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ランプはついている。それなのに画面が真っ暗で、パソコンが動かない。
こういうとき、多くの方が「壊れた」と思われます。ですが、ランプがついているということは、少なくとも電気は届いています。
そして、機種によってはランプがついたままでも、ただスリープしているだけということがあります。この場合、修理は要りません。
- ランプの見え方と音から、どこで止まっているかを探せます
- スリープと故障の見分け方が分かります
- 自分で試せる5つの対処法と、その順番が分かります
- やってはいけないことが分かります
- 直らなかったときの費用の見当がつきます
この記事は、当社が公開している修理事例141件のうち、電源が入らない・起動しないことに関わる35件を読んで書いています。2026年2月から8月に対応したものです。
ランプはついているのに起動しない原因
ランプがついているのに動かないとき、原因は1つではありません。ランプの見え方と、音がしているかどうかで、疑うところが変わります。
いま目の前のパソコンが、どれに当てはまるかを探してください。軽いものから順に並べています。
- ランプが点滅している、または白や青に点灯したまま画面だけ消えている → スリープの可能性。「画面だけが映っていないとき」へ
- ランプはついたままで、ファンやディスクの音がしている → 画面側の可能性。「画面だけが映っていないとき」へ
- ランプはついたままだが、音もせず本体も冷たい → 起動が始まっていない。「起動の途中で止まっているとき」へ
- 電源ランプがついても、すぐ消える → 起動の途中で止まっている。「起動の途中で止まっているとき」へ
- 充電ランプだけがついて、電源ランプはつかない → 給電はあるが本体側で止まっている。「充電ランプだけがつくとき」へ
- 音の種類から絞りたい → 「音がしているとき」へ
当てはまるものが2つ以上あるときは、上のものから読んでください。
画面だけが映っていないとき
まず確かめていただきたいことがあります。キーを1つ押すか、マウスを動かしてみてください。
それで画面が戻るなら、故障ではありません。スリープしていただけです。
意外に思われるかもしれませんが、機種によっては、スリープ中も電源ランプが白色や青色に点灯したままになります。 2020年10月発表モデル以降の一部の機種がこれにあたります。ランプが点滅する機種もあれば、点滅せずに点灯し続ける機種もあります。
つまり「ランプがついている=起動している」とは限りません。ランプの見え方だけでは、動いているのか眠っているのかを見分けられない機種があります。
キーを押しても変わらない場合は、次を確かめてください。
- 本体から音がしているか(ファンの回る音、ディスクの回る音)
- 電源ボタンのあたりを触って、温かくなっているか
音がしていて、本体も温かいなら、パソコン自体は動いています。 映っていないのは画面側です。この場合はパソコンの画面が真っ暗なときの記事に、切り分けの手順をまとめています。
音がせず、本体も冷たいままなら、起動そのものが始まっていません。次の「起動の途中で止まっているとき」をお読みください。
デスクトップの場合は、本体とモニターが別なので、もう1つ確かめられます。モニターの側にも電源ランプがあります。モニターのランプが消えているなら、本体ではなくモニターに電気が来ていません。モニターのランプがついていて、画面に「信号がありません」といった表示が出るなら、本体から映像が届いていないということです。
ノートパソコンの場合、画面と本体が一体なので、この見分けができません。外部のモニターにつないで確かめることになります。手順は次の章に書いています。
起動の途中で止まっているとき
電源ボタンを押すとランプはつくが、数秒で消えてしまう。あるいは、ランプはついたままなのに、音もせず本体も冷たい。どちらも、電気は届いていますが、起動の途中で止まっています。
パソコンの電源には、過剰な電流や電圧が流れたときに機器を守るしくみが入っています。このしくみが働くと、電源が切れたり、電源が入らなくなったりします。
内部に電気がたまっていることが原因のこともあり、その場合は次の章の「内部にたまった電気を抜く」で戻ることがあります。
一方で、部品そのものが傷んでいて、そのたびに止まっている場合もあります。何度も電源を入れ直すと、そのぶん負担がかかります。 2回か3回試して変わらなければ、そこで止めてください。
