家の窓の防犯対策とは?弱点チェックと効果的な対策を鍵屋が解説
この記事でわかること
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家の窓が狙われやすい理由と、狙われがちな窓の特徴
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引き違い窓や開き窓など、窓の種類ごとの防犯リスク
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ガラス破り・クレセント開けなど、空き巣が使う主な侵入手口の仕組み
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補助錠・アラーム・防犯フィルムなど、窓に取り付けられる防犯グッズの選び方
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防犯ガラスや面格子、シャッターなど、リフォームで強化できる対策
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窓対策と併用したい玄関・外構の防犯方法
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自宅の弱点を見つけるためのチェックポイント・対策優先度の考え方
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
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戸建てでも低層階の集合住宅でも、侵入者がまず目を付けるのは玄関ではなく窓です。玄関錠は近年、防犯性能が上がったことで突破しにくくなり、反対にガラス破りや無締まりを狙った侵入が増えた結果、窓が住宅の弱点として意識されるようになりました。自宅の窓がどれほど狙われやすいかを知り、どこを補強すべきか見極めることが防犯対策の出発点となります。
この記事では窓の種類ごとのリスクや侵入窃盗犯の主な侵入手口を踏まえながら、補助錠や鍵付きクレセント錠による強化、センサーや格子、シャッターなどの設備面の対策まで、実際に効果がある方法を丁寧に整理しています。まずはご自宅の弱点を把握し、必要な対策を選ぶための基礎知識として活用してください。
窓の防犯対策で重要な3ポイント

窓の防犯を考えるときは、まず自宅のどこに弱点があるのかを把握することが重要になります。窓の種類によって狙われやすさが異なるうえ、設置場所や周囲の環境によっても侵入の難易度が変わります。
さらに、侵入窃盗がどのような手口でガラスやクレセントを突破するのかを理解しておくと、どの対策が効果的なのか判断しやすくなります。
ここでは窓の特徴や狙われやすい条件、実際の侵入手口を整理し、対策を選ぶ前の準備として知っておきたいポイントをまとめていますので詳しく見ていきましょう。
窓の種類と防犯リスク

住宅の窓は大きく引き違い窓と開き窓の二種類に分けられます。もっとも一般的なのは引き違い窓で、昔からの日本家屋でも使われてきたため多くの家庭で見られます。このタイプは左右にスライドさせる構造上、ガラス面が広いことに加えて、鍵がクレセント錠一つだけのことが多く、外側から狙われやすいという弱点を抱えています。
クレセント錠は施錠の役割というより、抑え金具としての性質が強く、工具を差し込まれて回されると比較的簡単に開いてしまいます。ガラス破りと組み合わせられると侵入までの時間が短く、戸建てでも集合住宅でも被害が集中する窓です。
採光を重視した大きな掃き出し窓は、侵入されるとそのまま人が通れる高さと幅を持つため、開口部としては最も危険です。ベランダに面した窓も同様で、道路からは見えない位置にあることが多いため、犯行に気づかれにくいという弱点があります。二階だから安全と考える人もいますが、実際には竪樋や室外機を足場にして上がられる可能性が高く、軽視はできません。
窓の構造上の特性と、設置されている位置や周囲の環境が組み合わさって、防犯リスクの高さが決まります。今の窓がどのタイプに当てはまり、どのような弱点を持つのかを理解しておくことが、その後の対策選びに直結します。
窓の鍵や、ベランダの防犯対策についは下記の記事で詳しく説明していますので、ぜひご参照ください。
▼関連ページ ▼関連ページ空き巣が狙いがちな窓

