コロナのエコキュートのH16|リモコンのタイプ別の解除方法とメーカーの案内
このコラムで分かる事
- コロナがエラーコードH16について案内していること
- リモコンのタイプ別の、エラー表示の解除のしかた
- 表示が消えても、給水ポンプの故障が直っていない理由
- H16が出ているあいだ、エコキュートで使えることと使えないこと
- 連絡先と、修理か交換かの決め方
朝、シャワーを出そうとしたらお湯が出ない。リモコンを見ると「H16」と表示されている。
コロナのエコキュートで出るこの表示について、コロナは「給水ポンプの故障」とだけ書いています。そして、利用者ができる対処を1つも案内していません。
一方で、検索して出てくる記事の多くは「ブレーカーを切って入れる」「ストレーナーを掃除する」と案内しています。どちらに従えばよいのか、迷うところです。
この記事では、まずコロナが何と言っているかを原文でお見せします。そのうえで、公式のエラー表示の解除方法を、リモコンのタイプ別に6種類まとめました。
そして、いちばんお伝えしたいことがあります。表示を消しても、給水ポンプの故障は直っていません。

コロナのエコキュートに「H16」が出たとき、最初に確かめる2つのこと
見るところを絞るために、先に2つだけ確かめてください。
リモコンに出ている表示が「H16」かどうかを確かめる
台所リモコンと浴室リモコンを見て、表示を確かめます。似た形のコードがいくつもあるため、1文字ずつ読んでください。
- H16……給水ポンプの故障。この記事で扱うコードです
- H15……ファンモータの故障、または積雪や凍結によるロック
- E16……湯張り高温異常の検知
- H28……コンプレッサ制御系の故障
台所リモコンには出ていないのに、浴室リモコンにだけ出ていることがあります。逆もあります。どちらか片方だけを見て判断しないでください。
表示を紙に控えてから先に進んでください。解除の操作をすると消えるため、控えないまま消すと、あとで業者に伝えられなくなります。写真を撮っておくと確実です。
コードの一覧はエコキュートのエラーコード一覧にまとめています。
お湯がまだ使えるか、まったく出ないかを確かめる
台所や洗面所の蛇口をひねって、お湯が出るかを確かめてください。同じH16でも、いまの状態で先に見るところが変わります。
- お湯がまったく出ない……貯湯タンクに残っていた分を使い切っています。解除より先に連絡してください
- お湯は出るが、湯はりや追いだきが途中で止まる……新しく沸かせない状態が続いています。解除を試したうえで連絡してください
- 解除しても、また同じ表示が出る……給水ポンプの故障が残っています。繰り返さずに連絡してください
貯湯ユニットやヒートポンプユニットの下が濡れているとき、焦げたにおいがするときは、解除を試さずに漏電遮断器を「切」にして連絡してください。
漏電遮断器(ブレーカーとも呼びます)は、家の分電盤にあります。機種によっては貯湯ユニットの正面の点検カバーの中にもありますが、点検カバーは開けず、分電盤の側で操作してください。
操作するときは、手と足元が濡れていないことを確かめてください。場所と操作のしかたは、下の記事にまとめています。
分電盤でどれがエコキュートのブレーカーか分からないときは、無理に探さないでください。濡れている場所から離れて、据え付けた工事店か、コロナのサービスセンターにご連絡ください。
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コロナがエラーコードH16について案内していること
まず、メーカーが何と言っているかを見ます。

コロナのエラーサイン一覧に書かれているH16の内容
株式会社コロナは、公式サイトの「エコキュート|エラーサイン一覧」でH16をこう説明しています。
「H16 給水ポンプの故障 点検または修理が必要です。販売店様かコロナサービスセンターに連絡して下さい。」(株式会社コロナ エコキュート|エラーサイン一覧)
書かれているのは2つだけです。何が壊れているか(給水ポンプ)と、どうするか(点検または修理)。
利用者ができる対処は、1つも書かれていません。
この一覧は、コードの頭文字で4つに分かれています。Eで始まるもの、Hで始まるもの、Uで始まるもの、Cで始まるものです。あわせて100を超えるコードが並んでいます。
