玄関ドアの鍵交換の費用は?料金相場と鍵を交換する方法
この記事でわかること
- 鍵を交換するタイミングについて
- 鍵(シリンダー)の種類
- 鍵の交換にかかる費用の相場
- 鍵を交換する際の注意点
- 鍵屋に依頼したときの流れ
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
玄関の鍵は、私たちが安心して生活するために欠かすことのできない非常に大切なものです。
そんな玄関の鍵を交換する時期(タイミング)や交換にかかる費用の相場、DIYでの交換方法や注意点などについてご紹介します。
残念なことに世の中には悪いことを考える人も少ないわけではなく、空き巣ができそうな家を探していたり、簡単に入ることができそうな家を見つけ次第、空き巣犯同士で情報を共有し合うとも言われています。
被害に遭わないためには普段から防犯性能の高い鍵に交換しておくなど、しっかりとセキュリティ面の対策をしていくことが大事です。
目次
玄関ドアの鍵を交換するタイミングとは
はじめから家の玄関に設置されていた鍵のままで暮らしている、という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。築年数がまだ浅く、最新の鍵がついているという場合もあれば、入居して数十年は経つ、ということもあるかと思います。
しかし、意外なきっかけで鍵を交換するべきタイミングがくることもあります。鍵交換の理由によくあげられる「きっかけ」をいくつかご紹介したいと思います。
1. 鍵の防犯性を上げたい時
「自宅に設置されている鍵が防犯性の低い鍵であると判明したから交換を考えている」という方は多いです。玄関のシリンダー(鍵穴)には大きく分けて3種類のタイプがあるのですが、このシリンダータイプによって防犯性能にかなりの差があります。
まず、これら基本的な3種類のシリンダーを見ていきましょう。
ピンシリンダー
鍵(鍵穴に差し込む方を「子鍵」とします)の片側だけにギザギザの山が付いている、いわゆる「刻みキー」のひとつです。
鍵といえばこの形を想像される方も多いのではないでしょうか。構造がシンプルなため、ピッキングや破壊に弱く、古いものはアンチピッキング・ピンによる対策もされていません。最近のものはピッキングが難しくなっていますが、依然として破壊には弱い、という弱点があります。
ディスクシリンダー
子鍵の両側にギザギザの山があり、鍵穴の外観が縦に「く」の字のようになっているのが特徴のシリンダーです。
公団住宅に採用され、瞬く間に国内に広まったシリンダーで、安価に量産できるシリンダーでしたが古いピンシリンダーと同じくピッキングに弱いため、現在は廃番になっています。
ディンプルシリンダー
子鍵の表面や側面にクボミがあるものがディンプルキーシリンダーです。
通常はピンシリンダーの進化型で、複数のピン列が複数方向に配置された複雑な構造になっており、ピッキングや破壊などに強く、防犯性が高いシリンダーです。
各メーカーの看板商品でもあり、耐久性も高いものが殆どです。
ピンシリンダーとディスクシリンダーは比較的シンプルな構造で防犯性能が低い鍵となります。
空き巣は家の中に侵入するための鍵開け方法、いわゆる解錠技術を研究しており、シンプルな構造の古いピンシリンダーやディスクシリンダーであれば、ほんの数秒で開けられる可能性があります。
特にディスクシリンダー錠は美和ロックのDSシリンダーが全国に普及していましたが、現在では狙われるリスクが高いということと、鍵違い数が限界に達したため、廃番品となっています。
ただ、鍵の交換タイミングがなかなか無いご家庭や、手持ちのシリンダーをローテーションして交換している賃貸物件などでは今も尚、ディスクシリンダー錠がついている場合があります。
一方、ディンプルキーシリンダーは構造がかなり複雑で、鍵を開けるピッキングのプロでも短時間のうちにピッキングで解錠することは困難です。
鍵を開けるのに5分以上かかってしまうと、多くの空き巣犯が侵入するのを諦めると言われているので、ディンプルキーシリンダーが設置してある家だと空き巣に狙われる可能性が低くなります。
ご自宅の鍵はどのタイプの鍵でしょうか?もし古いピンシリンダーやディスクシリンダーのままであれば、不法侵入犯に狙われる危険があります。早めに交換をした方がいいでしょう。
▼関連ページ2. 鍵を紛失した時
鍵をなくしてしまった時の鍵交換は、鍵屋にもよくあるご依頼のひとつです。
鍵をどこで無くしたのかわからない場合、落としたのではなく盗まれた、という可能性もあります。
もし落としたのだとしても、落ちた瞬間を目撃していた人が悪意のある人で、鍵を拾って家までついてきて住んでいる場所を特定しているかもしれません。
特に自宅の近くで紛失したり、免許証などと一緒に紛失した場合は(どこかに置き忘れてきた場合も含む)、住所を特定されてしまう危険性が高くなります。