充電ランプだけがつくとき
ノートパソコンで、充電ランプはつくのに電源ランプがつかない。この場合、ACアダプターからの給電は届いています。
届いているのに起動しないので、疑うのはバッテリーか本体の側です。
確かめる順番は次のとおりです。
- ACアダプターの差し込み口が、本体の奥まで入っているか
- アダプターの本体側とコンセント側、どちらも抜き差ししてみる
- 電源タップや延長コードを使っているなら、壁のコンセントに直接つないでみる
うかがってみると、ACアダプターの差し込み口そのものが本体の内側に入り込み、固定する部品が割れていることがあります。見た目では気づきにくく、ケーブルを差してもぐらつく状態です。
差し込み口がぐらつく、奥に入り込んでいるように見える場合は、無理に押し込まずにご相談ください。
充電ランプの見え方でも、分かることがあります。ケーブルを差した瞬間だけ光って、すぐ消えるなら、給電はされていますが本体側が受け取っていません。差している間ずっと同じ色で光り続け、何時間たっても変わらないなら、バッテリーが充電を受け付けていない可能性があります。
ただし、色や点滅の意味はメーカーと機種によって違います。同じオレンジ色でも、ある機種では充電中、別の機種では異常を知らせる合図ということがあります。お手元の取扱説明書に一覧があれば、そちらが確実です。
音がしているとき
ファンが回る音、ディスクが回る音がしているのに、画面も出ず操作もできない。この場合、電源は入っていて、その先のどこかで止まっています。
音の種類で見当がつくことがあります。
| 聞こえる音 | 考えられること |
|---|---|
| ファンが回り続けて止まらない | 内部が熱を持っている、または起動の途中で止まっている |
| カチカチという断続的な音 | ディスクの読み書きがうまくいっていない |
| 短い電子音が繰り返し鳴る | 起動前の自己チェックで異常を知らせている |
短い電子音が鳴る場合、鳴り方に意味があることがあります。 ただし鳴り方と意味の対応はメーカーと機種によって違うため、お手元の取扱説明書をご確認ください。
この音は、パソコンが起動する前に自分の部品を確かめる工程で鳴ります。ここで異常が見つかると、画面が出る前に止まります。画面が真っ暗なままなのは、そこまで進んでいないためです。
音を数えて記録しておくと、ご相談のときに役立ちます。短い音が何回続くか、長い音と短い音が混ざるか。この2つだけでも構いません。ただし、確かめるために何度も電源を入れ直す必要はありません。1回聞こえた分で十分です。
ディスクの音がおかしいときは、繰り返し電源を入れ直さないでください。 中のデータを取り出したい場合は、通電を続けるほど取り出しにくくなることがあります。
自分で試せる5つの対処法
ここから、ご自身で試せることを5つ、順番に書きます。上から順に、負担の少ないものから並べています。
分解が必要なものは1つもありません。ねじを外す作業や、本体を開ける作業は含めていません。
試す前に、やってはいけないことにも目を通してください。良かれと思ってしたことで、直せたはずのものが直せなくなることがあります。
内部にたまった電気を抜く
パソコンの内部に電気がたまると、電源が入らなくなることがあります。この電気を抜く作業を放電といいます。
先ほど書いた「機器を守るしくみ」が働いたままになっている場合、これで元に戻ることがあります。
手順は次のとおりです。
- CDやDVD、USBメモリ、SDカードが入っていれば、先に取り出します
- 壁のコンセントから、電源プラグを抜きます
- 本体からACアダプターを外します
- つないでいるケーブルと周辺機器を、すべて外します
- ノートパソコンで、バッテリーを取り外せる機種なら外します
- そのまま置きます。デスクトップは約1分、ノートパソコンは約2分です
- ACアダプターとバッテリーを戻し、もともと付属していた機器だけをつなぎます
- 電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます
いくつか注意があります。
バッテリーが取り外せない機種は、そのままで構いません。 ねじ止めされていて工具が要る機種もあります。無理に外さないでください。
戻すときは、あとから買い足した周辺機器はつながないでください。 プリンターや外付けの機器が原因のこともあるため、まず本体だけで起動するかを見ます。
