【玄関の鍵が回らないとき】原因や対処法を鍵のプロが解説!
この記事でわかること
・鍵が回らないときの対処法
・鍵が回らないときのNG行為
・鍵屋に依頼したときの費用
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
「玄関の鍵がささるけど回らない」
「家に入れない・・・」
とお困りではありませんか?
このようなトラブルが起こるとパニックに陥ってしまう人もいるでしょう。
しかし、緊急時ほど焦らず冷静に自分でできる対処法を試してみることが大切です。
ただし、無理はせず、難しそうだと思ったらプロに連絡しましょう。
鍵屋でしたら、鍵の交換・修理のプロなのでお困りごとを解決できるでしょう。
この記事では、玄関の鍵が回らないときに自分で試せる方法や、「やってはいけないこと」も解説します。
失敗しないためにもぜひ最後までご覧ください。
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鍵が回らない原因や対処法6選
ここでは、鍵が回らないときの原因や自力で試せる対処法を6個ご紹介します。
鍵穴に異物がないか確認し、除去する
一見何もないように見えても、長く放置していた鍵穴の奥には土埃やごみがたまっていることがあります。
これらが詰まっていると、鍵が回らない場合があるのです。
まずは鍵穴の状態を確認し、異物がある場合は除去しましょう。
エアダスターや掃除機などを使うことで、細かい土埃やごみを掃除できます。
冬場の場合は異物の詰まりではなく、鍵穴の凍結が原因の可能性もあります。
凍結がみられる場合は、カイロなどを使って鍵穴を温めてみると良いでしょう。
このとき、お湯や水をかけるのはやめてください。
鍵穴は濡れた状態では使用できません。
なお、鍵穴を確認した際に、はっきりとわかるような異物が入っている場合は、人の手によるいたずらの可能性もあります。
ガムが詰まっているなど明らかなイタズラが確認できる場合は、警察に被害届を出して相談してみることが大切です。
鍵穴専用の潤滑剤をさす
鍵が回らないときは鍵穴専用の潤滑剤を使うことで、解決する可能性があります。
鍵穴専用の潤滑剤はホームセンターなどで安価で手に入れることができます。
一度購入すると繰り返し使用できるため、手持ちにない場合は購入してみると良いでしょう。
なお、潤滑剤はいきなりさすのではなく、鍵穴の掃除後に使いましょう。
エアダスターや掃除機で掃除をして鍵穴を綺麗にしたあとに活用すると有効です。
潤滑剤を鍵穴に軽く注入した後は、何度か鍵を抜き差しすることがポイントです。
これにより、潤滑剤のなじみがよくなります。
十分潤滑剤がなじんだら、鍵が回るかどうかを確認してみましょう。
鍵を掃除する
鍵が回らないときは鍵穴ではなく、鍵そのものに問題が生じている可能性もあります。
鍵は精密なつくりであり、汚れが付着していると回らなくなることがあるのです。
特に、ディンプルキーのように凹凸が多く、防犯性の高い鍵は構造状ごみがたまりやすい傾向です。
このような場合に、鍵の溝や凹凸などを綺麗に掃除することで、トラブルを解決できる可能性があります。
鍵の掃除は歯ブラシで磨く、乾いた布で拭き取るなどの方法で行いましょう。
どちらも力を入れすぎず、優しく丁寧に掃除することが大切です。
鍵を鉛筆でなぞる
鍵は「鉛筆でなぞる」ことで回るようになる場合があります。
なぜ滑りが良くなるのかというと、鉛筆の芯に「黒鉛」が含まれているためです。
黒鉛には金属の滑りをなめらかにする働きがあります。
つまり、鍵の溝やくぼみに鉛筆を塗ることで、潤滑油の役割を果たしてくれるのです。
なお、鉛筆はなるべく濃い色を選ぶことがおすすめです。
濃い色の鉛筆には多くの黒鉛が含まれています。
具体的には、「B」「2B」などの種類を選ぶと良いでしょう。
手順は以下の通りです。
- 歯ブラシや乾いた布で鍵の掃除を行う
- 鍵の溝・くぼみ・切り込みなどの部分に鉛筆の芯をなぞるように塗っていく
- 鍵を鍵穴に挿し込んで何度か抜き挿しする
- 鍵が回るようになったら、付着している黒鉛をティッシュや布で拭きとる
スペアキーを使う
