宗像市の鍵交換・修理なら出張無料の鍵屋の鍵猿

油が漏れているだけではなく、シリンダーそのものも長い間使用されていますので今回は交換をおすすめいたしました。調べたところ、扉は引き戸タイプで、専用のシリンダーが必要なようです。シリンダーの手配はお客様が行うとのことですので、届き次第連絡をいただき、後日交換に伺うことになりました。

一週間後、お客様から連絡があったため時間を調整して現場に再び向かいました。取り付けるのはそこまで時間かかりませんでした。錠前も少し清掃してお客様に動作の確認を行っていただきます。問題はございませんでしたので、作業は無事終了です。

エントランスはキースイッチとなっており、鍵を挿して回せば扉が開くようになっています。しかしキーを挿しても回らないときがあるとのことですので、シリンダーに汚れが溜まってうまく動かない可能性が考えられます。

お客様に作業内容の説明と、見積もり金額の提示を行い了承が得られましたので作業を開始いたします。予想通り、シリンダーを分解するとかなり汚れがでてきました。これほど汚れが溜まっていると、回らない不具合が起きてもおかしくありません。より細かく分解してパーツをひとつひとつ洗浄していきます。

組み立てて動作を見ながら、鍵穴専用の潤滑剤を注入します。すると、鍵の動きがスムーズになりました。

お客様宅の玄関は引き違い戸(引き戸タイプ)です。故障した鍵は、前述した業者様に持ち帰られており、扉についているもう一つの鍵で開け閉めをしているそうです。既存の鍵は手元にないため、新しく設置したときの費用の見積もり金額を提示してほしいとご希望です。

残っているパーツとドアの穴を拝見すると、その業者様の話にもあったように元のものが古く、廃盤となっているのは確かでしたので、扉を加工をして別製品を取り付けるという作業内容で見積もり金額を提示いたしました。家族と相談して決めたいとのことですので、この日は見積もりのみで、作業は行いませんでした。

翌日見積もりの内容で施工をお願いします、とご成約いただきましたので作業に伺いました。新しい鍵はMIWAのPS-SLです。こちらはディンプルタイプの召し合わせ錠で、利便性もあり人気の製品です。扉の切り欠き穴を大きく加工して、なんとか取り付けることができました。

シリンダーが経年劣化で不具合を起こしている可能性が高いため、応急処置として分解洗浄を行います。一般的に、シリンダーの寿命は10年から15年とされています。毎日使用することで、金属の磨耗などが発生するからです。

お客様宅の玄関のシリンダーも、10年以上使用しているとのことですので本来は交換が望ましいです。今回は予算の都合で分解洗浄のみ行います。錠前とシリンダーを分解して、パーツを丁寧に洗浄していきます。汚れが取り除けたら元通りに取り付けて、専用の潤滑剤を注入します。

前述の通り10年以上使用されていますので、再度不具合が発生したら早めにご連絡ください、とお客様にお伝えしております。