鍵の種類と名称 玄関の鍵などを防犯性・特徴から選ぶ方法を紹介
この記事でわかること
- シリンダーの種類と名称
- 玄関用の錠前の種類と名称
- 室内用の錠前の種類と名称
- その他の錠前の種類と名称
- 主要な鍵メーカー
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
鍵の種類と名称 玄関の鍵などを防犯性・特徴から選ぶ方法を紹介 |
「鍵の具合がよくないから診てもらいたいけど、うちの鍵はどういう名前なんだろう?」
「玄関ドアについてる鍵は2つとも同じ種類?」
現在使用している鍵にどんな名称があって、どういった種類のものか気になったことはありませんか。普段、鍵に何事もなく済んでいると、鍵にも商品名や名前があるということを忘れてしまいがちですよね。
確かに「施錠さえできたらなんでもいいのでは」という考えにも一理あります。最近の鍵はピッキング対策されているものが殆どですし、不正解錠方法の犠牲になりそうな鍵はまだまだ存在するものの、空き巣たちがピッキングなどの手法を使うことが少なくなってきているからです。
特殊な工具を鍵穴に挿し込み、キーを使用せずに解錠する手法です。侵入窃盗に悪用されて有名になりましたが、もともとは鍵屋の鍵開け技術のひとつです。
特に近年は使いやすく防犯性に優れた製品が多数開発・販売されているにも関わらず、種類が増えすぎてわかりにくい部分もありますので、今回の記事では鍵の種類や名称を紹介するだけでなく、防犯性の高い鍵や、何がどこに使われているかなどについても解説していきます。
自分にあった最適な鍵を提案して欲しいという方は、ぜひ出張・見積り無料の鍵猿にお問い合わせください。
お客様のご希望を丁寧にヒアリングしたうえで、最適な鍵をご提案・施工いたします。
鍵の種類と名称
日本語の「鍵」という言葉には、「子鍵」として鍵穴に挿し込む方のカギ(キー)と、鍵穴や機構全体を含めた「錠前」という、ふたつの意味があります。「どんな鍵を使っていますか」と訊かれたら、子鍵の形状のことかと鞄にある鍵を見せてくれる人もいれば、玄関の電子錠を見せてくれる人もいるでしょう。
子鍵の形状は、その鍵が入っていく先のシリンダー(鍵穴)によって変わります。子鍵の形によってどんなシリンダーの鍵が使われているか、おおよそのことがわかります。
鍵穴は我々が最もよく関わる部品ですので、まずシリンダーの種類について見ていきましょう。
玄関ドア用シリンダーの種類と名称
シリンダーは、文字通り「筒状」になっています(英語のcylinder は筒のこと)。この筒状の部品は「外筒」とその中にある「内筒」という2つの円筒が組み合わさってできています。
私たちがよく目にする鍵穴は内筒部分にあたります。鍵が施錠状態にあるときは、内筒から外筒にかけて配置されている「タンブラー」と呼ばれる障害物が内筒の回転を邪魔しています。タンブラーの形状には大分してピンとディスクの2タイプがあり、その数や配置で「鍵違い」の数を増やすことができます。この鍵違いの数が大きいほど防犯性が高いと言うことができます。
上の図はピンシリンダー錠のタンブラーの動きを表していますが、ピンシリンダー錠の場合は、切れ込みの入ったピンタンブラーが並んでおり、この切れ込みが全てシアラインに合うと内筒が回転します。正しい子鍵を入れると、ピンタンブラーは切れ込みがシアラインに揃うよう動くわけです。
他のシリンダーでも概ね構造は似ていて、正しい子鍵を差し込んだときにタンブラーが子鍵の形状と噛み合い、外筒から内筒へ引っ込むなどしてロックが外れます。これにより、内筒が回り、解錠となります。
玄関に採用されているシリンダー錠には大きく分けて5つの種類があります。子鍵の形も、大きくわけてこの5種類の形状があります。ぜひ、お持ちの鍵がどのタイプか照らし合わせてみて下さい。
もしお使いの鍵が古いタイプのシリンダーである場合は、防犯性のことも考えて交換をお勧めします。
ピンシリンダー錠
ピンシリンダー錠の子鍵は、片方だけにギザギザがついていることが特徴です。複数のピンが1列に並んでいる、大変基礎的なシリンダーです。
画像はGOALのピンシリンダー錠ですが、GOALのピンシリンダー錠にはピンが6本のものと7本のものがあり、画像のものは6本のタイプになります。少し形状が7本のものに比べてシンプルで、鍵違い数も7本の方が多いため、防犯性は7本の方が上です。
安価ですが、ピンが1列しかないため他のシリンダー錠と比較すると防犯性は低く、古いものはアンチピッキングピンによるピッキング対策が講じられていません。
現行の商品は耐ピッキング性能が5分以上のものが多くなっていますが、耐カギ壊し性能は低く、破壊には弱い、という弱点があります。
ディスクシリンダー(ウェハータンブラー)錠
