お役立ちコラム

エコキュートが壊れたらまず何をする?今日のお湯の確保から連絡先まで

エコキュートが壊れたらまず何をする?今日のお湯の確保から連絡先まで

朝、シャワーをひねったら水しか出ない。リモコンに見慣れない表示が出ている。エコキュートが壊れたかもしれないと思ったとき、頭に浮かぶのは「今日のお風呂はどうしよう」ではないでしょうか。

修理にいくらかかるか、交換したほうがいいのか。そうした話は、そのあとの話です。まず今日をどう乗り切るかが決まらないと、落ち着いて考えられません。

この記事は、その順番で書いています。本当に壊れたのかを見分けるところから始めて、今日のお湯をどうするか、やってはいけないこと、どこに連絡するか、直るまでにどれくらいかかるかまで、順に整理します。

先にお伝えしておきたいことがあります。エコキュートは、壊れていなくても同じような症状が出ます。断水していた、配管が凍っていた、沸き上げの設定が止まっていた、単に湯切れしていた。どれも「お湯が出ない」という同じ形で現れます。

このときに修理を呼んでも、出張費だけがかかって終わります。逆に、水漏れや焦げたにおいがあるのに電源を入れ直してしまうと、状態が悪くなることがあります。最初の30分で何を見るかで、その後が変わります。

この記事で分かること
  • 本当に壊れているのか、そうでないのかを見分ける方法。断水・凍結・湯切れなら修理は要りません
  • 直るまでのあいだ、今日のお湯をどうするか。タンクに残っているお湯が使えることがあります
  • 壊れたときにやってはいけないこと。水漏れや焦げくさいときに電源を入れ直すと状態が悪くなります
  • どこに連絡すればよいか。保証書が見つかれば費用がかからないことがあります
  • 直るまでにどれくらいかかるか。部品が手に入るかどうかで変わります

エコキュートが本当に壊れたのかを確かめる

お湯が出ないという症状は、故障以外でも起こります。まず、どの状態に当てはまるかを見てください。

お湯が出ないときの分かれ道を示した図。上に濃い青の帯があり、「蛇口をひねったとき、水は出ますか」という問いが白い文字で書かれている。帯から下へ矢印が伸び、その先に横長の枠が3つ、上から順に縦に並んでいる。1つ目の枠は「水は出るが、お湯にならない」で、給湯側の不具合か湯切れのことがあり、リモコンの表示と沸き上げの設定を見る、と示されている。2つ目の枠は「水もお湯も出ない」で、断水・凍結・止水栓が閉まっていることがあり、家の他の蛇口と近所の工事を確かめる、と示されている。3つ目の枠は「お湯はぬるいが出る」で、設定温度か混合水栓のことがあり、リモコンの設定温度を先に見る、と示されている。3つのうち2つ目の枠だけが橙色の枠線と薄い橙の背景で描かれ、ここに注意が要ることを表している。 お湯が出ないとき、まず水が出るかを見る 蛇口をひねったとき、水は出ますか 水は出るが、お湯にならない 給湯側の不具合か、湯切れのことがあります リモコンの表示と、沸き上げの設定を見る 水もお湯も出ない 断水・凍結・止水栓が閉まっていることがあります 家の他の蛇口と、近所の工事を確かめる お湯はぬるいが出る 設定温度か、混合水栓のことがあります リモコンの設定温度を先に見る この分かれ道は、壊れているかどうかを決めるものではありません。どこを先に見るかの目安です。

リモコンにエラーコードが出ているか

台所リモコンか浴室リモコンに、アルファベットと数字の組み合わせが表示されていないか見てください。「H01」「F08」「C03」といった形です。

表示があるときは、その番号を紙に控えてから次の操作に進んでください。電源を入れ直すと表示が消えることがあり、消えてしまうと原因を絞りにくくなります。

エラーコードの意味はメーカーごとに違います。番号ごとの意味はエコキュートのエラーコード一覧にまとめています。

お湯だけが出ないのか、水も出ないのか

蛇口をひねって、水が出るかどうかを確かめてください。ここで分かれます。

水は出るのにお湯だけが出ないときは、給湯側の不具合か、タンクのお湯を使い切った湯切れが考えられます。

水もお湯も出ないときは、エコキュートではなく断水か凍結の可能性があります。家の他の蛇口も開けてみてください。すべての蛇口で水が出ないなら、エコキュートの問題ではありません。

