鍵の防犯性能を正しく理解する│規格・構造から見る安全性の本質
この記事でわかること
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
鍵の世界では「鍵の防犯性能」という言葉が広く使われていますが、その意味が体系的に説明されることは多くありません。みなさんもディンプルキーか刻みキーか、といった断片的な情報だけで防犯性能を判断していないでしょうか。
実際の防犯性能は、単一の数値や構造だけで決まるものではなく、法律や規格などによって取り決められた一定の「基準」があるなか、メーカーによる独自の対策、素材の強化、複製制限の仕組みなど、複数の層で成り立っています。
つまり、防犯性能とは「規格によって評価される性能」と「構造によって実現される性能」が重なり合って成立する総合的な指標です。
この記事では、鍵の防犯性能を構成する要素を整理し、その本質がどういったものかを説明します。
目次
鍵の防犯性能とは何か
鍵の防犯性能とは、基本的に侵入行為に対してどれだけ抵抗できるかを示す総合的な性能を指します。
錠前は住宅を他者の侵入から守るものとなり、その錠を破る行為に対する「耐性」が評価されるようになったわけです。しかし、それは単純に「鍵違い数が多い」「ディンプルキーである」といった一つ二つの条件で決まるものではありません。
実際の防犯性能は、大きく二つの側面から構成されています。ひとつは、物理的な攻撃に対する耐性で、もうひとつは、鍵がどれだけ不正に複製されにくいか、という鍵管理面での安全性です。
2000年代に入って日本では不正解錠用具の所持を規制する法整備が行われ、防犯建物部品の制度によって一定の侵入抵抗性能が評価されています。業界団体である日本ロック工業会も、性能表示や基準整備の取り組みを行っています。また、海外にはULのような第三者規格が存在し、製品によってはそれらの基準に適合しているものもあります。
それぞれ簡単にですが、どういったものが含まれるのか詳しく見ていきましょう。
防犯性能は単一の数値では測れない
先述したように「鍵違い数が多い」「ピッキングに強い」といった個別の指標は防犯性能を構成する要素の一部にすぎませんし、錠前のなかでもシリンダーのみに関する評価です。
錠前は様々なパーツに分けることができますが、我々がよく扱うシリンダーや錠ケース、サムターン、面付補助錠などにはそれぞれ「防犯性能の表示」があります。これは平成15年(2003年)9月に施行された「特殊解錠用具の所持の禁止等に関する法律」(いわゆるピッキング法)に基づくもので、必ず製品カタログや化粧箱などに明記されています。それぞれを見ていきましょう。
錠前部品ごとに定められた表示項目
シリンダー

我々が最もよく見るのはシリンダーですが、シリンダーの場合、表示項目は
- 耐ピッキング性能
- 耐鍵穴壊し性能
の二つになります。
シリンダーは唯一室外側を向いている部品で、錠前の「開口部」とも言える部分ですので、直接鍵穴にアクセスして解錠しようと試みるピッキング、そして鍵穴部分を破壊して鍵を無効化しようとする鍵穴壊しへの耐性が課題とされています。
| 耐ピッキング性能 | 10分以上・5分以上・5分未満 |
| 耐鍵穴壊し性能 | 10分以上・5分以上・5分未満 |
表示されている性能はどちらも「10分以上・5分以上・5分未満」で、いずれかにチェックマークが入っていることが多いです。
この基準は警察庁が公開している「侵入を試みて何分が経過したら犯罪者は諦めるのか」というデータに基づいており(警察庁「住まいる防犯110番」、侵入者プロファイリング~心理と行動~③)これによると侵入に5分以上かかると7割ほどが諦めることから、5分以上が適切とされたようです。
サムターン

次に室内側から鍵を操作するものとしてサムターンがありますが、サムターンは「耐サムターン回し性能」が表示されています。サムターン回しはドアスコープなどから特殊工具を入れてサムターンを回して解錠してしまう手法です。これも解錠するまでの時間で評価され、表示されているのは「あり」「なし」のいずれかです。
5分未満で解錠できなければ「耐サムターン回し性能あり」と表示されています。
| 耐サムターン回し性能 | あり / なし |
錠ケース / 面付錠

