マンション・アパートの1階は空き巣に狙われやすい?玄関と窓の防犯対策
この記事でわかること
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なぜ1階の玄関や窓が侵入犯に狙われやすいのか、その理由と背景
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戸建て・マンション別に行うべき外周防犯(門扉施錠・植栽管理・死角対策など)
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玄関の防犯性を高める鍵交換(ディンプルキー等)やワンドアツーロックの重要性
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1階窓の防犯に効果的な「シリンダー付きクレセント錠」や補助錠、防犯フィルムのポイント
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1階の防犯対策を進めるうえでの「優先順位」と、鍵屋に依頼すべき箇所の目安
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
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1階は2階以上に比べて窓や出入口など侵入口が多く、侵入のハードルが低いため、空き巣に狙われやすいとされています。
この記事では、1階が狙われやすい理由と玄関と窓の防犯対策について、詳しく解説しています。
1階が狙われやすい理由(統計)
侵入窃盗のデータを見ると、一戸建てでも共同住宅でも、侵入口の多くは「1階の窓」と「1階の出入口(玄関など)」です。警察庁の統計をもとにした各種調査では、一戸建て住宅では侵入口の半数以上が窓から、次いで玄関などの表出入口という結果が出ています。
| 1位 | 2位 | 3位 | |
|---|---|---|---|
| 一戸建住宅 | 窓 | 表出入口 | その他出入口 |
| 共同住宅(3階建以下) | 表出入口 | 窓 | その他出入口 |
| 共同住宅(4階建以上) | 表出入口 | 窓 | その他出入口 |
また、防犯診断の資料では「戸建住宅で侵入経路となったケースでは1階の窓からの侵入が約7割」という指摘もあり、とくに人目が届きにくい裏手や側面の掃き出し窓が狙われやすいとされています。
共同住宅でも、3階建て以下の低層マンションでは1階や低層階の玄関・窓からの侵入が多く、4階以上のマンションでも、非常階段や屋上からベランダに回り込んで高層階の窓・ベランダから侵入する事例が報告されています。
さらに、侵入方法を見ると「無締り(鍵のかけ忘れ)」が約半分、「ガラス破り」が次点というデータもあり、1階部分で「鍵を閉める・ガラスを割られにくくする」という基本的な対策を徹底することが、もっともコスパのよい防犯になると言えます。
| 1位 | 2位 | 3位 | |
|---|---|---|---|
| 一戸建住宅 | 無締り | ガラス破り | ドア錠破り |
| 共同住宅(3階建以下) | 無締り | ガラス破り | 合かぎ |
| 共同住宅(4階建以上) | 無締り | 合かぎ | ガラス破り |
