サムラッチ錠を交換したい!装飾錠の交換方法や業者の選び方について
この記事でわかること
・サムラッチ錠とは?
・サムラッチ錠の交換費用
・サムラッチ錠を交換するときの注意点
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
サムラッチ錠は華やかな装飾が特徴の錠前です。古い住宅についていることが多く、経年劣化でラッチ部分がうまく動かないなどの不具合が起きることも珍しくありません。
うまく動かなくなったら、交換することも検討しましょう。
本記事では、サムラッチ錠の交換費用の目安や交換の流れ、鍵の専門業者の選び方などについて解説します。
サムラッチ錠をお使いでお困りのことがあれば、鍵猿にご相談ください。鍵猿なら相談・出張・見積りが無料で承ります。鍵のトラブルは鍵猿までご相談ください。
目次
サムラッチ錠とは?装飾錠とも呼ばれている!
サムラッチ錠とは、親指(サム)でつまみ状の金具部分(ラッチ)を押して操作するタイプの錠前で、錠の周囲にヨーロッパ風の華麗な装飾が施されているケースが多いことが特徴です。
サムラッチ錠のほか、装飾があることから装飾錠と呼ばれることも多く、業者によってはサムピースハンドル錠やアンティーク錠ということもあります。
古い装飾錠には、アンティークなものや西欧風のものが多く販売されてきました。昭和の終わりごろから平成の始めにかけて建設された住宅でよく使われています。
設置した当初は操作しやすいものの、年を経るにしたがって次第にラッチ部分が固くなるなどのトラブルが起きるようになるため、不具合の状態によっては交換を前向きに検討したほうが良いでしょう。
サムラッチ錠(装飾錠)で交換が必要なケースとは
サムラッチ錠を長年使用していると、次第に不具合が出てきます。たとえば、ラッチ部分を押し込んだらそのまま元の位置に戻らなかったり、つまみが緩くなって反応が鈍くなったりといったケースです。
このような不具合が起こると、使いづらいうえに錠としての機能も低下しているため、交換を検討したほうが良いでしょう。
また、古い時代に作られ取り付けられたサムラッチ錠は、防犯性能が高くありません。セキュリティ面を考えるなら、防犯性の高い鍵に交換することが望ましいでしょう。
古いサムラッチ錠から最近の住宅で主流となっているプッシュプル錠などほかのタイプの鍵に変えたい場合も、交換可能です。
サムラッチ錠(装飾錠)の交換費用の目安
サムラッチ錠の交換にあたって気になるのが、いくら費用がかかるかということではないでしょうか。交換する場合、鍵本体の代金のほか、作業費や出張費などが発生します。
とはいえ、サムラッチ錠であればすべてサイズやドアに開いている穴の大きさ、位置が同じというわけではありません。これらはメーカーや品番によって大きく異なります。
そのため、交換にかかる費用もさまざまであり、一概に「これだけかかる」と断定することはできません。
サムラッチ錠を丸ごと交換する費用の目安は、¥22,000~+部品代(税込み)です。
たとえば、同じサムラッチ錠から同じサムラッチ錠に交換する場合であっても、錠ケースの大きさやタイプによっては加工が必要となり、加工内容によって作業料金が変わります。
取付穴を隠すために化粧板を取り付けたり、別途で部品代がかかったりするケースも少なくありません。
そのため、必ず交換する前に見積もりをしてもらうことが必要です。業者によっては、錠前や鍵の写真を送ると、そこから判断して費用がいくらかかるか、およその金額を教えてもらえる場合もあります。
サムラッチ錠(装飾錠)を交換する流れ
ここでは、サムラッチ錠を交換する一般的な流れについて、ステップごとに紹介します。ただし、作業の細かな流れは錠前のメーカーや品番によってさまざまです。
そのため、以下で紹介する内容はあくまで一般的な流れである点に注意してください。
既存の錠を取り外す
サムラッチ錠の交換にあたっては、最初に現在ついている錠前を取り外す必要があります。
必要な道具は、プラスドライバーとマイナスドライバーの2本のみです。
また、作業している間はドアを開けっぱなしにし、閉じないように注意しましょう。
- 室内側から作業を開始します。室内側の錠前についているビス2本を、ドライバーを使って取り外します。ビスを外して引っ張れば、台座ごと外せます。
- 室内側下部にあるビスも取り外します。これで、室外側からサムラッチ錠本体を引くと外れるようになります。室内側についている本体もそっと取り外しておきましょう。
- 次に取り掛かるのはドアの側面にある錠ケースです。錠ケースは、上下2本のビスを外し、引っ張れば外れます。
新しい錠を取り付ける
既存の錠前の部品がすべて取り外しできたら、今度は新しい錠前の取り付けにかかりましょう。基本的に、外したときの逆の手順で進めれば取り付けられます。
- 新しい錠ケースを穴に差し込み、上下のビスをしっかり止めましょう。
- 室外側の錠本体をあて、室内側からビス止めをします。錠の上部にあるビス2本と下部の形3カ所にしっかりビス止めをして完了です。
このとき、まったく同じ錠前に交換するのであればスムーズに作業を進められますが、規格が異なる錠前を取り付ける場合は位置ズレが起こることがあります。
そのような場合は、やすりで削るなどして穴を広げて調整する作業が必要です。ただし、広げた部分は後ほど化粧板などで隠すため、あまりきれいに削れなくても問題はありません。
調整作業を行った場合、化粧板をあてがいながら本体を取り付けましょう。
動作確認をする
最後に、鍵を挿し込んでスムーズに開け閉めできるか確認しましょう。
もし、自分で交換してうまく開閉できなかった場合は、どこかで失敗している可能性があります。いじると悪化する恐れもあるため、鍵の専門業者に依頼するのがおすすめです。
