ラパンのスマートキーの電池切れ!自分で交換できる?依頼できる先も紹介
この記事でわかること
- 電池交換の方法について
- 電池が切れた時の対処法
- 電池の減りが早くなる4つの原因とは
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
自動車のスマートキーは施錠を手軽に行えるので、ドライバーたちから歓迎されています。時代とともにスマートキーを使っている車はどんどん増えていきました。
ただし、スマートキーは電池で動いているので定期的に電池を交換しなければなりません。
この記事では、電池切れのサインが出たとき、ラパンのスマートキーをどうすればいいのか解説します。
車の鍵を紛失したり破損した等で鍵の作成が必要な時は、年中無休の出張専門の鍵屋鍵猿にご依頼ください。
目次
電池交換のサインが出たときの対処法4つ
そもそもラパンの製造元であるスズキは、自動車のキーの電池を車両側で管理するように設定しています。
そのため、電池が消耗すると「リモコン電池要交換」のサインが表示される仕組みです。それを受けて、ドライバーは電池交換を行わなくてはトラブルを招いてしまいます。
この段落では、サインが出た後の対処法などを解説します。
ディーラーに持ち込む
もっとも安心な対処法として、ディーラーに交換を頼む方法が挙げられます。
自動車のディーラーは、車への知識が豊富なので電池交換も確実に行えます。
自分で交換しようとして失敗するよりも、最初からディーラーに任せておくのが安全です。
ちなみに、費用の相場は500~1000円ほどです。
ただ、ディーラー側に担当の営業がいれば、価格交渉に応じてくれることもあります。
ディーラーにとって電池交換はそれほど難しい作業ではないので、サービスしてくれるケースが多くなっています。自動車に乗っている以上、ディーラーに足を運ぶ機会はあるので、その際には気軽に電池交換を頼んでみましょう。
カー用品店で依頼する
キーの電池交換は「カー用品店」でも受け付けています。
有料にはなるものの、店員も自動車についての専門家であるため、スムーズに交換作業を終わらせてくれるでしょう。カー用品店における費用は店舗によるものの、およそ500~1000円です。
また、店舗によってはより安い価格でサービスを提供していることもあります。カー用品店はできるだけ価格を抑えて集客を増やしたいと考えるからです。
店舗での電池交換については、ホームページに掲載されていることもあるのでチェックしてみましょう。店舗ごとの価格を比較したいときにもホームページは便利です。
ガソリンスタンドで頼む
外出のついでに「ガソリンスタンド」で電池交換を頼む方法もあります。
給油の際に電池交換も終わらせられるので便利です。さらに、ガソリンスタンドは全国の各地にあるのもメリットです。ディーラーやカー用品店よりも近所で、電池交換を済ませられる可能性も高いでしょう。
なお、ガソリンスタンドでの交換費用は店舗にもよるものの、1000円前後です。
ただし、セルフ形式のガソリンスタンドではスタッフがいても電池交換まで対応してくれないこともあります。
給油するときに対応可能か確認するのがいいでしょう。
自力で交換する
スマートキーの電池交換は自力でも可能です。自分で電池交換すれば費用を抑えられます。
場合によっては、ディーラーや店舗にまで行って依頼するよりもスムーズに作業が完了するでしょう。
そのかわり、間違った方法で作業すると、故障の原因になる可能性があります。自己責任になることを理解しておきましょう。
作業にあたって、まずはマイナスドライバーを用意します。先端に厚みがあると作業はスムーズです。
そして、新品の電池を購入しておきましょう。ラパンの場合、スマートキーには「CR2032 3V」という型の電池が使われています。コンビニでも販売されているものの、電気店ならより確実に入手できます。
以下交換作業の手順です。
- スマートキー本体の左下にあるボタンをスライドさせましょう。
- 中にあるメカニカルキーを取り出します。
- キーを抜いた内側の溝にマイナスドライバーの先を挟み込みます。
- ドライバーをゆっくり回せば、ケースに隙間が生まれるはずです。そこからケースを2つに分解します。
- 古い電池と新しい電池を交換します。
- 作業が終わったら手順を逆に行い、ケースを元通りにしましょう。
- キーを操作してみて正常に動くかどうかを確かめます。特に問題がなければ交換作業は完了です。
交換する前にキーの電池が切れたときは?