冬の朝に水もお湯も出ないときは、配管の凍結が起きていることがあります。気温が上がれば自然に解けます。

症状が「お湯が出ない」だけのときは、エコキュートのお湯が出ない原因で症状ごとの確認手順を詳しく説明しています。

ブレーカーと漏電遮断器が落ちていないか

分電盤のブレーカーを見てください。エコキュート専用のブレーカーが下りていることがあります。

貯湯ユニット本体にも漏電遮断器が付いています。脚部カバーの中や、本体側面の小さな扉の中にあることがあります。

ただし、工具が必要なカバーは外さないでください。ネジで留められた板は、点検や工事のために外すもので、日常の操作で開けるところではありません。感電や水漏れの心配があるときも、触らずに連絡してください。

ただし、下りていたブレーカーを何度も上げ直さないでください。三菱電機の取扱説明書にも、「200V電源ブレーカーまたは電源レバーが「切」になっている場合は、「入」にしてください。ただし、「入」にしても再度「切」になる場合は、据付工事店(販売店)へご連絡ください。」と書かれています。

上げ直しても再び下りるということは、そこに理由があるということです。漏電やショートが起きていて遮断器が働いている場合、上げ直しても同じことが繰り返されます。一度上げて再び下りるようなら、そこで操作をやめてください。

電源が入らない症状が続くときは、エコキュートの電源が入らない原因で原因ごとの見分け方を説明しています。

沸き上げの設定が止まっていないか

お湯が沸かないとき、機械の不具合ではなく設定で止まっていることがあります。

リモコンに「わき上げ休止」「わき上げ停止日数」「ピーク停止」といった設定が入っていないか見てください。旅行や帰省の前に設定して、そのままになっていることがあります。

三菱電機の取扱説明書でも、「お湯がわかない」ときの確認事項として、わき上げ休止・わき上げ停止日数・ピーク停止の解除が挙げられています。

設定を解除したあと、すぐにお湯が要るときは、その場から沸かす操作をすると間に合うことがあります。呼び方はメーカーで違い、「満タンわき増し」「沸き増し」「タンク満湯」などと表示されます。

止水栓・給水元栓が閉まっていないか

給水配管専用止水栓が閉まっていると、タンクに水が入らず、お湯も出なくなります。

前に水道の工事をした、家族の誰かが触った、という心当たりがあるときは確認してください。心当たりがないときは、無理に探して回さないほうが安全です。どの配管が給水専用かは家庭ごとに違い、別の配管を触ると水漏れにつながります。

壊れていなかった例

次の5つは、故障ではないことがあります。

沸き上げの途中だった。エコキュートは深夜にお湯を沸かします。昼間にお湯を使いすぎると、次の沸き上げまでお湯が足りなくなります。三菱電機の取扱説明書には、タンクの容量が小さい機種について「タンクがコンパクトのため、お湯が不足しないように、昼間時間帯でもわき上げを行います。」とあり、昼間に動くことも正常な動作として説明されています。

湯切れしていた。来客が続いた日や、続けて長くシャワーを使った日に起こります。沸き増しの操作をすれば、しばらくして使えるようになります。

排水口から水が出ていた。タンクの下の排水口から水が少しずつ出ていても、それは故障とは限りません。三菱電機の取扱説明書には「わき上げ中に排水口からお湯が少しずつ排水されるのは、故障ではありません。正常な動作です。」と書かれています。水が温まると体積が増えるため、増えた分を逃がしています。

ただし同じ説明書には、「わき上げ中以外にお湯が出ている場合は、逃し弁の点検を行なってください。」とも書かれています。沸き上げていない時間帯に出続けているなら、そちらは確認が要ります。

冬に運転音が大きくなった。気温が下がると、ヒートポンプユニットの運転音は大きくなります。フィンに霜がつき、その霜がファンに当たって音が出ることもあります。取扱説明書では「冬期に多い現象」として説明されています。

お湯を使っていないのに残湯量が減った。これも冬に起こります。配管から熱が逃げるためで、取扱説明書に「配管からの放熱により、お湯を使っていないのに残湯量が減ったり、タンク内の温度が上がらないことがあります。」と書かれています。

これらに当てはまるなら、修理を頼む必要はありません。設定を見直すか、気温が上がるのを待てば元に戻ります。

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壊れたときに今日のお湯をどうするか

修理や交換の日程が決まるまで、数日かかることがあります。そのあいだをどう過ごすかは、実は情報が少ない部分です。

タンクにお湯が残っていることがある

エコキュートが「壊れた」といっても、タンクの中身まで空になっているとは限りません。

エコ猿がお引き受けした事例にも、リモコンにエラーが出て沸き上げができなくなったものの、タンクに残っているお湯はまだ使える状態だった、という例があります。沸き上げが止まっているだけで、蛇口やシャワーからは出ていました。