侵入者が狙う窓にはいくつかの共通点があります。もっとも多いのは、住人の視線や近所の目が届きにくい位置にある窓で、住宅や道路から見えにくい場所です。よく「死角になる場所」と言われたりしますが、要するにそこで侵入するための作業をされていても周りが気づかないような盲点です。
日本の窓の大半を占める引き違い窓はガラス面が広くなっていることが多く、クレセント錠の位置も外から手を入れやすいとこにあるため、短い時間で侵入できる入口として狙われます。
ベランダに面した掃き出し窓も例外ではなく、戸建てのように透過率の低い腰壁で囲まれていると、外からの視線が遮られることがあります。集合住宅でも戸建てでも、どこかに「侵入の痕跡」に気付きにくい弱点を抱えているものです。
戸建ての浴室やトイレに使われる小窓も不意に狙われることがあり、換気のために少し開けたままにしがちな点が被害につながります。すりガラスで室内の様子が見えないことが安心材料に感じられる一方で、通りからは視認しにくい建物の裏側に位置していることが多く、周囲の目が行き届きません。面格子が付いている窓でも、古いものや細いタイプだと簡単に工具で取り外されることがあるため、必ずしも十分な抑止力にはなりません。
二階だから安全という考え方も現実には当てはまらず、室外機や竪樋を利用して登られた例は少なくありません。高さがあるだけで安心できるほど単純ではなく、死角や侵入ルートが存在する場所は階数に関係なく狙われる傾向にあります。こうした位置・構造・環境が重なる窓は侵入を許しやすく、自宅のどこが当てはまっているかを把握しておくことが、その後の対策を選ぶうえで役立ちます。
【狙われやすい窓の特徴まとめ】
- 低い位置にある窓
- 外から見えにくい位置にある窓
- 一般的なガラスを使用している引違い窓
- ベランダへの窓
侵入窃盗犯の手口
窓からの侵入は、大別してガラスを割る方法(いわゆるガラス破り)と、無締りの窓を利用する方法の2つに分かれます。もっとも多いのはガラス破りで、三角に割り取ってクレセント錠に手を伸ばす古典的な手口が今でも有効なため、短時間で侵入できてしまいます。こじ破りや打ち破りは工具や力任せにガラスを破壊する方法で、音は出ますが裏庭や死角にある窓では気づかれにくく、数秒から十数秒で解錠されることがあります。ガラスを温めてから急冷させて割る焼き破りのような特殊な方法もあり、これは防犯ガラスの選び方にも直結するため、別の解説も参照しておくと判断がしやすくなります。焼き破りなど、ガラス破りの主要手口については下記記事で詳しく説明しています。
ガラスを割らずに突破しようとする侵入者は、クレセント錠に直接触れられる隙間を探したり、無締りの鍵を狙ったりします。引き違い窓は戸と戸の合わせ目に隙間ができやすく、工具を差し込んでクレセントを回せる場合があります。古い住宅ほど戸の建て付けにゆがみがあり、わずかな隙間でも突破の糸口になるため注意が必要です。
開き窓の場合はクレセント錠は使われていませんが、換気のために数センチだけ開けている状態だと、外側から手や工具を差し込む余地ができ、ハンドル部分に触れられる危険性があります。
また、玄関ドアや勝手口のガラス部分から手を入れられ、サムターン回しで解錠されることもあります。特に採光のためにガラス部分が多い勝手口のドアは、ガラスを割られてしまうと簡単にサムターンを回されてしまうため、窓からの侵入対策と併せて扉側の対策を考えておく必要があります。
どの手口も短時間で実行されますので、自宅の窓がどの方法に弱いのかを理解しておくと、後に選ぶ対策の優先順位が明確になります。
【窓からの侵入手口まとめ】
- ガラス破り(こじ破り/打ち破り/焼き破り)
- サムターン回し
- 工具を差し込む手口
自分でできる窓の防犯対策

自宅の窓にどのような弱点があるのかが分かったら、まずは自分で取り入れやすい防犯グッズから整えていくと対策の効果がわかりやすくなります。ここでは簡単に購入できて、自分で取り付けたりすることができるアイテムを見ていきましょう。
簡単取り付け!補助錠・窓ロック