ディスクシリンダー錠の子鍵は両方にギザギザがついています。このタイプのシリンダーは別名ウェハータンブラー錠とも言いますが、日本国内では美和ロックのみがこの基本的なシリンダーをベースに様々なシリンダーを製造しています*。
タンブラーがディスク(あるいはウェハー)であるため、安価に大量生産ができたシリンダーで、高度経済成長時代に公団などで多く採用され、国内に普及しました。
製品価格そのものも安価で、スペアキーも作成が簡単だったことから一時期は国民の殆どがこの鍵を使用していたと言っても過言ではありません。
しかし、構造が単純でピッキングが容易であることから90年代後半に窃盗団による被害が多発、さらに理論鍵違い数も上限に達したため、廃番となりました。現在でも古めの住宅にはディスクシリンダー錠が設置されていることもあります。
*国内でウェハータンブラー錠を使用しているのは美和ロックだけではなく、GOALのドアノブにも採用されているものがあったりするのですが、ウェハータンブラー錠を基盤にディンプル錠まで開発しているのは美和ロックだけと言えます。
ロータリーディスクシリンダー錠
ロータリーディスクシリンダー錠はディスクシリンダー錠の後続モデルです。今でも美和ロックのU9として販売されているロングセラーで、子鍵はディスクシリンダー同様、両側にランダムなギザギザが刻まれています。
正しい鍵をさすことで、中にあるタンブラーの切り欠き部分と、ロッキングバーと呼ばれる棒状の部分の位置が揃い、ロッキングバーが内筒へと移動してシリンダーを回転させることができるようになります。
構造が複雑化したことにより、ピッキングに強い防犯性を手に入れ、子鍵の複製もディスクシリンダーほど容易ではないものの、不可能ではないため合鍵が多数必要な環境でも使いやすい鍵として人気があります。
価格も比較的安価であり、防犯性とコストのバランスがよい鍵と言えます。
ディンプルシリンダー錠
ディンプルシリンダー錠は現時点でハイセキュリティシリンダーと呼ばれるシリンダーすべてが採用している機構です。「ディンプル」は英語で「凹み」を意味し、子鍵の表面に大きさの異なる凹みがついているのが特徴です。
通常ディンプルシリンダーはピンシリンダーの発展型で、ピンシリンダーのタンブラーが1列のみだったのに対し、2列以上ある製品がほとんどです。これにより圧倒的な鍵違い数や耐ピッキング性を実現しています。
窃盗団によるピッキング被害が横行した2000年以降に普及し始めたシリンダーですので、ここ20年内に建てられた住宅の多くが採用していると言えるでしょう。
その防犯性の高さから、住宅だけではなく自転車や金庫の鍵など、幅広く使用されています。
美和ロックのみ、ウェハータンブラー系のディンプル錠(PRシリンダー)を開発し、製造しています。
ユーロプロファイル錠
ユーロプロファイル錠はその特殊な形状を見たことがある方もおられるかもしれません。シリンダーそのものはピンシリンダーやディンプルシリンダーですが、堀込錠に対するこじ開け対策がされたシリンダーです。子鍵を2回転させることで長いデッドボルトを出すことができます。
ユーロプロファイルという名前が示唆しているように、ユーロ圏の工業規格に準ずるように作られているため、「ユーロプロファイル」と呼ばれるものであればどのメーカーのものでも使用できるという利便性があります。
日本国内ではツァイスイコン(IKON)などの錠前についていることも多く、輸入住宅や、防犯にこだわった集合住宅などで見ることができます。
マグネットタンブラー錠
マグネットタンブラー錠もディンプルキーと同じく真っ直ぐなボディに凹みがついています。美和ロックのECシリンダーとして知られています。
ただし凹みの数は決まっており、1個、4個あるいは6個の凹みがある3種類の子鍵があります。
鍵とタンブラーに磁石を使用していることが最大の特徴で、磁石が反発する力を利用してタンブラーを動かし、解錠するシリンダーです。
正しい鍵以外で磁石を作用させることが困難なため、ピッキングに強い鍵ですが、特殊なツールで開錠する方法が確立されているため交換が勧められている鍵でもあります。
また、磁石の力が弱まると解錠ができなくなってしまう欠点があり、今は廃番となっています。昔の集合住宅などで多く使われていた鍵です。
ウェーブキーシリンダー
ウェーブキーシリンダーは、ディンプルキーのように真っ直ぐな鍵足(ブレード)に、凹みではなく波状の溝が彫られています。その形状から「彫刻キー」とも呼ばれます。
タンブラーをサイドバーと呼ばれるピンによって固定しており、正しい子鍵を挿入してこのサイドバーがタンブラーと噛み合わない限り、タンブラーが回転しないようになっています。ディンプル錠同様、耐ピッキング性が高く、防犯性の高いハイセキュリティシリンダーとして知られています。
玄関の鍵としてよりも、車の鍵として形状を知っている方もおられるのではないでしょうか。