1階の防犯対策でまず確認したい場所
1階の防犯対策を行うときは、家の中で侵入されやすい場所を優先して確認することが大切です。特に、玄関ドアや窓、勝手口、ベランダまわりは外部から近づきやすく、空き巣や不審者に狙われる可能性があります。
防犯対策をする際は、鍵の種類だけでなく、死角の有無や人目につきにくい場所がないかもあわせて確認しましょう。
玄関ドア
玄関ドアは、家の出入り口として最も使用頻度が高い場所です。鍵が古い、鍵穴の動きが悪い、補助錠が付いていないといった状態では、不正解錠やこじ開けなどのリスクが高まります。
特に1階の玄関は道路や共用部から近く、不審者が近づきやすいことがあります。まずは、玄関の鍵が防犯性の高いものか、ワンドアツーロックになっているか、サムターン回し対策ができているかを確認しましょう。
掃き出し窓・腰高窓
1階の掃き出し窓や腰高窓は、空き巣の侵入経路になりやすい場所です。特に、庭やベランダに面した掃き出し窓は、人が出入りしやすい大きさのため、施錠忘れやガラス破りに注意が必要です。
クレセント錠だけでは防犯面で不安がある場合は、窓用補助錠やシリンダー付きクレセント錠、防犯フィルムなどの設置を検討しましょう。人目につきにくい窓や、外から手が届きやすい窓は優先して対策することをおすすめします。
勝手口・裏口
勝手口や裏口は、玄関に比べて人目につきにくく、防犯対策が後回しになりやすい場所です。しかし、古い鍵が付いたままになっていたり、ドアまわりに死角があったりすると、侵入口として狙われる可能性があります。
勝手口や裏口も玄関と同じように、防犯性の高い鍵への交換や補助錠の取り付けを検討しましょう。ガラス部分があるドアの場合は、ガラスを割って室内側のつまみを回されないよう、サムターン回し対策も行うと安心です。
ベランダ・庭・共用部
1階のベランダや庭は、外部から近づきやすく、窓や勝手口への侵入を許してしまうきっかけになることがあります。植栽や物置、塀などで死角ができている場合、不審者が身を隠しやすくなるため注意が必要です。
庭やベランダまわりは、物を置きすぎない、植木を剪定する、センサーライトを設置するなどして、見通しのよい状態にしておきましょう。マンションやアパートの1階では、共用廊下や非常階段、駐輪場などから部屋に近づかれやすいケースもあるため、窓や玄関まわりの施錠を徹底することが大切です。
1階の玄関からの侵入を防ぐ防犯対策
侵入窃盗の犯人は、まず「侵入しやすさ」と「逃げやすさ」を重視してターゲットを選ぶと言われています。中でも玄関ドアは、侵入者にとっても「出入口」として利用されやすいポイントです。玄関から堂々と出入りできれば、荷物を運び出すのも楽で、周囲から見ても住人に見えてしまうケースがあります。
一方、玄関の鍵が堅牢で、ピッキングやサムターン回しに時間がかかるとなれば、「ここで時間をかけるのは危険だ」と判断されやすくなり、窓からの侵入に切り替える、あるいは犯行自体をあきらめる可能性も高まります。つまり、玄関は「最後の砦」であると同時に、「侵入をあきらめさせる最重要ポイント」とも言えます。
また、玄関は家族が毎日出入りする場所でもあるため、施錠・解錠のストレスが少ないことも大切です。防犯性と使いやすさのバランスを取りながら、現在の鍵が古いタイプであれば、最新の防犯性能を持つ鍵への交換を検討しましょう。
防犯性能の高い鍵への交換

