空き巣が嫌がる家ってどんな家?空き巣に狙われやすい家や防犯対策をご紹介!
この記事でわかること
- 空き巣に狙われやすい家
- 空き巣が嫌がる家
- 空き巣の防犯対策11選
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
日本では空き巣などによる侵入窃盗の数は年々、減少傾向にありましたが、令和5年(2023年)は前年の数字を覆して認知件数が増加してしまいました。
最近では住人が在宅中でも押し入って暴行を加え、金品を奪う凶悪な強盗事件も増えてきています。大事なのはやはり、『侵入されないこと』です。
本記事では、『空き巣に狙われやすい家の特徴』や『防犯対策』について解説します。
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目次
空き巣の被害状況について
| 令和4年(2022年) | 令和5年(2023年) | 増減 | |
| 刑法犯総数 | 601,331 | 703,351 | +102,020 |
| うち住宅対象侵入窃盗 | 15,692 | 17,469 | +1,777 |
| 空き巣 | 10,593 | 11,842 | +1,249 |
| 居空き | 884 | 1,002 | +118 |
| 忍込み | 4,215 | 4,625 | +410 |
※警察庁「犯罪統計資料」(令和5年)より
まずは、空き巣被害の現状を理解しておきましょう。
警察庁の統計(令和5年)によると、住宅対象侵入窃盗の認知件数は17,469件でした。
そのうち、留守中の家屋に侵入して金品などを盗む空き巣が11,842件と、約7割ほどを占めています。あとの3割は居空きや忍込みといった住人が在宅中に犯行に及ぶ侵入窃盗になります。
先述したように、令和5年の犯罪統計では多くの犯罪認知件数が前年度の数字を上回っています。空き巣も例外ではなく、令和4年と比較すると1,249件増加しています。これは令和3年の数字も若干上回っており、平成26年以降は減少を続けてきた数字が初めて前年度より増加してしまった大変珍しい例です。
以下では、空き巣の詳細について詳しく解説します。
空き巣の侵入手口
| 令和4年(2022年) | 令和5年(2023年) | 増減 | |
| 無締り | 4,145 | 4,213 | +68 |
| ガラス破り | 3,586 | 4,358 | +772 |
| 合鍵 | 927 | 942 | +15 |
| 特殊開錠 用具関係 |
32 | 38 | +6 |
| その他の 施錠開け |
213 | 244 | +31 |
| ドア錠破り | 292 | 342 | +50 |
| 戸外し | 34 | 57 | +23 |
| その他 | 326 | 427 | +101 |
| 不明 | 998 | 1,167 | +169 |
※警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」より
警視庁の資料(令和5年)では、空き巣の侵入手口で最も多く見られたのがガラス破りで、次に無締りでした。
ガラス破りはハンマーなどで窓を打ち破る方法以外にも、窓の鍵周辺をライターやバーナーで加熱後に冷却してガラスを割る焼き破りも存在します。この方法は大きな音が出ないため、空き巣にとっては大変楽な侵入方法なのです。
ガラスの焼き破りについては、以下の記事で詳しく紹介しています。併せてご確認ください。
▼関連ページまた、ゴミ捨てや買い物などのちょっとした外出だからといって無施錠のままにしておくと、窓や玄関から空き巣に侵入されてしまうため、短時間でも施錠を徹底しましょう。
空き巣の侵入経路
| 一戸建住宅 | 4階建以上共同住宅 | 3階建以下共同住宅 | |
| 表出入口 | 1,299 | 801 | 1,120 |
| 非常口 | 5 | 1 | 2 |
| その他の 出入口 |
952 | 9 | 45 |
| 窓 | 4,803 | 299 | 1,032 |
| その他 | 131 | 7 | 43 |
| 不明 | 791 | 171 | 277 |
※警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」より
警察庁の資料(令和5年)によると、令和5年の空き巣の侵入経路は、一戸建住宅だと窓、3階以下の共同住宅や4階以上の共同住宅だと表出入口(玄関)が多い結果となりました。
特に、侵入対象となりやすい一戸建だと2階の窓や風呂場の窓、トイレの窓が狙われやすいというデータが出ています。
また、人の目を嫌う空き巣は裏手の窓なども狙う傾向があります。家の周囲の見通しを良くすることや、窓ガラスを割れにくくすること、そして窓やドアをしっかりと施錠することが大事です。
空き巣が多い時間帯
| 時間帯 | 件数 |
| 8~10時 | 64 |
| 10~12時 | 130 |
| 12~14時 | 84 |
| 14~16時 | 73 |
| 16~18時 | 79 |
| 18~20時 | 66 |
※警視庁「令和5年の犯罪」より
警察庁のデータによれば、空き巣の認知件数が最も多い時間帯は昼前から夕方近くまでです。特に午前10時から午後12時の間が最多で、続いては12時から14時の間となっています。
要するに、住人が仕事や学校で留守にしている時間帯が狙われているのです。外出時でも不在がわかりにくいように、工夫することが必要でしょう。
空き巣を諦めさせるには5分が命!

