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更新日:2024/03/22

引き戸の鍵交換を自分でする方法!交換費用も紹介

引き戸の鍵交換を自分でする方法!交換費用も紹介

この記事でわかること

  • 引き戸の鍵を自分で交換する方法
  • 交換におすすめの引き戸の鍵
  • 引き戸の鍵を交換する際の注意点
  • 鍵屋に依頼した場合の費用について

記事監修者

田口季良(たぐちのりよし)
田口季良(たぐちのりよし)SLS株式会社 マネージャー

「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。

玄関の引き戸の鍵は、10年~15年使用していると交換時期と言われています。

引き戸の鍵を交換したいと考えた際、できるだけ費用を安く抑えるために自分でやりたいと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、果たして自力で交換できるものなのでしょうか。

そこで自力で交換する方法と、やはりプロに依頼したいと思った場合の方法について紹介していきます。

自力での交換が難しいと感じた場合もご安心ください。鍵屋にて引き戸の鍵を交換できますので、費用などについてもご紹介します!

鍵の交換のことならお電話下さい。電話番号:0120-669-110番。

引き戸のタイプ

一口に「引き戸」といっても様々な種類があり、ご自身で鍵を交換する前に、家の玄関にはどのような扉(引き戸)が設置されているのかを確認する必要があります。
なぜなら、引き戸の種類によって、取り付け可能な鍵が異なるためです。

以下では、そんな引き戸の種類について解説していきます。

片引き戸

片引き戸

片引き戸(かたひきど)」とは、壁に添わせて戸を左右のどちらかへ滑らせて開閉するタイプの引き戸です。

スライドする戸は1枚であったり、2~3枚が連動するものもあります。

なお、片引き戸には控え壁が必要で、場所によっては片引き戸を設置できない場合もあります。

引き違い戸

引き違い戸

引き違い戸(ひきちがいど)」は、建具枠と2枚以上の引き戸が設置されており、襖(ふすま)や押し入れによく使われています。

片引き戸と違って天井と床のレール(敷居)や溝が2本あり、戸が左右のどちらにも動くようになっているという、使い勝手の良さがその特徴です。

両引き込み戸

両引き込み戸

両引き込み戸」は左右の壁に戸を引き込むタイプで、日本家屋によく用いられる建具であり、代表例としては「雨戸」があります。

洋風建築にはあまり使われていない為、近年ではどのようなものかわからない、という人が多いかもしれません。

壁に戸を入れる事ができる、「戸袋」というものが設けられているのが大きな特徴です。

引き違い戸錠

引き違い戸錠(ひきちがいどじょう)は、2枚以上の引き違い戸の戸が重なる中央部分に取り付けるタイプの鍵で、開ける時は2枚の戸を両開きにスライドさせる、あるいはどちらかの戸を引きます。別名を「召し合わせ錠(めしあわせじょう)」といいます。

引き戸の鍵を交換する前に!引き戸の鍵の種類を確認

引き戸の鍵は、大きく分けて「戸先錠」と「召し合わせ錠」の2種類があります。

どのタイプの鍵を追加で取り付けるかは、その鍵の用途やご予算、および設置環境に応じて異なりますので、お気軽に弊社スタッフまでご相談ください。

戸先錠

戸先錠

戸先錠(とさきじょう)」は、引き戸と戸枠という柱に当たる部分に鍵を取り付けるタイプです。戸先錠の場合、引き戸の錠前の鎌の部分と戸枠の鍵受けがうまくかみ合わないと鍵の開閉ができません。そのため、取り付けにはあらかじめ採寸をしておき、後で調整する作業が必要になります。

安く費用を抑えるために自分で交換したいという人は要注意です。
DIYに慣れていない場合、取り付けに失敗してしまい、引き戸本体そのものを交換しなければならない可能性もあるからです。そうなると費用が高くついてしまいます。

戸先錠はプロに依頼することをおすすめします。

引き戸の交換料金について詳しく見る

召し合わせ錠

召し合わせ錠

召し合わせ錠(めしあわせじょう)」は、2枚の戸が重なった形で開く「引き違い戸」に使われている錠前のことで、別名で「引き違い戸錠」とも呼ばれます。
この錠前は、2枚の引き違いである内戸と外戸が重なる中央部分に取り付けます。

見た目は戸先錠と似ていますが、召し合わせ錠は戸先や片引き戸には設置できませんのでご注意ください。
ちなみに、襖や障子戸やサッシなど、両側から引き寄せて戸や窓が合わさる部分のことを「召し合わせ」といいます。

