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鍵屋鍵猿鍵トラブルトピックトラブル賃貸の鍵交換って誰が負担するの? 経年劣化・破損の場合は?

2020年11月19日

賃貸の鍵交換って誰が負担するの? 経年劣化・破損の場合は?

賃貸の鍵交換って誰が負担するの? 経年劣化・破損の場合は?
鍵のトラブル解決は鍵屋鍵猿

賃貸住宅に住んでいるとき、玄関の鍵が壊れてしまったことはありませんか。

そのようなとき、本来なら誰が修理を依頼して費用を負担するべきなのでしょうか。
また、経年劣化や破損など、壊れてしまった原因によって負担するべき人が異なるのかどうかも疑問なところです。

そこで今回は、賃貸の鍵交換は基本的に誰が負担するのかといった点を中心に詳しく解説します。

鍵の経年劣化ってどんな状態なのか

一般的にどんな物でも、時が経てば少しずつ劣化していくものです。それは建物の鍵も例外ではありません。
もちろん防犯上の観点から、建物の鍵は丈夫に作られてはいますが、長期間の使用を続けていれば鍵穴の内部は少しずつ擦り減ってしまうものです。
その結果、持っている鍵と形状が一致しなくなり、鍵穴に差し込んで回したときに異音がしたり、鍵を上手く開けられなくなってしまうことがあるのです。そのような不具合がある状態で無理やり解錠しようとすると、鍵穴や鍵本体が壊れてしまうこともあります。

形ある物には必ず寿命がありますから、丈夫な鍵であっても経年劣化してしまうのは仕方のないことです。
もし鍵を回したときなどに違和感を覚えたら、決して無理やり解錠しないように気を付けることが大切です。
また、そのまま放置していれば、いつか破損してしまうかもしれません。放っておかずにすぐ鍵屋に連絡してメンテナンスを依頼してみましょう。

鍵が回らない!すぐにできる応急処置

潤滑油

鍵を回そうとしてもうまく回らず、ドアを開けることができなくなってしまったら、パニックにならないようにまずは落ち着いて対処することを心がけましょう。

鍵が回らなくなった原因によっては、応急処置を施すことで状態が改善する可能性もあります。
長期間使っているような古い鍵の場合、鍵や鍵穴が摩耗していることがあります。鍵や鍵穴の摩耗によって、部品同士がうまく噛み合わずに開けられなくなったり、鍵を差しても引っかかって回らなくなったりすることがあるのです。その場合、鍵穴に潤滑油を注入することによって、鍵や鍵穴の滑りが良くなり、鍵を回せるようになることがあります。

鍵や鍵穴に注油する潤滑油は、鍵専用の潤滑油を使ってください。鍵専用のものがない場合は、鉛筆の黒鉛などでも問題ありません。
鍵穴用ではない潤滑油や食用油、シリコンスプレーなどを使用すると鍵の故障を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

また、鍵穴にゴミやほこりが溜まって鍵が回らなくなってしまった場合は、鍵穴を清掃して溜まったゴミやほこりを取り除いてみましょう。
鍵穴や鍵の溝部分は、歯ブラシなどの毛先の細かいブラシでこすればある程度の汚れを落とせます。ゴミやほこりを落とせば、鍵が回るようになることがあるので試してみましょう。

鍵交換に関する規定ってどこにあるのか

賃貸住宅の鍵交換で問題になるのは、その費用を誰が負担するのかということです。

国土交通省が発行する「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」には、鍵交換に関するルールが定められています。このガイドラインによれば、鍵の交換は物件管理の一環であるため、鍵交換は賃貸人、すなわち建物を貸している方の責任において執り行われるべきとされています。つまり、鍵交換の費用負担も、ガイドラインによれば賃貸人が負担すべきだということです。

ただし、これは法律で定められているわけではなく、あくまでガイドラインに書かれているだけに過ぎません。
強制力があるわけではなく、場合によっては借りている側が負担しなければいけないケースもあります。
特に鍵交換費用は、鍵の種類によっても異なりますので、借主側が負担するという場合は、あらかじめ金額を確認しておくことが大切です。そのうえで、賃貸の契約書に明記してもらえればさらに万全でしょう。

賃貸の鍵を交換したい!費用は誰の負担?

