エコキュートのエア抜きとは?必要なタイミングや手順・注意点を解説
エコキュートのエア抜きとは、主にヒートポンプユニットや接続配管の中に残った空気を排出する作業です。設置直後や水抜き後に空気が残ったまま運転すると、お湯がうまく循環せず、沸き上げ不良やエラー、機器への負担につながることがあります。
ただし、エア抜きの方法はすべてのエコキュートで同じではありません。水抜き栓を手動で開く機種もあれば、電源投入後やリモコン操作によって自動で行う機種もあります。本記事では一般的な手順や注意点、必要になるケースを解説しますが、実際に作業するときは必ず型番を確認し、その機種の取扱説明書を優先してください。
このコラムで分かる事
- エコキュートのエア抜きが必要になるケース
- エコキュートのエア抜きを自分で行う手順
- メーカーによるエア抜き方法の違い
- エア抜きするときの注意点
- エア抜き後も症状が改善しない原因と対処法
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目次
そもそもエコキュートのエア抜きとは?

エコキュートは、ヒートポンプユニットで沸かしたお湯を貯湯タンクへ送る仕組みになっています。この経路に空気が残ると、水やお湯がスムーズに流れないことがあるため、必要なタイミングでエア抜きを行います。ここでは、作業の目的や自動機能、水抜きとの違いを整理します。
エコキュートのエア抜きとは?
エコキュートのエア抜きとは、ヒートポンプユニットやヒートポンプ配管内に入り込んだ空気を、水と一緒に外へ排出する作業です。配管の内部は通常、水で満たされた状態で運転します。しかし、設置工事や水抜き、長期間の停止などによって配管内へ空気が入ると、水の循環を妨げることがあります。
一般的な手動式では、ヒートポンプユニットに設けられた水抜き栓を緩め、空気が混じった水を排出します。最初は水が途切れたり、ゴボゴボと空気が抜ける音がしたりすることがあります。やがて空気を含まない水が安定して流れるようになったら、栓を閉じて作業を終了します。
エア抜きは、貯湯タンク内のお湯を捨てる作業ではありません。主な対象は、屋外に設置されたヒートポンプユニットと、それにつながる配管です。操作する栓の位置や数、開ける時間は機種ごとに異なるため、外観だけで判断せず、型番に対応した取扱説明書を確認することが重要です。
自動でエア抜きを行うエコキュートもある
エコキュートには、利用者が水抜き栓を操作する機種だけでなく、電源を入れた後に自動でヒートポンプ配管のエア抜きを行う機種もあります。自動運転中は、リモコンに「エア抜き」「HPエア抜き運転中」などと表示され、数分から10分程度で終了する仕組みです。
また、完全に自動で始まるタイプだけでなく、リモコンのメニューからエア抜き運転を選択する機種もあります。自動機能が付いていても、電源を入れる前に手動で水抜き栓を開ける作業や、終了後に逃し弁を操作する手順が必要な場合があるため、「自動だから何もしなくてよい」とは限りません。
リモコンにエア抜き中の表示が出ている間は、電源を切ったり、別の操作をしたりせず、運転が終わるまで待ちましょう。終了後の確認方法も機種によって異なります。表示が消えない、エラーへ切り替わる、お湯が正常に沸かないといった場合は、取扱説明書の対処方法を確認してください。
貯湯タンクの水抜きはエア抜きとは異なる
エア抜きと貯湯タンクの水抜きは、操作する部品が一部似ていますが、目的が異なります。エア抜きは、ヒートポンプユニットや配管内に残った空気を排出し、お湯を正常に循環させるための作業です。一方の水抜きは、貯湯タンクや配管から水を排出する作業を指します。
水抜きは、長期間エコキュートを使用しないときや、凍結を防ぎたいとき、タンク内のお手入れをするときなどに行います。タンクのお手入れでは、底にたまった湯垢や沈殿物を排水とともに流します。これはヒートポンプ配管の空気を抜く作業ではありません。
水抜きをしたエコキュートを再び使う際は、タンクを満水に戻したうえで、配管のエア抜きが必要になる場合があります。水抜きとエア抜きの手順を混同すると、満水になる前に電源を入れたり、必要な栓を閉め忘れたりする原因になります。それぞれを別の作業として理解し、取扱説明書に記載された順番どおりに進めましょう。
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エコキュートのエア抜きが必要になるケース

