エコキュートのエラー解除はメーカーで違う|7社の公式の操作と秒数を比べました
このコラムで分かる事
- メーカーごとの解除の操作と、押す秒数の違い
- 同じメーカーでも、表示されたコードと機種で変わること
- 「ブレーカーを切る」という案内が、どのメーカーに当てはまるか
- エコキュートのブレーカーを切るときに気をつけること
- 解除したあとに見ることと、消えないときの連絡先
リモコンにエラーの表示が出ると、まず消し方を探すことになります。
ただ、検索して出てくる手順は、出どころによってばらばらです。3秒と書いてあるものもあれば、10秒と書いてあるものもあります。貯湯ユニットのカバーを開けてブレーカーを切る、と案内しているものもあります。
エコ猿では、コロナ・三菱・日立・東芝・パナソニック・ダイキン・長府製作所の7社について、メーカーが公式に案内している解除の操作を読み直しました。そろっていませんでした。押すスイッチの数も、押す秒数も、そもそも解除の操作を案内しているかどうかも、メーカーで違います。
この記事では、7社の公式の案内を並べたうえで、同じメーカーの中でも表示されたコードによって解除のしかたが変わることと、「ブレーカーを切る」という案内がどこまで当てはまるのかをまとめます。

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エコキュートのエラー表示を消す前にすること
解除の操作に入る前に、3つだけ済ませておきます。あとから思い出せなくなることと、解除を試してはいけない状態があるためです。
リモコンに出ている表示を紙に控える
解除の操作をすると、表示は消えます。消えたあとで何が出ていたかを思い出せなくなると、業者に伝えられません。
リモコンの画面をそのまま写真に撮っておいてください。紙に書き写す場合は、アルファベットと数字を1字ずつ確かめてください。H15とH16、E14とE16のように、1字違いで内容がまったく違うものがあります。
控えておくものは3つです。
- 表示されているコード
- 台所リモコンと浴室リモコンのどちらに出ているか
- 出た日時と、そのとき何をしていたか(湯はり中、追いだき中など)
機種名も一緒に控えておくと、あとの連絡が早くなります。貯湯ユニットの正面か側面に、型番の書かれたシールが貼られています。
この型番は、解除の操作を調べるときにも要ります。あとで見ていくとおり、メーカーによっては機種ごとの取扱説明書にしか解除の手順が載っていません。三菱のように、製造された年で解除できるかどうかが変わるメーカーもあります。
シールが色あせて読めないときは、リモコンの画面から機種の情報を呼び出せることがあります。呼び出し方は機種で違うため、取扱説明書で確かめてください。それも分からないときは、据え付けた販売店に設置の記録が残っています。
台所リモコンと浴室リモコンのどちらを操作するかを決める
エコキュートには、台所と浴室の2つにリモコンが付いているのが一般的です。コロナ・三菱・東芝は、台所リモコンでの操作を案内しています。
浴室リモコンでも解除できるメーカーがありますが、押すスイッチの組み合わせが台所と違うことがあります。コロナのタイプAでは、台所リモコンが「ecoガイド」と「タンク湯増し」なのに対し、浴室リモコンは「タンク湯増し」と「節水」です。
東芝のように、台所リモコンは3秒間タッチ、浴室リモコンはタッチするだけ、と秒数が変わるものもあります。
どちらのリモコンの手順を見ているのかを、先に確かめてください。台所の手順を浴室リモコンでそのまま試しても、解除されないことがあります。
お湯がまだ使えるか、まったく出ないかを確かめる
蛇口を開けて、お湯が出るかどうかを見ます。ここで先の動きが変わります。
- お湯がまったく出ない……貯湯タンクに残っていた分を使い切っています。解除より先に連絡してください
- お湯は出るが、湯はりや追いだきが途中で止まる……新しく沸かせない状態が続いています。解除を試したうえで連絡してください
- お湯は普通に使えている……解除を試して、そのあとの動きを見ます
蛇口を開けるときは、先に温度を確かめてください。エラーが出ているあいだは、お湯の温度が安定しないことがあります。
貯湯ユニットの下が濡れている・焦げたにおいがするときは解除を試さない
貯湯ユニットやヒートポンプユニットの下が濡れているとき、焦げたにおいがするときは、解除の操作をしないでください。
エコキュートは200Vの機器です。水と電気が同時に関わる状態で、リモコンを操作したり機器に近づいたりするのは避けます。
この場合は、分電盤にあるエコキュート用のブレーカーを「切」にしてから連絡します。手と足元が濡れていないことを確かめてください。点検カバーは開けず、分電盤の側で操作してください。