そうなるとスペアキーを使用して生活できていても、鍵を拾った誰かがいつ侵入してくるかわからない状態になります。
鍵がどうしても見つからない場合はスペアキーを作成するだけではなく、シリンダーを交換してしまった方が安心して生活できます。
合鍵による犯罪も、少ないとはいえまったくないとは言えない昨今ですから、我々鍵屋にも「鍵を紛失したのですぐに交換してもらいたい」というご依頼がよくあります。
▼関連ページ3. 鍵が回りにくい時
長い期間、同じシリンダーを使用していると子鍵を差し込んでも回しにくい、といったことがあるかもしれません。シリンダーも子鍵も金属でできていますが経年劣化によって摩耗していきます。いずれ正常に鍵を開け閉めできなくなってしまうため、鍵の寿命は10〜15年と言われています。
しかし、寿命を待たずとも、異常が見られた時が鍵交換のタイミングです。異常を放置していると、鍵がかけられなくなったり、逆に閉め出されてしまったりしてしまいます。
もしスペアキーを使用すれば違和感なく開けることができる場合は、使っている子鍵だけに異常があると考えられます。特にギザギザがついた「刻みキー」は摩耗でギザギザ部分が変形していくため、古い子鍵だと回らない、といった症状が出ることがあります。スペアキーを使用するか、新しく作成するようにしましょう。
スペアキーを差し込んで回そうとしても不具合が改善されない場合は、シリンダー内に問題が起こっている可能性が高いため、まず掃除機やエアダスターを使って鍵穴の中のゴミや埃を取り除いてみてください。
そのあと鍵穴専用の潤滑剤を差して子鍵を何度か抜き差しし、様子を見てください。ただし、動きが悪いからといってシリコンスプレーなど鍵穴専用以外のスプレーは使用しないで下さい。一時的にはスムーズに回るようになっても、だんだんとシリンダー内に残った油分に埃やゴミが付着し、固まってしまって鍵が回らなくなってしまいます。
これらの対処法を試してみてもうまく回らない場合は、鍵穴が経年劣化で寿命を迎えようとしているのかもしれません。このまま放置していたら最終的に壊れてしまい、開けることができなくなってしまうため、鍵が回りにくい、固いといった違和感が残るようであれば、早めに鍵屋に相談してください。
▼関連ページ4. 引っ越しをする時
引っ越しをする時も鍵の交換を考えるタイミングです。ただ、賃貸物件に引っ越すのか、分譲マンションなどに引っ越すのかによって注意するポイントが違います。
【賃貸物件の場合】
賃貸物件の場合、入居者がかわる度に鍵交換をしてくれる家主や管理会社も多いですが、必ず鍵交換をしなければならないという法律はありません。入居後に鍵を交換するかどうかは、入居者に任せているという大家さんもいます。
賃貸では基本的に最初にもらった子鍵は退去時に全てを返却することになっています。しかし、前の入居者が生活している間にスペアキーを作成していたにも関わらず、退居時に大家さんにスペアキーを渡していない可能性もあります。
特に上記で説明した「刻みキー」と呼ばれる子鍵にギザギザがあるタイプの鍵は複製も比較的容易にできるため、スペアキーが作製されている可能性が高いと言えます。
前の入居者が住んでいた時と同じ鍵のまま交換せずに生活するのは大変危険ですし、不安なまま毎日を過ごさないといけないのは苦痛です。
賃貸物件へ引っ越す際は、必ず家主・管理会社に鍵の交換について確認し、もししていないようであれば許可を得て交換しましょう。
【分譲マンションの場合】
中古マンションを購入した場合も、賃貸物件と同じ理由で鍵交換が推奨されます。特に以前の住人が使っていた鍵と同じものを使うことになるとわかっている場合は、入居のタイミングでシリンダー交換を手配するのが良いでしょう。
最近は分譲マンションでもエントランスにオートロックが設置されているところが多いため、部屋の鍵とオートロックが連動した「逆マスターの鍵」である可能性が高いです。一本の子鍵でどちらにも対応するシリンダーにしたい場合は、メーカーに特注で作って貰う必要があります。
納期は約一ヶ月ほどかかりますので、交換を依頼する際にオートロックと連動した鍵であることを鍵屋に伝えると良いでしょう。入居前に発注しておくとスムーズです。
▼関連ページ ▼関連ページ賃貸の鍵交換の注意点
賃貸物件で鍵交換をする時には注意点があります。それは交換する前に必ず家主または管理会社の承諾を得なくてはならない、ということです。
賃貸物件で初めから備わっている錠前は通常、その物件の「設備」という扱いです。この錠前が何らかの不具合で故障した場合は、貸主側に修繕義務があるため、連絡を入れて鍵屋を手配して貰うのがベストです。経年劣化による不具合であれば、貸主が費用を負担して交換してくれるでしょう。
単に錠前の防犯性能を上げたい、或いは借主側が鍵を壊してしまった、というような場合は、借主が費用負担しなくてはなりません。