エア抜きは、思いついたときに行う作業ではありません。設置や水抜きによって配管内へ空気が入った場合や、空気が原因と考えられる症状が現れた場合に行います。ただし、異音や水圧低下の原因はエア噛みだけではないため、症状だけで判断せず、取扱説明書の案内も確認しましょう。
設置直後や水抜き後に使用を開始するとき
新品のエコキュートを設置した直後は、貯湯タンクやヒートポンプ配管の内部に水が入っていないため、給水後に空気を排出する必要があります。通常は設置業者が試運転の一環として行いますが、利用者も正常に作業が完了しているか確認しておくと安心です。
また、凍結対策や長期不在などを理由に貯湯タンクと配管の水を抜いた場合も、再使用時にはタンクを満水にし、必要なエア抜きを行ってから運転を再開します。水が十分に満たされていない状態で電源を入れると、ヒートポンプ内で正常に水を循環させられず、故障につながるおそれがあります。
設置直後は施工担当者へ確認し、水抜き後に自分で復旧するときは取扱説明書の「初めて使用するとき」「水抜き後に再使用するとき」などの項目を確認してください。エア抜きの方法だけでなく、タンクへの給水、ブレーカーや漏電遮断器を入れる順番まで確かめることが大切です。
長期間使用していなかった後に再使用するとき
旅行や空き家管理などで長期間エコキュートを使用していなかった場合は、運転再開時に配管内の状態を確認します。休止機能を使って電源を維持していただけであれば、必ずしも水抜きやエア抜きが必要とは限りません。一方、タンクや配管の水を抜いて停止していた場合は、再使用前の給水とエア抜きが必要です。
長期間の停止中にどのような操作をしたか分からない場合は、いきなり電源を入れないでください。排水栓や水抜き栓が開いたままになっていないか、給水元栓が閉じられていないかを確認し、貯湯タンクを満水に戻します。その後、取扱説明書に沿ってヒートポンプユニットのエア抜きを行います。
使用しなかった期間だけで判断するのではなく、停止前に水を抜いたかどうかが重要です。家族や管理者が水抜きを行った可能性がある場合、操作状況を確認してから復旧しましょう。手順が分からない、凍結のおそれがある、長期間空の状態だったといった場合は、無理をせず施工業者へ相談してください。
蛇口から空気を含んだ水が出たり水圧が安定しなかったりするとき
水抜き後や断水復旧後に蛇口を開くと、水と一緒に空気が出て、ゴボゴボという音や水の飛び散りが発生することがあります。しばらく水を流して安定すれば、一時的に給水配管へ入った空気が排出された可能性があります。使い始めは顔や手を蛇口へ近づけず、熱いお湯が飛び散らないよう注意してください。
一方、水を流し続けても空気が混じる、お湯の勢いが極端に弱い、水圧が大きく変動するといった症状が続く場合は、ヒートポンプ配管のエア噛みだけが原因とは限りません。給水元栓が十分に開いていない、ストレーナーにゴミが詰まっている、配管から水が漏れているなど、別の原因も考えられます。
直前に水抜きや給水作業を行っている場合は、エア抜きが完了しているか確認します。通常使用中に突然症状が現れた場合は、エア抜きを繰り返す前に、止水栓やフィルター、エラー表示などを確認しましょう。原因が分からない状態で栓を何度も操作すると、水漏れを招くおそれがあります。
ヒートポンプから異音がする・関連するエラーコードが表示されたとき
配管内に空気が残ると、水が流れる際にゴボゴボという音がしたり、循環が不安定になったりすることがあります。水抜き後や設置直後から異音が続いている場合は、必要なエア抜きが完了していない可能性を確認しましょう。
ただし、ヒートポンプユニットは、沸き上げ運転や霜取り運転によってファンやポンプの音を出します。浴槽側のゴボゴボ音も、凍結予防運転や配管内の水を確認するための動作で発生する場合があります。そのため、音がするという理由だけで、エア噛みと断定することはできません。
リモコンにエラーコードが出ている場合は、コードの意味を取扱説明書で確認してください。機種によってはエア抜きや再給水で解消できるケースがありますが、配管の詰まり、水漏れ、循環ポンプなどの不具合を示している可能性もあります。指定された対処をしても再表示される場合は、運転を繰り返さず点検を依頼しましょう。
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エコキュートのエア抜きをしないとどうなる?