切ったあとは、点検を受けるまで「入」に戻さないでください。戻すかどうかは、来てもらった業者に見てもらってから決めます。自分で戻すと、濡れている状態のまま通電することになります。
分電盤でどれがエコキュートのブレーカーか分からないときは、無理に探さないでください。濡れている場所から離れて、据え付けた販売店か、メーカーのサービス窓口にご連絡ください。
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エコキュートのエラー表示の解除のしかたを、メーカーごとに見る
ここからが本題です。7社の公式の案内を、そのまま並べます。
図のとおり、押すものの数も、押す秒数もそろっていません。1社ずつ見ていきます。
コロナは台所リモコンの2つのスイッチを5秒以上同時に押す
コロナは、解除方法を公式サイトで案内しています。ただしリモコンのタイプによって、押すスイッチの組み合わせが6とおりに分かれます。
タイプAの場合、公式のPDFにはこう書かれています。
「台所リモコン [ecoガイド]スイッチと[タンク湯増し]スイッチを同時に5秒以上押すと、エラーを解除できます。」(株式会社コロナ リモコン|よくあるご質問)
タイプはA・0・1・2・3・4の6種類です。機種名からは決められません。公式ページにリモコンの写真が並んでいるので、お手元のものと見比べて選びます。
| タイプ | 台所リモコンで押すスイッチ | 浴室リモコンで押すスイッチ |
|---|---|---|
| A | ecoガイド + タンク湯増し | タンク湯増し + 節水 |
| 0 | ecoガイド + タンク湯増し | ecoガイド + タンク湯増し |
| 1 | メニュー決定 + タンク湯増し | メニュー決定 + タンク湯増し |
| 2 | 選択 + 表示 入/切 | 選択 + ぬるめ |
| 3 | 運転モード + 予約 | 給湯温度「▼」+ ふろ温度「▲」 |
| 4 | 休止 + 音量 | 呼び出し + たし湯 |
表を見ると、タイプAだけ台所と浴室で組み合わせが違います。タイプ3にいたっては、浴室リモコンは温度の上下ボタンを使う形で、台所とはまったく別の操作です。
タイプAとタイプ0は、台所リモコンでは同じ操作になります。どちらか迷っている段階でも、台所リモコンからなら同じ手で試せます。
6タイプに共通するのは、2つのスイッチを同時に5秒以上押すことです。違うのは押すスイッチの組み合わせだけです。タイプによって組み合わせが違うため、当てずっぽうで押し続けるのは避けてください。
タイプを見分けるときは、画面がカラーか単色か、画面の下に十字のボタン(上下左右)があるか、スイッチが丸いか四角いかを見ると絞りやすくなります。
タイプAとタイプ0は画面がカラーで、下に十字のボタンがあります。タイプ1は単色の画面で、下に「メニュー決定」と上下のボタンが並びます。タイプ2は横長のボタンが3つ並び、タイプ3は丸いボタン、タイプ4は角の丸い四角いボタンが特徴です。
似ていて迷うときは、無理に決めず、公式ページの写真で確かめてください。
押すときは、1つずつ順に押すのではなく、2つを同時に押したまま数えます。3秒では足りません。うまくいかないときは、押し始めが少しずれていることがあります。片方を押してから、もう片方を重ねて押すのではなく、両方を一緒に押し込んでから数え始めてください。
三菱は台所リモコンの2つのスイッチを3秒以上同時に押す
三菱電機は、公式のよくあるご質問でこう案内しています。
「台所リモコンの「日時設定スイッチ」と「給湯温度▼スイッチ」を3秒以上同時に押す。」(三菱電機 よくあるご質問)
コロナと同じ「2つのスイッチを同時に」ですが、秒数が3秒です。押すスイッチの名前も違います。
同じページには、条件も添えられています。
「※エラー解除方法は機種によって異なります。」(同)
年式の条件もあります。この点は次の章で見ます。
この操作は、公式では「使用開始後1週間以内のとき」の対処として案内されている場面があります。つまり、すべてのエラー表示に使える操作として書かれているわけではありません。
三菱は、表示によって「エラー解除を実施してください」と書くものと、そのまま点検を依頼するよう書くものを分けています。お使いの表示がどちらに当たるかは、公式のよくあるご質問で表示ごとに確かめられます。
押しても消えないときは、繰り返す前にその表示が解除できる種類かどうかを見てください。
日立は「メニュー」ボタンを3秒以上長押しする
日立は、取扱説明書のなかで「メニュー」ボタンを3秒以上長押しする操作を示しています。
機種によってボタンの名前や操作が違うことがあります。お使いの取扱説明書で、同じ操作があるかを確かめてください。