ドアの中に取り付けられていることが多い錠ケースや、掘り込みができないドアに用いられる面付錠には下記2種の性能表示があります。
- 耐カム送り解錠性能
- 耐こじ破り性能表示
カム送りは室外からシリンダーとドアの隙間から工具を入れて錠ケースに直接アクセスする手法で、5分未満で解錠できたものがない場合は耐カム送り解錠性能がありとなっています。
こじ破りは室外から閂(カンヌキ)部分にバールなどの工具を入れて閂を攻撃し、ドアをこじ開けて侵入する方法で、5分未満で施錠の効果が失われなければ耐こじ破り性能あり、と表示されています。
| 耐カム送り解錠性能 | あり / なし |
| 耐こじ破り性能表示 | あり / なし |
「壊されにくさ」「操作されにくさ」「複製されにくさ」の3要素
このように鍵の性能は大別して「壊されにくさ」「操作されにくさ」「複製されにくさ」の3つの側面から成り立っています。
壊されにくさとは、ピッキングやバンピング、ドリリングなどの物理的な攻撃に対する抵抗力を指します。シリンダー素材の強度、サムターンの設計などが関わる領域です。これは主に規格や試験によって評価される部分でもあります。
次に「操作されにくさ」とは不正解錠方法への耐性を指します。タンブラーが操作しにくい、タンブラーが動いても解錠の組合せがわかりにくい、サムターンが外部から操作しにくい、といった、構造の隙を狙って不正に鍵を開けようとする手法が通じないようにする構造上の工夫などがメインです。
一方、複製されにくさは、不正に合鍵を作られにくい仕組みを備えているかどうかという視点です。特許による形状保護や登録制、メーカー管理下でのキー発行などがここに含まれます。物理的に壊されなくても、正規の鍵が無断で増やされれば、防犯性能は大きく損なわれます。
この3つは性質が異なりますが、どれが欠けても十分な防犯性能とはいえません。物理的な耐性と管理面での制御、その両方が備わってはじめて、防犯性能は実質的な意味を持ちます。
鍵の防犯性能はどのように評価されているか

このように日本では法整備によって「防犯建物部品」の制度が確立し、一定の侵入抵抗性能がその鍵の「防犯性能」として明示されるようになりました。さらに、日本ロック工業会では独自の性能表示が整備されており、こちらはJISに基づいたものになっているようです。
海外では安全試験機関などによる評価の枠組みがあり、一定の水準を満たした錠でないと強盗や侵入窃盗の被害に遭っても保険申請が難しいという風潮があります。
防犯性能を正しく理解するためにも、これらの制度や規格がどのような考え方で設けられているのかを整理しましょう。
ピッキング対策と法整備の背景
日本では2000年代初頭、特殊工具を用いたピッキングによる侵入被害が増加し、社会問題として広く報道されました。これを受けて制定されたのが、特殊解錠用具の所持の禁止等に関する法律です。不正解錠用具の所持や販売が規制対象となり、侵入手口そのものへの対策が法的に明確化されました。
この法整備は、単に犯罪を取り締まるだけでなく、錠前の性能向上を促す契機にもなりました。メーカー各社はピッキング耐性を強く意識した設計へと舵を切り、アンチピッキングピンや複雑な内部構造を備えたシリンダーが主流となっていきます。
防犯建物部品(CP制度)の基準

