エコキュートで入浴剤は使える?フルオートの見分け方とメーカー6社の条件
このコラムで分かる事
- エコキュートで入浴剤が使えるかを見分ける順番
- 自宅のエコキュートがフルオートかどうかの見分け方
- メーカーごとに使えるとしている入浴剤と、機種による例外
- メーカーの推奨品以外で使えない成分
- 入浴剤を使ったあとにすることと、合わない入浴剤を入れたとき
寒い時期になると、湯船に入浴剤を入れたくなります。けれどエコキュートの家では、入れる前に手が止まります。この入浴剤を入れて、エコキュートが壊れないだろうか、と。
答えは、ひと言では決まりません。エコキュートで入浴剤が使えるかどうかは、お使いの機種がフルオートかどうかと、メーカー・機種によって変わります。
エコ猿では、パナソニック・三菱電機・ダイキン・日立・東芝・コロナの6社について、メーカーが公式に案内している入浴剤の条件を、2026年9月に読み直しました。使えるとしている入浴剤の名前も、使わないよう書いている成分も、機種ごとの例外も、6社でそろっていませんでした。
この記事では、自宅のエコキュートがフルオートかどうかの見分け方から始めて、メーカーごとの条件、推奨品以外で使えない成分、使ったあとにすることの順にまとめます。
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エコキュートで入浴剤は使える?
使えるかどうかは、次の順番で見ていくと決めやすくなります。
- 自宅のエコキュートがフルオートかどうかを見分ける
- 自宅のメーカーが、その入浴剤を使えるものとして挙げているかを見る
- 挙げていない入浴剤なら、使わないよう書かれている成分が入っていないかを、入浴剤の成分表示で見る
どの段でも、最後に確かめるのはお使いの機種の取扱説明書です。メーカーの案内は機種によって違い、同じメーカーの中でも発売年や機能で条件が変わります。
ダイキンとパナソニックはフルオート以外の機種なら使えるとしている
フルオートとは別のタイプの機種について、入浴剤を「使える」「制限はありません」と書いているメーカーが2社あります。
ダイキンは、公式のよくあるご質問でこう書いています。
「オートタイプ、給湯専用タイプ は、入浴剤の制限はありません。」(ダイキン よくあるご質問)
パナソニックも、公式のよくあるご質問でこう書いています。
「セミオート、給湯専用タイプは入浴剤の使用が可能です。」(パナソニック よくあるご質問)
ダイキンは「オートタイプ」「給湯専用タイプ」を、フルオート機と分けて書いています。パナソニックの「セミオート」と同じく、フルオートではない機種の呼び方で、呼び方はメーカーで違います。
ここで言えるのは、この2社がそう書いている、というところまでです。三菱電機は、フルオート追いだき機種とは別に、エコオート機種にも使わない成分を挙げています。この点は「追い焚きを使わなければどの入浴剤でも使えるか」の章で見ます。
フルオートはメーカーが指定した入浴剤や条件に限られる
一方、フルオートの機種に限って、使える入浴剤と使わないものを書いているのは、パナソニックとダイキンです。日立・東芝・コロナは、機種のタイプを分けずに推奨品の名前と使わないものを書いています。三菱電機は、よくあるご質問では機種のタイプを分けずに書き、2021年のページでは、使わない成分だけを「フルオート追いだき機種」と「エコオート機種」に分けて書いています。ダイキンは製品の名前ではなく、株式会社バスクリンの入浴剤かどうかと「中性」などの条件で示しています。
どの入浴剤を挙げているか、どんな機種に例外があるかはメーカーごとに違います。「エコキュートで使える入浴剤はメーカーごとにどう違うのか」の章で1社ずつ見ていきます。
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自宅のエコキュートがフルオートかどうかはどう見分けるのか

エコ猿が施工事例のページに2026年2月19日から8月18日までに掲載した1,310件は、交換前も交換後も、給湯タイプがすべてフルオートでした。
