玄関のドアノブの選び方と交換方法を徹底解説
この記事でわかること
・玄関のドアノブの種類と選び方
・便利なドアノブの機能とオプション
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
家をより快適で安全な空間にするために、玄関のドアノブ選びは重要なポイントです。この記事では、玄関ドアノブの種類や選び方、交換方法を徹底解説します。ドアノブのデザインや素材、錠のタイプの違い、必要な機能とサイズ、人気のメーカーなど、幅広くご紹介します。
また、DIYでのドアノブ交換手順や費用相場、プロによる交換サービスも紹介します。防犯性能を高める方法や便利な機能も解説しています。
この記事を読むことで、自分に合ったドアノブを選び、住まいをより良い状態にすることができるでしょう。最適なドアノブ選びのポイントを押さえ、生活をアップグレードしましょう。
玄関のドアノブの種類と選び方
玄関ドアノブは、種類が豊富で機能性やデザインによって選ぶべきものが変わります。選び方のポイントは、防犯性能、デザインや素材、取り付け方法を考慮しましょう。
まず防犯性能では、シリンダーや電子錠を検討しましょう。シリンダー錠は一般的で取り替えも簡単ですが、専用のキーが必要です。一方、電子錠はキーが不要で便利ですが、価格が高くなることがあります。
次にデザインや素材を考慮しましょう。アルミやステンレス製のノブは耐久性があり、デザインも豊富です。また、ハンドルやレバーの形状によって操作性が変わります。
最後に取り付け方法です。DIYで交換する場合、簡単に取り付けられるものを選びましょう。また、専門業者に依頼する場合は、適切なサービスを提供している会社を選ぶことが重要です。
さまざまなドアノブのデザインと素材
ドアノブのデザインは多岐にわたり、素材も様々です。アルミやステンレス、真鍮などの金属製ノブは、耐久性が高くおすすめです。また、ガラスや木製のノブも存在し、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
デザイン面では、レバーハンドルと球状のノブが主流で、どちらも操作性に優れています。さらに、カラーやデザインのバリエーションが豊富に揃っているため、自分の好みや住宅のデザインに合ったものを選べます。
錠のタイプ:シリンダー錠や電子錠の違い
玄関ドアノブには、シリンダー錠と電子錠の2種類の錠があります。シリンダー錠は、専用のキーを使って開け閉めするタイプで、交換や修理が容易です。また、防犯性能が高く、比較的低価格で購入できます。
電子錠は、暗証番号やICカードで開け閉めするタイプで便利ですが、価格が高い傾向にあります。また、電池切れや故障の際に取り扱いが難しくなることもあります。
選ぶ際には、予算や防犯性能、利便性を総合的に判断し、自分に適したものを選ぶことが大切です。また、購入前にメーカーや製品の詳細を確認し、適切な選択を行いましょう。
必要な機能とサイズを確認しよう
玄関ドアノブの交換を検討する際、機能とサイズの確認は重要です。まず機能面では、錠のタイプを選ぶことが大切です。一般的なシリンダー錠、防犯性の高いディンプルキータイプ、また室内での利用を想定したプッシュタイプなど、用途に応じて選びましょう。
次に、ハンドルやレバーのデザインも考慮が必要です。実用性を重視するならば、握りやすさを確認してください。また、玄関のデザインや雰囲気に合わせた選択も大切です。
さらに、ドアノブサイズを正確に計る必要があります。取り付け穴の直径やハンドルの取り付け位置、レバーの長さなどを確認しましょう。適切なサイズを選ぶことで、DIYでの交換が容易になります。
また、取り付け方法についても調べると便利です。一般的なネジ止め式や、ボルトを使ったタイプなどがあります。自分で交換する場合、簡単な取り付け方法を選ぶと良いでしょう。
最後に、価格も重要な要素です。予算に合わせて選択しましょうが、安価な製品は防犯性や耐久性に欠ける場合があるので注意が必要です。
人気のドアノブメーカー一覧
ドアノブのメーカーは多数ありますが、いくつか人気のあるメーカーをご紹介します。
- MIWA(ミワ): 高品質なシリンダー錠や、ディンプルキーなど、防犯性能に優れた製品を提供しています。
- 東京シリンダー(TCK): シリンダー錠やバックセット錠、デッドボルト錠など幅広い種類の製品を展開しています。