エア抜きが必要な状態で運転を始めると、ヒートポンプ配管内に残った空気が水の循環を妨げることがあります。その結果、お湯を正常に沸かせないだけでなく、エラーや部品への負担につながる可能性があります。ここで解説するのは、取扱説明書でエア抜きが必要とされている場面で作業を省略した場合の影響です。
お湯の循環が悪くなり沸き上げや給湯が不安定になる
エコキュートは、貯湯タンクとヒートポンプユニットの間で水を循環させながらお湯を沸かします。配管内に空気が残っていると、水の流れが途切れたり、循環量が不足したりして、沸き上げが正常に進まないことがあります。
空気が多く残った状態では、タンク内のお湯が増えない、お湯を使えるようになるまで時間がかかる、水やお湯の出方が安定しないといった症状につながる可能性があります。水抜き後に運転を再開したにもかかわらず、残湯量が増えない場合は、満水確認やエア抜きが正しく完了しているかを見直しましょう。
ただし、お湯が沸かない原因には、電源、給水元栓、設定、凍結、部品故障などもあります。エア抜きを行えばすべての給湯トラブルが直るわけではありません。水抜き後や設置直後など、配管へ空気が入る状況だったかを踏まえて判断する必要があります。
給湯効率が低下する
配管に空気が残ると、ヒートポンプユニットと貯湯タンクの間で必要な量の水をスムーズに循環させにくくなります。正常な流量を確保できなければ、予定していた時間内にお湯を沸かせなかったり、沸き上げ運転が途中で止まったりする可能性があります。
この状態を給湯効率の低下と表現することがありますが、エア抜きを行うだけで日常の電気代が必ず安くなるという意味ではありません。あくまで、配管内に空気が残っている異常な状態を正常に戻し、本来の循環を確保するための作業です。
普段どおり使用できており、取扱説明書にも定期的なエア抜きの指示がない場合は、節電を目的に水抜き栓を開ける必要はありません。不必要な操作は、水漏れや栓の破損を招くことがあります。効率を維持するには、エア抜きだけでなく、指定されたフィルター清掃や定期点検を適切に行うことが大切です。
エラーや故障につながる可能性がある
ヒートポンプ配管内の空気を確実に抜かないまま運転すると、水を正常に循環できず、エラーが表示されたり、沸き上げ運転が開始できなかったりすることがあります。特にタンクが満水になっていない状態で電源を入れると、機器の故障原因になるため注意が必要です。
空気が残った状態でポンプを運転し続ければ、循環ポンプなどへ負担がかかる可能性もあります。異音やエラーが出ているにもかかわらず、リセットや再運転だけを何度も繰り返すのは避けましょう。まずは給水状態、水抜き栓、エア抜き手順を確認します。
説明書どおりに作業してもエラーが消えない場合は、エア噛み以外の故障が考えられます。エラーコードを記録し、給水元栓を閉じるなど説明書で指定された安全措置を取ったうえで、施工業者や修理窓口へ点検を依頼してください。
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エコキュートのエア抜きを自分で行う手順

ここでは、ヒートポンプユニットの水抜き栓を使う一般的な流れを説明します。実際の栓の位置や数、開ける量、排水時間は機種によって異なります。作業前に型番に対応した取扱説明書を用意し、記載内容が本記事と異なる場合は取扱説明書を優先してください。
手順1:ヒートポンプユニットの水抜き栓を確認する
最初に、屋外にあるヒートポンプユニットを確認します。貯湯タンクは背が高く大きな箱型で、ヒートポンプユニットはエアコンの室外機に似た形状です。エア抜きで操作する水抜き栓は、一般的にヒートポンプユニットの側面や配管接続部付近にあります。
作業は次の順番で準備します。
- エコキュートのメーカーと型番を確認する
- 型番に対応した取扱説明書を用意する
- 沸き上げ運転中ではないことを確認する
- 水抜き栓の位置と個数を説明書の図で確認する
- 排水を受ける容器、タオル、手袋を準備する
機種によっては前面または側面のカバーを取り外す必要があります。指定されていないカバーやネジには触れず、電気部品が収められた部分を開けないでください。また、水抜き栓と冷媒配管の部品を取り違えないよう、必ず図と現物を照合します。栓の位置を確認できない場合は、無理に作業せず施工業者へ相談しましょう。