エコ猿で交換した家では、入浴剤に条件のある側の機種を使っていることになります。お使いのエコキュートがどちらのタイプか、先に確かめておいてください。
事例
堺市南区でヒートポンプユニットから異音がするエコキュートを交換|TUN37LFVからTUN37ZFVへ
| 施工前 | 施工後 | |
|---|---|---|
| メーカー | ダイキン | ダイキン |
| 製品の種類 | エコキュート | エコキュート |
| 型番 | TUN37LFV | TUN37ZFV |
| 貯湯容量 | 370L | 370L |
| 給湯タイプ | フルオート | フルオート |
ご依頼の内容
堺市南区にお住まいのお客様より、エコキュートのヒートポンプユニットから異音がするため、交換を検討しているとご相談をいただきました。
交換前に設置されていたのは、ダイキンのTUN37LFVです。対応するセット型番はEQN37LFVで、370Lの一般地向けフルオートタイプのエコキュートでした。
お客様によると、夜間の沸き上げ運転中に屋外のヒートポンプユニットから普段より大きな音がするようになり、運転音が気になる日が増えていたそうです。お湯は使えているものの、使用年数が経っていることもあり、急に故障してお湯が使えなくなるのではないかと不安を感じておられました。
修理も検討されていましたが、年数が経過していることや今後の故障リスクを考え、今回は本体交換をご希望いただきました。お湯の使用量はこれまでと大きく変わらないため、同じ370Lのフルオートタイプで交換することになりました。
詳しい作業内容
既存のエコキュートを確認したところ、交換前のTUN37LFVはダイキンの貯湯ユニット型番で、対応するセット型番はEQN37LFVでした。ヒートポンプユニットはRQWN45LVに対応する機種です。
今回は、ダイキンの貯湯ユニットTUN37ZFVへ交換しました。TUN37ZFVは、セット型番EQN37ZFVに対応する貯湯ユニットで、370Lの一般地向けフルオートタイプです。
まず、既存の貯湯ユニットとヒートポンプユニットを撤去し、設置場所の状態を確認しました。交換前後ともダイキンの370Lタイプですが、年式やシリーズが異なるため、本体寸法や配管接続位置を確認しながら、設置スペースに合わせて本体位置を調整しました。
新しい貯湯ユニットとヒートポンプユニットを据え付けたあと、給水配管、給湯配管、追いだき配管、ヒートポンプ配管を接続しました。あわせて、電気配線とリモコン配線も接続し、台所リモコンと浴室リモコンの操作確認を行っています。
今回設置した機種はフルオートタイプのため、自動湯はり、追いだき、自動保温などの機能に対応しています。交換後は試運転を行い、湯はり、追いだき、リモコン操作、水漏れの有無を確認しました。
各接続部に水漏れがないこと、リモコンにエラー表示が出ないこと、ヒートポンプユニットが正常に運転することを確認し、作業完了となりました。
お客様からの声
ヒートポンプユニットから異音がするようになってから、夜間の沸き上げ音が気になっていました。
まだお湯は使えていましたが、年数も経っていたので、急に故障する前に交換できて安心しました。
同じ370Lのフルオートタイプなので、使い方が大きく変わらず安心です。自動湯はりや追いだきもこれまで通り使えるので、家族も問題なく使えています。
30代・男性・S様
評価:★★★★☆(4/5点満点中)
スタッフからの一言
堺市南区で、ダイキンのTUN37LFVからダイキンのTUN37ZFVへエコキュート交換を行いました。
交換前はヒートポンプユニットから異音がする症状があり、使用年数も経っていたため、修理ではなく交換をご希望いただいた事例です。
TUN37LFVは、対応するセット型番EQN37LFVの貯湯ユニットで、370Lの一般地向けフルオートタイプです。交換後のTUN37ZFVも、セット型番EQN37ZFVに対応する370Lの一般地向けフルオートタイプのため、自動湯はり、追いだき、自動保温などの基本的な使い勝手を保ったまま入れ替えることができました。