最近では鍵に関することは借主に任せている、という大家さんもいますが、多くの大家さんや管理会社は緊急時のために部屋の合鍵を持っています。勝手に鍵交換をしてしまうと、借主不在時の火災や水漏れ事故の際に管理会社が部屋に入れなくなってしまいます。
そうなってしまうと、鍵を勝手に交換したことで被害が広がったことに対して、責任を問われてしまうかもしれません。そのような意味でも、賃貸物件で無断で鍵交換してはいけません。
また、賃貸物件では借主が退去時に原状回復する義務があります。鍵交換した場合、古いシリンダーをどうすべきかも大家さんや管理会社に確認しておくのが良いですが、わからない場合は退去時に元の鍵に戻せるよう、交換前のシリンダーを残しておくと良いでしょう。
鍵屋に鍵交換を頼むときの費用はいくら?料金相場とは
実際に交換しようとなった場合、どのくらい費用がかかるのか目安を知っておくと安心です。
以下では、鍵屋に交換を依頼した時にかかる適正な料金相場をご紹介します。
(※別途基本料金や出張料金を上乗せしている料金体系の業者を除く。価格は全て税込み)
鍵をなくした場合の交換費用
子鍵を紛失し、鍵屋に交換を依頼した場合、作業費の他に新しく取り付けるシリンダー(鍵穴)の部品代がかかります。
作業費は11,000円~、一般的な交換用ハイセキュリティ・シリンダーは16,500~27,500円ほどが相場となります。
※鍵の種類により作業費が変動します。また、取り付けるシリンダーの種類や防犯性により価格が異なります。シリンダーの種類などについては後ほど詳しく説明します。
鍵が壊れてしまった場合の交換費用
子鍵が破損した場合は、合鍵の作成費だけで済みますが、鍵穴の中で折れてしまい、抜き取れないような場合は「鍵抜き」の費用が必要になります。これは修理のための代金と同じであることが多く、だいたい8,800円~といったところでしょう。
鍵の故障は、まず故障の原因を特定しなくてはなりません。シリンダー(鍵穴)の問題であればシリンダー交換だけで済むので、交換費用は作業代+シリンダーの価格、ということになります。なくしたときの鍵交換費用と同じと考えて下さい。
一方で、シリンダーではなく錠ケースと呼ばれる錠前の本体が故障していることがあります。錠ケースの不具合は分解洗浄やグリスアップといった修理はその場しのぎにしかならないことが多く、長く使っている場合は交換を勧められるでしょう。
錠ケースを交換する場合は、作業代+錠ケースの部品代が必要になります。鍵屋では「錠前交換」と呼ばれることが多く、作業代が16,500円ほどかかります。錠ケースの価格は型番にもよるので一概に言い難いのですが、シリンダーより高めになると考えたほうが良いでしょう。
また、稀にシリンダー・錠ケースに加えてハンドル部分も交換しないといけないというケースもあります。サムラッチ錠のような錠前は、ハンドル部分も交換する「錠前一式交換」となることが多く、部品代が高額になってしまうものもあります。
交換を依頼する際は、できるだけ作業前に見積もりを作成してくれる業者に依頼し、事前の見積りを確認しましょう。予算に合った部品や交換方法の相談もできる鍵屋がベストです。
鍵の種類ごとに見る交換費用
鍵、錠前にはたくさんの種類があって、それぞれの種類によって費用が異なりますが、基本的に「部品代」というものはその鍵の防犯性能と比例していると考えて下さい。端的に言うと、防犯性能が高ければ高いほど、シリンダーや錠前の部品代は高くなります。
ピンシリンダー錠
ピンシリンダー・ディスクシリンダー共に交換費用の相場は、作業費の11,000円~+部品代5,500~11,000円になります。
以前はピッキングに弱い鍵でしたが、旧型品ではなく現在メーカーが取り扱っている玄関用のピンシリンダーはピッキング対策がされています。
ディンプル錠
ディンプルキーの交換費用の相場は、作業費の11,000円~+部品代16,500~27,500円になります。
ディンプルキーの子鍵は表面や側面にクボミがあるのが特徴で、シリンダー構造が複雑になっています。通常、ディンプルキーシリンダーは先ほどご紹介したピンシリンダーに属するシリンダーで、ピンタンブラーと呼ばれるピン状の障害物がシリンダーの回転を防ぐ仕組みになっています。
ピンシリンダーの方は1列しかピンタンブラーが配置されていません。しかし、ディンプルキーシリンダーには上下左右方向からピンタンブラーが配置されており、鍵違いパターンは1000万通り以上にもなります(※シリンダーによって組み合わせ数は異なります)。
多くの玄関用のディンプルキーシリンダーは2列以上のピンタンブラーを備えており、子鍵を複製することも難しくなっています。メーカーを代表するシリンダーは多くが登録制で、通常の合鍵屋などでは複製ができません。このため、現在では最も安全なシリンダーのひとつと言われています。
