鍵穴に使える潤滑剤とは?使ってはいけない潤滑剤や使ってしまったときの対処法!
この記事でわかること
- 鍵穴専用潤滑剤とは
- 鍵穴専用潤滑剤が購入できるところ
- 鍵穴専用潤滑剤を使う手順
- 鍵穴専用潤滑剤を使うときの注意点
- 鍵穴に使えない潤滑剤とは
- 鍵穴専用潤滑剤以外を使ってしまったときの対処法
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
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こんな風に鍵の動きが悪いと感じた時、潤滑スプレーやオイルを直接使いたくなることがあるかと思います。我々もその気持ちはよくわかります。しかし、鍵穴にスプレーや油を使う際は注意が必要です。種類を間違えると、鍵が故障したり、状態が悪化する恐れがあるのです。
この記事では、鍵穴に最適な潤滑剤の選び方と使い方をご説明します。また、サラダ油やシリコーンスプレーなど、使用を避けるべき油とその理由、間違って使用してしまった際の対処法もご紹介します。
鍵のメンテナンス方法について知りたい方は、ぜひご一読ください。
目次
鍵穴に使える潤滑剤とは?

鍵穴のメンテナンスに関して、各メーカーは必ず「鍵穴専用」の潤滑剤や洗浄剤を使用するように示唆しています。カタログなどで必ず触れられているのが「防錆剤や機械用潤滑油を使用しない」ということで、これは鍵穴の中に油分が残ると、埃などを巻き込んで固着してしまうからです。
では鍵穴専用潤滑剤にはどういった成分が含まれているのでしょうか?
市販されている鍵穴用潤滑剤にはいくつか種類があり、それぞれ成分や性質に違いがありますが、共通して言えるのは「精密なシリンダー構造に悪影響を与えないよう設計されている」ということです。
よく使われているのが、シリコーンやフッ素樹脂(PTFE,テフロン™)、窒化ホウ素(BN,ボロンナイトライド)、二硫化モリブデン(MoS2)といった固体潤滑剤です。これらは撥水性や耐薬品性、耐熱性に優れ、金属の摩擦を減らす働きがあります。
シリンダー内に液体や油分が残ると、ごみや埃を吸着して固まり、動作不良の原因になるため、固体潤滑剤は揮発性の高い溶剤と組み合わせてスプレー化されています。揮発後に潤滑成分のみが細かい粉末として残り、シリンダーという密閉空間に汚れを残さないようになっています。
ただし、粉が目に見えて残るタイプは使用量が多すぎると内部に粉末が蓄積し、詰まりの原因になるため注意が必要です。
成分別に有名どころを整理すると以下のようになります。
シリコーン使用
- 美和ロック 3069
- 建築の友 鍵穴のクスリ
フッ素樹脂(PTFE)使用
- 美和ロック クリアスムーサス
- WEST メンテナンススプレー
- 呉工業 ドライファストルブ
- スガツネ テフロドライ
リチウム化合物使用
- GOAL CQ303
- フキ キースムーサー
二硫化モリブデン(MoS2)
- ドルマカバ社 カバクリーナー
窒化ホウ素(BN)使用
- 長沢製作所 ボロンルーブ
- 建築の友 鍵穴のクリーナー
- 建築の友 鍵穴のクスリⅡ
- AZ 鍵穴用の洗浄剤キークリーナー
- AZ 鍵穴用の潤滑剤キーメイト
潤滑剤に関しては基本的に、メーカー製のものはそのメーカーの製品にあった設計になっていると考えられています。そういった見解も含めて、鍵猿でお勧めの潤滑剤をご紹介しましょう。
クリアスムーサス

美和ロックの潤滑剤にはシリコーンが主成分の3069というスプレーもあるのですが、こちらの注意書きには「KABAブランドのシリンダー(JNシリンダーなど)には使用しないこと」とあり、精密で部品の多いピンシリンダー系のディンプルキーには向いていないと考えられてきました。
そしてどのシリンダーにも使える潤滑剤として登場したのがクリアスムーサスです。
クリアスムーサスは呉工業がディンプルキーに推奨している「ドライファストルブ」と同じようにフッ素樹脂(PTFE、ポリテトラフルオロエチレン)が使用されており、3069にあった注意書きがなくなっています。
PTFEはテフロン™という商品名でも有名な物質で、摩擦係数が非常に小さい物質です。また、PTFEは化学的に安定した物質で、撥水性や耐薬品性にも優れ、粒子径も小さくすることができるため、内部部品が多いディンプルキーシリンダーにも適切です。
美和ロックのシリンダーはピンシリンダー系ではありませんが、ディスク系でもディンプルキーシリンダーとなるとその構造は複雑で繊細です。美和ロックのハイセキュリティシリンダー(U9以上)を使用しているなら、クリアスムーサスがお勧めです。
カバクリーナー

