エコキュートの消費電力はどのくらい?電気代の目安や高くなる原因・節約方法を解説
エコキュートの消費電力は、一般地向けの機種でおおむね1.0~1.5kWが目安です。ただし、この数値をそのまま電気代に置き換えることはできません。消費電力は運転中に使う電力の大きさを表すのに対し、電気代は実際に使用した消費電力量、運転時間、電気料金単価によって決まるためです。
また、エコキュートの電気代は家族人数だけでなく、お湯の使用量、外気温、タンク容量、沸き上げ設定、電気料金プランなどによって変わります。この記事では、エコキュートの消費電力と電気代の目安、高くなる原因、電気代を抑える方法を分かりやすく解説します。
このコラムで分かる事
- エコキュートの消費電力と電気代の目安
- 1日・1か月・1年間の電気代を計算する方法
- エコキュートの電気代が高くなる原因
- 消費電力量と電気代を抑える方法
- 自宅の消費電力量や電気代を確認する方法
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エコキュートの消費電力と電気代はどのくらい?

エコキュートの消費電力や電気代を確認するときは、カタログに記載された「kW」と、電気料金の計算に使われる「kWh」を分けて考える必要があります。ここでは、一般的な消費電力の目安から、1日・1か月・1年間の電気代、自宅で実際の使用量を確認する方法まで解説します。
一般的なエコキュートの消費電力の目安
一般地向けのエコキュートが沸き上げ運転をしているときの消費電力は、おおむね1.0~1.5kWが目安です。1kWは1,000Wなので、運転中に使う電力の大きさは、電子レンジやドライヤーなどの消費電力に近い水準となります。
ただし、消費電力が1.0kWと記載されていても、24時間にわたって1.0kWの電力を使い続けるわけではありません。エコキュートは、設定された時間帯を中心に必要な量のお湯を沸かし、沸き上げが完了すると運転を停止または抑制します。
また、カタログの消費電力は、外気温や給水温度などの決められた条件で測定された数値です。実際の消費電力は、機種、季節、設置地域、タンク容量、沸き上げ温度などによって変わるため、あくまで運転時の目安として確認しましょう。
1日・1か月・1年間の消費電力量と電気代の目安
エコキュートの消費電力量と電気代は、使用する機種や地域によって大きく異なります。公表されている標準条件での試算でも、年間の給湯にかかる電気代は2万円台後半から5万円前後まで幅があります。実際には、お湯を多く使う家庭や寒い地域ほど高くなりやすく、使用量が少ない家庭では試算額を下回る場合もあります。
具体的なイメージをつかむため、1日の消費電力量を4kWh、電力量料金単価を30円/kWhとして計算すると、1日の電気代は約120円です。30日では消費電力量が約120kWh、電気代が約3,600円となり、1年間では消費電力量が約1,460kWh、電気代が約43,800円となります。
これは計算方法を理解するための一例であり、すべての家庭に当てはまる金額ではありません。燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金、基本料金などもあるため、実際の請求額とは分けて考える必要があります。
エコキュートの電気代を計算する方法
エコキュートの電気代は、基本的に次の計算式で求められます。
エコキュートの電気代の計算式
消費電力量(kWh)× 電力量料金単価(円/kWh)= 電気代
例えば、沸き上げ中の消費電力が1.2kWで、1日に3時間運転した場合の消費電力量は3.6kWhです。電力量料金単価を30円/kWhとすると、1日の電気代は108円になります。
STEP 1|1日の消費電力量を計算
1.2kW × 3時間 = 3.6kWh
STEP 2|1日の電気代を計算
3.6kWh × 30円 = 108円/日
この条件での電気代の目安
1日あたり約108円、1か月を30日として計算すると約3,240円、1年間では約39,420円が目安です。
実際の電気代は使用状況によって変わります
エコキュートの運転時間は毎日同じではありません。外気温が低い日、お湯を多く使用した日、昼間に沸き増しした日などは、運転時間が長くなることがあります。そのため、定格消費電力だけで電気代を判断せず、実際の消費電力量や年間給湯保温効率も確認することが大切です。
家族人数別の消費電力量と電気代の目安