コロナや三菱と違い、押すのは1つだけです。2つ同時ではありません。
日立は表示のことを「点検表示」と呼び、頭文字によってどこを点検すればよいかが分かる形を取っています。頭文字がHで始まるものとCで始まるものでは、意味が違います。
この呼び方の違いは、検索するときに効いてきます。「エラーコード」で探しても、日立の公式では「点検表示」の見出しで案内されているため、たどり着きにくいことがあります。
日立をお使いで公式の情報を探すときは、「点検表示」という語でも探してみてください。
東芝は台所リモコンの「止める」を3秒間タッチする
東芝のエコキュート(ESTIA)は、いま日本キヤリア株式会社が扱っています。公式の取扱説明書には、こう書かれています。
「リモコンにお知らせコード(U:○○)が表示された場合は、台所リモコンに表示される指示にしたがって操作・解除を行ってください。」(日本キヤリア ESTIA 取扱説明書)
解除は、台所リモコンの「止める」を3秒間タッチします。浴室リモコンでは「止める」をタッチするだけで、秒数の指定がありません。
機種によってリモコンの表記や押す時間が違うことがあります。お使いの取扱説明書で確かめてください。
東芝は「エラーコード」と呼んでいません。「お知らせコード」です。そして、お知らせコード(Uで始まるもの)と、故障のコード(E・H・HUで始まるもの)を分けています。
同じ取扱説明書には、こうも書かれています。
「※お知らせコード以外(E:○○、H:○○、HU:○○)が表示された場合は、故障の場合があります。台所リモコンに表示される手順にしたがって対処してください。」(同)
Uで始まる表示は、利用者が原因を取り除けるものとして案内されています。取扱説明書には、U:20(お風呂の循環が正常にできなかった)、U:22(湯はり中にお湯が無くなった)、U:23(残り湯の湯はりを3回以上続けた)、U:25(浴槽の水位が下がった)、U:27(湯はり中にタンクへの給水ができなかった)が載っています。
たとえばU:20なら、浴槽の栓が抜けたまま湯はりをしていないか、浴槽循環金具のフィルターが詰まっていないかを確かめる、という形です。原因を取り除いてから解除すれば、そのまま使えます。
一方、E・H・HUで始まる表示は「故障の場合があります」とされており、リモコンの画面に出る手順にしたがう形になります。
パナソニックはH・F系の表示について解除の操作を案内していない
パナソニックは、HやFで始まる表示について、解除の操作を案内していません。公式のよくあるご質問には、こう書かれています。
「●お客様では対応できないエラーです。修理が必要です。」(パナソニック よくあるご質問(FAQ))
同じページには、そのあとにすることが書かれています。
「上記の異常表示(H□□かF□□)が出た 給水元栓を閉じて、配線用しゃ断器、貯湯ユニットの漏電しゃ断器を「切」にしてください。」(同)
この「切」は、解除のための操作ではありません。修理を頼む前に、被害を広げないための処置です。給水元栓も一緒に閉じるところが、解除の操作とは違います。
ただし、この操作には季節の条件が付いています。その点は「ブレーカーを切るときに気をつけること」でまとめます。
パナソニックの機種には、リモコンの画面から解除の方法を呼び出せるものもあります。取扱説明書には、エラーが出ているときに「メニュー」を押すと、その表示に応じた解除方法や対処方法が画面に出る、という案内があります。
この形は、東芝の「台所リモコンに表示される指示にしたがって」と同じ考え方です。機器そのものが、そのとき出ている表示に合った手順を示します。
お使いの機種にこの機能があるかどうかは、取扱説明書で確かめてください。画面が案内してくれるなら、メーカーごとの手順を探すより早く済みます。
ダイキンはエラーコードの一覧を一般に公開していない
ダイキンは、エラーコードの検索を公式サイトに置いていますが、その入り口に「販売店様・工事店様向け」と書かれています。
一般の利用者に向けては、取扱説明書に載っているエラーコード一覧で対処法を確認するよう案内しています。
ダイキンの場合、解除のしかたを知る前に、お手元の機種の取扱説明書を出してくるところから始まります。型番が分からないと、取扱説明書にたどり着けません。貯湯ユニットに貼られたシールで型番を確かめてください。
取扱説明書が手元にない場合は、ダイキンの公式サイトから型番で検索してダウンロードできます。紙の説明書を探すより早いことがあります。
検索して「ダイキンの解除方法」として出てくるページには、公式ではなく販売店や工事店が書いたものが含まれます。秒数や押すボタンが書かれていても、どの機種のどの表示に当てはまるのかまでは書かれていないことがあります。
型番が分かったら、その機種の取扱説明書に載っている手順を見てください。