電源プラグは、延長コードや電源タップを通さず、できる限りコンセントに直接差してください。
上の6の「1分から2分」は、そのまま置いておく時間です。電源ボタンを押し続ける時間ではありません。
そのうえで、「電源ボタンを◯秒長押しする」という手順を見かけることがあります。これは機種によって違います。長押しが要る機種、要らない機種、ボタンと別のキーを組み合わせる機種があり、秒数もまちまちです。
取扱説明書に長押しの記載があれば、そのとおりにしてください。記載が無ければ、上の8つの手順だけで構いません。 秒数が分からないまま長く押し続ける必要はありません。
メーカーの案内を見比べると、この違いがはっきりします。ケーブルを抜いて時間を置くだけで、長押しには触れていないメーカーがあります。一方で、機種ごとに3通りの方法を用意しているメーカーもあります。そのうちの1つは、裏側のふたを開ける作業を含みます。この方法は工具が要るため、この記事では扱いません。
秒数もそろっていません。90秒と書いているところ、30秒と書いているところ、15秒や10秒と書いているところがあります。どれかが間違っているのではなく、それぞれが自分のところの機種について書いているためです。
ですので、この記事では秒数を1つに決めていません。共通して言えるのは「電気を抜いてから時間を置く」ということで、そこは上の手順のとおりです。
この作業は、繰り返しても効果が増えるものではありません。2回試して変わらなければ、別の原因を疑ってください。
電源の経路をたどって確かめる
電気が来ていないだけ、ということがあります。壁のコンセントから本体まで、順にたどってください。
- 壁のコンセントに、別の機器をつないで電気が来ているか見る
- 電源タップを使っているなら、スイッチが入っているか見る
- ACアダプターの本体側とコンセント側を、どちらも抜き差しする
- デスクトップなら、本体の背面にある電源スイッチが入っているか見る
- ケーブルの差し込みが、両端とも奥まで入っているか見る
デスクトップの背面には、電源ユニットのスイッチがあります。 掃除や模様替えのあとに、ここが切れたままになっていることがあります。
ケーブルは、見た目では分かりにくい断線をしていることがあります。折れ曲がったあとがある、差し込み口のあたりが硬くなっている場合は、そのケーブルを疑ってください。
雷が鳴ったあとから起動しなくなった場合も、ここを確かめてください。落雷のときは、電源タップの内部にある保護のしくみが働いて、そこで電気が止まっていることがあります。タップを通さずに壁のコンセントへ直接つないでみると、切り分けられます。
停電のあとも同じです。電気が戻ったときの流れで、保護のしくみが働くことがあります。停電をきっかけに起動しなくなったパソコンを、放電の作業でお戻しすることもあります。
つないでいる機器をすべて外す
USBメモリ、外付けのハードディスク、プリンター、カードリーダー。こうした機器が起動を止めていることがあります。
本体と、キーボードとマウスだけを残して、あとは全部外してください。 その状態で電源を入れます。
起動するようになったら、外した機器を1つずつ戻して、どれが原因かを見つけます。
デスクトップの場合、あとから足した内部の部品も原因になりますが、本体を開ける作業はしないでください。 外側からつないでいるものだけで確かめます。
別のモニターにつないで確かめる
本体から音がしていて、動いていそうなのに画面が出ない。この場合、映像が出ていないだけかもしれません。
テレビでも構いません。HDMIのケーブルでつないで、映るかどうかを見てください。
映れば、本体は動いています。原因は画面側か、映像のケーブル、または映像の出力口です。この場合はパソコンの画面が真っ暗なときの記事をご覧ください。
つないでも何も映らないなら、本体の側で止まっています。
画面の出し先が「外部のモニターだけに出す」設定になっていて、本体の画面が消えていることもあります。この設定は、キーボードから開けます。
Windowsロゴのキーと、アルファベットのPを一緒に押してください。画面の出し先を選ぶ設定が開きます。この組み合わせはWindowsで共通です。
ノートパソコンには、これとは別に、機種ごとの切り替えキーが付いていることがあります。Fnキーと上段のキーを組み合わせる形ですが、どのキーかは機種によって違います。 四角が2つ並んだ絵柄が目印になっているので、そちらを探してください。