Hで始まるコードには、ヒートポンプユニット側の異常が多く含まれます。H16もその1つで、給水ポンプという部品の故障として登録されています。
給水ポンプは、貯湯タンクへ水を送る部品です。エコキュートは、タンクの水をヒートポンプユニットへ送り、温めて戻す、という循環でお湯を作ります。その水を動かす役目を持っているため、ここが止まるとお湯が作れません。
H16は「お湯が沸かない」という結果ではなく、「その原因になっている部品」を指したコードです。だからコロナは、部品を診る前提で「点検または修理」と書いています。
ほかのエラーコードとは、案内のされ方が違う
これは、メーカーだからなんでも修理に回している、という話ではありません。同じ一覧の中で、コロナは自分で対処できるコードには、はっきりそう書いています。
| コード | 内容 | コロナの処置方法 |
|---|---|---|
| E14 | 湯張電磁弁の故障 または ふろ配管の詰まり | 断水や寒波による配管の凍結により表示することがあります。取扱説明書または以下サイトに従い、エラー表示を解除してください |
| H15 | ファンモータの故障 または 積雪や凍結によるロック | 寒波による雪の吹き込みやドレン水の凍結などにより、ファンがロックする場合があります。エラー表示を解除してください |
| H32 | 除霜電磁弁の故障 ほか | 設置後、数日で表示された場合は配管の確認や、フィルターの点検が必要な場合があります |
| C01 | 浴槽栓抜け検知 | 排水栓の確認や循環口の清掃を行い、再度湯はりを行ってください |
| H16 | 給水ポンプの故障 | 点検または修理が必要です。販売店様かコロナサービスセンターに連絡して下さい |
H32ではフィルターの点検に触れているのに、H16では触れていません。C01では清掃を案内しているのに、H16では案内していません。
H16だけ、但し書きが1行もありません。
もう少し細かく見ると、コロナの書き分けには型があります。
利用者が直せる見込みがあるコードには、その条件が書かれています。H22には「設置後すぐに表示された場合は、エア抜き試運転不足の可能性もあります」、H27には「設置後すぐに表示された場合は、工事店様で200Vの電源電圧をご確認ください」とあります。どういうときに、何を見るかまで書いてあります。
Cで始まるコードには、機器の故障そのものではなく、状態を知らせる表示が多く含まれます。C03(貯湯量不足検知)には、タンクのお湯の量や温度が足りないときの案内として、強制沸増のボタンを押して湯量を確保してから操作し直すよう書かれています。操作の案内だけで、点検や修理には触れていません。
そのどれにも当てはまらないのがH16です。条件も、見る場所も、操作も書かれていません。「点検または修理が必要です」で終わっています。
これは、外から見て分かる不具合ではないというメーカーの判断だと考えられます。給水ポンプが動いていないのか、動いているのに水が流れていないのかは、測ってみないと分かりません。
コロナが案内している連絡先
一覧に書かれている連絡先は2つです。
- 販売店……エコキュートを買った店、据え付けた工事店
- コロナサービスセンター……メーカーの修理窓口
保証書が手元にあれば、そこに書かれた窓口が先です。工事のときの書類や、機器に貼られたステッカーに、工事店の名前と電話番号が残っていることもあります。
見つからないときは、コロナのサービスセンターへ連絡します。連絡先は公式サイトの「修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先」にまとまっています。
新築で入居したとき、中古で家を買ったときなど、据え付けた工事店が分からないことは珍しくありません。その場合もメーカーの窓口が受けてくれます。「どこで買ったか分からない」と伝えて差し支えありません。
連絡する前に、機種名(型番)だけは控えておいてください。貯湯ユニットの側面に貼られたシールに書かれています。これが分かると、話が早く進みます。
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コロナのエコキュートでエラー表示を解除する方法(リモコンのタイプ別)
コロナは、エラー表示の解除方法を公式サイトで案内しています。ただし、リモコンのタイプによって押すスイッチが違います。

