自力でやってみよう!N-BOXの鍵の電池交換方法を紹介!

この記事でわかること
- スマートキーのバッテリー寿命
- N-BOXスマートキーの電池交換方法
- 内蔵キーを使ったスタート方法
記事監修者

「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
N-BOXの鍵の電池交換は、自分でもできます。
「自分で電池交換するのは不安」という人もいるかもしれませんが、やり方さえ覚えてしまえばそれほど難しくはありません。
この記事ではN-BOXの鍵の電池を交換する方法を中心に、電池の寿命や電池切れの合図についても紹介します。
ぜひ最後までお読みいただき、N-BOXの鍵の電池交換に挑戦してみてください。
もし車のスマートキーの不具合が電池由来でないときは、鍵屋にご相談下さい。

目次
N-BOXスマートキーの電池の寿命はどのぐらい?
Honda公式サイトによれば、一般的な使用状況であれば、N-BOXスマートキーの電池の寿命は約2年です。
N-BOXスマートキーは常に車両との通信を行っているため、電池も常に消耗しています。
ただし、約2年という寿命はあくまで一般的な使用状況の場合です。
電池の寿命は、使用頻度や使用状況によっても変わるので注意しましょう。
例えば、強い電波を受信し続けるような環境では、電池の消耗が激しくなることがあります。テレビやパソコンといった電化製品の近くは電池を消耗しやすいとされており、スマートキーの置き場所としてはふさわしくありません。
「一般的な頻度で使っているのに、2年よりずっと短い期間で電池が切れた」という場合は、スマートキーの保管場所を見直してみるといいでしょう。
N-BOXスマートキーの電池切れの合図は?

スマートキーの電池残量が低下すると、車内のマルチインフォメーションディスプレイ(燃費、走行距離などを表示する画面)に「電池残量低下」のアイコンやメッセージが表示されます。
また、アイコンやメッセージの表示と同時に、警告音も鳴ります。そのほか、スマートキーのボタンを押してもインジケーター(キーが作動するときに点灯するランプ)が点灯しない場合も電池切れです。
警告が出ていないとしても、スマートキーを操作したときの反応が鈍くなったり、作動距離が以前よりも短くなったと感じたら要注意です。電池切れが近づいていると考えられるため、早めに電池を交換しましょう。
ただし、近くにテレビ塔などの強い電波を発する設備があるときや、スマートキーをノートパソコンや携帯電話と一緒に持ち歩いている場合は、スマートキーの電池が十分あっても正常に作動しないことがあります。
スマートキーが金属に触れていたり、金属で覆われていたりする場合も同様です。これは、スマートキーが作動するときには車両から発信される電波と電子照合を行っているためです。
なお、スマートキーは車両と常時通信を行っているため、普段使っていないスペアキーであっても電池を消耗していることがあります。
スマートキーの電池交換をする場合は、スペアキーも一緒に電池交換しておくと安心です。いざというときに慌てないためにも、同時の電池交換をおすすめします。
電池の寿命は2年程度です。電池切れを待たず、車検などのタイミングで定期的に交換しておくという手もあります。
意外と簡単!N-BOXスマートキーの電池交換方法
手順や注意点さえきちんと押さえていれば、N-BOXスマートキーの電池交換に特別な技術は必要ありません。
この段落では、N-BOXスマートキーの電池交換方法を解説します。ひとつずつ確認していきましょう。
電池を準備

電池交換の前に、新しい電池を準備しましょう。N-BOXスマートキーに使われているボタン電池は、「CR1632」という種類です。
「CR1632」のボタン電池は、家電量販店やカメラ店、100円均一ショップなどで購入できます。
値段の相場は200~300円程度ですが、メーカーによっては100円以下で買えるものもあります。ボタン電池のサイズを間違えると交換ができないので、購入の際には必ず「CR1632」という品番であることを確認してください。
スペアキーも同時に交換する場合は、電池を2個用意しておきましょう。
キーユニットを開ける

電池が用意できたら、いよいよ交換です。まずはスマートキーのカバーを外します。
スマートキーのエンブレム側(Hマークのある方)に溝があるので、そこにコインを差し込み、少しひねるようなイメージでカバーを外しましょう。コインの種類はどのようなものでもかまいませんが、サイズは500円玉がおすすめです。
カバーに傷がつくのを防ぎたい場合は、コインに布などを巻くといいでしょう。なお、尖ったものを使って開けるのは、カバーが傷つくおそれがあるためやめましょう。
カバーを外すのには少し力が必要になることがありますが、勢いよく外してしまうと、パーツがずれたり飛び散ったりする恐れがあります。作業は慎重に行いましょう。作業の前にある程度のスペースを確保しておくことも大切です。
電池を取り外す

次に、スマートキーに装着されている電池を取り外します。
電池を指で外すのは少し難しいため、精密ドライバーを用意しておくと便利です。
エンブレムのついたカバーから基盤を取り出した後、電池の隙間に精密ドライバーを差し込みます。
精密ドライバーがない場合は爪楊枝などの細い棒状のものでも代用できますが、折れることがあります。
折れた場合は、スマートキーの中に破片が残らないよう注意しましょう。
新しい電池を入れカバーをつけ直す

