空き巣に狙われやすい時間帯はある?空き巣の特徴を知って効果的な防犯対策を!

この記事でわかること
- 空き巣・忍込み・居空きによる侵入盗が多い時間帯
- 空き巣らの侵入手口
- 狙われやすい家の特徴
- 狙われないための対策
記事監修者

「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
空き巣はいつでもどこでも起こりうる犯罪ですが、実は「狙われやすい時間帯」には共通点があります。侵入手口の中でも特に多い空き巣の特徴を知っておくことで、より効果的な防犯対策が可能になります。
この記事では、警察庁の統計をもとに空き巣の傾向を読み解き、日常生活に取り入れやすい防犯対策をご紹介します。
最近物騒だから玄関や勝手口の鍵を防犯性の高いものに交換したい、という方はぜひ鍵屋の鍵猿にご相談ください。補助錠取り付けのご案内も可能です。経験豊富なスタッフがお伺いし、ご要望を丁寧にヒアリングいたしますので気軽にお電話ください!

空き巣などの侵入盗が最も多い時間帯とは?

空き巣や忍込み、居空きといった侵入盗は、どれも偶発的に発生しているわけではありません。実際には、犯人にとって入りやすく見つかりにくい時間帯を選んで犯行に及ぶケースがほとんどです。警察庁が公表した統計データをもとに、それぞれの手口が多発する時間帯を詳しく見ていきましょう。
時間帯 | 空き巣 | 忍込み | 居空き |
---|---|---|---|
0~2時 | 25 | 111 | 10 |
2~4時 | 3 | 170 | 3 |
4~6時 | 11 | 62 | 3 |
6~8時 | 19 | 5 | 8 |
8~10時 | 64 | 1 | 26 |
10~12時 | 130 | 2 | 32 |
12~14時 | 84 | 1 | 44 |
14~16時 | 73 | 0 | 37 |
16~18時 | 79 | 0 | 22 |
18~20時 | 66 | 3 | 27 |
20~22時 | 41 | 6 | 27 |
22~24時 | 18 | 54 | 13 |
空き巣の発生時間帯はいつがピーク?

空き巣は皆さんご存知の通り、家人の留守を狙って侵入し、家財などを盗む手口です。空き巣の発生が最も多い時間帯は午前10時から正午です。
グラフと表は令和3年から5年までの警察庁の統計をまとめたものですが、この時間帯だけで令和5年は130件の空き巣が認知されており、他の時間帯と比べても突出して多い傾向にあります。犯人にとって、家人が仕事や買い物で不在になりがちな昼前は、侵入に都合が良いタイミングといえます。
時間帯 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
---|---|---|---|
0~2時 | 20 | 27 | 25 |
2~4時 | 6 | 3 | 3 |
4~6時 | 5 | 8 | 11 |
6~8時 | 20 | 21 | 19 |
8~10時 | 52 | 86 | 64 |
10~12時 | 75 | 97 | 130 |
12~14時 | 74 | 78 | 84 |
14~16時 | 62 | 72 | 73 |
16~18時 | 87 | 61 | 79 |
18~20時 | 85 | 44 | 66 |
20~22時 | 56 | 35 | 41 |
22~24時 | 21 | 18 | 18 |
令和3年だけ16時から18時のあいだにピークがありますが、概して10時頃から夕方までにかけて件数が高い状態が続いていますから、出勤や登校で家に人がいなくなる時間帯が狙われていると考えるべきでしょう。
特に昼前や夕方は家に残っている専業主婦も買い物に出かけたりすることが多い時間帯です。留守中の防犯対策を徹底することが重要です。
忍込みの発生時間帯はいつがピーク?

忍込みは、住人が就寝していて警戒が緩むタイミングを狙って侵入する手口で、その性質上、深夜0時から午前4時にかけて多く発生しています。
特に午前2時~4時の時間帯は警察庁の統計でも件数が集中していますが、これは住人が確実に寝入ったと考えられる時間帯です。令和5年にはついに170件に及びました。
時間帯 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
---|---|---|---|
0~2時 | 112 | 106 | 111 |
2~4時 | 150 | 140 | 170 |
4~6時 | 53 | 63 | 62 |
6~8時 | 12 | 13 | 5 |
8~10時 | 1 | 2 | 1 |
10~12時 | 2 | 4 | 2 |
12~14時 | 1 | 0 | 1 |
14~16時 | 2 | 0 | 0 |
16~18時 | 0 | 0 | 0 |
18~20時 | 2 | 0 | 3 |
20~22時 | 10 | 7 | 6 |
22~24時 | 56 | 45 | 54 |
空き巣とは異なり、忍込みや居空きは住人が在宅中に犯行に及ぶ点が特徴で、戸締まりをしていても換気のための小窓や窓の無施錠を狙われることがあります。
夜間の侵入を防ぐためには、就寝前の戸締まり確認と補助錠の活用が有効です。
居空きの発生時間帯はいつがピーク?

