぜることになり、使い方によっては無駄が出やすくなります。
一方、冬場は水道水が冷たくなり、配管を通る間にもお湯が冷めやすくなります。夏と同じ設定温度のままだと、シャワーがぬるい、洗い物のお湯が温まりにくい、浴槽のお湯が冷めやすいと感じることがあります。冬場は60℃前後を目安にすると、温度に余裕ができて快適に使いやすくなります。
ただし、すべての家庭で同じ温度が最適とは限りません。家族の人数、シャワーの使用量、入浴時間、タンク容量によって合う温度は変わります。まずは夏場50℃前後、冬場60℃前後を目安にして、ぬるい・熱いと感じる場合に少しずつ調整しましょう。
お風呂の温度は40〜42℃前後を目安にする
浴槽にためるお風呂の温度は、40〜42℃前後を目安にすると快適に入浴しやすくなります。お風呂の温度は、給湯温度とは別に設定することが多く、浴室リモコンで湯はり温度を調整します。給湯温度を60℃にしていても、浴槽に60℃のお湯がたまるという意味ではありません。
ぬるめのお風呂が好きな方は40℃前後、しっかり温まりたい方は41〜42℃前後を目安にするとよいでしょう。ただし、熱いお湯は体への負担が大きくなることがあります。小さい子どもや高齢者が入浴する場合は、最初から高めに設定せず、少し低めの温度から調整すると安心です。
また、冬場は浴室内が冷えやすく、湯はり後に時間が空くと浴槽のお湯も冷めやすくなります。湯はり直後はちょうどよくても、入浴するころにはぬるく感じることもあります。その場合は、ふろ温度だけでなく、保温機能や入浴のタイミングもあわせて見直すとよいでしょう。
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エコキュートの設定温度には3つの種類がある

エコキュートの設定温度を考えるときは、どの温度を指しているのかを整理する必要があります。主に関係するのは、給湯温度・ふろ温度・沸き上げ温度の3つです。これらを混同すると、設定を変えたのにシャワーが熱くならない、浴槽のお湯だけぬるいといった勘違いにつながります。
給湯温度は蛇口やシャワーから出るお湯の温度
給湯温度は、台所・洗面所・浴室などに送るお湯の温度です。キッチンで洗い物をするとき、洗面所で手を洗うとき、浴室でシャワーを使うときなどに関係します。リモコンで「給湯」と表示されている温度を変更すると、蛇口やシャワーで使うお湯の温度に影響します。
ただし、実際に蛇口から出るお湯は、水栓側で水と混ぜて調整されることがあります。特に浴室のサーモスタット混合水栓では、エコキュートから送られてきたお湯と水を混ぜて、手元で設定した温度に近づけます。そのため、エコキュート側の給湯温度と、実際に浴びるシャワーの温度は同じとは限りません。
給湯温度が低すぎると、水栓側で温度を上げても十分に熱くならない場合があります。シャワーがぬるいと感じるときは、エコキュートの給湯温度だけでなく、水栓側の温度設定や水栓の状態も確認しましょう。
ふろ温度は浴槽にためるお湯の温度
ふろ温度は、自動湯はりで浴槽にためるお湯の温度です。浴室リモコンで設定することが多く、「お風呂を何度で沸かすか」に関係します。給湯温度を高めにしていても、ふろ温度を40℃に設定していれば、浴槽には40℃前後のお湯がたまるように調整されます。
お風呂の温度がぬるいと感じる場合は、給湯温度ではなく、まずふろ温度を確認しましょう。たとえば、シャワーは十分に熱いのに浴槽のお湯だけぬるい場合は、ふろ温度の設定、保温機能、湯はり後の時間経過などが関係している可能性があります。
また、家族によって好みの温度が違う場合は、最初から熱めに設定しすぎないことも大切です。浴槽のお湯は直接体に触れるため、温度が高すぎると負担になることがあります。無理のない温度で湯はりをして、必要に応じて追い焚きや高温差し湯で調整すると使いやすくなります。
沸き上げ温度はタンク内のお湯を沸かす温度
沸き上げ温度は、エコキュートのタンク内にためるお湯を何度まで沸かすかに関係する温度です。給湯温度やふろ温度とは違い、蛇口からそのまま出るお湯の温度ではありません。タンク内の高温のお湯を水と混ぜることで、必要な温度のお湯として各場所へ送られます。
沸き上げ温度が高いと、同じタンク容量でも水と混ぜて使えるお湯の量を確保しやすくなります。家族が続けて入浴する日や、シャワーを多く使う日には、お湯切れを防ぐうえで重要な設定です。一方で、必要以上に高い沸き上げを続けると、使い方によっては電気代に影響することがあります。
多くのエコキュートには、使用量に合わせて沸き上げ量を調整する機能があります。普段は自動設定を活用し、来客や入浴人数が多い日だけ沸き増しや湯量設定を調整すると、快適さと節約のバランスを取りやすくなります。
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エコキュートの設定温度を低くしすぎるとどうなる?