一般的には、家族人数が増えるほど使用するお湯の量が増えるため、エコキュートの消費電力量も多くなります。ただし、家族人数だけで正確な電気代を判断することはできません。同じ4人家族でも、全員が湯船に入る家庭とシャワーだけで済ませる家庭では、必要な湯量が大きく異なるためです。
1~2人世帯はお湯の使用量を抑えやすい一方、家族人数に対して大きすぎるタンクを使用し、毎日多めに沸かしていると無駄が生じます。3~5人世帯では370L、4~7人世帯では460Lが選択肢になりやすいものの、実際にはシャワーの時間、入浴回数、キッチンでの使用量なども考慮する必要があります。
人数別の電気代を知りたい場合は、家族人数から推測するより、リモコンに表示される使用湯量や残湯量を数週間確認するほうが実態を把握しやすくなります。湯切れが頻繁に起きる場合は、設定湯量やタンク容量が使用状況に合っていない可能性があります。
370Lと460Lの消費電力量・電気代の違い
370Lと460Lを比較すると、460Lのほうが一度に貯められるお湯の量が多く、機種によっては沸き上げ中の消費電力も大きくなります。ただし、タンク容量が約1.2倍になったからといって、毎月の電気代も必ず約1.2倍になるわけではありません。
エコキュートは、タンクを毎日必ず空の状態から満タンまで沸かすものではなく、過去の使用量や設定に応じて必要な量を沸き上げます。そのため、460Lを使用していても沸き上げ量を適切に制御できていれば、370Lとの電気代の差が小さいことがあります。
反対に、家族のお湯の使用量に対して370Lでは不足し、電気料金が高い昼間に何度も沸き増ししている場合は、460Lへ変更したほうが電気代を抑えられる可能性があります。容量だけで比較せず、湯切れの頻度、昼間の沸き増し、年間給湯保温効率まで確認しましょう。
夏より冬のほうが消費電力量と電気代は増えやすい
エコキュートは、大気中の熱をヒートポンプユニットで取り込み、その熱を利用してお湯を沸かします。冬は外気温が低く、空気から集められる熱が少なくなるため、春や夏よりも沸き上げ効率が低下しやすくなります。
さらに、冬は水道水の温度も低下します。例えば、同じ40℃のお湯をつくる場合でも、給水温度が20℃のときより5℃のときのほうが、設定温度まで上げるために多くの熱量が必要です。入浴時に使うお湯の量が増えたり、自動保温や追いだきの回数が増えたりすることも、冬の電気代が高くなりやすい理由です。
そのため、夏と冬の電気代を単純に比較して、冬の請求額が高いから故障しているとは判断できません。前年の同じ月と比較し、使用湯量や電気料金単価に大きな変化がないか確認することが大切です。
自宅の消費電力量と電気代を確認する方法
自宅のエコキュートが実際にどの程度の電力を使用しているかは、カタログの数値だけでは分かりません。機種によって確認できる項目は異なりますが、リモコン、電力会社の会員ページ、電力モニターなどを利用すると、使用状況を把握しやすくなります。
確認するときは、次の順番で進めましょう。
- 電気料金の明細や会員ページで、1か月の消費電力量を確認する
- 時間帯別の使用量を確認し、深夜や早朝に使用量が増えているかを見る
- リモコンに使用湯量や使用電力量の表示機能があれば確認する
- 前年同月や前月の消費電力量と比較する
- HEMSや専用の電力モニターがある場合は、給湯に使った電力量を確認する
電力会社の明細では、原則として住宅全体の消費電力量が表示されます。エコキュート単体の電気代を正確に切り分けたい場合は、分岐回路ごとの計測に対応したHEMSや電力モニターが必要です。リモコンで確認できる内容も機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。
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エコキュートの電気代が高くなる原因

エコキュートの電気代が高くなる原因は、本体の消費電力だけではありません。お湯を沸かす時間帯、沸き上げ量、自動保温の使い方、季節、契約している電気料金プランなどが影響します。以前より電気代が高くなったと感じたら、次の項目に当てはまっていないか確認しましょう。
電気料金が高い昼間に沸き増ししている
時間帯によって電力量料金単価が異なるプランでは、夜間より昼間の単価が高く設定されていることがあります。このようなプランで昼間の沸き増しが頻繁に行われると、同じ量のお湯を沸かしても電気代が高くなります。