鍵穴を確認しても異物がなかったり、潤滑油や鉛筆を使っても効果がなかったりするケースもあります。
鍵穴ではなく鍵に問題がある場合は、「スペアキーを使ってみる」ことも一案です。
スペアキーが手元にある場合は、速やかに玄関の鍵を開けることができるでしょう。
スペアキーを所持していない場合は、合鍵作成を依頼する方法もあります。
鍵屋などに依頼すれば合鍵を作ってくれるため、相談してみましょう。
シリンダー交換を行う
先述した方法で鍵が回らない場合、経年劣化によるシリンダー(鍵穴)や錠ケース(ドア側面に掘り込まれている箱状のケース)の経年劣化が考えられます。
シリンダーの耐用年数は約10年と言われているので、10年以上使用しているシリンダーの調子が悪いときは交換を検討しましょう。
シリンダー交換はDIYでもできますが、自宅に合うものが分からない、取り付けに不安がある方は鍵の専門業者に依頼しましょう。
鍵屋の鍵猿はお客様の要望を丁寧にヒアリングし、自宅に最適な鍵をご提案しますので、まずはお気軽にご相談下さい。
▼関連ページ ▼関連ページ ▼関連ページ鍵が回らない時のNG行為
鍵が回らないと焦ってしまい、とっさに思わぬ行動をしてしまう人もいます。
しかし、鍵はデリケートなつくりであるため、とっさの行動がさらなるトラブルに発展するおそれもあります。
トラブルを避けるためにも、鍵が回らないときにやってはいけないことを3つ紹介します。
無理やり力ずくで鍵を回す
玄関の鍵を無理矢理回してしまうと、鍵が曲がったり折れたりする可能性があります。
力ずくで鍵を回すことは避けなければなりません。
万が一、鍵穴のなかで折れてしまうと、取り出すことが難しくなるため注意が必要です。
この場合、さらに対処が難しくなってしまう原因につながります。
また、無理に力ずくで鍵を回すと鍵穴の内部が傷ついてしまうおそれもあります。
余計に費用や手間がかかる事態に陥らないよう、力を入れて回さないようにしましょう。
ピッキングする
鍵が回らないときに、針金やヘアピンなどを使ってピッキングを試みようとする人もいます。
しかし、ピッキングには特殊な技術が必要であり、素人が知識不足の状態で行うことは危険です。
素人によるピッキングは針金が内部で折れて取り出す必要が生じたり、鍵穴の内部を傷つけてしまい交換が必要になったりするリスクもあります。
ピッキングの道具の所持は法律で制限がある
ピッキングに使う道具は法律によって所持が制限されています。
鍵屋など専門的な業務を行っている人以外が理由もなく道具を所持している場合、それだけでも罪に問われる可能性もあるため、注意が必要です。
ピッキングはプロでなければ難しい手法のため、おすすめはできません。
鍵穴専用ではない潤滑剤を使う
鍵穴専用以外の潤滑剤は使わないようにしましょう。
なぜなら、鍵穴専用ではないものを使うと、鍵穴内部のほこりや異物と混ざって固まってしまうおそれがあるからです。
滑りを良くしようと考え、鍵穴専用ではない食用油やクレ556、防サビスプレーなどの使用は控えてください。
鍵穴専用以外の潤滑剤を使うと余計に鍵が回らなくなることも
鍵穴専用ではない潤滑剤を使うと、かえって鍵が回らなくなる可能性があるため要注意です。
さらに、一度専用外のものを使ってしまうと、鍵穴の内部の異物が固まって鍵穴の故障につながります。
鍵穴の状態を悪化させるリスクが高まるため、 鍵穴専用ではない潤滑剤を使う ことはやめましょう。
もし使用してしまったときは、応急処置としてパーツクリーナーを少しだけ鍵穴に注入し、子鍵の抜き差しを行ってください。
▼関連ページ▼関連ページ▼関連ページどうしても鍵が回らないなら鍵屋に連絡を
さまざまな方法を試しても鍵が回らない場合は、鍵屋に連絡をすることがおすすめです。
なぜ鍵屋に連絡したほうが良いのか、鍵屋のメリットを2つチェックしていきましょう。
鍵屋のメリット①.対応力が高い
鍵屋をおすすめする最大のメリットは、何といっても「対応力の高さ」です。
鍵屋では一般的に、鍵開けから鍵修理、鍵作成や鍵交換などを行えます。
対応できることの幅が広く、さまざまなトラブルに対応できることがメリットです。