電気代を抑えたいからといって、エコキュートの設定温度を低くしすぎると、かえって使い勝手が悪くなることがあります。低めの設定が有効な場面はありますが、必要な温度まで上がらない、ぬるく感じる、適温になるまで時間がかかるなどの不満につながる場合もあります。
お湯がぬるく感じやすくなる
エコキュートの設定温度を低くしすぎると、蛇口やシャワーのお湯がぬるく感じやすくなります。リモコンの設定温度が40℃前後でも、実際に使う場所までお湯が届く間に温度が下がることがあります。特に冬場は水道水の温度が低く、配管を通る間にも冷めやすいため、設定温度との差を感じやすくなります。
浴室のシャワーでは、水栓側で水と混ぜて温度を調整します。もともとの給湯温度が低いと、水をほとんど混ぜなくても十分な温度にならず、手元で温度を上げても思ったほど熱くならないことがあります。その結果、シャワーを長く出し続けたり、温まるまで待つ時間が増えたりします。
お湯がぬるいと感じる場合は、まず給湯温度が低すぎないか確認しましょう。50℃前後でもぬるい場合は、冬場だけ60℃前後に上げるなど、季節に合わせた調整が有効です。
適温になるまで水やお湯を無駄に使いやすい
設定温度を低くしすぎると、適温になるまで水やお湯を流し続けてしまうことがあります。たとえば、シャワーを浴びる前に「まだぬるい」と感じてしばらく出しっぱなしにしたり、キッチンで油汚れが落ちにくくてお湯を長く使ったりするケースです。温度を下げれば必ず節約になるわけではなく、使う時間が長くなると水道代や電気代の無駄につながることがあります。
エコキュートはタンクにためたお湯を使うため、ぬるいお湯を長く流してしまうと、タンク内のお湯も消費します。その結果、夜までに残湯量が少なくなり、必要に応じて沸き増しが発生することもあります。昼間の沸き増しが増えると、契約している電気料金プランによっては電気代が高くなる可能性があります。
節約を意識する場合は、設定温度を下げるだけでなく、短時間で適温のお湯を使えるかを確認することが大切です。低すぎて不便に感じるなら、少し高めにした方が結果的に無駄を抑えられる場合があります。
湯温が安定しにくくなる
給湯温度が低すぎると、シャワーや蛇口の湯温が安定しにくくなることがあります。水栓では、エコキュートから送られてきたお湯に水を混ぜて温度を調整しますが、給湯温度と実際に使いたい温度の差が小さいと、調整できる幅が狭くなります。そのため、少しの水量変化や水圧変化で、ぬるく感じたり熱く感じたりしやすくなります。
特に、浴室でシャワーを使っている最中にキッチンや洗面所でもお湯を使うと、流量が変わり、手元の温度に影響することがあります。給湯温度に余裕がない状態では、こうした変化を吸収しにくく、温度が安定しない原因になります。
湯温が安定しない場合は、エコキュートの設定温度だけでなく、サーモスタット混合水栓の設定や劣化、フィルターの詰まり、水圧の状態も確認しましょう。給湯温度を少し高めにすることで改善する場合もありますが、改善しない場合は水栓側に原因がある可能性もあります。
雑菌が繁殖しやすい温度帯に近づく
エコキュートの温度設定を考えるうえでは、衛生面も無視できません。水まわりでは、ぬるい温度帯が長く続くと雑菌が繁殖しやすくなる場合があります。給湯温度を必要以上に低くしていると、タンクや配管内の状態、使用頻度によっては衛生面が気になることがあります。
通常の使用で過度に心配する必要はありませんが、長期間使用しない期間がある場合や、古い設備を使っている場合は注意が必要です。旅行や帰省などでしばらくお湯を使わなかったあとに再び使用する場合は、しばらくお湯を流してから使うと安心です。
温度を低く設定することには節約面のメリットもありますが、低すぎる設定を長く続けるのはおすすめできません。快適さだけでなく、衛生面も考えて、給湯温度は50〜60℃を目安に調整するとよいでしょう。
お湯切れや沸き増しで電気代が高くなることがある