今回は370Lから370Lへの同容量交換でしたので、これまでのお湯の使用量に合わせながら、年式やシリーズの違いによる本体寸法や配管接続位置を確認し、設置スペースに合わせて調整しています。
堺市南区でエコキュートの交換をご検討中の方は、現在の症状や設置状況、ご家族のお湯の使用量に合わせて、適した機種をご提案いたします。
お湯はりのあとに自動で追いだきと保温をする機種がフルオート
見分ける目安は、お湯はりのあとの動きです。パナソニックは、公式のよくあるご質問でこう書いています。
「フルオートは自動で「追いだき」「保温」ができ、セミオートと給湯専用はできません。」(パナソニック よくあるご質問)
お湯はりが終わったあと、しばらくお湯の温度と量を機器が自動で保っていれば、フルオートです。お湯がぬるくなったら自分で熱いお湯を足す必要があるなら、セミオートか給湯専用です。
図の2つの枠のどちらに当たるかで、次に読む章が変わります。フルオートなら、メーカーごとの条件の章へ進んでください。セミオートか給湯専用なら、メーカーによって書き方が違うことを「追い焚きを使わなければどの入浴剤でも使えるか」の章で確かめてください。
フルオートとセミオートの違いをもっと詳しく知りたいときは、次の記事にまとめています。
呼び方がメーカーで違うので取扱説明書の機種名で確かめる
「フルオート」「セミオート」という呼び方は、メーカーによって違います。
三菱電機は、機種を「フルオート追いだき機種」と「エコオート機種」に分けて書いています。ダイキンは「フルオート機」と「オートタイプ」です。
呼び方だけで判断すると、別のタイプだと思い込むことがあります。貯湯ユニットに貼られたシールで型番を確かめ、その機種の取扱説明書で給湯のタイプを見てください。取扱説明書が手元にない場合は、メーカーの公式サイトで型番から探せることがあります。
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エコキュートで使える入浴剤はメーカーごとにどう違うのか

6社が公式に挙げている条件を、1つの表にまとめます。長府製作所など、この表にないメーカーの機種をお使いの場合は、取扱説明書で確かめてください。
| メーカー | 使えるとしている入浴剤 | 機種による例外 | セミオート・給湯専用について |
|---|---|---|---|
| パナソニック | バスクリン・きき湯・バスロマン・バブ・旅の宿(にごりタイプを除く。バブはパウダー配合も除く) | — | 入浴剤の使用が可能 |
| 三菱電機 | バブ・バスロマン・バスクリン・温泡・きき湯(にごりタイプなどを除く)/あわ入浴剤2種(Pシリーズのみ) | 入浴剤ごとに、使える機種の発売年が違う。SRT-C20Dとコンパクトエコキュートで使えないものがある | エコオート機種でも、硫黄成分・塩化ナトリウムを含むものは使わない(2021年のページ) |
| ダイキン | 2013年(N型)以降の機種:株式会社バスクリンの入浴剤(「アーユルタイム」を除く)ほか | 2012年(MB型)以前のフルオート機は条件が違う | オートタイプ・給湯専用タイプは制限なし |
| 日立 | バブ・バスクリン・きき湯・バスロマン(にごりタイプを除く) | ステンレス・クリーン自動洗浄システムを搭載していない機種は、発泡しない中性の透明タイプのみ | 記述なし |
| 東芝 | バブ・マイクロバブ・バスクリン・きき湯・バスロマン(にごりタイプを除く) | — | 記述なし |
| コロナ | バブ・バスクリン・バスロマン・きき湯・温泡(にごりタイプを除く) | マイクロバブルユニット内蔵の機種は入浴剤を使わない | 記述なし |
表の「機種による例外」の欄が埋まっているメーカーは、同じメーカーのエコキュートでも、機種によって使える範囲が変わります。ここからは、表だけでは伝えきれないところを1社ずつ見ます。
パナソニックは「旅の宿」を挙げてバブのパウダー配合を除いている
6社のうち、推奨品に「旅の宿」(クラシエ)を挙げているのはパナソニックだけです。
バブについては、にごりタイプに加えてパウダー配合のものも除いています。公式のよくあるご質問では、推奨品の並びの中にこう書かれています。