お使いの台所リモコンがどのタイプかを確かめる
コロナは、解除方法のページでこう案内しています。
「お使いの台所リモコンを確認してください。(リモコン外観は機種により多少異なります。)」(株式会社コロナ リモコン|よくあるご質問)
タイプはA・0・1・2・3・4の6種類です。機種名からは決められません。公式ページにリモコンの写真が並んでいるので、お手元のものと見比べて選んでください。
見分けるときは、次の3つを見ると絞りやすくなります。
- 画面がカラーか、単色か
- 画面の下に十字のボタン(上下左右)があるか
- スイッチが丸いか、四角いか
タイプAとタイプ0は画面がカラーで、下に十字のボタンがあります。タイプ1は単色の画面で、下に「メニュー決定」と上下のボタンが並びます。タイプ2は横長のボタンが3つ並び、タイプ3は丸いボタン、タイプ4は角の丸い四角いボタンが特徴です。
似ていて迷うときは、無理に決めず、公式ページの写真で確かめてください。タイプによって押すスイッチの組み合わせが違うため、当てずっぽうで押し続けるのは避けてください。
タイプAとタイプ0のエラー表示の解除のしかた
どちらも、台所リモコンで押すスイッチは同じです。
コロナのPDFでは、台所リモコンの ecoガイド と タンク湯増し の2つのスイッチが示され、「同時に5秒以上押すと、エラーを解除できます。」と書かれています(株式会社コロナ リモコン|よくあるご質問)。
このPDFでは、スイッチの名前がボタンの絵で示されています。ここでは絵を文字に置き換えて書いています。
浴室リモコンでも解除できます。タイプAは「タンク湯増し」と「節水」、タイプ0は「ecoガイド」と「タンク湯増し」を、同時に5秒以上押します。
タイプ1とタイプ2のエラー表示の解除のしかた
タイプ1の台所リモコンは、「メニュー決定」スイッチと「タンク湯増し」スイッチを同時に5秒以上押します。浴室リモコンも同じ組み合わせです。
タイプ2の台所リモコンは、「選択」スイッチと「表示 入/切」スイッチを同時に5秒以上押します。浴室リモコンは「選択」と「ぬるめ」の組み合わせです。
タイプ3とタイプ4のエラー表示の解除のしかた
タイプ3の台所リモコンは、「運転モード」スイッチと「予約」スイッチを同時に5秒以上押します。同じタイプ3で、スイッチが四角いものも、押すスイッチと秒数は変わりません。浴室リモコンは、給湯温度の「▼」とふろ温度の「▲」を同時に5秒以上押します。
タイプ4の台所リモコンは、「休止」スイッチと「音量」スイッチを同時に5秒以上押します。浴室リモコンは「呼び出し」と「たし湯」の組み合わせです。
タイプが違っても共通していること
タイプが違っても、共通するのは2つです。
- 2つのスイッチを同時に押す
- 5秒以上押し続ける
違うのは、押すスイッチの組み合わせだけです。1つずつ順に押すのではなく、2つを同時に押したまま数えてください。3秒では足りません。
うまくいかないときは、押し始めが少しずれていることがあります。片方を押してから、もう片方を重ねて押すのではなく、両方を一緒に押し込んでから数え始めてください。
| タイプ | 台所リモコン | 浴室リモコン |
|---|---|---|
| A | ecoガイド + タンク湯増し | タンク湯増し + 節水 |
| 0 | ecoガイド + タンク湯増し | ecoガイド + タンク湯増し |
| 1 | メニュー決定 + タンク湯増し | メニュー決定 + タンク湯増し |
| 2 | 選択 + 表示 入/切 | 選択 + ぬるめ |
| 3 | 運転モード + 予約 | 給湯温度「▼」+ ふろ温度「▲」 |
| 4 | 休止 + 音量 | 呼び出し + たし湯 |
押すのは1回だけにしてください。消えなければ、繰り返さずに連絡します。
解除する前に、表示されているコードを控えておいてください。消したあとで「何が出ていたか」を思い出せなくなると、業者に伝えられません。
解除したあとは、この2つを見てください。
- その日のうちに、沸き上げの運転が始まるか……リモコンに沸き上げ中の表示が出るかを見ます
- 翌朝、残湯量が増えているか……増えていなければ、表示が消えただけで沸いていません
表示が消えても残湯量が増えないなら、給水ポンプは動いていません。その時点で連絡してください。
上位の記事やAIの回答が案内している解除方法との違い