居空きは、在宅中の住人の隙を狙って犯行に及ぶ手口で、日中10時〜14時ごろがピークとなっています。8時から10時までのあいだに、家族であれば特に父親、子供たちが出勤・登校でちょうど家にいなくなり、居空きが見つかる可能性がぐんと下がります。
専業主婦や、パートタイムで働いている母親など、家に残っている人が家事に集中していたり、別の部屋にいる隙を狙って侵入しますので、10時から夕方あるいは夜20時頃まで認知件数が2桁台をキープしています。
時間帯 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
---|---|---|---|
0~2時 | 10 | 9 | 10 |
2~4時 | 1 | 3 | 3 |
4~6時 | 2 | 3 | 3 |
6~8時 | 6 | 12 | 8 |
8~10時 | 25 | 31 | 26 |
10~12時 | 51 | 40 | 32 |
12~14時 | 31 | 41 | 44 |
14~16時 | 27 | 36 | 37 |
16~18時 | 34 | 35 | 22 |
18~20時 | 33 | 18 | 27 |
20~22時 | 23 | 29 | 27 |
22~24時 | 10 | 8 | 13 |
認知件数そのものは空き巣などと比べると少ないですが、家にいる人は近くに出かけるときでも、ちゃんと戸締まりをしているか確認をした方が良いでしょう。
特に戸建ての住宅では侵入経路の第一位が「窓」です。居空きや忍込みは住人に気付かれないように侵入しますので、ガラス破りではなく「無締り」を狙います。庭先の作業や在宅ワーク中などで油断しがちな時間帯は、しっかり施錠しておかなくてはなりません。
発生場所・手口別最も多い侵入口
一戸建て | 3階建以下共同住宅 | 4階建以上共同住宅 | |
---|---|---|---|
空き巣 | 窓 (4,803件 ⁄ 7,981件) |
表出入口 (1,120件 ⁄ 2,519件) |
表出入口 (801件 ⁄ 1,288件) |
忍込み | 窓 (2,315件 ⁄ 3,976件) |
表出入口 (212件 ⁄ 383件) |
表出入口 (104件 ⁄ 198件) |
居空き | 表出入口 (359件 ⁄ 790件) |
表出入口 (70件 ⁄ 126件) |
表出入口 (54件 ⁄ 79件) |
空き巣の侵入手口は?
さきほど少し侵入経路について触れましたが、空き巣犯がどのようにして家の中へ入り込むのか、ご存じでしょうか?
侵入方法にはさまざまなパターンがありますが、いずれも「時間をかけずに・音を立てずに・目立たずに」侵入することが基本です。このセクションでは、空き巣によく使われる代表的な侵入手口を紹介し、それぞれの注意点や防止策のヒントもあわせて解説します。
無締り
玄関や窓の鍵がかかっていない状態、いわゆる「無締まり」は空き巣にとって最も好都合な状態です。
統計を見ても、どの手口においても無締りを狙う者が多く、特に空き巣の場合は顕著に表出入口と窓を狙っています。
空き巣の侵入口と侵入手段TOP3
【戸建て】 | 【共同住宅3階以下】 | 【共同住宅4階以上】 | |||||||
順位 | 経路 | 手口 | 件数 | 経路 | 手口 | 件数 | 経路 | 手口 | 件数 |
1位 | 窓 | ガラス破り | 3,233 | 表出入口 | 無締り | 544 | 表出入口 | 無締り | 314 |
2位 | 窓 | 無締り | 1,158 | 窓 | ガラス破り | 521 | 窓 | 合鍵 | 295 |
3位 | 表出入口 | 無締り | 765 | 窓 | 無締り | 444 | 窓 | ガラス破り | 144 |
鍵を開ける道具も手間も必要ないため、侵入にかかる時間はほんの数秒です。特に日中の外出時や就寝前に玄関が無施錠のままだと、簡単に侵入されてしまいます。
短時間の外出であっても、玄関・勝手口・窓の鍵は必ず施錠しましょう。
こじ破り
「こじ破り」は、バールやドライバーのような工具を使って、玄関ドアや窓サッシのすき間をこじ開ける手口です。古いサッシや簡易的な鍵は脆いため特に狙われやすく、数十秒で開けられてしまうことも。
特に玄関はデッドボルト(かんぬき)の場所がわかりやすいため、デッドボルト付近が狙われます。こじ開けてデッドボルトを強制的にドアの中へ押し戻してしまえばドアは開けやすくなるからです。
補助錠の設置や、バール対策のガードプレート、あるいは面付補助錠の取り付けが、防止策として有効です。
ガラス破り
窓ガラスの一部を割り、そこから手を差し込んでクレセント錠などを解錠して窓から侵入する方法です。音が出やすいので深夜には少ない傾向がありますが、日中、人通りが多い住宅街などでは三角割りや焼き破りなど、音が気付かれにくい手法が使われることも少なくありません。
「防犯ガラス」や「防犯フィルム」の使用、さらに補助錠を手の届かない位置に設置したり、鍵がないと補助錠を解錠できないものにする、サムターンを脱着式にする、といったことがガラス破りへの有効な対策になります。
▼関連ページピッキング
鍵穴に特殊な工具を差し込み、正当な鍵を用いずに解錠する手法です。ピッキングは2000〜2001年頃に多発した侵入方法で、そのため現在ではピッキング対策済みのシリンダーが主流になっています。
ピッキングのような不正開錠方法による空き巣被害はもうほぼ認知されていないほど減少傾向にありますが、古い鍵のままにしている住宅では依然としてピッキングが使われるリスクがあります。
ディンプルキーなどの防犯性能の高い鍵への交換が、最も効果的な対策です。
▼関連ページ隣家の屋根やベランダを利用
集合住宅や密集した住宅地では、隣家の屋根やベランダを伝って侵入することもあります。2階以上だからといって安心して窓を開け放していると、狙われるリスクが高まります。
特に集合住宅ではベランダ側に最も大きな掃き出し窓がついていると考えられますので、補助錠をつける、センサーライトを設置するなど、対策が必要です。
▼関連ページサムターン回し
玄関ドアのポスト口(郵便受け)やドアスコープなどから器具を差し入れ、内側のつまみ(サムターン)を回して解錠する手口です。ドアに穴を開ける場合もあります。
ただ、この方法はサムターンにカバーを付けたり、サムターン回しに対応した「防犯サムターン」へ交換するだけで対策できます。
鍵屋でも防犯サムターンに対応できるのは限られた数だと言われています。
空き巣に狙われやすい家の特徴
空き巣の犯行は無差別に行われるわけではなく、事前に「下見」が行われているケースがほとんどです。犯人はターゲットにしやすい家を見極め、侵入にかかる時間や発見されにくさを判断した上で行動に移ります。
では、どのような家が空き巣に狙われやすいのでしょうか?ここでは、空き巣犯が入りやすいと感じる家の共通点をご紹介します。
▼関連ページ防犯対策が不十分

