鍵を処分するときはどうすれば良い?トラブルにならない捨て方と注意点を解説!
この記事でわかること
- 鍵を処分する方法
- 鍵を安全に処分するための注意点
- 鍵交換をしたあとの古い鍵の処分方法
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
どんな鍵トラブルでお困りですか?
今すぐ頼みたい方はこちら 0120-669-110
折れた鍵や使えなくなった鍵を、そのままゴミに出していませんか?
一見ただの鉄くずに思えても、鍵は「家や暮らしを守るための情報」そのもの。もし誰かに拾われて悪用されれば、空き巣だけでなくストーカー被害や嫌がらせなど、思いも寄らない犯罪に巻き込まれる危険性があります。
そこで今回は、安心して生活を守るために知っておきたい、鍵の正しい処分方法について詳しく解説していきます。
鍵猿では鍵交換の際に不要になった子鍵などの処分をお任せ頂けます。責任を持って処分致しますので、鍵交換をご依頼の際にスタッフにお申し付け下さい。賃貸物件の方はシリンダーや子鍵などは退去時の原状回復のために残しておいたほうが良いこともありますので、大家さんや管理会社に確認しておいて下さい。
目次
鍵の処分方法が重要な理由
警察庁が発表している統計データを見ていても、「合鍵を使用して侵入した」件数は全体からするとほんの数%しかありませんが、減少してきしているわけではありません。
むしろ、コロナ禍の影響で令和2年に一時的に減った認知件数は令和3年になると100件以上増加しており、令和4年もその数字が劇的に減少することはなく、令和5年には4年の数字を上回ってしまっています。忍込みや居空きにしても一旦減少したものが令和5年にはリバウンドしてきているのが下記表からもわかると思います。
「合鍵」を使用して侵入した件数の推移
| H28年 | H29年 | H30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 空き巣 | 1,324 | 1,334 | 1,086 | 993 | 851 | 988 | 927 | 942 |
| 忍込み | 103 | 125 | 92 | 89 | 67 | 58 | 65 | 74 |
| 居空き | 48 | 20 | 26 | 18 | 29 | 15 | 14 | 19 |
このようなことから、どのように鍵を処分するかが意外と重要、ということがわかります。では、安全に処分するためのポイントを詳しく見ていきましょう。
使わない鍵は「不燃ゴミ」か「金属ゴミ」で捨てる
鍵は金属製の小さな物品ということで、不燃ゴミ、または資源ゴミとして自治体に回収して貰うことができます。ただし、自治体によって回収分別のルールが違いますので、必ずお住まいの地域での扱いを確認してください。
例えば、東京都23区の多くでは鍵は「燃やさないごみ」に入る可能性が高く、名古屋市などでも「不燃ごみ」として回収すると明記されています。しかし大阪市は「普通ごみ」、京都市は「燃やすごみ」として回収する、としています。他にも「金属ごみ」として回収する、としている自治体もあります。
鍵の素材はオリジナルキーであれば、白銅あるいは洋白です。どちらも銅をベースに亜鉛、ニッケルなどを混ぜた合金で、500円硬貨と同じ素材です。
ブランクキーを切削して作製する合鍵は白銅より柔らかく加工しやすい黄銅(真鍮)が用いられることが多く、加工しやすい一方で変形したり、曲がったり折れたりすることが多いようです。
金属類ということで、不燃ごみとしてリサイクルする自治体では、指定の方法で指定の場所に出す必要がありますので、必ず確認しておきましょう。また、破損しているなどの理由で鋭利な部分がある場合は、不燃ごみでも普通ごみでも紙で巻いて「危険」あるいは「キケン」と明記しておく必要があります。
▼関連ページ使える鍵を処分したいときは?
鍵あるいは錠前というものは、あまりゴミ箱というものとは縁がありません。鍵穴に差し込む子鍵は施錠してあるところには必ず必要なものですし、錠前が変わったとしても、役目を終えたからといって子鍵をゴミ箱へ捨てることはあまりないでしょう。
では子鍵を処分したいとき、どうするものなのでしょうか。ゴミに出してしまって、トラブルに巻き込まれたりしないのでしょうか?