ディスクディテイナー錠
日本ではほぼ聞くことのないディスクディテイナー錠ですが、アブロイキーと呼ばれることもあります。1907年にアブロイ社の創始者であるエミル・ヘンリクソンによって発明されたシリンダーです。
ディスク状(ウェハータンブラーとは違って円形)のタンブラーとサイドバーを使用するという点でロータリーディスクシリンダーに似ていますが、バネ類を使用しないというのが大きな特徴で、ピッキングがほぼ不可能と言われているシリンダーです。
子鍵も独特の形状で、棒のような円柱状の細い鍵足にいくつもの切れ込みが入ったような形をしており、複製が困難です。
ハイセキュリティ南京錠のシリンダーとしても有名で、他社ではABUS(アバス)などが使用している他、自転車やバイク用のU字ロックにも使われるようになってきています。
日本では輸入住宅や北欧製のドアについていることが多く、楕円形のスカンジナビアタイプがよく見かけられます。
錠前の種類と各部名称
錠前とは何を指すのか?といった内容は別コラムで詳しく触れていますが、錠前とは、シリンダー・サムターン・ラッチ・デッドボルト・ドアノブ(レバーハンドル)などすべての部品を含む施錠システムの総称です。
錠前は、以下の3タイプに分けることができます。
- ドアノブ付き
- ドアノブ一体型
- シリンダー付きドアノブなし
各タイプ役割や用途が違い、例えばドアノブがないタイプは主に補助錠として使用したり、施錠が強固でないタイプは室内で使用したりします。
ドアノブ付きの錠前
分別上、ドアノブ付きと表記していますが、最もスタンダードな錠前とも言えるのがドアノブ(レバーハンドル)がついているタイプです。チューブラだけ例外的ですが、室内側はサムターン、室外側はドアノブなど、ドアノブ付きのアレンジが可能なためこちらに入れています。
ケースロック(箱錠)
錠ケースが箱型でドアノブとシリンダーが別になっている錠前です。円筒錠やチューブラ錠と比較すると、施工は難しいですが、強度と防犯性に優れています。
ケースロックはドアに切り欠き加工をして掘り込むタイプで、ドアの側面からラッチボルトやデッドボルトが出ているのが特徴です。
このため、バールなどによるこじ開け攻撃には弱いとされており、閂の位置がわからないようガードプレートを付けたり、補助錠を用いて防犯性を高めているドアも少なくありません。
恐らく最も玄関・勝手口に使用されている錠前です。
面付箱錠
室内側のドア面に錠ケースごと取り付ける錠前です。錠ケースがドアの内側にあることで、デットボルトこじ開けによる不正開錠が困難になっています。
取り付けが容易で防犯性にも優れています。
防火扉であることから切り欠き加工ができない集合住宅の玄関に多く使用されています。
チューブラ錠
ドアの側面についている三角形の金属の突起物で、ドアが閉まった状態を仮に保持する機能があります。
錠の機構がチューブ状の錠ケースに内蔵されている錠前です。玉座の室内用ドアノブも「チューブラ錠」と呼ばれますが、もともとは錠ケースがチューブ状で、ラッチボルト(仮締)かデッドボルト(本締)のみでの施錠になる錠前を指します。
シリンダー、サムターン或いはドアノブ(レバーハンドル)のいずれかを取り付けることができるようになっています。
室内のドアノブは玉座のものがチューブラ錠だと勘違いしやすいですが、レバーハンドル錠と呼ばれるものは殆どがチューブラ錠です。
切り欠き加工が小さくて済むため取り付けが簡単で、価格も比較的安価です。
ラッチボルトで施錠するタイプは室内用で、デッドボルトで施錠するタイプは「チューブラ本締錠」などと呼ばれ、補助錠として使用されることが多いです。
サムラッチ錠
名前の通り、ツマミを親指(thumb、サム)で操作することによりラッチボルトが引っ込み、ドアの開閉が可能になる錠前です。
装飾がかっていることが多いため、「装飾錠」と呼ばれることもあります。
主に一戸建ての住宅の玄関などに使用されていますが、空錠(施錠機能のない単なるドアノブ)は洋館の室内に使用されることもあります。
ドアノブと一体型の錠前
ドアノブと一体型の錠前は、玉座、ドアハンドルあるいはレバーハンドルに施錠用の鍵穴などがついているもので、解錠に子鍵を用いるものが殆どです。そのため、防犯性能は高めですが、玉座タイプは構造的に破壊に弱いという弱点があります。
円筒錠(モノロック)
円筒錠というのは恐らく英語の「シリンドリカルロック」の直訳なのでしょう。その名の通り丸い筒のような錠ケースを持ち、玉座の把手が室内側・外側についている錠前です。ラッチボルトのみでデッドボルトはありません。
室内側のプッシュボタンを押すことで、内部のシリンダーが作動してノブが回らないようになります。
円筒形の錠ケースのおかげで施工のためには丸い穴を開ければ良いだけで四角い切り欠きを作る必要がないことから、高度経済成長とともに建築ラッシュが起きた戦後日本で大活躍した錠前です。
