パソコンのファンがうるさい原因は?音の出方で変わる対処法

パソコンのファンがうるさい原因は?音の出方で変わる対処法

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パソコンのファンがうるさい原因は?音の出方で変わる対処法

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パソコンのファンが急に大きな音を立て始めると、内部に何か異常が起きているのではないかと不安になります。普段は静かに動作しているのに、突然「ゴォー」「ブーン」と強い回転音が続く場合、内部温度の上昇や高負荷処理、ホコリ詰まりなど、複数の要因が同時に発生していることもあります。

特にノートPCは構造上熱がこもりやすく、少しの負荷でもファンが全力で回転しやすい傾向があります。また、バックグラウンドで動くアプリや、気づかないうちに行われるアップデートが原因となるケースも少なくありません。ファンの急激な騒音は故障の前兆である可能性もあるため、早めに原因を把握し、適切な対処を行うことが重要です。

本記事では、原因・対処法・放置リスク・修理判断まで、初心者にもわかりやすく解説します。パソコンのファンがうるさくてお困りの方はぜひとも参考にしてみてください。

この記事で分かること
  1. 電源を入れた直後だけ大きな音がするのが正常な回り方かどうかが分かります
  2. 音の出方で、更新で収まるものとファンの交換が要るものの見分け方が分かります
  3. ファンが回りっぱなしのときに、画面のどこを見て何を押すのかが分かります
  4. 修理を頼むときにかかる費用の内訳と、実際に対応した事例が分かります

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パソコンのファンが急にうるさくなる主な原因とは?

ピンクのふせんに書かれたWHYの文字と虫めがねを写した写真で、ファンがうるさくなる原因を調べることを表している

パソコンのファンが突然うるさくなるときは、内部に熱がこもって冷却が追いついていない、もしくは負荷が急激に高まっていることが多くあります。さらに、ホコリ詰まりやファンの劣化、設定の問題など、複数の原因が絡み合う場合もあります。ここでは、特に発生しやすい原因を具体的に解説します。

ホコリ詰まりで冷却効率が低下する

パソコンの内部は、使用しているだけで細かなホコリやチリが蓄積していきます。とくに排気口・吸気口・CPUファン・ヒートシンク周辺はホコリが溜まりやすく、この部分が目詰まりすると冷却効率が大きく低下します。冷却がうまくいかなくなると内部温度が急上昇し、それを冷まそうとしてファンが全力で回転し続け、「急にうるさくなった」という状態が発生します。

ホコリ詰まりは放置すると熱暴走につながり、パフォーマンス低下や突然のシャットダウン、最悪の場合はパーツ故障の原因にもなります。外側から目視できるホコリは掃除できますが、内部に入り込んだホコリは分解しないと取り除けないことが多く、定期的な清掃が必要です。

CPU・GPUの温度上昇でファンが高速回転する

CPUやGPUは、動画編集・ゲーム・3D処理・AI処理などの負荷が高い作業を行うとすぐに温度が上昇します。温度が高まるとファンは自動的に高速回転し始め、通常より大きい騒音を発することがあります。これは正常な動作ですが、負荷が軽い作業しかしていないのに温度が上昇する場合は注意が必要です。

バックグラウンドで重いアプリが動いていたり、ホコリ詰まりや通気不足によって冷却効率が落ちている可能性があります。高温状態を放置すると性能低下だけでなく、熱暴走やパーツの劣化を早める原因にもなるため、温度の確認と原因の切り分けが重要です。

高負荷アプリの影響で内部温度が上がる

PCで多くのアプリを同時に開いている、ブラウザのタブを大量に開きっぱなしにしている、動画編集ソフトやゲームを起動しているなど、高負荷アプリはPCの内部温度を一気に上昇させます。特にGoogle ChromeやEdgeなどのブラウザはタブ数が多いほど負荷が大きくなり、知らぬ間にCPU使用率が高まることがあります。

さらに、拡張機能や自動再生の広告が負荷を押し上げることも。内部温度が上がるとファンは強制的に回転数を上げるため、「急にファンがうるさい」と感じる原因となります。タスクマネージャーでどのアプリが負荷をかけているかを確認し、不要なアプリは終了させることが効果的です。

バックグラウンド処理がCPU負荷を上げている

PCは裏側で多くの自動処理を行っています。代表的なものにWindows Update、ウイルススキャン、クラウド同期(OneDrive・Google Drive など)、ソフトのアップデートがあります。これらはユーザーが気づかないタイミングで動作し、CPU負荷を急激に上げる場合があります。とくにWindows Updateは大型更新直後にファンが異常に回ることがよくあります。

また、ウイルス対策ソフトがバックグラウンドでフルスキャンを行うと、負荷が一時的に跳ね上がります。このようなバックグラウンド処理は一時的なものが多いですが、頻繁に起こる場合は設定見直しや不要アプリの停止を検討する必要があります。

ウイルスやマルウェアが負荷を上げている

ウイルスやマルウェアに感染すると、ユーザーが操作していなくてもCPU負荷が異常に高まり、ファンが高速回転することがあります。特に暗号通貨マイニング系のマルウェアはCPUやGPUを占有し、PCを異常発熱状態に追い込みます。

また、不正プログラムがバックグラウンドで勝手に通信を行うことでネットワーク負荷も高まり、全体的な動作が遅くなるケースもあります。ウイルス感染は気づきにくく、突然ファンが激しく回り出す場合は疑うべき要因の一つです。セキュリティソフトでスキャンを行い、脅威が検出されたら早急に対処しましょう。

ファンの劣化や故障で異音が発生している

ファンは回転部品のため、経年劣化は避けられません。軸部分のベアリングが摩耗すると、「カラカラ」「キーキー」などの異音が出ることがあります。また、物理的にファンブレードが歪んでいたり、異物が接触している場合にも大きな音が発生します。

新品のときは静かだったPCが、使い続けるうちに徐々にファン音が大きくなるのは、劣化によるものがほとんどです。ファンが正常な回転を維持できなくなると冷却能力が低下し、温度上昇→さらに高速回転→さらなる劣化という悪循環に陥ります。異音が続く場合は早めの交換が必要です。

設置環境の悪さで熱がこもっている

パソコンの周囲環境が悪いと、どれだけファンが頑張っても冷却が追いつきません。特にノートPCを布団・ソファ・カーペットの上で使うと排気口が塞がれ、内部に熱がこもりやすくなります。

また、デスクトップPCでも壁に密着している、狭い棚に押し込んでいる、周囲の温度が高いなどの環境では放熱が不十分になります。夏場は室温が上がることでファンが常にフル回転するケースも珍しくありません。設置環境を見直すだけで、ファンの騒音が大きく改善することがあります。

