大村市の鍵交換・修理なら出張無料の鍵屋の鍵猿

こちらの錠前は、お気づきの方はお気づきかと思いますがユーロプロファイルと呼ばれるタイプのもので、CISAの錠前でした。
もちろん比較的有名な型ではありますが、在庫を用意するとなると話が変わってきます。お取り寄せができるかどうかもですが、そもそも値段が高いのです。
それらを考慮してお客様と色々と話し合った結果、完全に加工して国内メーカーの錠前に取り替えすることとなりました。

今回はこのCISA錠前をすべて取り外して加工し、国内の錠前に交換するという内容になります。
海外の部品と国内の部品では寸法が全く異なります。これらを考慮しての作業になります。
概ね想定していたとおり作業は進み、比較的綺麗に取り付けをすることができました。

ご依頼いただいた寮には、FMBと刻印のある鍵が使用されておりました。
それ以外には、メーカーや型式は記載がされておりませんでした。
形は面付箱錠で、美和ロックの RA錠に似ているものでした。
シリンダーはSHOWA BLLに似ていたため、当日持ち合わせのあったWEST 917-BLLへお取替えをさせていただきました。
実際に交換してみたところ、内部はSHOWA BLLそのままでした。
しかし、どこにもSHOWAの記載はありませんでした。
OEM商品だったのでしょうか？？
どちらにしても交換後、問題なく動作しましたので無事に作業完了です。

現在ついている錠前を取り外します。
こちらのタイプの鍵は、室内側のサムターンからビスを２点留めして固定してあります。
ビス２点を外すと、サムターンが取れます。そのまま外側からシリンダーを抜き取ります。
最後に錠ケースは扉の中に固定されているので、扉を開けた時の戸先側の側面のビスを２点外し、横から引っこ抜くイメージで取り外します。
木製の扉で木が膨張したりしていると、なかなか錠ケースが外れない場合がございますが、サムターンのビスが固定されるところにドライバーや細い棒などを入れて抜き取ると、取りやすいです。
取り付けは逆の手順でおこないます。

今回のご依頼はお引っ越しに伴う玄関鍵交換のご依頼でした。
既存の部品は美和ロックのDSシリンダーで、一時期ピッキングなどの対象となってしまったシリンダーでした。
この一件があってから、防犯性の高いシリンダーというものがどんどん開発されて世に出ていきました。
そんなDSから比較的セキュリティの高いものに交換したいというお話しを頂きましたので、いくつかのシリンダーについてご説明させて頂きました。
一般的にも聞くようになったセキュリティの高い鍵と言えば、ディンプルキーです。
ものすごく簡潔に説明しますと、ディンプルキーはピッキングによる解錠をやりにくくするために、パーツ数を増やしたシリンダー錠です。
そんなディンプルキーにも色々なメーカーから色々なタイプが出ており、中にはセキュリティ面では正直、不安の残るものもあります。
そのような点も踏まえてお客様にいくつかのシリンダーをご提案し、今回はコスト面も考えてカバエースでの交換となりました。