設定温度を低くしていると、お湯の使用量が少なく見えることがありますが、使い方によってはお湯切れや沸き増しにつながることがあります。ぬるく感じるためにシャワーを長く出したり、洗い物に時間がかかったりすると、結果としてタンク内のお湯を多く使うことになるためです。
また、沸き上げ量を抑えすぎている場合、夜までにお湯が足りなくなることがあります。お湯切れを防ぐために昼間に沸き増しが行われると、電気料金プランによっては夜間に沸かすよりも電気代が高くなる場合があります。節約のつもりで低めにした設定が、結果的に非効率になることもあります。
お湯切れが起きやすい家庭では、給湯温度だけでなく、沸き上げ量やおまかせ設定の状態も確認しましょう。入浴人数が多い日やシャワーを長く使う日は、あらかじめ湯量設定を見直しておくと安心です。
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エコキュートの設定温度を高くしすぎるとどうなる?

エコキュートは、給湯温度を高めに設定することで、冬場でもお湯がぬるくなりにくく、使えるお湯の量を確保しやすくなります。ただし、高くすればするほどよいわけではありません。高温のお湯を扱う設定になるため、安全面や電気代、水栓側の調整に注意が必要です。
やけどのリスクが高くなる
エコキュートの給湯温度を高くしすぎると、やけどのリスクが高くなります。給湯温度を60℃前後に設定している場合でも、水栓側で適温に調整していれば問題なく使えることが多いですが、誤って高温側にひねったり、温度調整がうまく働かなかったりすると、熱いお湯が出る可能性があります。
特に、浴室のシャワーや洗面所の蛇口は直接肌に触れるため注意が必要です。水栓によっては、温度調整の反応に時間がかかることがあり、出始めに熱いお湯が出る場合もあります。給湯温度を高くしているときは、いきなり体にかけず、手で温度を確認してから使う習慣をつけましょう。
また、古い水栓や温度調整機能が不安定な水栓では、設定通りの温度にならないことがあります。給湯温度を高めにする場合は、エコキュート側だけでなく、蛇口やシャワーの状態も確認しておくと安心です。
子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要
小さい子どもや高齢者がいる家庭では、エコキュートの設定温度を高くしすぎないよう注意が必要です。子どもは自分で温度を正しく確認できないことがあり、蛇口を触っているうちに熱いお湯が出てしまう可能性があります。高齢者も、温度変化に気づきにくかったり、素早く水栓を止められなかったりすることがあります。
家族の中に高温のお湯に不慣れな人がいる場合は、給湯温度を高めに設定しても、水栓側で安全に使える状態にしておくことが大切です。浴室のサーモスタット混合水栓に温度制限機能がある場合は、適切に設定されているか確認しましょう。
また、浴槽のふろ温度も熱くしすぎないようにしましょう。お風呂は長時間体が触れるため、少し熱いだけでも負担を感じることがあります。子どもや高齢者が入浴する場合は、40〜41℃前後から様子を見て、無理のない温度に調整すると安心です。
使い方によっては電気代が高くなる可能性がある
エコキュートの設定温度を高くすると、使い方によっては電気代が高くなる可能性があります。高い温度までお湯を沸かすには、その分エネルギーが必要になります。さらに、熱いお湯を作っても使わずに余らせてしまうと、効率のよい使い方とはいえません。
ただし、給湯温度を高めにすることが必ず無駄になるわけではありません。高温のお湯を水と混ぜて使うことで、同じタンク容量でも使えるお湯の量を確保しやすくなる場合があります。家族が続けて入浴する家庭や、冬場にお湯を多く使う家庭では、低すぎる設定よりも高めの設定の方が使いやすいこともあります。
大切なのは、温度だけを見て判断しないことです。お湯切れの頻度、沸き増しの回数、家族の使用量、季節による変化を見ながら調整しましょう。必要以上に高い温度を常に維持するのではなく、使う量が多い時期や日だけ調整するのが現実的です。
高温設定にしたあとは水栓側の温度も確認する