「「バブ」※にごりタイプ・パウダー配合は除く」(パナソニック よくあるご質問)
同じバブでも、パッケージにパウダー配合と書かれているものは、パナソニックのフルオートでは推奨品に入りません。
同じページでは、入浴剤を使うときの設定についても書いています。
「入浴剤をご使用のときは、自動配管洗浄を必ず「入」にしてください。(お買い上げ時の設定は「入」)」(パナソニック よくあるご質問)
買ったときは「入」になっているので、あとで設定を変えていなければそのままで使えます。
三菱は入浴剤ごとに使える機種の発売年を分けている
三菱電機は、公式のよくあるご質問で、入浴剤ごとに対象の機種を発売年で区切っています。
- バブ……2010年発売以降の機種
- バスロマン・バスクリン……2018年発売以降の機種(SRT-C20Dでは使えない)
- 温泡・きき湯……2022年発売以降の機種(コンパクトエコキュートとSRT-C20Dでは使えない)
- 2種のあわ入浴剤……2016年発売以降のPシリーズのみ
三菱電機のページでは、アース製薬の温泡を「温包」と書いています。たとえば温泡ときき湯については、こう書かれています。
「2022年発売以降の機種から対象」「※コンパクトエコキュート、SRT-C20Dはご使用になれません。」(三菱電機 よくあるご質問)
区切りは「発売年」で、買った年ではありません。2020年に買った機種でも、発売が2017年なら、バスロマンとバスクリンの対象に入らないことになります。
どの入浴剤も、にごりタイプは除かれています。温泡は、にごりタイプに加えてとろみタイプも除かれています。
ダイキンはフルオート機を2013年以降と2012年以前で分けている
ダイキンは、フルオート機を「2013年(N型)以降」と「2012年(MB型)以前」に分けて条件を書いています。
2013年以降のフルオート機では、株式会社バスクリンの入浴剤について、公式のよくあるご質問にこう書かれています。
「バスソルトシリーズの「アーユルタイム」以外、すべてお使いいただけます。」(ダイキン よくあるご質問)
バスクリン社以外の入浴剤は、「中性」で、使えないものに当たらない製品であれば使えるとしています。
2012年以前のフルオート機では、バスクリン社の入浴剤について「試験確認ができていません」とされています。バスクリン社のものも含めて、中性で、使えないものに当たらない製品を選ぶことになります。加えて、炭酸ガスなどの発泡系のものも使えません。
ダイキンの条件にある「中性」は、入浴剤のパッケージの表示で確かめます。表示が見つからないときは、使う前に入浴剤のメーカーに確かめてください。
日立はステンレス・クリーン自動洗浄の有無で使える範囲が変わる
日立は、推奨品にバブ・バスクリン・きき湯・バスロマンを挙げています。ただし、機種の機能によって使える範囲が変わります。
「ステンレス・クリーン自動洗浄システムを搭載していない機種は、発泡しない中性の透明タイプのみご使用いただけます。」(日立の家電品 エコキュート)
推奨品のなかで、この機種に使えるのはバスクリンとバスロマンの透明タイプだとしています。お使いの機種にこのシステムが付いているかは、取扱説明書で確かめてください。
日立は同じページで、入浴剤を使うときの設定として、自動配管洗浄を必ず「入」にするよう書いています。
東芝はマイクロバブを挙げてミルク成分のものを使わないよう書いている
東芝のエコキュートは、いま日本キヤリア株式会社が扱っています。推奨品は、バブ・マイクロバブ・バスクリン・きき湯・バスロマンで、いずれもにごりタイプを除きます。
推奨品に「マイクロバブ」を挙げているのは、6社のうち東芝だけです。公式のよくあるご質問には、推奨品の1行目にこう書かれています。
「「バブ」「マイクロバブ」(にごりタイプは除く)」(日本キヤリア ESTIA よくあるご質問)
推奨品以外で使わないものとして、公式のよくあるご質問には次のように書かれています。
「硫黄、酸、アルカリ、塩分、ミルクやミルク成分を含んだもの」(日本キヤリア ESTIA よくあるご質問)