ただし、これはその事例ではそうだった、ということです。故障の内容によっては、タンクに残っていても出ないことがあります。安全のために出湯が止まる場合、設定より高い温度のまま出てくる場合、そもそも給湯側が動かない場合。どれも起こります。

蛇口を開けるときは、水側から少しずつ開けて、最初は少量だけ出してください。手を入れる前に、指先で温度を確かめます。

リモコンに残湯量の表示があるなら、そこも見てください。ただし表示は目安です。停電のあとや、センサーに異常があるときは、実際の残量と合わないことがあります。

使えることが確かめられたら、残りを何に使うかを決めてください。お風呂の湯はりには200リットル前後を使います。シャワーだけにすれば、その半分以下で済みます。家族の人数によっては、お風呂をあきらめてシャワーに切り替えるだけで、その日を越せることがあります。

沸き上げができていないので、残りは減る一方です。沸き増しの操作をしないでください。沸き上げができない状態で操作しても沸きませんし、原因によっては機器に負担がかかります。

タンクのお湯を取り出す前に確かめること

貯湯ユニットには、タンクの中の水やお湯を取り出すための「非常用取水栓」が付いています。取扱説明書には、その使い方が載っています。

ただし、これは停電や断水のときの説明です。本体が故障しているときの説明ではありません。

災害で水が止まったときのための仕組みです。三菱電機の取扱説明書には「タンクの水(お湯)を生活用水として利用できます。」と書かれています。生活用水として案内されているもので、飲み水としては案内されていません。日ごろの入浴や台所の代わりになるものでもありません。

水漏れが起きている、焦げくさい、本体から異音がするといった状態のときは、取水の操作もしないでください。原因が分からないまま本体を触ることになります。

取水の手順は機種によって違います。お手元の取扱説明書で、ご自分の機種の手順を確認してください。手順を間違えるとタンクに空気が入り、そのまま使い続けると別の不具合につながることがあります。

やけどを避けるために守ること

タンクの中のお湯は高温です。三菱電機の取扱説明書には、「給湯(取水)・排水時は、熱湯が出ることがあるのでお湯に触らない(やけどの原因)」と書かれています。

停電で温度調節ができなくなっているときも同じです。同じ説明書には「停電時はタンクにお湯があれば給湯できますが、温度調節ができないため、設定温度と異なる温度のお湯が蛇口から出ることがあります。高温のお湯が出る場合もありますので、やけどに注意してください。」とあります。

蛇口から出るお湯も、必ず手を入れる前に指先で温度を確かめてください。小さなお子さんがいるご家庭では、水を混ぜて温度を下げてから使ってください。

外でお湯を使う手立て

家でお湯が使えない日は、外で済ませる方法があります。

近くの公衆浴場やスーパー銭湯、日帰り温泉。スポーツジムの会員なら、シャワーだけ借りることもできます。高速道路のサービスエリアや、一部のコインランドリーにシャワーが付いていることもあります。

自治体によっては、公共の入浴施設を割引で使える制度があります。お住まいの市区町村の窓口で確認してみてください。

ご実家や親族の家が近いなら、数日のあいだお風呂を借りる方法もあります。

行く前に、営業時間と、タオルの貸し出しがあるかを調べておいてください。銭湯は夕方から夜だけの営業だったり、週に1日休みがあったりします。家族の人数分のタオルと着替えを持っていくことになるので、荷物は思ったより多くなります。

小さなお子さんがいるご家庭では、浴場の年齢制限やベビーバスの有無も先に確認しておくと、着いてから困りません。

洗い物・洗濯をどうするか

お風呂だけでなく、台所と洗濯も困ります。

食器は、油汚れを紙で拭き取ってから洗うと、水だけでもある程度落ちます。つけ置き洗いにすると、こすらずに済みます。

洗濯は、水温を気にしない衣類なら水でも洗えます。コインランドリーを使えば乾燥まで一度に終わります。

やかんや鍋でお湯を沸かす方法もありますが、沸かした熱湯を運ぶのは危険です。火傷のもとになるので、洗面器に移して薄めるなど、量と温度に気をつけてください。

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エコキュートが壊れたときにやってはいけないこと

慌てているときほど、やってはいけない操作をしてしまいます。

「TROUBLE」と書かれた紙が、赤い紙の破れ目から見えている

水漏れ・焦げくさいときに電源を入れ直さない

本体や配管から水が漏れているとき、焦げたにおいがするとき、煙が見えるときは、電源を入れ直さないでください。

このときにやることは逆です。漏電遮断器を「切」にして、給水配管専用止水栓を閉じ、そこで手を止めて連絡してください。

給水配管専用止水栓がどれか分からないときは、屋外の水道メーターの脇にある元栓を閉めてください。家全体の水が止まりますが、水漏れは止まります。どの配管か分からないまま回すよりも確実です。