エコキュートの給湯温度を高くしたあとは、必ず水栓側の温度も確認しましょう。浴室のシャワーやキッチンの蛇口では、エコキュートから送られてきたお湯を水と混ぜて使います。給湯温度だけを上げても、水栓側の設定が合っていなければ、熱すぎたりぬるかったりすることがあります。
特に、サーモスタット混合水栓を使っている場合は、手元の温度表示と実際の湯温に差が出ることがあります。給湯温度を変更した直後は、シャワーを体にかける前に手で確認し、必要に応じて水栓側の温度を調整してください。
また、キッチンや洗面所で高温のお湯を使う場合も注意が必要です。油汚れを落とすには便利ですが、食器や手に熱いお湯がかかると危険です。給湯温度を高めにする場合は、家族にも設定を共有し、いつもより熱いお湯が出る可能性があることを伝えておくと安心です。
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季節別に見るエコキュートの設定温度の考え方

エコキュートの設定温度は、一年中同じでなければならないわけではありません。夏と冬では水道水の温度や浴室内の冷え方が異なるため、同じ設定でも体感が変わります。季節に合わせて調整することで、ぬるさや熱さを感じにくくなり、無駄な沸き増しも防ぎやすくなります。
夏場は温度を上げすぎなくても使いやすい
夏場は水道水の温度が高く、シャワーや洗い物でも高温のお湯を必要としにくい季節です。そのため、給湯温度は50℃前後でも使いやすいことがあります。暑い時期に給湯温度を高くしすぎると、水栓側で水を多く混ぜることになり、必要以上に熱いお湯を作っている状態になる場合があります。
また、夏は浴槽に浸からずシャワーで済ませる家庭も増えます。シャワー中心の生活であれば、家族の使用量に合わせて湯量設定を見直すことも大切です。お湯をあまり使わない時期に多めに沸かし続けると、効率が悪くなることがあります。
ただし、夏場でも油汚れの多い調理器具を洗うことが多い家庭や、朝晩にシャワーを使う家庭では、低すぎる設定だと不便に感じることがあります。まずは50℃前後を目安にし、ぬるいと感じる場合は少しずつ上げて調整しましょう。
冬場はぬるさやお湯切れを防ぐため高めに設定する
冬場は水道水が冷たくなり、配管を通る間にもお湯が冷めやすくなります。そのため、夏場と同じ設定温度では、シャワーがぬるい、洗い物のお湯が温まりにくい、浴槽のお湯が冷めやすいと感じることがあります。冬場は給湯温度を60℃前後にしておくと、温度の余裕ができて使いやすくなります。
また、冬は湯船に浸かる回数が増えたり、シャワーの時間が長くなったりしやすい季節です。お湯の使用量が増えると、タンクの残湯量が減りやすくなります。設定温度や湯量設定が低すぎると、夕方から夜にかけてお湯切れが起きることもあります。
冬場にお湯が足りないと感じる場合は、給湯温度だけでなく、沸き上げ量やおまかせ設定の状態も確認しましょう。入浴人数が多い日や来客がある日は、早めに残湯量を確認しておくと安心です。
春や秋は使用感を見ながら50〜55℃前後で調整する
春や秋は、夏ほど水温が高くなく、冬ほど冷え込まないため、給湯温度は50〜55℃前後を目安に調整すると使いやすくなります。季節の変わり目は日によって気温差が大きく、昨日はちょうどよかった設定でも、今日はぬるく感じることがあります。
この時期は、無理に高温設定に固定するよりも、家族の使い方に合わせてこまめに見直すのがおすすめです。シャワー中心の日が多いなら低め、湯船に浸かる日が増えてきたら少し高めにするなど、生活パターンに合わせると無駄が出にくくなります。
また、春や秋は電気代の変化にも気づきやすい時期です。冬の設定のまま高めにしていると、必要以上にお湯を沸かしている可能性があります。寒さが落ち着いてきたら、一度設定温度や沸き上げ量を確認し、使い勝手を見ながら調整しましょう。
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エコキュートは設定温度によって電気代が変わる?