基本的には、スマートキーの電池が切れる前に交換しておくのが安全です。
ただ、思いがけないタイミングで電池が切れてしまうようなこともあるでしょう。たとえば、外出中にいきなり電池切れが起こったとすれば、ラパンに乗り込めず、途方に暮れてしまうのか心配ですよね。
そのときは応急措置でとりあえず、車のエンジンをかけられる状態にします。
以下作業の手順です。
- スマートキー左下のボタンをスライドさせます。
- 中のメカニカルキーを取り出しましょう。メカニカルキーがあれば、ラパンのドアの鍵穴に差し込んで解錠できます。
- 車に乗り込んでから、ブレーキを踏んでエンジンスイッチを押します。
- スマートキーの先をエンジンスイッチに2秒ほどあててみましょう。この作業を行えば、ラパンのエンジンは起動します。
注意点として、これらの手順はなるべく早く行うことが大切です。
ゆっくりしているとラパンの防犯アラームが鳴りかねません。ラパンはスマートキー以外で解錠すると、セキュリティ機能が発動するように設定されているからです。
また、メカニカルキーを使う方法はあくまでも応急措置です。その瞬間はしのいだとしても、すぐに新しい電池を購入して交換しましょう。
交換したのに要交換サインが消えないときの対処法
電池交換をしたにもかかわらず、ラパンの電池交換サインが消えないときもあります。
この場合のサインは「電池容量」についての知らせです。
登録しているどれかのキーの電池容量が不足していると、サインが点灯します。
サインを消すにはメインキーとスペアキーそれぞれで、ロックとアンロックを繰り返しましょう。
これらの手順により、ラパンは「電池交換が正常に行われた」のだと認識し、サインを消すのです。
なお、スマートキーの電池は使用していない状態でも消耗していきます。
スペアキーは使わないまま保管されていることが多いので、本当に必要なタイミングで電池切れになっている可能性もゼロではありません。そうならないよう、メインキーと同じタイミングでスペアキーも電池交換しておきましょう。
スマートキーの電池の減りが早いときの原因4つ
普通に使用していれば、スマートキーは1~2年ほどで電池切れを起こします。
しかし、数カ月ほどで電池が切れてしまうことも珍しくありません。
ここでは、通常より早くラパンのスマートキーが電池切れを起こす4つの原因について解説します。
家電製品の近くで保管している
スマートキーはかすかな電波を出して車とつながっています。そして、その電波を通じて解錠や施錠をしたり、エンジンをかけたりしています。
そのため、磁気を発する製品が近くにあった場合、スマートキーは常に交信状態となってしまうことがあるのです。スマートキーが車と交信している限り、電池は早いペースで減っていきます。その結果として、持ち主が思うよりも短期間で電池切れが起こります。
こうした事態を避けるには、家電の近くにスマートキーを置かないようにしましょう。
特にパソコンやテレビなどは避けることが大事です。携帯電話やコードレスフォンの近くに保管するのも望ましくありません。
そのほかでは、スマートキーが放送施設や送電線の影響を受けてしまう恐れもあります。
これらは強い電波を発するので、やはりスマートキーは交信状態になりかねないのです。
車のそばに置いている
スマートキーをラパンの近くに置いていると、常に電波の交信が行われてしまいます。
そのため、電池を消耗するペースが速くなってしまうでしょう。
また、防犯的にも車の近くにあるのは好ましくありません。
鍵の位置を第三者に知られてしまったら、簡単に盗難や悪戯などの被害を受けてしまいます。スマートキーを保管するときはできるだけ車から離したうえで、屋内での安全な場所を見つけましょう。
質の悪い電池を使っている
推奨されている電池でなくても、スマートキーにはめこむことができるなら使える場合があります。
ただし、品質の落ちる製品を使っていると長持ちはしません。また、古い電池も電力が弱まっています。新品と比べると、電池が切れるまでの間は短くなってしまうでしょう。
スマートキーの電池交換をするときは、国内メーカーの新品の電池がおすすめです。
キーに不具合がある
特に原因が思い当たらないにもかかわらず、スマートキーが不調なら電池切れ以外の可能性を探ってみましょう。
電池交換をしてもキーがうまく作動しない場合は、本体に問題があると考えられます。部品が故障していたり、老朽化したりしているとキーは反応しません。
ただし、本体のトラブルは一般人で解消できるものではありません。とりあえずはディーラーに持ち込んで相談するのがおすすめです。
鍵を紛失・破損したときは鍵屋
スマートキーの電池交換であれば、一般人でもそれほど難しくありません。
ただ、スマートキーが紛失したときには専門家を頼らなくてはならないでしょう。あるいは、スマートキーが故障してしまっても専門家の出番となります。
多くの場合、ディーラーが紛失や故障について対応しています。ただし、そのほかにも「鍵専門業者」に頼むという選択肢があるのです。
そもそも、ディーラーは自動車販売が主な業務なので、修理や交換などのアフターフォローには時間がかかってしまいます。
その点、専門業者はトラブル対応に特化しているため、スピーディーに依頼を引き受けられます。鍵穴をチェックしたうえで解錠したり、新しいキーを作成したりも可能です。
鍵屋によってはイモビライザー搭載車やスマートキーといった、比較的新しいアイテムにも対応しています。もちろん、すべての鍵屋が最新の鍵を修理できるわけではありません。念のため、メールや電話で事前確認してから依頼しましょう。
エンジンの始動を防ぐ為の防犯システムです。車のキーを紛失して第三者に合鍵を作成されたとしても、ドライバー本人でなければ車のエンジンを始動できません。
車内のインパネ(インストルメントパネル)付近に赤いランプが点灯していればイモビライザー搭載車です。
鍵猿は車の鍵トラブルにも対応しています。イモビライザーキーも車種や地域によっては対応可能ですので、まずは
お電話にてお気軽にご相談ください。
スマートキーの電池は定期的に交換しよう
自力でもラパンのスマートキーの電池交換は行えます。
ただ、より確実に交換するのであればディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどを頼ってみましょう。これらのプロフェッショナルなら、作業時間も短いでしょう。
また、スマートキーの電池切れを早めないよう、保管場所にも要注意です。
そのうえで、定期的に電池の交換を欠かさず行うことが大事です。
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