引き戸の鍵交換の方法

ここからは、自力で引き戸の鍵交換をする場合に準備するものと交換手順を解説していきます。

具体的には住宅の玄関扉に多く、比較的簡単な引き違い戸錠(召し合わせ錠)の交換方法の紹介です。

なお、戸先錠はメーカーおよびその種類によって交換方法が大きく異なる為、一般的な交換方法というものがありません

そのため、この記事では引戸の召し合わせ錠のサイズ測定や交換方法についてのみ、ご紹介します。

動画で交換方法を知りたい!という方は下記リンクからご覧ください↓

準備するもの

引き戸の鍵交換 準備するもの

引き戸の鍵の交換は、交換用の引き戸の鍵プラスドライバーがあれば可能です。交換用の引き戸の鍵はネットショップや、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。

プラスドライバーも電動のものでなく、手動のもので十分です。こちらもネットショップやホームセンターで入手できます。

引き戸の鍵といっても、取り付ける戸によって何を購入すればいいのか異なるので注意が必要です。

購入する前に下記の5点を必ず確認しておきましょう!

  • 現在設置している引き戸錠のメーカー名
  • 取り付けるドアの厚み
  • 外部化粧座(室外側にある錠前本体を覆っているカバー)の長さと幅
  • 内部化粧座のビスピッチ(室内側のカバーに付いている上のビスの中心から下のビスの中心まで)の長さ
  • 切り欠き穴(引き戸に開けてある穴)の長さと幅
引き戸の鍵交換 サイズ測定

内部化粧座のビスピッチは内部に隠れているため、内部化粧座のカバーを取り外して測ります。内部化粧座のカバーはプラスドライバーさえあれば、簡単に取り外しができます。

万が一、ネットショップやホームセンターで同じメーカーの商品がない場合、別のメーカーでもかまいません。
同じメーカーの商品をおすすめする理由は、互換性のある後継品といった場合が多いためです。

交換の手順:設置中の鍵の取り外し方

まずは現在使っている鍵を取り外します。
室内に入り、プラスドライバーを使ってビスを緩めて内部化粧座と内部ケースを外します。

その際、ビスは上から下の順に外すのがコツです。これで室内側の鍵は外れたことになります。

現在使っている鍵を取り外す

その後、引き戸を横にずらして、室内にいる状態で外部化粧座の裏側が見えるようにします。プラスドライバーを使って室内側からビスを緩めて、外側の鍵を取り外していきましょう。

室内側からビスを緩めて外側の鍵を取り外す

交換の手順:新しい鍵の取り付け方

既存の鍵を取り外したら新しい鍵を取り付けます。
交換用の鍵の室内側本体を手に取って裏側を向けると上下に2本のビスがついていることが確認できます。この2本のビスを、プラスドライバーを使って取り外しましょう。

すると内部化粧座と内部ケースに分解することができます。

交換用の鍵のビスを外して内部化粧座と内部ケースに分解

次に内部ケースの方から切り欠き穴にはめ込んでいきます。扉の厚さによっては、内部ケースが合わないこともあるでしょう。そのようなときは、スペーサーを内部ケースにはめ込むことによって内部ケースが厚くなり、扉にぴったりと合うようになるのです。

内部ケースの方から切り欠き穴にはめ込む

次に室内側から内部化粧座を切り欠き穴にはめ込むのですが、このとき、化粧座の「角芯」を内部ケースの「角穴」に挿入するようにしましょう。

室内側から内部化粧座を切り欠き穴にはめ込む際に「角芯」を内部ケースの「角穴」に挿入

はめ込みが終われば、最初に取り外したビスを締めて完成です。

はめ込みが終われば最初に取り外したビスを締めて完成
鍵の交換のことならお電話下さい。電話番号:0120-669-110番。

交換におすすめの引き戸の鍵

一口に引き戸と言っても様々なメーカーから多くの種類が販売されており、いざ引き戸錠をご自身で交換しようと思われても、戸惑われてしまう方も多いかと思います。

そこで、こちらではそんな引き戸錠の中から、おすすめの商品をご紹介いたします。

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MIWA PSSL09

PSSL09

「PSSL09」は、鍵の大手メーカーであるMIWA(美和ロック)から販売されている、取り換え用の引き違い戸錠前です。

シリンダーには、リバーシブル・ディンプルキー付きであるPSシリンダーが採用されており、室内側のプレートを薄くした網戸対応の「LS型」、そしてサムターンを大きくしてつまみやすくした「LS2」の2種類があります。

さらに、不正解錠防止のサムターンに加えて、キーガイドの周囲には蓄光素材が使われているので、夜間でも鍵穴の場所を確認しやすくなっています。

なお、取り付けの際は付属のピンを使う事で、簡単に内外の位置出しを行えます。

WEST 333

WEST 333

「333 Sliding door lock」はWEST(ウエスト)が生産する、ディンプルシリンダータイプの引き違い召し合わせ錠です。

使いやすいリバーシブルキーである事に加えて、回した鍵が元の位置に戻りやすいキーリターンサポート、不正開錠を防止するプロテクターおよび、鍵を差し易い縦型キーウェイ&フリーインサートプラグといった便利な機能が搭載されています。