昼間の沸き増しが発生しやすいのは、朝からお湯を多く使用した日、来客があった日、シャワーの使用時間が長かった日などです。また、家族人数や使用湯量に対してタンク容量が小さい場合も、夜間に貯めたお湯だけでは足りず、昼間の沸き増しが増えます。
リモコンの残湯量が夕方より前に少なくなる場合や、「沸き増し中」という表示が日中に頻繁に出る場合は、お湯の使い方や沸き上げ設定を確認しましょう。ただし、太陽光発電の余剰電力で昼間に沸かす機種では、昼間の運転が必ずしも不利になるとは限りません。
必要以上の量のお湯を沸かしている
実際に使用する量よりも多くのお湯を毎日沸かしていると、使い切れなかった分を保温するための熱が失われ、結果として余分な電力を使う可能性があります。湯切れが心配だからと、常に最大量を沸かす設定にしている家庭は注意が必要です。
エコキュートには、過去のお湯の使用量を学習し、翌日に必要な量を自動で調整する機能が搭載されている機種があります。通常は省エネモードやおまかせ運転を利用し、来客や家族の帰省などで使用量が増える日だけ、多めの設定へ変更すると無駄を抑えられます。
反対に、沸き上げ量を少なくしすぎて昼間の沸き増しが増えると、電気代が高くなる場合があります。残湯量が毎日大幅に余っているか、頻繁に足りなくなっているかを確認しながら、適切な設定を探しましょう。
自動保温や追いだきを頻繁に使用している
自動保温や追いだきは便利な機能ですが、浴槽のお湯が冷めるたびに温め直すため、使用回数や運転時間が増えるほどエネルギーを使います。家族の入浴時間が大きく離れている家庭では、長時間の保温や複数回の追いだきが発生しやすくなります。
自動保温や追いだきでは、タンク内の熱を浴槽のお湯へ移します。その結果、タンク内で給湯に使える熱量が減り、追加の沸き上げが必要になることがあります。電力を直接使う部分だけでなく、その後の沸き上げまで含めて電気代に影響すると考えましょう。
家族がなるべく続けて入浴する、入浴していない間は浴槽にふたをする、長時間保温しないといった工夫が有効です。ぬるくなったお湯を温めたい場合は、機種や残湯量に応じて高温足し湯を使う方法もあります。
冬場は沸き上げ効率が低下する
冬場に電気代が高くなるのは、エコキュートの故障ではなく、外気温と給水温度の低下が原因であることが少なくありません。エコキュートは空気中の熱を利用するため、外気温が低いほど必要な熱を集めるための運転時間が長くなります。
気温が大きく下がると、ヒートポンプユニットの熱交換器に霜が付着することがあります。その際は霜を溶かすための除霜運転が行われるため、通常の沸き上げより時間がかかる場合があります。また、冬は湯船にお湯を張る機会や給湯温度を高くする機会が増え、使用湯量そのものも増えやすい季節です。
冬の電気代を確認するときは、前月ではなく前年の同じ時期と比較しましょう。寒波などで気温が前年より低ければ、同じ使い方でも消費電力量が増えることがあります。
電気料金プランが生活スタイルに合っていない
エコキュートは、電力量料金単価が安い時間帯にお湯を沸かすことで、給湯にかかる費用を抑えやすい設備です。しかし、契約している料金プランと沸き上げ時間が合っていなければ、本来期待できる節約効果を得にくくなります。
例えば、深夜の数時間だけ料金が安いプランを契約しているのに、エコキュートの時刻設定がずれていると、単価が高い時間帯に沸き上げる可能性があります。また、在宅勤務などで昼間の電力使用量が増えた場合は、給湯以外の電気代も含めて料金プランが合わなくなることがあります。
電気代が高いと感じたら、エコキュートの沸き上げ時間だけでなく、住宅全体で電気を多く使用する時間帯も確認しましょう。時間帯別料金が必ず得になるとは限らないため、現在の生活パターンに合わせて比較することが大切です。
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エコキュートの消費電力量と電気代を抑える方法

エコキュートの電気代を抑えるには、単純に使用するお湯を減らすだけでなく、必要な量を料金の安い時間帯に効率よく沸かすことが重要です。現在の設定や使い方を見直すだけで改善できる場合もあるため、無理のない範囲で次の方法を取り入れましょう。
省エネモードを活用して沸き上げ量を調整する
エコキュートには、過去のお湯の使用量を学習し、必要な量を予測して沸き上げる省エネモードやおまかせ運転が搭載されています。機種によって機能名は異なりますが、通常の使用では自動調整機能を活用することで、必要以上の沸き上げを防ぎやすくなります。