子鍵を処分する際の注意点はその子鍵がまだ使用している錠前のものかどうかで変わります。単に使わなくなった子鍵と言っても、子鍵は折れてしまって使えないが対応しているシリンダーはまだ使用している場合と、対応するシリンダーも使用しない場合とでは懸念事項が大きく違うためです。
以下で詳しく処分方法を見ていきましょう。
処分したい鍵は折る

折れたり曲がったりしている鍵は、おそらく鍵穴に入れても正常に動作しないでしょう。ですが、その子鍵に対応するシリンダーがまだ使用されている場合は、そのままゴミ箱に入れて不燃ゴミとして出してしまうというのは不用心過ぎます。
折れていても、曲がっていても、オリジナルキーであれば鍵番号のような重要な情報が刻印されています。今は鍵番号さえあればインターネットで合鍵を作製できる時代ですから、これを悪用しようと思えばできてしまいます。
折れていない鍵はまずペンチなどで折って切断してしまいましょう。半分に折り、刻みキーであればギザギザの刻みの部分(鍵足)を更に折りましょう。そして各パーツを違う日に廃棄するようにします。
また、折れた鍵は鋭利な部分があるかもしれませんので、新聞紙などで巻き、マジックでわかりやすいように「キケン」と明記してからゴミ収集所へ持参して下さい。
鍵番号は消して捨てる

シリンダーについてくるオリジナルキーには先述の通り、鍵番号が刻印してあります。これはメーカーにオリジナルキーの追加を依頼する際に必要になる番号ですが、登録制のシリンダーを使用していない限り鍵番号と正当な持ち主の紐づけはされていません。
このため、鍵番号を知っている誰かが追加の鍵を発注したとしても、メーカー側はそれが正当な持ち主からのオーダーかどうか判別する手立てがないのです。
昨今増えている「合鍵を作製して盗みに入る」、「合鍵を使用して部屋に入り盗撮機材などを設置する」といった犯罪では、この鍵番号が悪用されています。このため、錠前メーカーは鍵のヘッド部分をキーカバーで隠すよう促していたりします。

平たく言うと、ディンプルキーなどの登録制のもの以外は鍵番号が知られてしまったら誰でも複製を注文することができるということです。
ですので、まだ使用しているシリンダーの子鍵を処分するのであれば、必ず鍵番号が刻印された部分を金属用のヤスリなどで削ってしまうか、文字の判別がつかないように傷をつけてしまいましょう。
鍵山を削る
鍵の片側あるいは両側にギザギザがある「刻みキー」にはブレード(鍵足)と呼ばれる部分にギザギザの山があります。これを鍵山と呼びます。
刻みキーを用いるシリンダーは、この鍵山の形や山の高低によってシリンダー内にあるタンブラー(障害物)が移動し、鍵が回せるようになります。いわば、解錠するために大変重要な部分ですので、この鍵山をヤスリなどで削り、「正しい形」から変えてしまうことで解錠できないようにしてしまうわけです。
非接触キーは分解して処分する

マンションのオートロックエントランスなどと連動していて便利な非接触キーは、ヘッド部分につけているカバーにICチップが内蔵されています。
美和ロックのVERSA Access Controller(ベルサアクセスコントローラー)、GOALのKRS非接触リーダーシステム、シブタニのTebra(テブラ)などが有名ですが、ICチップでエントランスの認証などを行いますので、金属鍵を処分してもICチップが生きたままだとそれを持ってオートロックを通過できてしまいます。
これも悪用に繋がりかねませんので、カバーからICチップを取り出し、ハンマーなどで粉砕してしまうなどして破壊してからごみに出しましょう。
カードキーがついている場合も、クレジットカード同様、プラスチック用シュレッダーなどで細かく裁断してから廃棄すると良いでしょう。
鍵を処分する際の注意点
防犯上のリスクを回避するためにやっておくべきことの他に、鍵を処分するまえに確認しておきたい注意点がいくつかあります。
主に賃貸物件に関わるものが多いのですが、戸建てや分譲マンションなど持ち家の鍵と賃貸物件の鍵はそもそも「持ち主が違う」ということもあり、その取り扱いには様々なルールがあります。
賃貸物件の鍵の処分についてお考えの方は、ぜひ再度契約内容を確認し、わからないことは管理会社に確認するなどしてから実行に移すようにしてくださぃ。
