鍵がサビてしまった!自分で出来る対処法・やってはいけないNG行為とは?
この記事でわかること
- なぜ金属は錆びるのか
- 鍵に発生したカビを取る方法
- やってはいけないNG行為
- 塩分+水分+空気(酸素)=サビ
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
鍵が黒ずんできた、真っ黒になったキーを銀色に戻したい、玄関鍵や自転車の鍵をキーケースに入れて持ち歩いていたら鍵が変色している――普段持ち歩く鍵にこれらの症状が出たことはありませんか?
また、浴室の鍵が施開錠しにくい、自転車の鍵や門扉・車庫のシャッター鍵や物置の鍵穴に鍵が入りにくい、といった経験はないでしょうか。
これらは錆に起因するトラブルの例です。特に浴室錠などは錆が部品と癒着し、錠前の取り外しそのものが難しいこともあります。
今回は鍵の錆について、なぜ発生するのかなどを説明しつつ、どんな対処方法があるのかをご紹介します。
不具合が生じている浴室錠やトイレ錠に赤錆が見えたらすぐに鍵屋にご連絡下さい。通常は自力で取り外しやすい室内用の鍵付きドアノブも、サビが出てしまうと工具が必要になります。切断するとなると危険ですので、ぜひそういった施工に慣れている鍵屋にご相談下さい。
目次
なぜサビてしまうの?
鍵は金属でできているうえ、浴室やトイレといった水分の多い場所の施錠に使われることもあります。また、玄関の鍵穴は建物の外に面していますし、屋外にある門扉・物置・車庫などの鍵は天候の影響を受け、海の近くでは塩害の影響も受けます。
一方で、鍵穴に差し込む鍵(以下、区別のため「子鍵」とします)には人間の手の汗や皮脂が付着します。また、何かに入れて保管していてもやはり埃や汚れが付着します。空気中の水分や人間の汗などが劣化していく金属の腐食を引き起こし、表面が錆びてしまう原因になり得ます。
実はシリンダーと子鍵では使用されている素材が違うのですが、どちらも金属ですので腐食の原因や仕組みはほぼ同じです。
では、どのように錆びていくのか見ていきましょう。
水と酸素
鍵穴(シリンダー)の錆
まず錆というと、鉄が生成する「赤錆」を連想すると思います。 浴室錠のシリンダー内や、自転車の鍵に発生する錆もこの赤錆が殆どです。円筒錠やインテグラル錠といったドアノブにシリンダーがついているタイプの鍵は、少なくとも内部に鉄が使われていることが多いようです。
耐食性が高いと謳うディンプル錠などはステンレス使用、と明記されているものが多いです。ステンレスは確かに耐食性の高い合金ですが、全く錆びないわけではありません。
鉄の赤錆は、鉄が水と酸素に反応してできる生成物です。 この赤錆が発生するためには、水と酸素が必ず必要です。鉄が水中の酸素にくっついてイオン化し、溶け出していく現象を「腐食」と言います。溶け出した鉄イオンは水中の水酸化イオンと反応して水酸化鉄となり、最終的には酸化鉄となって鉄表面に堆積します。これが赤錆です。
そして、水と接している限り鉄はイオン化し続けるので、最後には鉄が消化されてしまいます。なお、赤錆は多孔質で脆く、孔から水分や酸素を通すので腐食が続きます。また、錆そのものが汚れなどを貯めやすく、表面がデコボコして反応面積が広がるため、腐食速度も進みます。放置していると鉄がボロボロになり、原型を留めなくなります。
ステンレス鋼は一般的に鉄とクロム、ニッケルなどの合金です。クロムは酸素に反応して不動態皮膜というバリアのようなものを鉄の表面に形成します。大変薄い膜ですので視認はできませんが、傷がついても酸素さえあればすぐに修復します。ステンレス鋼はこの「酸素に触れることで形成される」不動態皮膜に守られているため、錆びにくいわけです。