電源設定やBIOS設定が原因で回転数が上がる

Windowsの電源設定が「高パフォーマンス」モードになっている場合、CPUが常に高い性能を維持しようとするため、温度が上がりやすく、ファンも頻繁に高速回転します。逆に、BIOS設定でファン制御が適切に行われていない場合も、必要以上にファンが回り続けることがあります。

また、ファームウェアの不具合によってファン回転数が正常に制御されず、常に強風状態になるケースもあります。設定を見直すことで改善することが多いため、作業内容に合わせた適切な電源モードの選択が重要です。


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いま聞こえているパソコンのファンの音はどれに当たるのか

ファンの音が気になったときは、音の出方をいくつかに分けて考えると、次にすることが決めやすくなります。パソコンのファンは内部を冷やすために回るものなので、音が大きいこと自体がすぐに故障を意味するわけではありません。一方で、今までしなかった音が混じっている場合は、ファンそのものに原因があることもあります。メーカーの案内でも、排気口まわりの清掃を行っても、ファンの故障やそのほかの機械的な要因がある場合には症状が改善しないことがあるとされています。ここでは、いま聞こえている音がどの出方に当たるのかを順に見ていきます。

電源を入れた直後だけファンの音が大きくすぐに収まる

電源ボタンを押した直後だけ大きな音がして、しばらくすると静かになる場合は、正常な回り方の範囲です。メーカーの案内でも、電源を最初に入れたときにファンが5秒から20秒ほど大きな音で回転するのは正常とされています。起動の直後は、パソコンが各部品の状態を確かめながら立ち上がるため、冷却のファンも一度強く回ります。

判断の目安になるのは、その音が続くかどうかです。デスクトップの画面が表示されて操作できるようになったあと、ファンの音が落ち着くのであれば、そのまま使って差し支えありません。逆に、起動してから何分経っても同じ強さで回り続けている場合は、次の出方に当てはまるかどうかを見ていきます。

音が収まるかどうかを確かめるときは、起動してすぐに重いアプリを立ち上げないでください。動画の再生や写真の編集を始めると、その負荷でファンがまた強く回るため、起動時の音なのか作業の負荷による音なのかが分からなくなります。

ファンの音が気になるときに、どの出方に当たるかを2段階に分けた図。1段目は、電源を入れた直後だけの場合は正常な回り方、使っているあいだ続く場合は音の出方を聞き分ける。2段目は、速く回り続ける場合はドライバやBIOSの更新を見る、今までしなかった音の場合はファンの交換が要ることがある。 ファンの音がどの出方に当たるかの見方 音の出方で、次に見るところが変わります ファンの音が気になる 電源を入れた直後だけ 使っているあいだ続く 正常な回り方 音の出方を聞き分ける 速く回り続ける 今までしなかった音 ドライバやBIOSの更新を見る ファンの交換が要ることがある

ファンが高速で回り続けたり音が大きくなったり小さくなったりする

使っているあいだずっと速く回り続けている、あるいは音が大きくなったり小さくなったりを繰り返す場合は、パソコンの中で動いているソフトウェアの側に原因があることがあります。メーカーの案内では、この出方のときはBIOSやグラフィックスのドライバーが古くなっている可能性があるとされています。BIOSはパソコンが起動するときに最初に動く基本のプログラムで、ファンの回し方もここで決められています。

そのため、この出方のときにまず見たいのは、部品ではなく更新の状態です。Windows Updateを実行して、お使いのパソコンに向けた更新が残っていないかを確かめてください。グラフィックスのドライバーは、この更新で新しいものに入れ替わることがあり、そのあとファンの回り方が落ち着く場合があります。BIOSの更新は、パソコンのメーカーが配布しているものを使います。

もうひとつ、負荷そのものを減らすという道もあります。メーカーの案内では、CPUの使用率が3%から4%と低い状態が続く場合でも、ファンが速く回ることがあるとされています。使用率の数字が低いからといって、負荷が関係していないとは言い切れないということです。画面で何を見て何を押すのかは、あとの章で順に説明します。

今までしなかった異常音や奇妙な音がファンから聞こえる

これまで聞いたことのない音や、明らかにいつもと違う音が混じっている場合は、ファンそのものに原因があることがあります。メーカーの案内でも、ファンから異常音や奇妙な音がして、それが解決しない場合はファンの交換が必要になる可能性があるとされています。音の大きさではなく、音の質が変わったかどうかが分かれ目です。

見分けるときは、いつから鳴り始めたのか、決まった場面で鳴るのか、ずっと鳴っているのかを思い出してみてください。ある日を境に急に混じり始めた音は、負荷や設定の問題では説明がつきにくく、部品の側を疑うことになります。同じ音でも、人によって聞こえ方や言い表し方は変わります。音を表す言葉だけで原因を決めず、いつから鳴り始めたのかと合わせて見てください。

この出方のときは、外側の清掃や設定の見直しで収まらないことがあります。メーカーの案内でも、排気口まわりの清掃を行っても、ファンの故障やそのほかの機械的な要因がある場合には症状が改善しないことがあるとされています。外側でできることを試しても音が変わらないのであれば、無理に使い続けず、診断を受けることをおすすめします。パソコンを開けての作業は感電やけがの危険があるため、ご自身では行わないでください。

ファンの排気口ではなくハードディスクから音がしている

音がしているのがファンとは限りません。メーカーの案内では、パソコンの異音は音の発生する場所によって原因も対処も変わるとされていて、冷却ファンの排気口から出る音と、ハードディスクから出る音は別のものとして扱われています。

ハードディスクは、データを読み書きするときに中の円盤が高速で回り、読み取る部分が動くため、機械の音がすること自体は故障ではありません。ただし、メーカーの案内では、ハードディスクのアクセスランプがつくたびに異音がする場合は、ハードディスク自体に問題があることが考えられるとされていて、点検に出して新しいものと交換することがすすめられています。

アクセスランプは、パソコンがデータを読み書きしているあいだに点いたり点滅したりする表示です。音がしたタイミングでこのランプが動いているかどうかを見ると、ファンの音なのかハードディスクの音なのかを切り分けられます。ハードディスクが疑われる場合は、中のデータが読めなくなる前に、大切なファイルを別の場所へ移しておいてください。


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買ったばかりのパソコンでファンがうるさいのは初期不良なのか

青い壁を背に置かれた丸い時計と、WHENの文字が入った4つの積み木を写した写真で、いつからファンの音が出ているかを考えることを表している

買ったばかりのパソコンでファンの音が気になると、初期不良ではないかと心配になります。届いたばかりの時期は、初期設定や更新の適用が重なって負荷が高くなりやすく、そのぶんファンも強く回ります。一方で、届いてすぐから今までにない音が混じっている場合は、保証の窓口に相談したほうがよいこともあります。ここでは、初期不良ではないと考えられる場合と、疑ったほうがよい場合に分けて見ていきます。

