- エラーコード【111】の原因
- エラーコード【111】の対処法
- 自分で対処できない場合の解決法
給湯器のエラーコード【111】が表示される理由について、原因や自分で出来る対処方法のほか、業者による修理や交換が必要かなどについても詳しく解説いたします。
なお、給湯器のエラーコードは各メーカー共通です。ノーリツ、リンナイ、パロマほかどのメーカーにも当てはまります。
目次
給湯器のエラーコード【111】とは?
【111】のエラーコードは、給湯器が点火不良を起こしていることを表しています。
点火不良は様々な原因によって引き起こされるため、給湯器が起こすエラーの中では発生頻度が高く、原因に合わせた適切な処置が必要です。
ご家庭でできる簡単な作業でエラーを解消できる場合もありますが、場合によっては業者による対処が必要なケースもございます。
【111】は追い焚きに対応したふろ給湯器のエラーコードであり3桁で表示されますが、追い焚きのない給湯専用給湯器の場合は2桁で【11】と表示されます。
また、給湯器の種類やメーカーによっては【U1】【E06】【06】などの表示となる場合もございます。番号は違いますが、エラー内容は同じとなるため原因や対処も共通です。
給湯器のエラーコード【111】の原因
点火不良を表す【111】は給湯器のエラーの中でも比較的よく見られますが、原因は様々です。
給湯器本体や部品の不具合のほか、ガスの供給や天候などが影響することもあります。
以下でエラーコード【111】の詳しい発生原因を以下でご紹介します。
ガスが正しく供給されていない
ガス栓が閉まっている、ガスメーター(マイコンメーター)がガスを遮断しているなどの原因が考えられます。
LPガスをお使いの場合はボンベ内のガスが無くなっていると、点火ができません。
また、料金の未払いによってガス会社がガスの供給を停止している可能性もあります。
天候や気温による影響
台風や大雨によって給湯器の内部に雨水が侵入すると、着火部が水に濡れてしまうためエラーが出て点火ができなくなる場合があります。
また、寒波の影響で結露が発生して着火部が湿気たり凍結を起こしたりすることもエラーの発生原因となります。
給湯器の給排気に問題がある
給湯器は酸素を消費して火を起こし、水を加熱してお湯に変えたあと、排気ガスを排出します。
落ち葉やゴミ、荷物などで給排気口が障害物で塞がれていると、空気がうまく循環せず安全装置が働き点火がうまくできないことがあります。
給湯器の部品が故障している
イグナイターやガス電磁、点火プラグやフレームロッドといった部品の故障も点火不良の原因となります。
長期的に使用した給湯器では故障個所が複数ある場合もございます。
給湯器のエラーコード【111】の対処法
エラー111の原因は多く、対処方法は原因によって異なります。
まずは以下でご紹介する対処方法をお試しください。
ガスが正しく供給できているか確認する
ガスの元栓が開いているか、ガスメーターは正常に作動しているかを確認してください。
ガスコンロやガスヒーターなど他のガス機器の動作もチェックしてみてください。
「ガスコンロは使えるが給湯器は使えない」といった場合では、給湯器本体の故障が疑われます。
LPガスをご利用でしたら、残量があるかと元栓が開いているかの確認を行いましょう。
ガス料金の払い忘れや未払いがあるとガス会社がガスの供給を止めるため、支払いが済んでいるかも調べてみましょう。
ガスメーターのランプが点滅してガスが止まっていた場合、復旧作業を行うことでガスが正常に供給されるようになります。
ガスの供給に問題がないことが確認できたら、再度給湯器を起動しエラーが出ないか確認してください。
リモコンをリセットする
給湯器の運転を停止させた後、リモコンの電源を切り、電源を入れ直します。
エラーコード【111】が出ていなければ、お湯が出るか確認してみましょう。
給湯器本体の電源を入れ直す
リモコンの運転スイッチを切り、給湯器の電源プラグを抜きます。
1分ほど待機したのち、コンセントにプラグを差し直してから電源を入れてください。
再操作を行いエラーコードが表示されないか、正しくお湯が出るかを確認しましょう。
台風や豪雨・寒波などのあとは待機する
給湯器内部の湿度が下がれば、正常に点火する可能性があります。
凍結の場合も凍った部分が溶けるのを待つことをおすすめします。
急ぎでお湯を使いたい時は凍結部分にタオルを巻き、ぬるいお湯を少しずつかけて解凍するという方法もあります。
ただし、無理にお湯をかけると配管の破裂など別の故障トラブルを引き起こす可能性があるため、基本的には自然解凍が良いでしょう。
給排気口の周囲に障害物があれば除去する
給湯器の給気口と排気口が塞がれていないか確認し、異物があれば除去しましょう。
給湯器を清掃する場合は表面のみ、目に見える範囲だけ手入れを行ってください。カバーを開けて内部部品を触ったり、配管の接続部分を外したりすることは危険なのでおやめください。
保証期間内であっても保証対象外となる場合もございます。
給湯器のエラーが解消しない場合は業者に依頼がおすすめ
上記の対処方法を試してもエラーが解消されない場合や、何度も繰り返しエラーが発生する場合は、業者による修理や交換が必要なケースがほとんどです。
給湯器はガスや火や電気を使う精密機械であり、修理や交換は有資格者が行わなければなりません。
無理に触ると症状が悪化する可能性が高くなるだけでなく危険な事故を誘発する恐れがありますので、エラーが直らない場合は早めに業者に連絡することをお勧めいたします。
給湯器のエラーコード【111】の修理を依頼する場合
給湯器の修理は、原則としてメーカーまたはメーカー指定の代理店が行います。
給湯器に用いられる主要部品は市場に出回っておらず、基本的にはメーカーのみが取り扱っています。
一般業者で修理に対応していることもありますが、ホームセンターで揃えることが出来る部品のみの取り換えとなり、出張費や作業費は高くなることが多いため、あまりおすすめはできません。
修理を希望される場合はメーカー名を確認し、直接連絡がベストです。
給湯器のメーカー名は、給湯器の本体の前面に記載されたロゴか、説明書に記載されています。
給湯器を交換したほうが良い場合
給湯器の一般的な耐用年数(寿命)は10年で、メーカーが推奨する交換時期も使用開始から10年です。
古い給湯器は修理時の部品代が高額になることが多く、故障個所が複数ありメンテナンスが何度も必要になるケースが少なくありません。
安全性や熱効率は低下していますし、いつまた故障しても不思議ではない状態で使い続けるより、早めに交換しておく方が安心感もあります。
給湯器を交換する場合、一般業者を利用した工事がおすすめです。ハウスメーカーやガス会社より料金が安く、地域に密着した業者であれば素早い対応が期待できます。
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