7社を並べると、押すものも秒数もそろっていない
ここまでを1つの表にまとめます。
| メーカー | 押すもの | 秒数 |
|---|---|---|
| コロナ | 台所リモコンのスイッチ2つを同時 | 5秒以上 |
| 三菱 | 台所リモコンのスイッチ2つを同時 | 3秒以上 |
| 日立 | 「メニュー」ボタン1つ | 3秒以上 |
| 東芝 | 台所リモコンの「止める」1つ | 3秒 |
| 長府製作所 | 貯湯ユニットの漏電ブレーカー | 3秒以上 |
| パナソニック | 解除の操作を案内していない | — |
| ダイキン | 一般向けに公開していない | — |
秒数は3秒と5秒に分かれ、押すものは2つ同時・1つ・ブレーカーに分かれます。
エコキュートのエラーをこうやって消す、という共通の手順は、公式の案内をそろえて見るかぎり見当たりません。お使いのメーカーの案内を確かめるところから始めてください。
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メーカーが同じでも、コードと機種で解除のしかたが変わる
メーカーを間違えなければ済む、という話でもありません。同じメーカーの中でも、表示されたコードと機種によって解除のしかたが変わります。
長府製作所は111のコードに25とおりの解除方法を示している
長府製作所は、公式サイトにエコキュートのエラーコードの表を置いています。列は「警報/表示」「内容」「警報解除方法」「原因・確認事項」「処置」の5つです。
この表には111のコードが並んでいます。そして警報解除方法の欄は、25とおりに分かれています(2026年9月時点の表で数えました)。
111のうち29ともっとも件数が集まっているのは、漏電ブレーカーを使うものです。
「貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください」(長府製作所 エラーコード)
この書き方をしているのは111のうち29です。残りは別の操作になります。
| 警報解除方法 | コードの数 |
|---|---|
| 貯湯ユニットの漏電ブレーカーを3秒以上「切」→「入」 | 29 |
| 正常な温度が検出されれば復帰する(操作は不要) | 24 |
| 台所リモコンの確定スイッチなどを10秒長押し | 18 |
| 浴室リモコンの「切」「入」 | 7 |
| 漏電ブレーカーのあとに、台所リモコンを10秒長押し | 5 |
同じメーカーの表の中で、秒数が3秒と10秒に分かれています。
注目したいのは、24のコードが「正常な温度が検出されれば復帰する」となっている点です。この24については、利用者が何かを押す必要がありません。サーミスタ(温度を測る部品)の値が正常に戻れば、表示はひとりでに消えます。
逆に言えば、この24のコードで解除の操作を探して押し続けても、意味がありません。表示が消えないのは操作を間違えているからではなく、押して消すものではないためです。
5つのコードは、ブレーカーを切って入れ直したあと、さらに台所リモコンを10秒長押しする、という2段構えになっています。片方だけでは解除されません。
長府の表は、コードを選ぶとその行の解除方法が出る形になっています。お使いの表示がどの行に当たるかを、公式の表で確かめてください。
リモコンで解除できる表示と、修理を頼むしかない表示がある
7社の案内に共通しているのは、どのメーカーも「解除できる表示」と「修理が要る表示」を分けていることです。
東芝はお知らせコード(U)と故障のコード(E・H・HU)で分けています。パナソニックはHとFで始まるものを「お客様では対応できないエラー」としています。日立は頭文字で分け、長府は表の欄そのものを分けています。
解除の操作をしても消えない表示は、操作を間違えているのではなく、消えない種類の表示であることがあります。何度も繰り返す前に、お使いのメーカーの一覧でその表示がどちらに入るかを確かめてください。
三菱は2017年以降に製造された機種のみ解除できるとしている
三菱の公式には、年式の条件が書かれています。
「※1 2017年以降に製造された機種のみエラー解除を実施してください。」(三菱電機 よくあるご質問)
2017年より前の機種では、リモコンからの解除が案内されていません。同じ「三菱のエコキュート」でも、製造された年で扱いが変わります。
同じページには、こう続きます。
「エラー解除方法についてはお買い上げの販売店(据付工事店)にご相談、または弊社の取扱説明書/据付工事説明書をご確認ください。」(同)
機種と製造年は、貯湯ユニットのシールで確かめられます。
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「ブレーカーを切る」という案内は、どのメーカーに当てはまるか