同じ回答には、このほかに、浴槽に沈殿物(にごり成分)が残るもの、生薬(固形のもの)、発泡系のものも並んでいます。同じページの別の回答では、浴槽の中で石鹸を使うことや、石鹸を浴槽内で泡立てることも、使用を禁止するものに入れています。
コロナはマイクロバブルユニット内蔵の機種では入浴剤を使わない
コロナは、公式のよくあるご質問で、推奨品にバブ・バスクリン・バスロマン・きき湯・温泡を挙げています。ただし、同じページに次の断りがあります。
「マイクロバブルユニット内蔵 エコキュートは、マイクロバブル部品に影響があるため、入浴剤は使用しないでください。」(コロナ よくあるご質問)
この機種では、推奨品であっても入浴剤を使いません。6社のうち、機種によっては入浴剤そのものを使わないよう書いているのはコロナだけです。コロナをお使いなら、マイクロバブルユニットが付いているかを先に確かめてください。
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メーカーの推奨品以外でエコキュートに使えない入浴剤はどれか

手元の入浴剤がメーカーの推奨品に入っていないときは、次に成分を見ます。6社が使わないよう書いている成分がどれだけ重なっているかは、このあとの図で比べます。
にごりタイプは多くのメーカーが推奨品と同じシリーズでも除いている
パナソニック・三菱電機・日立・東芝・コロナの5社は、推奨品から「にごりタイプ」を除いています。三菱電機・ダイキン・日立・東芝の4社は、推奨品以外で使わないものにもにごるタイプを挙げています。東芝は「浴槽に沈殿物(にごり成分)が残るもの」と書いています。
推奨品と同じシリーズの名前が付いていても、お湯が乳白色ににごるものは使えません。三菱電機は、にごり湯状にさせるものの例として、炭酸カルシウムを含むものを挙げています。
ただし、ダイキンの2013年以降のフルオート機では、株式会社バスクリンの入浴剤を「アーユルタイム」を除いてすべて使えるとしています。ダイキンをお使いの方は、メーカーごとの章の条件を見てください。
硫黄と塩分を含むものは6社とも使わないよう書いている
温泉の素のような硫黄を含む入浴剤と、バスソルトのような塩分を含む入浴剤は、6社とも使わないよう書いています。三菱電機は、塩分を「塩化ナトリウム」と書いています。
酸やアルカリを含むものも、三菱電機を除く5社が使わないよう書いています。
図の上の2本が6社そろっている成分です。下にいくほど、書いているメーカーが減ります。もとにしたのは、この記事の各社の節でリンクしている公式のページです。棒が短いものは、そのメーカーでは使えるという意味ではなく、公式の案内にその成分の名前が出てこない、という意味です。
生薬やゆずなどの固形物は5社が使わないよう書いている
葉や茎などの生薬、ゆずの実のような固形物は、5社が使わないよう書いています。
三菱電機は「薬草やゆずなどの固形成分」、日立・東芝・ダイキン・パナソニックは生薬(葉や茎など固形のもの)と書いています。コロナの案内には、固形物についての記述がありません。
袋に入れれば使えるという案内は、6社の公式には見当たりませんでした。
発泡・とろみ・ミルク・混ぜたものはメーカーで扱いが違う
この4つは、メーカーによって書き方が分かれます。
発泡するものは、パナソニック・三菱電機・日立・東芝・コロナの5社が、推奨品以外の入浴剤について使わないよう書いています。ダイキンは、2012年以前のフルオート機についてだけ、発泡系を使えないものに挙げています。東芝は、別の回答では推奨品に限らず発泡系入浴剤の使用を禁止しています。日立は、ステンレス・クリーン自動洗浄システムを搭載していない機種では、発泡しない中性の透明タイプだけを使えるとしています。
とろみ成分のものは、パナソニック・ダイキン・日立が挙げています。三菱電機は、温泡シリーズの一部の除外として「とろみタイプ」を書いています。
ミルク成分のものは、パナソニック・ダイキン・東芝が挙げています。
複数の入浴剤を混ぜたものは、パナソニック・ダイキン・日立・東芝が使わないよう書いています。推奨品どうしでも、2つを同時に入れるのは避けてください。
