群馬県渋川市の鍵交換・修理なら出張無料の鍵屋の鍵猿

現場は築30年以上経つと思われる戸建て住宅で、GIKENの鍵がついておりました。
シリンダーはもう廃番となっているもので、錠前から一式交換する他ないタイプです。
サイズ寸法の近いものを取り付けるにしても、扉の加工が必須となるかと思いますので、いくつか取り付けられそうなものをご提案させて頂き、GoalのAD本締まりチューブラ錠をお選び頂きました。

バックセットは60mm なので問題はありませんが、錠前のフロントサイズが大きめのケース錠でしたので、少し拡張し、特殊フロントを装着し、ADチューブラ錠を仕込みます。
多少、木枠の加工が必須ですので、彫刻刀で綺麗に拡張します。
シリンダー取り付け穴にも手を加え、合うようにします。
もとのシリンダーよりも小振りになるので、見た目を考慮するなら目隠しのプレートを一枚挟むのがベストです。
しかし、動作に支障がないのであれば見た目はこだわらないとのご意向で、プレート採用は見送ることになりました。
少し塗装のハゲが見えているのはそのままになります。
取り付け後、動作確認をして完了です。

現場につくと女性の方がお待ちでした。
お隣のかたが立ち会いで解錠依頼ですが、犬の散歩へ行っている間に旦那様と入れ違いになり、いつもは鍵を閉めていないのに鍵がかけられていて家の中に入れない、とのことでした。
旦那様も仕事でいつもどってくるか不明とのことです。

扉はプロセレーネ、鍵はディンプルキー、戸建て築浅２～５年、窓はどこも開いてない、まさに要塞でした。
お客様に、すれ違いでしたら、高い鍵なので旦那様をお待ちをいただいたほうが良いですよ、とお伝えするも、このあと仕事に行かなくてはならないので、いつ戻ってくるかわからない主人を待っていられません、とのこと。
携帯も家の中で、誰にも連絡できないので、とにかく開けて欲しいということでした。

開けるには破壊しかないのと、鍵を壊したら交換しかなくなります、とご案内。
ご了承頂きましたので、さっそく破壊作業に入りました。
プロセレーネは高断熱で有名なドアで、中に断熱材が入っており、破壊の際にも苦労します。
が、なんとか19分でクリアしました。

そして交換用の部品を取りに車へ向かったところに旦那様が帰宅。
どうやら、朝食を外で食べたかったので外出していただけだったようで、奥様に平謝りでした。
とりあえず、シリンダーは交換しましたが、カラーがブラックしかなく、今までと外見がずいぶん変わってしまいます。
ご夫婦は気にしません、とのことでしたのでそのまま交換し、無事作業完了となりました。

現場にお伺いしますと、家の中には勝手口から出入りできるようでした。
鍵を拝見させていただきましたところ、引き違い扉の召し合わせ錠でした。
確認させていただきましたが、確かに開きません。
勝手口からお邪魔し、室内側のパーツを外します。
内部部品が破損しているのが確認できましたので、内部部品を直接触り、解錠することが出来ました。

解錠後、鍵の交換も希望されておりましたので、交換作業に移ります。
数種類ある在庫品の中からWESTの333BTという鍵に決まりました。
引き違い扉でよくある扉のずれですが、今回はまったくなかったので、すんなりと交換することが出来ました。
交換後、お客様にの動作確認をしていただき、作業終了となりました。

玄関はとても防犯性の高い鍵でした。
お見積をして、お客様の身分証確認をして作業となります。
何かを解錠する場合、我々ら鍵屋は依頼者の名前住所を確認することが義務化されています。
今回お客様は海外在住となっていた為、第三者立ち会いとして仲介会社様にもお立ち会い頂いております。
それぞれの確認もできましたので、作業に取りかかりました。

解錠作業はやはり簡単ではなく、なかなか難しい作業となりました。
ミスもあり、少し余計な時間もかかりましたが、無事にひとつ目を解錠できました。
その後、２つ目もそのまま無事に解錠できましたので、お客様にはご自宅の中でお待ちいただき、交換作業に取りかかりました。

部品はドアが開いた後でないと正確に種類が確認できないため、解錠後に種類を確認して、部品を車へ取りに行き、交換となります。
交換部品が在庫にあるかどうかは基本的には頭にあるので、ほとんどの場合その場で当日交換できるかどうかの判断ができます。
逆に珍しい物などはすぐに交換できないという判断ができます。
今回は部品の在庫があったので、その場で交換できました。