子鍵(キー)の錆
一方で子鍵の素材は何かというと、現在では殆どが洋白という銅とニッケルと亜鉛の三元合金です。ホームセンターなどで作って貰える合鍵の素材は加工のしやすさから真鍮が多いでしょう。真鍮は銅と亜鉛の合金です。稀に外国製のもので鉄製・ステンレス製の子鍵がありますが、国内ではほぼ見かけないと思われます。
現在では実用性のないアンティークの子鍵などは、赤錆に覆われていることから鉄製であることがわかります。
子鍵にステンレスを使用しない大きな理由の1つは、加工しにくいからです。
洋白は別名ニッケルシルバーとも呼ばれ、鉄より柔らかく、加工しやすい上に銀に近い色で耐食性が高いことで有名で、よく食器などにも使用されています。鉄よりイオン化傾向の低い銅にニッケルと亜鉛が混ざっていますので、鉄よりも遥かに耐食性があります。イオン化傾向というのは、金属の錆びやすさ(酸化しやすさ)のことです。ただ、銅もやはり金属ですので水分と酸素の働きによって酸化します。
特に子鍵は人間の皮膚が触れる部品ですので、汗や皮脂がつきます。また、鞄の中など保管場所によっては様々なものとぶつかりあうため、傷や汚れがつくことで腐食を進行させたりします。
洋白や真鍮はベースが銅なので、酸化すると緑青と呼ばれる錆を生成します。
母材をボロボロにしてしまう赤錆とは違って、緑青は洋白そのものには害のない錆ですが、銀色の鍵が青緑の膜に覆われていると見た目が少し不気味ですし、この緑青を見て「鍵が黒ずんでいる」と感じる人も多く、綺麗にしないとまずいのでは?と疑問に思う方も少なくありません。
錠ケースの錆
これは一般的に見ることはない部分ですが、ドアの中に掘り込まれている錠ケース(箱錠)も錆びてしまうことがあります。湿気の多いところにある錠前にはシリンダーに異常がなくても、錠ケース側の部品に錆が発生して動きを悪くする、ということもあるのです。
錠ケースは外側のケース部分が真鍮なのか、よく緑青を発生させています。
しかし内部にはやはり鉄などが使用されていることが多く、分解して洗浄するとだいぶ動きが元に戻ったりします。時折、部品が錆のせいで折れてしまい、箱錠のみ交換となります。
塩害
金属、特にイオン化傾向の高い鉄が苦手としているのが塩です。
金属としてイオン化傾向も低く、安定している銅は鉄ほど腐食しません。
日本は海に囲まれた島国ですので、沿岸部に暮らす人口も多く、錠前は海から飛んでくる塩によって通常より速く劣化します。内陸部であっても台風などで塩分を含んだ空気が運ばれてくることがあるため、ステンレス鋼が錆びたりします。
意外かもしれませんが、酸化に強いとされるステンレスの天敵が塩です。
塩は電気をよく通し、酸化を加速させるという性質があるのですが、それよりも塩に含まれる塩化物イオンの『クロムの不動態皮膜にある酸素と置き換わろうとする性質』が厄介です。
酸素が塩化物イオンに乗っ取られ、塩化物になってしまうと被膜は水に溶け出すようになります。皮膜が水に溶けると、剥き出しになった金属も水に溶けていきます。塩化物イオンは更に溶けたものを持ち去ってしまうので、腐食がどんどん進んでしまいます。
塩害の影響下にあるステンレス鋼には、小さな孔から始まる腐食「孔食」や隙間腐食が発生することが多く、放置していると鉄同様、赤錆だらけになって消化されていきます。
鍵のサビはすぐに直しましょう
緑青は母材金属を蝕む錆ではありませんが、鍵穴にとって「異物」であることに変わりはありません。特にディンプルキーの窪みに生じたものは、他の汚れと混ざっている可能性もありますし、凹み部分は鍵穴内のピンタンブラーと接触する箇所ですから、きれいにしておくに越したことはありません。
山鍵などにある溝にも緑青が発生しやすいので、定期的にメンテナンスするのが良いでしょう。