電池を取り外したら、新しい電池に入れ替えます。
このとき、電池の+と-を間違えるとスマートキーが作動しないので、電池を入れる方向に注意してください。
また、取り外したボタン電池を子どもやペットが飲み込むと大変危険です。作業する際は、周囲に十分注意しましょう。万が一ボタン電池を飲み込んでしまった場合、必ず医療機関を受診し、医師の診断を受けてください。
電池を新しいものに交換したら、カバーを確実に取り付けます。パチンと音がして、カバーが完全に閉まったことを確認しましょう。カバーが完全に閉まっていないと、耐水性能が低下したり、故障の原因になることもあります。
電池交換が終われば、スマートキーはそのまま使えます。電池の交換によって設定がリセットされるわけではないので、特別な操作をする必要はありません。
スマートキーのボタンを押して、インジケーターが点灯すれば電池交換は成功しています。実際にエンジンをかけてみて、「電池残量低下」のアイコンが消えていることを確認すればさらに安心です。
インジケーターが点灯しない場合、電池の裏表は正しいか、各パーツがしっかりはまった上でカバーが閉まっているか確認してください。
ディーラー(Honda販売店)に交換してもらう方法もある
N-BOXスマートキーの電池交換を自分でするのが不安な場合、ディーラーに依頼する方法もあります。
ディーラーに依頼した場合、電池交換にかかる費用はおおむね500~1,000円程度が相場だとされています。
正確な金額は、ディーラーに確認してみてください。
また、ディーラーによっては、自分で電池交換をするようすすめられる場合もあるかもしれません。
なお、車の購入時に定期点検パックに加入している場合は、定期点検の内容にスマートキーの電池交換が含まれているケースもあります。
交換の電池がないときは内蔵キーを使おう

「朝の忙しい時間にスマートキーの電池が切れてしまった」
「スマートキーの電池が突然切れて交換用の新しい電池がすぐに用意できない」
というときも、慌てる必要はありません。
N-BOXをはじめ、HONDAのスマートキーには突然のトラブルに備えて内蔵キー(エマージェンシーキー)が収納されています。
この内蔵キーを使用すれば、N-BOXスマートキーが電池切れでもエンジンをかけることや、ドアの施錠・解錠をすることが可能です。
内蔵キーを使うシーンは、スマートキーの電池が切れたときだけではありません。バッテリーが上がったときにも内蔵キーが使用できるので、ぜひ覚えておきましょう。
パッと見ただけではわかりにくいですが、内蔵キーはスマートキーに収納されています。
内蔵キーを取り出すときは、スマートキーのエンブレムを表と下にした状態で、右側についているノブを押しながら引き出してください。
スマートキーが使えないときは、この内蔵キーを鍵穴に差し込んでドアの施錠や開錠をします。
突然スマートキーの電池が切れてしまった場合のために、スマートキーの電池が切れた状態でエンジンをかける方法をチェックしておきましょう。
手元にスマートキーがあるのにエンジンがかからないときは、まずスマートキーのボタンを押して、インジケーターが点灯するかどうか確認してください。
インジケーターが点灯しない場合は、スマートキーの電池が切れています。
電池が切れたときのエンジンスタートのやり方
スマートキーの電池が切れた状態でエンジンをかけるプロセスは以下のようになります。
- まずプッシュスタートボタンとも呼ばれる「ENGINE START/STOP」ボタンを押す。
- 「ピーピーピーピーピーピー」という警告音が鳴り、ENGINE START/STOPボタンが約30秒点滅。
- 点滅している間に、スマートキーのエンブレム(Hマーク)をスイッチに当てる。
- 「ピッ」と音が鳴り、ENGINE START/STOPボタンが約10秒点灯。
- 右足でブレーキペダルを踏みながら、再びENGINE START/STOPボタンを押し、エンジンがかかるのを確認する。
ちなみに、ブレーキペダルを踏んでいない間は「アクセサリーモード」になっています。
このように、スマートキーの内蔵キーはいざというときに必要なものです。
内蔵キーをスマートキーとは別に保管している人もいるかもしれませんが、電池切れやバッテリー上がり、故障など、突然のトラブルに見舞われることがあるかもしれません。
内蔵キーは、常にスマートキーに収納しておくのが安心です。内蔵キーを収納する際は、「カチッ」と音がするまで確実に差し込んでください。
なお、スマートキーを車内に閉じ込めてしまったり、スマートキーを落としてしまったりしたときは、鍵屋に相談するという手があります。そのほか、「内蔵キーを差し込んだものの、キーが回せない」というトラブルもご相談ください。
鍵屋の鍵猿では、車のキーに関するさまざまなトラブルが起きたとき、地域スタッフが迅速に駆けつけます。
受付は8時~23時まで対応しているので、「ディーラーが開店していなくて連絡がつかない」というときもお任せください。状況によりますが、車の鍵開けの場合の作業時間は、最短5分からとなっています。
勤務先やショッピングセンターなどの駐車場、道端など、自宅以外の場所でトラブルが起こった際も、鍵屋の鍵猿の対応エリア内であれば出張可能です。
鍵屋の鍵猿では、全国各地の対応エリア内を、地域スタッフが巡回しています。突然のトラブルにも迅速に対応できるので、気軽にご相談ください。
電池交換は自分でできる!想定外のトラブルが起きたら鍵屋へ
N-BOXスマートキーの電池交換はそれほど複雑ではないので、自分でもできます。
ディーラーに依頼するより安上がりということもあり、自分で電池交換する人も少なくありません。
なお、電池交換してもドアが開かない、内蔵キーを別の場所で保管していてドアが開けられないなど、想定外のトラブルが起きたときにはぜひ鍵屋の鍵猿にご連絡ください。知識と実績豊富な鍵のプロが、迅速に対応します。
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