負荷の高い作業をしているあいだはファンが大きく回る

メーカーの案内では、複数のアプリケーションを同時に開いているときや、動きの激しいグラフィックのゲームをしているときには、さらに熱が発生するとされています。熱が出れば、それを外へ逃がすためにファンが強く回ります。これは新しいパソコンでも古いパソコンでも同じで、買ったばかりかどうかとは関係がありません。

買ってすぐの時期は、この負荷が重なりやすい時期でもあります。使うソフトを入れる、写真や書類を移す、更新を当てるといった作業が続くと、そのあいだはファンが回り続けます。ひととおりの準備が終わり、ふだんの使い方に戻ってからも同じ音が続くかどうかを見てください。

メーカーの案内では、ゲームをしているあいだにパソコンが通常より熱くなった場合は、ゲームの解像度とグラフィックスの設定を下げるという方法も挙げられています。負荷を下げれば熱も減り、ファンの回り方も落ち着きます。

グラフィックスドライバやBIOSが古いままだとファンが速く回ることがある

新しく買ったパソコンでも、出荷された時点のBIOSやドライバーが入ったままになっていることがあります。メーカーの案内では、ファンが速く回り続けたり音が大きくなったり小さくなったりする場合、グラフィックスのドライバーやBIOSが古くなっている可能性があるとされています。買ったばかりだから新しいとは限らない、ということです。

まずはWindows Updateを実行して、お使いのパソコンに向けた更新が残っていないかを確かめてください。グラフィックスのドライバーは、この更新で新しいものに入れ替わることがあります。BIOSの更新は、パソコンのメーカーが自社のサポートページで配っているものを使います。

更新を当てたあとは、しばらくふだんどおりに使って、ファンの回り方が変わるかを見てください。変わらない場合は、次の項目に当てはまるかどうかを確かめます。

届いてすぐから異常音がするときは購入先やメーカーの保証窓口に相談する

届いた直後から、今までにない音や明らかに機械が擦れるような音が混じっている場合は、負荷や更新では説明がつきません。メーカーの案内でも、異常音や奇妙な音がして解決しない場合はファンの交換が必要になる可能性があるとされています。

買ってから日が浅いパソコンには、購入したお店やメーカーの保証が付いていることがあります。保証の期間内であれば、修理や交換を無償で受けられる場合があるため、まずは購入先とメーカーの窓口に相談してください。保証書や購入時のメールに、受付の連絡先と期間が書かれています。

保証が使えるかどうかは、購入した時期や保証の内容によって変わります。判断がつかない場合でも、音が出ている状態で使い続けると内部の部品に負担がかかるため、そのまま様子を見続けることはおすすめできません。

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パソコンのファンがうるさいのを放置するとどうなる?

無関心と書かれた吹き出しを頭の上に浮かべた木の人形を写した写真で、ファンの音を放置することを表している

パソコンのファンがうるさい状態を放置すると、内部に熱がこもり続け、さまざまなトラブルを引き起こす原因になります。ファンの騒音は単なる不快な音だけでなく、内部温度の高さや部品の異常を知らせる重要なサインです。そのまま使い続けるとパーツの劣化を加速させ、最悪の場合、突然の故障やデータ損失につながることもあります。安全に利用するためにも、放置するとどのようなリスクがあるのか理解しておきましょう。

内部の過熱が進みパーツ故障のリスクが高まる

ファンがうるさいまま使用を続けると、内部の熱が十分に排出されず、パーツ全体が高温状態にさらされます。電子機器は熱に弱く、温度が高いほど劣化が早まる特性があります。特にCPU・GPU・マザーボード・電源ユニットは高温によるダメージを受けやすく、長時間の過熱は寿命を大きく縮めます。

さらに、熱ストレスが積み重なると基板のはんだ部分が剥離したり、電子部品が破損したりすることがあります。パソコンは一定温度を超えると自動的にファンを最大回転させて温度を下げようとしますが、冷却が追いつかない状態が続くと、結果的に機器全体の故障率が大きく上昇します。ファンの異常音は、こうした過熱のサインであることが多いため、放置せず早めの対策が必要です。

熱暴走でフリーズや強制シャットダウンが起きやすくなる

内部温度が高まり続けると、PCは安全のために動作を停止しようとします。これが「熱暴走」と呼ばれる現象で、フリーズや突然のシャットダウンが頻発するようになります。熱暴走は一時的に再起動すれば使える場合もありますが、根本的な冷却不足が解消されない限り、同じ症状を繰り返します。

また、作業中に強制シャットダウンが起きるとデータが破損したり、保存していない作業内容が失われたりするリスクもあります。さらに、頻繁な熱暴走はストレージやメモリにも負荷をかけ、他のパーツの寿命を縮める原因にもなります。ファンの騒音が続いていると感じたら、熱暴走につながるサインと捉えて早急な対処が必要です。

HDD・SSDの劣化が進みデータ損失の危険がある

HDDやSSDなどの記憶媒体は熱に弱く、内部温度が高い状態が続くと劣化が急速に進行します。HDDの場合、回転ディスクやアーム部分が熱で膨張し、読み書きに支障が出ることがあります。また、高温環境はヘッドクラッシュなどの重大トラブルを誘発する原因にもなります。

一方、SSDは機械式部品がないものの、メモリセルが熱影響を受けると書き込み寿命が短くなり、データ保持能力が低下します。これらのストレージの劣化は、データの読み込みエラーや突然のデータ消失といった深刻な問題を引き起こすため、ファンの異常音を放置することは大きなリスクを伴います。

高温状態が続くことでパソコン全体の寿命が縮む

PC内部のパーツは適切な温度で動作するよう設計されていますが、常に高温状態で使い続けると劣化スピードが一気に早まります。基板の電子部品は熱によって抵抗値が変化し、はんだ付け部分は熱膨張と収縮を繰り返すことで微細な亀裂が生じます。このような熱疲労は長期的に見れば故障率を大きく高め、パソコン全体の寿命を縮める原因となります。

また、内部温度の高さは動作の安定性にも影響し、処理速度の低下や突然のエラー発生にもつながります。ファンの騒音が続く状態は、この「高温が常態化している」サインである可能性が高く、長くPCを使うためにも早めの対応が重要です。

最悪の場合は発煙や火災につながる恐れがある

極端な高温状態が続くと、内部の電子部品が焼損し、発煙や焦げ臭い匂いが発生することがあります。これは非常に危険な状態で、電源ユニットや基板に重大なトラブルが起こっている可能性があります。電解コンデンサが破裂したり、発熱した部品が近くのケーブルを溶かすなど、火災につながるケースも報告されています。

ファンの異常音は「冷却が追いついていない」という明確なサインであり、これを無視することは安全面でも大きなリスクを伴います。もし焦げ臭い匂いや煙のような症状が見られたら、ただちに電源を切り、使用を中止し、専門業者へ相談することが不可欠です。