検索すると、「ブレーカーを切って入れ直す」という手順によく出会います。これがどこまで当てはまるのかを整理します。
長府製作所は貯湯ユニットの漏電ブレーカーを切る操作を公式に案内している
前の章で見たとおり、長府製作所は公式の表に、漏電ブレーカーを3秒以上「切」にして「入」に戻す操作を載せています。
この操作は、切って終わりではありません。貯湯ユニットの漏電ブレーカーを3秒以上「切」にしたあと、ブレーカーを入れ直します。切ったままにしても解除されません。
入れ直したあとは、リモコンの表示が消えているかを見ます。消えていなければ、公式の表に「【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください」と書かれています。
長府をお使いなら、この操作はメーカーが案内しているものです。ただし111のコードのうち29に対してであって、すべてではありません。
パナソニックは解除ではなく、修理を頼む前の処置として案内している
パナソニックも、しゃ断器を「切」にする操作を案内しています。ただし目的が違います。
パナソニックの案内は、HやFで始まる表示が出たときに、給水元栓を閉じて、しゃ断器を「切」にして連絡する、という流れです。表示を消すための操作ではありません。
同じ「ブレーカーを切る」でも、長府では解除の操作、パナソニックでは修理を頼む前の処置です。
検索結果の自動要約には、どのメーカーの手順かが書かれていない
検索結果の上に出る自動要約は、エコキュートのエラー解除について、貯湯タンクユニットの点検窓を開け、中の漏電遮断器を「切」にして約1分待ってから「入」に戻す、という手順を示していました(2026年9月時点の確認です)。
メーカー名は書かれていませんでした。
ここまで見てきたとおり、この操作が公式に案内されているのは長府で、しかも一部のコードに対してです。コロナ・三菱・日立・東芝はリモコンの操作を案内しており、貯湯ユニットのカバーを開ける必要がありません。
もう1つ、落ちているものがあります。自動要約が引いていた元の記事には、冬場についての注記が入っていました。「冬場は凍結防止のため完全オフは厳禁」という一文です。自動要約のほうには、その注記が入っていませんでした。
季節の条件が抜けた手順は、冬に読むと危ない案内になります。この点は次の章でまとめます。
メーカー名の書かれていない手順を見たときは、お使いのメーカーの公式で確かめてから動いてください。
秒数だけを写した手順にも気をつける
メーカー名が書かれていても、秒数だけが独り歩きしていることがあります。
ここまで見たとおり、コロナは5秒以上、三菱・日立・東芝・長府は3秒です。この数字は、押すスイッチとセットでなければ意味を持ちません。三菱の3秒は「日時設定」と「給湯温度▼」を同時に押したときの3秒であって、別のスイッチを3秒押しても解除されません。
同じように、長府の10秒は「台所リモコンの確定スイッチ」の10秒です。ブレーカーを10秒切る、という意味ではありません。
秒数を見つけたら、その前に書かれている「何を押すか」を一緒に読んでください。
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エコキュートのブレーカーを切るときに気をつけること
ブレーカーを切る操作が必要な場面はあります。そのときに気をつけることを3つまとめます。

点検カバーは開けず、分電盤の側で操作する
エコキュート用のブレーカーは、家の分電盤にあります。「エコキュート」「給湯」「ヒートポンプ」などのラベルが貼られていることが多く、そこを見ます。機種によっては貯湯ユニットの正面の点検カバーの中にも遮断器がありますが、点検カバーは開けず、分電盤の側で操作してください。
分電盤側のブレーカーは、配線用遮断器のこともあれば、漏電遮断器のこともあります。どちらであっても、操作するのは分電盤の側です。
なお、パナソニックの公式が「配線用しゃ断器」と「貯湯ユニットの漏電しゃ断器」を書き分け、長府製作所が「貯湯ユニットの漏電ブレーカー」と書いているとおり、貯湯ユニットの中にある遮断器と、分電盤にあるブレーカーは別のものです。
ここまでは、どのメーカーにも当てはまる原則として書いています。ただし長府製作所は、一部の表示について「貯湯ユニットの漏電ブレーカー」を操作するよう公式に案内しています。その場合に限っては、水漏れや焦げたにおいがないことを確かめたうえで、取扱説明書の指示どおりに操作してください。
濡れているとき、焦げたにおいがするときは、どのメーカーであっても貯湯ユニットには近づかず、分電盤の側で切ってください。
点検カバーの中は、200Vの配線がある場所です。操作するときは、手と足元が濡れていないことを確かめてください。