三菱電機の取扱説明書は、「故障かな?と思ったら」の見出しに添えて、直らないときは使用を中止して据付工事店(販売店)か相談窓口へ連絡するよう案内しています。

分解や部品の交換をしない

貯湯ユニットの中には、200Vの電気配線と、高温の水が通る配管が入っています。

カバーを開けて中を見る、部品を外す、配線を触るといったことは、感電とやけどのおそれがあります。ご自分では行わないでください。

インターネットで部品を買って交換する方法が紹介されていることがありますが、メーカーの保証が受けられなくなるうえ、取り付けを誤ると水漏れや漏電につながります。

熱湯が出るおそれのある操作をしない

温度調節ができなくなっている状態で、湯水混合栓のハンドルを湯側に全開にしないでください。設定より高い温度のお湯が出ることがあります。

三菱電機の取扱説明書にも「湯水混合栓のハンドルは湯側を全開にして使用しないでください。」と書かれています。

凍った配管に熱湯をかけない

冬の朝に水もお湯も出ないとき、配管が凍っていることがあります。このとき、熱湯をかけて溶かそうとしないでください。急に温度が変わると配管が割れ、解けたあとに水漏れが起こります。

三菱電機の取扱説明書は、凍結したときの対処として「配管凍結している場合は、湯水混合栓のハンドルを湯側にして給湯栓を開き、解凍するのをお待ちください。」と案内しています。待つ、という対処です。

同じ説明書には、その先も書かれています。「復帰しない場合は、給水配管専用止水栓を閉じて据付工事店(販売店)へご連絡ください。」

気温が上がれば自然に解けます。急いでいても、そこは待ってください。

直らないまま使い続けない

一度エラーが消えても、同じ表示が繰り返し出るときは、原因が残っています。

メーカーの取扱説明書は、確認しても直らないときは使用を中止して販売店か相談窓口へ、と案内しています。表示が消えたことと、直ったことは違います。

使い続けることで、直せたはずの不具合が、交換しかない状態に進むことがあります。表示が繰り返し出る時点で、一度見てもらってください。

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エコキュートが壊れたときにどこに連絡するか

連絡先は、置かれている状況で変わります。

先にお伝えしておきます。エコ猿はエコキュートの交換を専門に扱う店で、修理は受け付けていません。修理で直る場合は、保証書に書かれた窓口か、メーカー、据え付けた工事店へご相談ください。交換になった場合のご相談は承ります。

何をどこに問い合わせるか、書類の上に虫めがねと「?」が置かれている

保証期間内かをまず見る

購入したときの書類を探してください。保証書、工事の請求書、販売店の名刺のどれかが見つかれば、そこが連絡先になります。

メーカー保証は、部位ごとに期間が違います。三菱電機の取扱説明書では、本体(逃し弁・減圧弁)・パッキン・リモコン・リモコンケーブルが2年間、熱交換器とコンプレッサが3年間、タンク不良による水漏れが5年間と定められています。

つまり、同じ機器でも、どこが壊れたかで保証が残っているかどうかが変わります。販売店の延長保証に入っていれば、さらに長い期間が対象になることもあります。

保証の期間内なら、費用がかからない場合があります。連絡する前に書類を探すだけで、支払いが変わることがあります。

書類が見つからないときも、あきらめないでください。設置した年が分かれば、そこから保証の期間内かどうかを判断できます。工事をした業者が分かっていれば、その業者に記録が残っていることもあります。

メーカーに連絡する場合

本体の不具合で、保証書が手元にあるときは、メーカーの相談窓口に連絡してください。

電話をかける前に、次の3つを手元に用意します。機種名(型番)、エラーコード、設置した年です。

型番は、貯湯ユニットの側面に貼られたシールに書かれています。「SRT-」「BHP-」「HE-」といったアルファベットから始まる文字列です。貯湯ユニットとヒートポンプユニットで型番が別々にあるため、両方を控えておくと確実です。

シールが日焼けして読めないときは、リモコンの裏側や、購入したときの書類を見てください。それでも分からなければ、貯湯ユニットの写真を撮って業者に見せる方法もあります。

メーカーの窓口は、受付時間が決まっていることがほとんどです。夜間や休日にお湯が出なくなった場合は、翌営業日まで待つことになります。その日をどう過ごすかは、先に決めておいてください。