またシリンダー内などで「赤錆」が出ている場合、赤錆を生成した母材の鉄やステンレスは消化されています。長い間放置しておくと、母材の姿形が変わってしまいます。自転車の鍵などに大量の赤錆が出てしまっている場合は、錆を取り除けたとしても部品の変形によってシリンダーが回らない可能性があります。
無論、赤錆が出た箇所は脆くなっていると考えられます。
自転車やシャッターの鍵など、鍵穴に赤錆が発生した際にむりやり子鍵を入れて回そうとする人がいますが、下手をするとシリンダー内が破損して鍵交換するしかなくなってしまいます。
基本的に、赤錆を発見したら放置せず、できるだけ早く錆を落としてしまいましょう。そして可能であれば、錆の原因を特定し、防食対策をするようにしましょう。
鍵のサビを取る方法
鍵のサビは錠ケースのもの以外は自分で取ることもできます。そこで、その方法について5つ紹介します。
なお、一口に「鍵のサビ」と言っても、鍵穴(シリンダー錠前)と子鍵(キー)とでは、当然、対処方法が異なってきます。子鍵のサビを取る場合は、何らかの液体やペーストを使用しますので、共通して歯ブラシ、綿棒、ウエス、ゴム手袋などを用意して下さい。
一方、鍵穴の錆に唯一有効なのが鍵穴専用潤滑剤です。
サビ落としを使う
子鍵のサビの場合は、「サビ落とし」を使って、鍵に付着した錆を取り除く方法があります。
サビ落としとは、金属に付着したサビを落とすことができる液体やクリームのことです。
大別して、研磨剤入りの金属磨き系(ピカール系)とチオグリコール酸アンモニウム系があり、前者は文字通り金属磨きなので他の汚れなども擦り落とすことができ、ピカピカになります。チオグリコール酸アンモニウム系のものは、鉄錆などをターゲットにした薬品で、錆が出ている部分に塗布すると錆だけが紫色に変色します。
金属磨き系のペーストは、ウエスなどに少量を取り、子鍵表面に塗布します。指で擦るとペーストが研磨剤の役割をして錆や汚れが落ち、もとの光沢を取り戻します。
チオグリコール酸アンモニウム系のものは錆の出た部分に塗布して暫く置き、所定の時間が経ったら水で洗い流し、ウエスで拭くなどして乾燥させます。
どちらの錆取りペーストを使うにせよ、肌の弱い人や薬品が苦手な人は必ずゴム手袋を着用してください。チオグリコール酸アンモニウム系はアンモニア臭が強い為、換気もしっかり行う必要があります。また、長時間放置すると色素沈着する性質があるので、説明書をよく読み、時間がきたら十分な水で洗い流しましょう。
上記のほか、錆落とし用の薬品の中には強酸性のものもあります。これらは中和剤が必要ですので、必ず中和剤と一緒に購入して下さい。
酢を使う
サビ取りは100円ショップでも気軽に購入することができます。しかし、サビ取りは普段あまり使うことがありませんし、何らかの溶剤が使用されていますので、ゴム手袋をはめて使用する必要があります。これらのことから使うことを躊躇する人もいるでしょう。
そこで、おすすめしたいのが「酢」です。わざわざ買いに行く必要もなく、手荒れの心配もありません。
酢を使って錆を取るには、まずプラスチック容器に鍵を入れ、次に酢を入れます。このとき、鍵が浸るぐらいの量を入れることがポイントです。
そのままの状態で1時間程度放置すると、鍵に付着している緑青が自然と落ちてきます。
酢から取り出したら十分に水洗いしましょう。
なお、腐食を促進するのも錆を溶かすのも酸で、これはお酢やクエン酸などの弱いものであっても同様です。長時間浸すことはせず、しっかり水洗いをしないと、また錆が出てしまいます。
クエン酸を使う
お酢と同じように食品にも含まれていて安全性が高いものと言えばクエン酸です。100円ショップでも売られているため、簡単に手に入れることが可能です。