凍結のおそれがある時期は切らない
パナソニックの公式には、季節の条件がはっきり書かれています。
「・凍結のおそれがある時期に異常表示がでた 配管が凍結して故障が拡大する場合があるため、配線用しゃ断器、貯湯ユニットの漏電しゃ断器および配管の凍結予防ヒーターは「切」にせず、すぐご連絡ください。」(パナソニック よくあるご質問(FAQ))
同じ表示でも、季節によって指示が逆になります。
ただし、濡れている・焦げたにおいがするなど、感電や発火のおそれがあるときは、季節にかかわらず分電盤の側で「切」にしてください。凍結よりも、感電と発火のほうを先に避けます。
ブレーカーを切ると、凍結予防のヒーターも一緒に止まる
なぜ冬に切ってはいけないのかというと、ブレーカーを切ると凍結予防のはたらきも止まるためです。
エコキュートには、配管が凍らないようにするしくみがあります。電気で動いているため、ブレーカーを切ると同時に止まります。
気温が下がる時期に電気を止めると、配管の凍結という別の不具合が加わります。パナソニックの案内が「切にせず、すぐご連絡ください」となっているのは、そのためです。
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エコキュートのエラー表示を解除したあとに見ること
解除の操作で表示が消えても、そこで終わりではありません。表示が消えたことと、不具合が直ったことは別です。
解除した日のうちに沸き上げの運転が始まるかを見る
解除したあと、その日のうちに沸き上げの運転が始まるかを見ます。リモコンに沸き上げ中の表示が出るかどうかで分かります。
始まらない場合は、表示が消えただけで、機器は動いていません。
エコキュートは、電気料金の安い時間帯に沸き上げるのが基本の動きです。そのため、昼間に解除しても、すぐには運転が始まらないことがあります。その日の夜から翌朝にかけてが、見るべき時間帯です。
お湯の残りが少なくて待てないときは、リモコンの「湯増し」や「沸き増し」の操作で、その場で沸かし始められる機種があります。沸き増しを押しても始まらないときは、表示が消えていても沸き上げのしくみが動いていないことになります。
翌朝に残湯量が増えているかを見る
エコキュートは、夜間に沸き上げるのが基本の動きです。翌朝にリモコンの残湯量を見て、増えているかを確かめます。
表示が消えても残湯量が増えないなら、沸き上げができていません。その時点で連絡してください。
解除した表示が繰り返し出ていないかを見る
いちど消えても、同じ表示がまた出ることがあります。出方が変わっていくときは、記録しておいてください。
- たまに出る……解除すればしばらく出ない。数週間おきに1回など
- 間隔が短くなる……数日おき、そして毎日になる
- 解除しても、すぐにまた出る……操作しても数時間で戻る
- 沸かなくなる……表示が消えても残湯量が増えない
解除を繰り返しても、部品が直るわけではありません。間隔が短くなっているときは、繰り返さずに連絡してください。
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エコキュートのエラー表示が消えないときの連絡先
解除を試しても消えないときは、相談に切り替えます。

連絡先は、据え付けた販売店とメーカーのサービス窓口の2つ
どのメーカーも、連絡先として案内しているのは2つです。据え付けた販売店(工事店)と、メーカーのサービス窓口です。
保証書が手元にあれば、そこに書かれた窓口へ。見つからないときは、メーカーのサービスセンターへ連絡します。
どちらに連絡するかで迷ったときは、据え付けた販売店が分かるならそちらが先です。設置のときの記録があり、機種や設置年がすぐ出てきます。引っ越してきた家で、誰が据え付けたか分からないときは、メーカーのサービス窓口へ連絡します。
エコ猿はエコキュートの交換を専門に扱う店で、修理は受け付けていません。修理で直る場合は、上の2つへご相談ください。交換になった場合のご相談は承ります。
連絡するときは、表示されたコードと機種名を手元に用意する
連絡の前に、次のものをそろえておくと話が早く進みます。
- 表示されたコード(控えた紙か、撮った写真)
- 機種の型番(貯湯ユニットのシール)
- 設置した年(分かれば)
- 解除の操作を試したかどうかと、その結果
- お湯が出るか、湯はりができるか
保証の期間内かどうかでも扱いが変わります。設置した年が分かる書類があれば、一緒に出しておいてください。
解除の操作を試したかどうかは、とくに伝えてください。「押したが消えなかった」のか「押していない」のかで、相手が考える範囲が変わります。何度も押したときは、その回数と、消えていた時間の長さも伝えてください。