警察庁の「住まいる防犯110番」では、空き巣は侵入にかかる時間が5分を超えると諦めやすくなる、と言われています。
5分以上同じ場所にとどまっていると、周囲から怪しまれたり、通報されるリスクが高くなります。空き巣にしてみれば、リスクがある家より、侵入するのが楽な方を選ぶのは当然のことです。
空き巣の標的にならない、空き巣に敬遠される要素を作り込むには、窓の施錠や鍵を増やすなど、空き巣にとって物理的な障害を増やし『時間がかかりそうな家だから避けよう』『防犯意識が高い家だ』と思わせる対策が効果的です。
空き巣に狙われやすい家ってどんな家?

空き巣は犯行前に下見をすると言われており、侵入しやすい、かつ逃げやすい家を探しているのです。
ここでは、空き巣に狙われやすい家について解説します。
防犯意識が低い

玄関に錠前(ドアの取り付けられている鍵全体の名称)が1つしかない、室内が見えにくい、といった家は空き巣に狙われやすいです。
自宅の錠前が古いギザギザキーだと、簡単にピッキングされてしまいます。また、高い塀や庭木で囲まれている家は室外から中の様子が見えにくく、空き巣のターゲットになりやすい点に注意しましょう。
ピッキングされやすい鍵については、以下の記事で紹介していますので、是非参考にしてください。
▼関連ページ不在の時間が長いと判断される

ポストにチラシや新聞が溜まっている、室外に洗濯物が干しっぱなしである、インターホンを鳴らしても反応しないなどの家は、空き巣に留守と判断されてしまって狙われる可能性があります。
さらに、敷地内に置き石やゴミを置き、移動させるかどうかで家人の有無を確認することもあるのです。
人目に付きにくい立地

旗竿地(はたざおち)と呼ばれる、細長い路地の奥にある土地に建てられた家は、周囲が住宅に囲まれているため人目につきにくく、空き巣に狙われやすいです。
家全体が死角になってしまうので、防犯対策は必須と言えるでしょう。
近くに公園がある

家の近くに公園があると、散歩と称して狙いやすい住宅を物色しやすくなります。
公園には親子連れやお年寄りといったさまざまな年代の方が利用するので、長時間滞在していても不審に思われにくい、というメリットがあるのです。
空き巣が嫌がる家ってどんな家?

空き巣が嫌がる家には上述したように『侵入に時間がかかる』『侵入に時間がかかる』といった特徴があります。
ここでは、空き巣が嫌がる家の特徴について解説します。
人通りが多い

警察庁が公表している住まいる防犯110番によると、空き巣が犯行を諦めた理由のトップに『声をかけられた』などの要素があるように、多くの空き巣はターゲットの周辺住民に存在を知られたくないのです。
空き巣にとって『人の目に触れる』ということは、顔や体格、着ているものといったものを記憶されてしまうというリスクを犯すことになります。人に覚えられるということは、何かがあったときに通報されやすくなるということです。
もし住まいが住宅街にある場合は、近隣住民とのコミュニケーションを大切にし、見慣れない人がうろついている、といった異変に気づきやすい環境を作ることが大事です。
死角が少ない