現在、日本で広く参照されている制度が、防犯建物部品制度です。いわゆるCP認定と呼ばれるこの制度では、一定時間侵入を防ぐ性能を基準に製品が評価されます。
対象は「錠」「電気錠」「錠(ワンドア・ツーロックセット)」「シリンダー」「サムターン」などの区分に分かれており、それぞれに侵入抵抗性能の基準が設けられています。評価はピッキングやこじ開けなどの攻撃を審査員が試験し、一定条件下での耐性が確認されます。
防犯建物部品の公式サイトでは、
- ドリリング対策
- もぎ取り対策
- ピッキング対策
- サムターン回し対策
- 錠ケースのドリリング対策
- カム送り解錠対策
- こじ破り対策
といった対策が示されており、先程触れた錠前の性能表示の多くがここに含まれることがわかります。
この官民合同の取り組みでは侵入者が侵入行為を開始してから、建物の内部に侵入が可能になるまで5分以上かかると確認された商品が防犯建物部品として公表されています。
ただし、この制度はあくまで基準を満たしているかどうかを示すものであり、防犯性能のすべてを網羅するものではありません。製品ごとの設計思想や管理方式の違いまでは、制度だけで判断できない点は理解しておく必要があります。
業界団体による基準整備
制度のほかに、業界団体による基準整備の取り組みも存在します。先述したように日本ロック工業会 は、錠前の性能表示や実用性能認定制度などを通じて、一定の性能基準を整えています。鍵違い数のようなどちらかというと「性能」部分に関わりが強い要素は、こちらの方で扱われています。
これらは直接的な侵入試験とは異なりますが、性能をどのように表示するかという観点で、防犯性能の理解を支える仕組みともいえます。
制度と業界基準の両方が存在しているということは、防犯性能が感覚的な評価ではなく、一定の枠組みの中で整理されていることを示していますね。
海外規格と国際的評価(ULなど)
防犯性能の評価は、日本国内に限られたものではありません。海外では、保険業界と関係の深い第三者試験機関による規格が存在します。代表例が、米国の Underwriters Laboratories (アメリカ保険業者安全試験所)が定めるUL437です。
日本では治安が良いせいか保険業界と錠前業界の繋がりがあまりありませんが、海外では保険業者が認める防犯性能基準が厳しめに設定されており、アメリカをはじめヨーロッパやイギリスなどの西欧諸国でも厳しい規格が試験機関によって設定されています。

UL437は、ピッキングやドリリングなどの攻撃に対する耐性を試験する規格で、日本製品の中では GOAL のV18 が認定を取得しています。これは、防犯性能が国際的な基準でも評価され得ることを示す一例です。
防犯性能と企業努力
さて、制度や規格などとの相互効果で錠前の防犯性能がだんだんと高くなってきたことがわかってきましたが、防犯性能の向上が錠前メーカー独自の取り組みや努力によって維持されていることも事実です。ここでは公的な基準などとはあまり関わりのない要素について見ていきましょう。
ピッキング対策と内部構造の進化
防犯建物部品制度では5分以上の侵入抵抗性能が評価されますが、実際の製品設計はそれだけにとどまりません。特にピンシリンダー系のシリンダー内部には、アンチピッキングピンや複雑なピン形状が追加され、ディンプルキーシリンダーはそれらを更に複雑化しました。

ディスク系のシリンダーもサイドバー構造を追加したりダミーを増やすなど、解錠工具による操作を困難にする仕組みが組み込まれています。

これらは単に基準を満たすためだけでなく、実際の侵入現場を想定した設計です。特に国内の錠前メーカーは2000年初頭のピッキング騒動で大きなダメージを受けたでしょうから、不正解錠方法撲滅へのこだわりは並々ならぬものがあります。
ピンシリンダー錠の仕組みや進化、美和ロックのシリンダーについては下記の記事にて詳しく説明しています。
▼関連ページ ▼関連ページバンピング対策と近年の設計傾向
バンピングは、ピンシリンダーに衝撃を与えて一時的に回転可能な状態を作る攻撃手法です。日本ではピンシリンダーが少ないこともあり、あまり大きく取り上げられる機会は多くありませんが、海外では問題視され、各メーカーは対策を進めてきました。
この手法ではピンシリンダー錠の系列であるディンプルキーシリンダーも無敵ではないことが判明したため、各社ではバンピング対策も講じられました。
こうした対策は必ずしも制度の評価項目として明示されているわけではありませんが、防犯性能を実質的に底上げする重要な要素です。
素材が左右する耐破壊性能と耐久性
防犯性能は構造だけでなく、鍵の素材にも大きく左右されます。ハイセキュリティシリンダーでは、ドリリングに強い超硬金属や焼入れ鋼が使用されています。なかでも耐腐食性の高い素材は、長期間にわたって性能を維持するうえでも重要です。
素材の強化は、単に壊されにくくするだけでなく、経年劣化による性能低下を防ぐという意味でも防犯性能に関わります。
特に部品数が多いディンプルキーシリンダーでは、摩耗や金属素材の弱体化が大きな課題です。価格が高い製品ほど素材面での投資が行われる傾向があり、これが防犯性能の差にもつながります。
鍵管理の側面から見た防犯性能