それでは各ポイントについて、詳しく見ていきましょう。
賃貸の鍵は管理会社に返却する
賃貸マンションなどから退去する際は、必ず入居時に渡された子鍵全てを管理会社あるいは大家さんに返却します。子鍵が折れて使えなくなったとしても、処分せずに返却したほうが大家さんとしては安心でしょう。
ですので、どうしても処分したい場合は管理会社か大家さんに相談するようにして下さい。
また、基本的に貰っていた鍵以外に合鍵を作成していた場合もすべて返却しなくてはなりません。
ただし、契約に合鍵の作製は禁止と明記されているのに合鍵を作ってしまっていた場合は、退去時にシリンダー交換の費用を請求されることがあります。
無断で合鍵を作製されてしまうと、そのシリンダーの信頼性がなくなってしまうため、大家としては破棄するしかなくなってしまいます。
賃貸物件の鍵交換は入居時であることが多いのですが、既に入居時に鍵交換をしているのに、退去時にシリンダー交換費用の請求があるのは、入居者が無断で合鍵作製していたことが原因である可能性が高いです。
個人情報がわかるものと一緒に処分しない
鍵を処分する際は、自宅宛てに届いた郵便物(DMハガキや封書など)や使わなくなった会員証など、個人情報がわかるものと一緒に捨てないようにしましょう。
万が一、捨てた鍵を手に入れた人物が、一緒にあなたの氏名や住所などの個人情報を手に入れてしまうと、自宅に侵入されてしまうリスクが高まって大変危険です。
賃貸の鍵は勝手に処分しない

一方で賃貸の子鍵は部屋ともども、借りているものなので、壊れてしまっても勝手に処分しないようにしましょう。まず管理人と大家さんに連絡し、どうすべきか指示を仰ぐようにして下さい。
どのような理由であれ、単に断りなくゴミとして廃棄してしまったのであれば、大家さんから鍵交換の費用を請求される可能性があります。
これは合鍵作製が多くの賃貸で禁止されているのと似たような理由で、大家や管理会社にしてみれば、どんなに完璧に廃棄されていようとその証拠となるものが何もない以上、廃棄された鍵が悪用されるかもしれないという防犯上のリスクは考慮する必要があり、鍵交換せざるを得ないのです。
子鍵がどこへいったのかわからない、という状況は物件の所有者からしたら防犯上のリスクでしかなく、放置していると物件の価値が下がりかねません。
合鍵でも勝手に処分しない
合鍵とは一般的に元鍵(シリンダーと一緒についてくるメーカー製の子鍵。オリジナルキー)の形を元にブランクキーを切削して作製した子鍵のことを指します。
刻みキーなどですとホームセンターなどで作ることができるので、オリジナルキーは保管しておいて、普段は合鍵を使っているという人も多いかもしれません。
しかし賃貸の場合は上述したように契約違反になっていないか、注意が必要です。
また、合鍵の作製が認められているとしても、勝手に処分せずに退去時に他の鍵と一緒に返却するようにしましょう。
封筒や新聞紙などに包んで捨てる
子鍵を透明なゴミ袋に入れてしまうと、形から「鍵」だとわかってしまい、誰かに持ち去られるリスクがあります。子鍵は金属ゴミや不燃ごみとして出すしかないので、特に透明・半透明な袋に入れる必要はありません。
ですので、たとえ折れて使えなくなった鍵でも、鍵山が残っていたりする場合は、合鍵作成の手掛かりになりかねませんので、封筒や新聞紙などの不透明な紙で包み、中身が見えない状態にしてから捨てるようにしましょう。
また、先述したように鋭利なものを廃棄するときには紙で包んで「キケン」と明記することが推奨されています。子鍵が折れた状態の場合、同じ工夫をすれば中身を隠す効果と安全への配慮を兼ねることができます。
電池内蔵型は電池を取り外して捨てる
子鍵のなかにはボタン電池(二酸化マンガンリチウム電池)を内蔵するキーヘッドを持つタイプもあります。上記のベルサアクセスコントローラー用のノンタッチキーとは少し違い、ハンズフリー機能に対応しているのが特徴で、たとえば、美和ロックの Raccess(ラクセス)キー や、シブタニの Tebra(テブラ)キー などが代表格です。こうした子鍵を処分するときには、必ず電池を取り外すようにしましょう。