死角が多いと周囲から見つかりにくくなり、空き巣は隠れた状態で盗みに入ることができます。
空き巣は見つかったときを想定して逃走ルートをしっかりと考えていると言われていますので、隠れられる場所があったり、足場になるものが多い家を好む傾向にあります。
住人が家にいることが多い

空き巣は留守中を狙うため、当然ながら住人が頻繁に在宅していることが防犯につながります。
コロナ禍で空き巣の認知件数が減ったのは、在宅勤務者が増え、家を空ける人が少なくなったからです。
在宅を装うことが難しくても、部屋は必ずカーテンで覆うなどの工夫を行いましょう。
ワンドアツーロックになっている

ドアを1つ以上の鍵で施錠する『ワンドア・ツーロック』は、空き巣が嫌がる防犯対策の一つです。
鍵が複数あるということは、それがどんなに不正解錠しやすい鍵であっても、『解錠に時間がかかる』ということになります。
最近の住宅ではワンドア・ツーロックであることが常識になりつつあるので、玄関は対策できている、というところが多いでしょう。しかし、勝手口や窓はツーロックではない、というところが意外と多いのです。
窓はクレセント錠だけで引違い戸になっているガラスを固定してあるだけ、というお家も多く、そのような無防備さが標的になりがちです。
クレセント錠だけでなく、窓ロックのような補助錠を利用すれば、万一ガラス破りでクレセント錠を開けられてしまっても窓は簡単には開きません。侵入に時間をかけさせることになり、空き巣も窓を割っただけで諦める可能性が高いです。
セキュリティシステムが導入されている

セキュリティシステムは、空き巣に対して強力な抑止力となります。
センサーやカメラの設置によって、家全体のセキュリティが向上しているだけでなく、何かがあれば警備員が駆けつけてくるわけですから、そういった家は空き巣もわざわざ狙わないでしょう。
導入の際は、門扉や玄関ドアにセキュリティ会社のステッカーを貼り、空き巣に認識させるのも1つの方法です。
犬を飼っている

意外かもしれませんが、犬の存在も空き巣への有効な防犯対策だったりします。
犬は見知らぬ人が敷地に入ってくると吠えたりすることで反応します。もともと、飼い主に従順な動物ですので、そういった性質が苦手という空き巣も多いのでしょう。
事実、空き巣が犯行を諦める理由の第3位は『犬を飼っていた』でした。
空き巣に侵入を諦めさせる防犯対策11選!

空き巣に狙われないためにも、まずは侵入を諦めさせる家づくりが重要です。
ここでは、空き巣が侵入を諦める家づくりにはどんな対策が効果的か見ていきましょう。
死角をなくす

空き巣が隠れやすくなる死角はできるだけなくすべきです。
植木や塀などの高さを調整し、見通しが良くなるように工夫しましょう。周囲から見えにくい家は近所からも不審に思われることがあるのです。できるだけ家の周りは綺麗に片付けておく必要があります。
留守だと悟られないようにする

いつ帰宅し、いつ出ていくのか、といった生活パターンがわかりやすい家は狙われやすくなります。
最近ではカーテンや照明をスマホで遠隔操作する方法もあります。電源に取り付けるタイマーなどもありますので、適当な時刻になったら点灯するようにしておき、誰かがいるように見せることも有効です。
近所付き合いを活発にする

ご近所との付き合いを大切にし、お互いに異変を報告し合える関係を築くことも防犯に役立ちます。
大の仲良しである必要はありませんが、お互いの家を見守る習慣があると、空き巣にとってそのエリアは近づきにくいエリアになっていきます。
空き巣が犯行を諦めた理由の第一位は『声をかけられた』です。地域全体で普段見かけない人がいたら声をかけてみたり、挨拶をしてみたりするだけで、空き巣はそういった場所を避けてくれるわけです。
地域全体で空き巣や不審者が紛れ込みにくい環境を作るのも、大事な防犯対策のひとつです。
防犯フィルムを貼る

窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割れにくくなります。
最近ではホームセンターでもよく見かけるようになりましたが、素人が貼り付けるだけでは十分な効果が得られないので、できれば専門業者に施工してもらった方が良いでしょう。