賃貸の鍵は、交換の際に誰の費用負担となるのでしょうか。
実は、鍵を交換するケースや理由によって、費用負担の主体は変わってきます。

ここでは、鍵交換の費用負担について、自己負担になる場合と管理会社側負担になる場合を、それぞれ解説します。

自己負担になる場合

賃貸物件に入居する際、鍵交換をするかどうか管理会社側から聞かれます。その際、交換することにした場合の費用は自己負担です。
入居時の鍵交換代は初期費用に含まれていることも多いため、基本的には自己負担となります。鍵を交換しないという選択もありますが、防犯上の観点からなるべく交換しておいた方が良いでしょう。
まれに管理会社側の負担で交換してくれることもあるので、入居の際はどちらの負担になるのか事前に確認すると良いでしょう。

入居してから防犯対策のために鍵を交換したいという場合も、費用は自己負担となります。
防犯対策の鍵交換というのは、今ある機能を向上させるために行うことなので、現状では壊れていない鍵を交換することになります。そのため費用は自己負担になるというわけです。

また、鍵を紛失した場合も、責任は自分自身にあるので、交換費用も自己負担となります。

ただし、防犯対策でも鍵の紛失でも、交換する前に必ず管理会社に報告しなければなりません。報告せず勝手に鍵を交換すると、契約上の義務違反となってしまう可能性もあるので気を付けましょう。

管理会社側の負担になる場合

管理会社側の負担になるのは、経年劣化によって鍵が古くなってしまった場合です。普通に使っていたにもかかわらず、鍵がうまく挿し込めなくなったり、回らなくなってしまったら、原則管理会社や大家側の負担で鍵を交換してもらえます。

ただ、乱暴な使い方をして鍵を壊してしまったときなどは、経年劣化で古くなっていた鍵であっても、自己負担になってしまうこともあるので注意が必要です。

あくまで借主に過失がなく経年劣化により鍵交換が必要になった場合、管理会社側の負担になるということです。

分譲マンションやオートロック付きの場合

マンションの場合

同じ賃貸住宅でも、分譲マンションやオートロック付きの場合、鍵交換に関する費用負担も一般的なケースとは異なることがあります。

ここでは分譲マンションやオートロック付きの物件にしぼって、鍵交換の費用負担について解説します。

分譲マンション

分譲マンションの場合、まず専有部分と共用部分の違いに注意しなければなりません。

マンションの内規によって、玄関の鍵部分を専有部分としている場合もあれば、共用部分としている場合もあります。
鍵部分が専有部分と定められているのであれば、鍵の交換も居住者が自由に行えますが、共用部分となっている場合は気を付けなければなりません。勝手に交換すると規約違反を問われる可能性があります

分譲マンションで鍵交換を行いたい場合は、まずマンションの管理規約や細則などを調べて、交換したい鍵部分が専有部分なのか共用部分なのかを確認しましょう。いずれの場合でも、分譲マンションの鍵交換費用は自己負担となります。

オートロック付きの物件

オートロック付きの物件の場合、玄関やエントランスの鍵は特殊な形状をしている場合がほとんどで、合鍵を作る際などは、基本的に不動産会社や管理会社を通して注文することになるでしょう。

合鍵の複製費用は物件によって対応が異なります。
基本的には借主本人の自己負担で複製することが多いですが、保険適用できる場合などは無料で合鍵を提供してくれることもあるようです。

いずれにせよ、オートロックは特殊な鍵なので、紛失や破損によって合鍵が必要になった場合や、何らかの事情で鍵を交換したい場合などは、すぐに不動産会社や管理会社に連絡する必要があります。

賃貸の鍵交換の流れ

賃貸物件に住んでいて、鍵が壊れて交換しなければいけなくなった場合、まず借主がすべきことは管理会社や大家さんに連絡することです。
緊急を要するような場合、自分で業者を呼んで直すこともあるでしょう。その際も管理会社や大家さんへの報告を怠ってはいけません。
鍵の故障の原因によっては、管理会社側に費用を負担してもらえることもあるので、まずは連絡して鍵が壊れた旨を報告しましょう。

もし管理会社に連絡がつかない時間帯などであったら、とりあえず鍵を開けてもらうなどして、本格的な修理や交換は管理会社に報告した後で行うというのが鉄則です。これは、鍵の修理交換業者は貸主側で指定・提携していることがあるためです。
貸主側の提携業者で修理すれば安く済む場合がありますので、鍵交換の際はまず大家さんや管理会社に連絡することが先と覚えておきましょう。