ただドアノブごともぎ取られる可能性もあるため、防犯性は低いです。主に室内用や勝手口などで使用されています。
インテグラルロック(本締付モノロック)
円筒錠にはないデットボルトが備わっており、円筒錠の脆弱さをカバーした錠前です。
円筒錠同様、ノブの内部にシリンダーが備えられており、室内側はサムターン、室外側は鍵穴、という形式が多く見られます。
施錠時はラッチボルトだけでなくデッドボルトが出るため、古い玄関や勝手口に使われていますが、円筒錠と同じキー・イン・ノブ構造ですので、ドアノブをもぎ取られたり、鍵穴をホールソーで破壊されたりするとすぐに開けられてしまうという弱点があります。
プッシュプル錠
住宅玄関専用に開発された錠前です。一般的なレバーハンドルやノブと違い、ハンドルの押し引きでラッチボルトを動かしてドアを開閉できる仕組みになっています。そのため、子供やお年寄りでも操作が簡単です。
ハンドルの上部と下部にシリンダーがついており、上下同一キーで操作できることが多く、防犯性にも優れています。
主に新しい住宅の玄関などに使用されています。
シリンダー付きドアノブなし
最後にドアノブ(レバーハンドル)がなく、シリンダーのみの錠前を見ていきましょう。
本締錠
ラッチボルトを備えておらず、デッドボルトのみを備えた錠前で、「チューブラ本締錠」よりも大きな錠ケースがついているタイプです。
ドアノブがないため、空錠などと組み合わせて使用するか、単体で補助錠として使用されることが多いです。
面付本締錠
本締錠と異なり、室内側のドア面に錠ケースごと取り付ける錠前です。錠ケースがドアの内側にあることで、デットボルトこじ開けによる不正開錠が困難になっています。
主錠がドアの側面に掘り込まれているタイプの場合、補助錠として使用すると防犯性を上げることができます。
戸先錠(戸先鎌錠)
引き戸の戸先(引手がある側)に設置する錠前です。玄関・室内双方で使用できますが、扉の厚みが必要なので玄関が多いでしょう。引戸用にデッドボルトが長方形のバーではなく、鎌のような形になっているのが特徴です。
スペースの都合で大きな錠ケースが入れられない場合は、「チューブラ鎌錠」と呼ばれる、錠ケースがチューブラタイプのものが使われることもあります。
召し合わせ錠
戸先錠と異なり、2枚の戸が重なる中央部分に設置する錠前です。「引き違い戸錠」ともいいます。
扉の厚みが必要であることや、基本的に「玄関用」が多いことから、玄関用引き違い戸の鍵交換で使用することが殆どです。
電子錠・電気錠の種類
電子錠・電気錠とは手動で操作する一般的な鍵と異なり、電力で動作する錠前です。
電子錠の電気の供給元が電池であるのに対して、電気錠は電気配線を引く必要があります。
オートロック(自動施錠)機能が備えられているものが多く、解錠方法にはカード・指紋などの生体認証・暗証番号・スマートフォンなど、複数の機能を備えるものが多く、ユーザーにあったものを選べることが特徴です。
導入時に大きな費用がかかりがちですが、電子錠のほうは家庭に導入できる程度には価格が落ちてきました。電気錠は有資格者による電気工事が必要になりますので、セキュリティ面の強化が必要かつ多くの人が利用するオフィスなどで使用されることが多いです。
暗証番号式
ドアに暗証番号を入力する装置(テンキー)がついています。あらかじめ登録しておいた暗証番号を入力することで解錠ができる仕組みです。カードタイプも兼ねるものですと、物理的なテンキーがなく、デジタル表示になっていることもあります。
- 鍵を紛失する心配がない
- 暗証番号をこまめに変更することでセキュリティを高い状態で保てる
- 利用人数が増えてもコストがかからない
といったメリットがあります。
また、防犯対策として、一定回数以上間違えるとロックがかかる・通報が発生する等のオプションを備えているものが殆どです。
カードキー式
一般的に使用されている金属製の鍵ではなく、専用カードを鍵として使用します。
電子錠であれば殆どの場合カードをタッチするセンサー部分が備えられていますが、古いものですと挿入口があります。非接触ICカード式のものはカードを財布などに入れたまま解錠が可能であるため、手間が省けます。
カードキーの複製は困難であり、紛失した場合はカードを利用停止にできるため、第三者に不正利用される可能性が低く、安心です。
指紋認証式
あらかじめ登録しておいた指紋をセンサーが認証することで、解錠ができる仕組みです。
暗証番号を覚えたり、鍵を持ち歩いたりする手間が省けます。指紋は親・兄弟とも異なっており、誰一人として同じものを持つ人がいないことから防犯性はかなり高いと言えますが、ある日突然、指紋を認識しなくなるといったトラブルが起こることがありますので、指紋が使えない場合はどうするのか対策しておく必要があります。