使える入浴剤か分からないときは、三菱電機の案内が目安になります。
「ご使用される入浴剤の成分がご不明な場合には、ご使用を控えて頂くことをおすすめいたします。」(三菱電機 よくあるご質問)
使えない理由はフィルターの目詰まりと部品の腐食
メーカーは、使えない理由を2つの方向から書いています。
1つは、詰まりです。日立は、にごるタイプの入浴剤について、にごり成分が「循環口のフィルター部分等に付着し、目詰まりを起こし、それが原因で誤作動をおこす場合があります」と書いています(日立の家電品 エコキュート)。
もう1つは、傷みです。三菱電機は、推奨品以外で避けるものについて、こう書いています。
「性能低下や故障(ふろ循環ポンプの不具合など)、本体や配管の金属材料などの腐食・劣化の原因となりますので、ご使用を避けてください。」(三菱電機 よくあるご質問)
浴槽のお湯を循環させる機種ほど、入浴剤の成分が機器の中を通ります。フィルターや配管にたまる成分と、金属を傷める成分の両方に気をつける、というのがメーカーの案内の骨組みです。
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エコキュートで追い焚きを使わなければどの入浴剤でも使えるか

フルオートの機種で、追いだきや保温を使わないようにすれば、好きな入浴剤を使ってもよいのか。検索すると、そう読める説明に出会うことがあります。
6社の公式の案内を見るかぎり、フルオートの機種について、追いだきを使わなければ推奨品以外も使える、と書いているメーカーはありませんでした。
ダイキンの「制限はありません」とパナソニックの「使用が可能です」は、オートタイプやセミオート、給湯専用といった機種のタイプについての案内です。フルオートの機種で使い方を変えた場合の案内ではありません。
さらに三菱電機は、2021年のページで、推奨品以外で使わない成分を「フルオート追いだき機種」と「エコオート機種」に分けて書いています。エコオート機種のほうにも、次の2つが挙がっています。
「硫黄成分を含むもの」「塩化ナトリウムを含むもの」(三菱電機 家電おたすけメモ)
フルオート追いだき機種ではない機種でも、成分によっては使わないとするメーカーがあるということです。
フルオートの機種をお使いなら、追いだきや保温を使うかどうかにかかわらず、メーカーが挙げている推奨品と条件で選んでください。
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エコキュートで入浴剤を使ったあとは何をすればよいのか

入浴剤を使ったあとの手入れについても、メーカーは書いています。6社でそろってはいませんが、主なものは次の3つです。
- 自動配管洗浄を「入」にしておく(パナソニック・日立)
- 使ったあとにふろ配管洗浄をする(ダイキンのフルオート機)
- 入浴剤の入ったお湯で、配管の循環洗浄をしない(三菱電機)
自動配管洗浄は、浴槽のお湯を抜いたときに、配管の中を水で流す機能です。パナソニックと日立は、入浴剤を使うときは必ず「入」にするよう書いています。
ダイキンは、公式のよくあるご質問でこう書いています。
「入浴剤のご使用後は、ふろ配管内の水を流し出すために、「 ふろ配管洗浄 」 を行なってください。」(ダイキン よくあるご質問)
ふろ配管洗浄のやり方は、機種の取扱説明書に載っています。
三菱電機の2021年のページには、次のように書かれています。
「入浴剤入りのお湯は循環洗浄に使用しないでください。洗浄効果が低下する場合があります。」(三菱電機 家電おたすけメモ)
洗浄剤を使って配管を洗うときは、入浴剤の入っていないお湯を使ってください。自動配管洗浄のしくみと、自分で配管を洗う方法は次の記事にまとめています。
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使えない入浴剤を入れてしまったときはどうすればよいのか

入れたあとで、推奨品ではなかったと気づくことがあります。