これらのメーカー以外にも、多くの選択肢があります。自分のニーズに合ったメーカーを選んでください。
玄関ドアノブの交換方法と費用
玄関ドアノブの交換方法は、自分で行うDIYと業者に依頼する方法があります。DIYの場合、ネジやボルトを使って取り付けを行いますが、初心者でも簡単に行える取り付けキットが販売されていることもあります。
また、業者に依頼する場合、適切な技術と経験があるため安心ですが、施工費がかかります。一般的なドアノブ交換の費用は、製品価格と施工費を含めて10,000円から30,000円程度ですが、高品質な錠や特殊な機能を持つ製品の場合、費用がさらに上がることがあります。
自分で交換する場合は、製品価格と工具の購入費がかかりますが、労力と時間が節約できます。選択肢に迷った場合は、専門店やリフォーム会社に相談して、適切な選択を行いましょう。
DIYでのドアノブ交換手順
ドアノブ交換はDIYで簡単に行えます。手順は以下の通りです。
- 既存のドアノブを外す:ノブやハンドルを固定しているネジを緩め、ノブやハンドルを取り外す。
- 錠前ケースを取り出す:取り外したノブ部分から、内部の錠前ケースを抜き出す。
- 新しい錠前ケースを取り付ける:新しいケースに対応するラッチを選び、ドアに取り付ける。
- 新しいドアノブを取り付ける:ドアノブと錠前ケースを合わせ、しっかりネジを締める。
- 鍵を試す:ノブやレバー、キーが正常に動作するか確認。
注意点として、適切なサイズとタイプのドアノブを選ぶことが重要。また、交換作業中はドアを開け閉めできないため、周囲の人に事前に伝えておくと安心です。
ドアノブ交換の費用相場と見積もり
ドアノブ交換の費用相場は、商品の価格と施工費用を合わせて考える必要があります。商品価格は種類やメーカーにより変動しますが、一般的なドアノブの価格は¥5,000~¥15,000程度。施工費用に関しては、¥5,000~¥15,000程度が相場です。
ただし、会社や地域によっても費用が異なるため、見積もりを複数の業者から取ると良いでしょう。最終的な費用は、商品価格と施工費用の合計額で判断することが望ましいです。
プロによるドアノブ交換サービス
プロによるドアノブ交換サービスでは、正確かつ迅速な対応が期待できます。専門業者は、DIYが難しい場合や防犯性能を重視したい場合に最適です。また、専門知識や経験を持つプロが交換作業を行うため、安心感があります。ただし、費用はDIYよりも高くなることが多いため、予算と相談して選ぶことが重要です。
防犯性能を高めるドアノブの選び方
防犯性能を高めるためのドアノブ選びのポイントは以下の通りです。
- シリンダー錠を選ぶ:鍵穴の形状が複雑で、ピッキングが難しいシリンダー錠を選ぶ。
- 複製が困難なキーを選ぶ:セキュリティ性が高いキーを選び、複製を難しくする。
- 耐久性のある素材を選ぶ:金属製やアルミ製のドアノブは、破壊に対する強度が高い。
- 二重ロック機能を持つものを選ぶ:ドアノブに加えて、補助錠も設置し、セキュリティを強化する。
また、専門業者によるアドバイスを受けながら、自宅の状況やニーズに合った製品を選ぶことが重要です。
高セキュリティなシリンダー錠やキーの選び方
高セキュリティなシリンダー錠の選び方は、防犯性能を重視するため、まずは錠のタイプや鍵の形状に着目しましょう。特殊な形状の鍵を持つシリンダー錠は、キーの複製が難しく、犯罪の対象外になりやすいです。また、ピッキング対策機能があるシリンダー錠は、泥棒が開錠ツールを使用しても解除が困難なため、安全性が高まります。
次に、シリンダー錠やキーのメーカーも重要です。信頼性のあるメーカーが提供する製品は、品質や耐久性が高く、安心してご使用いただけます。MIWAや東京シリンダーなど、日本国内の大手メーカー製品を選ぶことをおすすめします。
最後に、取り付け方法や価格を考慮しましょう。DIYで取り付け可能なシリンダー錠もありますが、専門的な知識が必要な場合もありますので、適切な取り付け方法を確認してください。また、高品質なシリンダー錠は価格が高くなる傾向にあるため、予算に見合った製品を選ぶことも大切です。
指紋認証やパスワード式の電子錠の特徴
指紋認証やパスワード式の電子錠は、最近の家庭で人気を集めており、その特徴を以下にまとめました。
- 指紋認証式:キーを持たなくても、指紋でドアを開錠できるため、鍵を無くす心配がありません。