販売店・工事店に連絡する場合

据え付けの工事に関わる不具合、たとえば配管の水漏れや、止水栓まわりの不具合は、工事をした販売店のほうが早く動けます。

メーカーの窓口に連絡しても「据付工事店にご相談ください」と案内されることがあります。工事の書類が残っていれば、そちらを先に見てください。

賃貸にお住まいの場合は、連絡先が違います。設備の故障は貸主の負担になることが多いため、まず管理会社か大家さんに連絡してください。詳しくは賃貸でエコキュートが故障したときでまとめています。

連絡するときに手元に用意しておくもの

電話口で聞かれることは、だいたい決まっています。

三菱電機の取扱説明書は、連絡してほしい内容として6つを挙げています。品名、形名(型番)、お買上げ日、故障の状況(できるだけ具体的に)、ご住所(付近の目印なども)、お名前・電話番号・訪問希望日です。形名は貯湯ユニットの前面カバーに表示されている、とも書かれています。

これにエラーコードを足して、先に紙に書いておくと、一度の電話で話が進みます。症状がいつから出ているか、水は出るのかお湯だけが出ないのかも聞かれます。

貯湯ユニットの写真とリモコンの表示の写真を撮っておくと、口で説明しにくい部分が伝わります。交換になる場合は、設置場所の全景と、搬入する経路が分かる写真もあると話が早くなります。

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直るまでにどれくらいかかるか

「今日中に直りますか」というお問い合わせをよくいただきます。答えは、部品が手に入るかどうかで変わります。

エコキュートが壊れてから直るまでの流れを、上から下へ4つの段で示した図。横長の枠が縦に4つ並び、それぞれの左端に濃い青の丸があって1から4までの番号が入っている。枠と枠のあいだは下向きの矢印でつながれている。1は「連絡する」で、機種名とエラーコードを伝えると早く進みます、と添えられている。2は「現地を見る」で、その場で直ることも、部品の取り寄せになることもあります、と添えられている。3は「部品か機器を手配する」で、部品が残っているかどうかで、ここが一番変わります、と添えられている。4は「工事をする」で、同じ容量どうしの交換なら、設置面をそのまま使えることが多いです、と添えられている。日数の数字はどこにも書かれていない。 連絡してから、お湯が使えるようになるまで 1 連絡する 機種名とエラーコードを伝えると早く進みます 2 現地を見る その場で直ることも、部品の取り寄せになることもあります 3 部品か機器を手配する 部品が残っているかどうかで、ここが一番変わります 4 工事をする 同じ容量どうしの交換なら、設置面をそのまま使えることが多いです かかる日数は、部品があるか、機器の在庫があるか、工事の予定が空いているかで変わります。この図に日数は入れていません。

部品があるかで日数が変わる

修理で直る場合でも、交換する部品がすぐ手に入るとは限りません。

メーカーは、修理に使う部品をいつまでも持っているわけではありません。三菱電機の取扱説明書には「当社は、この製品の補修用性能部品を製造打切り後10年保有しています。」「補修用性能部品とは、その製品の機能を維持するために必要な部品です。」と書かれています。

ここで気をつけたいのは、「部品を持っている期間」と「保証の期間」は別のものだということです。保証は、無償で直してもらえる期間のことです。部品の保有期間は、有償でも修理できるかどうかの期間です。保証が切れていても、部品があれば修理はできます。

年数の数え方も、メーカーで違います。三菱電機は「製造打切り後10年」で、買った日からではなく、その機種の製造が終わってから数えます。ダイキン工業は自社のページで「エコキュートの部品の保証期間は製造後9年」と案内しており、こちらは製造された日から数える書き方です。この「保証期間」は部品についての案内で、9年のあいだ無償で直してもらえるという意味ではありません。

同じダイキンのページには、「使用状況によっては3年程度で劣化する可能性がある部品もある」こと、「例えば「減圧弁」や「逃し弁」という部品は消耗品。」であることも書かれています。

いずれにしても、製造から年数が経っている機種ほど、部品の手配に時間がかかるか、部品そのものが無いことがあります。その場合は修理ではなく交換になります。

交換になった場合の流れ

交換になると、機器の在庫があるか、工事の予定が空いているかで日程が決まります。

同じ容量どうしの交換であれば、設置面をそのまま使えることが多く、工事の時間は短く抑えられます。容量を変える場合や、別のメーカーに替える場合は、脚の位置や配線の本数が変わるため、その分の作業が加わります。