手順2:水抜き栓を緩めて空気を含んだ水を排出する
水抜き栓の位置を確認したら、取扱説明書で指定された栓をゆっくり緩めます。機種によって1か所だけを開ける場合と、複数の水抜き栓を順番に開ける場合があります。すべての機種で同じ栓を操作するわけではないため、別の型番の動画や写真だけを頼りにしないでください。
作業は次の流れで進めます。
- 排水される水を受けられるよう、容器やタオルを置く
- 指定された水抜き栓をゆっくり開く
- 水抜き栓は完全に取り外さず、指定された範囲だけ緩める
- 空気が混じった水をそのまま排出する
- 複数の栓がある場合は、説明書の順番に従って操作する
最初はゴボゴボと音がしたり、水が途切れながら出たりすることがあります。勢いよく栓を開くと、熱い水が飛び散る可能性があるため、顔や手を近づけないでください。工具を使うよう指示されていない栓は、手で操作できないからといって無理に回さないことも重要です。
手順3:水だけになるまで1分以上待つ
水抜き栓を緩めたら、空気を含まない水が安定して出るまで待ちます。一部の機種では1分以上、別の機種では2~3分以上の排水が指定されています。そのため、1分はすべての機種に共通する終了時間ではなく、取扱説明書に指定された時間を守る必要があります。
確認するときは、次の流れで判断します。
- ゴボゴボという音や水の途切れ方を確認する
- 空気の噴き出しが収まり、連続して水が出るまで待つ
- 説明書に指定された最低時間を満たす
- 複数の栓がある場合は、それぞれ同様に確認する
水が出ない場合は、貯湯タンクが満水になっていない、給水元栓が閉じている、別の栓を操作しているなどの可能性があります。栓をさらに大きく開ければ解決するとは限りません。いったん作業を止め、タンクの給水状態と操作箇所を確認してください。
手順4:水抜き栓を閉めて正常に運転するか確認する
空気が抜けて水が安定して出たら、水抜き栓を確実に閉めます。複数の栓を開けた場合は、閉め忘れがないよう取扱説明書の図と照らし合わせながら確認してください。締め付けが弱いと水漏れにつながりますが、必要以上に強く締めると栓を破損するおそれがあります。
作業後は次の順番で確認します。
- 開けた水抜き栓をすべて閉める
- 取り外したカバーを元の位置へ戻す
- 栓や配管接続部から水が漏れていないか確認する
- 取扱説明書の順番で電源や漏電遮断器を入れる
- 自動エア抜き表示や沸き上げ表示を確認する
- 蛇口から水やお湯が正常に出るか確認する
運転再開後もエラーが表示される、水が漏れる、異音が続く場合は、再び栓を開ける前に作業を中止します。エラーコードと症状を記録し、施工業者や修理窓口へ相談してください。
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メーカー別に確認したいエコキュートのエア抜き方法

エア抜きの仕組みや操作方法は、メーカーだけでなくシリーズや製造時期によっても異なります。同じメーカーでも、手動で栓を開ける機種、自動運転を行う機種、両方の操作が必要な機種があります。以下は代表的な傾向であり、実際の作業では必ず自宅の型番に対応する取扱説明書を確認してください。
三菱電機のエコキュートのエア抜き方法
一部の機種では、貯湯タンクを満水にして電源を入れると、ヒートポンプ配管のエア抜きが自動で始まります。運転中はリモコンにエア抜き中であることが表示され、代表的な機種では約10分で終了します。表示が出ている間は、途中で電源を切らずに待ちましょう。
自動運転が終わった後、タンク上部に残った空気を排出するため、逃し弁のレバーを約1分間起こしてから戻す機種もあります。その後は自動的に沸き上げが始まります。ヒートポンプ配管の自動エア抜きと、逃し弁を使ったタンク上部の空気抜きは別の工程です。
すべての型番で同じ操作になるとは限らないため、リモコン表示が出ない場合や、逃し弁の操作方法が分からない場合は、型番に対応した説明書を確認してください。満水前に電源を入れたり、表示が消えないまま運転を続けたりすることは避けましょう。
パナソニックのエコキュートのエア抜き方法