- パスワード式:覚えやすい数字で簡単に開錠が可能で、家族や友人と共有しやすいです。
いずれのタイプも、鍵を使わないため、鍵の紛失や盗難から来る不安が軽減されます。また、オプションで設定できる機能も豊富で、指紋やパスワードを忘れた場合の緊急解錠方法や、一時的な利用者向けのゲストパスワード設定が可能です。
安心して使用できる認証基準や登録
安心して使用できるシリンダー錠や電子錠には、一定の品質基準があります。日本の主要な認証基準は、一般財団法人日本鍵錠セキュリティ協会が発行するJIS規格や、独自の認証制度「スーパーロック」といったものがあります。
これらの認証マークがある製品は、総合的な品質とセキュリティが保証されていますので、安心してご利用いただけます。
便利なドアノブの機能とオプション
便利なドアノブの機能には、以下のようなものがあります。
- 引き戸対応:引き戸用の専用ハンドルが用意されており、ドアをスムーズに開閉できます。
- セーフティ機能:室内からの施錠をワンタッチで行えることで、緊急時の対応が容易になります。
- デザイン性:デザイン性の高いドアノブは、室内外のインテリアにもマッチし、空間の印象を高めます。
また、オプションとして、防犯性能を高める上で有効な窓用のドアノブや、サッシロックがあります。これらの製品は、窓のハンドルを固定し、不審者の侵入を防ぐ効果が期待できます。選ぶ際は、機能やデザインだけでなく、ご自身の生活スタイルに合った製品を選ぶことが大切です。
プッシュプル式やワンタッチ開錠の利点
プッシュプル式やワンタッチ開錠が注目される理由は、その使いやすさにあります。従来のドアノブやレバーハンドルに比べ、手に持ち物がある状況でも簡単に開け閉めが可能です。また、鍵を紛失するリスクが低減され、防犯性も高まります。具体的な利点は以下の通りです。
- 手がふさがっていてもドアを開け閉めしやすい
- 鍵を使わないため、キーの紛失や鍵穴の詰まりがない
- 子供や高齢者にも扱いやすい操作方法
さらに、このようなタイプの錠前は、スマートフォンと連携して利用できるものもあり、設定や操作が容易になります。ただし、価格は従来型のドアノブに比べて高いことが多いため、予算を考慮する必要があります。
補助錠やリモコン操作で快適な生活
補助錠やリモコン操作機能を取り入れることで、快適な生活を送ることができます。補助錠は、メインの錠と併用することで防犯性を一層向上させることができます。また、リモコン操作で、どこからでもドアの開閉が可能になり、より利便性が高まります。具体例として以下を挙げます。
- リモコンで遠隔操作が可能な錠前
- セキュリティ性を高めるための補助錠
- スマートフォンアプリを利用した鍵の管理
このような機能を搭載した製品を選ぶ際には、価格や取り付け方法、操作性などをしっかり確認しましょう。適切な選択によって、快適で安全な生活を実現できます。
ドアノブの取り付けやメンテナンス方法
ドアノブの取り付けは、DIYで行うことが可能です。しかし、適切な工具や知識がなければ、取り付けが難しい場合があります。そのため、専門家に依頼することも検討しましょう。また、定期的なメンテナンスについても、以下の点に注意して行ってください。
- ドアノブやレバーハンドルの締まり具合を確認
- 錠前のシリンダーやラッチの動作確認
- 錠前の掃除や注油
適切なメンテナンスを行うことで、ドアノブや錠前の寿命を延ばし、快適に使用し続けることができます。
まとめ:自分に合ったドアノブを選ぼう
自分に合ったドアノブや錠前の選び方には、使い勝手や防犯性、価格や設置方法などが挙げられます。プッシュプル式やワンタッチ開錠、補助錠やリモコン操作など、様々なタイプがあるため、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
最後に、選んだ製品の取り付けやメンテナンス方法についても把握しておくことが大切です。また、ご自身で交換・取り付けを行う場合は、少しでも不安なことがあれば専門家に相談することをおすすめします。
鍵猿ではドアノブ交換・取り付けも年中無休で現場に急行いたします。ドアノブのことで何かお困りのことがあれば、鍵猿までお気軽にお問い合わせください。
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