スマートフォン
最近の電子錠や電気錠は、スマートフォンに対応するものも増えてきました。これはiOSがFeliCaなどに対応できるようになってきたことと、安価で取り付けが楽なスマートロックの影響もあるでしょう。
スマートロックは簡単にいえば、スマホなどの情報端末を使用してBLE(Bluetooth Low Energy)通信などで鍵にアクセスし、施錠・解錠ができる「電動サムターン」の一種ですが、最近はWi-Fiに接続することでリアルタイムで施錠解錠履歴を見られたり、出先から遠隔で施開錠ができるようになり、安価であることもあって、かなりの人気になってきています。
電子錠や電気錠も、これに続けとばかりにスマートフォンからの施開錠や入退室管理を導入しており、Android やiOS搭載機種であれば殆どのスマートフォンが使用可能になってきています。
玄関以外の場所で使用される鍵
ここまで主に玄関で使用されているシリンダーや錠前の紹介をしてきましたが、鍵は玄関だけでなく、窓やトイレ・浴室・ポストなどでも使用されています。それらで使用されている鍵を一部ですが、紹介していきます。
トイレ・浴室の鍵
住宅のトイレや浴室は室内にあることがほとんどですが、室内にいる人のプライバシーを守るために「室内側からしか施開錠できない」という特殊な機能(内鍵)がついたドアノブが使用されています。
浴室錠
お風呂場のようにプライベート空間に無断で入室されることを避けたい部屋に使用される錠です。
ただ、しっかりとした施錠が必要というわけでもないので、多くが円筒錠やチューブラ錠です。
特に浴室錠は使用中かどうかの表示窓がないものが多いです。非常時に備えて、外側からもコインなどで解錠できるようになっているタイプもあります。
表示錠
トイレに使用される表示窓があるドアノブ一体型の錠前です。こちらも内側からのみ施錠ができる鍵で、非常解錠機能がついていれば、緊急時などに外側からコインなどで開けることができます。
古い建物であれば円筒錠などが使われていることもありますが、最近のものは殆どがレバーハンドル錠(チューブラ錠)でしょう。
また、バリアフリー化が広がったことでトイレに引き戸を使うことが増えたため、引戸用の鎌錠にこういった表示窓がついて表示錠の一種となっているものもあります。
窓(サッシ)の鍵
サッシの鍵の名称はリフォームなどをしない限り、あまり知ることのないものかもしれませんが、窓にも引き戸タイプと開き窓タイプがあり、それぞれ違うロック機構が使用されています。
クレセント錠・グレモン錠・カムラッチハンドル
引き戸タイプの窓に使用される「クレセント」は「三日月」を意味します。施錠というよりも、引違い窓の密閉性を高めることを目的として作られました。
そのため、ガラスを割って直接開閉ができるなど防犯性が低いです。補助錠や防犯フィルムと合わせての使用をおすすめします。
自分で簡単に取り付けられる補助錠やダイヤル付き・シリンダー付きクレセント錠なども増えていますので、新しく窓用の錠やハンドルを取り付ける際は何らかの「鍵付き」タイプをおすすめします。
グレモン錠やカムラッチハンドルは開き窓用で、特にすべり出し窓や大きな折りたたみ窓によく使用され、サッシメーカーのものであれば大抵は施錠用のボタンなどが一緒についています。
門扉・郵便ポスト・机の鍵
門扉も昨今はサッシメーカーが独自の錠前(多くは有名メーカーのOEM)を付けていることが増え、なかなか鍵屋の出番がないことも多いのですが、古いものですと打掛錠に南京錠をつけている、チェーンに南京錠をつけている、といったこともあるのではないでしょうか。
郵便ポストもダイヤル形式が増えたとはいえ、集合住宅によっては入居者がそれぞれ南京錠で管理しているところもあります。机の鍵は簡易的なものが多く、アンティークなものだとレバータンブラー錠のような棒鍵が使用されていることもあります。
南京錠
持ち運びが可能で簡単に取り外しが可能な錠前です。門扉、金庫、郵便ポスト、スーツケースなどさまざまな場所で使用されています。
U字型のシャックル(ツル)を閉めることによって、物と物を繋いで開けられないようにする、離れないようにする、という機能があり、様々な解錠方法に対応したものがあります。
最近ではハイセキュリティ南京錠と呼ばれるものも増え、外国製のものですとアブロイキーを採用したものが多いです。
ダイヤル錠
暗証番号式ですが、その番号にダイヤルを左右に回して合わせることで施錠・解錠ができます。
金庫のダイヤル錠同様「左に2回」など、特定の回し方をする鍵が多く、これを忘れてしまうと永遠に開かない鍵になってしまいます。
主に総合玄関から近い集合住宅の郵便ポストで使用されています。郵便ポストには個人情報に関わる郵便物もあるため、毎回施錠することをおすすめします。
レバータンブラー錠