ディンプルキーについては以下の記事で詳しく解説しています。交換費用やおすすめのディンプルキーについても紹介しておりますので、併せてお読みください。
ロータリーディスクシリンダー
ロータリーディスクシリンダーの交換費用の相場は、作業費の11,000円~+部品代11,000~22,000円が相場になります。
ロータリーディスクシリンダーは、鍵を差し込むと中のディスク状のタンブラーが回転する仕組みになっています。国内では美和ロックが製造しているU9がその代表的なもので、ディスクシリンダーを改良した後継品となります。
ロッキングバーと呼ばれる棒状の部品が追加されたことにより、ディスクシリンダーよりも防犯性は格段に上がっており、刻みキーのひとつではありますが、子鍵の複製にも専用のマシンが必要です。専門業者なら複製可能であることが多いため、多くの合鍵が必要な場合などは敢えてこのシリンダーに交換する場合もあります。
ディンプルキーシリンダーに比べて安価なシリンダーであるため、大変コストパフォーマンスの良いシリンダーとして多くの住宅で使用されています。
トステム(TOSTEM)・リクシル(LIXIL)の鍵
トステムシリンダーの交換費用は、作業費の11,000円~+部品代11,000~27,500円が相場になります。
サッシや玄関ドアを取り扱うメーカーとして有名なトステム(現在はリクシル傘下)ですが、美和ロック、GOAL、ユーシン・ショウワなどの大手メーカーがOEMで専用のシリンダーを提供していることが多く、鍵交換の際には、トステム(リクシル)の扉に対応するシリンダーの用意が必要となります。
Original Equipment Manufacturing (Manufacturer) の略で、他社ブランドの製品を製造すること、或いはその製造業者のことを言います。鍵の場合、美和ロックはPRシリンダーをアレンジしたシリンダーをLIXILなどに提供しており、PSシリンダーと呼んでいます。
このため、現行のものと同じTOSTEMやLIXIL仕様のシリンダーと交換したい場合は、全く同じ製品を使用する必要があり、鍵屋に在庫がない場合はお取り寄せになります。
ただし、鍵の外見は気にしないのですぐに交換して貰いたい、という場合は錠ケースに対応している別のシリンダーと交換することができます。急いでいる場合は鍵屋に相談するのがベストです。
また、TOSTEMなどのドアにはプッシュプル錠が採用されていることが多いため、LIXILから全く同じ商品を取り寄せる場合は必ず2個セットのシリンダーになります。片方だけの交換で済ませたいときは、外見が変わりますが錠ケースに対応しているシリンダーに交換することができます。鍵屋に相談すれば予算にあった適切なシリンダーを選んでくれるでしょう。
プッシュプル錠
プッシュプル錠の交換費用は、作業費の11,000円~+部品代11,000~27,500円が相場になります。
内側からハンドルを押すだけ(プッシュ)、外側からは引くだけ(プル)で開けられる錠前のことをプッシュプル錠といいます。比較的新しい戸建てやマンションに多く、上下にシリンダーがついている「ワンドア・ツーロック」の錠で、どちらも同じ子鍵で開けることができる「同一キー」になっています。
上述したトステム(リクシル)などのハウスメーカーのドアについていることが多く、鍵のメーカーがOEMで専用シリンダーを提供しています。使用されているシリンダーもロータリーディスクシリンダー以上のハイセキュリティシリンダーが増えています。
大変便利な錠前なのですが、上下のどちらかだけに不具合が起こることも多く、片方だけ違うシリンダーに交換することも多い錠前です。無論、鍵屋に相談すれば両方とも同じ子鍵で解錠できるように交換することも可能ですが、2つのシリンダー料金に加えて、組み換え料金が必要になるのが最大のネックと言えます。
インテグラル錠
インテグラル錠(鍵付きドアノブ)の交換費用は、作業費の11,000円~+部品代5,500~16,500円が相場になります。
ドアノブは鍵が付いていないものや、トイレ扉などで使う簡易的なものもありますが、玄関や勝手口などには鍵付きのドアノブ、「インテグラル錠」が使われます。
ノブの中にシリンダーが内蔵されており、鍵穴に鍵を差して開け閉めできることが特徴であるため「キー・イン・ノブ」タイプとも呼ばれます。
他の室内用ドアノブはラッチボルトという三角形の仮締めを固定することで施錠しますが、インテグラル錠だけは四角いデッドボルトと呼ばれる閂もついていて、ドアの中には箱錠のような錠ケースが収められています。
古いものですとやはりピンシリンダーや、ディスクシリンダーがついているものが多いですが、現在ではディンプルキーシリンダーを選択することも可能です。
ただ、シリンダーがノブの中にあることから「もぎ取り」などの破壊に弱いのが弱点です。また、丸い「握り玉」タイプのノブだと高齢者には扱いにくいこともありますので、そのような場合は鍵屋にレバータイプに交換して貰うのが良いでしょう。