最近では100円ショップやホームセンターでも見るようになった補助錠は引き違い窓の弱点を補うために取り入れやすい対策で、クレセント錠とは別にもう一つの固定点を作ることで、外側からのこじ開けやクレセント回しを防ぎやすくなります。
突っ張り棒のように上下のレールに固定するタイプは取り外しが簡単で、外出時だけ強化したいときにも適しています。貼り付け式のタイプは工具を使わずに設置でき、クレセント錠に手が届く位置を物理的に塞ぐ効果があります。どちらも侵入までの作業時間を伸ばすことができ、ガラス破りと組み合わせて侵入を試みる手口への抑止に役立ちます。
▼関連ページセンサーやアラームで侵入者を感知
音で威嚇するタイプの防犯グッズは、侵入者の心理を強く刺激するため、見た目以上の効果があります。ガラスが叩かれたり振動を受けたりすると作動する衝撃検知式のセンサーアラームは、ガラス破りの初期段階でアラームを鳴らすことができ、家主が不在でも近隣への注意喚起になります。
窓の開閉異常を検知するタイプのアラームは、無締まりの窓に手を掛けられた瞬間に大きな音を出すため、深夜や早朝でも気付きやすくなります。どちらも単体で侵入を完全に防ぐことはできませんが、ほかの対策と組み合わせることで、侵入者が作業を続けにくい環境を作ります。
一方、赤外線センサーは、人の動きを検知して警報を発します。モニター付きインターホンのように室内から映像で確認できるものもあり、来客訪問時などにも活用できるタイプが増えています。
これらのセンサーも簡単に自分で設置できるうえ、価格も手ごろなものが多いため、様々な家庭で利用されています。また、スマートフォンと連携させることが可能な商品も増えており、外出先でも家の状況を確認できる点が大変便利です。
ただし、センサーやアラームの設置にあたっては誤作動を防ぐためにも調整を行ったうえで、適切な場所に設置しましょう。
▼関連ページ鍵付きクレセント錠への交換
クレセント錠が古いままの窓では、鍵付きクレセントへの交換が防犯強化として有効です。通常のクレセント錠は、ガラス破りで手を差し込まれると回されてしまいます。鍵付きタイプであればロックを掛けておくことでハンドルが動かなくなり、外側から操作される危険を大きく減らせます。
特に引き違い窓は構造上クレセント部分が狙われやすいため、古い住宅や建付けにゆがみが出ている窓では交換の優先度が高くなります。交換そのものは大きな工事を必要としないため、対策として取り入れやすいのも利点です。
クレセント錠のことや交換について詳しくは下記の記事で紹介しています。
▼関連ページ開き窓向けのロック
縦すべり窓や横すべり窓などの開き窓では、クレセント錠のような押え金具で固定する仕組みではないため、補助ロックの種類も異なります。室内側でツマミを回して開閉するハンドル式のロックは、換気のために少し開けている状態だと外側から操作される余地があり、ここを補うためにストッパー式のロックを追加すると、隙間の許容量を制限できます。外開きタイプの窓では、外側から蝶番に手をかけられる弱点があるため、内側でロックポイントを増やす補助器具を使うとこじ開けに強くなります。開き窓は構造上の弱点が引き違い窓とは異なるため、窓の種類に合わせたロックを選ぶことが大切です。
設備を強化する窓の防犯リフォーム
自分で取り入れられる防犯グッズだけでは補い切れない部分を強化したいときは、窓そのものの構造を見直すリフォームが効果的です。ガラスの強度を高めたり、外側からのこじ開けを防ぐ設備を追加したりする方法は、侵入までの時間を大幅に延ばせるため、住宅全体の防犯性を引き上げるうえで欠かせない対策になります。
防犯フィルムや防犯ガラスのように殴打した際に大きな音を出したり、貫通しにくかったりするものから、雨戸やシャッター、面格子のように外側からの干渉を受けにくくするものまで、目的や住まいの造りに合わせて選ぶことができます。窓の弱点を踏まえたうえで、必要な箇所に適切な設備を追加していくことで、外部から狙われにくい状態へと近づけることができます。
以下では、窓の防犯対策を強化するリフォーム方法について解説します。
家庭用防犯ガラスへの交換方法とポイント

防犯ガラスは、ガラスとガラスのあいだに特殊な中間膜を挟んで接着した構造になっており、割れにくさと侵入までの時間を大きく伸ばせる点が特徴です。一般的な一枚ガラス(フロートガラス)は叩くと簡単に割れてしまい、三角に切り取られた部分などからクレセント錠へ手を伸ばされてしまいますが、防犯ガラスは破片が飛散しにくく、ヒビが入っても中間膜が保持するため大きな穴が開きにくくなります。ガラス破りにかかる時間が長くなるほど侵入者の負担が増え、犯行を諦める要因になります。
防犯ガラスには複数のグレードがあり、ドライバーで叩いても破りにくいものから、バールやハンマーを使っても大きく破壊しにくい高性能なタイプまであります。住まいの位置や周囲の環境によって必要な強度が異なるため、ガラスの厚みや中間膜の性能を考えながら選ぶことが大切です。
特に道路から見えにくい場所の窓や、低層階でベランダに面した窓などは狙われやすく、防犯ガラスへの交換を優先すると効果を実感しやすい場所になります。
また、焼き破りのようにガラスを温めてから急冷させる方法に対しても、防犯ガラスは膜が残るため穴を開けるのに時間がかかり、侵入の難易度を高めることができます。ガラス全体を交換する必要があるため費用はかかりますが、構造そのものを強化できる点では長期的な安心につながる対策です。
防犯ガラスへの交換方法については、まず専門の会社に依頼することがおすすめです。リフォーム業者やガラス交換サービスを提供する企業が、適切なサイズのガラスを選び取り付けてくれるでしょう。
▼関連ページ防犯フィルム
防犯フィルムは既存のガラスに貼り付けて強度を高める方法で、ガラスを交換することなく破られにくい窓にしたいときに役立ちます。厚みのあるフィルムを貼ることでガラスが破片として飛び散りにくくなり、様々なガラス破りの手口に対して侵入までの時間稼ぎができます。もともとガラスだけでは保持できない力をフィルムが分散させるため、割られても大きな開口を作りにくくなる点が利点です。
ただし、防犯フィルムは製品の性能差が大きく、日差しによる劣化や施工の仕方によっては十分な効果が出ないこともあります。薄いフィルムや窓全体を覆っていないタイプでは期待どおりの粘りが出ず、破られるまでの時間が短くなるため、厚みや強度が明記された製品を選ぶことが重要です。また、ガラス枠ぎりぎりまでしっかり貼らなければ、角から簡単に破られることがあるため、施工品質も防犯性に直結します。
死角になりやすい位置の窓など、侵入されやすい場所には防犯ガラスや面格子など、複数の対策を併用すると効果が高まります。
外側からの侵入を防ぐエクステリア設備