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パソコンのファンがうるさいときに自分でできる対処法

対処法の3文字を色の違うふせんに1字ずつ書いて並べた写真で、自分でできる対処法を表している

パソコンのファンが急にうるさくなった場合でも、多くのケースは自分で簡単に対処できます。特別な知識がなくてもできる方法が多く、原因が軽度であればすぐに静音化できることも珍しくありません。ここでは、初心者でも実践しやすい手順に絞り、ファン音の原因を解消したり、負荷を軽減したりする方法を紹介します。日常的な予防にも役立つ内容なので、まずは以下の対処法から試してみましょう。

不要なアプリを閉じてCPU負荷を減らす

パソコンのファンがうるさくなる最も一般的な理由のひとつが、CPUに負荷がかかりすぎている状態です。複数のアプリを同時に開いていたり、ブラウザで多くのタブを開いていたりすると、CPU使用率が急上昇し、冷却のためにファンが高速回転を始めます。まずはタスクマネージャーを開き、どのアプリが負荷をかけているか確認しましょう。

不要なソフトや一時的に使っていないアプリを終了するだけで、ファンの回転数がすぐに落ち着くことがあります。また、ブラウザの拡張機能が負荷の原因になっているケースも少なくありません。普段使わない拡張機能は無効化しておくと、PC全体の動作が軽くなるためおすすめです。

排気口やファン周りのホコリを掃除する

排気口や吸気口にホコリが詰まると、冷却性能が著しく低下し、ファンが大きな音を出しながら回転するようになります。外側に積もったホコリは、エアダスターや柔らかいブラシを使って軽く掃き取るだけでも効果があります。ノートPCの場合は底面の通気口が塞がりやすいため、使用環境によっては頻繁に掃除が必要です。

ホコリを取り除くことで空気の流れが改善し、ファンが無理に回転する必要がなくなります。ただし、内部のホコリを完全に取り除くには分解が必要ですが、慣れていない方は無理に分解しない方が安全です。外側の簡単な清掃だけでも状況が改善することが多いため、まずは表面のホコリ除去から始めてみましょう。

電源設定を省電力寄りに変更する

Windowsの電源設定が「高パフォーマンス」モードになっていると、CPUが常に高い性能を維持しようとし、結果的に温度が上がりやすくなります。この状態では軽い作業でもファンが頻繁に回り、騒音が発生しやすくなります。そこで、電源設定を「バランス」または「省電力」に変更することで、CPUの動作を用途に合わせて調整でき、発熱を抑えることができます。

設定方法は簡単で、電源オプションから変更可能です。特にノートPCでは、電源設定の見直しだけでファン音が大幅に軽減されることもあります。作業内容に応じて適切な電源モードを選ぶことで、普段使いにおける静音性を確保できます。

PCの設置環境を見直して放熱しやすくする

PC周囲の環境が悪いと、内部温度が下がらず、いくらファンが回っても冷却が追いつかない状態になります。例えばデスクトップPCを壁に密着させて置いている場合、排気がうまく流れず熱がこもります。ノートPCでも、布団やソファなど柔らかい素材の上で使用すると通気口が塞がれ、温度が急上昇する原因になります。

正しい設置環境は、PCの両側に空間を確保し、排気口が塞がれないようにすることです。さらに、室温が高いと冷却効果が落ちるため、夏場はエアコンを併用するなど室温管理も重要です。設置環境を改善するだけでファン音が劇的に静かになるケースは非常に多く、簡単に実践できる効果的な対策です。

ノートPCは冷却台やスタンドで放熱を促す

ノートPCは構造上、熱がこもりやすく、負荷がかかるとすぐにファンが全力で回転します。そこで効果的なのが、冷却台やスタンドを利用してPC底面に空気を通し、放熱を促進する方法です。冷却台にはUSB給電式のファン付きモデルもあり、内部温度を下げる効果が高いです。

また、スタンドを使って角度をつけるだけでも通気性が大きく改善され、ファンが静かになるケースは多くあります。特に長時間作業する場合や、動画編集・ゲームなど負荷の高い作業を行う際に効果的です。ノートPCの熱対策としては手軽かつ即効性があり、多くのユーザーにおすすめできる方法です。

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ファンが回りっぱなしのときにパソコンの画面で何をすればよいのか

ファンが止まらずに回り続けているときは、パソコンの中で何かが動き続けていることがあります。メーカーの案内でも、壊れたソフトウェアやマルウェアなど複数の処理がCPUに過剰な負荷をかけると、余分な熱を逃がすためにファンが動き続けるとされています。ここでは、画面のどこを見て何を押すのかを順に説明します。はじめの3つはタスクマネージャーという画面の中で進み、最後の1つは「設定」の画面に移ります。道具は要りません。

タスクマネージャーを開いてCPUの使用率が高いアプリを見つける

タスクマネージャーは、いまパソコンの中で動いているものを一覧で見られる画面です。この記事では、2通りの開き方を説明します。キーボードで開く場合は、「Ctrl」キーを押したまま「Shift」キーも押し、その状態で「Esc」キーを押します。マウスだけで開く場合は、「スタート」を右クリックして、出てきた一覧から「タスクマネージャー」を選びます。

開いたら「プロセス」のタブを開きます。一覧の上に「CPU」という見出しが並んでいるので、その文字をクリックしてください。使用率の高い順に並び替わり、どのアプリがいちばん負荷をかけているのかが分かります。

ここで注意したいのは、数字が小さいからといって負荷が無関係とは限らないことです。メーカーの案内では、使用率が3%から4%と低い状態が続く場合でも、ファンが速く回ることがあるとされています。数字の大小だけで決めず、心当たりのないものが動き続けていないかも見てください。

日本語配列のキーボードの絵で、タスクマネージャーを開くときに押すキーの場所を示した図。左下のCtrlキーを押したまま、その上のShiftキーも押し、左上のEscキーを押す。 タスクマネージャーを開くときに同時に押すキー Esc 3 F1 F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 F10 F11 F12 Del 半/全 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 – ^ BS Tab Q W E R T Y U I O P @ [ Caps A S D F G H J K L ; : ] Shift 2 Z X C V B N M , . / Shift Ctrl 1 Fn Win Alt 無変換 空白 変換 かな Alt Ctrl 1 「Ctrl」キーを押したままにする 2 押したまま「Shift」キーも押す 3 そのまま「Esc」キーを押す

使っていないアプリを終了してファンの回り方が変わるかを見る

ここで行うのは、負荷を一度下げて、それでファンの音が変わるかどうかを見ることです。使用率の高いものが分かったら、そのなかで使っていないアプリを終了します。一覧の中の名前を右クリックして、出てきた一覧から「タスクの終了」を選んでください。

終了させるのは、自分で開いた覚えのあるアプリだけにしてください。名前に「Windows」や「サービス」と付いているものは、パソコンを動かすために必要な処理が含まれていることがあります。分からないものは残しておいて差し支えありません。