引戸錠
引き戸錠の交換費用は、作業費の11,000円~+部品代5,500~16,500円が相場になります。
レールや溝に沿って扉が左右にスライドすることで開け閉めする戸のことを引き戸と言います。引き戸用の錠前は扉の引手近くに設置する「戸先錠」と、2枚の扉が違うレールの上を行き交う引違戸の真ん中に設置する「召合錠」があります。
玄関によく使用されているのは引違い戸で、召合錠と戸先錠どちらもついている、というタイプも多いです。引き戸の場合、閂が四角形では扉が開いてしまいますので「鎌錠」と呼ばれるL字型をしたものが必要で、開き戸と同じものは使用できません。
引き戸の鍵交換は、引違い戸である場合は召合錠を交換することが殆どです。戸先錠は既存のタイプと全く同じものでないと追加の加工が必要になったり、設置が難しかったりしますので、多くの場合、部品の取り寄せが必要になります。
このため、錠前に不具合があって急ぎ交換が必要な場合や、あまりお金をかけずに交換したい、という場合は万能タイプの錠前を使用することができる召合錠を交換します。
戸先錠しかついていない引違い戸でも、切り欠き加工をすることで召合せ錠を取り付けることが可能ですので、引き戸の鍵でお悩みの場合はぜひ鍵屋に相談してみて下さい。
▼関連ページ装飾錠
装飾錠の交換費用は、作業費の11,000円~+部品代27,500~71,500円が相場になります。
装飾錠とは、親指でツマミを押下しながら開ける錠で、サムラッチ錠とも呼ばれます。古い戸建ての玄関についていることが多く、装飾性が高いため「装飾錠」と呼ばれています。
ただ、親指で押すツマミはドアが勝手に開かないようにするラッチボルトを制御しているだけの「空錠」です。
古い戸建てではこの空錠のサムラッチとは別に「本締錠」というデッドボルトだけの鍵穴が設置されていて、鍵の施解錠はこちらですることになっていることが多いのですが、最近のものですとサムラッチのツマミの上に鍵穴がついており、本締錠とあわせてワンドア・ツーロックになっています。
ツマミが押し下げられない、押しても鍵が開かないなど、ツマミ部分に関する故障が多く、修理が不可能な場合は同じタイプの装飾錠に交換しなくてはなりません。ただ、古いものは同じ商品が廃番になっているなどの理由でハンドルだけを交換するということができないことも多く、交換費用が高額になりがちです。
カードキー
カードキーの交換費用は作業費の11,000円~+部品代38,500~82,500円が相場になります。
カードキーとは、磁気やIC内蔵のカードを挿入したり、かざしたりするだけで施開錠できるものです。電源が不要なメカニカルタイプのものと、電源を要する電子錠(バッテリーが電源)あるいは電気錠(電気配線工事が必要)があります。鍵穴がないためピッキングが不可能で、防犯性能が高いのが特徴です。
鍵を入れて回したりするのではなく、カードを通したりかざしたりするだけというのが普段の生活において楽なので、オフィスの他にもご家庭用の鍵・賃貸の鍵として人気があります。
ただ、メカニカルタイプは磁力を使用していることが多いため、経年で故障したり、カードリーダー部分にゴミや埃が詰まってカードを読み取れない、といった不具合が発生することがあります。
電子錠や電気錠はやはり雨などに弱いため、設置場所に注意する必要がありますし、定期的なメンテナンスが不可欠です。
暗証番号錠
暗証番号錠の交換費用は作業費の11,000円~+部品代38,500~82,500円が相場になります。
暗証番号錠は、あらかじめ暗証番号を登録しておき、その番号を入力することにより解錠できるタイプの錠前です。こちらも電源が必要ないメカニカルタイプと電子錠・電気錠にわかれます。
カードキーと同じように子鍵を持ち歩く必要がなく利便性が高いうえに、鍵穴が無いのでピッキングされる心配もありません。
非常時用に子鍵で解錠できるように鍵穴がついたものもありますし、室内外どちらにも取り付け可能なタイプもあります。メカニカルタイプは耐候性があり、不具合も起こりにくいため人気があります。
生体認証錠
生体認証錠の交換費用は作業費の11,000円~+部品代77,000~209,000円が相場になります。
生体認証錠とは、指紋や静脈、顔などを登録しておき、一致した場合のみ解錠される仕組みのことです。中でも指紋認証が良く使われています。
カードや子鍵が必要なく、複製の可能性もほぼないため非常に防犯性能が高いのですが、怪我をした場合など読み取りにくいことがあったりして現時点では不安定なことが多いのがデメリットといえます。
このため、通常の子鍵やカード、暗証番号などでの解錠も兼ねているのが通常です。現時点では指紋認証だけでなく、暗証番号やカードキーも併用しながら使用していく、というのがベストなようです。
鍵交換のご依頼を解決!