クエン酸は水道水のカルシウムやミネラルが固まった水垢をはじめ、トイレの黄ばみやタバコのヤニ汚れなどにも効果を発揮するなど、他に流用することができるところが良いところです。
クエン酸もプラスチック容器にぬるま湯を入れて溶かし(クエン酸を溶かしやすいのは水よりもお湯です)、鍵を入れて一晩そのままの状態で放置します。サビが取れたら鍵を水洗いして乾燥させましょう。
重曹
同じく「重曹」も有効です。水で溶いてペースト状にして、それをウエスにつけ、研磨することでサビや汚れを落とせます。錆が落ちたらよく水洗いし、水分をよく拭き取って下さい。
ただ、研磨による汚れ落としを応用しているだけですので、ひどい錆は落とせないかもしれません。錆の状態がひどい場合は、ピカールやチオグリコール酸アンモニウムの錆取り剤を使用して下さい。
鍵穴専用潤滑剤
鍵穴に錆が発生している場合、できることは限られていますが、鍵穴専用潤滑剤を吹きかけてみて下さい。蓄積した汚れも落としてしまいたい時は、パーツクリーナーで洗浄してから鍵穴専用潤滑剤を塗布しても良いでしょう。
自転車の鍵や門扉の鍵などはよく鍵穴に赤錆が発生して、鍵を差し込みにくくなります。
そのようなときは無理に鍵を差し込もうとはせずに、鍵穴専用潤滑剤を鍵穴にシュッと吹き付けてから子鍵を抜き差ししてみて下さい。
なお、鍵穴が雨に濡れたままだったりする際には、ドライヤーなどでできるだけ乾燥してから使う必要があります。
これは、鍵穴専用潤滑剤に含まれる微細なパウダーが水分にくっついて固着し、鍵穴に残ってしまうタイプが多いからです。
鍵穴専用とはいえ、潤滑剤はシリンダー内が乾燥している時に使うようにしましょう。
それでも鍵が動かないようでしたら、鍵屋を呼んで対応してもらいましょう。
やってはいけないNG行為!
鍵にサビができて差しにくくなったり回りにくくなったときに絶対にやってはいけないNG行為があります。
ここでは、主に5つを紹介します。
鍵専用ではない潤滑剤を使う
鍵穴の錆び落としには、どんな潤滑剤を使用しても良いわけではありません。実は、鍵穴の中には錆以外にも埃や汚れが付着しています。
そのような鍵穴に揮発しないタイプの潤滑剤を使用すると、鍵穴内部に油膜が張られ、埃や汚れを油膜で固めてしまい、鍵のパーツが動かなくなってしまうからです。
他にも食用油やシリコーンスプレーなど、油分の皮膜などが残って潤滑をよくするタイプはすべてNGです。
鍵穴の内部構造は複雑ですので、少しのほこりや汚れがあるだけでも鍵が合わなくなってしまいます。その結果、ますます鍵が回りにくくなってしまうのです。
また、固められたほこりや汚れが鍵穴を傷つけてしまう可能性もあります。
塩素系漂白剤を使う
塩素系漂白剤、いわゆるキッチンハイターのような洗浄剤などはステンレスをはじめ、銅や真鍮などの金属によくない、と言われています。これはなぜなのでしょうか。
キッチンハイターは次亜塩素酸ナトリウムというアルカリ性の液体が主成分です。次亜塩素酸ナトリウムは強い酸化性を持つ液体で、水と酸素のコンビネーションよりも速く金属を酸化させるため、濃度によっては腐食が一気に進みます。
しかし、キッチンで使う程度の量であれば、浸して一瞬で錆びるということはありません。特に銅合金のなかでも洋白は次亜塩素酸ナトリウムに耐性があるとされています。
それより問題なのは、次亜塩素酸ナトリウムでは錆取りができないのに長時間浸してしまったりすることです。錆が落ちないばかりか、腐食を進行させてしまうかもしれません。
錆を落としていくのは酸性の薬品で、ハイター系であれば「ハイドロハイター」がこれに該当します。
塩酸の使用
