諏訪市の鍵交換・修理なら出張無料の鍵屋の鍵猿

お客様からトイレの閉じ込めとかではなく、鍵がかからなくて困っている、ということですぐに現場へ向かいました。
お客様のご自宅へ到着し、ヒアリングをしたところ、ここ最近から調子が悪くて使いづらいのが多かったのだが、今となってはまったく機能しておらず、かなり不便になってしまっている、とのことでした。
また、近いうちに来客があるので、それまでにどうにか直したいとのことでした。

トイレの表示錠のようにラッチという仮締めを固定することで「鍵をかける」タイプで鍵がかからないということは、この固定する機構に問題があるということになります。
殆どの場合、錠ケースの中の部品が壊れているなど、経年劣化や頻度の高い使用によって、摩耗や力がかかった結果、こうなってしまいます。

さて、パッと見た感じでは初めて見るタイプかな？という印象の錠前でしたので、メーカーに錠前一式の在庫があるかどうか問い合わせをするところからスタートしました。
とりあえず部品は有るみたいですが、ややお高めです。

お客様にも見積もり金額をご提示して、ご成約頂きましたので部品を発注し、納品後、施工をしました。
同じ商品を手配することができましたので、見た目は今までと変わることはなく、ラッチもレバーハンドルも表示部分もすべて交換をして無事に完了致しました。

確認させていただくと、扉の中に入っているラッチと呼ばれる錠ケースのパーツが経年劣化により壊れてしまっていました。
修理ではなくパーツ交換が必要ですが、壊れてしまっているラッチのみ交換するか、もしくはレバーハンドルや表示錠本体ごと一式交換をするかご案内させていただいたところ、この際なので全て交換してくださいとのことで、パーツの手配をさせていただくことになりました。

美和ロックのZLCタイプの錠前になりますが、表示錠本体やレバーハンドルの色がゴールド色ということもあり、手配をしてから３～４週間納期がかかりました。
部品が届いた後、お客様と日程調整をさせていただき、後日施工に伺いました。
廃番品ではなく同じもの同士の交換でしたので作業自体は、10分程度で終了いたしました。

現在付いている鍵を確認してみると、美和ロックのRAという面付錠です。付いているのはU9というギザギザの鍵です。
お客様はせっかく交換するならディンプルタイプの物でお願いします。とおっしゃっていました。

ということで、今回つけるのはドルマカバ社のエースというディンプルタイプの鍵です。
このディンプルタイプはピッキングは「理論上できないわけじゃない」というだけで、ほぼ不可能となっております。

さらに子鍵の複製も簡単にはできないので、他人に複製される可能性は極めて低くなります。
防犯には関係ありませんが、リバーシブルになっているので、暗い時間帯に鍵を挿す時にとても楽です。

交換はすぐ完了しました。
最後に動作確認を行いましたが、デットボルトが上手く入りません。受け穴がずれているようです。
ドリルで何ミリか削り解消しました。
あとはお客様と一緒に動作確認を行い完了です。

お客様にお話をお伺いすると、気持ちの悪いことが起こったとおっしゃいます。
１ヶ月程前、鍵をどこかで失くしたのか、家にあるはずの鍵の本数が減っていることに気づいたそうです。
でもそれは兄弟が家に遊びに来た時に、間違えて持って帰ったのだろう、と安心していたそうです。

ところが、最近その鍵がなぜかお客様宅の食器棚の中から見つかりビックリ。
持ち帰ったご兄弟のいたずらかと思い問い質したが、ご兄弟は知らないと言うそうです。

こんな話をお聞きしますと、アドバイスは「まず鍵を取り替えましょう」の他にありません。
一度も鍵を替えたことのない旧式の鍵がついていますので、防犯面のみならず、合鍵も何本存在しているか分かりません。
鍵を替えることで、この状況をリセットできます。

お渡しした鍵以外には存在しないという状態からスタートし、その後の経過を見ていくしかありません。
こういったことがもう起こらないといいですね。

さて交換内容ですが、美和ロックのディスクシリンダーからカバエースに交換です。
ディンプルタイプへの交換ですので、かなり防犯性能は上がりますし、合鍵作成も容易ではありません。