写真を撮ってあれば、メーカーによってはその画像を見てもらえることがあります。連絡の前に、リモコンの画面と、貯湯ユニットの型番シールの2枚を用意しておくと話が早く進みます。
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エコキュートを修理するか交換するかの決め方
連絡したあと、修理と交換のどちらにするかを決める場面があります。判断の目安を3つに分けます。
修理の費用は、交換する部品によって変わる
修理の費用は、どこを交換するかで大きく変わります。
見てもらうだけでも、出張費と点検料がかかります。そこに部品代と技術料が乗ります。センサーのような小さな部品の交換と、ヒートポンプユニットのような大きな部品の交換では、金額の桁が変わります。
同じエラー表示でも、原因がどの部品かによって費用が変わるため、点検してもらうまでは金額が決まりません。
部品の在庫がない場合や、生産が終わっている機種の場合は、修理そのものができないことがあります。その場合は交換になります。
交換にかかる金額の目安は、機種ごとの価格を出している下の記事にまとめています。修理の見積もりが出たら、並べて比べてください。
使った年数が10年を超えていれば、交換も一緒に考える
判断の目安を、使った年数で3つに分けます。
- 5年以内……保証の対象になることがあります。まず保証書を確かめてください
- 5年から10年……部品があれば修理で直ることが見込めます
- 10年を超えている……修理しても別の部品が続けて傷むことがあります。交換も一緒に考える時期です
10年を超えて使っている場合は、修理の見積もりと交換の見積もりを並べて比べると決めやすくなります。
判断の材料になるのは、金額だけではありません。部品の在庫があるか、次に別のところが傷んだときにまた同じ費用がかかるか、といったところも一緒に聞いてみてください。
保証の期間は、機器の本体と、部品ごとで違うことがあります。メーカーの延長保証に入っている場合は、その内容も確かめてください。
エコ猿がエラー表示をきっかけに交換をお引き受けした事例
エコ猿では、エラー表示が出たことをきっかけに交換をお引き受けした事例が、2026年2月から2026年9月までに239件あります。
事例
大阪市住之江区で追いだき中にエラーが出るエコキュートを交換|CTU-461D1A9からCTU-37AZ1へ
| 施工前 | 施工後 | |
|---|---|---|
| メーカー | コロナ | コロナ |
| 製品の種類 | エコキュート | エコキュート |
| 型番 | CTU-461D1A9 | CTU-37AZ1 |
| 貯湯容量 | 460L | 370L |
| 給湯タイプ | フルオート | フルオート |
ご依頼の内容
大阪市住之江区にお住まいのお客様より、エコキュートの追いだき不良についてご相談をいただきました。
既存機種はコロナのCTU-461D1A9で、460Lの一般地向けフルオートタイプです。最近になって、浴槽のお湯を追いだきしている途中で運転が止まり、リモコンにエラーが表示されることがあったそうです。
一度電源を入れ直すと使える日もありましたが、同じ症状が何度か続いたため、入浴時に毎回きちんと温まるか不安を感じておられました。
現在は以前よりお湯の使用量が少なくなっているとのことで、交換後は370Lタイプをご希望されました。現地で設置状況や使用人数、お湯の使い方を確認したうえで、コロナのCTU-37AZ1をご提案しました。
詳しい作業内容
既存のエコキュートCTU-461D1A9を撤去し、コロナのCTU-37AZ1へ交換しました。
CTU-37AZ1は、コロナのCHP-37AZ1に使用される貯湯ユニット型番です。370Lの一般地向けフルオートタイプで、自動湯はり、追いだき、自動保温などの機能に対応しています。
作業では、まず既存の貯湯ユニットとヒートポンプユニットを撤去しました。今回は460Lから370Lへの交換となるため、既存の設置スペースに対して新しい本体を適切な位置に据え付けられるよう、基礎や配管位置を確認しながら作業を進めています。
新しい貯湯ユニットとヒートポンプユニットを設置したあと、給水・給湯配管、追いだき配管、ヒートポンプ配管、電気配線、リモコン配線を接続しました。既存機種とは本体寸法や接続位置が異なるため、配管に無理な負荷がかからないよう調整しています。
設置後は試運転を行い、自動湯はり、追いだき、リモコン操作、エラー表示の有無を確認しました。追いだき運転も問題なく作動し、安心して使用できる状態になりました。
お客様からの声
追いだきの途中で止まることがあり、お風呂に入る前にきちんと温まるか不安でした。