窓の外側に取り付ける設備は、ガラスに直接触れられない状態を作ることで、侵入までの時間を大きく延ばせる対策になります。面格子、窓シャッター、雨戸はいずれも外側からのこじ開けやガラス破りを妨げる役割を持ち、窓そのものを強化する方法とは違った効果が期待できます。特に家の裏側にある窓や死角になる場所は狙われやすいため、外側の対策を追加することで防犯性を高めやすくなります。
面格子は小窓の補強に向いており、手や工具が窓まで届きにくくなるため、浴室やトイレのように外部から見えにくい場所で効果を発揮します。ただし、古いアルミ製や細い格子では強度が不十分なことがあるため、材質や太さを確認しながら選ぶことが大切です。ステンレス製や高強度タイプなら曲げられにくく、工具に対する抵抗力も高くなります。
シャッターや雨戸は引き違い窓のような大きな開口部の防犯強化に有効で、ガラスを完全に覆うことで破壊やこじ開けを困難にします。強風対策や断熱性の向上といった付帯効果もあり、夜間や外出時の安心感を高めたい家庭に向いています。電動タイプなら閉め忘れの防止にもつながり、手動に比べて操作性がよいのも利点です。ただし、外観や重量の問題があるため、建物の造りに合わせて選ぶ必要があります。
どの設備も窓そのものを強くするのではなく、窓に触れにくくする働きを持っているため、ガラスやフィルムと併用すると効果が大きくなります。設置位置や周囲の環境によって最適なタイプが変わるため、補強する窓の場所や日常の使い方に合わせて選ぶことが重要です。
▼関連ページシャッターや雨戸を設置する際の注意点

シャッターや雨戸の設置は外側からガラスに直接触れられなくなるため、こじ開けやガラス破りを防ぐ効果があります。ただし、防犯目的で導入する場合はいくつかの点を確認しておく必要があります。
まず、製品の強度は種類によって大きく異なり、災害対策を主目的とした軽量タイプでは外側から力を加えられると変形しやすいものもあるため、防犯性に配慮された仕様かどうかを確認しておくことが大切です。建物部品として一定の防犯性能を満たしている製品には統一規格としてのCPマークが付与されており、侵入に時間がかかる構造であることが示されています。

設置場所にも注意が必要で、シャッターは閉め切ったままにすると不在であることを周囲に知らせてしまう場合があります。夜間のみの運用や在宅時の使用といった使い方を想定したうえで選ぶと、普段の生活との相性が良くなります。また、既存のサッシの形状や外壁の造りによっては取り付けに追加工事が必要になることがあり、費用や工期が想定より大きくなることもあります。
ガラスそのものを強化する方法についても、導入前に特徴を理解しておくと選びやすくなります。防犯ガラスは高い効果がありますが、ガラス自体を交換する必要があり、窓の枚数が多い住宅では費用が大きくなりやすいため、新築時や大規模なリフォームのタイミングで取り入れられるケースが多くなります。防犯フィルムは既存のガラスに貼れるため取り入れやすいものの、防犯性能を得るためには厚みや材質が規格を満たしている必要があり、施工も有資格者による作業が望ましいとされています。貼り付け後は密着が安定するまで一定の養生期間が必要で、季節やガラスの状態によっては完了まで数週間から1か月程度かかる場合があります。
また、自治体によっては防犯ガラスや一部の防犯設備が助成金の対象になっていることがあります。防犯分野だけでなく、断熱ガラスや省エネ性能を高める窓改修で別の助成制度が利用できる場合もあるため、設置を検討する際には地域の制度を確認しておくと費用負担を抑えられる可能性があります。いずれの設備も、防犯効果は製品選びと施工方法に左右されるため、窓の場所や住宅の構造に合った方法を選ぶことが重要です。
窓と併用したい家全体の防犯対策