鍵交換の作業料金11,000円~(税込・部品代別)
費用を抑えたい!DIYで家の鍵を交換する方法
鍵屋に交換を依頼した場合の費用をご紹介しましたが、少し高いなと感じられた方はDIY(Do It Yourself の略で「自分でやる」という意味)で鍵を交換してみるのもいいかもしれません。
いざDIYをやろうと思ってもどのような手順を踏めばいいのかわからない方もいると思います。
こちらで簡単な鍵の交換方法をご紹介します。
まずは必要な道具を用意しよう
DIYをするのに必要なものがいくつかあるので作業前に準備しておきましょう。
- ドライバーセット(プラス、マイナスどちらもあると尚良し)
- グリップ付き軍手
- メジャーか定規
- ビス用の小箱
- 古い錠前である場合ネジ緩め剤や錆取り剤
これらはインターネットやホームセンター等で購入できます。ホームセンターでは現物を見ることができますので、ドライバーや軍手などサイズのあるものはホームセンターで見た方が安心して購入できるでしょう。
部品(錠前)を購入
錠前を購入する前に、取り付けるドアのサイズを定規やメジャーを使い、測ってメモしておきましょう。もしサイズを測らずに合っていないものを購入してしまうと取り付けることができなくなり、部品が無駄になってしまいます。必ず測るようにしてください。
サイズを測る場所は4箇所です。
ドア厚(DT)
ドアを少し開けていただいて、ドアの分厚さを測ってください。
斜めに測ってしまうと長さがかわってしまうのでまっすぐ測るように注意してください。
特に戸当りなどがあるドアは戸当りを含んだ厚みを計測しないようにしましょう。ドアと床の間に定規を入れて計測すると良いです。
バックセット(BS)
バックセットとはドアの側面(開いた側)から鍵穴やドアノブの中心までの距離のことです。
フロントプレートのサイズ
フロントプレートとはドアの側面に付いている金属のプレートのことで、そのプレートの横の長さと縦の長さを測ってください。
ビスピッチ
フロントプレートを固定しているビスの距離(上のビスの中央から下のビスの中央まで)を測ってください。
鍵の交換手順
必要な部品と工具が全て揃ったら、いよいよ交換作業に入ります。
鍵の種類やメーカーによって交換方法が異なる場合がありますので、必ず前もって説明書をご確認ください。こちらでは、玄関のシリンダー交換の基本的な流れをご紹介していきます。
①現在設置している部品を外す
まずは現在取り付けてあるものを外す作業です。
取り外す際にビスの場所や手順を覚えながら行いましょう。取り付け手順は、取り外す工程の逆の手順になりますので頭に入れておいた方が後半スムーズに作業できます。
ドアを開けて側面のフロントプレート(ドアの横に付いている金属のプレート)を見てください。フロントプレートをとめているビスが上下に2箇所あると思いますので、プラスドライバーを使って外してください。ビスが外れたらフロントプレートを取り外すことができます。
②ピンを抜く
次にドアの室外側のピンを抜きます。
シリンダーはピンによって固定されているので、外れた時にシリンダーが落ちないようにしっかりと手で抑えながら上下のピンをマイナスドライバーでひっかけるように抜きます。ペンチの方がやりやすい場合はペンチを使用。
ここで注意が必要です。
室内側と室外側両方にピンがついているのですが、交換する際に抜くのは室外側のピンのみです。シリンダーに近い側のピンを2本抜いて下さい。
誤って室内側も抜いてしまうと錠ケースが外れてドアの内部に落ちてしまう可能性があります。ケースがドアの内部に落ちてしまうと取れなくなってしまいます。そのため、必ず外側の上下2本だけを抜いてください。
ピンが抜けたらシリンダーが外れる状態になっているのでドアを傷付けないように慎重に外します。
③新しいシリンダーを取り付ける
シリンダーを外すことができたら、新しく購入したシリンダーを取り付けます。取り付け作業は取り外し作業と逆の手順です。
先ほどシリンダーを外した場所に少し押し込むような感じで新しいシリンダーをはめ込みます。その際、鍵は抜いておいてください。
その後は先ほど取り外したピン上下2本を元の場所に差し込んで、新しいシリンダーを固定します。最後にフロントプレート(金属のプレート)をかぶせ、ビスを上下2箇所にプラスドライバーを使用して締めます。緩まないようにしっかり締めてください。
④動作確認
取り付けは以上で完了ですが、最後に動作確認をしてください。
もし不具合があった場合にドアが開かなくなってしまうこともあるので、確認は必ずドアを開けたままの状態で行うようにしてください。
鍵の開け閉めに連動して、ドアの側面からデッドボルト(ドアの側面から飛び出しドアを固定する閂)が出たり引っ込んだりしているか、施錠解錠がスムーズにできるか確認した後、実際にドアを閉めて引っかかりがないか、施錠した状態のときしっかり固定されているか、外側から鍵を差し込んで施錠開錠できるのか、しっかり確認しましょう。
もしスムーズにいかない部分があれば、どこかの手順を間違えている可能性がありますし、グラグラしていたらビスがしっかり締まっていない場合があります。
再度説明書を見直しながらビスもしっかり締め直しましょう。