鍵交換を鍵屋に依頼した場合の費用相場

鍵屋に交換を依頼した場合、費用相場はどのくらいになるのでしょうか。

経年劣化による交換を除いて、鍵交換は自己負担になることが多いので、依頼する前にしっかり相場を確認しておきたいところです。
ただ鍵の種類によって、その交換費用の相場は異なります。

さまざまな鍵の種類と、種類ごとの交換費用の相場について解説していきます。

鍵の種類にもよる!鍵の種類について

鍵にはさまざまな種類があります。ピンシリンダーやディスクシリンダー、ロータリーディスクシリンダーなど、それぞれ鍵は特徴を持っています。
この中で、ピンシリンダーやディスクシリンダーは古い家に多い鍵です。

ピンシリンダーは片側のみ刻みがあり、賃貸物件にも多く採用されている鍵です。

ディスクシリンダーは両側に刻みがある鍵で鍵穴が縦向きの「く」の字になっています。この鍵はピッキングに弱いので、すでに廃番になっています。新築住宅ではまず使われない鍵ですが、古い家や賃貸ではまだ見かけることがあります。

 ロータリーディスクシリンダーは、ディスクシリンダーの上位互換のような鍵です。両側に刻みがあるのはディスクシリンダーと同じですが、鍵穴が横向きで「W」のような形をしています。
ディスクシリンダーより防犯性能が高く、ピッキングにも強い特性を持っているため賃貸物件にも多く採用されています。

数ある鍵の中でも、特に主流となっているのがディンプルキーという鍵です。
ディンプルキーはデコボコした形状をしており、ピッキングに強いという特徴があります。新築物件では最初からディンプルキーが使用されていることも多いです。

 その他、カードキーや上記の鍵には類さない特殊な鍵もあります。
鍵の種類が異なれば鍵の形状やメーカーも変わるので、種類に応じて交換費用も異なってきます
また、依頼する業者によっても費用は変わります。

費用相場は?

ピンシリンダーなどのギザギザした鍵は、最も安く交換できる種類の鍵です。
スタンダードな鍵で、アパートなどによく採用されています。費用相場は1.5~2万円です。
ディンプルキーは、より防犯性能が高く形状も複雑であるため、一般的なギザギザキーより交換費用の相場も高めです。ディンプルキーの費用相場は2.5~3万円となっています。

鍵の交換費用で特に高いのがカードキーです。その費用相場は5~10万円となります。カードキーの相場に開きがあるのは、電池式か電気式かによって本体価格が大きく変わってくるためです。
ただ鍵を失くしたという場合、カードキーは基本的に本体を交換する必要がありません。新しいカードを登録するだけで良いので、合鍵複製費用で済んでしまう場合もあります。

鍵交換の費用を抑える方法

経年劣化による場合ではなくても、鍵の交換は不動産会社経由で大家さんや管理会社に相談すれば費用を負担してくれることもあります。

実際、国土交通省のガイドラインには鍵交換の費用は貸主負担が原則と定められているため、交渉によっては応じてくれるかもしれません。
ただ、ガイドラインには法的拘束力がないため、あくまで交渉での依頼という形になり、交渉したからといって相手方が必ず応じてくれるわけではない点には注意が必要です。

 また、入居時の鍵交換に関しては、入居者自身の責任で拒否することも可能です。鍵交換を拒否すれば、初期費用に含まれる鍵交換代は支払わなくて済みますが、防犯面での不安は残ることになります。

もし、大家や管理会社の許可がもらえるなら、自分で鍵を交換するというのもひとつの手です。自分で交換するのであれば、安ければ5千円程度で交換することができます。
自己責任となりますが費用をとにかく安くしたいというのであれば考えてみても良いでしょう。

鍵屋に依頼する際は無料見積もりを!

鍵屋に鍵交換を依頼する場合、その費用は鍵の種類や業者によって変わってきます。
鍵の交換が必要になった際は、事前に費用の見積もりを取っておいた方が何かと安心です。見積もりは無料でできますので、焦って依頼してしまわないように心がけましょう。

鍵も使っていれば劣化しますから、いつかは交換しなければなりません。鍵の破損や紛失があった際は、焦らず落ち着いて行動しましょう。

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田口季良

田口季良(たぐちのりよし)SLS株式会社 マネージャー

「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵の職人としてのキャリアは12年。 現在は鍵のエキスパート集団を束ねるマネージャーでもあり、鍵の豊富な知識のほか、親切丁寧な鍵の防犯アドバイスにも定評がある。 暮らしの中で起きる鍵のトラブルを日々解決、技術向上にひたむきに取り組んでいます。

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