防犯性の高い鍵として取り入れやすいのが、ディンプルキーとロータリーディスクシリンダーです。
ディンプルキーは、鍵の表面に複数のくぼみ(ディンプル)が刻まれており、内部構造も複雑なため、ピッキングなどの不正解錠が非常に困難です。ロータリーディスクシリンダーも、円盤状のディスクが回転する構造になっており、従来のピンシリンダーに比べて、特殊工具を使った攻撃に強く設計されています。
一方、古いディスクシリンダーや単純なピンシリンダーは、構造上ピッキングに弱く、過去に大きな被害が出たことから、メーカー自身が交換を推奨している製品もあります。「鍵の頭がギザギザ形状で、何十年も前から使っている」という場合は、ピッキングや合鍵悪用だけでなく、経年劣化による故障・抜き差し不良のリスクも高くなります。
玄関の鍵を防犯性能の高いシリンダーに交換することで、「短時間で静かに開けられる家」から「時間がかかり、大きな音や不自然な動きが必要な家」に変えることができます。
鍵の交換は専門知識が必要な作業も多いため、型番が分からない・扉の厚みやバックセットなどが不明な場合は、鍵屋に相談して最適なシリンダーを提案してもらうのがおすすめです。
ワンドア・ツーロック

玄関ドアの防犯を語るうえで欠かせないのが、「ワンドア・ツーロック」という考え方です。1つのドアに2つ以上の鍵(錠前)を設けることで、侵入にかかる時間と手間を倍増させることができます。侵入窃盗犯は、通常「5分以内に開かなければあきらめる」と言われており、錠前を増やして5分以上の時間稼ぎができれば、大きな防犯効果が期待できます。
既存のドアに補助錠を追加する方法には、後付けのシリンダー錠を扉に埋め込むタイプや、扉の内側に取り付けるチェーンロック・バータイプなどがあります。最近は、スマートロックと組み合わせて「メインはシリンダー錠+内側に電子錠」という構成にするケースも増えています。
大掛かりな加工が不要な補助錠であっても、「外からは施錠・解錠できない」「ドアの構造上、こじ開けに弱い」などのデメリットがある場合もあるため、玄関ドア全体の構造を見ながら、最適な補助錠を選ぶことが大切です。どのタイプが合うか分からない場合は、鍵屋に現地で確認してもらうと安心です。
▼関連ページサムターン回し対策
最近の侵入手口で注意すべきなのが「サムターン回し」です。これは、ドアスコープや郵便受け、ドアと枠のすき間などから特殊工具を差し込み、室内側のつまみ(サムターン)を直接回して解錠してしまう方法です。防犯性能の高いシリンダーに交換していても、サムターン自体が無防備だと、こうした手口で開けられてしまうおそれがあります。
対策としては、取り外し可能なサムターンや、一定の操作手順を踏まないと回らない防犯サムターンへの交換、ドアスコープや郵便受けから工具を差し込まれないようにするカバーの取り付けなどが有効です。
サムターン回し対策は、玄関ドアの構造や現在の錠前タイプによって最適解が変わるため、詳しい対策については下記の記事でしっかり解説している内容も併せてご覧ください。
▼関連ページドアスコープ・郵便受けからの侵入対策をする
玄関ドアにドアスコープや郵便受けがある場合は、そこから室内をのぞかれたり、工具を差し込まれたりするリスクがあります。1階の玄関は人目が少ない時間帯に狙われることもあるため、細かな部分の防犯対策も重要です。
ドアスコープには、外側から取り外されにくいタイプや、室内側にカバーを付けられるタイプがあります。郵便受けが付いているドアでは、内側にカバーを設置する、手や工具が入りにくい構造にするなどの対策が有効です。
また、玄関まわりが暗い場合は、センサーライトや録画機能付きインターホンを設置することで、不審者が近づきにくい環境を作れます。鍵だけでなく、玄関まわり全体を見直すことで、1階の防犯性をより高めることができます。
1階の窓からの侵入を防ぐ防犯対策

統計上、戸建て住宅では「窓からの侵入」がもっとも多いとされています。特に1階の掃き出し窓や腰高窓は、外から近づきやすく、人目が届きにくい位置にあると狙われやすくなります。ここでは、窓の鍵(クレセント錠)を中心に、1階窓の防犯対策を整理します。
窓が狙われやすい理由
窓が狙われやすい理由は大きく3つあります。
1つ目は「無締まりが多い」こと。短時間の外出やゴミ出しの際に施錠を忘れてしまい、その隙を突かれるケースが少なくありません。
2つ目は「ガラスを割って入りやすい」ことです。クレセント錠付近のガラスを小さく割れば、手を差し込んで簡単に解錠できてしまう窓も多く存在します。
3つ目は「家の裏側や側面など、人目が届きにくい位置にある」こと。死角になっている窓は、音や光が多少漏れても気づかれにくく、侵入者にとっては作業しやすい場所です。
窓の防犯については、「ガラスの種類」「クレセント錠の種類」「補助錠の組み合わせ」など、さらに掘り下げるポイントが多くありますので、詳細は別記事でより専門的に解説している内容も参考にしてください。
▼関連ページシリンダー付きクレセント錠への交換