デスクトップの場合は、映像ケーブルの差し込み先を確かめてください。本体の背面には、映像の出力口が上下2か所にあることがあります。上側が本体に元から付いているもの、下側があとから足した映像用の部品ということが多く、つなぐ場所を間違えると映りません。 引っ越しや掃除でケーブルを抜き差ししたあとに起きやすい症状です。
別のケーブルとアダプターで試す
予備として買った、まったく同じ型番のACアダプターが手元にあれば、差し替えて試してください。それで起動するなら、原因はアダプターかケーブルです。本体は無事です。
型番が違うアダプターは使わないでください。 差し込み口の形が同じでも、流れる電気の強さが違うことがあります。合わないものを差すと、本体の側を傷めます。
「たぶん同じだと思う」という程度であれば、試さないでください。パソコン本体のほうが、アダプターよりはるかに高くつきます。
同じ型番の予備が無い場合、ここは飛ばして構いません。ここまで試して変わらなければ、次の章に進んでください。
やってはいけないこと
電源が入らないときに、状態を悪くしてしまう行動があります。4つ書きます。
分解する
本体を開ける作業はしないでください。
内部の部品を挿し直せば直る、という情報を見かけることがあります。ですが、外から見て原因が分からない状態で開けても、判断ができません。
そして、開けたことで起きた破損は、メーカーの保証の対象から外れることがあります。保証期間内であれば、開ける前にメーカーへ確認してください。
当社でも、購入から日が浅いパソコンで基板側の不具合が疑われたときは、分解を進める前にメーカー保証の確認をご案内することがあります。
ACアダプターを分解する
ACアダプターやケーブルを開けたり、切ったり、つなぎ直したりしないでください。
アダプターの中には高い電圧がかかる部分があります。電源を抜いた後でも、しばらく電気が残っていることがあります。
断線が疑われる場合は、まったく同じ型番の新しいものに交換してください。 型番は、アダプター本体に貼られたシールに書かれています。
熱や匂いがあるのに電源を入れ直す
本体が熱い、焦げたような匂いがする、煙が見える。このときは電源を入れ直さないでください。
コンセントから電源プラグを抜き、そのままご相談ください。
繰り返し電源を入れることで、内部の状態が悪くなることがあります。データを取り出したい場合は、なおさら通電を止めてください。
水や飲み物がかかった後も同じです。乾いたように見えても、内部に残っていることがあります。
バッテリーを無理に外す
バッテリーを取り外せない機種があります。 無理に外そうとすると、本体側の部品を傷めます。
裏返して、つまみやスイッチが見当たらない場合は、取り外せない機種と考えてください。ねじ止めされている機種もあります。
外せない場合、放電はバッテリーを付けたまま行って構いません。 手順の効果は下がりますが、無理に外すよりは安全です。
試しても直らないときは修理に出す
5つの対処法を試しても変わらない場合、本体の内部に原因があると考えられます。
修理に出す前に確かめること
お預かりする前に、この3つを確かめていただけると早く進みます。
- ランプはどう見えるか(ついたまま、点滅、すぐ消える、つかない)
- 音がするか(ファン、ディスク、電子音)
- いつから、何をきっかけに起きたか(落とした、こぼした、雷が鳴った、更新した)
3つとも分からなくても構いません。電話口で一緒に確認します。
購入から日が浅い場合は、先にメーカーの保証を確認してください。 保証の対象であれば、無償または低い費用で直ることがあります。
保証書が見当たらなくても、購入した日が分かれば調べられます。本体の裏や側面に貼られたシールに、型番と製造番号が書かれています。この2つがあれば、メーカーの窓口で保証の期間を確認できます。
中のデータを取り出したい場合は、そのことを最初にお伝えください。データを優先するか、本体が使える状態に戻すことを優先するかで、進め方が変わります。両方を同時に進められないことがあるためです。
電源が入らない状態では、どちらを優先するかをご自身で決めていただく場面が出てきます。判断に迷う場合は、分かっている範囲をお伝えしますので、そのうえでお決めください。
電話の受付は9時から21時までです。うかがえる地域は対応エリアのページからご確認いただけます。エリアの外にお住まいでも、宅配なら全国からお受けしています。