補助錠がない、窓ガラスに防犯フィルムが貼られていない、外から玄関の施錠状態が確認できる、合鍵を玄関に隠している──こうした住宅は、犯人に「入りやすそうだ」と思わせる要因になります。
「5分以上かかると7割の犯人が犯行を諦める」というデータがあるように、侵入窃盗犯は短時間で楽に侵入できるところしか探していないからです。
補助錠や防犯フィルムは侵入にかかる時間を延ばす効果があり、最終的に諦めてくれる可能性が高くなるでしょう。強盗などはどんな防犯対策をしていようと押し入る傾向にあるようですが、まず狙われないようにする、というのが大事です。
窓やドアが簡単に開けられる

築年数が古い家や簡易な建具を使っている住宅は、こじ開けやガラス破りといった手口で簡単に侵入されてしまう恐れがあります。
古い戸建てでも雨戸などがあるとまだ良いのですが、雨戸もなく鍵やロック機能がついていないクレセント錠だけで施錠している窓だと、ガラス破りであっという間に開けられてしまいます。
しかもガラス破りには殆ど時間がかかりません。周りに気付かれずにガラス破りが行えるような環境であれば、なおさら注意して対策する必要があります。
郵便物が溜まっている

ポストに新聞や郵便物が溢れている家は、留守であることが一目で分かり、空き巣に狙われるリスクが大幅に高まります。また空き巣だけでなく、放火やイタズラなどのターゲットになってしまう可能性もあります。
住人が外出している時間がわかりやすい