先にお伝えしておくと、6社の公式の案内には、使えない入浴剤を入れてしまったときの手順は書かれていませんでした。ここでは、メーカーが案内している手入れの範囲でできることをまとめます。
次から入れるのをやめて取扱説明書の手順でふろ配管を洗う
まず、同じ入浴剤を続けて使うのをやめます。
そのうえで、お使いの機種の取扱説明書にある手順で、ふろ配管を洗います。ダイキンが入浴剤を使ったあとに「ふろ配管洗浄」を行うよう書いているのは、配管の中に残った水を流し出すためです。
検索すると、決まった時間だけ追いだきをする、特定の洗浄剤を使う、といった手順が出てくることがあります。どれもメーカーが入浴剤を入れてしまったときの手順として案内しているものではありません。洗浄剤を使う場合は、お使いのメーカーが取扱説明書で指定しているものを選び、その手順に従ってください。
エラー表示やお湯の不調が出たらメーカーの修理窓口に相談する
リモコンにエラーの表示が出た、お湯はりや追いだきがうまくいかない、といった不調が出たときは、据え付けた販売店か、メーカーのサービス窓口に相談してください。
相談するときは、使った入浴剤の名前と、入れた日を伝えます。パッケージが残っていれば、成分表示を手元に置いておくと話が早く進みます。
エコ猿はエコキュートの交換を専門に扱う店で、修理は受け付けていません。修理か交換かを決めるときの考え方は、次の記事にまとめています。
白いカス・黒いカス・追いだきのぬるさは原因を切り分ける
入浴剤を使ったあとに、浴槽に白いカスや黒いカスが浮く、追いだきがぬるい、といった症状が出ることがあります。
これらの症状は、入浴剤だけが原因とは限りません。水道水の成分、配管の汚れ、部品の傷みなど、ほかの原因でも起きます。
白いカスが浮くときの原因と対処は、下の記事にまとめています。
黒いカスが出るときの原因と、修理や交換を考える目安は、下の記事にまとめています。
追いだきがぬるいときに確かめることは、下の記事にまとめています。
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エコキュートの入浴剤に関するよくある質問

バスソルトはエコキュートで使えますか
塩分を含む入浴剤は、6社とも使わないよう書いています。三菱電機は、塩分を「塩化ナトリウム」と書いています。バスソルトを使う前に、成分表示に塩分(塩化ナトリウムなど)が入っていないかを確かめ、入っていれば使うのを避けてください。
ゆず湯はエコキュートでできますか
ゆずや生薬のような固形物は、6社のうち5社が使わないよう書いています。三菱電機は、使わないものの例に「薬草やゆずなどの固形成分」を挙げています。
袋に入れれば使えるという案内は、6社の公式には見当たりませんでした。エコキュートの浴槽でゆず湯をするのは避けてください。
使える入浴剤か分からないときはどうすればよいですか
まず、お使いのメーカーが推奨品として名前を挙げているかを見ます。挙げていなければ、入浴剤の成分表示で、にごり・硫黄・塩分・酸・アルカリ・固形物が入っていないかを見てください。
それでも分からないときは、使うのを控えてください。三菱電機も、成分が分からない場合には使用を控えるよう案内しています。
まとめ:エコキュートで入浴剤を使う前に見る順番
- 自宅のエコキュートがフルオートかどうかを見分ける……お湯はりのあとに自動で追いだきと保温をすればフルオートです
- 自宅のメーカーの推奨品かを見る……使えるとしている入浴剤は、メーカーごとに違います
- 機種による例外に当たらないかを見る……三菱の発売年、ダイキンの2012年以前、日立のステンレス・クリーン非搭載、コロナのマイクロバブルユニット内蔵
- 推奨品でなければ、成分表示を見る……硫黄・塩分は6社とも使わないよう書いています
- 使ったあとは、メーカーの案内どおりに手入れをする……自動配管洗浄を「入」にし、入浴剤の入ったお湯で循環洗浄をしません
フルオートの機種では、追いだきを使うかどうかにかかわらず、メーカーの推奨品と条件で選んでください。最後に確かめるのは、お使いの機種の取扱説明書です。
エコキュートを長く使っていて、交換を考えているときは、エコ猿にご相談ください。