カバクリーナーは高性能ディンプルキーで有名なドルマカバ社の洗浄・潤滑剤で、弊社のスタッフをはじめ鍵のプロフェッショナルがよく使用している潤滑スプレーです。鍵穴用としては珍しくモリブデン(二硫化モリブデン、MoS2)を潤滑剤として含んでいます。
クリーナーという名称になっていることからもわかるように、カバクリーナーには潤滑剤を運ぶ溶剤として工業用ガソリンや軽油、LPGといった成分が含まれていて、脱脂力や油分の分解にも優れています。
ドルマカバの防犯性の高いディンプルキーシリンダーは構造が複雑で、定期的なメンテナンスが必要だと言われています。潤滑剤だけでなく、シリンダーの日常的な汚れを落とす洗浄剤の効果もあるこのカバクリーナーは、そういった用途のために開発されたのでしょう。
現行で最高級のカバスター・プラスや、廃番になりはしたものの、高性能であることに変わりはないカバスター・ネオといったディンプルキーシリンダーをご利用の場合は特にこのクリーナーの利用が推奨されます。
カバエースや美和ロックにOEM提供しているJNシリンダー、オーシマの二カバなどは上記2種と比べるとシンプルな構造で、例えば美和ロックのクリアスムーサスをJNシリンダーに使用しても特に問題はないと思われますが、心配な方はカバクリーナーを使用して下さい。
特に使用年数が長い、汚れが溜まりやすい環境にある、といった場合は洗浄剤としても機能する製品がお勧めです。
GOAL CQ303

GOAL のディンプルキーシリンダーも精密なことで有名ですが、こちらはそのGOAL が出しているスプレーで、リチウム化合物をメインとした潤滑剤です。リチウムは元来グリースとして使われることが多い成分ですが、このスプレータイプでは粘度の高い一般的なグリースとは異なり、精密なディンプルキーシリンダーでも問題なく使用できるようになっています。
GOALのシリンダーはシンプルな6本ピンのピンシリンダーから最大24本(3方向)のディンプルキーシリンダーGV(グランブイ)まであり、その全てに使えるという意味では重宝する潤滑剤です。
特にGOALのシリンダーは長持ちすることが多いため、使用年数が10年以上になるシリンダーを使用しているユーザーや、最近少し具合が悪い、と感じるユーザーまで、満足度が非常に高い潤滑剤でもあります。
ただ、スプレーしたあとに白い粉末が残ることが多く、大量に注入すると鍵穴が詰まってしまったり、余計に動かなくなる恐れがあります。あまり一度にたくさんの量を吹き付けず、シュッとひと吹きして子鍵で馴染ませましょう。
カバクリーナーほど定期的に使用する必要はないかもしれませんが、GOALシリンダーを末永く使いたいユーザーにお勧めです。
古い住宅などにはピンシリンダー錠が残っていることも多いので、KODAI ブランド(長沢製作所)やユーシン・ショウワ(現ミネベア・ショウワ)のピンシリンダー錠などにもお勧めです。
鍵穴専用潤滑剤はどこでも購入できる?
鍵穴専用の潤滑剤は特別なものと思われがちですが、実はホームセンターや金物屋で購入することができる製品です。特に昨今は「鍵に金属用の潤滑剤はだめらしい」という知識が広まってきたこともあり、大型店舗なら少なくとも2、3種類ほどが商品棚に置いてあるようです。
自宅の鍵の動きが悪いと感じたときすぐに対処できるように、近くではどこで手に入るのか把握しておきましょう。
ホームセンター

