関市の鍵交換・修理なら出張無料の鍵屋の鍵猿

ただ、少し引っ掛かりがあるのは事実なのと、V-18シリンダーは、ディンプルキーの窪みが、側面と縦面の3方向にあり、精密なつくりをしています。防犯性に優れているというメリットは確かですが、その分、異物の混入や金属の磨耗で抜き挿しに抵抗が発生してしまう部類に入ります。

この点を考慮、ご説明し、WESTの916というシリンダーなら縦面の窪みがない分
抜き挿しがよりスムーズになりますので、お取り替えさせていただきました。

シリンダー側に問題はないので錠前の交換をおすすめしました。洗浄等でも一時的に良くはなりますが、また悪くなる可能性が高いからです。
幸い在庫を積んでいたので即日で交換できることと、料金をお伝えしご了承頂きましたので交換作業に入ります。

室内側のドアハンドルのネジを外してドアハンドルを取り外します。下の錠前の内側のシリンダーのネジを外してシリンダーを外します。錠前のネジを外せば錠前が外せます。新しい錠前を入れて逆の手順で付けていき、動作確認をして作業完了です。

交換用のシリンダーはKABAのカバエースです。交換前のMIWAのディスクシリンダーとは違い、キー本体の表面に大きさの異なる窪みが複数あるのが特徴です。対ピッキング性能は格段に上がり、リバーシブルのため利便性も向上します。

錠前はMIWAのものですが、他メーカーのシリンダーにも対応しているため、スムーズに交換ができました。

シリンダーは使用年数が長くなると、環境により汚れが年単位でたまり、その汚れが原因で、鍵の抜き挿しが悪くなったり、回りづらくなったり、そして最悪の場合回らなくなることもあります。
あまり多くはないですが、内部の故障というのもありえます。とりあえず、修理として確認もかねて分解していきます。

お客様の了承が得られたため、作業を開始します。分解を始めると、すぐに汚れの塊がぼろぼろと出てきました。シリンダー内の汚れが不具合の原因とみて間違いなさそうです。もちろん、汚れが原因で動きが悪くなり、そのまま使えているからと使い続けると鍵穴のパーツへ負荷を与えてしまい、シリンダーを痛めてしまうこともあるので注意は必要です。

今回はシリンダーの故障は見られませんでしたので、分解洗浄をして汚れを落としました。組み立て後の動作確認ではスムーズに動き、無事に作業完了となりました。