検索して出てくる解説サイトや、検索結果の上に出る自動要約は、コロナの手順とは違うことを案内しています(2026年9月時点の確認です)。
| 出どころ | 案内している手順 |
|---|---|
| ある解説サイト | 「時計合わせ」と「給湯温度」を同時に3秒長押し |
| 別の解説サイト | 「ボタンを3秒以上長押し」(どのボタンかは書かれていない) |
| 検索エンジンの自動要約 | リモコンの電源を切り、漏電遮断器を「切」にして1分待ってから「入」に戻す |
| コロナ公式 | 2つのスイッチを同時に5秒以上。組み合わせはリモコンのタイプごとに違う |
秒数も、押すスイッチも違います。
漏電遮断器の入れ直しは、機器全体の電源を落とす操作です。リモコンの時刻設定が消えることがあり、電力契約の設定を入れ直す必要が出ることもあります。先に試すなら、コロナが案内しているリモコンの操作のほうです。
ブレーカーの場所や操作の注意点は、この記事の前半でご案内した「エコキュートのブレーカーはどこ?」にまとめています。
エラーが出たときの再起動の手順は、エコキュート全般の形で別の記事にまとめています。
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H16の表示を消しても、給水ポンプの故障は直っていない
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

表示が消えたことと、故障が直ったことは違う
解除の操作をすると、H16の表示は消えます。お湯が沸くようになることもあります。
それでも、給水ポンプが直ったわけではありません。
解除は、機器が出している警告表示を消す操作です。壊れた部品を交換したわけでも、詰まりを取り除いたわけでもありません。
エコキュートは、異常を感じ取ると運転を止めて表示を出します。そのまま動かし続けると、別の場所まで傷むためです。表示は、機器が自分を守るために出しているものと考えてください。
解除は、その止まっている状態を一度リセットして、もう一度動かしてみる操作です。動いてみて異常がなければ、表示は出ません。同じ異常をまた感じ取れば、また止まります。
コロナがH16に「点検または修理が必要です」とだけ書いているのは、そういうことです。表示を消す手段はあるが、それは直したことにならないという前提に立っています。
解除を繰り返しても、給水ポンプの故障は直らない
消えてはまた出る、という状態が続くことがあります。そのたびに解除すれば、その日は使えます。
ただ、繰り返しても直りません。むしろ、そのあいだに状態は進みます。給水ポンプが完全に止まれば、お湯はまったく沸かなくなります。冬にそうなると、その日から水しか出ません。
進み方には、だいたいの順があります。
- たまに出る……解除すればしばらく出ない。数週間おきに1回など
- 間隔が短くなる……数日おき、そして毎日になる
- 解除しても、すぐにまた出る……押しても数時間で戻る
- 沸かなくなる……表示が消えても残湯量が増えない
1や2の段階で連絡すると、都合のよい日に工事の予定を組めます。4になってから連絡すると、その日から水で過ごすことになります。
冬は、この差が大きく出ます。給湯器の交換は年末から2月に混み合い、機器の在庫も動きます。寒くなる前に決めておくほうが、選べる幅が広くなります。
解除して使えた日が続いても、「直った」とは考えないでください。
エコ猿がお引き受けした、直っていないまま使い続けておられた事例
葛城市のお客さまから、コロナのCTU-H4616Aにエラーが出るようになったとご相談をいただきました。
リセットすると一度は復旧するものの、しばらくすると同じ表示が出るようになり、最近は状態が続かないとのことでした。15年使ってこられたため、修理と交換のどちらがよいか迷っておられました。
現地でエラーの再発状況を確かめ、交換するかどうかの判断材料として、その機種の部品がまだ手に入るかも調べました。そのうえで、460Lの容量を保ったまま日立のBHP-FR46WUへ交換しています。
エコキュートは、コロナから日立や三菱など、別のメーカーへ交換することもできます。既存の配管や設置場所を活かせる範囲で、そのお宅に合う機種を選びます。
工事のあと、お客さまからこうお聞きしました。