ただし、省エネモードに設定すれば必ず電気代が下がるとは限りません。設定湯量が少なすぎて昼間の沸き増しが頻繁に発生すると、かえって電気代が高くなる可能性があります。毎日の残湯量を確認し、夜まで十分なお湯が残る範囲で設定を調整しましょう。
旅行や出張などで数日間お湯を使用しない場合は、通常運転を続けるのではなく、沸き上げ休止機能を利用します。長期間使用しない場合の対応は機種や不在期間によって異なるため、電源を切る前に取扱説明書を確認してください。
不要な昼間の沸き増しや追いだきを減らす
夜間の電力量料金単価が安いプランを利用している場合は、昼間の沸き増しを減らすことで電気代を抑えやすくなります。リモコンの残湯量を確認しながら、シャワーを流しっぱなしにしない、必要以上に高い温度のお湯を長時間使わないなど、お湯の使いすぎを防ぎましょう。
追いだきを減らすには、家族の入浴時間をなるべくまとめることが効果的です。最初の人が入浴してから次の人までの時間が長いと、浴槽のお湯が冷めて再加熱が必要になります。入浴していない間は浴槽にふたをすると、温度低下を抑えられます。
また、翌日に残り湯を沸かし直すより、浴槽を入れ直したほうがエネルギー効率や衛生面で適している場合があります。節約を優先して無理に残り湯を使い続けるのではなく、機種の機能と生活スタイルに合った方法を選びましょう。
電気料金プランに合わせて沸き上げ時間を設定する
エコキュートの電気代を抑えるには、契約している電気料金プランの安い時間帯と、実際の沸き上げ時間を合わせる必要があります。まずは電気料金の明細や会員ページで、時間帯ごとの電力量料金単価を確認しましょう。
深夜や早朝の料金が安いプランでは、その時間帯に主な沸き上げが完了するよう設定します。リモコンの時計がずれていると、意図しない時間帯に運転する可能性があるため、停電後や時刻変更後は表示時刻も確認してください。
ただし、太陽光発電を設置している家庭や、昼間の電力量料金単価が安いプランでは、夜間沸き上げが最も得になるとは限りません。給湯だけを基準にするのではなく、エアコン、調理家電、洗濯乾燥機などを含めた住宅全体の使用状況で料金プランを比較することが大切です。
太陽光発電の余剰電力を沸き上げに活用する
太陽光発電を設置している家庭では、発電した電気を売電するだけでなく、エコキュートの沸き上げに使用する方法があります。太陽光発電の余剰電力を自家消費できれば、電力会社から購入する電力量を減らし、給湯にかかる実質的な負担を抑えられる可能性があります。
昼間沸き上げに対応した機種には、天気予報や日射量の予測に合わせて、沸き上げ時間を夜間から昼間へ移す機能があります。ただし、発電量が少ない日に昼間の買電が増えると、契約プランによっては電気代が高くなる場合があります。
太陽光発電との連携を検討する際は、売電単価、買電単価、昼間の余剰電力量、エコキュートの対応機能を確認しましょう。すべての機種が同じ連携機能を備えているわけではないため、買い替え時には対応機種かどうかを確認する必要があります。
省エネ性能と家族人数に合った機種を選ぶ
エコキュートを新しく選ぶときは、運転時の消費電力だけでなく、年間給湯保温効率を確認しましょう。年間給湯保温効率は、1年間に使用する消費電力量に対して、どれだけ効率よく給湯と保温ができるかを示す数値です。基本的には、数値が高い機種ほど少ない電力で必要な熱量をつくれます。
タンク容量は、家族人数だけでなく実際の使用湯量に合わせて選びます。容量が小さすぎると昼間の沸き増しが増え、大きすぎると必要以上の量を沸かす可能性があります。現在使用している機種で、夕方や夜にどの程度のお湯が残るかを確認すると、適切な容量を判断しやすくなります。
本体価格が安い機種でも、年間給湯保温効率が低ければ、長期間の電気代を含めた総負担が大きくなる場合があります。購入時は、本体価格、工事費、タンク容量、省エネ性能、太陽光発電との連携機能などを総合的に比較しましょう。
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エコキュートの消費電力に関するよくある質問

最後に、エコキュートの消費電力について疑問を持ちやすい点をまとめます。電源の扱い方や給湯温度、長時間の沸き上げなどは、誤った方法で対応すると節電にならないだけでなく、湯切れや凍結につながる可能性もあります。機種ごとの操作は取扱説明書も確認してください。
エコキュートは電気温水器より消費電力が少ないですか?