一般的なアルミサッシ窓に付いているクレセント錠は、レバーを回してロックするだけのシンプルな構造が多く、ガラスを割って手を差し込まれると、内側から簡単に解除されてしまいます。そこで有効なのが、「シリンダー付きクレセント錠」への交換です。
シリンダー付きクレセント錠は、通常のクレセント錠に鍵穴が追加されており、付属の子鍵で施錠すると、外側からはもちろん、室内からも簡単には解除できない「ダブルロック」の状態になります。侵入者がガラスを割って手を入れても、鍵を持っていなければクレセントが回らないため、窓からの侵入にかかる時間を大きく延ばすことができます。
なかにはダイヤル式で番号を合わせてロックするタイプもありますが、確実性という点では「子鍵で施錠するタイプ」の方が安心です。番号を知られてしまうリスクや、操作ミスを考えると、物理鍵でしっかり施錠できるタイプが長期的にはおすすめです。
既存のサッシに合うシリンダー付きクレセント錠を選ぶには、サッシのメーカーや型番、ビスピッチ(ネジ穴の間隔)などの確認が必要です。寸法が合わないと取り付けできない場合もありますので、「交換してみたい」と思われたら、控えめではありますが鍵屋に相談して、現場で合う製品を選んでもらうとスムーズです。
▼関連ページ補助錠の取り付け

窓の防犯をさらに強化したい場合は、補助錠の併用が効果的です。サッシの上下に取り付けるクレセント補助錠や、戸先側のレールに挟み込む簡易ロックなど、市販の防犯グッズでもできる対策が多くあります。
補助錠を追加することで、侵入者は「クレセントを壊せば終わり」ではなく、「複数のロックを外さないと開かない」窓に対面することになり、作業時間とリスクが増します。また、見た目にも「防犯意識の高い家」と印象づけられるため、狙われにくくなる効果も期待できます。
補助錠には様々な種類があり、窓のサイズや開閉頻度、使用者(子どもや高齢者がいるかどうか)によって適したタイプが変わります。具体的な商品例や選び方については、補助錠に特化した別記事で詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。
▼関連ページその他の対策(防犯フィルム・面格子など)

クレセント錠や補助錠のほかにも、1階の窓にはさまざまな防犯対策があります。代表的なのが、防犯フィルムの貼り付けと面格子の設置です。
防犯フィルムは、ガラスの内側に貼ることで、ハンマーなどで叩いてもガラスが飛び散りにくく、クレセント付近に「人が通れる穴」を開けにくくする効果があります。CPマーク付きなど、公的な試験をクリアしたフィルムを選ぶことで、一定時間以上のガラス破壊に耐えられることが期待できます。ただし、正しく貼り付けないと十分な効果が得られない場合もあるため、広い面積に施工する場合は専門業者に依頼するのが安心です。

面格子は、窓の外側に格子を取り付けることで、物理的に侵入しにくくする方法です。特に、浴室やトイレの小窓など、人目が届きにくい窓には有効です。ただし、非常時の脱出口として使いたい窓もあるため、「すべての窓に付ければよい」というわけではありません。防犯性と避難性のバランスを考えながら、必要な窓を絞って設置することが重要です。
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戸建ての1階で追加したい防犯対策
1階の防犯というと「玄関や窓」に目が行きがちですが、その前段階である「敷地に入らせない」「建物に近づきにくくする」という外周防犯を整えると、そもそも侵入をあきらめさせる効果が期待できます。戸建てなら門扉や庭、マンションならエントランスや共用部のルール・設備が、第一の防衛ラインになります。
門扉や勝手口を施錠する

戸建て住宅では、門扉や塀・フェンスなど「敷地の境界」が、侵入者にとって最初のハードルになります。門扉に鍵がかかっているだけで、「ここは対策されている家だ」と感じさせ、ターゲットから外させる効果が期待できます。逆に、門扉が常に開けっぱなしだったり、簡単に乗り越えられる高さだったりすると、敷地内に入られても周囲から気づかれにくくなります。
実際の防犯診断でも、「道路から1階窓へ簡単に近づけるかどうか」がチェック項目になっており、塀や門扉で接近しにくくすることが推奨されています。
さらに、門扉を施錠しておけば、郵便受けやメーターボックスなど、鍵を隠されやすい場所にも近づきにくくなるため、合鍵悪用のリスクを減らすことにもつながります。
門扉にはシリンダー錠や鍵付きレバーハンドルタイプなどさまざまな種類がありますが、「外出時だけでなく夜間もきちんと施錠する」ことが基本です。門扉の鍵が壊れている・長年使っておらず固着している場合は、修理や交換も検討しましょう。