代表的な手順では、初めて使用するときやタンクの水を抜いた後に、まず貯湯タンクを満水にします。その後、ヒートポンプユニットにある複数の水抜き栓を開き、1分以上水が出ることを確認してから閉じます。水抜き栓は完全に抜かず、指定された回転数だけ緩めることが重要です。
手動でヒートポンプユニットの空気を抜いた後、電源を入れ、リモコンのメニューから配管内の空気抜きを行う機種もあります。リモコン操作では、空気抜きの項目を選択した後に蛇口のお湯側を開き、水が連続して出ることを確認して閉じます。
水抜き栓の個数やリモコンの画面構成は、シリーズによって異なる可能性があります。古い機種と新しい機種の手順を混ぜず、型番ごとの説明書に従ってください。また、タンクを満水にしてヒートポンプ側のエア抜きを終えるまでは、電源を入れないよう注意が必要です。
ダイキンのエコキュートのエア抜き方法
タンクや配管の水を抜いた後に再使用するときは、エア抜きと沸き上げの作業が必要です。まず排水栓や水抜き栓が閉じていることを確認し、貯湯タンクへ給水します。タンクが満水になる前に運転を始めると故障につながるおそれがあるため、給水状態を確実に確認してください。
具体的なエア抜きの操作は、型番に対応した取扱説明書や再使用時の説明図に従います。水抜き栓を手動で操作する機種だけでなく、リモコンや試運転機能を使用する機種も考えられるため、別機種の手順をそのまま当てはめることはできません。
自分で作業することが難しい場合や、水抜き後の状態が分からない場合は、無理に栓やカバーを操作せず、施工業者へ依頼しましょう。特に凍結後、水漏れがある場合、長期間空の状態だった場合は、配管や部品に異常がないか確認してもらったうえで復旧するほうが安全です。
日立のエコキュートのエア抜き方法
一部の機種では、貯湯タンクを満水にした後、ヒートポンプユニットのカバーを外し、熱交換器側と出湯金具側の水抜き栓を順番に開いてエア抜きを行います。代表的な手順では、それぞれ3分以上、十分に空気が抜けるまで水を流してから栓を閉じます。
手動作業の後に電源を入れると、ヒートポンプ配管の自動エア抜き運転が始まり、リモコンに運転中の表示が出る機種もあります。代表例では約10分で自動運転が終了します。別のシリーズではリモコンのメンテナンスメニューからエア抜きを開始し、約5分間運転するものもあります。
このように同じメーカーでも、操作する水抜き栓や運転時間が異なります。前面カバーを外す必要がある機種では、電気部品に触れないよう特に注意が必要です。説明書に利用者自身の作業として記載されていない場合は、施工業者へ依頼してください。
コロナのエコキュートのエア抜き方法
一部の機種では、電源を入れるとヒートポンプ配管の自動エア抜きが始まり、リモコンに運転中の表示が出ます。代表的な機種では約10分で終了します。自動運転が完了するまでは、電源を切ったり、別の試運転操作を行ったりしないようにします。
一方、手動で水抜き栓を開ける機種もあります。熱交換器側や配管接続部の水抜き栓を開き、2分または3分以上、空気が十分に抜けるまで水を流してから閉じる手順です。操作する栓の数や順番は型番によって違います。
自動式と手動式の両方があるため、メーカー名だけで手順を判断することはできません。リモコンの表示、ヒートポンプユニットの形、栓の配置が参考画像と違う場合は作業を止め、型番から取扱説明書を検索してください。水抜き栓を完全に取り外したり、指定されていない栓を開いたりするのは避けましょう。
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エコキュートのエア抜きをするときの注意点

エア抜きでは水抜き栓や機器のカバーを操作するため、方法を誤ると水漏れ、やけど、部品の破損につながることがあります。作業を始めてから説明書を探すのではなく、手順と必要な道具を事前に確認してください。操作箇所が分からない場合は、自分で判断して栓を開けないことが大切です。
取扱説明書を確認して水抜き栓を外さない
水抜き栓は、空気と水が排出される程度に緩める部品であり、基本的に完全に取り外すものではありません。栓を外してしまうと、水やお湯が勢いよく噴き出したり、元に戻せなくなったりする可能性があります。機種によっては、一定の回転数だけ開くよう指定されています。