特にCPマークの表示が許されているような防犯フィルムは施工するとなると高額になりがちですが、割れにくく、熱にも耐性があります。
全窓を防犯ガラスにするよりは安価ですし、ホームセンターや100円ショップでも販売されているので、入手しやすいという利点があります。
100円ショップで購入できる防犯グッズについて知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
▼関連ページ防犯ガラスにする

より高い防犯効果を求める場合は、防犯ガラスを導入するのも有効です。
防犯ガラスは合わせガラスなどと呼ばれることもありますが、ガラスとガラスのあいだに特殊な樹脂を挟んであるガラスとなっており、この樹脂のおかげで割れにくく、ガラス破り程度であれば防ぐことが可能と言われています。
センサーライトを設置する

人感センサーライトは、人がその近くを通ると点灯するライトです。
最近では100円ショップなどでも販売されており、廊下や屋外で重宝されます。
夜、通りを歩いていて、このようなセンサーライトが点灯するのを見かけたことがある人は多いのではないでしょうか。ただ歩いているだけなのでやましいところはない筈なのに、そういったところを通らないように避けたりすることはないでしょうか。
特に空き巣は明るい場所を嫌うため、侵入を諦めさせる効果が期待できますし、夜は忍込みを警戒するためにも役立つかもしれません。
防犯砂利を敷く

防犯砂利はその上を歩くとかなりの音を発する砂利で、侵入者が不意にその上を歩くと気づかれやすくなる、という防犯アイテムのひとつです。
ガラス製や天然石などのさまざまな種類があるので、自宅の景観に合ったものを選ぶことができます。屋内にいる住人にも十分聞こえるかどうか、という疑問点はありますが、空き巣は音が出るのを嫌うので、近寄らなくなる可能性が高いでしょう。
セキュリティサービスを利用する

セキュリティサービスを利用することで、防犯センサーやセキュリティシステムに不審者の反応があれば、ガードマンが駆け付けてくれるので安心できます。
また、アプリと連携できる機能があれば、外出中でも自宅の様子をリアルタイムで確認することができるのです。
防犯カメラを設置する

防犯カメラを見える場所に設置することで、空き巣によっては侵入のリスクが高いと判断してくれるかもしれません。空き巣は特に録画されるリスクを嫌がるため、防犯カメラは抑止力として有効です。
ただ、見えるところに設置しておくと抑止力になると同時に、カメラの死角を利用される可能性があるということは認識しておく必要があるでしょう。
防犯性能が高い鍵に交換する

刻みキーと呼ばれる鍵足の片方だけ、あるいは両方にギザギザのパターンが刻んである子鍵を使用している場合、鍵交換をするのも良い防犯対策になります。
錠前の寿命は10~15年なので、故障がなくても長く使用しているなら交換しておいた方が良いかもしれません。
最近ではピッキングが困難なディンプルキーシリンダーも種類が増えていますので、ご自分にあった防犯性能のシリンダーを選ぶと良いでしょう。
我々もよく交換の際にお客様からご相談をいただき、生活様式や家族構成に適切なシリンダーをご提案しています。
ディンプルキーシリンダーについては、以下の記事で紹介しています。併せてご確認ください。
▼関連ページ
補助錠を取り付ける

ドアや窓に補助錠を取り付けると、空き巣が侵入する際の難易度が上がり、空き巣に時間をかけさせることができます。
賃貸物件で玄関に補助錠を追加するのは難しいかもしれませんが、穴あけなどが必要ない補助錠もいくつか販売されるようになってきています。
また、どちらか片方を電子錠にするという手もあります。
クレセント錠も取替用に鍵付きのものがあります。キーで施錠するタイプ、暗証番号式など、いくつか種類がありますので、生活様式にあったものを選ぶと良いでしょう。
補助錠について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
▼関連ページ鍵での防犯対策なら鍵猿にお任せください!

本記事では、空き巣に狙われやすい家や侵入を諦めさせる防犯対策について解説しました。
空き巣が嫌がる防犯対策を行い、侵入に時間のかかる家づくりを目指しましょう。
鍵屋の鍵猿でできる防犯対策として、防犯性の高い鍵の交換や補助錠の取り付けが挙げられます。
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