以前より家族の人数が減ってお湯の使用量も少なくなっていたので、370Lタイプに交換できてよかったです。工事後は追いだきも問題なく使えており、リモコンの説明も分かりやすかったです。
30代・男性・G様
評価:★★★★☆(4/5点満点中)
スタッフからの一言
この度は大阪市住之江区でのエコキュート交換をご依頼いただき、ありがとうございました。
今回は、追いだき中にエラーが出る症状をきっかけに、コロナのCTU-461D1A9からCTU-37AZ1へ交換しました。交換前後とも一般地向けのフルオートタイプのため、自動湯はりや追いだきなどの使い勝手を保ったまま入れ替えています。
エコキュートは使用年数が長くなると、追いだきが途中で止まる、リモコンにエラーが出る、お湯の温度が安定しないといった症状が出ることがあります。また、家族構成や生活スタイルが変わると、必要なタンク容量も変わる場合があります。
大阪市住之江区でエコキュートの交換をご検討中の方は、現在の症状や設置状況だけでなく、お湯の使用量に合わせた機種選びも含めてご提案いたします。
ほかの事例はエコ猿の施工事例にまとめています。
エコキュート交換に関する
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エコキュートのエラー表示の解除についてよくある質問
エラー表示を解除すれば、故障は直りますか
直りません。解除は、機器が出している警告の表示を消す操作です。壊れた部品を交換したわけでも、詰まりを取り除いたわけでもありません。
表示が消えたあとに沸き上げが始まり、翌朝に残湯量が増えていれば、一時的な不具合だった見込みがあります。増えていないときは、機器が動いていません。
エコキュートは、異常を感じ取ると運転を止めて表示を出すしくみになっています。解除の操作は、その「止まっている状態」をいったん解く操作です。異常の原因そのものが残っていれば、同じ表示がまた出ます。
解除の操作をしても表示が消えないのはなぜですか
考えられることが2つあります。
1つは、操作が合っていない場合です。メーカーによって押すスイッチも秒数も違い、同じメーカーでも機種によって変わります。お使いのメーカーの公式で確かめてください。
もう1つは、その表示がもともと解除できない種類である場合です。どのメーカーも、利用者が解除できる表示と、修理が要る表示を分けています。
ブレーカーを切って入れ直しても大丈夫ですか
お使いのメーカーがその操作を案内しているかどうかで変わります。長府製作所は公式の表に載せていますが、コロナ・三菱・日立・東芝はリモコンの操作を案内しています。
凍結のおそれがある時期は、ブレーカーを切らないでください。配管の凍結を防ぐはたらきも一緒に止まります。
メーカーが分からないときはどうすればよいですか
貯湯ユニットの正面か側面に、メーカー名と型番の書かれたシールが貼られています。リモコンの表面にメーカー名が入っていることもあります。
どうしても分からないときは、据え付けた販売店にご相談ください。設置の記録が残っています。
なお、販売しているメーカーと、作っているメーカーが違う場合があります。電力会社やガス会社、住宅メーカーの名前が入った機種でも、中身は別のメーカーが作っていることがあります。型番のシールに書かれている社名を見てください。
東芝のエコキュート(ESTIA)のように、扱う会社が変わっている場合もあります。いまは日本キヤリア株式会社が扱っています。
解除を何度も繰り返してもよいですか
おすすめしません。解除を繰り返しても、部品が直るわけではないためです。
とくに、出る間隔が短くなっているときは、繰り返さずに連絡してください。表示が消えている時間が、そのまま不具合の進み方を隠すことになります。
まとめ:エコキュートのエラー表示を解除するときに見ていく順番
- 表示されているコードを紙に控える……解除すると消えます。写真を撮っておいてください
- お湯がまだ使えるかを確かめる……まったく出ないなら、解除より先に連絡してください
- 貯湯ユニットの下が濡れていないかを見る……濡れている、焦げたにおいがするときは解除を試さないでください
- お使いのメーカーの公式で、解除の操作を確かめる……押すスイッチも秒数もメーカーで違います
- 出ている表示が、解除できる種類かを確かめる……どのメーカーも、解除できる表示と修理が要る表示を分けています
- 解除は1回だけ試す……消えなければ、繰り返さずに連絡します
- 消えたあとに、沸き上げが始まるか、翌朝に残湯量が増えているかを見る
メーカー名の書かれていない手順は、お使いの機種に当てはまるとはかぎりません。公式の案内を確かめてから動いてください。
10年を超えて使っている場合は、修理か交換かを一度考える時期です。エコ猿はエコキュートの交換を専門に扱っています。交換をお考えのときは、ご相談ください。