もう殆ど使われなくなりましたが、前方後円墳のような形の鍵穴でお馴染みの錠前です。板状のタンブラーがてこ(レバー)のように動くことからこの名称が採用されたものと考えられます。
鍵穴から室内を覗き込むことができるのが特徴で、シリンダー錠が発明されるまではこの錠前が使用されていました。
その名残で、日本でも古い建物には未だにレバータンブラー錠を使用する部屋があったりもします。また、古い自動ドアの施錠に使われていたのもこのレバータンブラー錠で、今ではGOALやWESTなど限られたメーカーしか「棒鍵」と呼ばれる子鍵を製造していません。
オフィス・施設・工場などの鍵
オフィスや施設、工場などに用いる錠前は、錠前を取り付ける建物の用途によって大きく変化しますが、共通点のひとつとして考えられるのが「使う人の数が多い」ということです。従業員や工場施設を出入りする業者など、とにかく家族の数よりは多いでしょうから、それなりの利便性も兼ね備えた錠前が選ばれます。
また、グレモン錠のように特殊な環境で使用される錠前もあります。
グレモン錠
レバーハンドルを回すことで複数箇所の施開錠ができる、多点締めの錠前です。密閉性に優れ、防音室やスタジオ、電磁波防護室に使用されます。
大きなフランス窓など、開き窓に使用されていたクレモンボルトという建具がご祖先様のようですが、日本ではハンドルを回すと扉の上下からカンヌキが出るタイプの錠前を「グレモン錠」と呼んでいるようです。
本体から長いロッド軸が伸びているため、交換や修理が大変であることが殆どですので、メンテナンスが必要になったら鍵のプロに任せるようにしましょう。
殆どは工業用や大きな施設用だったりするのですが、稀に住宅の玄関に使われていることもあります。
ハンドルを回転させると複数箇所が施錠されるため防犯性能は高いのですが、そのぶんガラスを割って手を入れてハンドルを操作されるといったことを防げるよう注意しなくてはなりません。
そのため、出入口用のグレモン錠はシリンダー付きで、ハンドルをロックできるタイプが殆どです。
キーレスキー(メカニカルキー)
キーレスキーは、簡単に言うと単に「子鍵が必要ない錠前」です。ですので、厳密には物理的な金属の子鍵を用いないのであれば、キーレスキーという扱いになります。
メカニカルキーは機械的な機構で、シリンダー錠とは違ったタイプの施錠システムを提供する錠前です。
電子錠が登場する前から、数字のボタンを押して暗証番号を入力して開ける鍵や、ホテルのカードキーをご存知の方も多いでしょう。これらは全て電池や電源か必要ないメカニカルキーレスです。
暗証番号タイプだと長沢製作所の「キーレックス」TAIKOの「デジタルスリムロック」などが有名です。
カード式はいくつか種類があり、SHOWA(現ミネベア・ショウワ)のマイスナーやKEIDEN(ケイデン)の取替カードシリンダー、シャーロックのアナログカードキーなど、賃貸の集合住宅に使用されていることが多いです。
電力を使わないため耐候性があり、子鍵紛失への対応や、入居者変更時の鍵交換などが必要ないなど、コスト的にもお得な部分が大きいのですが、初期費用がそれなりにかかることと、マイスナーやケイデンのカードシリンダーのように磁力が弱くなるとトラブルが生じやすいものもあります。
それでも簡単に暗証番号式にすることができたり、後付けで取り付けることも可能なことから、突然鍵が動かなくなると困ってしまう介護施設のような環境で使いやすく、人気があります。
電子錠・電気錠
オフィスや工場は多くの人が出入りする場所です。使用する人が増える度にスペアキーを作製したり、退職時に鍵交換を行うのは手間がかかってしまいます。
かといって、全くキーレスで出入りされるのも無防備だと感じられる場合に最適なのが電子錠や電気錠が提供する「選択肢」です。
企業やオフィスであればIDカードとカードキーが一緒になっていることも多いのではないでしょうか。
車・バイクの鍵
最近、自動車やバイクにもスマートキーが普及してきていますが、金属製の鍵を使用している、という人の中にはギザギザの形状の「刻みキー」やウェーブキーをお持ちの方も多いでしょう。
昔は高級車に使用されていたウェーブキーは、現在ではほぼスタンダードになり、スマートキーなどには「エマージェンシキー」あるいは「メカニカルキー」として非常時に使うよう収納されていたりします。
キーシェルにボタンがついているキーレスエントリーも、キーシェル内にICチップが入っていてイモビライザーキーであるものが増えました。
バイクもギザギザの刻みキーだけでなく、ウェーブキーやスマートキーを使用する車種があります。
防犯性の高い鍵の種類で選ぶ
鍵は住まいのセキュリティにとって、とても大切なものです。防犯性の低い鍵を使用していると、空き巣のターゲットにされる可能性もあります。
ここでは、防犯性の高いおすすめの鍵をいくつか紹介させていただきます。