「リセットすれば使えていたので、どこまで待てるのか分からずにいました。原因が残ったままだと聞いて、15年という年数もあり交換に決めました。」
「どこまで待てるのか分からない」という状態が、いちばん長く続きます。
使えている日があると、決めるきっかけがありません。困っていないわけではないのに、動く理由が見つからない。そのうちにまた出て、また解除して、という繰り返しになります。
このお客さまの場合、決め手になったのは「原因が残ったままだ」という一言でした。直っていないと分かったことで、待つ理由がなくなったわけです。
もう1つ、部品の供給も確かめています。15年経った機種では、修理に使う部品がすでに作られていないことがあります。部品が無ければ、修理という選択肢そのものがありません。現地でそこまで確かめたうえで、交換をお選びいただきました。
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H16が出ているあいだ、エコキュートで使えることと使えないこと
いま何ができて、何ができないのかが分かると、その日の見通しが立ちます。

新しくお湯を沸かせなくなる
給水ポンプは、貯湯タンクへ水を送る部品です。ここが止まると、タンクに水が入らないため、新しくお湯を沸かせません。
夜のうちに沸かす設定でも、朝になって残湯量が増えていません。沸き増しの操作をしても増えません。
沸き上げのしくみは、下の記事にまとめています。
湯はりや追いだきが途中で止まる
自動湯はりを始めても、設定した水位まで来ずに止まることがあります。追いだきも、途中で運転が止まります。
タンクのお湯が足りないためです。エラーが出ているあいだは、湯はりも追いだきも当てにできません。
追いだきは、浴槽のお湯を機器へ戻して温め直す運転です。浴槽のお湯の量は増えません。温め直すのに使う熱も、タンクのお湯から取ります。タンクが空に近ければ、追いだきも途中で止まります。
湯はりの途中で止まったときは、そのまま待っても再開しないことがあります。浴槽に半分だけお湯が入った状態で止まるのが、いちばん困る形です。エラーが出ているあいだは、湯船をためる前に残湯量を見ておいてください。
貯湯タンクに残っているお湯は使えることがある
H16が出ても、タンクに残っているお湯は、そのまま使えることがあります。
蛇口をひねればお湯が出る。シャワーも使える。ただし、使った分は新しく沸きません。残っている分を使い切れば、そこで水になります。
その日の入浴を優先するなら、シャワーの時間を短くする、湯船をためずに済ませる、といった使い方で、残りを長く持たせられます。
残りがどれくらいかは、リモコンの残湯量の表示で見ます。目盛りが半分あれば、シャワーは何回か使えます。ただし、湯船をためると一気に減ります。
家族が続けて入る予定なら、先に誰が入るかを決めておいてください。途中で水になると、あとの人が困ります。
台所や洗面所でお湯を使う分も、同じタンクから出ています。食器を洗うときも、残りが減ることを見込んでおいてください。
なお、タンクに残っているお湯は高い温度のまま出てくることがあります。蛇口を開けるときは、先に温度を確かめてください。
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ストレーナーの掃除を自分でしないほうがよい理由
検索して出てくる記事の多くが、ストレーナーの掃除をすすめています。この記事では、掃除の手順を書きません。理由を3つお伝えします。

ストレーナーの掃除には、給水を止めて水を抜く作業が要る
ストレーナーは、給水配管に付いている網状の部品です。水道水に混じったゴミや砂を受け止めて、機器の中に入らないようにしています。
場所は、貯湯ユニットの給水側です。機種によっては、ヒートポンプユニットの下側の配管に付いていることもあります。脚部カバーの内側にあることが多く、外からは見えません。
掃除をするには、給水配管専用止水栓を閉じて、配管の水を抜き、部品を外します。
この「水を抜く」がやっかいなところです。配管の中には水が入ったままなので、栓を閉じただけで外すと、そこから水が出ます。順番を間違えると、床が濡れます。
外すところまではできても、戻すときにパッキンの向きを間違えたり、締め方が足りなかったりすると、そこから水が漏れます。
漏れた水が電気の部品にかかれば、直すところが増えます。もともと1か所だった不具合が2か所になり、修理代がその分かさみます。気づかないまま漏れ続ければ、水道料金にも表れます。