物理的に壊されにくいことは、防犯性能の重要な要素です。しかし、それだけでは十分とはいえません。正規の鍵が無断で複製されれば、破壊を伴わずに侵入できてしまうからです。
防犯性能を正しく理解するためには、「複製されにくさ」という鍵の管理面での視点も欠かせません。ここでは特許や登録制といった仕組みが、防犯性能にどのように関わっているのかを整理します。
特許保護とキーブランクの独占
正規の鍵が無断で複製されれば侵入は破壊を伴わずに成立する——という一昔前ならあまり重視されなかった要素が近年では重要視されるようになってきました。プライバシーを保護したいという風潮が高まってきたこともありますが、そもそもなぜ個人情報を守らなくてはならないのか、を考えてみると良いかもしれません。
鍵の複製に関する認識の変化は、侵入犯罪が必ずしも窃盗を目的とするものではない、という犯罪傾向の変化が大きな原因でしょう。
無論、窃盗を目的にしたものも多いのですが、ストーカーによる鍵複製・不正侵入、性的暴行や盗聴器などの設置を意図した不正複製だけでなく、最終的には殺人という惨劇を招いた事件もあります。
そういった意味で「子鍵がどれだけ複製されにくいか」は重要な防犯要素となってきています。
ハイセキュリティシリンダーの多くは、子鍵の形状やシリンダーの内部構造に関する特許を取得しています。特許が有効な期間中は、メーカー以外が同一形状のキーブランクや専用加工刃を無断で製造することはできません。結果として、街の合鍵店では複製できず、メーカーへの発注が必要となる仕組みが成立します。
登録制と子鍵の複製制限
特許保護と並んで防犯性能を高める仕組みが登録制です。一部のシリンダーではユーザー情報をメーカーに登録し、正規の所有者であることを確認したうえで追加キーを製造する方式が採られていたり、セキュリティカードと呼ばれる特定の番号が記載されたカードがないと複製ができない方式が採られています。

このような仕組みは、ヨーロッパのメーカーが長く提供してきました。ヨーロッパも都心部などでは治安の悪さが問題になった時期がありましたから、無理もない変革だったのかもしれません。
日本でこの制度が注目されるようになったのは鍵番号で複製した鍵が犯罪に使用されたことが大きな理由と言えるでしょう。
日本でも鍵番号だけで合鍵が発注できてしまう現状を問題視する声が出始め、保護が欲しい層への選択肢としてセキュリティカードや本人確認の制度が提供され始めました。
昨今では個人情報や所有者情報の管理が、防犯対策と直結する場面も増えています。鍵の性能は、金属の強度だけでなく、管理体制とも結びついているのです。
▼関連ページ特許満了と防犯性の変化
ただし、特許は永久ではありません。特許期間が満了すれば、理論上は同形状のブランクや構造が他社でも製造可能になります。実際には製造難易度や設備投資の問題もありますが、制度的な保護がなくなることで、複製環境は変化します。
現に最近満了を迎えたシリンダーとして我々にも身近なのが美和ロックのPRシリンダー、そしてドルマカバのカバスター・ネオです。
したがって、防犯性能を評価する際には、物理的な耐性だけでなく、複製制限の仕組みがどのように維持されているかを見ることも重要です。
鍵違い数は防犯性能のどこに位置づけられるか
ここまで、防犯性能を「壊されにくさ」と「複製されにくさ」の観点から整理してきました。その中でしばしば話題に上がるのが「鍵違い数」です。しかし、鍵違い数は防犯性能そのものではなく、あくまで構成要素の一つにすぎません。
ここでは、鍵違い数が防犯性能のどこに位置づくのかを簡潔に整理します。理論鍵違い数の詳しい仕組みや計算方法については、別記事で解説していますので、そちらもあわせてご参照ください。
理論鍵違い数は「総当たり耐性」の一要素
鍵違い数とは、理論上どれだけ異なる鍵の組み合わせを作ることができるかを示す指標です。数が多いほど、偶然一致や総当たり的な不正解錠の可能性は低くなります。
この意味で、鍵違い数は防犯性能の一部を構成する重要な要素です。しかし、同時にあくまで「組み合わせの多さ」に関する理論的な数字であり、ピッキングや破壊行為への耐性そのものを示すものではありません。
したがって、鍵違い数が多いことは一定の安全性を示しますが、それだけで防犯性能の高さを断定することはできません。防犯性能は、物理的耐性や管理面での制限と組み合わさって初めて実質的な意味を持ちます。
鍵違い数が多くても安全とは限らない理由
仮に理論鍵違い数が非常に多くても、内部構造が単純であればピッキングに対する耐性は高いとはいえません。また、子鍵の複製が容易であれば、正規の鍵が不正に増やされるリスクも残ります。
シリンダーによってはキーシステムを構築すると鍵違い数が劇的に減少するものもあります。
理論鍵違い数の詳しい仕組みや計算方法、メーカーが公表する理由については、下記記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご一読ください。
▼関連ページ高い鍵はなぜ高いのか