エコキュートの電気代は、設定温度によって変わることがあります。目安として、給湯温度を2℃下げると、月に約50〜150円程度、年間では約600〜1,800円程度の節約につながる場合があります。たとえば、洗顔や軽い洗い物など、高い温度のお湯が必要ない場面では、給湯温度を少し下げることで無駄な電気代を抑えやすくなります。
ただし、設定温度を下げれば必ず電気代が安くなるわけではありません。給湯温度を低くしすぎると、シャワーや洗い物のお湯がぬるく感じやすくなります。その結果、適温になるまでお湯を出し続けたり、洗い物に時間がかかったりして、かえってお湯の使用量が増えることがあります。
また、タンク内のお湯が足りなくなり、昼間に沸き増しが発生すると、電気料金プランによっては電気代が高くなる可能性があります。特に冬場や家族の入浴が続く日は、節約を意識して設定温度を下げすぎるより、お湯切れを防げる温度にしておく方が効率よく使える場合があります。
そのため、電気代を抑えたい場合は、給湯温度だけで判断しないことが大切です。普段は50〜60℃を目安にしながら、夏場や使用量が少ない日は少し低め、冬場やお湯を多く使う日は高めにするなど、季節や使用量に合わせて調整しましょう。月に数十円から百数十円の節約だけを優先して使い勝手が悪くなるより、無理なく続けられる温度にすることが大切です。
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エコキュートの設定温度に関するよくある質問

エコキュートの設定温度は、給湯温度やふろ温度だけでなく、水栓の種類やおまかせ運転、衛生面、使用量にも関係します。ここでは、設定温度を見直すときに疑問になりやすいポイントをまとめます。
給湯温度とふろ温度は別々に設定できる?
多くのエコキュートでは、給湯温度とふろ温度を別々に設定できます。給湯温度は、蛇口やシャワーで使うお湯の温度に関係します。一方で、ふろ温度は浴槽に湯はりするときの温度に関係します。そのため、給湯温度を60℃にしていても、浴槽に60℃のお湯がたまるわけではありません。
たとえば、キッチンやシャワーでは高めの給湯温度が必要でも、浴槽のお湯は40〜42℃前後にしたいというケースがあります。この場合は、給湯温度とふろ温度をそれぞれリモコンで確認し、用途に合わせて設定しましょう。
操作方法は機種によって異なりますが、台所リモコンで給湯温度、浴室リモコンでふろ温度を変更するケースが多いです。設定を変えても思った場所の温度が変わらない場合は、別の温度設定を変更している可能性があります。まずはリモコンの表示を確認し、何の温度を変更しているのかを見分けることが大切です。
サーモスタット混合水栓がある場合はどう調整すればよい?
サーモスタット混合水栓がある場合は、エコキュート側の給湯温度と水栓側の温度設定を合わせて調整します。サーモスタット混合水栓は、エコキュートから送られてきたお湯と水を混ぜて、手元で設定した温度に近づける仕組みです。そのため、エコキュート側の給湯温度が低すぎると、水栓側で温度を上げても十分に熱くならないことがあります。
シャワーを快適に使いたい場合は、エコキュートの給湯温度を50〜60℃程度に設定し、水栓側で40℃前後に調整するのが使いやすい方法です。ただし、給湯温度を高めにした場合は、出始めのお湯が熱くなる可能性があるため、必ず手で温度を確認してから使いましょう。
水栓側の表示温度と実際の湯温に差がある場合は、水栓の劣化や調整不良が関係していることもあります。給湯温度を見直してもシャワーがぬるい、温度が安定しないという場合は、エコキュートだけでなく水栓側の点検も検討してください。
おまかせ設定のまま使っても問題ない?
エコキュートのおまかせ設定は、普段の使用量に合わせて沸き上げ量を自動で調整してくれる便利な機能です。毎日の使用量が大きく変わらない家庭であれば、おまかせ設定のままでも問題なく使えることが多いです。手動で細かく設定する必要が少なく、使いすぎや沸かしすぎを抑えやすい点がメリットです。
ただし、来客がある日、家族の入浴時間が重なる日、冬場でシャワーの使用量が増える日などは、普段より多くのお湯を使います。おまかせ設定が直近の使用量をもとに判断している場合、急に使用量が増える日にはお湯が足りなくなることがあります。
おまかせ設定を使う場合でも、残湯量の表示を確認する習慣をつけると安心です。お湯を多く使う予定がある日は、早めに沸き増しを行う、湯量設定を一時的に変更するなどの対策を取りましょう。普段はおまかせ、使用量が増える日は手動で補うという使い分けがおすすめです。
お湯をたくさん使う日は温度以外に何を確認する?