どうしてもうまくいかない場合は、鍵屋にご依頼して頂ければ、取り付け作業へ伺います。
▼関連ページ鍵の主要メーカーをご紹介
「美和ロック株式会社(MIWA)」
国内で最も多いシェアを持っている鍵メーカーです。鍵のことはよくわからないけどMIWAは聞いたことがあるという方も多いのはないでしょうか。
国内だけにとどまらず世界約50カ国で販売している世界的なメーカーです。
代表的なものは「U9シリンダー」というロータリーディスクシリンダーで、耐ピッキング10分以上の防犯性が高い鍵です。
▼関連ページ ▼関連ページ「株式会社ゴール(GOAL)」
GOALは1914年に創業し、大阪市淀川区に本社がある鍵メーカーです。
「GOAL」という名前は、「Good(高品質)、Ornamental(装飾的)、Advanced(先進的)、Locks(鍵)」の頭文字をとって名付けられました。
代表的なものは「V18シリンダー」というディンプルキーシリンダーで、警察庁などにより、防犯性が非常に優れていると認められた鍵だけにつけることが許されている「CP認定マーク」が付いている鍵です。
ピッキングに強く防犯性の高い鍵です。
「株式会社アルファ(ALPHA)」
ALPHAは1923年に創業し、神奈川県横浜市に本社を持ち、国内や海外にもグループ会社をもっているメーカーです。自動車・産業機器・住宅用の鍵などを製造しています。
代表的なものは「FBロック」というディンプルキーシリンダーで、耐ピッキング性能10分以上、耐鍵穴壊し性能10分以上と防犯力に優れています。
「ドルマカバジャパン株式会社(KABA)」
2015年にドイツのドルマ社とスイスのカバ社が合併し、翌2016年には会社名を日本カバからドルマカバジャパンに改名しました。
1934年に世界初となるリバーシブルディンプルキーシリンダーを販売するなど、利便性・防犯性の優れた鍵を作り続けているメーカーです。
代表的なものは「カバスター・プラス」というディンプルキーシリンダーで、複雑な構造でピッキング耐性があるだけじゃなく、鍵登録システムを採用しており、所有者以外の不正コピーを防止しています。
「株式会社ユーシン・ショウワ(現ミネベア・ショウワ)」
ユーシン・ショウワ(SHOWA)は1998年創業で、2002年に現在の社名となりました。大阪府に本社を構え、優秀な鍵を作り出しています。
代表的なものは「WXシリンダー」というディンプルキーシリンダーで、約2800億通りの鍵違い数のため非常に防犯性の高い鍵だといえます。
さらに鍵穴にシャッターが付いているので、砂や塩害などによる目詰まりも予防します。
「株式会社ウエスト(WEST)」
WESTは1933年に創業し、引き戸が使用されていた60年代には引き戸錠の「CL ロック」、70年代には電気錠の「ウェスター21」など、オリジナル製品を開発してきました。
WESTの鍵で代表的なものは「リプレイス916/917」ディンプルキーシリンダーで、アンチピッキングピン&ドリリング防止ピンを搭載しており、不正開錠することはほぼ不可能といえます。
ご紹介したメーカーはほとんどの住宅用の鍵に対応しているため、特におすすめできます。
できればついていた鍵と同じもの、同じメーカーから選ぶと、鍵が合わないという事がありませんし、スムーズに交換できるのではないかと思います。しかし、防犯性が低い鍵を使っていた場合は、違う鍵を選ぶようにしてください。
メーカー名の確認の仕方は、先ほど出てきたフロントプレート(ドアの側面に付いている金属のプレート)に刻印されているので確認してみてください。
鍵を付け替えるならコレ!
鍵の種類によって防犯性の高さや値段、使い勝手など様々です。鍵を取り替えようと思ったとき、どのような鍵を選べばいいのでしょうか。
とにかく空き巣に侵入されたくないから防犯性を上げたいとお考えなら「ディンプルキー」がおすすめです。
各社のハイセキュリティシリンダーとして看板商品となっているものは多くがディンプルキーシリンダーですが、子鍵の複製が登録制になっているものと、そうでないものがあります。
子鍵を簡単に複製されたくない、という場合は登録者(要するに所有者)しか子鍵の複製ができないタイプを選ぶと良いでしょう。ドルマカバ社の「カバスター・プラス」、美和ロックのPR、GOAL のGrand V、アルファのFBロックなどが該当します。
代理店や登録店であれば複製が可能な方が良い、という場合はドルマカバ社の「カバ・エース」やGOALのV18、ウエストのリプレイス916・917がお勧めです。
防犯性が高く、費用も抑えたいという方は「ロータリーディスクシリンダー」がおすすめです。美和ロックのU9や、U9を用いたOEM商品(トステムや三協アルミのURなど)がこれに該当します。子鍵の複製が簡単にできた方が良い、という方もロータリーディスクシリンダーがお勧めです。
▼関連ページ自分で鍵を交換する際のリスクとは
鍵交換を専門的に行うプロではない限り、やはり自分たちで家の鍵を交換する場合はちゃんと認識しておくべきリスクがあります。
余計な費用がかかる場合がある
部品を購入する際に必要なサイズを測っていない、もしくは測り間違いがあった場合、その部品は取り付けることができないため、部品代が無駄になってしまいます。