終了したら、そのまま1分ほど様子を見ます。ファンの音が小さくなるようであれば、そのアプリが原因だったことになります。音が変わらない場合は、別のところに原因があるので、次の項目に進んでください。この「終了して、音が変わるかを見る」という確かめ方が、原因を絞り込むうえで役に立ちます。

パソコンの起動と同時に動き出すアプリを無効にする

電源を入れるたびに毎回ファンが強く回る場合は、起動と同時に動き出すアプリが多すぎることがあります。メーカーの案内でも、起動時に実行されるアプリは起動を遅くし、裏側で動く量を増やすとされていて、自動的に起動する必要のないものを無効にする方法が案内されています。

タスクマネージャーを開いたまま、左側のメニューから「スタートアップ アプリ」を選んでください。パソコンを起動したときに一緒に動き出すものが一覧で表示されます。この中から、起動と同時に動かなくてよいアプリを右クリックして、「無効化」を選びます。

ここで無効にしても、アプリそのものが消えるわけではありません。使いたいときに自分で開けば、これまでどおり使えます。効くのは次にパソコンを起動したときからなので、その日のうちに音が変わらなくても、翌日にもう一度確かめてください。

電源モードを変えてCPUの働き方を抑える

ここからは「設定」の画面に移ります。以下の道順は、Windows 11 の画面で説明します。電源モードは、パソコンの性能を優先するか、消費電力を抑えるかを選ぶ仕組みです。性能を優先する設定になっていると、そのぶん熱が出やすく、ファンも回りやすくなります。

道順は、「スタート」から「設定」を開き、「システム」を選び、「電源とバッテリー」を選んで、その中の「電源モード」を開きます。選べるのは「最高の電力効率」「バランス」「最適なパフォーマンス」です。ファンの音を抑えたい場合は、「バランス」か「最高の電力効率」を選んでください。タスクバーのバッテリーのアイコンからも、同じ設定を変えられます。

電源モードを変えるときの画面の道順を、設定の画面の絵で示した図。設定の左の一覧からシステムを選び、出てきた一覧から電源とバッテリーを選ぶと、電源モードで最高の電力効率とバランスと最適なパフォーマンスから選べる。 電源モードを変えるときに押すところ 「設定」を開いたあとの道順です 設定 システム 1 Bluetoothとデバイス ネットワークとインターネット 個人用設定 「システム」を選ぶと出る一覧 ディスプレイ サウンド 電源とバッテリー 2 ストレージ ① 「スタート」から「設定」を開き、左の一覧の「システム」をクリックします ② 出てきた一覧から「電源とバッテリー」をクリックします ③ 「電源モード」を開き、「最高の電力効率」「バランス」「最適なパフォーマンス」から選びます タスクバーのバッテリーのアイコンからも、同じ電源モードを変えられます

メーカーの案内では、「最適なパフォーマンス」を選ぶと消費電力が増え、ノートパソコンではバッテリーの減りが速くなり、本体が暖かい状態になる可能性があるとされています。動画の書き出しなど性能が要る作業のときだけこの設定にして、ふだんは戻しておくという使い方もできます。

電源モードを変えても、重い作業をしているあいだはファンが回ります。設定を変えたあとは、いつもの使い方でしばらく様子を見て、ファンの回り方が変わるかを確かめてください。それでも変わらないときは、ここまでの手順では負荷が減らせていないか、外側の通気口がふさがっている可能性があります。その場合は、排気口や吸気口のまわり、置いている場所の見直しに戻ってください。


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対処法を試しても改善しないときは?

水色と黄色のふせんに書かれた2つのはてなマークを虫めがねで見ている写真で、対処しても直らないときの判断を表している

ファンの掃除や負荷軽減、設置環境の改善など、基本的な対処法を試しても騒音が続く場合は、内部のパーツ劣化や故障など、より深い原因が隠れている可能性があります。放置すると過熱やトラブルの悪化につながるため、早めに次のステップへ進むことが重要です。ここでは、修理検討・交換判断・買い替えの目安・バックアップの重要性など、個人で対処できない段階に進んだ場合の判断ポイントを解説します。

改善しない場合は修理を検討する

基本的な対処を行ってもファンの騒音が改善しない場合、内部パーツに問題が生じている可能性があります。特にファンの軸やベアリングが摩耗していると、清掃では改善できず、異音や回転不良が続きます。また、CPUやGPUの熱伝導部分(グリスの劣化やヒートシンクの密着不良)が原因となるケースもあり、これらは専門的な分解整備が必要です。

放置するとパーツの損傷が進むだけでなく、突然の停止やデータ損失など深刻なトラブルにつながる可能性があります。自分で分解に不安がある場合や、動作異常を感じる場合は、早めに修理業者へ相談するのが最も安全で確実な方法です。

ファン故障時は交換が必要になる

ファン自体が故障している場合、清掃や設定見直しでは改善しません。ファンが回らない・異常な回転音が続く・回転速度が安定しないなどの症状は、物理的な劣化や電子制御部分の故障が原因であることが多いです。特に長期間使用したPCでは軸受けの摩耗が起こりやすく、修理よりもファン交換の方が効果的かつ安全な対処になります。

ファンの交換はモデルによって難易度が大きく異なり、ノートPCは分解が複雑であるため、慣れていない方が無理に行うのは危険です。適切な部品選びや安全な作業のためにも、専門業者に依頼することが確実で、長期的に見てもパフォーマンスの維持につながります。

劣化が激しい場合は買い替えも検討する

PC全体が古くなっている場合、ファン以外のパーツも劣化している可能性が高く、ファン交換だけでは根本的な解決につながらないことがあります。特に5年以上使用しているPCや、動作が全体的に遅く、頻繁に高温になる個体は、マザーボードや電源ユニットなど他のパーツも寿命に近づいているケースが多いです。

こうした状態でファン異常が発生している場合、修理費をかけるより新しいPCへの買い替えの方がコストパフォーマンスに優れることもあります。また、最新のPCは静音性や冷却能力が大幅に向上しているため、今後快適に使い続けるための選択肢として買い替えも検討する価値があります。

万一に備えてデータをバックアップする

ファンの異常が続く状態は、内部に熱がこもっているサインであり、HDDやSSDなどのストレージにもダメージが蓄積されている可能性があります。突然のシャットダウンや故障により、大切なデータが失われるリスクは決して小さくありません。そのため、異常が続くと感じた段階でバックアップを取っておくことが非常に重要です。

外付けHDDやクラウドストレージを利用すれば、簡単に大切なファイルを保護できます。また、修理や買い替えを検討する際にも、事前にバックアップがあることで安心して作業を進められます。予期せぬトラブルに備えて、早めのデータ保護を徹底しましょう。