コーナン、カインズ、ビバホームといった一般的なホームセンターでは、AZ(エーゼット)などの鍵穴専用潤滑剤を取り扱っていることが多く、錠前のセクションなどに置いてあります。
ただ、メーカー製のものはあまり置いていないかもしれません。
そのようなときは製品名に「鍵穴専用」や「鍵用」と書かれているものを選びましょう。実店舗で購入するメリットは商品をよく見ることができるということです。使用方法や成分などを確認し、自宅の鍵に合ったものを選ぶようにして下さい。
非メーカー製の鍵穴専用潤滑剤の多くは窒化ホウ素を潤滑剤として含んでいますが、鍵穴のクスリやキーメイトのように「洗浄に向いているタイプ」も一緒に展開されていて、ややこしいと感じるかもしれません。
シリンダーは我々鍵屋が修理する際も、まず隅々まで洗浄してから乾燥させて注油します。どちらの製品を購入すればいいかよくわからない場合は、洗浄用と潤滑用の両方を買っておくと良いでしょう。潤滑剤だけでは鍵の硬さが取れないときなどに洗浄用が役立ちます。
ネットショップ

ネット通販ではより多くの種類から選ぶことができ、レビューや評価を参考にしながら購入できます。「鍵穴 潤滑剤」などのキーワードで検索してみましょう。
また、メーカーが出している潤滑剤が購入しやすいのもネット通販です。WESTや長沢製作所のように、メーカー独自のオンラインストアでしか販売されていない潤滑剤もあります。
大手ECショップ ⁄ モールで手に入るメーカー製潤滑剤
- カバクリーナー(ドルマカバ)
- クリアスムーサス(美和ロック)
- 3069(美和ロック)
- CQ303(GOAL)
- キースムーサー(フキ)
- テフロドライ(スガツネ)
メーカー直営オンラインストアでのみ手に入るメーカー製潤滑剤

- メンテナンススプレー(WEST)
- ボロンルーブ(長沢製作所)
鍵穴に潤滑剤を使う方法
鍵の動きが悪いとき、潤滑剤を使えばすぐに改善されると考える方も多いですが、正しく使わなければ逆効果になることもありますし、使用して「すぐに」効果が出るとは限りません。
ここでは鍵穴に潤滑剤を使う際の基本的な手順をご紹介します。
潤滑剤の使い方
- 濡れている鍵穴は乾燥させる
- 鍵穴内に異物がないか確認し、掃除機などで掃除しておく
- 鍵穴専用潤滑剤を少量、鍵穴に直接スプレーする
- 子鍵を何度か抜き差しし、潤滑剤を鍵穴全体に行き渡らせる
- 余分な潤滑剤を拭き取る
特に潤滑剤を使うまでのステップがかなり重要ですので、詳しくご説明します。
鍵穴に潤滑剤を使う際の注意点

鍵穴に潤滑剤を使うとき、手順のような、順番のようなものがあるのでしょうか?
端的に言うと、これがしっかりと「ある」のです。鍵屋としては、まず最初に確認してほしいこと、そしてその次に確認してほしいことがかなり大切です。詳しく見ていきましょう。
鍵穴が濡れていないときに使用する
まず、潤滑剤を使う前に確認すべきは鍵穴が乾いているかどうかです。雨に濡れた直後や結露がある状態で潤滑剤を使用すると、シリコーンやPTFEといった潤滑成分が水に絡んでペースト状になり、シリンダーの奥でダマになってしまいます。
鍵穴専用潤滑剤に使われる成分は撥水性のものが多いので、水に溶けはしませんが、水によって粒子同士が引き寄せられ、まとまって団子のようになってしまいます。こうなると、潤滑剤がかえって動作不良の原因になってしまいますので、シリンダーが十分に乾燥している状況で使用するようにして下さい。
鍵穴に異物があるときは取り除いてから使用する
次に、鍵穴内部に異物がないかも確認しましょう。砂やほこり、金属粉などが残った状態で潤滑剤を使うと、それらの異物と潤滑成分が混ざって詰まりの原因になります。エアダスターやブロワーを使って、事前に異物を吹き飛ばしておくと安心です。
過度に潤滑剤を使用しない
潤滑剤の使用量は最小限にとどめるのが基本です。シュッと1秒ほど軽く噴射する程度で十分です。吹きすぎると内部に潤滑剤が溜まり、鍵の抜き差しに支障が出ることがあります。
多くの潤滑剤は、溶剤が揮発したあとに粉末が残りますので、余分な潤滑剤などは綺麗に拭き取っておきましょう。
潤滑剤を使ったあとは、子鍵を何度か抜き差しして潤滑剤をなじませる作業も重要です。すぐに改善されない場合もあるため、施錠・解錠の動作を繰り返してみましょう。そして鍵穴から流れ出ているような潤滑剤は綺麗に拭き取っておいて下さい。
更に注意しなくてはならないのが、潤滑剤を使っても改善しない可能性があるという点です。完全に鍵が回らない状態にまできている場合、潤滑剤では何も改善しないこともあります。
無論、潤滑剤を使ってすぐに効果が現れるとは限りません。古いシリンダーであればあるほど、潤滑剤が馴染んで行き渡るまで時間がかかるものです。ですので、潤滑剤を注したその日には大きな変化がなくても、翌日、翌々日と暫く時間が経つと結果が出てくることもあります。
一方で内部のタンブラーやバネなどの部品が摩耗していたり、子鍵が長年の使用で変形してしまっていたりすると、潤滑剤ではどうにもならないことがあります。鍵屋でも「潤滑剤では効かない」という判断をする場面は少なくありません。
そのため、「潤滑剤を入れて数日経っても全く変わらない」「余計に動きが悪くなった」といった症状が認められるときは、無理に作業を繰り返すのではなく、早めに鍵の専門業者に相談して下さい。
鍵穴に使えない潤滑剤とは?