なお、付属のディンプルキーは5本セットです。

ALPHA F4056

F4056

「F4056」はALPHA(アルファ)社製の引き戸錠であり、付属の座付きスペーサーによって、幅広い引き戸に対応しています。

また、夜間でも見えやすい蓄光リングが採用されており、さらに使い勝手の良いリバーシブルキーが5本付属しています。

なお、色はブロンズとシルバーの2種類があります。

引き戸の鍵をDIYで交換する注意点

ここからはご自身で引き戸の鍵を交換する際の注意点を3つ紹介していきます。

ビスを紛失する

DIYで取り付けしている最中、気をつけないと部品をなくしてしまうことがあります。特にビスは小さいので紛失する可能性が高いです。

1つでも部品が足りないと鍵を取り付けた際に安定性が悪くなり、場合によっては新しくまた同じ鍵を買わなければならない羽目になります。さらにドアの形状や鍵の種類などによっては自力での交換が難しい場合もあります。

その点、鍵屋であれば部品を紛失することもないですし、ドアの形状や鍵の種類などについても知識と経験があるので任せることができます

引き戸に合わず交換できない

新しい鍵を購入したものの、自宅の引き戸には合わなかったといったケースもあるでしょう。

基本的に鍵は店舗に返品できません。なぜなら錠前があると簡単に合鍵を作ることができてしまうからです。

空き巣などの犯罪やトラブルが起こる可能性があるので返品できない店舗が多くなっています。だからといって無理に合わない鍵を取り付けると故障の原因になります。

合わない鍵を購入してしまったら、新たに鍵を購入し直さないといけないので費用が倍かかってしまいます。
その点、鍵屋に依頼すれば最初から引き戸に合ったタイプの鍵を取り付けられます

また、自力で交換するつもりで新しい鍵を購入したものの、やはり鍵屋に依頼したいといった場合も、すでに購入した鍵を使って取り付けできるため、新たに購入し直す必要はありません。

万が一、購入した鍵が合わない場合でも、ちょっとしたサイズ違いであれば、鍵屋の手で引き戸や鍵を加工することによって、取り付けることができる場合があります。

素人が加工すると故障の原因になりがちですが、鍵屋であればそのような心配はありません。

交換手順を間違える

DIYに慣れていない人の場合、取り付けの手順を間違えたり、合わない鍵を無理に取り付けたりすることもあるでしょう。場合によっては、引き戸の本体まで壊してしまうこともあるのです。

鍵の故障であれば数万円程度で可能ですが、引き戸本体を交換するとなると10万円以上の出費になることもあります。自力で安く済ませようとしたのに、かえって高くついてしまったということもあり得るのです。

鍵屋であれば鍵や引き戸を破損してしまう心配がありません

鍵屋に依頼する場合の費用相場は?

錠前交換1万6,500円~+部品代(税込み)
修理・調整8,800円~(税込み)
部品代【ALPHA】1万6,500円~(税込み)
部品代【MIWA】2万2,000円~(税込み)
部品代【KABA】5万5,000円~(税込み)

鍵屋に依頼する場合、鍵の種類によってかかる費用もさまざまです。引き戸や引き違い戸の錠前交換作業代は1万6,500円~で、プラス部品代がかかると考えておくと良いでしょう。

部品代はメーカーや防犯性などで変動します。防犯性が高く機能性に優れている製品ほど高価格になる傾向にあります。

引き戸錠・引き違い戸錠の修理・調整は8,800円~(税込み)が目安となっています。

引き戸の鍵が古くなってきたらすぐ交換!

玄関の引き戸の鍵は10~15年で交換時期になります。この時期を過ぎると、スライドドアがぐらついたり、鍵がかかりにくくなったり、戸が開けにくくなったりします。

そのような状態のまま放置していると、突然、鍵の開閉ができなくなるという不具合が起こる可能性があるのです。そうなると家の出入りができなくなり、引き戸の鍵を修理するのに費用がかかってしまいます

防犯面でも鍵が壊れた状態というのはよくありません。鍵をかける際に少しでも違和感を覚えたら、自力で取り替えるか鍵屋に依頼するか、早めに対処することが大切です。

引き戸の鍵の取り換えは自力でもできますが、正確に交換するためにはプロの鍵屋に依頼することをおすすめします。

鍵屋の鍵猿は、価格・防犯性・使いやすさなど、お客様それぞれに合ったサービスを提供いたします。
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