お湯が使えない状態が続いていることを、最初の連絡で伝えてください。手配の順番が変わることがあります。

エコ猿がお引き受けした例

エコ猿では、お湯が出ない・エラー表示が出たことをきっかけに交換をお引き受けした事例が、2026年2月から2026年9月までに556件あります。

実際にどう進んだかを、3件ご紹介します。

水は出るがお湯にならなくなった例(北葛城郡広陵町)。現地でリモコンの表示と貯湯ユニットの動作を確認し、復旧が難しいことをご説明しました。お湯が出ない状態が続いていたため、工事日を最短で組み、必要な部材を先に手配してから現場に入っています。同じ460Lどうしの交換だったため設置面はほぼそのまま使えましたが、脚の位置が合わず、アンカーを追加で打って固定しました。据え付け後は蛇口とシャワーの両方でお湯が出ることを確かめています。

12年使った機種にエラーが表示された例(大和高田市)。タンクに残っているお湯はまだ使えるものの、沸き上げができていない状態でした。使い切ってしまうとお湯が出なくなります。前日の下見でエラーの内容と設置場所を確認し、必要な部材をそろえたうえで翌日の工事に入りました。

朝起きたら水しか出なくなっていた例(橿原市)。前日からお湯がまったく出なくなり、復旧の見込みが立たないため早急に交換したいというご相談でした。今回は今までとは別のメーカーで選びたいというご希望もありました。出湯できない状態を現地で確認し、復旧の可否を見極めたうえで、当日中に機器を手配しています。メーカーを変える場合でも、容量と設置場所の条件が合えば工事の日数は大きく変わりません。

エラー表示をきっかけに交換をお引き受けした事例が、ほかにもあります。

関連
事例

堺市南区でリモコンにエラーが表示されるエコキュートを交換|HE-K46BQからSRT-ST467へ

堺市南区でリモコンにエラーが表示されるエコキュートを交換|HE-K46BQからSRT-ST467へ(施工前)
施工前
堺市南区でリモコンにエラーが表示されるエコキュートを交換|HE-K46BQからSRT-ST467へ(施工後)
施工後
施工前 施工後
メーカー パナソニック 三菱電機
製品の種類 エコキュート エコキュート
型番 HE-K46BQ SRT-ST467
貯湯容量 460L 460L
給湯タイプ フルオート フルオート

ご依頼の内容

堺市南区にお住まいのお客様より、エコキュートのリモコンにエラーが表示されることがあるため、交換を検討しているとご相談をいただきました。

交換前に設置されていたのは、パナソニックのHE-K46BQです。対応するセット型番はHE-K46BQSで、460Lの一般地向けフルオートタイプのエコキュートでした。

お客様によると、浴室リモコンにエラーが表示されることがあり、自動湯はりや追いだきの操作をするときに不安を感じるようになったそうです。毎回ではないものの、入浴前にエラーが出るとお風呂の準備がスムーズに進まず、家族で使う時間帯に困ることがあったとのことでした。

使用年数も経っていたため、今回は修理ではなく本体交換をご希望いただきました。お湯の使用量はこれまでと大きく変わらないため、同じ460Lのフルオートタイプで交換することになりました。

詳しい作業内容

既存のエコキュートを確認したところ、交換前のHE-K46BQはパナソニックの貯湯ユニット型番で、対応するセット型番はHE-K46BQSでした。ヒートポンプユニットはHE-PK60Bに対応する機種です。

今回は、三菱の貯湯ユニットSRT-ST467へ交換しました。SRT-ST467は、セット型番SRT-S467に対応する貯湯ユニットで、460Lの一般地向けフルオートタイプです。

まず、既存の貯湯ユニットとヒートポンプユニットを撤去し、設置場所の状態を確認しました。今回はパナソニックから三菱へのメーカー変更となるため、同じ460Lでも本体寸法や配管接続位置が異なります。そのため、設置スペースに収まるかを確認しながら、本体位置を調整して作業を進めました。

新しい貯湯ユニットとヒートポンプユニットを据え付けたあと、給水配管、給湯配管、追いだき配管、ヒートポンプ配管を接続しました。あわせて、電気配線とリモコン配線も接続し、台所リモコンと浴室リモコンの操作確認を行っています。

今回設置した機種はフルオートタイプのため、自動湯はり、追いだき、自動保温などの機能に対応しています。交換後は試運転を行い、湯はり、追いだき、リモコン操作、水漏れの有無を確認しました。