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パソコンのファンがうるさいときにやってはいけないこと

黄色の背景に白い手のオブジェが持つNG!と書かれた札を写した写真で、やってはいけないことを表している

ファンの音を静かにしようとして行った操作が、かえって状態を悪くすることがあります。ここで挙げるのは、メーカーの案内で注意や警告として書かれているものです。どれも、うまくいかなかったときの損害が大きいものばかりなので、音が気になっていても手を出さないでください。

自分でふたを開けてファンを交換しようとしない

メーカーの案内では、火災や感電の恐れがあるため、電源の中にあるファンを交換しようとしないよう警告されています。電源の部分には電気を溜めておく部品が入っていて、コンセントを抜いたあともしばらく電気が残っていることがあります。ここに触れると、感電やショートにつながります。

ファンの交換は、どの部品が原因かを見極めたうえで、合う部品を選んで取り付ける作業です。取り付ける向きや配線のつなぎ方を間違えると、冷やす働きそのものが失われ、かえって熱がこもります。ノートパソコンの場合は、ふたを開ける工程だけでも部品を傷めやすく、慣れていない方が行うと、もとの症状より重い故障になることがあります。

音の原因がファンにありそうだと感じた場合でも、ご自身で開けずに、診断を受けたうえで交換するかどうかを決めてください。

ファンが正常に回っていないまま使い続けない

メーカーの案内では、ファンが正常に動作していないときはパソコンの使用を続けないよう注意されています。常に高温にさらされると、時間が経つにつれて内部の重要な部品が損傷する恐れがあるためです。音がうるさいだけだから、と使い続けているあいだに、直せるはずだったものが直せなくなることがあります。

とくに注意が要るのが、CPUを冷やすためのファンです。メーカーの案内では、このファンが停止するとCPUはすぐに過熱し、修理できない状態にまで損傷する可能性があるとされています。回っていないのか、弱く回っているのかは音だけでは分かりにくいため、いつもと違うと感じたら使うのを止めてください。

作業の途中でどうしても使い続けたい場合でも、保存だけを済ませて電源を切り、そのあとで相談することをおすすめします。焦げたようなにおいや煙が出ている場合は、すぐに電源を切って使用を中止してください。

掃除機やエアダスターの先を羽根に当てない

外側のホコリを取ること自体は、メーカーの案内でも対処のひとつとして挙げられています。ただし、同じ案内の中で、掃除機を使う場合は思わぬ接触でパソコン本体やファンを傷つけないよう慎重に行うことと書かれています。吸い込み口や吹き出し口を強く押し当てると、羽根が曲がったり、軸に負担がかかったりします。

もうひとつ気をつけたいのが静電気です。メーカーの案内では、パソコンを掃除する際は静電気に十分注意すること、静電気がパソコン故障の原因となる可能性があることが書かれています。事前に手を洗う、少し湿った布で拭き取る、パソコン以外の金属に触れて体に溜まった電気を逃がすといった方法が挙げられていて、静電気が発生しやすい服装は避けるようにとも書かれています。

掃除をするのは、排気口や吸気口とその周辺までにとどめてください。それでも音が変わらない場合は、外側では届かないところに原因があります。

メーカー以外のサイトからドライバを入れない

ファンの回り方を直すために、ドライバーを新しくするのは有効な方法です。ただし、入手先には注意が必要です。メーカーの案内では、他社のウェブサイトからドライバーをインストールすると、そのドライバーが別の問題を引き起こす可能性があるため、すすめられないと書かれています。

ドライバーは、Windows Updateから受け取るか、パソコンのメーカーが自社のサポートページで配っているものを使ってください。検索して上のほうに出てきたサイトや、ドライバーをまとめて更新すると書かれたソフトは、中身が確かめられません。入れたあとに画面が映らなくなる、音が出なくなるといったトラブルが起きると、元に戻す作業が別に必要になります。

新しくしたあとに調子が悪くなった場合は、更新の履歴から前の状態に戻せることがあります。戻し方が分からない場合は、無理に操作を重ねずに相談してください。

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パソコンのファンがうるさくなるのを防ぐ予防法

黒い木のブロックに白い文字で書かれた対策の2文字と、ガラスの器に入った緑の葉を写した写真で、ファンの音を防ぐ予防を表している

パソコンのファンがうるさくなる症状は、適切な予防を行うことで大幅に減らすことができます。特にホコリの蓄積や熱のこもりやすい設置環境は、日頃の習慣を少し変えるだけで改善することが多い要因です。さらに、発熱を抑える設定や冷却を助けるグッズを活用することで、ファンへの負荷を軽減し、静かな動作を維持しやすくなります。ここでは、初心者でも簡単に実践できる効果的な予防策を紹介します。

定期的に排気口と通気口のホコリを掃除する

パソコンのファンがうるさくなる大きな原因のひとつが、排気口や通気口に溜まったホコリによる冷却性能の低下です。ホコリは目に見えない細かい粒子も多く、PCの周りに置いている物や部屋の環境によって蓄積速度が変わります。特にノートPCは底面の吸気口が塞がれやすく、ホコリが溜まると内部に熱がこもりやすくなります。

掃除方法としては、エアダスターで外側から軽く吹き飛ばすだけでも効果がありますが、吸気・排気の通り道を定期的に確認することも大切です。ホコリを放置するとファンが過剰に回転し続け、負荷がかかった状態が続いてしまいます。月に1度程度でも定期的に清掃することで、ファンの負担を大きく減らすことができます。

通気性の良い設置環境を整える

パソコンは周囲の空気を取り込みながら内部を冷却しているため、設置環境によって温度が大きく変わります。壁に密着させて置く、狭い棚に押し込む、布団やソファの上で使用するなど、通気性の悪い環境では熱がこもりやすく、ファンの稼働が増えて騒音の原因となります。特に夏場は室温そのものが高くなるため、適切な放熱環境を整えることが必須です。

デスクトップPCの場合は、背面と側面に空間を確保するだけでも空気の流れが改善されます。ノートPCは机の上で使用し、底面の排気口が塞がれないように工夫しましょう。設置環境の見直しは、最も簡単で効果的な予防策のひとつです。

冷却台やスタンドで放熱をサポートする

ノートPCは内部スペースが狭いため熱がこもりやすく、負荷がかかるとすぐにファンが全力で回転します。そのため、冷却台やスタンドを活用して放熱をサポートすることは非常に効果的です。冷却台は底面に空気を送り込むファンが付いているものが多く、内部温度を数度下げるだけでもファンの回転数が大幅に下がることがあります。

また、簡易的なスタンドで角度を付けるだけでも、底面に空気が通りやすくなり、熱がこもりにくくなります。長時間の作業や高負荷作業を行うユーザーは、冷却グッズを常備しておくことで、パソコンの静音性と寿命を守ることにもつながります。

電源設定を見直して発熱を抑える

WindowsやMacの電源設定は、動作の滑らかさだけでなく発熱量にも大きく影響します。高パフォーマンスモードではCPUが常に高いクロックで動作し、必要以上に温度が上昇してしまいます。これにより、ファンが頻繁に高速回転し、騒音が発生する原因になります。