防犯性の高いおすすめの鍵はこちら
- ディンプルキー
- CP認定錠
- 面付補助錠
- 電子錠・電気錠
下記で詳しく解説いたします。
交換や新規取り付けを行うときはぜひ参考にしてください。
ディンプルキー
上記の通り、ディンプル錠はその構造上、大変ピッキングに強いシリンダーです。しかし、それだけではなく子鍵の方も複製が困難であることも、防犯性の高さに貢献しています。
玄関用のディンプルシリンダーのピッキングには5~10分以上かかるとされています。侵入犯の約7割は侵入に5分以上かかると判断した場合、犯行を諦めるというデータがあるため、たかが5分と思うかもしれませんが、十分すぎる効果を得ることができます。
シリンダー側が複雑な構造であるゆえに、子鍵のディンプルも大変繊細なものになっていて、複製には専用の機械と技術が必要です。ホームセンターなどでは断られてしまうでしょう。また、ドルマカバ社のカバエースやWESTのリプレース916・917以外は鍵登録システムを採用しており、合鍵作成時には登録カードや暗証番号が必要になっているため、第三者に複製される心配もありません。(※カバエースも、Kaba Ace 認定店でしか合鍵作成できません)
さらにディンプルシリンダーの殆どが耐鍵穴壊し性能を重視していて、ホールソーなどでの破壊が難しくなっています。
CP認定錠
CPは「防犯」を意味するCrime Prevention の頭文字をとったもので、一定の防犯性能の高さを示すものとされています。
具体的には、「侵入に5分以上を要する」ことが必要で、耐ピッキング性能、耐鍵穴壊し性能、耐サムターン回し性能などの厳しい試験があります。
これらの試験をクリアして警察庁より防犯性の高い建物部品として認定された「防犯建物部品」はCPマークを表示することができます。
錠前だけでなく、ドア、サッシ、シャッター、ガラス、フィルムなどもCPマークを表示できることになっており、それぞれ設けられた基準をクリアした商品だけがCPマークを付けています。住まいの防犯対策を検討している場合、これら防犯用商品にCPマークがあるかどうか、参考にしてみてください。
補助錠
ひとつのドアに対して2つ以上の鍵を設置することをワンドア・ツーロックと言います。先述したように空き巣などの侵入犯は、侵入に時間がかかることを嫌います。鍵を2つ取り付けておくだけでも、視覚的に侵入に時間がかかるという印象を与えることができます。
つまり補助錠の設置は、防犯対策としてはかなり有効であると言えます。中でも面付補助錠は外からのこじ開けに強く、主錠やシリンダーとの組み合わせ次第でさらに防犯性を高めることができます。上で紹介した面付本締錠を補助錠として使用することが多いです。
電子錠・電気錠
電子錠・電気錠にはシリンダー錠のように鍵穴がありません。また、もともとシリンダーがあったところに後付けする場合、もともとついていたシリンダーは取り外してから施工することが殆どです。
近年、このポイントが防犯対策の一環として注目を集めています。鍵穴がないためピッキングは不可能であり、鍵となるカードなどの紛失時も設定ですぐに無効化することができます。
唯一の例外は実質的には電動サムターンであるスマートロックです。スマートロックは本体をサムターンに乗せるだけですので、鍵穴を残さないと取り付けることができません。ここは勘違いをしないよう、注意する必要があります。
また、オートロック機能が備えられているものが多く、ちゃんと設定しておけば鍵を閉め忘れる心配もありません。防犯性はそれなりに高いと言えるでしょう。
鍵の主要メーカー
近年は、どのメーカーからも、使いやすく防犯性に優れた鍵が販売されています。
しかし、メーカーによって特化している製品は異なり、中にはデザイン性、キーレスタイプで利便性に優れた製品もあります。
ここでは、代表的なメーカーをいくつか紹介させていただきます。特に自分で鍵を選びたいというときは目的や用途に合わせて、メーカーの傾向や歴史も参考にするとよいでしょう。
美和ロック(MIWA)
国内ナンバーワンのシェア率を誇る鍵メーカーです。防犯性とコストパフォーマンスに優れたロータリーディスクシリンダー「U9」やディンプルシリンダー「PR」は多くの住宅で使用されています。他にもスマートロックなどさまざまなシステムの開発も行っています。
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美和ロック株式会社(MIWA)は、国内シェアトップを誇っているので、鍵のことに詳しくなくてもご存知の ... 続きを読む
ドルマカバ(KABA)
発祥地がスイスの世界的に有名な鍵メーカーです。1934年に世界で初めてディンプルシリンダーの開発を行いました。最高級のディンプルシリンダーと名高い「カバスタープラス」はスイス銀行でも使用されており、防犯性の高さには定評があります。