作業前に、型番に対応した取扱説明書で水抜き栓の位置、個数、回す方向を確認します。ヒートポンプユニットには複数の栓や配管接続部があるため、見た目だけで判断すると、異なる部品を操作するおそれがあります。インターネット上の画像を使う場合も、同じ型番であることを確認してください。
栓が固くて手で動かない場合は、工具で強く回す前に作業を止めましょう。経年劣化や固着によって破損する可能性があります。また、閉めた後は水が漏れていないかを確認し、強く締めても漏れが止まらない場合は、パッキンや栓の不具合として点検を依頼してください。
沸き上げ停止中に作業して熱湯によるやけどを防ぐ
エア抜きの際に水抜き栓から出るのは、常に冷たい水とは限りません。沸き上げ直後や配管内に高温のお湯が残っている場合は、栓を緩めた瞬間に熱い水が飛び出す可能性があります。作業中は顔を近づけず、排水へ直接手を触れないでください。
安全に作業するため、沸き上げ運転中ではないことをリモコンで確認します。可能であれば、取扱説明書で指定された待ち時間を置き、厚手の手袋と長袖を着用してください。排水を受ける容器を置く際も、栓を開けてから慌てて差し込むのではなく、先に安定した位置へ設置します。
作業後に蛇口のお湯側を開く場合も、最初は空気が混じった熱いお湯が飛び散る可能性があります。蛇口から距離を取り、低い温度設定から確認しましょう。子どもが近くにいる環境では作業せず、周囲へ熱湯が流れないよう注意してください。
排水経路を確認して周囲を水浸しにしない
エア抜きでは、ヒートポンプユニットから一定時間水を排出します。排水量は栓の開け方や作業時間によって変わるため、地面へそのまま流してよい場所か事前に確認してください。排水口が詰まっていると、機器の周囲へ水がたまり、建物や近隣へ影響する可能性があります。
戸建住宅では、基礎や外壁、電気設備へ水が流れないよう排水方向を確認します。ベランダや集合住宅では、階下への漏水や共用部分への流出を防ぐため、バケツや受け皿を用意し、少量ずつ排水することが大切です。排出される水が熱い可能性もあるため、耐熱性のある容器を使用しましょう。
排水中に水が予想以上の勢いで出た場合は、慌てて栓を外側から押さえず、ゆっくり閉じます。水抜き栓を閉めた後も流れ続ける場合や、配管接続部など別の場所から漏れている場合は、エア抜きを中止して点検を依頼してください。
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エア抜きをしても症状が改善しない原因と対処法

エア抜きを正しく行っても、お湯の出方や異音、エラーが改善しないことがあります。その場合は、空気以外に原因がある可能性を考えましょう。栓を何度も開閉したり、電源を繰り返し入れ直したりすると症状が悪化することがあります。確認できる範囲を点検し、故障が疑われる場合は専門業者へ相談してください。
配管やフィルターに汚れが詰まっている
お湯の勢いが弱い場合は、エア噛みではなく、給水口のストレーナーや浴槽の循環口フィルターにゴミが詰まっている可能性があります。ストレーナーとは、配管から流れてくる砂や異物が機器内へ入るのを防ぐための部品です。詰まりがひどくなると、必要な流量を確保しにくくなります。
利用者による清掃方法が取扱説明書に記載されている場合は、給水元栓を確実に閉じたうえで部品を外し、水洗いして元に戻します。浴槽の循環口フィルターも、髪の毛や湯垢を取り除きます。ただし、ヒートポンプ内部の配管を分解したり、市販の洗浄剤を流し込んだりしてはいけません。
清掃後は、給水元栓の開け忘れや部品の取り付け不良がないか確認します。自分で外せる部品か分からない、固着している、清掃しても流量が戻らない場合は、配管内部の詰まりや別の部品の不具合が考えられるため、点検を依頼しましょう。
水抜き栓が正しく閉まっていない
エア抜きの後に水抜き栓が緩んだままだと、配管内の水が漏れ、正常な循環や給水を維持できないことがあります。目に見える水漏れだけでなく、残湯量が増えない、お湯がぬるい、湯はりができないなどの症状として現れる場合もあります。
まず、エア抜きで操作したすべての水抜き栓を確認します。取扱説明書の図と照らし合わせ、閉め忘れた栓がないかを見ましょう。栓は確実に閉める必要がありますが、工具を使って必要以上に締め付けると、本体やパッキンを傷める可能性があります。