くまさんが実際に対応した事例
この記事は、公開している修理事例141件のうち、電源が入らない・起動しないことに関わる35件を読んで書いています。そのうち、原因の分かれ方がはっきり出ている5件を載せます。
5件の期間は2026年2月から8月です。
141件のうちの5件であって、電源のトラブルを相談された方のうち何割がこうなる、という数字ではありません。当社に相談があり、事例として公開できたものだけが載っています。
料金は事例には記載していません。公開している事例に金額の記録が無いためです。費用の考え方は次の章をご覧ください。
CASE 01 ランプはつくが画面が映らない 電源ランプは点灯するが表示が戻らず購入1年のためメーカー保証をご案内
- 症状
- 電源ランプは点灯するものの画面が映らず、再起動しても改善しない
- 原因
- 基板側の不具合が疑われる状態
- 対応時期
- 2026年8月
電源ランプは点灯するものの画面が映らない状態を確認し、つないでいる機器を最小限にしたうえで放電を試しました。処置後も表示は戻らず、基板側の不具合が疑われる状態と判断しています。購入から約1年とのことでしたので、分解修理を進める前にメーカー保証の確認をご案内しました。
当社で直すより先に、メーカー保証を使えるほうが費用がかかりません。保証が残っていそうな場合は、そちらをご案内しています。
CASE 02 ランプもつかなかった ランプも点灯しない状態で放電しても改善せず内部の故障と判断
- 症状
- 電源ボタンを押しても反応せず、ランプも点灯しない
- 原因
- 内部機器の故障
- 対応時期
- 2026年8月
電源ボタンを押しても反応しない状態を確認し、まず放電を行って一時的な不具合かどうかを切り分けました。処置後も症状が改善しなかったため、内部機器の故障が考えられる状態と判断しています。今回は追加の修理には進まず、診断の結果をご説明しました。
CASE 01との違いはランプです。ランプもつかない場合は、電気が届いているかどうかから疑います。見るところが変わります。
CASE 03 放電で直った 電源が入らないパソコンを放電作業で復旧
- 症状
- 電源ボタンを押してもパソコンが起動しない
- 原因
- 内部にたまった電気
- 対応時期
- 2026年8月
ACアダプターや電源まわりの接続状態を確認したうえで、内部に残った電気を抜く放電作業を行いました。処置後に電源を入れ直すと正常に起動したため、Windowsが立ち上がることと、基本の操作ができることを確認しています。
このときは部品の交換をしていません。電源が入らない症状が、必ず大きな修理になるとは限りません。
CASE 04 症状が安定しない 電源が入る日と入らない日がある症状で診断を中心に対応
- 症状
- 電源が入る時と入らない時がある
- 原因
- 特定に至らず
- 対応時期
- 2026年8月
電源が入る日と入らない日があるとのことで、起動時の反応と電源まわりを確認しました。放電などの基本的な処置を行い、症状の出方を見ながらハードウェア側の不具合を切り分けています。今回は交換までは行わず、診断を中心に対応しました。
このときは直せていません。症状が毎回出るとは限らず、その場で原因を特定できないこともあります。そのときは、分かった範囲をそのままお伝えしています。
CASE 05 差し込み口の破損 電源の差し込み口が本体内部に入り込み固定できなくなった症状に応急処置
- 症状
- ケーブルを差し込んでも固定できず、電源が入らない
- 原因
- 差し込み口を固定する部品の破損
- 対応時期
- 2026年2月
ACアダプターの差し込み口が本体の内部に入り込み、固定できない状態でした。確認したところ、差し込み口を固定している部品が破損していました。部品の交換が本来の対応ですが、応急処置をご希望とのことでしたので、抜き差しのときに負担がかからないよう位置を調整したうえで固定し、通電を確認しています。
見た目では気づきにくい原因です。以前から差し込み口にぐらつきがあったとうかがっています。差し込んでも手ごたえがない場合は、無理に押し込まないでください。
出張と宅配のどちらを選ぶか
当社は出張と宅配の両方で対応しています。店舗での受け取りは行っていません。
出張が向いているのは、デスクトップで本体を動かしたくない場合や、モニターや配線もまとめて見てほしい場合です。その場で確認して、その場でお伝えできます。