ゴール(GOAL)
美和ロックに次ぐ国内でのシェア率を誇る鍵メーカーで、主に関西で多く使用されています。創業は美和ロックより20年早く、日本で初めて国産の円筒錠を開発したことで知られています。
また、ピンシリンダーを磨きあげ、後に代表的製品となるディンプルキー「V18シリンダー」を開発し、その上位シリンダー「グランV」も開発しました。
ウエスト(WEST)
鍵・レバーハンドルで有名なメーカーです。防犯性とデザイン性を兼ね備えたディンプルキーが使いやすく、特徴的なデザインの子鍵に人気があります。
オリジナルブランド「Agaho」シリーズはWESTの中心的存在となり、機能的で美しいデザインはヨーロッパへ提供もされています。
長沢製作所(キーレックス・KODAI)
鍵・ドアノブ・レバーハンドルを取り扱っている歴史のあるメーカーです。特にメカニカルキーレスのキーレックスシリーズは有名で、多くの福祉施設や病院、工場などで使用されています。
また、装飾錠だけに専念したKODAI(古代)シリーズも人気の高いブランドです。
ユーシン・ショウワ(SHOWA)
元々SHOWAという会社でしたが倒産と吸収合併を繰り返し、ユーシン・ショウワとなりました。現在はミネベアミツミ傘下に入り、ミネベア・ショウワとなっています。
シェアは美和ロックほど大きくありませんが、美和ロック、GOALと共に高度経済成長時代の集合住宅にSHOWAの錠前が多く導入されました。「ミスターホームズ」というシリンダー錠が有名ですが、2021年にはスマートロックSADIOT LOCKの発売も行っており注目されています。
川口技研(GIKEN)
昔は玄関用も製作していたメーカーですが、現在は室内錠に注力しているメーカーです。表示錠などは特に有名で、今でも多くの室内錠やドアレバーがGIKEN製です。
室内のドアも、開き戸だけでなく引き戸が増えてきたこともあり、引戸錠も豊富に揃えています。
堀商店(HORI)
大変個性的なディンプルシリンダー「トライデントシリンダー」を製造販売している老舗です。トライデントシリンダーの子鍵は棒鍵のような外見で、そのデザイン性に惹かれるユーザーも多い鍵です。
明治の創業から西洋金物を取り扱ってきただけあってヨーロッパ風の重厚なデザインの建具が多く、高級感溢れる一点物のような製品が特徴です。
シブタニ
マンションでよく使われている「クラビス」シリーズのシリンダーを手掛ける関西の老舗です。シリンダーだけでなく、様々な施設で使用される建具や金物、グレモン錠などエアタイトシステムも取り扱っています。
堀商店と共同開発したクラビスF22は堀商店のトライデントによく似た丸い鍵穴を持つシリンダーで、通常のディンプルキーT20とともに防犯建物部品としてCP認定を受けています。
アルファ(ALPHA)
自動車部品・住宅製品・コインロッカーを取り扱っています。日本に初めてコインロッカーを導入した企業でもあります。
ディンプルキーの「FBロック」は子鍵の先端にフローティングボールを埋め込んだ特徴的な製品で、防犯性にも優れています。
住宅向けシリンダーがFBシリンダーくらいしか知られていないため、あまり企業名そのものが知られていませんが、国内で見かける南京錠の多くはALPHA製ですし、国産車の鍵は多くがALPHAによるものと考えて良いでしょう。
アブロイ
世界最大のセキュリティ関連企業アッサ・アブロイグループの筆頭企業で、フィンランドに生まれてから100年以上の歴史があります。
創始者エミル・ヘンリクソンが発明したディスクディテイナー錠をベースにハイセキュリティシリンダーやハイセキュリティ南京錠を提供し続けています。
防犯性の高い種類に交換したい場合は鍵屋の鍵猿
ここまで多数の錠前やシリンダーを紹介してきましたが、気になる製品はありましたか?
もし、現在使用されている鍵が防犯性の低いタイプの製品でしたら、防犯性の高い製品に交換するか、もうひとつシリンダーを追加することをおすすめします。
具体的な交換費用がわからない、選び方も何を基準にすればいいのか……といったお悩みがある場合は、ぜひ鍵猿にお問い合わせください。見積りだけのご依頼でも大丈夫です。
鍵屋の鍵猿では、取り寄せが必要な製品以外は、即日で対応させていただきます。もちろん、日時を指定して改めてお伺いすることも可能です。
鍵猿のスタッフが防犯性はもちろん、使いやすさやコストパフォーマンスも考慮して、お客様それぞれに合った鍵を提案いたします。「たくさん種類があってどれにしたらいいかわからない」といった場合も、おまかせください。
お見積りも無料で行っておりますので、まずは気軽にお電話にてご相談ください。
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