閉め直しても水がにじむ場合は、栓の斜め締め、パッキンの劣化、部品の破損などが考えられます。そのまま運転すると漏水が広がる可能性があるため、給水元栓や電源の扱いを取扱説明書で確認し、施工業者へ連絡してください。
貯湯タンクが満水になっていない
水抜き後にエア抜きを行う場合は、先に貯湯タンクを満水にする必要があります。タンク内の水が不足した状態では、ヒートポンプユニットへ十分な水を送れず、エア抜き用の水が出ない、沸き上げが始まらない、エラーが表示されるといった症状につながります。
一般的には、排水口から勢いよく連続して水が出ることや、蛇口のお湯側を開いて水が出ることを確認して満水と判断します。給水には数十分かかる場合があるため、すぐに水が出ないからといって電源を入れないでください。給水元栓や逃し弁の位置も機種によって異なります。
満水にならない場合は、給水元栓が十分に開いているか、排水栓や水抜き栓が閉じているかを確認します。それでも給水できない場合は、止水栓、ストレーナー、配管などの不具合が考えられます。無理に運転せず、施工業者へ確認を依頼しましょう。
循環ポンプやセンサーが故障している
タンクが満水で、栓も正しく閉じられているにもかかわらず、水が循環しない場合は、循環ポンプや流量を検知する部品などに不具合が起きている可能性があります。エア抜きは配管内の空気を排出する作業であり、故障した部品を直すことはできません。
ポンプやセンサーの異常は、エラーコードとして表示されることがあります。コードが出た場合は、表示内容を記録し、取扱説明書に利用者が行える対処が記載されているか確認してください。指定された操作が再起動だけであれば一度行い、再び同じエラーが出る場合は操作を繰り返さないようにします。
循環ポンプやセンサーは、一般利用者が分解して点検できる部品ではありません。カバー内部の配線や電気部品へ触れると、感電や別の故障につながるおそれがあります。お湯が沸かない、異音が大きい、同じエラーが続く場合は、修理点検を依頼してください。
配管や接続部分から水漏れしている
配管や接続部分から水が漏れていると、エア抜きをしても必要な水圧や流量を維持できず、症状が改善しないことがあります。ヒートポンプユニットの下が濡れている場合でも、運転中の結露水であれば異常ではないケースがありますが、常に大量の水が出ている場合は注意が必要です。
水漏れが疑われるときは、水が出ている場所とタイミングを確認します。沸き上げ中だけ排水口から少量出るのか、運転していない時間も配管接続部から流れ続けるのかを見分けましょう。水抜き栓の緩みも確認しますが、熱い配管や濡れた電気部品には触れないでください。
明らかな漏水が続く場合は、説明書に従って給水元栓を閉じ、必要に応じて電源を停止します。自分で配管を締め直したり、テープや接着剤で補修したりすると、被害を広げる可能性があります。施工業者や修理窓口へ、漏れている位置と量を伝えて点検を依頼しましょう。
エア噛みではなく別の部品が故障している
お湯が出ない、温度が安定しない、沸き上げができないといった症状は、エア噛み以外でも発生します。給水元栓の閉まり、配管の凍結、減圧弁や逃し弁の不具合、電気部品の異常、リモコン設定など、確認すべき箇所は症状によって異なります。
水抜きや設置工事をしていないのに突然不具合が現れた場合は、エア抜きだけに原因を絞らないほうがよいでしょう。エラーコードがある場合は、その内容を優先して確認します。コードがなくても、水漏れ、焦げたにおい、大きな振動、ブレーカーが落ちるといった症状がある場合は使用を中止してください。
エア抜きを一度正しく行っても改善しない場合、何度も水抜き栓を操作する必要はありません。使用年数、症状が始まった時期、表示されたコード、行った操作を整理して相談すると、点検がスムーズです。修理が必要な箇所は利用者自身で分解せず、専門業者に判断してもらいましょう。
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エコキュートのエア抜きに関するよくある質問

エア抜きは毎日の操作ではないため、設置直後の対応や頻度、メンテナンス効果について疑問を持つ方も少なくありません。ここでは、これまでの見出しと重複しない質問を取り上げます。判断に迷った場合は、一般的な情報よりも自宅の型番に対応した取扱説明書を優先してください。
設置直後のエア抜きは自分で行う必要がある?