潤滑剤と聞くと、「滑りが良くなるものなら何でもいい」と思われがちですが、実は鍵穴には使ってはいけない潤滑剤があります。これらを使用すると一時的に滑りが良くなるものの、内部に汚れが蓄積しやすくなり、時間が経つと動かなくなったり、鍵が抜けなくなったりといった深刻なトラブルにつながります。ここでは特に注意が必要な潤滑剤の例と、その理由について解説します。
食用油

家庭にあるサラダ油やオリーブオイルを代用品として使ってしまう例がありますが、これは絶対に避けてください。食用油は酸化するとベタつきやすくなり、埃やゴミを強く吸着する性質を持っています。
時間が経つと鍵穴内部で固まり、油汚れのようなペースト状の泥になって可動部を塞いだりしてしまうため、かえって動作不良を引き起こします。たとえ少量でも鍵穴内部に残ると完全な除去が難しくなるため、使用は厳禁です。
シリコーンスプレー

これに関しては、鍵穴専用潤滑剤としてもシリコーンを使用しているものがあるのに、なぜ?と不思議に思われるかもしれません。
一般的に「シリコーンスプレー」と呼ばれている商品は家具や建具に使われ、滑りを良くしてくれるものですが溶剤の揮発性が低く、薄い膜を形成して長時間残ってしまいます。
鍵穴専用のものでシリコーンを使用しているものは、もっと揮発性の高い溶剤を使用しており、吹き付けた際に埃や金属粉と結びついて蓄積しないよう、シリコーンだけが残るように設計されています。
クレ5-56と同じで、対象物の表面に皮膜を生成することで効果を発揮するタイプの薬剤は、塗布されたその時は不具合を解消してくれるように見えるかもしれませんが、長期的には鍵穴にとって「毒」なのです。
見た目や成分名が似ていても、鍵穴内部での作用の仕方が大きく異なると考えましょう。
間違って鍵穴専用以外の潤滑剤を使用したときの対処法
万が一、鍵穴に使ってはいけない潤滑剤を塗布してしまったときは、早めに対処することが重要です。潤滑剤の成分が鍵穴内部に残ったままになると、埃や金属粉と混ざって泥状になり、時間とともに動作不良を引き起こし、汚れも落ちにくくなります。
ここでは、間違った潤滑剤を使ってしまったときの対処法をご紹介します。
鍵穴専用潤滑剤を使って洗浄する

あくまで応急処置ではありますが、鍵穴専用の潤滑剤を吹いて洗い流すという方法があります。これは、誤って使ってしまった油分や粘性の高い成分を、専用潤滑剤に含まれる揮発性の溶剤で溶かし、できるだけ鍵穴内部から外へ排出するのが目的です。
できればカバクリーナーのように粉末が残らないタイプの潤滑剤であることがベストです。粉末が残るタイプしかない場合は、少しずつ粉末を拭き取りながら注入して下さい。
また、これはシリンダーをドアに取り付けたまま行う処置ですので、勢いよく大量にスプレーすると汚れが錠ケースにまで流れて行ってしまう可能性が高まります。
錠ケース内にはカンヌキやラッチといった部品があるため、グリス系の潤滑剤が塗布してあることも多く、このグリスが溶剤で溶けてしまうと今度は錠ケース側で不具合が発生するかもしれません。
あまり強く吹き付けずに子鍵を何度か抜き差しして、奥深くまでなじませ、内部に溜まった潤滑剤や汚れを外へ出すようにしましょう。
ただし、この方法はあくまで一時的な対処法です。残った成分が再び固まったり、鍵穴専用潤滑剤が残す成分と油分が混じってしまい、時間差で動かなくなることもあります。ですので、この処置で鍵が動くようになったら必ず鍵屋に相談をして下さい。
▼関連ページ鍵を分解して洗浄する