宅配が向いているのは、ノートパソコンで、在宅の時間が取りにくい場合です。お送りいただいてから確認します。
電源が入らない状態では、症状を電話で伝えるのが難しいことがあります。 どちらか決められないときは、ランプの見え方と音だけお伝えいただければ、向いているほうをご案内します。
かかる費用
費用は基本料金と作業料金を足して決まります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 基本料金 | 8,800円(3つの安心診断込み・各3台まで) |
| 作業料金 | 3,300円から(部品代は別途) |
| 出張料金 | 2,200円(離島などは遠方料金) |
| 宅配 | 発送費はお客さま負担/返送の手数料2,200円 |
出張でうかがう場合は、上の3つを足して合計14,300円からです。宅配の場合は基本料金と作業料金と返送の手数料を足して14,300円からで、これに発送の費用が加わります。金額はいずれも料金のページに載せているものです。
部品の交換が必要な場合は、部品代が別に加わります。電源まわりの部品は、機種によって価格の幅が大きいため、見てからお伝えします。
金額は、作業に入る前にお伝えします。 そこで断っていただいても構いません。
作業のあとは30日の保証がつきます。修理と買い替えのどちらがよいかは、パソコン修理はどこに頼むかの記事に費用の考え方をまとめています。
パソコンの電源のよくある質問
パソコンの電源ボタンを30秒押すとどうなる
機種によって違います。 内部にたまった電気を抜くために長押しを行う機種はありますが、長押しが手順に含まれない機種もあります。
秒数もまちまちで、20秒の機種もあれば、別のキーと組み合わせる機種もあります。お手元の取扱説明書に書かれていれば、そちらに従ってください。
なお、電源が入っている状態での長押しは、強制的に電源を切る操作です。作業中のデータは保存されません。
電源がつかないのにランプはついて音がするのはなぜ
電源は入っていて、その先で止まっている状態です。 ファンやディスクが回る音がするなら、電気は届いていて、部品も動いています。
止まっている場所は、起動前の自己チェック、記憶装置の読み込み、画面の表示などが考えられます。音の種類でおおよその見当がつくことがあります。
短い電子音が繰り返し鳴る場合は、鳴り方に意味があることがありますが、意味はメーカーと機種によって違います。
パソコンの電源が壊れたかどうかを確かめる方法
外から見て確かめる方法は限られています。
まったく同じ型番の別のACアダプターや電源ケーブルで起動するなら、本体は無事でアダプター側の問題です。別のコンセントで起動するなら、コンセントや電源タップの問題です。
いずれも変わらない場合、本体の内部に原因があると考えられます。ここから先は、開けて見るまで分かりません。開ける作業はご自身では行わないでください。
熱いのに電源が入らないのはなぜ
内部に熱がこもっていると、機器を守るために電源が入らなくなることがあります。 熱による損傷を防ぐしくみです。
通気口がふさがっていないか、ほこりがたまっていないかを確認してください。外から届く範囲の掃除であれば、ご自身で行えます。
ただし、焦げたような匂いがする場合は熱がこもっているだけではありません。 電源を入れ直さず、コンセントから抜いてご相談ください。
まとめ
ランプはついているのに起動しないとき、故障とは限りません。機種によっては、スリープでもランプが点灯したままになります。 まずキーを押すか、マウスを動かしてみてください。
それで変わらなければ、ランプの見え方と音で疑うところが分かれます。点滅するのか、すぐ消えるのか、充電ランプだけなのか、音がしているのか。この記事の早見表から、当てはまるところをご覧いただけます。
自分で試せることは5つです。内部にたまった電気を抜く、電源の経路を確かめる、つないでいる機器を外す、別のモニターにつなぐ、別のケーブルで試す。どれも分解を必要としません。
一方で、やってはいけないこともあります。分解すること、ACアダプターを開けること、熱や匂いがあるのに電源を入れ直すこと、外せないバッテリーを無理に外すこと。状態を悪くしてしまいます。
試しても直らない場合は、内部に原因があると考えられます。購入から日が浅ければ、まずメーカーの保証をご確認ください。保証の対象外であれば、出張でも宅配でもお受けしています。