新しいエコキュートの設置直後は、通常、施工業者が給水、エア抜き、試運転まで行います。そのため、利用者が改めて水抜き栓を開けて作業する必要は基本的にありません。引き渡し時に、タンクが満水になっていることや、正常に沸き上げが始まっていることを確認しましょう。
ただし、施工後に「エア抜き中」の表示が出ている場合は、故障とは限りません。自動でエア抜きをしている機種では、表示が消えるまで数分待つ必要があります。終了後に逃し弁の操作などが必要な機種もあるため、施工担当者から説明を受けてください。
設置直後からお湯が沸かない、水漏れする、同じエラーが繰り返される場合は、自分で栓を操作して直そうとせず、まず施工業者へ連絡します。据付工事や初期設定に関係する可能性があるため、症状とリモコン表示を写真に残しておくと確認がスムーズです。
エア抜きはどのくらいの頻度で行えばよい?
エア抜きを行う頻度は、すべてのエコキュートで一律に決まっているわけではありません。設置直後、水抜き後、長期間停止していた機器の再使用時など、配管へ空気が入る可能性があるときに行うのが基本です。普段問題なく使えている機種で、定期的に水抜き栓を開ける必要があるとは限りません。
一部では半年に1回などの頻度が紹介されることもありますが、貯湯タンクの排水によるお手入れと、ヒートポンプ配管のエア抜きが混同されているケースがあります。タンクのお手入れとして年に数回排水する機種であっても、その作業とエア抜きが同一とは限りません。
したがって、頻度は取扱説明書の「お手入れ」「初めて使用するとき」「長期間使用しないとき」を確認して判断します。定期的な実施指示がない機種では、必要のない栓操作を避け、日常点検や指定されたフィルター清掃を行いましょう。
エア抜きでヒートポンプ内部の汚れも排出できる?
エア抜きではヒートポンプユニットから水を排出するため、水と一緒に細かな汚れが出てくる可能性はあります。しかし、エア抜きの本来の目的は配管内の空気を取り除くことであり、ヒートポンプ内部を洗浄する作業ではありません。
水抜き栓から水を流せば、内部のすべての水垢や詰まりを除去できるわけではありません。汚れを落とそうとして長時間水を流したり、洗浄剤を注入したり、部品を分解したりすると、水漏れや故障につながる可能性があります。取扱説明書に記載されていない清掃は行わないでください。
貯湯タンク内の沈殿物を排出するお手入れ、給水口のストレーナー清掃、浴槽フィルターの清掃は、それぞれ別の作業です。汚れによる流量低下が疑われる場合は、利用者が清掃できる部品だけを説明書に従って手入れし、内部配管の詰まりは専門業者へ相談しましょう。
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エコキュートのエア抜きは取扱説明書に従って安全に行おう

エコキュートのエア抜きは、ヒートポンプユニットや配管内に残った空気を排出し、水やお湯を正常に循環させるための作業です。特に設置直後、水抜き後、長期間使用していなかった機器を再使用するときは、必要な作業が完了しているか確認しましょう。
一般的には、水抜き栓を緩めて空気を含んだ水を排出し、水が安定して流れたら栓を閉じます。ただし、自動運転を行う機種や複数の栓を操作する機種もあり、方法や所要時間は型番によって異なります。水抜き栓を完全に外さず、熱湯や排水にも注意してください。
エア抜き後もお湯が出ない、エラーや異音が続く、水漏れしている場合は、エア噛み以外の不具合が考えられます。操作を何度も繰り返さず、症状とエラーコードを記録して施工業者や修理窓口へ相談することが、安全な復旧につながります。