なかには、鍵を開けたあとに「鍵修理や鍵交換をしたい」と考える人もいるでしょう。
このような場合も、鍵屋によってはまとめて依頼できます。
鍵屋は専門的な技術やスキルを持っているため、もちろん鍵を壊さずに対応が可能です。
気になることは何でも相談できるのはうれしいポイントです。
防犯性能の高い鍵に交換しよう
鍵交換を検討している場合は、防犯性能の高いディンプルキーやロータリディスクシリンダーに交換することをおすすめします。
特に古い住宅の鍵に取り付けられていることが多いピンシリンダーやディスクシリンダーは空き巣に狙われやすく、防犯の観点から交換したほうが良いです。
大切な家の防犯性能を高めるため、鍵屋のプロの視点から最適な鍵を提案してもらいましょう。
鍵屋のメリット②.スピードが早い
鍵屋のメリット2つ目は、「依頼してからのスピードが速い」ことです。
鍵屋の「鍵猿」であれば、最短15分で到着、365日対応可能です。
鍵のトラブルで困った時、すぐに駆けつけられるのは大きなメリットといえるでしょう。
費用はいくらかかる?
鍵屋に依頼する場合、一般的な費用相場は以下のとおりです。
鍵のトラブル料金(鍵屋に依頼する場合) | |
玄関の鍵開け | 8,800円~15,000円 |
玄関の鍵交換 | 11,000円~+部品代 |
上記の金額が目安ではあるものの、鍵の種類や状態によって費用は変動します。
必ずしも相場通りとは限らないため、不安な場合はあらかじめ料金を確認しておきましょう。
鍵はデリケートなつくりであり、ささいなことが原因でトラブルが生じることがあります。
鍵のメンテナンス方法としては前述した対処法と同じような要領で、丁寧に掃除を行うことが挙げられます。
鍵屋の「鍵猿」では、作業前の見積もりを必ず実施します。
わかりやすい見積もりを提示したあと、納得を得られた場合のみ作業を行い、作業開始以降の追加料金は発生しませんのでご安心下さい。
あとで「想定していなかった請求が発生した」というような心配もありません。
安心してご依頼ください。
これらのメンテナンスを行うことで、鍵が回らなくなることを未然に防げます。
もしも鍵が回りにくいと感じた場合は、早めに鍵の修理や交換を行うことが大切です。
適切な処置を行うためにも、鍵屋に相談してみましょう。
「鍵が回らない」を防ぐには?日ごろからのメンテナンスが大切
鍵が回らないトラブルを未然に防ぐためには、日頃からしっかりとメンテナンスを行うことが重要です。
鍵はデリケートなつくりであり、ささいなことが原因でトラブルが生じることがあります。
鍵のメンテナンス方法としては前述した鍵を掃除するの要領で、丁寧に掃除を行うことが挙げられます。
歯ブラシを使って溝やくぼみなどに汚れがたまらないよう、定期的に掃除を行いましょう。
加えて、鉛筆を塗っておくと鍵の滑りが良い状態を維持しやすくなります。
鍵本体だけではなく、鍵穴もあわせてメンテナンスを行いましょう。
鍵穴の内部を綺麗な状態にするため、定期的にエアダスターでごみを吹き飛ばしておくと効果的です。
また、鍵穴専用の潤滑油をさしておくこともトラブルの予防につながります。
玄関の鍵が回らず家に入れなくても落ち着いて行動を
玄関鍵が回らず自宅に入れなくても、まずは落ち着いて対処しましょう。
焦って無理に回そうとしたり、ピンなど細い棒状のものでピッキングを試したりしがちです。
しかし、こうした誤った対処は、かえって状況が悪化してしまう可能性があります。
無理な対処は避け、まずは鍵穴や鍵の汚れをチェックしましょう。
自力でできる対処法を試しても変化がない場合は、ぜひ「鍵猿」にお任せください。
鍵は自宅を守る大切なものだからこそ、信頼できるプロへ依頼しましょう。
最短即日対応・出張費用(緊急時のキャンセル以外)、見積り費用は無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
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家の鍵のトラブルにかかる費用、
施工事例、対応エリアなど
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