各接続部に水漏れがないこと、リモコンにエラー表示が出ないこと、自動湯はりや追いだきが正常に動作することを確認し、作業完了となりました。

お客様からの声

リモコンにエラーが表示されるようになってから、お風呂の準備をするときに毎回少し不安を感じていました。

まだお湯は使えていましたが、使用年数も経っていたので、急に故障する前に交換できて安心しました。

同じ460Lのフルオートタイプなので、使い方が大きく変わらず安心です。自動湯はりや追いだきもこれまで通り使えるので、家族も問題なく使えています。

40代・男性・K様
評価:★★★★★(5/5点満点中)

スタッフからの一言

堺市南区で、パナソニックのHE-K46BQから三菱のSRT-ST467へエコキュート交換を行いました。

交換前はリモコンにエラーが表示される症状があり、使用年数も経っていたため、修理ではなく交換をご希望いただいた事例です。

HE-K46BQは、対応するセット型番HE-K46BQSの貯湯ユニットで、460Lの一般地向けフルオートタイプです。交換後のSRT-ST467も、セット型番SRT-S467に対応する460Lの一般地向けフルオートタイプのため、自動湯はり、追いだき、自動保温などの基本的な使い勝手を保ったまま入れ替えることができました。

今回は460Lから460Lへの同容量交換でしたが、メーカーがパナソニックから三菱へ変わるため、本体寸法や配管接続位置を確認しながら、設置スペースに合わせて調整しています。

堺市南区でエコキュートの交換をご検討中の方は、現在の症状や設置状況、ご家族のお湯の使用量に合わせて、適した機種をご提案いたします。

ほかの事例はエコ猿の施工事例にまとめています。

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修理と交換のどちらになるか

現地を見てもらうと、修理で直るか交換になるかが分かります。判断の目安を先に知っておくと、見積もりを受け取ったときに迷いません。

電卓と家の模型のそばで、虫めがねが「費用」の文字を拡大している

使った年数で見る

エコキュートは10年前後で寿命を迎えるとされています。ダイキン工業も自社のページで「10年経ったら買い替えどき」と案内しています。

設置から10年以上経っている場合、一か所を修理しても、別の場所が続けて壊れることがあります。その都度、出張費と技術料がかかります。

年数の目安を、こう考えてください。7年目までなら修理で使い続けられることが多く、8年から10年のあいだは修理の金額しだい、10年を超えていれば交換を含めて考える。ただしこれは目安で、実際には症状と修理の金額で決まります。

何年で買い替えるかの目安は、下の記事にまとめています。

部品が手に入るかで見る

年数が経っている機種は、部品が製造されていないことがあります。部品が無ければ、修理という選択肢そのものがありません。

前の章で見たとおり、部品の保有期間は、買った日ではなく製造や製造打切りを起点に数えます。在庫として置かれていた期間があれば、設置してから10年経つ前に部品が無くなることもあります。

つまり、使った年数が同じでも、部品が残っているかどうかは機種によって変わります。現地を見てもらうときに、この機種の部品はまだあるかを聞いてください。それだけで、修理と交換のどちらになるかがおおよそ決まります。

部品が消耗しているだけのこともある

ダイキン工業は、消耗品として3年程度・6年周期という2つの目安を挙げています。「そのほか、6年周期での交換が目安とされる部品もあります」として、点検を3年ごとに行えば両方の周期に合わせられる、という考え方を示しています。

つまり、10年経っていない機種でも部品が消耗していることがあり、逆にその部品を替えるだけで直ることもあります。

年数だけで交換を決めないでください。現地で見てもらうまでは、どちらになるか分かりません。

費用の目安

修理の費用は、いくつかの要素でできています。三菱電機の取扱説明書には、修理料金は技術料・部品代・出張料などで構成されると書かれています。技術料は故障を直すための料金、部品代は交換した部品の代金、出張料は技術員が現場へ来るための料金です。

そのため、部品が安くても、出張と作業の分はかかります。同じ説明書には、保証期間が過ぎているときは点検・診断のみでも有料になることがある、とも書かれています。

一般的な費用の相場です。部分的な修理であれば数万円から、ヒートポンプユニットや基板の交換になると8万円から15万円程度かかります。

新しい機器への交換は、工事費込みで35万円から60万円程度が相場です。

修理の見積もりを受け取ったら、その金額と、交換の費用を残りの使える年数で割った額を並べてみてください。10年使った機種に15万円かけて修理しても、次の不具合が1年後に来るなら、交換したほうが結果的に安くなることがあります。