市販の商品で塩酸が使用されているのはトイレの尿石除去剤として有名な「サンポール」です。
こちらを錆落としに使用する、という例も確かに見かけるのですが、あくまでも赤錆向けであり、塩酸の使用時には必ず中和するという工程が必要になるため、NG行動のひとつとしました。
塩酸は赤錆を溶かしますが、同時に鉄も溶かします。塩化物イオンが含まれていることもあり、ステンレスであっても不動態皮膜の形成が難しくなることから、塩同様、塩酸もステンレス鋼の天敵です。
洋白は比較的、塩酸にも耐性があるとされていますが、もともと銅は酸性のものに弱く、緑青を取るために酸性のものに浸していて余計に錆びたと報告している人も多い金属です。
サンポール原液などに浸すと確かに錆は落ちるのですが、再び空気に触れると腐食が進み、赤錆が表面に出てきます。これを防ぐためにはアルカリ性の液体で中和し、防錆剤を塗布するなど、薬品に関する専門的で正しい知識が必要になってきます。
サンポールなどの家庭用洗剤には塩酸以外のものも含まれていますので、アルカリ性の液体、例えば重曹などを注入する際には注意が必要になります。
手軽な錆取り剤としては使わない方が良いでしょう。
針金などで無理に掃除する
鍵穴が赤錆でふさがっているからといって、針金などで錆を取ろうとすると鍵穴そのものを傷つけてしまう可能性があります。赤錆が入口だけにできているのならまだいいのですが、奥にも錆が出ていて、それを掻き出そうとするとシリンダー内の精密な部品が必ず傷つきます。場合によってはシリンダー交換になってしまいますので、鍵穴に異物を入れる行為は避けるようにして下さい。
鍵穴に錆が出て子鍵を挿しにくいときは専用の潤滑剤をスプレーして様子を見て下さい。
また、子鍵は入るが動きが固い、という場合は子鍵にも潤滑剤を吹いて抜き差しを繰り返してみて下さい。
潤滑剤がないときは、鉛筆の黒鉛で代替することも可能です。子鍵の溝を鉛筆で何度かなぞり、小鍵に黒鉛がついた状態で鍵穴に挿して抜き差ししてみて下さい。
塩分の付着を放置する
これは海沿いなど、塩害のある地域では特にご注意頂きたい要素です。先述した通り、塩はステンレス鋼ですら錆びさせてしまうからです。
塩の塩化物イオンは金属の不動態皮膜の生成を難しくします。また、塩には吸湿性がありますし、電気もよく通します。塩の殆どの特徴が、多くの金属にとって腐食の促進を意味します。沿岸部では定期的に屋外にある鍵や、ドアノブなどを拭いたり、潤滑剤を塗布したりして下さい。
子鍵の銅合金はイオン化傾向の低い安定した金属ではありますが、水や塩によって錆が発生するのは同じなので、汗をかいた手で子鍵を触ったら、拭き取るようにしましょう。
困ったら鍵屋におまかせするのが一番
サビは、子鍵側にできる緑青の膜程度であれば、家庭にあるもので対処できるため、あまり問題はありません。しかし、子鍵が鉄やステンレス製などで、赤錆に覆われて鍵穴に差しにくい場合は、赤錆を落とす必要があります。
一方、鍵穴の錆は殆どの場合が、赤錆である事が多い為、まずは潤滑剤を差して様子見し、改善しない場合は鍵屋を呼ぶようにしましょう。
なお、鍵が回りにくい、固いといったトラブルは、鍵穴と子鍵だけの問題ではないことも多く、一概に錆のせいだけとも言えない側面がありますので、気になる方は鍵屋までご相談ください。
鍵のトラブルには経年劣化やシリンダー内、錠ケース内の汚れなど、複合的な要素が絡んでいることも多く、錆取りしただけでは何も改善しなかった、ということもあるのかもしれません。そのようなときは、鍵屋に分解洗浄して貰うか、錠前ごと交換して貰う方が安心で確実です。
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