石油給湯器の設置場所について
石油給湯器(灯油ボイラー)の交換や取り付け工事をするには、設置タイプを決める必要があります。
どの設置タイプを選べばいいの?
様々な設置バリエーションがありますが、基本的には今現在お使いの設置タイプと同じボイラーをお選びいただくことで問題なく取り付けることができます。
住宅の老朽化が進んでいるなど壁の材質が弱い場合は、壁掛型から据置型への交換をおすすめや移設もおすすめです。
どちらに交換するかお悩みの場合はお気軽にご相談ください。
屋内設置型
屋内設置タイプは主に寒冷地や雪国での設置に適した構造
屋内壁掛型
屋内壁掛型
屋内の壁に給湯器の本体を直接固定、設置します。
屋内壁掛型の石油給湯器(ボイラー)は、現行品がほとんど強制給排気(FF式)です。
内蔵のファンで外気を取り込み燃焼し、燃焼して汚れた空気は屋外に排出します。
煙突が不要ですので強風や大雪による煙突折れの心配がありません。
屋内据置型
強制排気タイプ
燃焼する空気は本体の給気口を通して室内から取り込み、排気ガスはファンを使い煙突を通して屋外に排出します。
本体上部の煙突は排気用の1本だけとなります。
ノーリツではFE式、コロナではF式と表記されます
強制給排気タイプ
燃焼する空気は内蔵のファンで屋外から取り込み、排気ガスも屋外に排出します。
本体から伸びる煙突は2本もしくは2重です。
外気を使って強制的に給排気を行うため室内の空気に影響がなく、高気密・高断熱住宅への設置に最適です。
強制給排気タイプはノーリツとコロナともにFF式と表記されます。
屋外設置型
屋外
据置型
地面に直接、またはブロックの上に設置します。本体前面から排気するので、外壁を汚す心配がありません。階段や出窓がある場合はその下に設置するとスッキリ収まり省スペースです。
壁掛型
住宅の外壁に直接固定して設置するタイプで、本体下部から配管がでています。オプションのカバーで配管を覆い隠すとスッキリとした見た目となります。
屋内設置の場合、給気・排気の方法にも注意しましょう
室内に設置する石油給湯器は給気・排気方法が製品によって異なります。
強制排気タイプは燃焼に使う空気を室内から取り入れて屋外に排気、強制給排気タイプは屋外の空気を強制的にファンで取り込み排気も屋外となります。
寒冷地や高層マンションなど住宅構造が高気密・高断熱仕様となっている場合には、室内の空気に影響がない強制給排気の設置がおすすめです。
最新機種は小型設計で省スペース!
ノーリツ、コロナともに最新の石油給湯器は内部部品の小型化により本体サイズもコンパクトとなっています。
特に床に設置する据置型をお使いでしたら、コンパクトで省スペース設計の壁掛型給湯器への交換がおすすめです。
従来より小型サイズで軽量化されており、空間を無駄なく利用して設置することができます。