乾電池・ボタン電池は「有害ごみ」に分類されることが多く、自治体によっては専用回収やリサイクルステーションへの持ち込みが求められます。乾電池類の回収ボックスが家電量販店やスーパーマーケットに設置されているのをご存知の方も多いでしょう。自治体のルールに従い、「乾電池・ボタン電池」または「リチウム電池」などで分別し、回収ボックスなどに投入しましょう。
電池を取り外さずにごみ収集車に混入してしまうと、ゴミの圧縮や衝撃で発熱・発火し、収集車や処理施設の火災につながる危険性もあります。実際に、近年では誤って混入されたリチウムイオン電池などが火災の原因として報告されており、被害にあった自治体では長期間ごみ処理ができなくなることもありました。
このような背景を踏まえ、電池内蔵型の処分方法は以下のようにまとめられます。
- 電池を必ず取り外す
もしCR2032などが使われていたらまずは電池を取り出しましょう。 - 電池は有害ごみまたは専用回収へ
自治体の分別ルールに従い、「乾電池・ボタン電池」などで分別し、回収ボックスなどに投入しましょう。 - 端子部分はテープで覆うなど安全処理
発火リスクを下げるため、端子をテープで覆っておく - 子鍵やICチップ等々は不燃ごみや小型金属ごみへ
電池を外したあとの本体は基本的に不燃ごみや金属ごみとして処理される場合が多いですが、念のため自治体のルール確認をしましょう。
鍵屋に処分してもらえることもある
もし重要な鍵の処分を考えているのであれば、鍵屋に問い合わせてみましょう。ほとんどの鍵屋は鍵交換と同時に必要なくなった鍵の処分をしてくれますし、鍵の処分のみでも有償で受け付けてくれるところがあるようです(※鍵猿では、処分だけのご依頼はお受けしておりません)。
町の鍵屋や合鍵屋でも不要なシリンダーや子鍵の処分を引き受けてくれるところがあるかもしれませんので、問い合わせてみると良いでしょう。物件所有者などで大量の鍵を処分したい場合は、有償で処分してくれるというところもあります。
鍵交換や処分なら鍵猿にご相談ください!

鍵屋の鍵猿ではスタッフが鍵交換にお伺いした際に、要らなくなったシリンダーや子鍵を回収しています。鍵交換時には古いシリンダーや錠前がどうしても出てきます。鍵猿スタッフが責任を持って処分致しますのでご安心ください。
子鍵の処分でやはり注意が必要になってくるのが登録制ではないシリンダーの子鍵や、刻みキーです。どんな鍵でも鍵番号は刻印されていますし、鍵番号があれば誰でも簡単にメーカーにオリジナルキーを発注できてしまいます。
刻みキーは合鍵作成が簡単な反面、誰にでも作れるという防犯上のリスクもあります。このため、一人暮らしの女性などには登録制のディンプルキーシリンダーへの交換をお勧めすることが多いです。
登録制のディンプル錠はハイセキュリティシリンダーと呼ばれる防犯性の高い錠前のなかでも、厳格に登録者情報などが管理されている鍵です。
どのメーカーも自社の最先端技術を誇る錠前を出していますが、なかでもドルマカバ社、GOAL、アルファ、マルティロックなどのディンプルキーが代表的です。登録制のシリンダーにはオーナーズカードが付随し、鍵番号、登録者情報(身分証明書など)そしてこのカードがないと追加のオリジナルキー発注ができないようになっています。
非登録制のシリンダーには合鍵作製の自由度と同時に正当な所有者が紐づけされていないというセキュリティの脆弱性がありますが、登録制のシリンダーでは全てのシリンダーが正当な所有者と紐づけされています。
また、ディンプルキーは折れたり変形したりすることも少なく、子鍵を廃棄しなくてはならない、という事態にもならないことがほとんどでしょう。不必要な鍵管理や処分に割く時間がなくなるという意味でも、ディンプルキーへの交換が推奨されます。
シリンダーの交換はDIYでも可能ですが、錠前に合うシリンダーを間違いなく選択したり、正しく取り付けたりできなければ家全体が防犯上の問題を抱えることになります。
鍵猿ではスタッフがお客様のご要望などをヒアリングしながら車載在庫より適切なものを選び、取り扱い方法などすべて詳しくご説明致します。昨今では防犯上の懸念が増えたせいか、中古マンションに入居する際に鍵交換をする方が増えてきました。
新しく生活をスタートする住まいで鍵交換を検討している方や、長く暮らす住宅の鍵交換をお考えの際はぜひ鍵猿にご相談ください。
▶ お急ぎの方 ◀
家の鍵のトラブルにかかる費用、
施工事例、対応エリアなど
について詳しく見る