また、近年は宅配ボックスが普及し、宅配業者が出入りするためのオープンスペースが設けられている物件も増えています。
この宅配ボックス周辺は、エントランスより人目が薄く、防犯カメラの死角になっているケースもあります。ここからエレベーターホールや共用廊下へ簡単に出入りできる構造だと、侵入者にとっては非常に使いやすいルートになってしまいます。
宅配ボックスエリアにも防犯カメラやセンサーライトを設置し、むやみに立ち入りできない構造・運用にすることが望ましいでしょう。
植栽や物置で死角を作らない

戸建て・マンションを問わず、「死角を作らない」という視点が外周防犯の要です。泥棒は人目を嫌うため、周囲から見えにくい場所を好んで侵入経路に選びます。玄関横の植栽が生い茂っていたり、窓の前に背の高い植木鉢や物置が置かれていたりすると、その陰でガラスを割ったり、こじ開けの作業をされても気づきにくくなってしまいます。
植栽は定期的に剪定し、窓や出入口の周囲は「人がしゃがんでも隠れられない程度」の高さに抑えるのが理想です。塀やフェンスも、完全な目隠しタイプよりは、外から人の気配が分かる「格子状」のものの方が、侵入者にとっては心理的なプレッシャーになります。
センサーライトや防犯カメラを設置する

さらにおすすめなのが、センサーライトの活用です。人の動きを感知して自動で点灯するライトを、門扉付近や勝手口、1階の窓周りに設置しておくと、侵入者に「見られているかも」と感じさせ、犯行をあきらめさせやすくなります。最近はソーラータイプや電池式で配線不要のものも多く、DIYでも取り付けやすくなっています。
マンション・アパートの1階で注意したい防犯対策
マンションやアパートの1階は、道路や駐車場、共用部から近く、外部から部屋の様子を確認されやすい場合があります。特に、ベランダ側の窓や共用廊下に面した玄関は、不審者が近づきやすい場所です。
オートロック付きの物件でも、1階の部屋は窓やベランダから侵入されるリスクがあるため、玄関だけでなく窓まわりの防犯対策もあわせて行いましょう。
オートロックを過信しない
オートロック付きのマンションでも、防犯対策が不要になるわけではありません。住人の後ろについて建物内に入る、宅配業者を装って侵入する、非常階段や駐輪場側から近づくなど、オートロックをすり抜けられるケースもあります。
特に1階の部屋は、共用部や敷地外から玄関・窓に近づかれやすいため、オートロックがあるからといって安心しすぎないことが大切です。玄関の施錠を徹底し、防犯性の高い鍵や補助錠の設置も検討しましょう。
ベランダ側の窓も必ず施錠する
マンションやアパートの1階では、ベランダ側の窓から侵入される可能性があります。短時間の外出や在宅中であっても、窓を開けたままにしていると、空き巣や不審者に狙われるリスクが高まります。
ベランダ側の窓は、クレセント錠だけでなく、窓用補助錠やシリンダー付きクレセント錠を併用すると防犯性を高められます。窓ガラスを割られて解錠されるのが不安な場合は、防犯フィルムの設置も有効です。
共用部・非常階段からの侵入に注意する
マンションやアパートでは、共用廊下、非常階段、駐輪場、ゴミ置き場などから部屋に近づかれることがあります。特に、建物の構造によっては、共用部からベランダや窓に手が届きやすいケースもあるため注意が必要です。
共用部に面した窓や玄関まわりは、施錠を徹底するだけでなく、補助錠やドアスコープカバー、サムターンカバーなどで対策しておくと安心です。また、玄関前やベランダまわりに物を置きすぎると死角ができるため、見通しのよい状態を保ちましょう。
1階の防犯対策はどこから始めるべき?
1階の防犯対策は、すべてを一度に行う必要はありません。まずは侵入経路になりやすい玄関や窓から確認し、優先順位を決めて対策を進めることが大切です。
特に、古い鍵を使っている場合や、窓に補助錠が付いていない場合は、早めに見直しましょう。ここでは、1階の防犯対策で優先して行いたい内容を紹介します。
優先順位1:玄関の鍵交換・補助錠