症状ごとの費用と、どちらを選ぶかの考え方は、下の記事で詳しく説明しています。

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費用の負担を軽くする方法

修理でも交換でも、費用を下げられる余地があります。連絡する前に確かめてください。

メーカー保証・延長保証が残っていないか

保証期間内であれば、無償で修理を受けられます。

メーカー保証は部位ごとに期間が違い、本体より冷媒回路やタンクのほうが長いことがあります。販売店の延長保証に入っていれば、さらに長い期間が対象になります。

探すのは、保証書だけではありません。工事の請求書、販売店の名刺、購入したときのカタログ。設置した年が分かる書類であれば、そこから判断できます。家を建てたときに設置したものなら、住宅の引き渡し書類に含まれていることもあります。

書類を探すのに30分かけても、それで数万円が変わることがあります。連絡する前に、一度探してみてください。

落雷や自然災害なら火災保険

落雷でエコキュートが壊れた場合、火災保険が使えることがあります。

保険の対象になるかは契約内容で決まるため、加入している保険会社に確認してください。「破損・汚損」の補償が付いているか、屋外の設備が対象に含まれているかで変わります。

落雷が原因かどうかを判断するには、業者に見てもらった記録が必要になることがあります。修理や交換を進める前に、壊れた状態の写真を撮っておいてください。直してしまってからでは、原因を示すものが残りません。

同じ日に近所でも同じような故障が起きていれば、落雷の可能性が高まります。近隣で被害が出ていないかも聞いてみてください。

詳しくはエコキュートが落雷で故障したときの火災保険の申請方法と、エコキュートに火災保険は使えるかでまとめています。

交換になるなら補助金

交換になった場合、国の補助金が使えることがあります。対象になる機種や申請の期限は年度ごとに変わります。

補助金には、対象になる機種の条件があります。急いで交換したあとで「その機種は対象外だった」と分かることがあるため、見積もりを受け取る段階で、その機種が対象かどうかを聞いてください。

申請は工事をする業者が代行することが多く、こちらで手続きするものではないことがほとんどです。ただし、業者が補助金の登録事業者でなければ申請できません。ここも見積もりの段階で確認してください。

その年の条件と申請の流れは、下の記事にまとめています。

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エコキュートが壊れたときのよくある質問

「FAQ」の文字が並べられている

エコキュートが壊れたらお風呂はどうしたらいいですか

タンクにお湯が残っていれば、使い切るまではいつもどおり使えることがあります。残っていない場合や、本体を触ってはいけない状態のときは、公衆浴場やスーパー銭湯、スポーツジムのシャワーを使う方法があります。自治体によっては公共の入浴施設を割引で使える制度もあるため、市区町村の窓口で確認してみてください。

エコキュートは何年で壊れますか

10年前後が目安とされています。メーカーも10年を買い替えの目安として案内しています。ただし使い方や設置環境で変わり、それより早く不具合が出ることも、10年を超えて使えることもあります。年数だけで判断せず、症状と修理の金額で決めてください。

エコキュートが突然壊れる原因は何ですか

部品の劣化、冬の凍結、落雷、入浴剤の使いすぎによる配管の傷みなどがあります。減圧弁や逃し弁は消耗品とされており、使い方によっては3年程度で劣化することもあります。10年経っていない機種でも、部品が消耗していることがあります。

タンクに残っているお湯は使えますか

症状によります。沸き上げだけができなくなっている場合は、残っているお湯を使い切るまで使えることがあります。ただし水漏れが起きている、焦げくさいといったときは、本体を触らずに電源を切って連絡してください。タンクの中のお湯は高温のため、蛇口から出るお湯も必ず指先で温度を確かめてください。

修理と交換はどちらが安いですか

使った年数と修理の金額で変わります。設置から10年以上経っている場合は、修理しても別の場所が続けて壊れることがあり、その都度費用がかかります。部品が製造されていない機種では、修理という選択肢そのものがありません。

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まとめ:エコキュートが壊れたときに動く順番

エコキュートが壊れたと思ったら、この順番で見てください。

まず、本当に壊れているのかを確かめます。水が出るか、エラーコードが出ているか、ブレーカーが下りていないか。断水や凍結、湯切れであれば、修理は要りません。

次に、今日のお湯をどうするかを決めます。タンクにお湯が残っていることがあります。残っていなければ、外で使う手立てを用意します。

水漏れや焦げくさいにおいがあるときは、そこで操作をやめてください。電源を入れ直さず、漏電遮断器を切って連絡します。

連絡する前に、機種名・エラーコード・設置した年・症状が出た時期を紙に書いておいてください。保証書が見つかれば、費用がかからないこともあります。

直るまでの日数は、部品が手に入るかで変わります。お湯が使えない状態が続いていることを、最初に伝えてください。

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