お湯をたくさん使う日は、設定温度だけでなく、残湯量や沸き上げ量、沸き増し設定を確認しましょう。給湯温度を高めにしていても、タンク内のお湯が不足していれば、途中でお湯切れすることがあります。特に、家族が続けて入浴する日や、来客がある日、湯船をためたあとにシャワーも長く使う日は注意が必要です。
エコキュートは、タンクにためたお湯を使う仕組みです。そのため、使う人数や使用時間が増えれば、残湯量はどんどん減っていきます。リモコンに残湯量の表示がある場合は、入浴前に確認しておくと安心です。残湯量が少ない場合は、早めに沸き増しを行うことでお湯切れを防ぎやすくなります。
また、お湯を多く使う日は、普段より少し早めに入浴を始める、シャワーを出しっぱなしにしない、追い焚きや高温差し湯を使いすぎないなど、使い方も見直しましょう。温度設定だけでなく、湯量管理を意識することが大切です。
レジオネラ菌対策として温度設定で注意することは?
レジオネラ菌対策を考える場合、低すぎる温度設定を長く続けないことが大切です。水まわりでは、ぬるい温度帯が続くと雑菌が繁殖しやすくなる場合があります。エコキュートは日常的にお湯を使う設備のため、通常の使用で過度に心配する必要はありませんが、温度設定や使い方によっては衛生面への意識が必要です。
特に、長期間家を空けたあとや、しばらくお湯を使っていなかった場合は、使用前にしばらくお湯を流すと安心です。また、浴槽の循環口やフィルターに汚れがたまっていると、ぬめりや雑菌の原因になることがあります。温度設定だけでなく、浴槽まわりの掃除もあわせて行いましょう。
衛生面を考えると、給湯温度を必要以上に低くしすぎるのは避けた方がよいです。節約を意識する場合でも、快適に使える温度と衛生面のバランスを取りながら設定しましょう。古いエコキュートを使っている場合や、におい・ぬめりが気になる場合は、点検や清掃も検討してください。
シャワーの水圧が弱いときに温度設定は関係ある?
シャワーの水圧が弱いと感じる場合、温度設定が直接の原因とは限りません。ただし、給湯温度が低すぎると、快適な温度にするために水栓側で水を混ぜる量が少なくなり、使い心地に影響することがあります。また、ぬるいと感じてシャワーを長く使うことで、水圧の弱さがより気になりやすくなることもあります。
エコキュートは構造上、水道直圧式の給湯器と比べて水圧が弱く感じる場合があります。さらに、シャワーヘッドの目詰まり、フィルターの汚れ、止水栓の開き具合、水栓の劣化なども水圧に影響します。温度設定を変えても水圧が改善しない場合は、これらの部分も確認しましょう。
シャワーがぬるく、なおかつ水圧も弱い場合は、給湯温度を少し高めにして水栓側で調整しやすくする方法があります。それでも改善しない場合は、エコキュート本体の仕様や水栓側の不具合が関係している可能性があります。無理に設定温度だけで解決しようとせず、必要に応じて点検を検討しましょう。
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まとめ

エコキュートの設定温度は、給湯温度で50〜60℃、お風呂の温度で40〜42℃前後を目安に考えると分かりやすくなります。夏場は50℃前後でも使いやすいことがありますが、冬場は水道水が冷たく、配管でお湯が冷めやすいため、60℃前後にした方が快適に使える場合があります。
ただし、設定温度を低くしすぎると、お湯がぬるく感じたり、適温になるまで水やお湯を無駄に使ったりすることがあります。反対に、高くしすぎるとやけどのリスクや電気代への影響があるため、水栓側の温度調整や家族構成にも注意が必要です。
エコキュートの設定温度は、低ければ節約、高ければ快適と単純に決められるものではありません。給湯温度・ふろ温度・沸き上げ温度の違いを理解し、季節や使用量に合わせて調整することが大切です。ぬるさやお湯切れが続く場合は、設定温度だけでなく、残湯量、水栓、沸き上げ設定も確認しましょう。