まず確認したいのが、玄関の鍵です。古い鍵や防犯性の低い鍵を使っている場合、不正解錠やこじ開けのリスクが高まります。鍵の抜き差しがしにくい、鍵穴が摩耗している、鍵が1つしか付いていない場合は、鍵交換や補助錠の取り付けを検討しましょう。
玄関をワンドアツーロックにすると、解錠に時間がかかるため、空き巣に狙われにくくなります。1階の玄関は外部から近づきやすいため、最初に見直したい防犯ポイントです。
優先順位2:窓の補助錠・クレセント錠交換
次に対策したいのが、1階の窓です。掃き出し窓や腰高窓は、ガラスを割ってクレセント錠を開けられる可能性があります。特に、庭やベランダに面した窓、人目につきにくい窓は注意が必要です。
窓用補助錠を取り付けると、クレセント錠を開けられてもすぐに窓を開けられない状態を作れます。より防犯性を高めたい場合は、シリンダー付きクレセント錠への交換や防犯フィルムの設置も検討しましょう。
優先順位3:死角対策・センサーライト
玄関や窓の対策とあわせて、家のまわりに死角がないかも確認しましょう。植栽や物置、塀などで見通しが悪くなっていると、不審者が身を隠しやすくなります。
庭やベランダ、勝手口まわりは、物を置きすぎず、できるだけ見通しのよい状態にしておくことが大切です。暗くなりやすい場所にはセンサーライトを設置すると、人が近づいたときに明るく照らせるため、防犯対策として効果が期待できます。
優先順位4:防犯カメラ・録画機能付きインターホン
さらに防犯性を高めたい場合は、防犯カメラや録画機能付きインターホンの設置も検討しましょう。録画機能があると、不審者の確認やトラブル発生時の記録に役立ちます。
ただし、防犯カメラやインターホンは、鍵や窓の対策を行ったうえで追加するのがおすすめです。まずは侵入されにくい状態を作り、そのうえで周囲を監視できる設備を取り入れると、より安心です。
1階の防犯対策でよくある質問