貯湯ユニットの中には200Vの配線が通っています。水と電気が同じ場所にある機器だということを、忘れないでください。
コロナはH16について、ストレーナーの掃除を案内していない
前の章でお見せしたとおり、コロナはH32では「フィルターの点検が必要な場合があります」と書いています。H16では書いていません。
メーカーが、H16の対処としてストレーナーの掃除を挙げていない、ということです。
掃除をしても、給水ポンプの故障なら直らない
コロナがH16に付けている説明は「給水ポンプの故障」です。
ストレーナーが詰まっていて水が流れず、その結果としてポンプが異常を検知することはあります。ただ、ポンプそのものが壊れている場合は、掃除をしても直りません。
どちらなのかは、外から見ても分かりません。点検して分かることです。
掃除をして直らなかったとき、どこまでが元からの不具合で、どこからが作業の影響なのかも分からなくなります。部品を外して戻した跡があると、そのあとの点検で切り分けに時間がかかります。
詰まりが原因だった場合も、点検すれば分かります。業者が来て掃除で直るなら、その場で済みます。順番として、先に診てもらうほうが早道です。
なお、ストレーナーの掃除そのものは、機器を長く使うための手入れとしては意味があります。H16が出ている今、自分で試す作業としてはおすすめしない、ということです。
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コロナのエコキュートでH16が出たときの連絡先と、修理・交換の決め方
自分で確かめて解除しても直らないときは、相談に切り替えます。

どこに連絡すればよいか
コロナが案内しているのは、販売店(据え付けた工事店)と、コロナサービスセンターの2つです。
保証書が手元にあれば、そこに書かれた窓口へ。見つからないときは、コロナのサービスセンターへ連絡します。
エコ猿はエコキュートの交換を専門に扱う店で、修理は受け付けていません。修理で直る場合は、上の2つへご相談ください。交換になった場合のご相談は承ります。
業者を探すときに気をつけることは、下の記事にまとめています。
連絡するときに手元に用意しておくもの
電話で聞かれることは、だいたい決まっています。先に紙に書いておくと、一度の電話で話が進みます。
- リモコンに出ているエラーコード……解除する前に控えてください。消してしまうと伝えられなくなります
- 機種名(型番)……貯湯ユニットの側面のシールに書かれています。ヒートポンプユニットの型番も別にあるため、両方あると確実です
- 設置した年……保証が残っているかの判断に使います
- いつから、どういう状態か……「3日前から、解除しても翌朝にはまた出る」のように具体的に
- 自分で試したこと……解除を何回試したか、消えたか、どのくらいで再発したか
解除を何度も繰り返していると、いつから出ているのかが分からなくなります。回数と時期を控えておいてください。
修理にかかる費用の目安
メーカーや修理店に依頼した場合の目安をお伝えします。
診てもらうだけで出張費と点検料がかかり、これが合わせて5,000円から15,000円ほどです。そこに部品代と技術料が乗ります。
給水ポンプの交換なら3万円から6万円ほど、制御基板まで交換すると5万円から8万円ほどが一般的な範囲です。ヒートポンプユニットごと交換すると15万円から25万円ほどになり、この金額になると本体の交換と比べる段階です。
保証が残っていれば、修理代がかからないことがあります。まず保証書を探してください。
見積もりを取るときは、部品代・技術料・出張費の内訳を分けて聞いておくと比べやすくなります。「一式いくら」だけだと、あとで追加が出たときに何が増えたのか分かりません。
部品の取り寄せに日数がかかることもあります。その日に直らない前提で、何日かかるかも聞いておいてください。冬なら、その日数のあいだお湯をどうするかを決めておく必要があります。
使った年数で、修理か交換かの見方が変わる
同じH16でも、使った年数で見方が変わります。
10年未満なら、修理を先に検討する場面が多くなります。部品も手に入りやすく、直せば当分は使えます。
10年を超えていると、直しても別の場所が続けて壊れることがあります。その都度、出張費と技術料がかかります。部品の保有期間を過ぎていれば、修理そのものができません。