毎朝決まった時間に外出し、帰宅も一定のパターンであると、空き巣犯に「この時間は不在だ」と行動パターンを見抜かれてしまいます。
実際、上記で見たように空き巣被害は午前10時〜正午に集中していますが、正午から夕方までの間も認知件数は高く用心が必要です。
日中に不在が続く家庭は特に注意が必要です。時間をずらして出入りする、夜にはタイマーで照明が点灯するようにセットしておくなど、読まれにくい生活の工夫も有効です。
庭や周囲が手入れされていない

伸び放題の雑草や放置された植木鉢、剥がれたポストや壊れた門灯──こうした外観の乱れは、「管理されていない」、「不在がち」といった印象を与え、空き巣に目をつけられる原因になります。
外観の乱れを放置すると、根本的にその場所に「関心がない」と判断されてしまい、空き巣やその他の犯罪というリスクの原因を作り出します。
また、空き家のように放置されている家屋もよくありません。昨今では処分するのが面倒くさいなどの理由で、親から相続した家が空き家のまま放置され、廃屋となっている傍ら、外国人窃盗団が空き家にある家財などを盗み出してはリサイクルショップで売却する、といった事件が増えています。
美観にする必要はありませんが、家や庭は日常的な手入れがされている、と感じさせることが大事です。
高い塀や障害物で外部から見えない場所

プライバシーを確保するための高い塀や密生した植栽は、空き巣にとっては格好の隠れ蓑です。周りから見えにくいと、狙われにくいのでは?と思われるかもしれませんが、実際、高い塀や垣根は「隠れるための死角がある家」と受け取られるようです。
空き巣にしてみれば、逃走まで完璧にこなさなければ捕まってしまうわけですから、外部から見えにくいところの方が好都合なわけです。
外からの視線が通る環境を作った方が「周囲に見つかりやすい家だ」と認識され、狙われなくなると言えるでしょう。
街灯が少なく暗い場所