普段の作業がブラウジングや文書作成など軽いものであれば、「バランス」や「省電力」モードに切り替えるだけで発熱を抑えられます。また、バッテリー使用時の動作モードを調整することも効果的です。電源設定を正しく調整することで、無駄な発熱を抑え、ファンへの負担を軽減できます。

定期的なメンテナンス習慣をつける

パソコンを長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。ホコリ掃除だけでなく、温度チェックツールで定期的にCPU・GPUの温度を確認することで、異常の早期発見につながります。また、ファンが劣化し始めた段階で気づくことができれば、トラブルが大きくなる前に対処できます。

高負荷作業を頻繁に行う場合は、冷却グリスの塗り直しなども効果的ですが、初心者には難しいため業者への相談も検討しましょう。日常的にPCの状態を把握する習慣があれば、突然のファン騒音やトラブルを防ぎ、パソコンの寿命を延ばすことができます。

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パソコンのファンがうるさいときは業者に依頼するのも一つ

白いキーボードの上に置かれた聴診器と観葉植物を写した写真で、パソコンの状態を診てもらうことを表している

自分でできる対処法をすべて試しても改善しない場合や、内部劣化・異音が続いて不安な場合は、専門業者に相談することも有効な選択肢です。ファンの騒音は内部トラブルのサインであることも多く、素人では気づけない故障が隠れているケースもあります。安全性と確実性を考えれば、適切な診断と修理ができるプロに任せる方法は大きなメリットがあります。

業者に依頼するメリット

パソコン修理業者に依頼する最大のメリットは、専門的な診断によって正確な原因を短時間で特定できる点です。ファンの異音や過回転は冷却不足だけでなく、内部の故障や電子基板の不具合が影響していることもあります。素人判断で対応すると、原因を見誤って無駄な作業や追加の故障を招く可能性があります。

業者では専用の測定器や診断ツールを使って温度・ファン回転数・基板の状態などを詳細にチェックでき、最適な修理方法を提案してもらえます。また、部品交換が必要な場合でも、そのPCに適合する純正部品や互換性の高い部品を選んで取り付けてもらえるため、仕上がりの品質も高いです。作業後の保証が付いている業者であれば、修理後も安心して使用できます。

業者に依頼したときの費用相場

パソコンのファン異常に関する修理費用は、原因や作業内容によって大きく変わります。当社の場合は、診断のための基本料金8,800円に、うかがうための出張料金と、実際に行う作業の料金、部品が必要な場合の部品代を足した形で決まります。

ファンの音のご相談では、外側では届かないところを清掃する作業になるか、ファンそのものを交換する作業になるかで、作業の料金と部品代が変わります。項目ごとの金額は、下の「ファンの音で修理を頼むときにかかる費用の内訳」で説明しています。費用だけで判断するのではなく、診断内容・保証期間・口コミなどを含めて業者を選ぶことが重要です。

信頼できる業者の選び方

修理業者を選ぶ際は、費用の安さだけで判断するのではなく、「技術力・対応の透明性・保証」の3つを基準に選ぶことが重要です。まず、作業前に見積もりを明確に提示してくれるか、追加料金の説明が丁寧かどうかをチェックしましょう。次に、専門資格を持ったスタッフが在籍している業者や、メーカー修理に対応できる業者は信頼性が高い傾向にあります。

また、口コミやレビューで評価が安定しているか、対応スピードが適切かも判断ポイントです。さらに、修理後に不具合が再発した場合の保証が充実している業者であれば、アフターサポートも安心して任せられます。パソコンは精密機器のため、信頼できる業者選びは非常に重要です。


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ファンの音で修理を頼むときにかかる費用の内訳

内訳の2文字が丸いめがねのレンズ越しに見えている写真で、修理費用の内訳を表している

修理を頼むかどうかを決めるときに気になるのが、いくらかかるのかという点です。当社の料金は、診断のための基本料金、うかがうための出張料金、実際に行う作業の料金、部品が必要な場合の部品代を足した形で決まります。掲載している金額は料金のご説明のページに出しているものです。この記事に載せている金額は、いずれも税込で書いています。

項目 料金(税込)
基本料金(出張・宅配) 8,800円
出張料金 2,200円
作業料金 3,300円〜(作業内容により異なる。部品代は別途)
電話・リモートサポートの基本料金 6,600円
夜間料金(21:00〜22:00)・早朝料金(07:00〜09:00) +5,500円

診断と出張で必ずかかる費用

出張でうかがう場合は、基本料金8,800円と出張料金2,200円がかかります。基本料金には、どこに原因があるのかを絞り込むための診断が含まれます。ファンの音の場合は、通気口から出ている風の量、音の出方、負荷をかけたときの温度の上がり方を見て、外側の詰まりで説明がつくのか、部品そのものに原因があるのかを切り分ける工程がここにあたります。

宅配でお預かりすることもできます。当社が料金のページに掲載しているとおり、その場合の返送にはコレクト返送手数料として2,200円が別途かかります。お住まいの地域によっては、遠方料金が別に発生する場合があります。

訪問を待たずに相談したい場合は、電話とリモートによるサポートもあります。この場合の基本料金は6,600円です。画面の操作で確かめられる範囲であれば、こちらで進められることもあります。

作業の内容と部品で変わる費用

診断のあとに行う作業の料金は3,300円からで、内容によって変わります。ファンの音でご相談をいただいたときに関わりやすいものとして、当社は、ふたを開けて内部を清掃するパソコン内部クリーニングを5,500円、部品が正常に動いていない原因を突き止めて直すハードウェアトラブル解決を16,500円で掲載しています。ファンそのものを交換する場合は、これに部品代が加わります。

同じファンの音のご相談でも、清掃で収まる場合と、ファンを交換することになる場合では、かかる金額が変わります。どちらになるかは診断の結果で決まるため、見積もりの段階で、どの作業にいくらかかるのかをお伝えします。

料金の決まり方や頼む先の選び方については、パソコン修理はどこに頼む?料金の決まり方と選び方を解説でも説明しています。

夜間や早朝に来てもらうと増える費用

うかがう時間帯によって、追加の料金がかかります。夜間の21:00から22:00までと、早朝の07:00から09:00までは、それぞれ5,500円が加算されます。深夜の時間帯にも、それぞれ別の追加料金が決まっています。

日中に立ち会えない場合は、この追加分を含めた金額で考えておくと、当日に金額が変わって驚くことがありません。どの時間帯が空いているかはご相談いただければお答えできますので、都合のよい時間と、その時間帯の追加料金を確かめたうえでお申し込みください。

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くまさんが実際に対応したファンの音が大きいパソコンの事例