鍵屋の鍵猿であれば、依頼を受けて最短15分で駆け付けてくれますので、相談してみましょう。
なお、開閉テストするときは、必ずドアを開けたまま行います。これは、閉めてテストを行って、万が一閉まったまま開かなくなったら対応できないためです。問題なく開閉できるようであれば、作業は終了です。
サムラッチ錠(装飾錠)を交換する際の注意点
サムラッチ錠を交換する場合、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、特に注意すべきポイントを2つ挙げ解説します。
部品が廃番になっている場合がある
サムラッチ錠は、昭和の終わりから平成の初めにかけてよく使われた錠です。古いため、鍵を交換したくても部品が廃番になっている場合がある点に注意しましょう。同じタイプがすでに廃番になっている場合は、代替商品による対応になります。
また、サムラッチ錠からサムラッチ錠に交換するだけでなく、レバーハンドル錠やプッシュプル錠などに変えることも可能です。費用や外観、操作性や防犯性などをよく考慮して、納得のいくものを選びましょう。
業者を慎重に選ぶ必要がある
鍵の交換業者は数多いですが、すべてが優良で信頼できるわけではありません。たとえば、業者の公式サイトに「見積もり費無料」とあったのでお願いしたところ、何かと理由をつけて費用を請求されたといった事態も起こっているのが実情です。
また、サムラッチ錠を交換すれば済む不具合で、「ドアの交換が必要」などと高額な工事を要求する業者もいます。そのため、依頼する業者は慎重に見極めることが重要です。
鍵交換で失敗しない!業者の選び方
業者に鍵の交換をお願いするにあたって、失敗しないように業者選びのポイントを知っておきましょう。ここでは、最低限押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
▼関連ページ料金がわかりやすい
まず外せないのが「料金設定が明確な業者を選ぶ」という点です。たとえば、「錠前の交換代1万円」と書かれていたとしましょう。
その1万円が作業料金のみなのか、出張費も含まれているのかなどが記載されていなければ、結局いくらの支払いが必要なのかわかりません。
すべて含まれていると思って交換を依頼したら、別途で高額な部品代や出張費を請求されて思っていたより高額になってしまったということもあり得ます。安心して依頼するためにも、料金設定が明確なところを選ぶことが大切です。
鍵屋の鍵猿は、適正価格で鍵のサービスを提供しています。出張費や見積もり費が無料のため、料金体系がわかりやすいです。
また、作業前には必ず見積もりを行い、作業にかかるすべての費用を提示して、お客様が納得してから作業を開始することが徹底されています。
見積もり書の内容についてわかりづらい点があれば、納得いくまで確認することが可能です。※緊急出動時はキャンセル料¥4,400(税込み)が発生いたします。
対応がスピーディー
鍵が壊れて開かなくなると、家の中に入れません。また、鍵がきちんと閉まらなくなった場合、開けっ放しで外出するわけにいかず、セキュリティ上大きな問題となります。
そのため、鍵のトラブルに関しては、迅速に対応してもらえる業者を選ぶことが重要です。
その点、鍵屋の鍵猿は365日年中無休で対応しています。もちろん、土日祝日や深夜の作業も対応可能。状況にもよりますが、連絡してから最短15分で現場に駆け付けてくれるので、緊急の鍵トラブルでも安心できます。
※受付時間は8:00~23:00となっておりますので、ご注意ください。また、21:00~7:59に到着した場合、深夜早朝料金¥5,500(税込み)を頂戴しております。
アフターフォローが充実している
業者に修理や交換を依頼し、トラブルが解決したと思っても、不具合が再発する可能性はゼロではありません。まれなケースながら、鍵の修理や交換をする際に業者が鍵やドアを傷つけることもないとはいえないのが実情です。
そのため、万が一を考え、アフターフォローが充実している業者を選ぶようにしましょう。これは、保証のない業者を選ぶと、あとで不具合が再発したりドアの破損が発覚したりしても弁償してもらえない可能性があるためです。
鍵屋の鍵猿では、「1年間の無料工事保証」「1年間の無償商品保証」の2つの保証があります。
【1年間の無料工事保証】
施工後の1年間に何か不具合が発生したら、無償で対応するというものです。万が一施工後1年以内に何かトラブルが起こったときは、いつでも相談することができます。
【1年間の無償商品保証】
鍵猿で施工した部品に不具合が起きたときに、無償で対応してもらえるものです。鍵を実店舗やオンラインショップで購入しても、保証はついていないことがあります。鍵屋の鍵猿では部品の保証もしているので、安心して依頼することができます。
※無償対応は自然故障の場合に限っております。お客様都合による不具合・故障対応は有料になる場合もございます。
※保証適用の詳細については弊社保証基準に拠るものとします。
サムラッチ錠(装飾錠)のトラブルは鍵屋鍵猿で解決しよう!
サムラッチ錠に、うまく動かないなどの不具合が起きたときは、新しいものへの交換がおすすめです。防犯性の高い鍵に交換すると、より安心でしょう。
鍵屋の鍵猿は、さまざまな鍵に関する相談や修理・交換の依頼に対応しています。サムラッチ錠を新しいものに交換したり、利便性の高いレバーハンドル錠やプッシュプル錠に交換したりなどの施工実績も豊富です。
サムラッチ錠の不具合でお困りなら、ぜひ鍵屋の鍵猿に相談してみましょう。
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