大きな幹線道路から逸れた住宅地などは街灯が少なく、全体的に暗いという傾向があります。そのなかでも特に旗竿地のように住宅の並びや通りから外れたところにある戸建て住宅などは、日没を迎えてしまうと周囲の様子もよくわからなくなります。
暗い場所にはあまり人が近づきませんので、そういった意味でも人目につきにくく、空き巣にとって大変都合の良い場所となります。
周囲が暗いと家に人がいるかどうかもわかりやすく、更に狙われやすくなってしまいます。
空き巣に狙われないためには何をすれば良い?
空き巣の被害は、「うちは大丈夫」という思い込みからできる隙や油断が原因であることが少なくありません。
警察庁の統計や警備会社などの情報をまとめると、空き巣に狙われやすい家には共通した特徴があるため、それに応じた対策を講じることで被害に遭う確率を大きく下げられます。
ここでは、住宅侵入を未然に防ぐためにできる効果的な対策を具体的に紹介します。
少しの外出でも施錠する
「ちょっとコンビニまで」や「ゴミ出しだけ」といった短時間の外出時だからといって玄関や窓を無施錠のままにするのは極めて危険です。警察庁のデータからもわかるように、侵入窃盗で無締まりが狙われた数は全体の約4割を占めています。
特に無締りが狙われやすい集合住宅に住んでいる場合、オートロックがあるから、と安心せずに施錠の習慣をつけることが大事です。
死角をなくす
植木や塀などでできた死角は、空き巣が落ち着いて作業できる場所になります。防犯対策では、「人目にさらされる」状況を作ることが抑止につながるとされており、防犯カメラや人感センサー、見通しの良い環境整備が効果的です。
タイマー付き照明にする
夜間の不在時でも、室内の明かりが灯っているように見せることで「誰かがいる」と思わせ、侵入をためらわせることが肝要です。
戸建て住宅も集合住宅も、外から窓を見れば在宅しているのかどうかがよくわかります。在宅しているのに電灯をつけない人はほぼいないからです。
とくに一定の時間に不在が続く家庭では、タイマー付き照明が手軽で有効な対策になります。センサーライトは人がセンサーの範囲内を通過したときに点灯しますが、センサーライトがあるだけでは住人が不在であることを隠しきれません。
既にある照明器具にも使えるタイマーも販売されていますので、家電量販店やホームセンターで探してみると良いでしょう。
郵便物を溜めない
郵便物が溜まっている状態は「この家は留守です」とアピールしているようなものです。長期の不在時には郵便局の「不在届サービス」を利用したり、知人に回収を頼むなどの対応を忘れずに行いましょう。
近所付き合いを活発に行う
地域の目は最大の防犯力です。近所との日常的な声かけやあいさつは、空き巣犯にとって「顔を覚えられるかもしれない」あるいは「よそ者だとばれて警戒されるかもしれない」というプレッシャーになります。
見慣れない人物に気づきやすい環境があると、空き巣もわざわざそんなところに近寄らなくなるでしょう。
特に戸建てに暮らしている場合、隣や通りを挟んだ向かいの家の住人と交流しておくのは大事なことです。何かあったときに異常を知らせてくれたり、もし空き巣に入られたりしたときはすぐに通報してくれる可能性もあります。
防犯性が高い鍵に交換する
ピッキングや合鍵のリスクがある旧式の鍵は、ディンプルキーやロータリーディスクシリンダーなど防犯性能の高いタイプに交換することが望ましいです。
警察も防犯建物部品(CPマークを付与された錠前や窓ガラス、防犯フィルムなど)の利用を推奨しています。
▼関連ページ ▼関連ページ補助錠を取り付ける
1つの鍵より2つの鍵(ワンドア・ツーロック)。補助錠を設けることで、侵入にかかる時間と手間が増え、空き巣が犯行を断念しやすくなります。事実、侵入に5分以上かかると7割の犯人が諦めるというデータもあります。
防犯建物部品の鍵だとピッキング耐性が5分以上、鍵穴壊し耐性5分以上といった厳しい試験に合格していますので、これらの鍵が2つあるとどちらも開けるのに10分以上かかることになりますよね。
最近の鍵は防犯性能が高く、昔流行った不正開錠方法(ピッキング、サムターン回しなど)では簡単に開けられないようになっています。空き巣たちもそういった情報は理解していますから、ツーロック以上の鍵があるところをわざわざターゲットにすることはないでしょう。
▼関連ページ防犯ガラスにする
戸建てに多いガラス破りによる侵入を防ぐには、防犯ガラスの導入が有効です。
2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟んだ「合わせガラス」は、バールやハンマーでも穴が開きにくく(※全く割れないというわけではありません)、ハンマーなどで殴打すると大きな音を発します。
合わせてクレセント錠に補助ロックを追加するのも効果的です。
セキュリティシステムを導入する
警報装置や通報システムを備えたセキュリティサービスでは、センサーが反応すると数分以内に警備員が駆けつけてくれます。侵入を検知してから駆けつけますので、必ずしも空き巣を捕らえられるわけではありませんが、住人の安心感を向上させるうえ、抑止力にもなります。
警備会社のステッカーが貼ってあると、犯人にとってはリスクの高いターゲットということになり、多くの空き巣がターゲットから外してくれるでしょう。
防犯カメラを設置する
犯行を記録するだけでなく、そもそも「撮影されている」という意識を持たせること自体が大きな抑止力になります。
カメラは玄関や裏口、駐車場など出入口に設置するのが効果的で、価格も下落しつつありますしスマートフォン連携で遠隔から確認できる機種も増えてきています。
集合住宅では建物の入口やエレベーターの中に設置されていたりするかと思いますが、賃貸物件などではカメラがついていないところもたくさんあります。
新居を選ぶ際に、防犯カメラがあるかどうか、といったことも選択肢に入れておくとよいでしょう。
センサーライトを設置する
人の動きを検知して自動で点灯するセンサーライトは、夜間の犯行や下見に対して非常に有効です。動いた瞬間に明かりがつくことで、侵入しようとした犯人に心理的なプレッシャーを与え、逃走させる効果が期待できます。
鍵での防犯対策なら鍵猿にお任せください
空き巣対策は家全体での工夫が必要ですが、その中でも「侵入口を強化する」という防犯の基本が大事です。空き巣の侵入口として最も狙われやすいのが、玄関や窓といった鍵まわりですから、鍵を強化することは、空き巣対策のなかでも確実性が高く、すぐに始められる防犯対策の第一歩となります。
特に防犯性の高い鍵への交換や補助錠の追加は、侵入を物理的に難しくするだけでなく、「対策されている家だ」と思わせる大きな抑止力にもなります。
鍵猿では、防犯性の高い鍵への交換や補助錠の取り付けなど、建物の弱点をカバーする鍵まわりのご提案や施工に多数の実績があります。経験豊富なスタッフが現地の状況を確認し、ご希望に応じた対策をご案内いたします。
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