スーツを着たスタッフがふたを開けたノートパソコンを工具で作業している写真で、修理の様子を表している

ファンの音が大きいパソコンを実際にお預かりして、原因を見て直した事例を2件紹介します。1件目は清掃で収まったもの、2件目はファンの交換になったものです。

CASE 01熱くなってファンが大きく回る使用中に熱くなりファンが大きく回るノートパソコンの内部を清掃
相談内容
使用中に本体が熱くなり、ファンが大きく回ってうるさい。内部清掃で改善するかを確かめたい
対応内容
通気口の風量と音の大きさ、温度の上がり方を確認し、外側だけでは収まらないと判断して内部のほこりを除去
今回かかった料金
22,550円(税込/作業代18,700円+部品代3,850円)
掲載日
2026年09月19日

使っているあいだに本体が熱くなり、ファンが大きく回って音が気になるとのご相談でした。内部を清掃すれば収まるのかを確かめたい、とのご希望をうかがっています。

お預かりしてまず見たのは、通気口から出ている風の量と音の大きさ、そして温度の上がり方です。外側の詰まりだけでは説明がつかない状態だったため、内部にたまっていたほこりを取り除き、熱を逃がす部分の状態も整えました。お返ししたあとは、前より静かになり、熱さも和らいだとのお声をいただいています。

施工のポイント

外側の通気口を見ただけでは、内部の詰まり具合までは分かりません。風の量と温度の上がり方を合わせて見ることで、清掃で収まるかどうかの見当が付きます。一例であり、パソコンの状態によって対応は変わります。

CASE 02異音がして電源も落ちる異音がして電源も落ちるデスクトップパソコンのファンを交換
相談内容
起動してしばらくすると電源が落ちる。内部からの異音もあり、使用に支障が出ている
対応内容
負荷をかけたときのファン音と温度の上がり方から冷却まわりを点検し、回転不良のあったファンを交換
今回かかった料金
24,200円(税込/作業代17,600円+部品代6,600円)
掲載日
2026年09月17日

起動してしばらくすると電源が落ちてしまい、内部から異音もしているとのご相談でした。使用に支障が出ているため、原因を確かめてほしいとのご依頼です。

うかがってみると、負荷をかけたときにファンの音が急に大きくなり、温度の上がり方も速い状態でした。そこで冷却まわりを優先して点検したところ、CPUを冷やすもの以外のファンに回転不良があり、異音も再現しました。清掃だけでは収まらないと判断し、該当するファンを交換しています。作業のあとは電源が落ちる症状も出なくなり、音も静かになったとのお声をいただいています。

施工のポイント

異音がするときは、音を鳴らしている部品がどれなのかを、負荷をかけた状態で確かめます。清掃で収まらないものは、ファンそのものを替えるほうが早く収まることがあります。一例であり、パソコンの状態によって対応は変わります。

掲載している料金は施工当時のものです。

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よくある質問

緑の背景にFAQと書かれた積み木と、電卓や虫めがねを並べた写真で、よくある質問を表している

ノートパソコンのファンが回りっぱなしでも大丈夫ですか?

回り続けていること自体は、冷やすために働いている証拠なので、すぐに故障とは限りません。ただし、重い作業をしていないのに、いつまでも同じ強さで回り続けている場合は、裏側で動いているものがないかを確かめてください。タスクマネージャーを開いて、使用率の高いアプリを見る方法をこの記事で説明しています。

気をつけたいのは、回っているのに熱が下がっていないときです。メーカーの案内では、ファンが正常に動作していないときはパソコンの使用を続けないよう注意されています。本体が熱いまま、音だけが続く状態であれば、使うのを止めて相談してください。

パソコンのファンがうるさいのは故障でしょうか?

音が大きいことだけでは、故障とは判断できません。負荷の高い作業をしているあいだや、電源を入れた直後には、正常な状態でもファンは強く回ります。分かれ目になるのは、音の質が変わったかどうかです。

これまで聞いたことのない音や、機械が擦れるような音が混じっている場合は、ファンそのものに原因があることがあります。メーカーの案内でも、異常音がして解決しない場合はファンの交換が必要になる可能性があるとされています。外側の清掃や設定の見直しで変わらないときは、診断を受けることをおすすめします。

ファンの音は設定だけで静かにできますか?

設定を変えるだけで静かになることはあります。電源モードを「最適なパフォーマンス」から「バランス」や「最高の電力効率」に変えると、CPUの働き方が抑えられ、そのぶん熱も減ります。起動と同時に動き出すアプリを減らす方法も、電源を入れた直後の音に効きます。

ただし、設定で変わるのは負荷の側だけです。ホコリで空気の通り道がふさがっている場合や、ファンそのものが傷んでいる場合は、設定をどう変えても音は残ります。設定を見直しても変わらないときは、別のところに原因があると考えてください。

買ったばかりのパソコンでファンがうるさいのは普通ですか?

買ったばかりでもファンが強く回ることはあります。届いたばかりの時期は初期設定や更新の適用が重なるためで、これ自体は珍しいことではありません。また、メーカーの案内では、電源を最初に入れたときにファンが5秒から20秒ほど大きな音で回転するのは正常とされています。

一方で、届いてすぐから今までにない音が混じっている場合は、そのままにしないでください。買ってから日が浅いパソコンには、購入したお店やメーカーの保証が付いていることがあります。まずは購入先とメーカーの窓口に相談してください。

再起動すればファンの音は収まりますか?

一時的に収まることはあります。裏側で動いていた処理が再起動でいったん終わるため、そのあいだは静かになります。ただし、同じ作業を始めると同じように回り始めるのであれば、原因は残ったままです。

何度も再起動しているのに毎回同じように鳴る場合は、起動と同時に動き出すアプリや、更新が当たっていないドライバーを疑ってください。この記事で、どの画面で何を確かめるのかを説明しています。

まとめ

パソコン修理屋くまさんのバナー画像

パソコンのファンが急にうるさくなる症状は、内部の熱や負荷、ホコリ詰まり、パーツの劣化など、さまざまな要素が重なって発生します。放置すると熱暴走や故障につながる可能性が高く、PCの寿命を縮める原因にもなります。まずは、不要なアプリを閉じる、ホコリを掃除する、電源設定や設置環境を見直すなど、自分でできる基本的な対処を順番に試してみましょう。

それでも改善しない場合は、内部パーツの劣化や故障が疑われるため、無理に使い続けず修理や専門業者への相談を検討することが大切です。また、異常が続く際にはトラブルに備えてデータのバックアップも忘れずに行っておきましょう。早めの対処と正しい判断が、パソコンの安全な使用と長寿命化につながります。

もし、パソコンのファンがうるさくて修理を検討されていればパソコン修理屋くまさんまでご相談ください。当社ではパソコンのさまざまなトラブルに出張対応いたします。パソコントラブルでお困りでしたらパソコン修理屋くまさんまでお気軽にお問い合わせください。


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