判断の目安を、3つに分けてお伝えします。
- 10年未満で、初めてH16が出た……修理を先に検討する場面です
- 10年を超えていて、初めて出た……修理の見積もりを取ったうえで、交換と比べる段階です
- 10年を超えていて、繰り返し出ている……修理をしても、次が続く見込みがあります
修理代が本体交換の3分の1を超えるようなら、交換と比べてみてください。直した機器があと何年もつかは、誰にも約束できません。
何年で交換を考えるかの目安は、「エコキュートの寿命は何年?」の記事にまとめています。
交換にかかる費用は、工事費込みの総額と補助金を使った場合の金額まで、「エコキュートの交換費用の相場」の記事にまとめています。
エコ猿で交換を決められた、コロナのエコキュートの事例
エコ猿では、コロナのエコキュートからの交換を、2026年2月から2026年9月までに239件お引き受けしています。
そのうちの1件です。大阪市住之江区のお客さまから、追いだきの不良についてご相談をいただきました。
コロナのCTU-461D1A9をお使いで、浴槽のお湯を追いだきしている途中で運転が止まり、リモコンにエラーが表示されることがあったそうです。
一度電源を入れ直すと使える日もありましたが、同じ症状が何度か続いたため、入浴のたびにきちんと温まるか不安を感じておられました。
お湯の使用量が以前より少なくなっていたこともあり、460Lから370Lへ容量を下げて、コロナのCTU-37AZ1へ交換しています。
事例
大阪市住之江区で追いだき中にエラーが出るエコキュートを交換|CTU-461D1A9からCTU-37AZ1へ
| 施工前 | 施工後 | |
|---|---|---|
| メーカー | コロナ | コロナ |
| 製品の種類 | エコキュート | エコキュート |
| 型番 | CTU-461D1A9 | CTU-37AZ1 |
| 貯湯容量 | 460L | 370L |
| 給湯タイプ | フルオート | フルオート |
ご依頼の内容
大阪市住之江区にお住まいのお客様より、エコキュートの追いだき不良についてご相談をいただきました。
既存機種はコロナのCTU-461D1A9で、460Lの一般地向けフルオートタイプです。最近になって、浴槽のお湯を追いだきしている途中で運転が止まり、リモコンにエラーが表示されることがあったそうです。
一度電源を入れ直すと使える日もありましたが、同じ症状が何度か続いたため、入浴時に毎回きちんと温まるか不安を感じておられました。
現在は以前よりお湯の使用量が少なくなっているとのことで、交換後は370Lタイプをご希望されました。現地で設置状況や使用人数、お湯の使い方を確認したうえで、コロナのCTU-37AZ1をご提案しました。
詳しい作業内容
既存のエコキュートCTU-461D1A9を撤去し、コロナのCTU-37AZ1へ交換しました。
CTU-37AZ1は、コロナのCHP-37AZ1に使用される貯湯ユニット型番です。370Lの一般地向けフルオートタイプで、自動湯はり、追いだき、自動保温などの機能に対応しています。
作業では、まず既存の貯湯ユニットとヒートポンプユニットを撤去しました。今回は460Lから370Lへの交換となるため、既存の設置スペースに対して新しい本体を適切な位置に据え付けられるよう、基礎や配管位置を確認しながら作業を進めています。
新しい貯湯ユニットとヒートポンプユニットを設置したあと、給水・給湯配管、追いだき配管、ヒートポンプ配管、電気配線、リモコン配線を接続しました。既存機種とは本体寸法や接続位置が異なるため、配管に無理な負荷がかからないよう調整しています。
設置後は試運転を行い、自動湯はり、追いだき、リモコン操作、エラー表示の有無を確認しました。追いだき運転も問題なく作動し、安心して使用できる状態になりました。
お客様からの声
追いだきの途中で止まることがあり、お風呂に入る前にきちんと温まるか不安でした。
以前より家族の人数が減ってお湯の使用量も少なくなっていたので、370Lタイプに交換できてよかったです。工事後は追いだきも問題なく使えており、リモコンの説明も分かりやすかったです。
30代・男性・G様
評価:★★★★☆(4/5点満点中)
スタッフからの一言
この度は大阪市住之江区でのエコキュート交換をご依頼いただき、ありがとうございました。