理想的な対処方法がシリンダーを分解しての洗浄です。潤滑剤が鍵穴内部に深く入り込んでしまっている場合や、大量に何度も使ってしまったうえに時間が経過しているようなときは、特にシリンダーを分解して直接洗浄する必要があります。
ただ、この作業には専用工具や鍵の構造に関する知識が必要なため、一般の方が自力で行うのは難しいでしょう。基本的には専門業者に依頼するのが無難です。
そこで一般の方にもできるのがシリンダーをドアから取り外しての洗浄です。
シリンダーというものは堀込錠であればドアの中に入っている錠ケースから串のようなもので留められているか、室内側のサムターンのビスを緩めて取り外すかの二択であることが多く、あまり苦労せずに外すことができます。
面付錠は取り外し方が少し違いますが、どちらの場合も正しいサイズのドライバーさえあれば、大丈夫です。
堀込錠の場合
- ドアを開けると側面にビス止めされた金属の板のようなものがあります。これがフロントプレートで、この下にシリンダーとサムターンを固定している串がありますので、上下のビスを抜いて取り外します。
- プレートを外したら、シリンダー側にある串を引き抜きます。これがシリンダーを固定している串になりますので、シリンダーを手で抑えながら引き抜いて下さい。
- シリンダーをドアから取り外します。



面付箱錠の場合
- まず面付箱錠をドアから取り外さなくてはなりませんので、箱を止めている4個所のビスを引き抜きます。
- シリンダーを固定しているビスを外し、シリンダーを取り外します。


シリンダーだけを取り外すことができたら、そのままパーツクリーナーという速乾性の石油溶剤系洗浄剤を吹き付けて内外の汚れをある程度、洗い流すことができます。
パーツクリーナーは「ブレーキクリーナー」とも呼ばれ、油汚れを落とすのに用いられます。要するに脱脂力の強い溶剤の集合体とでも言うべきクリーナーで、シリンダー内の汚れを落とすのにぴったりのクリーナーなのです。

シリンダーを取り外していても分解しているわけではないので、中の汚れ落ち具合がわかりにくいかもしれませんが、子鍵を出し入れして汚れた液体が付着するか観察してみて下さい。
最初は汚れていた液体がだんだん透明になってきたら子鍵が問題なく鍵穴に入るか、ちゃんと回るかなどを確認して乾燥させます。そのあと、鍵穴用の潤滑剤を塗布してもとに戻します。
▼関連ページ鍵を交換する
先述したように、すでに鍵がまったく回らない、あるいは洗浄や潤滑剤の塗布でも改善しない、といった場合は鍵自体を交換するのが最も確実な方法です。無理に使用を続けると、子鍵が抜けなくなったり、扉が開かなくなって、子鍵を折ってしまうかもしれません。
特に、誤った潤滑剤の使用によって内部の摩擦抵抗が異常に高まっている場合、部品の破損が早まることもあるため、早めの判断が重要です。
▼関連ページ間違って鍵穴専用以外の潤滑剤を使用した場合も鍵猿が解決します!
市販の潤滑剤を使って不具合が悪化してしまったら、それ以上ご自身で対処するのは難しいかもしれません。特に、間違ってシリコーンスプレーなどを塗布してしまう方は少なくありませんが、鍵にトドメを刺したのが潤滑剤だったと理解している人は少ないものです。
鍵猿ではこれまでたくさんのメンテナンス不良、間違ったメンテナンス方法による鍵トラブル、といったものを拝見し、解決してきました。経験豊富なスタッフが鍵穴内部の状態を確認し、洗浄や部品交換を含めた最適な方法で修理対応を行っています。無理にいじる前に、まずはお気軽にご相談ください。
鍵が回らなくなってしまったけど、今はできるだけ鍵交換を避けたい、という場合も分解洗浄やシリンダーやドアノブの組み直しなどで暫くのあいだもたせることができることもあります。
できるだけご要望どおりに解決できるよう尽力しておりますので、ぜひお電話下さい。
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