防犯性能の話題になると、価格との関係が気になる方もいるかもしれません。鍵業界はこの点については大変わかりやすく、防犯性能と価格は比例します。ですので、ハイセキュリティシリンダーは刻みキーのシリンダーよりも価格が高くなる傾向があります。
価格に反映されやすい要素と防犯性能との関係を冷静に見ていきましょう。
価格に反映される要素
ハイセキュリティシリンダーでは、複雑な内部構造や専用部品の採用、特許取得、登録制の運用など、開発・管理コストがかかります。また、耐破壊性を高めるための素材選定や精密加工も、製造コストに影響します。
特にドルマカバのカバスタープラスのようなメーカースペックの最高峰のようなシリンダーは部品数が多いというのが最もコストに影響するポイントでしょう。
国内の主要メーカーのハイセキュリティシリンダーは市場価格がある程度近い水準に収れんしていますが、メーカーが誇る最上位のシリンダーはそれぞれ高額、と認識しておくと良いでしょう。
防犯性能が高い=利便性が高いとは限らない
防犯性能を高める設計は、操作性や管理方法に影響を及ぼすことがあります。登録制で鍵の複製に手続きが必要だったり、シリンダーも複雑な構造ゆえに目詰まりなどを起こしやすく、定期的なメンテナンスが必要だったりします。
防犯性能は重要ですが、使用環境や管理体制に合っているかどうかも同時に考える必要があります。例えば、大家族で合鍵がたくさん要る場合は登録制の最上位シリンダーは合わないでしょう。子鍵を紛失したときに同種のシリンダーで交換をするとしたら、かなりの出費にもなります。
性能と利便性は必ずしも一致するものではないことが多いので、自分の使い方にあった鍵を選びたいときは、専門業者に相談することも検討してください。
鍵の防犯性能を正しく理解することが、防犯対策の第一歩
鍵の防犯対策を考えるときは、まずそれぞれの錠や錠前が持つ防犯性能について、何が必要で何が必要ではないかを整理してみてください。
具体的な製品選定や「防犯性能の高い鍵」については、別記事で詳しく解説しています。本記事を土台として、より実践的な検討へと進めてください。
防犯性能の高い鍵の具体的な種類や特徴については、別記事で詳しく解説しています。また、既存の錠前の状態確認や交換の可否については、専門業者による現地確認が確実です。
▼関連ページ防犯対策の見直しや鍵交換のご相談は鍵猿へ
近年は、防犯対策を見直したいというご相談が増えています。自治体によっては、防犯性能の高い錠前やCP認定製品への交換を対象とした補助金制度を設けている地域もあります。我々は、補助金の申請手続きのお手伝いはできませんが、制度の要件に適合する製品の選定や、現在の錠前が近年必要とされている性能を満たしているかどうか、といった確認は可能です。
製品については専門知識も必要になりますので、鍵猿では建物の状況やご要望を踏まえ、防犯性能の観点から適切な商品をご提案しています。地域の推奨基準や設置環境に応じた選択肢についてもご相談いただけます。ぜひ気軽にお問い合わせください。
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