錠前というものは、間違えて購入してしまっても返品できません。返品されるまでに合鍵を作られる可能性などを考慮して、防犯上「返品不可」になっています。
ですので、部品代を無駄にしないためにも、前もってしっかりと必要箇所の計測をメモしておき、間違いのないよう部品を購入するよう、注意しなくてはなりません。
ドアが開かなくなることがある
交換する際に、うまくいかないからといって無理に部品を引っ張って取り外そうとしたり、強引に押し込んで取り付けたりしてしまうと、ドア自体が壊れてしまうことがあります。
ドアそのものを壊してしまった場合、十万円以上の修理費用がかかってしまうこともあり得ますし、下手をするとドアを交換しなくてはなりません。
また、交換手順をどこかで間違えてしまったうえ、動作確認をドアを閉めた状態で行うと、鍵がかかったまま戻らなくなって閉じ込められてしまうこともあります。
そのような事態にならないように十分に気を付けなければいけません。
防犯性が低くなることもある
新しく購入したシリンダーを取り付ける際にビスの閉め具合が緩いと、上手く施錠できない場合もあり、そのような状態だと施錠したつもりでも実際はできておらず、防犯性が低くなってしまいます。
せっかく防犯性を高めるために交換したはずなのに、逆効果になってしまっては全く意味がありません。
また、安さにひかれて選んでしまうと、ピッキングに弱い鍵や、室内用の簡易的な鍵であることがあります。
正しい部品選びに自信がない方は、鍵交換を鍵屋に任せた方が良いでしょう。
ここまで、自分で鍵を交換する際のリスクを3つご紹介させていただきましたが、その他のミスも起こる恐れが十分にあります。
それでも、どうしてもご自身で交換したいという場合は、ご紹介したリスクを踏まえたうえで慎重に作業を進めるようにして下さい。そうすることで、失敗する可能性が減るでしょう。
心配な人は業者に鍵交換を依頼しよう
手順を見たけど難しい、自分で交換するのは心配・不安、時間がかかりそうだから面倒、という方も多いと思います。
玄関の鍵というのは、室内のドアとは違い家の中と外を隔てる最も重要な扉です。ご自身やご家族、貴重品や大切なものを守るためにも、玄関の鍵は中途半端に自分たちで交換するのではなく、プロである鍵屋に依頼することを強くおすすめします。
鍵屋に依頼するメリットは?
鍵のプロフェッショナルに任せると、まず部品選びや取り付けに失敗してしまう心配がありません。
我々のような鍵屋の強みは、ドアと鍵の状態を確認し、豊富な知識と経験から最適な鍵をすぐに判断して新しい鍵を提案できるというところです。
理想の防犯性能だけでなく、お客様のご要望も丁寧にヒアリングいたしますので、ご希望にそぐわない鍵をお勧めすることはありません。コストをできるだけ抑えたい、合鍵は多い方が良い、子鍵を紛失しやすいので登録制のものにしたいなど、お客様のリクエストにお応えすることができる製品をお選びします。
また、仕上がりの美しさにもこだわります。
簡単な鍵交換なら1時間ほどで完了するため、鍵を失くして急いで交換したい場合もプロがすぐに解決します。鍵猿では難しい鍵でも緊急の場合は即日で対応することを心がけております。他社様で断られた鍵であっても弊社であれば解決できる可能性がございます。ぜひご相談下さい。
鍵屋を選ぶポイントは?
鍵屋に依頼すると、作業内容に見合わない高額な料金をふっかけられたり、追加料金をとられる等のマイナスイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。
なかにはその様な悪徳業者もいますので、必ず作業の前に見積もりを出してくれる業者を選ぶようにして下さい。また、見積金額が最終的に支払う費用であるかどうかも確認しましょう。
鍵屋の鍵猿では安心なサービスをご提供する業者として、鍵交換の際も作業前にすべての費用を含んだ明確な見積もりを提示し、ご確認頂いた費用以外は発生しないよう徹底しています。
一般的な鍵交換にかかる費用は、下図のようになります。
出張料…現場まで伺う交通費(鍵猿では交換・修理の出張費無料!)
部品代…交換する部品の料金(シリンダーや錠ケースなど)
技術料…交換作業にかかる工賃
鍵屋を探す際は、技術・早さ・価格のほかに、安心して頼める業者かどうかをしっかりと見極めてお選びください。
▼関連ページ鍵交換はDIYで安く抑えられるが、鍵屋に頼むと早くて安心!
ここまでDIYや鍵屋に依頼することのメリット・デメリットなどを見ていただきました。
DIYは自分で作業するため、作業代がかからず部品代と工具代だけで済むので、費用はだいぶ安く抑えられます。
しかし玄関の鍵の交換は、室内のドアとは違い防犯性が重要です。部品選びや取り付け方を失敗し、防犯性を下げてしまう可能性もあります。また、サイズ間違いや、作業中に鍵を壊してしまい、新たな部品代が必要になるといった余計な費用がかかるリスクも高いと言えます。
DIYでの不安がある方は、早くて安心できる鍵屋に依頼することをおすすめします。
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