窓の防犯対策を整えても、住まい全体として弱点が残っていると侵入のリスクは完全には下がりません。侵入口として狙われやすいのは窓だけでなく、玄関まわりや勝手口、敷地内の死角など、家の造りや生活動線によって変わります。窓の強化と併せて、玄関の鍵を見直したり、夜間に光を確保する照明を追加したりすることで、外部からの接近がわかりやすくなり、侵入者にとって作業しにくい環境を作れます。
建物の周囲に物が多く足場になりやすい状態が続いている場合は、その片付けも効果的です。窓単体では補いきれない部分を家全体で整えることで、より確実な防犯対策につながります。以下では、窓以外にできる防犯対策について解説します。
玄関の防犯対策
玄関の鍵が古いままだと、窓を強化しても家全体の防犯性が整いません。シリンダーの劣化や一つだけの施錠など弱点が残っていると、侵入者にとって格好の入口になってしまいます。玄関は人目につきやすい位置にあるため、鍵交換や補助錠の追加だけでも対策の効果が出やすく、窓の防犯と併せて見直すことで侵入されにくい住まいに近づきます。
特に以下のような対策を行うことで、防犯効果が期待できます。
- 玄関の鍵を防犯性能の高いディンプルキーやロータリディスクシリンダーに交換する。
- 鍵穴がない電子錠に交換することで、ピッキングを防ぐ。
- 室内側のドアにこじ開けに強い面付補助錠を取り付ける。
防犯カメラや照明で犯罪を撃退
防犯カメラは、侵入者に対する抑止効果が高く、防犯対策として有効です。さらに、犯罪発生時には証拠となる映像も提供できます。
夜間の接近に気づきやすくするためには、玄関まわりや窓付近の照明を整えることが有効です。センサーライトで人の動きに反応する仕組みを作ると、侵入者の作業がしにくくなり、窓対策と組み合わせることで抑止効果が高まります。大掛かりな工事を必要としないため取り入れやすい方法です。
防犯カメラは昨今ではwifi接続を利用してスマホで映像確認ができたりするようですが、本格的なものを設置したい場合は、専門の業者に相談した方が良いでしょう。
▼関連ページ外構まわりの環境を整える
庭木が伸びていたり、物置や脚立などがそのまま置かれていたりすると、窓付近が死角になったり二階への足場になったりすることがあります。日頃の片付けや植栽の手入れは、窓からの侵入を防ぐうえでも大切な対策です。外からの見通しがよくなるだけで侵入をためらわせる効果があります。
また、防犯砂利や門灯などを取り入れて住宅まわりの環境を整えることも、防犯効果を底上げする方法です。侵入者は音や光を嫌がるため、窓に近づいたときに気づきやすい環境を整えると、窓そのものの対策では補えなかった部分を補強できますし、負担の少ない対策でも継続的な効果が見込めます。
窓の防犯対策で迷ったら鍵猿に相談を
引き違い窓をはじめとした住宅の構造は住まいごとに異なり、必要になる対策も同じではありませんが、弱点を正しく押さえて補強していけば、空き巣に狙われにくい家へ近づきます。補助錠の追加やフィルム貼りのような小さな取り組みから、ガラス交換やシャッター設置といった本格的なリフォームまで、できる範囲で段階的に進めることが大切です。
もし窓周辺の状態に不安がある、どこを重点的に見直せばいいのか判断しづらいと感じた場合は、専門の業者に相談する方法もあります。鍵や建具の状態を踏まえながら適切な部品選びや対策を一緒に検討できるため、無駄な出費を避けながら防犯性を高められます。住まいの状況に合った対策を積み重ね、日常の安心につなげていきましょう。
窓の防犯対策は、安心・安全な暮らしを実現するために重要です。今回ご紹介した対策を踏まえて、ぜひあなたも家庭のセキュリティ対策を見直してみてください。
防犯性能の高い鍵に交換したい、既存の鍵に新しく鍵を取り付けたい、といったご依頼は是非鍵屋の鍵猿にご連絡ください。

