一般的に、エコキュートは電気温水器よりも少ない電力でお湯を沸かせます。電気温水器は、電気ヒーターの熱を利用して水を直接温めます。一方、エコキュートは電気でヒートポンプを動かし、大気中から集めた熱を利用して水を温める仕組みです。
エコキュートでは、電気エネルギー「1」に対して、空気中から「2以上」の熱エネルギーを集められるため、電気だけで同じ熱量をつくる方式より効率的です。ただし、実際の電気代は、使用湯量、外気温、料金プラン、機種の省エネ性能などによって異なります。
現在、電気温水器を使用している場合は、請求書の金額だけで比較するのではなく、年間の消費電力量も確認しましょう。交換費用はかかりますが、長期的なランニングコストを抑えられる可能性があります。
エコキュートの電源はこまめに切ったほうが節電できますか?
日常的にエコキュートの電源をこまめに切ることは、おすすめできません。電源を切ると、予約していた沸き上げが行われず、必要なときにお湯を使えなくなる可能性があります。また、寒い時期には凍結防止運転が働かなくなるおそれがあります。
数日間の旅行や出張でお湯を使わない場合は、電源を切るのではなく、リモコンの沸き上げ休止機能を使用します。休止できる日数や設定方法は機種によって異なります。長期間使用しない場合は、タンクや配管の水抜きが必要になることもあります。
使用しない期間が終わったあとも、電源を入れればすぐに十分なお湯が使えるとは限りません。再び沸き上げるための時間が必要になるので、帰宅予定に合わせて休止期間を設定しましょう。
給湯温度を下げると消費電力量を抑えられますか?
蛇口やシャワーから出すお湯の温度を下げ、使用する熱量そのものを減らせば、消費電力量を抑えられる可能性があります。特に、必要以上に高い温度のシャワーを長時間使用している場合は、設定温度や使用時間を見直すと節約につながります。
ただし、リモコンの給湯温度を下げれば、必ずエコキュートの電気代が大幅に安くなるわけではありません。エコキュートはタンク内に高温のお湯を貯め、使用時に水を混ぜて適温にする仕組みです。給湯温度を変更しても、タンク内の沸き上げ温度が同じであれば、節電効果が限定的なことがあります。
温度だけを下げるより、シャワーを流す時間を短くする、浴槽の湯量を適切にする、お湯を出しっぱなしにしないといった方法を組み合わせるほうが効果的です。安全性や快適性を損なわない範囲で調整しましょう。
沸き上げが長時間続く場合は故障ですか?
沸き上げ時間が長いからといって、必ず故障しているとは限りません。冬場は外気温と給水温度が低く、通常よりお湯を沸かすのに時間がかかります。タンク内のお湯を多く使った日や、停電後にタンク全体を沸かし直す場合も、運転時間が長くなることがあります。
また、気温が低いときは、ヒートポンプユニットに付いた霜を溶かすための除霜運転が行われます。除霜中は沸き上げが一時的に止まるため、全体の運転時間が長く見えることがあります。
一方、季節や使用量に関係なく昼間まで運転が続く、以前より明らかに沸き上げが遅い、エラーコードが表示される、水漏れや異音があるといった場合は、不具合の可能性があります。リモコンの表示を確認し、改善しない場合は点検を依頼しましょう。
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まとめ

エコキュートの運転中の消費電力は、一般地向けの機種でおおむね1.0~1.5kWが目安です。ただし、実際の電気代は、消費電力だけでなく運転時間、お湯の使用量、季節、電力量料金単価などによって決まります。
電気代を抑えるには、省エネモードで適切な量を沸かし、料金の高い時間帯の沸き増しや長時間の自動保温を減らすことが大切です。太陽光発電を設置している場合は、余剰電力を沸き上げに使える機種も選択肢になります。
現在の消費電力量が気になる場合は、電気料金の明細、時間帯別の使用量、リモコンの残湯量を確認しましょう。設定や使い方を見直しても電気代が高い場合や、10年以上使用して不具合が見られる場合は、省エネ性能の高い機種への交換も検討してください。