1階の窓はすべて防犯対策した方がいいですか?
すべての窓に同じ対策を行う必要はありませんが、外から近づきやすい窓や、人目につきにくい窓は優先して対策しましょう。特に、掃き出し窓、庭やベランダに面した窓、共用部から近い窓は侵入経路になりやすいため注意が必要です。
まずは補助錠を取り付け、必要に応じて防犯フィルムやシリンダー付きクレセント錠を組み合わせると、防犯性を高められます。
賃貸でも1階の防犯対策はできますか?
賃貸でも、窓用補助錠や防犯フィルム、サムターンカバー、ドアスコープカバーなど、原状回復しやすい防犯対策は可能です。穴あけ不要で取り付けられる製品もあるため、管理会社や大家さんに確認したうえで導入しましょう。
玄関の鍵交換や補助錠の取り付けを行いたい場合は、事前に許可が必要になることが多いです。勝手に交換すると退去時にトラブルになる可能性があるため、必ず確認してから進めましょう。
窓の補助錠と防犯フィルムはどちらを優先すべきですか?
手軽に始めるなら、窓用補助錠を優先するのがおすすめです。補助錠を取り付けることで、クレセント錠を開けられても窓をすぐに開けられない状態を作れます。
防犯性をさらに高めたい場合は、防犯フィルムを併用しましょう。防犯フィルムはガラス破り対策に役立つため、補助錠と組み合わせることで、より侵入されにくい窓にできます。
玄関の鍵交換だけでも空き巣対策になりますか?
玄関の鍵交換は空き巣対策として有効ですが、それだけで十分とは限りません。1階の場合は、玄関だけでなく窓や勝手口、ベランダまわりから侵入される可能性もあります。
まずは防犯性の高い鍵への交換や補助錠の取り付けを行い、あわせて窓の補助錠や死角対策も進めると安心です。複数の対策を組み合わせることで、侵入に時間がかかる住まいに近づけられます。
1階の防犯対策・優先順位
ここまで「外周」「玄関」「窓」と順に見てきましたが、実際に予算や時間を配分するときには、優先順位を付けて対策していくのがおすすめです。ここでは、1階の防犯を考える上での大まかな優先順位を整理します。
1位: 玄関の鍵交換・補助錠
侵入後の最終防衛線であり、侵入者にとっても「出入口」として利用されやすい玄関は、最優先で対策したいポイントです。古いシリンダーを防犯性の高いディンプルキーやロータリーディスクシリンダーに交換し、可能であればワンドア・ツーロックにしておくことで、防犯レベルは大きく向上します。構造や適合部品の確認が必要なため、この部分は鍵屋に相談してプロの目線で対策するのが安心です。
2位: 門扉施錠・死角対策
外周防犯は、比較的DIYで取り組みやすい項目です。門扉を必ず施錠する習慣を付ける、植栽を剪定して窓周りの見通しを良くする、センサーライトを取り付けるだけでも、「近づきにくい家」という印象を与えやすくなります。日々の心がけと簡単な設備だけでできる対策が多いため、まずは自分でできる範囲から整えていきましょう。
3位: 窓の鍵強化
窓のクレセント錠をシリンダー付きに交換する、補助錠を追加する、防犯フィルムを貼るなど、1階の窓の防犯性を高めることも重要です。
市販品でDIYできるものも多い一方で、サッシの型番や寸法の確認が必要な交換作業もあるため、難しそうな部分は鍵屋やガラス業者に任せるのも一案です。「この窓だけは絶対に狙われたくない」という裏側の掃き出し窓など、リスクの高い窓から優先的に強化していくとよいでしょう。
4位: 防犯カメラ等
防犯カメラや録画機能付きインターホンなどは、証拠確保や「見られているかもしれない」という心理的な抑止効果があります。
ただし、設置コストや配線工事が必要な場合もあり、鍵や窓の強化に比べると優先度は一段下がります。すでに玄関と窓の物理的な防犯対策がある程度整っていて、さらに安心感を高めたい場合に検討するとよいでしょう。
電気工事店やセキュリティ会社など、別の業者領域になることも多いため、トータルの予算とバランスを見て選択することが大切です。
1階の玄関・窓の鍵なら鍵猿へ
1階の防犯対策のなかでも、玄関と窓の鍵は、ご自身だけでは判断が難しいポイントが多い部分です。「今の鍵の防犯性がどの程度なのか分からない」「どのディンプルキーに交換すべきか迷う」「うちのサッシでもシリンダー付きクレセント錠に変えられる?」といったお悩みがあれば、鍵の専門店・鍵猿にご相談ください。
鍵猿では、玄関のシリンダー交換やワンドア・ツーロック化、サムターン回し対策などの玄関防犯から、1階窓のシリンダー付きクレセント錠への交換や補助錠の取り付けまで、住まいに合わせた対策をご提案しています。現場を確認したうえでお見積もりをお出ししますので、「本当に必要な対策だけ」を選んでいただくことが可能です。
1階の防犯対策は、「気づいたときに早めに手を打つ」ことが何より重要です。まずはお気軽に無料見積もりからご相談ください。玄関と窓の鍵を見直すことで、ご自宅の防犯レベルを一段階引き上げるお手伝いをいたします。
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