今回は、追いだき中にエラーが出る症状をきっかけに、コロナのCTU-461D1A9からCTU-37AZ1へ交換しました。交換前後とも一般地向けのフルオートタイプのため、自動湯はりや追いだきなどの使い勝手を保ったまま入れ替えています。
エコキュートは使用年数が長くなると、追いだきが途中で止まる、リモコンにエラーが出る、お湯の温度が安定しないといった症状が出ることがあります。また、家族構成や生活スタイルが変わると、必要なタンク容量も変わる場合があります。
大阪市住之江区でエコキュートの交換をご検討中の方は、現在の症状や設置状況だけでなく、お湯の使用量に合わせた機種選びも含めてご提案いたします。
ほかの事例はエコ猿の施工事例にまとめています。
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コロナのエコキュートのエラーコードH16についてよくある質問
H16が出たまま使い続けても大丈夫ですか
おすすめできません。コロナはH16について「点検または修理が必要です」と案内しており、使い続けてよいとは書いていません。貯湯タンクに残っているお湯は使えることがありますが、新しく沸かせない状態が続いているため、使い切れば水になります。使い続けているあいだに、給水ポンプが完全に止まることもあります。そうなると、その日から水しか出ません。工事の予定を選べるうちに連絡してください。
一度消えたH16が、また出るのはなぜですか
解除は表示を消す操作で、給水ポンプの故障そのものを直すものではないためです。原因が残っていれば、同じ表示がまた出ます。消えては出る状態が続いているなら、それは直っていないことの表れです。再発するまでの間隔が短くなっているなら、状態が進んでいます。解除を繰り返さずに、販売店かコロナサービスセンターへ連絡してください。いつから、何回解除したかを控えておくと、点検のときに役立ちます。
冬にH16が出やすいのはなぜですか
配管の凍結が関わることがあります。水が凍って流れなくなると、給水ポンプが水を送れず、異常として検知されます。ただしコロナは、H16の説明に凍結を挙げていません。凍結を挙げているのはH15(ファンモータの故障、または積雪や凍結によるロック)です。凍結が疑われるときも、熱湯はかけず、気温が上がって解けるのを待ってください。
保証期間内なら、H16の修理は無料になりますか
保証の範囲と期間によります。保証書に書かれた条件をご確認ください。部位によって保証の年数が違うことがあり、出張費だけは別途かかる場合もあります。まず保証書を探し、書かれた窓口へ連絡するのが早道です。
コロナのE16やH15は、H16と何が違いますか
指している内容が違います。コロナの一覧では、E16は「湯張り高温異常の検知」で処置方法は「点検または修理が必要です」、H15は「ファンモータの故障 または 積雪や凍結によるロック」で「エラー表示を解除してください」と案内されています。H15には解除の案内がありますが、H16にはありません。同じHで始まっていても、扱いは別です。
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まとめ:コロナのエコキュートでH16が出たときに見ていく順番
コロナのエコキュートにH16が出たときは、この順番で見てください。
- 表示が「H16」かどうかを確かめて、紙に控える……解除すると消えます。写真を撮っておくと確実です
- お湯がまだ使えるかを確かめる……まったく出ないなら、解除より先に連絡してください
- リモコンのタイプを確かめて、解除を1回だけ試す……2つのスイッチを同時に5秒以上。組み合わせはタイプごとに違います
- 消えなければ、繰り返さずに連絡する……販売店(据え付けた工事店)か、コロナサービスセンターです
- 消えても、また出るなら連絡する……表示が消えたことと、故障が直ったことは違います
コロナはH16について「点検または修理が必要です」と案内しています。利用者ができる対処は、一覧に1行も書かれていません。
貯湯ユニットやヒートポンプユニットの下が濡れているとき、焦げたにおいがするときは、解除を試さずに漏電遮断器を切って連絡してください。
10年を超えて使っている場合は、修理か交換かを一度考える時期です。エコ猿はエコキュートの交換を専門に扱っています。交換をお考えのときは、ご相談ください。










